JPH11239033A - オーディオ信号処理装置 - Google Patents

オーディオ信号処理装置

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JPH11239033A
JPH11239033A JP10301215A JP30121598A JPH11239033A JP H11239033 A JPH11239033 A JP H11239033A JP 10301215 A JP10301215 A JP 10301215A JP 30121598 A JP30121598 A JP 30121598A JP H11239033 A JPH11239033 A JP H11239033A
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audio signal
control
touch
fader
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JP10301215A
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Peter Charles Eastty
チャールズ イースティ ピーター
Peter Damien Thorpe
ダミアン ソープ ピーター
Christopher Sleight
スライト クリストファ
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
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Sony United Kingdom Ltd
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    • H04H60/02Arrangements for generating broadcast information; Arrangements for generating broadcast-related information with a direct linking to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for simultaneous generation of broadcast information and broadcast-related information
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/04847Interaction techniques to control parameter settings, e.g. interaction with sliders or dials

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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一種類の制御操作子を用いてオーディオ信
号のゲイン調節と信号遮断制御との両方を行えるように
する。 【解決手段】 オーディオ信号処理装置は、1個または
複数個のタッチ検出式制御操作子であって、そのタッチ
検出式制御操作子に触れているユーザの手先の移動に応
答してオーディオ信号処理チャネルに加えられるゲイン
が調節されるタッチ検出式制御操作子と、ユーザが前記
タッチ検出式制御素子を所定作動手順に従って作動させ
たときにその所定作動手順を検出する検出手段と、前記
所定作動手順が検出されたときに、その検出に応答し
て、前記オーディオ信号処理チャネルを動作状態にして
入力オーディオ信号を抑制させる第1動作モードと、前
記入力オーディオ信号を抑制させない第2動作モードと
の間で動作モードの切換えを行う信号スイッチ手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号処理装置には様々なもの
があるが、例えばオーディオ信号ミキシング・コンソー
ルでは、フェーダ操作子として機械式の直線形ポテンシ
ョメータを複数個並設し、それによって、ユーザが、ゲ
イン等をはじめとする種々のパラメータを設定できるよ
うにしている。
【0003】また、フェーダ操作子以外に、その他の
(別設のスイッチで構成した)制御操作子もしばしば備
えられており、例えば、あるチャネルのオーディオ信号
を通過させる第1モードと、そのオーディオ信号を遮断
する(即ち「カット」する)第2モードとの間での切換
えを行う、いわゆる遮断性御操作子などが備えられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、それらの機能
を、別々の制御操作子で制御していたため、それによっ
て、オーディオ信号処理装置のレイアウト及び操作性に
数々の制約がもたらされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オーディオ信
