JP2008139600A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】揺れに対する補正方法を選択することができる表示装置を実現する。
【解決手段】携帯電話1は、LCD16と、LCD16の揺れを検出するセンサ装置13と、センサ装置13によって検出された記3次元方向における揺れに対して、LCD16の表示面を正面視したときに、表示画像の位置及び大きさが見掛け上変わらないように、3次元方向の揺れの量に応じて、表示画像を補正しあるいはLCD16を移動して3次元方向の補正を行うか、2次元方向の揺れの量に応じて、表示画像を補正しあるいはLCD16を移動して2次元方向の補正を行うかを設定可能な設定部12とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、揺れがあっても画像が見やすい表示装置に関する。
従来より、表示装置が広く、様々な分野で種々の目的で利用されている。最近では、携帯電話、携帯情報端末(PDA:personal digital assistance)等のいわゆる小型端末装置にも、液晶表示装置(以下、LCDと略す)等の表示装置が搭載されている。最近では、表示装置自体の小型化が進み、自動車内、航空機内等の種々の場所に設置されるようになってきている。また、携帯電話にテレビ電話の機能が設けられ、ユーザは、携帯電話の表示装置に表示される相手の顔を見ながら会話をすることができる製品もある。
従って、ユーザは、交通手段を利用しているときにも、そのような表示装置に表示された画像を見ることができる。
ところが、ユーザが移動しているとき、例えば自転車、自動車で移動しているときは、振動があるため、ユーザにとって表示装置の画面が鑑賞し難いという問題がある。あるいは、そのような交通手段を利用していない場合でも、ユーザ自身の手揺れ等により、画像が揺れて見難い場合もある。
そのような問題を解決するため、自転車等に取り付けられた表示装置において、揺動を検知すると、表示状態を消灯する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、揺れを検知して、その揺れ量に基づいて、表示画像を画像記憶部の記憶領域の範囲内で水平及び垂直方向の移動を行い、水平及び垂直方向の揺れによる表示画像の揺れを補正することによって、鑑賞し易い画像を得る技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
上述した提案に係る表示装置は、揺れの状態に応じた補正方法を考慮していないという問題があった。例えば、電車、車等の乗り物に乗っているときに、携帯電話をTV機能にして、地上波デジタル放送などのTV番組を見る場合、乗り物の微妙な動きによりユーザの視線方向に対して、LCDのTV画像が縦方向と横方向だけでなく、深さ方向にも常時揺れてしまい、ユーザは、正確な動画情報を見ることができない、あるいはまた、静止状態でも、手触れにより、視線方向に対して、LCDのTV画像が縦方向と横方向だけでなく、深さ方向にも常時揺れてしまう場合、ユーザは、正確な動画情報を見ることはできない。
しかし、揺れに対する補正を行うか否かは、ユーザの個人差もあるため、その設定された補正を常に行うようにすると、気分が悪くなったりする等の問題もある。
特開平8-94389号公報 特開平9-9179号公報
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、揺れに対する補正方法の選択をすることができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、表示すべき表示画像を表示する表示部と、該表示部の表示面に対して平行でかつ互いに直交する2次元方向と、該2次元方向に直交する方向と、を含む3次元方向における前記表示部の揺れ、又は撮像装置によって撮像された所定の対象画像の撮像画像内の位置の変化を検出する検出部と、該検出部によって検出された前記3次元方向における前記表示部の前記揺れ、又は前記対象画像の前記位置の変化に対して、前記表示部の前記表示面を正面視したときに、前記表示画像の位置及び大きさが見掛け上変わらないように、前記3次元方向の前記揺れの量、又は前記対象画像の前記位置の変化の量に応じて、前記表示画像を補正しあるいは前記表示部を移動して前記3次元方向の補正を行う第1の補正部と、前記検出部によって検出された前記2次元方向における前記表示部の前記揺れ、又は前記対象画像の前記位置の変化に対して、前記表示部の前記表示面を正面視したときに、前記表示画像の位置が見掛け上変わらないように、前記2次元方向の前記揺れの量、又は前記対象画像の前記位置の変化の量に応じて、前記表示画像を補正しあるいは前記表示部を移動して前記2次元方向の補正を行う第2の補正部と、前記3次元方向の補正と、前記2次元方向の補正のいずれかを設定可能な設定部と、を有することを特徴とする表示装置を提供することができる。
本発明によれば、揺れに対する補正方法を選択することができる表示装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
(ハードウエア構成)
まず、図1に基づき、本実施の形態に係わる表示装置の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わる携帯電話の構成を示すブロック図である。図2は、携帯電話の外観を示す斜視図である。
表示装置としての携帯電話1は、折りたたみ型であり、各種キーを含む操作部が設けられた本体部1aと、その本体部1aに対して開閉可能に取り付けられ、本体部1aに対向する面にLCDの表示器が搭載された蓋部1bとからなる。
本体部1aは、ホストコンピュータとしての中央処理装置(CPU)11と、記憶装置としてのROM及びRAMを含むメモリ11aと、各種キーを含む入力部(図示せず)とを含む。入力部は、各種キーを含み、ユーザ毎に、後述する補正方法の設定がそれらのキーを用いて設定できるようになっている。従って、入力部は、後述する補正方法の設定部12を構成する。さらに、携帯電話1の揺れを検知するセンサ装置13が、本体部1aに設けられている。センサ装置13は、例えば、ジャイロ装置、加速度センサ等であり、蓋部1bを開いたときのLCDの表示面に対して、所定のXYZの3軸方向の移動量の情報を、CPU11へ出力する。
蓋部1bには、画像処理LSI等の画像処理部14と、監視用カメラとしてのCCD15と、LCD16とが含まれている。画像処理部14は、眼位置検出部21と、制御無し回路22と、縦・横制御回路23と、奥行き制御回路24と、縦・横・奥行き制御回路25と、選択回路26と、出力インターフェース回路(以下、出力I/Fと略す)27とを含む。制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25は、それぞれ、CPU11からの画像信号に対して所定の画像処理を行って、LCD16に表示すべき表示画像を表示できるようにする画像処理部を含んでいる。
各部の処理内容を、携帯電話1の機能と関連して説明する。
CPU11は、ユーザのキー操作に対応して各種の機能を実行する複数のプログラムを内蔵している。その複数のプログラムは、メモリ11aに記憶されており、CPU11は、機能に応じたプログラムを呼び出して実行することによって、各機能を実現できるように構成されている。CPU11は、LCD16に表示すべき表示画像の画像信号を生成し、画像処理部14を介してLCD16に供給する。
検出部であるセンサ装置13は、所定の3次元方向(XYZ方向)の変化量、例えば加速度、の出力信号を、CPU11に供給している。2次元のXY方向は、図2に示すように、LCD16の表示面16aに対して平行な平面において互いに直交する方向である。図2では、矩形の表面に対して、ユーザにとって通常使用時の横方向がX方向であり、その方向に直交する方向である、縦方向がY方向である。Z方向は、LCD16の表示面16aに直交する法線方向である。センサ装置13は、携帯電話1すなわちLCD16の揺れを検出し、XYZ方向において揺れた方向と量を示す揺れ信号を、CPU11に供給する。
設定部12は、後述する縦及び横方向の補正制御を行うのか、奥行き方向だけの補正制御を行うのか、縦、横及び奥行き方向の補正制御を行うのか、あるいは何の補正も行わない、をユーザが設定するための入力部である。設定部12による設定の入力は、ユーザが、特定のキーを操作して行ってもよいし、あるいはその補正制御の方法、すなわち補正方法の設定をするための表示画面をLCD16に表示させて画面上で選択することによって行うようにしてもよい。
一方、蓋部1bには、蓋部1bを開いたときに、ユーザがLCD16の表示面16aを見ることができるように、LCD16は設けられている。
CCD15は、監視用カメラであり、LCD16の表示面16aと同じ側に、ユーザがLCD16の表示面16aを見ているときに、ユーザの顔を撮像できるように設けられている。
眼位置検出部21は、CCD15からの撮像信号を受信して、撮像して得られた画像信号から、ユーザの眼の位置を検出し、検出した眼の位置情報をCPU11へ出力する。CPU11は、ユーザの眼の位置情報から、ユーザの眼(言い換えると視点)の動き、すなわち揺れを検出することもできる。その検出方法については、後述する。
