JP2018101149A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

表示装置及び表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018101149A
JP2018101149A JP2018037347A JP2018037347A JP2018101149A JP 2018101149 A JP2018101149 A JP 2018101149A JP 2018037347 A JP2018037347 A JP 2018037347A JP 2018037347 A JP2018037347 A JP 2018037347A JP 2018101149 A JP2018101149 A JP 2018101149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
movement
display
mobile phone
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018037347A
Other languages
English (en)
Inventor
堀井 省次
Shoji Horii
省次 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2018037347A priority Critical patent/JP2018101149A/ja
Publication of JP2018101149A publication Critical patent/JP2018101149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】表示された画像の視認性を向上させることが可能な表示装置及び表示方法を提供する。
【解決手段】画像を表示するタッチパネル107と、装置の移動を検知する加速度センサ303と、検知された装置の移動に基づいてタッチパネル107に表示する画像の移動量を算出するCPU301とを備え、タッチパネル107は、CPU301から算出された移動量に基づいて画像の表示位置を移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置及び表示方法に関する。
従来、画像を撮像して記録する装置において手振れを補正して記録する技術が知られている。
たとえば、特許文献1には、画像記録装置の手ぶれによる動きを加速度センサなどにより検知し、画像に対して手ぶれ補正を行って記録する技術が開示されている。
また、特許文献2には、画像内の特徴点の位置の変位量を手ぶれ補正用の補正量として用いることにより、手ぶれ補正を行って動画を記録する技術が開示されている。
特開2007−116633号公報 特開2012−49871号公報
上記従来の技術では、単に記録する画像に対して手ぶれ補正を行うのみであり、装置が移動した場合に、表示された画像の視認性を向上させることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、表示された画像の視認性を向上させることが可能な表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
表示装置の一態様は、画像を表示する表示部と、装置の移動を検知する検知部と、制御部とを備える。制御部は、検知された装置の移動に基づいて、画像の移動量および移動の周期を取得し、移動の周期に応じたタイミングで遅延させて、移動量に基づいて画像の表示位置を移動させる。
また、表示装置の一態様は、画像を表示する表示部と、装置の移動を検知する検知部と、制御部とを備える。制御部は、検知された装置の移動に基づいて画像の移動量を算出し、移動量に基づいて画像の表示位置を移動させ、表示位置を移動させた画像を、装置の移動終了後に、その移動の速度に応じた所定時間をかけて、移動前の表示位置に戻す。
また、表示方法の一態様は、画像を表示し、装置の移動を検知し、検知された装置の移動に基づいて、画像の移動量および移動の周期を取得し、移動の周期に応じたタイミングで遅延させて、移動量に基づいて画像の表示位置を移動させる。
また、表示方法の一態様は、画像を表示し、装置の移動を検知し、検知された装置の移動に基づいて画像の移動量を算出し、移動量に基づいて画像の表示位置を移動させ、表示位置を移動させた画像を、装置の移動終了後に、その移動の速度に応じた所定時間をかけて、移動前の表示位置に戻す。
本発明は、上記構成により、表示された画像の視認性を向上させることが可能な表示装置及び表示方法を提供することができる。
本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の外観図である。 本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の外観図である。 本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の機能ブロック図である。 本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第5の実施形態である携帯電話の機能ブロック図である。 本発明に係る表示装置の第6の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第6の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。 本発明に係る表示装置の第9の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。 本発明に係る表示装置の第9の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。
以下、本発明の表示装置及び表示方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の本発明に係る表示装置の実施形態の説明は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、以下に説明する本発明に係る表示装置の各実施形態の説明は、本発明に係る表示方法の各実施形態の説明を兼ねる。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態の携帯電話100の外観図である。この携帯電話100は、いわゆるスマートフォンである。また、図1は携帯電話100の正面図、図2は携帯電話100の背面図である。この携帯電話100は、携帯電話の正面上部に形成されたタッチパネル107の画像表示面と同じ方向に向いて画像を撮像するインカメラ101と、ユーザが通話などを行う際の音声を出力するレシーバ103と、入力操作を行うメインキー105と、画像を表示すると共に指などによるタッチ操作により情報を入力することが可能なタッチパネル107と、携帯電話100の背面に形成された画像を撮像するアウトカメラ109とを有する。
インカメラ101は、主に携帯電話100の使用者の画像などを撮像する際に利用される。
タッチパネル107は、各アプリケーションなどから出力された静止画や動画などを表示する。このタッチパネル107は、表示された画像に対してユーザが指などで接触することにより入力操作が可能となる。
次に、図1に示される携帯電話100の機能について図3を参照して説明する。図3は、図1に示される携帯電話100の機能ブロック図である。