号処理装置を提供するものであり、このオーディオ信号
処理装置は、1個または複数個のタッチ検出式制御操作
子であって、そのタッチ検出式制御操作子に触れている
ユーザの手先の移動に応答してオーディオ信号処理チャ
ネルに加えられるゲインが調節されるタッチ検出式制御
操作子と、ユーザが前記タッチ検出式制御素子を所定作
動手順に従って作動させたときにその所定作動手順を検
出する検出手段と、前記所定作動手順が検出されたとき
に、その検出に応答して、前記オーディオ信号処理チャ
ネルを動作状態にして入力オーディオ信号を抑制させる
第1動作モードと、前記入力オーディオ信号を抑制させ
ない第2動作モードとの間で動作モードの切換えを行う
信号スイッチ手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、オーディオ信号処理装置
のための、良好な操作性を有する優れた制御システムが
得られ、この制御システムは、単一種類の制御操作子
(タッチ検出式制御操作子)を、フェーダ操作子として
使用する共に、遮断制御操作子としても使用するもので
ある。ユーザは、制御操作子に触れた指先を移動させる
ことで、ゲイン値を調節することができる。また、所定
作動手順を実行する(例えば、制御操作子を素早く2回
叩くようする)ことで、遮断制御状態を切換えることが
できる。従って、同じ制御操作手段を操作することで、
それら2つの機能を活用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明して行く。図1は、オーディオ信
号ミキシング・コンソールを模式的に示したブロック図
であり、このオーディオ信号ミキシング・コンソール
は、タッチ検出式ディスプレイ・スクリーン10と、制
御コンピュータ20と、タッチ・パネル式フェーダ装置
30と、スレイブ・ディスプレイ・スクリーン40と、
信号プロセッサ50とを備えている。
【0008】このオーディオ信号ミキシング・コンソー
ルの基本的な動作について説明すると、先ず、信号プロ
セッサ50へ、複数のオーディオ信号が入力するように
してある。信号プロセッサ50へ入力するオーディオ信
号は、アナログ信号とディジタル信号とのどちらでもよ
く、どちらにも対応することができる。信号プロセッサ
50は、入力してくるそれらオーディオ信号に対して、
制御コンピュータ20から供給される種々のパラメータ
の値に従って処理を施す。更に、制御コンピュータ20
が発生するそれらパラメータの値に対して、ユーザが調
節を加えることができるようにしてある。調節を加える
ための方法としては、ディスプレイ・スクリーン10の
画面に指を触れて操作する方法と、タッチ・パネル式フ
ェーダ装置30を操作する方法との2通りを可能にして
ある。これら2通りのパラメータ調節モードについて、
以下に詳細に説明する。
【0009】スレイブ・ディスプレイ・スクリーン40
は、このオーディオ信号ミキシング・コンソールの内部
の様々な計測箇所で計測されている、オーディオ信号レ
ベル等の計測データを表示させるために備えたものであ
る。
【0010】図2は、ディジタル信号プロセッサ50の
ブロック回路図である。ディジタル信号プロセッサ50
は、このディジタル信号プロセッサ50内部のデータ及
びフィルタ係数のフローを制御する制御プロセッサ10
0と、制御コンピュータ20からパラメータ・データ及
びフィルタ係数を受取る際に使用すると共に、制御コン
ピュータ20へ計測データを送出する際に使用する入出
力(I/O)バッファ110と、パラメータ・データの
現在値を格納しておくために使用するランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)120と、プログラマブルDSP
装置130と、入力してくるオーディオ信号がアナログ
信号である場合にそれをディジタル・オーディオ信号に
変換するための入力A/Dコンバータ(ADC)140
と、処理したディジタル・オーディオ信号をアナログ信
号として出力すべき場合にそれをアナログ・オーディオ
信号に変換する出力D/Aコンバータ(DAC)150
とを備えている。
【0011】図3は、制御コンピュータ20の構造を示
したブロック回路図である。制御コンピュータ20は、
通信バス210に接続した中央処理装置(CPU)20
0を備えている。通信バス200には更に、タッチ・パ
ネル式フェーダ装置30からデータを受取るための入力
バッファ220と、ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)230と、プログラム格納メモリ240と、BIO
S用カラー・マップ(色変換表)250と、ビデオ・カ
ード用カラー・マップを備えたビデオ・カード260
と、ディジタル信号プロセッサ50からデータを受取る
ための入力バッファ270と、ディジタル信号プロセッ
サ50へデータを送出するための出力バッファ230と
が接続している。
【0012】図4は、タッチ検出式ディスプレイ・スク