制御無し回路22は、CPU11からの画像信号に対して、LCD16に画像を表示するための画像処理を行うと共に、揺れの状態に応じた補正を何ら行うことなく、その画像処理した画像信号をLCD16に供給するための回路である。
縦・横制御回路23は、CPU11からの画像信号に対して、LCD16に画像を表示するための画像処理を行うと共に、XY方向の揺れの状態に応じた補正を行って、その補正され画像信号をLCD16に供給するための、2次元方向の補正を行う補正部である。
奥行き制御回路24は、CPU11からの画像信号に対して、LCD16に画像を表示するための画像処理を行うと共に、Z方向の揺れの状態に応じた補正を行って、その補正され画像信号をLCD16に供給するための、XY方向に直交する方向の補正を行う補正部である。
縦・横・奥行き制御回路25は、CPU11からの画像信号に対して、LCD16に画像を表示するための画像処理を行うと共に、XYZ方向の揺れの状態に応じた補正を行って、その補正され画像信号をLCD16に供給するための、3次元方向の補正を行う補正部である。
制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25には、CPU11からの画像信号が入力される。また、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25には、CPU11からの揺れ情報も入力される。
選択回路26は、設定部12からの設定情報に応じて、制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25のいずれの回路を有効とするか、すなわち使用するかを選択する。例えば、制御無し回路22を使用する場合は、選択回路26は、制御無し回路22を動作させる制御信号を、制御無し回路22だけに供給し、他の縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25には制御信号を供給しない。同様に、縦・横・奥行き制御回路25を使用する場合は、選択回路26は、縦・横・奥行き制御回路25を動作させる制御信号を、縦・横・奥行き制御回路25だけに供給し、他の制御無し回路22、縦・横制御回路23及び奥行き制御回路24には制御信号を供給しない。制御信号を受信しない回路は、動作しない。
出力I/F27は、制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25からの画像信号が入力されている。
よって、出力I/F27は、選択回路26によって選択されて動作している回路からの画像信号を入力して、LCD16へ出力する。
以上の画像処理部14は、いわゆる1チップの半導体集積回路として実現されてもよいし、複数のチップで実現されてもよい。
(揺れの検知)
揺れには、電車等の振動に起因する携帯電話1自体の揺れと、ユーザの動きに応じた揺れがある。
図3は、揺れを説明するための図である。携帯電話1を使用しているユーザが、電車等に乗っているとき、携帯電話1自体がXYZ方向の少なくともいずれか1つの方向において揺れれば、ユーザの眼Eに対して、画像はその揺れた方向に移動する。
携帯電話1自体が揺れなくても、ユーザの眼Eの位置がXYZ方向の少なくともいずれか1つの方向において揺れれば、ユーザにとっては、見掛け上、表示画像はその揺れた方向とは反対方向に移動したことになる。
さらに、携帯電話1と眼Eが共に同じ方向に揺れれば、両者は相対的には動いていないということができるので、ユーザの眼Eにとって、画像は移動していないということができる。
センサ装置13は、携帯電話1のXYZ方向における揺れを検出し、CPU11にその揺れに関する方向と大きさの情報を供給する。CPU11は、その情報に基づいて、携帯電話1の移動量、すなわち揺れ量を計算する。
一方、CCD15は、撮像して得られた画像の画像信号を眼位置検出部21に供給する。眼位置検出部21は、受信した画像信号に基づいて人の顔を認識し、さらにその顔の眼の位置を検出する。CPU11は、検出された眼の位置情報に基づいて、眼の位置の移動、すなわち揺れを検出し、その移動量、すなわち揺れ量を計算する。その移動量の計算は、次のようにして行われる。
なお、以下の説明では、センサ装置13からの揺れ情報、又は、CCD15からの画像情報に基づいて、眼Eの位置とLCD16の相対的な位置の変化を検出する例を説明する。CCD15からの画像情報を用いる場合、CCD15の撮像画像の中の、所定の対象(以下の説明ではユーザの顔あるいは眼)の画像の位置及び大きさの変化から、眼Eの位置とLCD16の相対的な位置の変化を検出する。
センサ装置13からの揺れ情報であれば、CPU11は、その揺れ情報を縦・横制御回路23等に供給する。
CCD15からの画像情報を用いて揺れを検出する場合は、CPU11は、以下に述べるような演算を行って、XYZ方向の揺れを検出し、その検出した揺れ情報を縦・横制御回路23等に供給する。
1)XY方向の揺れの検出
図4を用いて、眼のXY方向の揺れの検出方法を説明する。図4は、眼のXY方向の揺れの検出方法を説明するための図である。事前に、ユーザは、携帯電話1のLCD16の画像をみているときに、所定の操作、例えば特定のキーを押すというような操作によって、眼Eの基準位置を設定する。
基準位置は、その設定のための操作された時における、CCD15により撮像して得られた画像G1中の2つの眼の位置である。顔画像の認識処理によって眼が認識されて、その時の眼の位置が基準位置とされ、その位置データがメモリ11aに記憶される。
電車等が揺れることによって、X方向における、眼Eと携帯電話1間の相対的な位置が変化すると、CCD15の撮像した画像の眼、例えば、2つの眼のうちの一方の眼e1の位置の位置は、図4の画面G2のように移動する。同様に、Y方向における、眼Eと携帯電話1間の相対的な位置が変化すると、CCD15の撮像した画像の眼e1の位置は、図4の画面G3のように移動する。また、X方向とY方向の2つの方向に眼の位置が変化する場合もある。
眼の位置情報は、常に眼位置検出部21からCPU11へ供給されている。従って、CPU11は、メモリ11aに記憶された基準位置と供給されてきた眼の位置情報との差を計算することによって、XとY方向の移動量LX,LYを計算して得ることができる。
2)Z方向の揺れの検出
図5を用いて、眼のZ方向の揺れの検出方法を説明する。図5は、眼のZ方向の揺れの検出方法を説明するための図である。基準位置の設定は、上述したような方法が行われるときに、同時に行われる。基準位置における2つの眼の間隔データEW0は、基準長さデータとしてメモリ11aに記憶される。
電車等が揺れることによって、Z方向における、眼Eと携帯電話1間の相対的な位置が変化すると、CCD15の撮像した画像は、図5の画面G4あるいは画面G5のように変化する。図5に示すように、CCD15によって撮像して得られた顔の画像の大きさが変化する。上述したように、眼位置検出部21は、2つの眼の位置情報をCPU11へ供給するので、撮像された画像における2つの眼Eの間の量も変化する。
なお、以下の説明では、眼Eの間の距離に基づいて、Z方向の変化を検出しているが、眼E自体の大きさの変化によっても、Z方向の変化を検出できる。その場合も、大きさの変化は、顔の画像と周囲の画像の境界の位置を検出することになるので、Z方向の変化は、対象画像の眼あるいは顔の画像の位置情報から検出される。
CPU11は、受信した2つの眼の位置情報から2つの眼の中心点の間隔を計算して、2つの眼の間隔データEWを得る。CPU11には、2つの眼の間隔データEWと、携帯電話1のLCD16の表示面16aと眼との間の距離の関係が、予めメモリ11aにデータとして記憶されている。よって、CPU11は、2つの眼の間隔データEWに基づいて、LCD16の表示面16aと眼の間の距離を求めることができる。
例えば、CCD15に対してユーザの顔が近づいて、画面G4のように、基準位置における間隔データEW0よりも、2つの眼の間隔が大きい場合、あるいはCCD15からユーザの顔が遠ざかって、画面G5のように、基準位置における間隔データEW0よりも、2つの眼の間隔が小さい場合、CPU11は、Z方向の距離の移動量LZを計算して得ることができる。
図6は、両眼の間隔と移動量との関係を示す図である。両眼の間隔が基準位置における間隔データEW0よりも大きい場合(EW1)、表示面に眼が近づいて移動量LZは負となり、眼と表示面間の距離は、基準位置における距離よりも短い距離(LZ1)となる。両眼の間隔が基準位置における間隔EW0よりも小さい場合(EW2)、表示面から眼が遠ざかり移動量LZは正となり、眼と表示面間の距離は、基準位置における距離よりも長い距離(LZ2)となる。従って、CPU11は、図6のような関係を、例えばテーブルデータで予め保持しておき、眼の位置情報から計算して得られた間隔データEWに基づいて、テーブルデータから移動量LZを得ることができる。
CPU11は、以上のようにして得られた、携帯電話1と眼EのそれぞれのXYZ方向の移動量から、相対的な移動量、すなわち相対的な揺れ量を計算して出力する。