携帯電話100は、携帯電話100全体の動作を制御するCPU301と、携帯電話100の加速度を検知する加速度センサ303とを有する。この加速度センサ303は、X軸、Y軸、Z軸の3軸の加速度を検知できるセンサである。
また、携帯電話100は、画像を表示すると共に指などによるタッチ操作により情報を入力することが可能なタッチパネル107と、アプリケーションプログラムや各種データを記録するメモリ305とを有する。
また、携帯電話100は、通話音声などを出力するレシーバ103を備える音声出力部307を備える。
また、携帯電話100は、アンテナを介して外部ネットワークと情報の送受信を行う通信部309とを有する。
また、携帯電話100は、静止画や動画などの画像を撮像する撮像部311を有する。この撮像部311は、インカメラ101と、アウトカメラ109とから構成される。
また、携帯電話100は、メインキー105や不図示の音量調整ボタンなどからなる入力部313を有する。
タッチパネル107は、指などがタッチパネル107に接触した際の静電容量の変化を検知して接触位置を検知するタッチパッド315と、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)317と、表示光を発するバックライト319とから構成される。
図3に示される加速度センサ303、タッチパネル107、メモリ305、音声出力部307、通信部309、撮像部311、入力部313は、それぞれCPU301に接続されている。
次に、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作について、図4、図5及び図6を参照して説明する。図4及び図5は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作のフローチャート、図6は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。
CPU301は、携帯電話100が揺れなどにより、空間的な位置が移動した際に、携帯電話の移動に対応して、タッチパネル107に表示されている画像を移動させる補正モードがONになっているかどうかを判断する。なお、補正モードは、たとえば携帯電話100のメニュー画面において、ユーザが補正モードを設定する操作が行われることによりON又はOFFがなされる。
CPU301は、補正モードがONになっている場合には(Yes)、ステップS403に移行し、補正モードがONになっていない場合には(No)、ステップS401に移行する。
次に、CPU301は、加速度センサ303の出力から画像移動量を算出する(ステップS403)。この図4に示されるステップS403の画像移動量算出動作について、図5を参照して説明する。
CPU301は、補正モードがONとなった場合、加速度センサ303をONとする(ステップS501)。次に、CPU301は、加速度センサ303の出力から、タッチパネル107の画面上に表示されている画像の移動量である画像移動量を算出する(ステップS503)。
次に、CPU301は、算出した画像移動量に基づいて、タッチパネル107の画面上に表示されている画像を移動させる(ステップS405)。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる。
その後、CPU301は、補正モードが終了したか否かを判断し、終了している場合は(Yes)動作を終了し、終了していない場合は(No)、ステップS403に移行する(ステップS407)。
上記図4及び図5に示されるフローチャートの動作について図6を参照して説明する。図6に示される例では、携帯電話100が、加速度センサ303のX軸方向に距離Lだけ移動したものとし、携帯電話100のタッチパネル107の画面が加速度センサ303のZ軸方向を向いているものとする。
この場合、CPU301は、移動中の携帯電話100の加速度を加速度センサ303の出力値から検出し(ステップS503)、この検出した加速度から携帯電話100の移動量Lを算出する。この移動量Lは、たとえば、CPU301が、加速度を時間で2回積分することにより求められる。
次に、CPU301は、検出された移動量Lに基づいて、タッチパネル107の画面上に携帯電話の移動前に表示されていた画像601を画面内で移動させる。この画像601は、図6に示される例では三角形であるが、これは一例であり、画像としては、その他の図形であったり、個数も1つ又は複数の図形であったり、Webページや文章画像の一部または全部のように表示画面全体又は一部であっても良い。
図6に示される例では、携帯電話100が図面上で右側(X軸正方向)に移動しているので、画像601をタッチパネル107の画面上で左側(X軸負方向)に、検出された移動量Lだけ移動させる。なお、図6において、点線で示されている画像603は、移動した画像601の移動前のタッチパネル107の画面上の位置を示すために便宜上表示されているものであり、実際の携帯電話の画面上で表示されているものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話100では、携帯電話100が揺れなどにより移動した場合であっても、画像601が空間上において動かないように、画面上で携帯電話100が移動した分だけ画像601の表示位置を移動させるように補正するため、表示された画像の視認性を向上させることができる。
たとえば、ユーザが乗り物中で本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話100を手に保持して使用している場合は、携帯電話100を手に保持しているユーザは揺れる。この場合、ユーザの頭(目)と、携帯電話100を握っている手とは完全に同期した動きとはならない。しかし、この場合であっても、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話100では、手に持った携帯電話100の画面上の画像が空間上で固定されるようなものとなって、表示された画像の視認性を向上させることができる。
また、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話100によれば、乗り物中で使用している場合は、携帯電話100の画面上の画像が空間に固定されるようなものとなって、移動る乗り物中でも画面上の画像中に文字などがあったとしてもその読み取りが容易となり、視認性が向上する。
また、本発明に係る表示装置の第1の実施形態である携帯電話100によれば、加齢や病気などの事情により携帯電話100を持つ手が震えるユーザにとって、携帯電話100の画面上の画像が空間に固定されるようなものとなって、視認性が向上する。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話について図7及び図8を参照して説明する。図7は、本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話の動作のフローチャート、図8は、本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。なお、以下の第2の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話は、上述の第1の実施形態が加速度センサの出力により携帯電話の揺れなどによる移動量を算出したのに対して、カメラにより撮像された画像の移動量により、携帯電話の移動量を算出するものである。