図7は、CPU11が、その相対的な揺れ量の情報を出力する処理の流れの例を示すフローチャートである。まず、CPU11は、センサ装置13から、携帯電話1のXYZ方向の移動量の情報であるセンサ情報、又は眼位置検出部21から眼の位置情報を取得する(ステップS1)。そして、CPU11は、そのセンサ情報に基づいて、携帯電話1と眼Eの、XYZ方向における相対的な移動量を計算する(ステップS2)。
続いて、その計算して得られた相対的な移動量の情報を、縦・横制御回路23等に出力する(ステップS3)。
(揺れに対する補正方法)
上述したように、携帯電話1の揺れ、あるいは撮像画像におけるユーザの眼Eの画像の位置の変化に基づいて、3次元方向における相対的な移動量として得られると、CPU11は、携帯電話1とユーザの眼Eの相対的な3次元方向における移動量を、縦・横制御回路23等に出力する。
このとき、CPU11は、計算して得られたXYZ方向の相対的な移動量の情報を、揺れ情報として、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25に供給する。また、上述したように、CPU11は、LCD16に表示する画像の画像信号を、制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25に供給している。
縦・横制御回路23は、受信した揺れ情報に基づいて、画像信号に対して、画像処理により、縦方向と横方向の揺れに対する2次元方向の補正を行う。奥行き制御回路24は、受信した揺れ情報に基づいて、画像信号に対して、画像処理により、奥行き方向の揺れに対する1次元方向の補正を行う。縦・横・奥行き制御回路25は、受信した揺れ情報に基づいて、画像信号に対して、画像処理により、縦方向、横方向及び奥行き方向の揺れに対する3次元方向の補正を行う。制御無し回路22は、画像信号に対して補正を行わない。
1)原理
ここで、揺れに対する補正の原理を説明する。図8から図10は、揺れに対する補正の原理を説明するための図である。図8は、補正が無い場合の画像の表示状態を説明するための図である。
LCD16の表示面16aの表示領域に表示される画像は、画像データの中の所定の有効範囲の画像である。全画像データが元々有している全画像領域AA中の、所定の範囲である有効表示領域EDAが、LCD16の表示面の表示領域に表示される。
補正が無い場合は、図8のように、全画像領域AAの中で中央部の有効表示領域EDAが表示されて、ユーザは観ることができる。全画像領域AAの中で、有効表示領域EDAの周囲の領域は、ブランキングモード領域と同様にマスクされて表示されず、ユーザには見えないブランク領域BAである。図8において、ブランク領域BAは、斜線で示してある。
従って、CPU11から画像データを受信すると、制御無し回路22は、図8のように、全画像領域AAの中央部の有効表示領域EDAの画像を表示するように、LCD16に画像信号と各種制御信号を出力する。
しかし、上述したように、携帯電話1と眼Eと間にXY方向において相対的な揺れがあったときは、その揺れによる画像の移動を相殺する方向に有効表示領域EDAが移動する。図9は、XY方向における揺れがあった場合の補正画像の表示状態を説明するための図である。
例えば、眼Eの視点位置から見て、携帯電話1がXY方向においてそれぞれ-LX1,-LY1だけ相対的に移動した場合、有効表示領域EDAは、全画像領域AAの中で、そのXY方向における移動量-LX1,-LY1を相殺するような逆方向A1に、移動する。このように揺れによる画像の移動を相殺する方向に有効表示領域EDAの位置を移動させることによって、ユーザは、画面の揺れを感じないで、画像を見ることができる。
また、携帯電話1と眼Eと間にZ方向において相対的な揺れがあったときは、その揺れによる画像の移動を相殺するように、画像が拡大あるいは縮小される。図10は、Z方向における揺れがあった場合の補正画像の表示状態を説明するための図である。
例えば、眼Eの視点位置が、携帯電話1のLCD16に対して、Z方向において-LZ1だけ相対的に移動した、例えば近づいた場合、画像は、そのZ方向における移動量-LZ1により、画像が大きくみえるようになる分だけ縮小して、ユーザには画像の大きさが変わらないようにする。このようにZ方向における揺れによる画像の大きさが変化する分を、ユーザにとって見かけ上、画像の大きさが変わらないように、相殺する方向に、画像を拡大あるいは縮小させて有効表示領域EDAに表示される画像の大きさを変更することによって、ユーザは、画面の揺れを感じないで、画像を見ることができる。
携帯電話1と眼Eと間にXY方向だけ、あるいはZ方向だけにおいて相対的な揺れがあったときではなく、XYZ方向において相対的な揺れがあれば、上述した図9及び図10の移動と拡大/縮小が共に行われることによって、ユーザは、3次元方向における画面の揺れを感じないで、画像を見ることができる。
なお、XY方向におけるプラス方向及びマイナス方向における画像の移動量には、上限値が予め決められており、その上限値以上は、画像はXY方向には移動しないようになっている。同様に、Z方向においても、画像の拡大率及び縮小率にも最大値及び最小値が予め決められており、その最大値及び最小値以上には拡大及び縮小されないようになっている。
2)補正方法
上述した補正は、上述した縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25において実現される。XYZ方向の補正は、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25のそれぞれにおいて、画像信号をLCD16へ出力するタイミングを制御することによって実現している。
まず、XY方向の補正について説明する。図11は、LCD16への制御信号である駆動信号の出力のタイミングを説明するための図である。LCD16には、制御無し回路22、縦・横制御回路23等から、制御信号として、水平同期信号HSYNCと垂直同期信号VSYNCが供給される。水平同期信号HSYNCの出力タイミングによって、全画像領域AA の水平方向の範囲が決定される。水平同期信号HSYNCの立ち下がりのタイミングが、全画像領域AAの水平方向の出力幅の始点と終点を決定する。垂直同期信号VSYNCの出力タイミングによって、全画像領域AAの垂直方向の範囲が決定される。垂直同期信号VSYNCの立ち下がりのタイミングが、全画像領域AAの垂直方向の出力幅の始点と終点を決定する。
さらに、LCD16には、制御無し回路22、縦・横制御回路23等から、制御信号として、水平有効信号HENと垂直有効信号VENが供給される。水平有効信号HENの出力タイミングによって、水平同期信号HSYNCにより決定された全画像領域AAの水平方向の出力幅内における有効表示領域EDAの水平方向の範囲が決定される。水平有効信号HENの立ち上がりのタイミングが、有効表示領域EDAの水平方向の出力幅の始点と終点を決定する。垂直有効信号VENの出力タイミングによって、垂直同期信号VSYNCにより決定された全画像領域AAの垂直方向の出力幅内における有効表示領域EDAの垂直方向の範囲が決定される。垂直有効信号VENの立ち上がりのタイミングが、有効表示領域EDAの垂直方向の出力幅の始点と終点を決定する。
水平有効信号HENと垂直有効信号VENによって決定された有効表示領域EDAの画像が、LCD16の表示領域に表示される。
図12は、XY方向の補正をする場合における、水平有効信号HENと垂直有効信号VENの出力タイミングの変化を説明するための図である。図12に示すように、水平有効信号HENと垂直有効信号VENは、揺れによる画像の移動量に対応する時間TX1,TY1だけずれて出力される。
以上のようにして、XY方向における揺れによる画像の補正が実現される。
次に、Z方向の補正について説明する。Z方向の補正は、有効表示領域の範囲を制御することによって実現される。すなわち、全画像領域AA中の有効表示領域EDAとして、LCD16の表示領域に表示される画像の範囲を変更することによって、Z方向の揺れに対して表示画像の拡大あるいは縮小が行われる。
図13は、Z方向の補正をする場合における、水平有効信号HENと垂直有効信号VENの出力タイミングの変化を説明するための図である。図13は、上述した図10の場合に対応し、眼Eの視点位置が、携帯電話1のLCD16に対して、Z方向において-LZ1だけ相対的に移動した、例えば近づいた場合を示す。その場合、画像は、そのZ方向における移動量-LZ1に応じて画像を縮小して、ユーザには画像の大きさが変わらないようにする。従って、図13に示すように、水平有効信号HENのHIGHの期間が、揺れのないときの期間aよりも長い期間bとなるように、水平有効信号HEN の出力タイミングが制御される。同様に、垂直有効信号VENのHIGHの期間が、揺れのないときの期間cよりも長い期間dとなるように、垂直有効信号VEN の出力タイミングが制御される。比率b/a及びd/cは、ユーザにとっての見かけ上の画像の大きさが変わらないように、Z方向における揺れによる画像の大きさの変化分を相殺するだけの縮小率である。