CPU301は、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理に代えて、図7に示される処理を行う。つまり、CPU301は、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理に代えて、図7に示されるように、アウトカメラ109をONにする(ステップS701)。なお、本発明に係る表示装置の第2の実施形態である携帯電話では、使用するカメラとしてアウトカメラ109を一例として挙げるが、インカメラ101を用いるとしても良い。また、アウトカメラをONにした際に撮像される画像は動画である。もっとも、アウトカメラをONにし、静止画を連続して撮像して画像の移動量を算出するようにしても良い。
次に、CPU301は、アウトカメラ109が撮像した画像から基準画像の移動量を算出する(ステップS703)。次に、CPU301は、アウトカメラ109が撮像した画像から携帯電話の移動量を算出する(ステップS705)。このステップS703、ステップS705のCPU301による、アウトカメラ109の出力からの携帯電話の移動量算出処理について図8を参照して説明する。
図8に示される例では、携帯電話が、点線で示される移動前の状態Bから、実線で示される移動後の状態Aに、図面上で左側(X軸負方向)に距離L移動したものとし、携帯電話100のタッチパネル面が加速度センサのZ軸方向を向いているものとする。
まず、CPU301は、アウトカメラ109により撮像された撮像画像801a中において、基準画像803を認識する。この基準画像803は、たとえば、撮像画像801aの中で最も輝度が高いものを設定する。なお、基準画像803の設定方法としては、撮像画像801aの中で最も輝度が高いものに限定されるものではなく、そのほか、撮像画像801aの中における人物の画像や、所定の形を有している画像や、所定の色を有している画像や、たとえばコントラストなどの所定の画像データ値を有する画像など適宜なものを基準画像とすることができる。この際、CPU301は、撮像画像801a中における、基準画像803の座標位置X1を認識する。
次に、CPU301は、携帯電話100が距離L移動した後に、アウトカメラ109により撮像された撮像画像801b中において、基準画像803を認識する。この際、CPU301は、撮像画像801b中における、基準画像803の座標位置X2を認識する。
そして、CPU301は、撮像画像中における、基準画像の移動量であるX2−X1から、携帯電話100の移動量Lを算出する。
次に、CPU301は、算出された移動量Lに基づいて、タッチパネルの画面上に携帯電話の移動前に表示されていた表示物である画像601を移動させる。この画像601は、図8に示される例では三角形であるが、これは一例であり、画像としては、その他の図形であったり、1つ又は複数の図形であったり、Webページや文章画像の一部または全部のように表示画面全体又は一部であっても良い。
図8に示される例では、携帯電話が、点線で示される移動前の状態Bから、実線で示される移動後の状態Aに、図面上で左側(X軸負方向)に距離L移動している。そのため、CPU301は、画像601を右側(X軸正方向)に、算出された移動量Lだけ移動させる。なお、図8において、点線で示されている画像603は、移動した画像601の移動前の位置を示すために便宜上表示されているものであり、実際の携帯電話の画面上で表示されているものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話について図9及び図10を参照して説明する。図9は、本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話の動作のフローチャート、図10は、本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。なお、以下の第3の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本発明に係る表示装置の第3の実施形態である携帯電話は、上述の第1の実施形態が加速度センサの出力により携帯電話の揺れなどによる移動量を算出したのに対して、インカメラにより撮像された、ユーザの目の画像の位置の移動量により、携帯電話の移動量を算出するものである。
図9に示されるように、CPU301は、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理に代えて、図9に示される画像移動量算出処理を行う。つまり、CPU301は、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理に代えて、図9に示されるように、インカメラ101をONにする(ステップS901)。また、インカメラ101をONにした際に撮像される画像は動画である。もっとも、インカメラ101をONにし、静止画を連続して撮像して画像の移動量を算出するようにしても良い。
次に、CPU301は、インカメラ101の撮像画像から目の位置の移動量を算出する(ステップS903)。このステップS903のCPU301による、インカメラ101の出力から目の位置の移動量を算出する処理について図10を参照して説明する。
図10に示される例では、携帯電話が、点線で示される移動前の状態Bから、実線で示される移動後の状態Aに、図面上で左側(X軸負方向)に距離L移動したものとし、携帯電話100のタッチパネル面が加速度センサのZ軸方向を向いているものとする。
まず、CPU301は、インカメラ101により撮像された撮像画像1001aの中において、基準となる目の画像1003を認識する。この際、CPU301は、撮像画像1001a中における、目の画像1003の座標位置X1を認識する。
次に、CPU301は、携帯電話100が距離L移動した後に、インカメラ101により撮像された撮像画像1001bの中において、目の画像1003を認識する。この際、CPU301は、撮像画像1001b中における、目の画像1003の座標位置X2を認識する。
そして、CPU301は、撮像画像中における、目の画像の移動量であるX2−X1から、携帯電話100の移動量Lを算出する。
次に、CPU301は、算出された移動量Lに基づいて、タッチパネル107の画面上に携帯電話の移動前に表示されていた画像601を移動させる。この画像601は、図10に示される例では三角形であるが、これは一例であり、画像としては、その他の図形であったり、1つ又は複数の図形であったり、Webページや文章画像の一部または全部のように表示画面全体又は一部であっても良い。
図10に示される例では、携帯電話100が図面上で左側(X軸負方向)に移動しているので、画像601を右側(X軸正方向)に、算出された移動量Lだけ移動させる。なお、図10において、点線で示されている画像603は、移動した画像601の移動前の位置を示すために便宜上表示されているものであり、実際の携帯電話の画面上で表示されているものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第3の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話について図11及び図12を参照して説明する。図11は、本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話の動作のフローチャート、図12は、本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話の動作の概略図である。なお、以下の第4の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話は、上述の第1の実施形態において、画像を移動させるタイミングを制御したものである。すなわち、本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話は、携帯電話の移動について周期性を検出し、少なくとも1周期以上遅延させて、画像の移動を行うものである。