眼Eの視点位置が、携帯電話1のLCD16に対して、Z方向においてLZ1だけ相対的に移動した、例えば遠ざかる場合は、縮小率でなく、拡大率となる。その場合も、比率b/a及びd/cは、ユーザにとっての見かけ上の画像の大きさが変わらないように、Z方向における揺れによる画像の大きさの変化分を相殺するだけの拡大率である。
(作用)
上述したように、LCD16の表示面16aの表示領域に表示される画像は、有効表示領域EDAの画像である。よって、制御無し回路22、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25は、有効表示領域EDAの画像を表示するための画像信号と制御信号を、出力IF27を介して、LCD16へ出力する。
制御無し回路22は、図8の有効画像領域EDAのように、全画像領域AA中の予め決められた位置、例えば真ん中の位置、の画像信号(有効表示領域EDAの画像信号)を表示させるように、画像信号と制御信号を、LCD16へ出力する。
縦・横制御回路23は、LCD16の表示面をユーザが正面視したときに、表示画像の位置が見掛け上変わらないように、センサ装置13からの揺れ情報に応じて、表示画像を補正する。具体的には、縦・横制御回路23は、図9の有効画像領域EDAのように、揺れ情報の中のXY方向の揺れ情報に基づいて、揺れによる画像の移動をXY方向において相殺する方向に移動した有効表示領域EDAの画像を、LCD16へ出力する。
奥行き制御回路24は、LCD16の表示面をユーザが正面視したときに、表示画像の大きさが見掛け上変わらないように、センサ装置13からの揺れ情報に応じて、表示画像を補正する。具体的には、奥行き制御回路24は、図10の有効画像領域EDAのように、揺れ情報の中のZ方向の揺れ情報に基づいて、揺れによる画像の移動をZ方向において相殺するように拡大あるいは縮小した表示画像を表示させるように、画像信号と制御信号を、LCD16へ出力する。
縦・横・奥行き制御回路25は、LCD16の表示面をユーザが正面視したときに、表示画像の位置及び大きさが見掛け上変わらないように、センサ装置13からの揺れ情報に応じて、表示画像を補正する。具体的には、縦・横・奥行き制御回路25は、揺れ情報の中のXY方向の揺れ情報に基づいて、揺れによる画像の移動をXY方向において相殺する方向に有効表示領域EDAを移動し、かつZ方向の揺れ情報に基づいて、揺れによる画像の移動をZ方向において相殺するように拡大あるいは縮小した表示画像を表示させるように、画像信号と制御信号を、LCD16へ出力する。
あるユーザは、電車に乗っていて、揺れるために携帯電話1のLCD16の画面が見難いと感じたときは、例えば、所定のキー操作により、縦及び横方向(すなわちXY方向)の補正を行うように設定すると、その設定指示は、設定部12から選択回路26に入力される。選択回路26は、ユーザの設定に応じて、縦・横制御回路23にだけ制御信号を出力し、縦・横制御回路23を動作させる。
縦・横制御回路23は、上述したXY方向の揺れ情報に基づいて、図12で説明したように、水平有効信号HENと垂直有効信号VENの出力タイミングを制御する。その結果、XY方向の揺れがあると、図9に示すように有効表示領域EDAが移動する。これにより、ユーザは、XY方向に揺れがあっても、携帯電話1のLCD16の画像は見やすくなる。
ところが、別な状況において、Z方向の揺れがあるために、ユーザには、画面が見難い場合もある。そのような場合は、ユーザは、所定のキー操作により、奥行き方向(すなわちZ方向)の補正を行うように設定すると、その設定指示は、設定部12から選択回路26に入力され、結果として、奥行き制御回路24を動作させることができる。
奥行き制御回路24は、上述したZ方向の揺れ情報に基づいて、図13で説明したように、水平有効信号HENと垂直有効信号VENの出力タイミングを制御する。その結果、Z方向の揺れがあると、図10に示すように表示画像が拡大あるいは縮小する。これにより、ユーザは、Z方向に揺れがあっても、携帯電話1のLCD16の画像は見やすくなる。
また、さらに別な状況において、XYZ方向の揺れがあるために、ユーザには、画面が見難い場合もある。そのような場合は、ユーザは、所定のキー操作により、縦、横及び奥行き方向(すなわちXYZ方向)の補正を行うように設定すると、その設定指示は、設定部12から選択回路26に入力され、結果として、縦・横・奥行き制御回路25を動作させることができる。
縦・横・奥行き制御回路25は、上述したXYZ方向の揺れ情報に基づいて、図12と図13で説明したように、水平有効信号HENと垂直有効信号VENの出力タイミングを制御する。その結果、XYZ方向の揺れがあると、図9及び図10に示すように有効表示領域EDAが移動、及び表示画像の拡大あるいは縮小する。これにより、ユーザは、XYZ方向に揺れがあっても、携帯電話1のLCD16の画像は見やすくなる。
ユーザは、揺れの方向が分からない場合がある。そのような場合には、設定部12により、縦・横制御回路23、奥行き制御回路24、及び縦・横・奥行き制御回路25を順次動作させて最も画面が見やすい補正方法を選択することができる。
さらに、揺れ方によっては、ユーザ毎に見やすいと感じる補正方法が異なる場合もある。例えば、同じ状況にある2人のユーザがあるとき、一方のユーザは、XYZ方向の補正が行われる縦・横・奥行き制御回路25を動作させたときに、画面が最も見やすいと感じるが、他方のユーザにとっては、XY方向だけの補正を行う縦・横制御回路23を動作させたときに、画面が最も見やすいと感じる場合がある。いわゆる個人差がある場合がある。このような場合においても、上述した携帯電話1によれば、ユーザは、自分にとって画面が見やすいと思う補正方法を選択することができる。
また、ユーザによっては、電車に乗っているときは、XYZ方向あるいはZ方向の揺れを補正する補正方法を選択し、電車に乗っていなときは、XY方向の揺れを補正する補正方法を選択する、というような選択ができる。
さらに、ユーザによっては、いずれの補正方法利用しない表示方法を選択したい場合もある。通常は、携帯電話1の使用中に、一度、補正方法の変更があれば、別の補正方法への変更の設定がされるまで、その補正方法による補正が行われた画像が表示される。また、電源ON時は、前回使用時の補正方法を有効としてもよいし、あるいは補正無し回路22が動作して、XYZ方向のいずれの方向の補正も行われない画像が表示されるようにしてもよい。
すなわち、ユーザは、なんら揺れに対する補正をしない画像を選択することもできるし、自分にとって画像が見やすいような補正方法により補正された画像を選択することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、LCD16に表示される画像の有効表示領域EDAを移動、又は表示画像を拡大あるいは縮小することによって、揺れに対する画像の補正を行っていたが、第2の実施の形態では、LCD16自体を機械的にXYZ方向に移動することによって、揺れに対して画像の補正を行うようにした点が、第1の実施の形態と異なる。
(ハードウエア構成)
まず、図14に基づき、本実施の形態に係わる表示装置の構成を説明する。図14は、第2の実施の形態に係わる携帯電話の構成を示すブロック図である。図14の携帯電話1Aの外観は、図2に示す携帯電話1と同様である。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同じ構成要素については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図14に示すように、画像処理部14Aは、画像処理回路122と、モーションコントローラ部123と、X軸ドライバ124と、Y軸ドライバ125と、Z軸ドライバ126と、出力I/F127,128とを含む。さらに、蓋部1bには、X軸方向駆動モータ130と、Y軸方向駆動モータ131と、Z軸方向駆動モータ132とが設けられている。
CPU11は、画像信号を画像処理回路122に供給し、さらに、第1の実施の形態で説明した、携帯電話1Aと眼Eの相対的な位置の移動量の情報を含む揺れ情報をモーションコントローラ部123に供給する。
画像処理回路122は、画像処理して、LCD16で表示する画像信号を生成して、出力I/F127を介して、LCD16に供給する。その結果、LCD16は、供給された画像信号に基づいて画像を表示する。
モーションコントローラ部123には、設定部12から、補正方法の設定情報が入力される。モーションコントローラ部123は、入力された補正方法に対応して、LCD16を動かすための駆動制御信号を、X軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126に供給する。
X軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126は、それぞれ、入力された駆動制御信号に基づく駆動信号を、出力I/F128を介して、X軸方向駆動モータ130、Y軸方向駆動モータ131及びZ軸方向駆動モータ132に出力する。X軸方向駆動モータ130と、Y軸方向駆動モータ131と、Z軸方向駆動モータ132は、例えば、入力されたパルス数に応じて回転軸を回転させるモータであり、例えばステッピングモータである。