図11に示されるように、本発明に係る表示装置の第4の実施形態である携帯電話は、図4に示される第1の実施形態の動作に加えて、周期算出処理ステップS1105が追加されている。
CPU301は、まず補正モードがONになっているかどうかを判断する(ステップS1101)。なお、補正モードは、たとえば携帯電話100のメニュー画面において、ユーザが補正モードを設定する操作が行われることによりON又はOFFがなされる。
CPU301は、補正モードがONになっている場合には(Yes)、ステップS1103に移行し、補正モードがONになっていない場合には(No)、ステップS1101に移行する。
CPU301は、加速度センサ303の出力から画像移動量を算出する(ステップS1103)。この図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理は、前述の図5を参照して説明した処理と同様である。なお、この図11に示されるステップS1103の画像移動量算出処理としては、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理以外にも、前述の図7や図9を参照して説明した画像移動量算出処理を行うとしても良い。
次に、CPU301は、加速度センサ303の出力に基づいて、携帯電話100の移動の周期Tを算出する(ステップS1105)。この加速度センサ303の出力に基づく携帯電話100の移動の周期Tの算出は、たとえば、CPU301が加速度のピーク値を検知することにより行われる。
次に、CPU301は、算出した画像移動量と携帯電話100の移動の周期Tとに基づいて、周期Tの自然数n倍遅らせて、画像を移動させる(ステップS1107)。ここではnを1とする。
その後、CPU301は、補正モードが終了したか否かを判断し、終了している場合は(Yes)動作を終了し、終了していない場合は(No)、ステップS1103に移行する(ステップS1109)。
この図11の動作について、図12を参照して説明する。図12では、横軸に時間t、縦軸にX軸方向の移動量xを示している。図12に示されるように、携帯電話100は加速度センサ303のX軸方向に周期Tで移動しているものとする。CPU301は、補正モードがONになった際に携帯電話の移動を検知して、周期Tを算出する。なお、図12に示される例では、携帯電話100は加速度センサ303のX軸方向に同じ距離だけ移動している例を示しているが、携帯電話100が周期Tで移動しているのであれば、携帯電話100は加速度センサ303のX軸方向に異なった距離で移動しているとしても良い。
そして、携帯電話100は、時刻t1における携帯電話の移動に対応する画像表示の補正を、t1から周期T遅延した時刻t2に行う。つまり、携帯電話100は、時刻t1における携帯電話の移動に対応する移動量で、時刻t2に画像表示603から画像表示601に移動させる。同様に、携帯電話100は、時刻t2における携帯電話の移動に対応する移動量の画像表示の補正について時刻t2から周期T遅延した時刻t3に行い、時刻t3における携帯電話の移動に対応する移動量の画像表示の補正について時刻t3から周期T遅延した時刻t4に行い、以下同様にする。
なお、図12において、点線で示されている画像603は、移動した画像601の移動前の位置を示すために便宜上表示されているものであり、実際の携帯電話の画面上で表示されているものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第4の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本発明に係る表示装置の第4の実施形態によれば、上述の第1の実施形態において、画像を移動させるタイミングを制御し、携帯電話100の移動について周期性を算出し、少なくとも1周期以上遅延させて、画像の移動を行うことにより、画像の移動と、携帯電話100の移動との間の遅延を少なくすることができ、さらに画像の視認性を向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第5の実施形態である携帯電話について図13を参照して説明する。図13は、本発明に係る表示装置の第5の実施形態である携帯電話1300の機能ブロック図である。
上記第1の実施形態では、加速度センサ303が読み取った数値をCPU301に入力し、CPU301が画像の移動量を算出したデータをタッチパネル107に出力したものとしたが、第5の実施形態では、図13に示されるように、CPU301とタッチパネル107との間に計算機1301を設け、計算機1301に上記実施形態で説明したCPU301の処理の一部を行わせる。
つまり、加速度センサ303は、計算機1301に検出した加速度のデータを出力し、計算機1301が、加速度センサ303から出力された加速度のデータに基づいて、携帯電話1300の移動量を算出する。
そして、計算機1301は、CPU301から出力された画像の表示情報に対して、加速度センサ303の出力から算出した携帯電話の移動量を補正してタッチパネル107に出力する。この補正は、第1の実施形態と同様に、携帯電話1300の画面の表示が空間上で固定されるような補正である。
そのため、本実施形態では、タッチパネル107において、携帯電話1300の移動に対する移動量を補正した画像を表示することにより、第1の実施形態と同様に、携帯電話1300の画面の表示が空間上で固定されるようなものとなって、表示された画像の視認性を向上させることができる。
なお、上述の第2の実施形態、第3の実施形態に示されるように、携帯電話1300の移動量Lをインカメラ101又はアウトカメラ109により撮像された画像から算出する場合は、図13に示される加速度センサ303と同様に、インカメラ101又はアウトカメラ109の出力を計算機1301に出力するようにしても良い。この場合、インカメラ101又はアウトカメラ109は、計算機1301に撮像画像を出力する。また、計算機1301は、CPU301から出力された画像の表示情報に対して、インカメラ101又はアウトカメラ109から出力された撮像画像から算出した携帯電話1300の移動に対する移動量で補正してタッチパネル107に出力する。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第5の実施形態の携帯電話1300によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、計算機1301が、CPU301から入力された画像の表示情報に、携帯電話1300の移動量を補正してタッチパネル107に出力するため、画像を移動させて表示する点についての時間遅延が少なくなる。
(第6の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第6の実施形態である携帯電話の動作について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、本発明に係る表示装置の第6の実施形態である携帯電話の動作の概略図であり、図15は、本発明に係る表示装置の第6の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。なお、以下の第6の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態では、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が画面の端Eの位置以上にまで移動する場合の実施形態である。