従って、モーションコントローラ部123と、X軸ドライバ124と、Y軸ドライバ125が、2次元方向の補正を行う補正部を構成する。モーションコントローラ部123と、X軸ドライバ124と、Y軸ドライバ125と、Z軸ドライバ126が、3次元方向の補正を行う補正部を構成する。モーションコントローラ部123と、Z軸ドライバ126が、2次元方向に直交する方向の補正を行う補正部を構成する。
(機械的構成)
図15及び図16は、LCD16をXYZ方向に移動させるための、蓋部1b内の機械的な構造を説明するための模式的な構成図である。図15は、3つのモータを利用してLCD16が、機械的にXYZ方向に動かされる場合の構成を示す図である。
蓋部1b内には、LCD16が固定されたステージ41を、XYZ方向に移動できるように、3つのモータが設けられている。X軸方向の移動を行うためのX軸方向駆動モータ130の回転軸には、ローラ130aが固定されて接続されている。ローラ130aは、ステージ41の下面に密着して設けられ、X軸方向駆動モータ130の回転軸の回転に応じて、X軸方向にステージ41を移動するように回転されるように配置されている。Y軸方向の移動を行うためのY軸方向駆動モータ131の回転軸には、ローラ(図示せず)が固定されて接続されている。そのローラは、ステージ41の下面に密着して設けられ、Y軸方向駆動モータ131の回転軸の回転に応じて、Y軸方向にステージ41を移動するように回転されるように配置されている。Z軸方向の移動を行うためのZ軸方向駆動モータ132の回転軸には、ローラ132aが固定されて接続されている。ローラ132aは、ステージ41の側面に密着して設けられ、Z軸方向駆動モータ132の回転軸の回転に応じて、Z軸方向にステージ41を移動するように回転されるように配置されている。
モーションコントローラ部123には、第1の実施の形態で説明した揺れ情報が入力される。揺れ情報はXYZ方向における画像の相対的な移動量であるため、モーションコントローラ部123は、その画像の移動量をXYZ方向において相殺する方向に、相殺する量だけ、LCD16自体を移動させるように、X軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126のそれぞれに駆動制御信号を出力する。X軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126は、それぞれ、X軸方向駆動モータ130、Y軸方向駆動モータ131及びZ軸方向駆動モータ132に駆動信号を出力するので、LCD16は指定されたXYZ方向に移動量だけ動く。
X軸方向駆動モータ130、Y軸方向駆動モータ131及びZ軸方向駆動モータ132のそれぞれの回転軸の回転量は、モーションコントローラ部123において、揺れ情報に基づいてXYZ方向にLCD16を動かす量に応じて一意に決定される。モーションコントローラ部123は、その決定されたXYZ方向におけるLCD16を動かす量に対応する駆動制御信号をX軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126に出力するように構成されている。X軸ドライバ124、Y軸ドライバ125及びZ軸ドライバ126は、その入力された駆動制御信号に応じたパルス出力を、X軸方向駆動モータ130、Y軸方向駆動モータ131及びZ軸方向駆動モータ132に出力する。その結果XYZ方向に揺れがあっても、携帯電話1のLCD16が動くので、ユーザにとって、LCD16の画像は見やすくなる。
図16は、3つの電磁石を利用して、LCD16が機械的にXYZ方向に動かされる場合の構成を示す図である。
蓋部1b内には、LCD16が固定されたステージ141を、XYZ方向に移動できるように、3つの制御プレートが設けられている。X軸方向の移動を行うためのX軸制御プレート151が、LCD16の一側面に配置されている。X軸制御プレート151にはX軸方向制御用電磁石152が接続されており、X軸制御用電磁石152に供給する電流Ixの値を制御することによって、ステージ141とX軸制御プレート151間の距離を制御することができる。Y軸方向の移動を行うためのY軸制御プレート153が、LCD16の他の一側面に配置されている。Y軸制御プレート153にはY軸方向制御用電磁石154が接続されており、Y軸制御用電磁石154に供給する電流Iyの値を制御することによって、ステージ141とY軸制御プレート153間の距離を制御することができる。同様に、Z軸方向の移動を行うためのZ軸制御プレート155が、LCD16の背面に配置されている。Z軸制御プレート155にはZ軸方向制御用電磁石156が接続されており、Z軸制御用電磁石156に供給する電流Izの値を制御することによって、ステージ141とZ軸制御プレート155間の距離を制御することができる。電流信号Ix,Iy,Izは、それぞれXYZ方向における移動量と比例する。
図16の構成の場合の回路構成は、図14において、X軸ドライバ124の出力が、X軸方向の移動量に応じた電流信号Ixとなり、Y軸ドライバ125の出力が、Y軸方向の移動量に応じた電流信号Iyとなり、Z軸ドライバ126の出力が、Z軸方向の移動量に応じた電流信号Izとなるような構成である。
従って、図16のような構成によっても、XYZ方向に揺れに対して、携帯電話1のLCD16が動くので、ユーザにとって、LCD16の画像は見やすくなる。
以上のように、図14から図16の構成によっても、揺れ情報に基づいて、LCD16に表示される表示画像の大きさが見掛け上変わらないように、LCD16自体を機械的に3次元方向、2次元方向又は1次元方向に移動させることによって、ユーザにとって、LCD16の画像は見やすくなり、かつ、3次元方向、2次元方向、1次元方向のいずれかの補正あるいはいずれの補正も行わないという設定ができる。よって、ユーザは、なんら揺れに対する補正をしない画像を選択することもできるし、自分にとって画像が見やすいような補正方法により補正された画像を選択することができる。
(変形例)
以下、上述した実施の形態の変形例を説明する。
(眼の移動量の検出と表示画像の補正方法についての変形例)
眼の位置による眼の移動量の検出と表示画像の補正方法についての変形例を説明する。図4と図5では、眼の位置を検出し、検出した眼の位置の変化により、XY方向の移動量を決定し、2つの眼の間の距離の変化により、Z方向の移動量を決定していた。
本変形例では、3次元方向に移動したときの眼の画像あるいは顔の画像の変化に対応する複数の画像を、参照画像として、それぞれの移動量及び拡大率等とリンクして予め設定しておき、その設定された複数の参照画像の中から、CCDで撮像して顔の認識処理により検出された顔の画像の位置と一致する参照画像を判別して、その判別された参照画像に対応する移動量及び拡大率(あるいは縮小率)(以下、移動量及び拡大率(あるいは縮小率)を、マッチング係数という)を用いて、表示する画像を生成する。
まず、図17を用いて、XYZ方向における移動量と表示画像の倍率の関係を説明する。図17は、ユーザの視線方向LSから見たときに、画像がXY方向において基準位置Oに対して相対的に移動するときの画像の移動と、Z方向において基準位置Oに対して相対的に移動するときの画像の表示倍率の変化を説明するための図である。
ユーザの視線方向LSから基準位置Oの画像を見ると、画像はXY方向においては中心位置である基準位置にあり、かつZ方向においては倍率が1.0倍となる。
しかし、ユーザの眼EとLCD16との相対的な位置が変化すると、表示すべき画像は、XY方向においては、XY平面内での画像の位置を変化させ、Z方向においては、画像の倍率を変化させたものとなる。図18は、ユーザの眼EとLCD16のZ方向における相対的な位置は変化しないで、XY方向における相対的な移動があった場合の表示画像のXY方向の変化範囲を示す図である。図18において、Z方向における位置は変化しないので、画像の倍率は1.0倍であり、XY方向における位置の変化に応じて、表示する画像の位置あるいは範囲(すなわち図8の有効表示領域EDA)は、斜線で示す平面P1内で変化すなわち移動する。平面P1は、基準位置Oを含む平面である。
また、図19は、ユーザの眼EとLCD16のXY方向における相対的な位置は変化しないで、Z方向における相対的な移動があった場合の表示画像のZ方向の変化範囲を説明するための図である。図19において、XY方向における位置は変化しないので、画像の中心位置は変化しないが、Z方向における位置の変化に応じて、表示する画像(すなわち図8の有効表示領域EDA)の倍率は、線L1上に沿って変化する。線L1は、基準位置Oを含む線である。
なお、図17から図19で示す例は、Z方向のおける位置の変化に応じて、画像の倍率は0.8から1.2倍の範囲内で変化する場合を示す。
まず、眼の移動量の検出方法について説明する。
図20から図22は、眼EとLCD16の位置がXYZ方向において相対的に移動した結果、CCD16において撮像して得られる眼Eの位置の画像を説明するための図である。