図14に示されるように、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が画面の端Eの位置以上にまで移動した結果、携帯電話100の表示画面には、画像601は表示されないこととなる。なお、図14では、携帯電話100が移動した後の表示画像601が、携帯電話100の外部に図示されているが、これは説明をわかり易くするために概念的に図示したものであり、現実にこのような表示がなされるものではない。
そして、CPU301は、図14に示されるように、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が画面の端Eの位置以上にまで移動した結果、携帯電話100の表示画面に、画像601は表示しない代わりに、画像601が表示されなくなったことを示すマークSを表示する。このマークSは、たとえば、当初表示されていた画像601が画面から隠れた方向を示すマークであって良い。
次に、本実施形態の動作について図15を参照して説明する。図15は、図4に示される第1の実施形態のフローチャートのステップS405に代えて実施される処理である。
CPU301は、まず、算出された画像移動量に基づいて画像601を移動させる。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる(S1501)。
次に、CPU301は、画像601を移動させた結果、画像601がLCD317の表示画面Dの端Eを越えるか否かを判断する(S1503)。そして、CPU301は、画像を移動させた結果、画像601がLCD317の表示画面Dの端Eを超える場合は(Yes)、ステップS1505に移行し、画像を移動させた結果、画像601がLCD317の表示画面Dの端Eに到達していない場合は(No)、処理を終了する。
次に、CPU301は、ステップS1505において、画像601を表示画面Dから表示しないこととすると共に、画像601が表示されなくなったことを示すマークSを表示する。
なお、本実施形態の画像移動量算出処理としては、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理以外にも、前述の図7や図9を参照して説明した画像移動量算出処理を行うとしても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明の第6の実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が画面の端Eの位置以上にまで移動した結果、携帯電話100の表示画面に、画像601を表示しなくすると共に、画像601が表示されなくなったことを示すマークSを表示するため、携帯電話100の移動に対する画像601の移動をより概念的に正しくすると共に、画像601が移動により画面に表示されていないことがユーザにわかり易くなる。
(第7の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第7実施形態である携帯電話の動作について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話の動作の概略図であり、図17は、本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。なお、以下の第7の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態では、図16に示されるように、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601を画面の端Eの位置以上にまで移動させる算出結果となった場合の実施形態である。
本実施形態では、図16に示されるように携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601を画面の端Eの位置以上にまで移動させる算出結果となった場合、画像601の移動を、画面の端Eで停止させる。
次に、本実施形態の動作について図17を参照して説明する。図17は、図4に示される第1の実施形態のフローチャートのステップS405に代えて実施される処理である。
CPU301は、まず、算出された画像移動量に基づいて画像601を移動させる。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる(S1701)。
次に、CPU301は、画像601を移動させた結果、画像601の移動位置がLCD317の表示画面Dの端Eを超えたか否かを判断する(S1703)。そして、CPU301は、画像を移動させた結果、画像601の移動位置がLCD317の表示画面Dの端Eを超えている場合は(Yes)、ステップS1705に移行し、画像を移動させた結果、画像601の移動位置がLCD317の表示画面Dの端Eを超えていない場合は(No)、処理を終了する。
次に、CPU301は、ステップS1705において、画像601を表示画面Dの端Eの位置で移動を停止させて表示させる。つまり、CPU301は、画像の移動量Lが、携帯電話100が移動する前の画像601の位置から表示画面Dの端Eまでの距離よりも大きくなった場合、画像601を移動量Lのすべて動かすのではなく、画像601を表示画面Dの端Eの位置で移動を停止させて表示させる。
なお、本実施形態の画像移動量算出処理としては、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理以外にも、前述の図7や図9を参照して説明した画像移動量算出処理を行うとしても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話100では、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話100では、画像を移動させた結果、画像601がLCD317の表示画面Dの端Eに到達している場合は、画像601を表示画面Dの端Eの位置で移動を停止させて表示させる。これにより、本発明に係る表示装置の第7の実施形態である携帯電話100では、携帯電話100の移動により画像601が見えなくなるということがなくなりより利便性を向上させることができる。
(第8の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第8実施形態である携帯電話の動作について、図18、図19及び図20を参照して説明する。図18は、本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話の動作の概略図であり、図19及び図20は、本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。なお、以下の第8の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
この第8の実施形態の表示装置の一実施形態は、携帯電話100の移動による画像の移動量を、携帯電話100の移動量の大きさにかかわらず、最大Wとした実施形態である。このWとしては、たとえば3mmをあげることができるが、本発明ではWとして3mmに限定されるものではなく、その他の適宜な値をとることができる。
本実施形態では、図18に示されるように、補正モードがONにされると、それまで表示されていた画面601を縮小表示する。そして、画像601が縮小された結果、表示画面端と画像601との間の距離をWとして、画像非表示領域Bが形成される。
本実施形態では、画像601の移動量は、最大移動量Wに制限される。そのため、携帯電話100が、X軸の正方向にL(>W)移動した場合、表示画像601は、X軸の負方向にWだけ移動する。また、X軸の正方向にL(=<W)移動した場合、表示画像601は、X軸の負方向にLだけ移動する。
ここで、あらかじめ表示画像601は、補正モードがONとなった場合に、画面端との距離がWとなるように縮小表示されているため、画像601が移動したとしても画面が、表示部の外に隠れることはない。
次に、本実施形態の動作について図19及び図20のフローチャートを参照して説明する。CPU301は、補正モードがONになっている場合には(Yes)、ステップS1903に移行し、補正モードがONになっていない場合には(No)、ステップS1901に移行する。
次に、CPU301は、現在表示されている画像を縮小する(ステップS1903)。この縮小は、画像601が縮小された結果、表示画面端と画像601との間の距離をWとする縮小である(S1903)。
次に、CPU301は、加速度センサ303の出力から画像移動量を算出する(ステップS1905)。この図19に示されるステップS1905の画像移動量算出動作については、前述の図5を参照して説明したものと同様である。
次に、CPU301は、算出した画像移動量に基づいて、タッチパネル107の画面上に表示されている画像を移動させる(ステップS1907)。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる。
その後、CPU301は、補正モードが終了したか否かを判断し、終了している場合は(Yes)動作を終了し、終了していない場合は(No)、ステップS1903に移行する(ステップS1909)。
次に、本実施形態のステップS1907の画像移動動作について図20を参照して説明する。図20は、図4に示される第1の実施形態のフローチャートのステップS405に代えて実施される処理である。
CPU301は、まず、算出された画像移動量に基づいて画像601を移動させる。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる(S2001)。
次に、CPU301は、画像601を移動させた結果、その移動量が所定の設定値Wを越えるか否かを判断する(S2003)。そして、CPU301は、画像を移動させた結果、画像601の移動量がWを超える場合は(Yes)、ステップS2005に移行し、画像を移動させた結果、画像601がLCD317の表示画面Dの端Eに到達していない場合は(No)、処理を終了する。
次に、CPU301は、ステップS2005において、画像601の移動量を最大移動量Wで停止させる。この場合、前述のように、縮小した画像601と画面の端との距離がWであったため、画像601は表示画面の端で移動が停止する。
なお、本実施形態の画像移動量算出処理としては、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理以外にも、前述の図7や図9を参照して説明した画像移動量算出処理を行うとしても良い。なお、本実施形態の設定値Wは、あらかじめ設定されるとしても良いし、ユーザにより設定されるとしても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示装置の第8の実施形態である携帯電話100では、前述の第1の実施形態と同様の効果を得られると共に、携帯電話100が揺れなどにより所定の設定値Wを超えた移動量L移動した場合であっても、画像601があらかじめ画面端からWの距離をあけて表示されるように縮小され、画像601の移動量が最大Wとされていることから、移動した画像601が画面外に隠れることが防止でき、さらに視認性を向上させることができる。
(第9の実施形態)
次に、本発明に係る表示装置の第9の実施形態である携帯電話の動作について、図21及び図22を参照して説明する。図21は、本発明に係る表示装置の第9の実施形態である携帯電話の動作の概略図であり、図22は、本発明に係る表示装置の第9の実施形態である携帯電話の動作のフローチャートである。なお、以下の第9の実施形態の説明では上述の第1の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態では、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、Lが当初設定していた画像の最大移動距離Wを超える場合の実施形態である。
図21に示されるように、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が、最大移動距離Wまで移動した場合、画像601の移動は停止する。なお、図21では、携帯電話100が移動した後の表示画像601と表示画面との間に、画像601が移動した結果、表示画面端と画像601との間の距離をWとして、画像非表示領域Bが形成される。
次に、本実施形態の動作について図22を参照して説明する。図22は、図4に示される第1の実施形態のフローチャートのステップS405に代えて実施される処理である。
CPU301は、まず、算出された画像移動量に基づいて画像601を移動させる。この画像を移動させる方向は、画像があたかも空間で固定されているかのような方向になるような方向である。たとえば、携帯電話100がX軸正方向に移動した場合は、X軸負方向に移動させる(S2201)。
次に、CPU301は、画像601を移動させた結果、画像601の移動量Lが所定の設定値Wを越えるか否かを判断する(S1503)。そして、CPU301は、画像の移動量LがWを超える場合は(Yes)、ステップS2205に移行し、画像を移動させた結果、画像の移動量LがWを超えない場合は(No)、処理を終了する。
次に、CPU301は、ステップS2205において、画像601を距離W移動させた後、画像601の移動を停止させる。
なお、本実施形態の画像移動量算出処理としては、図4に示されるステップS403の画像移動量算出処理以外にも、前述の図7や図9を参照して説明した画像移動量算出処理を行うとしても良い。なお、本実施形態の設定値Wは、あらかじめ設定されるとしても良いし、ユーザにより設定されるとしても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明の第9の実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、所定の設定値Wを超えた場合、画像601の移動量をWに制限しているため、画像601が画面外に隠れる割合が限定的となり、さらに視認性を向上させることができる。
なお、本発明に係る表示装置は上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
たとえば、上記実施形態は適宜組み合わせて実施できる。また、ユーザのモード設定、組み合わされた各実施形態の動作のオンオフが切り替えられるとしても良い。
たとえば、上記実施形態の説明では、携帯電話が、加速度センサのX軸方向に距離Lだけ移動し、携帯電話のタッチパネル面が加速度センサのZ軸方向を向いているものとしたが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。つまり、携帯電話が、任意の方向に移動し、携帯電話のタッチパネル面が任意の方向を向いているものとしてもよい。