図20は、基準位置として設定される画像G00における眼Eの位置に対して、Z方向における位置は変化しない場合において、CCD16からの画像における眼Eの位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。図20において、中心の画像G00は、図17の基準位置Oの参照画像として設定された画像である。
中心の画像G00を用いて、Z方向における眼Eの位置は変化せず、XY方向における位置だけが変化した場合の、CCD16から得られる、複数の眼の画像あるいは複数の顔の画像を生成して、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶しておく。図20は、その記憶される複数の参照画像の例を示し、XY方向に所定量だけ移動したときの画像を、その移動毎に、参照画像として記憶されることを示している。言い換えると、図20は、眼EがXY方向にそれぞれ所定量だけ移動した位置における複数の参照画像が生成されることを、XY方向のマトリックス状に示している。その複数の参照画像の生成及び設定は、例えば、眼Eの基準位置の画像を参照画像として設定をしたときに、その基準位置の画像(画像G00)から、画像処理により行われる。その設定された複数の参照画像は、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶される。
また、複数の参照画像のそれぞれに対応してすなわちリンク付けされて、XY方向における表示画像の移動量の情報も、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶される。すなわち、複数の参照画像は、それぞれに対応するXY方向の移動量の情報とリンクされて、関係付けられている。
CPU11は、CCD16からの画像信号から眼の画像あるいは顔の画像を抽出する。CPU11は、その抽出した眼の画像あるいは顔の画像と、複数の参照画像とのマッチングをとり、眼の位置が最も一致する参照画像を特定する。
参照画像が特定されると、CPU11は、その参照画像に対応する移動量の情報を、メモリ16aから読み出す。CPU11は、読み出された移動量の情報を、図1の縦・横制御回路23等に出力し、あるいは図14のモーションコントローラ部123に出力する。
図20は、Z方向における眼EとLCD16との相対的な位置が変化しない場合に対応する参照画像の例であるが、さらに、Z方向における眼EとLCD16との相対的な位置の変化に対応して、同様に複数の参照画像もメモリ16a等の記憶装置に予め記憶される。
図21及び図22は、基準位置の参照画像として設定される画像G00における眼の位置に対して、Z方向における位置は変化した場合において、CCD16からの画像における眼の位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。
図21は、眼EとLCD16の間の距離が、互いに近づく方向にある量だけ変化した状態において、CCD16からの画像における眼Eの位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。図21において、中心の画像G01は、例えば、図19の位置P11における画像である。
CPU11は、Z方向における眼Eの位置がある量だけ変化して、かつそのZ方向の位置毎にXY方向における位置だけが変化した場合の、CCD16から得られる、複数の眼Eの画像あるいは複数の顔の画像を、中心画像G00を用いて参照画像として生成して、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶する。図21は、その記憶される複数の参照画像の例を示し、そのZ方向における位置において、XY方向に所定量だけ移動したときの画像を、その移動毎に、参照画像として記憶されることを示している。言い換えると、図21は、眼EがZ方向において在る位置にある場合、XY方向にそれぞれ所定量だけ移動した位置における複数の参照画像が生成されることを、XY方向のマトリックス状に示している。その複数の参照画像の生成及び設定も、例えば、眼Eの基準位置の設定をしたときに、その基準位置の画像(画像G00)から、画像処理により行われる。その設定された複数の参照画像も、それぞれ、XY方向における表示画像の移動量の情報と共に、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶される。すなわち、複数の参照画像は、Z方向における位置の情報と、それぞれに対応するXY方向の移動量の情報とリンクされて、関係付けられている。
図21では、図20の画像に比べて、顔の大きさは大きくなっている。図21において、Z方向における位置は眼Eの位置は変化しない。そして、画像の倍率は1.2倍であり、XY方向における位置の変化に応じて、表示する画像の位置あるいは範囲は、図19において斜線で示す平面P3内で変化する。平面P2は、位置P11を含む平面である。
同様に、図22は、眼EとLCD16の間の距離が、互いに遠ざかる方向に在る量だけ変化した状態において、CCD16からの画像における眼Eの位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。図22において、中心の画像G02は、例えば、図19の位置P12における画像である。
図22の場合も、CPU11は、Z方向における眼の位置がある量だけ変化して、かつそのZ方向の位置毎にXY方向における位置だけが変化した場合の、CCD16から得られる、複数の眼Eの画像あるいは複数の顔の画像を、中心画像G00を用いて生成して、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶する。図22は、その記憶される複数の参照画像の例を示し、そのZ方向における位置において、XY方向に所定量だけ移動したときの画像を、その移動毎に、参照画像として記憶されることを示している。言い換えると、図22も、眼EがZ方向において在る位置にある場合、XY方向にそれぞれ所定量だけ移動した位置における複数の参照画像が生成されることを、XY方向のマトリックス状に示している。図21の場合と同様に、その複数の参照画像の生成及び設定も、例えば、眼Eの基準位置の設定をしたときに、その基準位置の画像(画像G00)から、画像処理により行われる。その設定された複数の参照画像も、それぞれ、XY方向における表示画像の移動量の情報と共に、メモリ16a等の記憶装置に予め記憶される。すなわち、複数の参照画像は、Z方向における位置の情報と、それぞれに対応するXY方向の移動量の情報とリンクされて、関係付けられている。
図22では、図20の画像に比べて、顔の大きさは小さくなっている。図22において、Z方向における位置は眼Eの位置は変化しない。そして、画像の倍率は0.8倍であり、XY方向における位置の変化に応じて、表示する画像の位置あるいは範囲は、図19において斜線で示す平面P2内で変化する。平面P3は、位置P12を含む平面である。
図21と図22は、それぞれ、図19の平面P2とP3内における眼Eの位置の変化に対応する複数の画像を示すが、図21と図22以外にも、基準位置Oから位置P11までの間、及び基準位置Oから位置P12までの間における、Z方向における複数の位置のそれぞれについて、図21と図22のような複数の参照画像と、XYZ方向における位置情報とが生成されて、記憶装置に予め記憶される。
すなわち、Z方向における複数の位置のそれぞれについて、基準画像である中心画像G00を用いて、CPU11は、眼Eの位置がZ方向に所定量ずつ移動し、かつその位置におけるXY平面内における所定量ずつ移動したときの参照画像を、生成して、記憶装置に記憶する。
このようにして生成された複数の参照画像と眼Eの画像あるいは顔の画像とのマッチングにより、合致する参照画像を特定し、その参照画像にリンクする、眼Eの位置のXYZ方向の移動量を含む揺れ情報を、CPU11は、図1の縦・横制御回路23等、あるいは図14のモーションコントローラ部123に出力することによって、表示画像の補正を行うことができる。マッチング処理は、XY方向においては、例えば、動きベクトルの検出において用いられているブロックマッチング法、勾配法を利用して行うことができる。動きベクトルの検出は、一般に画像圧縮技術において広く利用されている。そして、眼の画像あるいは顔の画像のフレーム画像から、動きベクトルを検出して、その動きベクトルの検出値を用いて、眼Eの2次元方向の移動量を検出する。
図23から図26は、以上のように生成された複数の参照画像とのマッチングにより、XYZ方向の移動量が決定されて、表示画像がどのように変化するかを説明するための図である。図23は、1.0倍の表示画像が、XY方向の揺れに対して、表示される画像の変化を説明するための図である。図24は、0.8倍の表示画像が、XY方向の揺れに対して、表示される画像の変化を説明するための図である。図25及び図26は、ユーザの視線方向LSから見たときに、画像がXY方向において基準位置Oに対して相対的に移動するときの画像の移動と、Z方向において基準位置Oに対して相対的に移動するときの画像の表示倍率の変化を説明するための図である。なお、図25では、表示画像が、位置P21からP22へ、さらにP23へと変化する例であり、図26は、表示画像が、位置P31からP32へ、さらにP33,P34,P35へと変化する例である。
例えば、図25に示すように、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、XY方向の平面P4内において、Y方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A21で示すように、位置P21の画像G21から位置P22の画像G22に徐々に変化する。
さらに、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、平面P4内において、XY方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A22で示すように、位置P22の画像G22から位置P23の画像G23に徐々に変化する。
さらに、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、平面P4内において、X方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A23で示すように、位置P23の画像G23から位置P21の画像G21に徐々に変化する。
このように、例えば、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、あるXY方向において揺れがあった場合、表示される画像は、揺れ情報に基づいて、倍率は一定で、XY方向の表示位置が変化する。
また、例えば、図26に示すように、XYZ方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、大きさと位置が変化する。図26に示すように、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、あるXY方向の平面P5内において、XY方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A31で示すように、位置P31の画像G31から位置P32の画像G32に徐々に変化する。
さらに、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、平面P5内において、XY方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A32で示すように、位置P32の画像G32から位置P33の画像G33に徐々に変化する。
次に、YZ方向における眼EとLCD16間の距離だけが変化するような揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A33で示すように、平面P5内の位置P33の画像G33から、平面P4内の位置P34の画像G34に徐々に変化する。
さらに、Z方向における眼EとLCD16間の距離が変化しないで、平面P4内において、XY方向の揺れがあった場合、LCD16に表示される画像は、矢印A34で示すように、位置P34の画像G34から位置P35の画像G35に徐々に変化する。
以上のように、眼Eの位置のマッチング処理によって得られたマッチング係数を用いて、表示画像を補正することによっても、揺れに応じた画像の補正を実現することができる。
以上のように、本実施の形態及び変形例によれば、表示部に表示する表示画像に対し、2次元方向の補正、3次元方向の補正、奥行き方向である1次元方向の補正、あるいは補正をしないを、切り替えることが可能な表示装置を実現することができる。例えば、ユーザが電車に乗っている時には、電車揺れを補正するために3次元方向あるいは奥行き方向の補正方法を選択したり、乗り物の乗っていない時は、手触れ補正のため2次元方向の補正方法を選択したり、あるいは補正を行なわない表示方法を選択することもできる。よって、ユーザは、用途に応じて、揺れに対する補正方法の選択をして、見易い画像に調整することができる表示装置を実現することができる。
なお、携帯電話1の中には、図2に示すように、2つのLCDを有するものもあり、その場合は、それぞれについて画像が表示されて方のLCDの表示面16a又は16Aについて、上述した補正方法の選択ができるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態及び変形例では、揺れに応じて参照画像とのマッチングをとり、マッチングのとれた参照画像に対応する移動量及び倍率に表示画像を補正しているが、揺れの周期性を検出する処理をCPU11の処理に追加し、一定の揺れが周期的に生じていることが検出された場合は、その一定の揺れが生じている間は、その揺れに応じた表示を繰り返すようにして、その間のマッチング処理を行わないようにしてもよい。そのようにすれば、CPU11のデータ処理量を減少でき、結果として応用装置である携帯電話の消費電力を低減することができる。
さらになお、CPU11は、CCD16の撮像画像中にユーザの顔が認識されなくなると、3次元方向の補正、2次元方向の補正及び1次元方向の補正を行わないように制御してもよい。ユーザの顔が認識されないことを、上記の実施の形態によれば、眼位置検出部21の出力が無いことによって、CPU11は判定することができる。ユーザの顔が認識されていないときは、いずれの補正をしても意味が無いので、いずれの補正処理を行わないようにして省電力化になる。
また、上述した実施の形態では、表示画像の補正には、3次元方向の補正、2次元方向の補正、1次元方向の補正及び補正無しの4つがあり、設定部12によっていずれか1つを選択可能であるが、これらの4つ全てを選択の対象になっていないような場合においても、本実施の形態の設定部12による設定ができるようにしてもよい。
図27は、補正方法の組合せの例を説明するための図である。図27は、上述した4つ(補正無しと、3つの補正方法とを合わせた)の表示画像の表示方法と、それらの組合せの場合を表形式で表している。
表示装置が、上述した2つの実施の形態と同様に、4つの表示方法を実現可能である場合(ケースC1)は、ユーザは、設定部12によってその4つの中の1つを選択することができる。
しかし、表示装置が、3次元方向の補正と2次元方向の補正を実現可能である場合(ケースC2)は、ユーザは、設定部12によってその2つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
さらに、表示装置が、補正無しと3次元方向の補正と2次元方向の補正を実現可能である場合(ケースC3)は、ユーザは、設定部12によってその3つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
そして、表示装置が、3次元方向の補正と2次元方向の補正と1次元方向の補正を実現可能である場合(ケースC4)は、ユーザは、設定部12によってその3つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
なお、表示装置が、補正無しと、2次元方向の補正と、1次元方向の補正を実現可能である場合(ケースC5)は、ユーザは、設定部12によってその3つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
また、表示装置が、補正無しと、3次元方向の補正と、1次元方向の補正を実現可能である場合(ケースC6)は、ユーザは、設定部12によってその3つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
さらにまた、表示装置が、補正無しと、3次元方向の補正とを実現可能である場合(ケースC8)は、ユーザは、設定部12によってその2つの中の1つを選択することができるようにしてもよい。
また、上述した2つの実施の形態では、携帯電話の例で説明したが、携帯電話以外の表示装置においても、上述した本実施の形態の補正方法の選択あるいは設定ができるようにする構成は適用可能である。図28から図31は、その表示装置としての他の例を示す図である。
図28は、上述したようなセンサ装置を含む装置としてのテレビ受像器の例を示す図である。図28では、テレビ受像器61は、表示器として液晶装置を有している。テレビ画面61aと同じ面に、監視用カメラ62が設けられている。従って、監視用カメラ62は、図1のCCD15に対応するもので、テレビ画面61aを観るユーザの顔を認識するためのカメラである。
図29は、上述したようなセンサ装置を含む装置としてのデジタルカメラの例を示す図である。図29では、デジタルカメラ71は、表示器として液晶装置が背面側に配置されている。液晶装置の表示部72と同じ面に、監視用カメラ73が設けられている。デジタルカメラ71は、表示部72とは反対側に、撮影用のレンズ74が配置されている。ユーザが写真を撮るときに、表示部72に表示された画像を観ながら、レリーズボタン75を押す。従って、監視用カメラ73は、図1のCCD15に対応するもので、表示部72を観るユーザの顔を認識するためのカメラである。