この場合、CPU301は、加速度センサ303の出力から重力加速度の値に基づいてタッチパネル面の向きを検出する。そして、携帯電話が移動した際の加速度センサ303のX軸、Y軸、Z軸の各出力と、検出されたタッチパネル面の向きとに基づいて、画像の移動量を検出して、あたかも画像が空間上で固定されているように移動させる。
また、本発明においては、画像を移動させる方向を、たとえば重力方向などの1つの軸のみにすることもできる。この場合、1つの軸方向への画像移動処理を行うだけでよいので、装置の処理負担が軽くなる。
また、本発明において、表示装置が揺れなどにより、表示装置の空間的な位置が移動したままになった場合、移動した画像を、表示装置の移動終了後所定時間をかけて移動前の位置に戻す処理を行うとしてもよい。この所定時間は、表示装置の移動の速度に応じて変化させるとしてもよい。すなわち、表示装置がゆっくり移動した場合は、画像を戻す所定時間も長くし、表示装置が早く移動した場合は、画像を戻す所定時間も短くするとしてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル107においてLCD317を用いるとしてが、このLCD317に代えて有機EL(Organic Electro− Luminescence:OEL、有機エレクトロルミネッセンス)を用いてもよい。この場合、一般的に有機ELはLCDよりも応答性能に優れているため、画像の移動を迅速に行える。
また、上記実施形態では、第4の実施形態以外は、携帯電話の移動に対する画像の移動についてのタイミング制御について特に指定しなかったが、携帯電話の移動に対する画像の移動についての遅延時間をユーザ設定により調整可能としても良い。この場合、携帯電話の移動に対する画像の移動について各ユーザの好みに合わせることができる。
また、上記各実施形態では、画像を表示する表示部としてタッチパネル107を一例として挙げたが、表示部としてはタッチパネルに限定されるものではなく、タッチパネル以外のLCDや有機ELなどであっても良い。
また、上記第6の実施形態において、携帯電話100の移動量Lが大きくなり、当初表示されていた画像601が画面の端Eの位置以上にまで移動した場合、CPU301は、単に、携帯電話100の表示画面に画像601は表示しないこととし、マークSを表示しないこととしても良い。
また、上記実施形態では、表示装置の一例として携帯電話(スマートフォン)を例に挙げたが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、フューチャーフォンなどのその他の携帯電話、PDA、パソコン、ゲーム機、音楽プレーヤ、カーナビ、腕時計、タブレット端末その他の画像表示機能を有する適宜な表示装置に適用することができる。
100 携帯電話
101 インカメラ
103 レシーバ
105 メインキー
107 タッチパネル
109 アウトカメラ
301 CPU
303 加速度センサ
305 メモリ
307 音声出力部
309 通信部
311 撮像部
313 入力部
601 画像
603 画像
801a 撮像画面
801b 撮像画面
803 基準画像
1001a 撮像画面
1001b 撮像画面
1003 目の画像
1300 携帯電話
1301 計算機
B 画像非表示領域
D 表示画面
E 画面の端
S マーク

Claims (15)

  1. 画像を表示する表示部と、
    装置の移動を検知する検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検知された装置の移動に基づいて、前記画像の移動量および前記移動の周期を取得し、
    前記移動の周期に応じたタイミングで遅延させて、前記移動量に基づいて前記画像の表示位置を移動させる表示装置。
  2. 前記制御部は、表示位置を移動させた画像を、装置の移動終了後に、その移動の速度に応じた所定時間をかけて、移動前の表示位置に戻す、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記検知部は、前記表示装置の加速度を検出する加速度センサである、請求項1記載の表示装置。
  4. 前記検知部は、画像を撮像する撮像部である、請求項1記載の表示装置。
  5. 前記撮像部は、ユーザの目の画像を撮像する、請求項4記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記移動の周期の自然数倍遅延させて、前記移動量に基づいて前記画像の表示位置を移動させる、請求項1記載の表示装置。
  7. 前記制御部は、前記移動量により示される表示位置が前記表示部の表示範囲を超える場合は、前記画像を表示させないと共に、前記画像が表示されていないことを示すマークを表示させる、請求項1記載の表示装置。
  8. 前記制御部は、前記移動量により示される表示位置が前記表示部の表示範囲を超える場合は、前記画像を前記表示部の端に表示させる、請求項1記載の表示装置。
  9. 前記制御部は、前記画像を縮小させる、請求項1記載の表示装置。
  10. 前記制御部は、前記画像の最大移動量に基づいて前記画像の縮小率を決定する、請求項9記載の表示装置。
  11. 前記制御部は、前記画像の移動量として所定の最大移動量を設定する、請求項1記載の表示装置。
  12. 前記制御部は、
    前記検知された装置の移動と同じ量を前記画像の移動量として算出し、
    前記画像を、前記移動量分、前記表示装置の移動前の位置から移動させることにより、前記表示装置の移動に対して、前記画像が空間的に移動しないように表示させる、請求項1記載の表示装置。
  13. 画像を表示する表示部と、
    装置の移動を検知する検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検知された装置の移動に基づいて前記画像の移動量を算出し、
    前記移動量に基づいて前記画像の表示位置を移動させ、
    表示位置を移動させた前記画像を、装置の移動終了後に、その移動の速度に応じた所定時間をかけて、移動前の表示位置に戻す、表示装置。
  14. 画像を表示し、
    装置の移動を検知し、
    前記検知された装置の移動に基づいて、前記画像の移動量および前記移動の周期を取得し、
    前記移動の周期に応じたタイミングで遅延させて、前記移動量に基づいて前記画像の表示位置を移動させる、表示方法。
  15. 画像を表示し、
    装置の移動を検知し、
    前記検知された装置の移動に基づいて前記画像の移動量を算出し、
    前記移動量に基づいて前記画像の表示位置を移動させ、
    表示位置を移動させた前記画像を、装置の移動終了後に、その移動の速度に応じた所定時間をかけて、移動前の表示位置に戻す、表示方法。
JP2018037347A 2018-03-02 2018-03-02 表示装置及び表示方法 Pending JP2018101149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037347A JP2018101149A (ja) 2018-03-02 2018-03-02 表示装置及び表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037347A JP2018101149A (ja) 2018-03-02 2018-03-02 表示装置及び表示方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014016043A Division JP6316607B2 (ja) 2014-01-30 2014-01-30 表示装置及び表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018101149A true JP2018101149A (ja) 2018-06-28