図30は、上述したようなセンサ装置を含む装置としてのテレビ受像器と共に使用される画像記録装置の例を示す図である。図30では、画像記録装置としてのハードディスクレコーダ81は、フロントパネル部82に操作ボタン、表示器などが配置されているが、ここでは、監視用カメラ83も設けられている。図視しないテレビ受像器は、表示器として液晶装置を有している。従って、監視用カメラ83は、図1のCCD15に対応するもので、テレビ受像器を観るユーザの顔を認識するためのカメラである。
図31は、上述したようなセンサ装置を含む装置としてのデジタルムービーカメラの例を示す図である。図31では、デジタルムービーカメラ91は、表示器として液晶装置が背面側に向けることが可能なように配置されている。液晶装置の表示部92と同じ面に、監視用カメラ93が設けられている。デジタルムービーカメラ91は、表示部92とは反対側に、撮影用のレンズ94が配置されている。ユーザが写真を撮るときに、表示部92に表示された画像を観ながら、各種操作ボタンを押す。従って、監視用カメラ93は、図1のCCD15に対応するもので、表示部92を観るユーザの顔を認識するためのカメラである。
以上のような図28から図31の各種表示装置において、揺れに応じて表示画像の補正をすることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係わる携帯電話の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる携帯電話の外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、揺れを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、眼のXY方向の揺れの検出方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、眼のZ方向の揺れの検出方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、両眼の間隔と移動量との関係を示す図である。 相対的な揺れ量の情報を出力する処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係わる、補正が無い場合の画像の表示状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、XY方向における揺れがあった場合の補正画像の表示状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、Z方向における揺れがあった場合の補正画像の表示状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、制御信号である駆動信号の出力のタイミングを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、水平有効信号と垂直有効信号の出力タイミングの変化を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、水平有効信号と垂直有効信号の出力タイミングの変化を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる携帯電話の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係わる、3つのモータを利用してLCDが、機械的にXYZ方向に動かされる場合の構成を示す図である。 第2の実施の形態に係わる、3つの電磁石を利用して、LCDが機械的にXYZ方向に動かされる場合の構成を示す図である。 変形例に係わる、画像が基準位置に対して相対的に移動するときの画像の表示倍率の変化を説明するための図である。 変形例に係わる、画像がユーザの眼とLCDのZ方向における相対的な位置は変化しないで、XY方向における相対的な移動があった場合の表示画像のXY方向の変化範囲を示す図である。 変形例に係わる、ユーザの眼とLCDのXY方向における相対的な位置は変化しないで、Z方向における相対的な移動があった場合の表示画像のZ方向の変化範囲を説明するための図である。 変形例に係わる、基準位置として設定される画像における眼の位置に対して、Z方向における位置は変化しない場合において、CCDからの画像における眼の位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。 変形例に係わる、眼とLCDの間の距離が、互いに近づく方向にある量だけ変化した状態において、CCDからの画像における眼の位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。 変形例に係わる、眼とLCDの間の距離が、互いに遠ざかる方向に在る量だけ変化した状態において、CCDからの画像における眼の位置がXY方向において変化した場合の画像の状態を示す図である。 変形例に係わる、1.0倍の表示画像が、XY方向の揺れに対して、表示される画像の変化を説明するための図である。 変形例に係わる、0.8倍の表示画像が、XY方向の揺れに対して、表示される画像の変化を説明するための図である。 変形例に係わる、ユーザの視線方向から見たときに、画像がXY方向において基準位置に対して相対的に移動するときの画像の移動と、Z方向において基準位置に対して相対的に移動するときの画像の表示倍率の変化を説明するための図である。 変形例に係わる、ユーザの視線方向から見たときに、画像がXY方向において基準位置に対して相対的に移動するときの画像の移動と、Z方向において基準位置に対して相対的に移動するときの画像の表示倍率の変化を説明するための図である。 補正方法の組合せの例を説明するための図である。 表示装置としての他の例を示す図である。 表示装置としての他の例を示す図である。 表示装置としての他の例を示す図である。 表示装置としての他の例を示す図である。
符号の説明
1、1A 携帯電話、1a 本体部、1b 蓋部、14,14A 画像処理部

Claims (5)

  1. 表示すべき表示画像を表示する表示部と、
    該表示部の表示面に対して平行でかつ互いに直交する2次元方向と、該2次元方向に直交する方向と、を含む3次元方向における前記表示部の揺れ、又は撮像装置によって撮像された所定の対象画像の撮像画像内の位置の変化を検出する検出部と、
    該検出部によって検出された前記3次元方向における前記表示部の前記揺れ、又は前記対象画像の前記位置の変化に対して、前記表示部の前記表示面を正面視したときに、前記表示画像の位置及び大きさが見掛け上変わらないように、前記3次元方向の前記揺れの量、又は前記対象画像の前記位置の変化の量に応じて、前記表示画像を補正しあるいは前記表示部を移動して前記3次元方向の補正を行う第1の補正部と、
    前記検出部によって検出された前記2次元方向における前記表示部の前記揺れ、又は前記対象画像の前記位置の変化に対して、前記表示部の前記表示面を正面視したときに、前記表示画像の位置が見掛け上変わらないように、前記2次元方向の前記揺れの量、又は前記対象画像の前記位置の変化の量に応じて、前記表示画像を補正しあるいは前記表示部を移動して前記2次元方向の補正を行う第2の補正部と、
    前記3次元方向の補正と、前記2次元方向の補正のいずれかを設定可能な設定部と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記検出部によって検出された前記2次元方向に直交する方向における前記表示部の前記揺れ、又は前記対象画像の前記位置の変化に対して、前記表示部の前記表示面を正面視したときに、前記表示画像の大きさが見掛け上変わらないように、前記2次元方向に直交する方向の前記揺れの量、又は前記対象画像の前記位置の変化の量に応じて、前記表示画像を補正しあるいは前記表示部を移動して前記2次元方向に直交する方向の補正を行う第3の補正部を有し、
    前記設定部は、前記3次元方向の補正と、前記2次元方向の補正に加えて、前記2次元方向に直交する方向の補正の中からいずれかを設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記設定部は、前記3次元方向の補正、前記2次元方向の補正及び前記2次元方向に直交する方向の補正のいずれによっても補正されていない前記画像信号を、前記表示部に出力するようにも設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記3次元方向の補正及び前記2次元方向の補正における前記表示画像の補正は、画像処理により行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 前記3次元方向の補正及び前記2次元方向の補正における前記表示部の移動は、前記表示部を機械的に移動させることにより行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の表示装置。
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