Family

ID=62715456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018037347A Pending JP2018101149A (ja) 2018-03-02 2018-03-02 表示装置及び表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018101149A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020094887A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Kddi株式会社 フィルタ位相進み分を利用した振動変位推定プログラム、装置及び方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08123649A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Ricoh Co Ltd メニュー表示装置
JP2001159538A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Denso Corp 携帯型地図表示装置
JP2006113272A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像投射装置
WO2006095573A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha 携帯端末装置
JP2008139600A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Toshiba Corp 表示装置
JP2011257502A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Sony Corp 画像安定化装置、画像安定化方法、及びプログラム
JP2012212084A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08123649A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Ricoh Co Ltd メニュー表示装置
JP2001159538A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Denso Corp 携帯型地図表示装置
JP2006113272A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像投射装置
WO2006095573A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha 携帯端末装置
JP2008139600A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Toshiba Corp 表示装置
JP2011257502A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Sony Corp 画像安定化装置、画像安定化方法、及びプログラム
JP2012212084A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020094887A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Kddi株式会社 フィルタ位相進み分を利用した振動変位推定プログラム、装置及び方法
JP7010806B2 (ja) 2018-12-12 2022-01-26 Kddi株式会社 フィルタ位相進み分を利用した振動変位推定プログラム、装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6316607B2 (ja) 表示装置及び表示方法
US9772769B2 (en) Mobile terminal device and display control method thereof
US9256354B2 (en) List display apparatus
RU2638004C2 (ru) Устройство обработки информации, способ управления отображением и программа
US10612918B2 (en) Mobile computing device and method for calculating a bending angle
US10331231B2 (en) Mobile terminal and method for determining scrolling speed
US10191645B2 (en) Controlling a touch panel display during scrolling operations
US20150002436A1 (en) Information processing apparatus, method, and non-transitory computer-readable medium
EP3062286A1 (en) Optical distortion compensation
KR20120016999A (ko) 표시 제어장치 및 그 제어 방법
US9557781B2 (en) Adjusting coordinates of touch input
US20160313969A1 (en) Electronic apparatus, image display system, and recording medium
WO2017005070A1 (zh) 显示控制方法及装置
US11354031B2 (en) Electronic apparatus, computer-readable non-transitory recording medium, and display control method for controlling a scroll speed of a display screen
US8872794B2 (en) Information processing apparatus
US20120320500A1 (en) Portable electronic device and method for using the same
WO2015078189A1 (zh) 一种界面调整方法及移动设备
JP2018101149A (ja) 表示装置及び表示方法
CN113918258A (zh) 页面滚动处理方法、装置、终端以及存储介质
WO2018155127A1 (ja) 表示装置、表示方法、制御装置および車両
JP7034856B2 (ja) 電子機器、制御プログラム及び表示制御方法
WO2018155123A1 (ja) 表示装置、表示方法、制御装置および車両
JP6871846B2 (ja) 電子機器および制御方法
WO2018155128A1 (ja) 表示装置、制御装置および車両
WO2013103344A1 (en) Adjusting coordinates of touch input

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200331