リーン10上の表示画面を示した模式図である。表示画
面の左側と右側の両方に、チャネル・ストリップ群が1
つずつ表示されるようにしてあり、各チャネル・ストリ
ップ群は、10本のチャネル・ストリップ300を含ん
でいる。このチャネル・ストリップの配置は、通常の
(即ち、ハードウェアで構成した)オーディオ信号ミキ
シング・コンソールの機械的部品の配置を模したもので
ある。どのチャネル・ストリップ300も同様の表示形
態で表示されているが、ただし、個々のチャネル・スト
リップ300によって規定される夫々のパラメータに対
してユーザが加える調節量に関する表示形態はまちまち
である。このチャネル・ストリップ300については後
に図6のA及びBを参照して説明する。
【0013】表示画面の中央部分310には、メイン・
フェーダ320と、ルーティング制御操作子及びイコラ
イゼーション制御操作子330と、複数のディスプレイ
・メータ340とが表示される。
【0014】チャネル・ストリップは、ユーザが調節操
作する複数個の制御操作子を含むと共に、それら制御操
作子の現在状態を表す視覚表示を含むものでもある(こ
の視覚表示は、ユーザが調節操作する機械的部品の回転
式ポテンショメータにおいて、そのポテンショメータの
回転位置によって調節量の現在状態が視覚的にフィード
バックされるのと同様の視覚表示である)。この特徴に
ついては、図6のA及びBを参照して後に更に詳細に説
明する。この場合、ユーザがあるパラメータの値に調節
を加えると、制御コンピュータ20が、ディスプレイ・
スクリーン10上のその値の表示をその調節量に応じて
変化させる。またそれと同時に、制御コンピュータ20
は、信号プロセッサ50がその調節量に応じて実行すべ
き処理操作を制御するための、フィルタ係数ないし制御
量係数の値として、それまでの値に代わって用いられる
新たな値を発生させる。
【0015】複数のディスプレイ・メータ340は、様
々な信号レベルを単に表示するためのものであり、例え
ば、DSP130から出力される左チャネル及び右チャ
ネルの信号レベル等を表示する(この場合、それら信号
レベルを表すレベル・データが、DSP130から、制
御プロセッサ100及びI/Oバッファ110を介して
制御コンピュータ20の入力バッファ270へ転送され
る)。
【0016】図5は、タッチ・パネル式フェーダ装置3
0のパネル(以下「フェーダ・パネル30」と言い表
す)の模式図である。フェーダ・パネル30は、基本的
には、複数個のタッチ・センサを一列に並べてアレイ状
としたものであり、各タッチ・センサは細長い形状をし
ている。タッチ・センサについては後に更に詳細に説明
することとし、ここでその概要だけを述べておくと、そ
れらタッチ・センサは、制御コンピュータ20へ次の3
種類のデータを出力する。 (a)そのタッチ・センサの長手方向のいずれかの位置
にユーザの手先が触れているか否かを示すデータ。 (b)そのタッチ・センサの(従ってそのタッチ・セン
サによって構成されたフェーダ操作子の)長手方向のど
の位置にユーザの手先が触れているかを示すデータ。 (c)そのタッチ・センサに対してユーザの手先がどれ
ほど近接しているかの近接度を示すデータ。 この目的に適したタッチ・センサの具体例は、WO95
/31817に記載されている。
【0017】フェーダ・パネル30は、ディスプレイ・
スクリーン10上に表示されるチャネル・ストリップの
各々に1つずつが対応した複数個のタッチ・センサ35
0を備えており、また更に、ディスプレイ・スクリーン
10上に表示されるメイン・フェーダ制御操作子320
に対応したもう1つのタッチ・センサを備えている。
【0018】従って以上の構成によれば、ディスプレイ
・スクリーン10の画面には、パラメータの値を制御す
るための制御操作子の現在レベルや現在状態が表示され
る。そして、タッチ検出式ディスプレイ・スクリーン1
0と、タッチ・パネル式フェーダ装置30のタッチ・セ
ンサとの、どちらを操作することによっても、パラメー
タの値の現在レベルを調節することができ、その値を上
昇及び低下の双方向に調節することができる。ただしこ
の調節は、現在レベルから上昇させるか、または現在レ
ベルから低下させる、相対的調節操作として行われる。
即ち、タッチ・パネル式フェーダ装置30のあるチャネ
ルに対応したタッチ・センサにユーザの指先が触れたと
きに、そのチャネルのゲインの値が、そのタッチ・セン
サ上の指先が触れている位置(タッチ位置)に対応した
値に調節されるのではなく、そのタッチ・センサに触れ
ている指先の移動量に対応した調節量をもって、そのチ
ャネルのゲインの値が増減されるようにしてある。
【0019】従ってユーザは、フェーダ・パネル30を
操作して調節を行う場合には、先ず、フェーダ・パネル
30上の(調節しようとする、特定チャネルまたはメイ
ン・フェーダに対応した)特定のタッチ・センサに指先
を触れさせ、続いて、そのタッチ・センサ上で指を上下
に移動させるようにする。この場合、ユーザの指が、そ
のタッチ・センサの長手方向のどの位置に最初に触れた
かとは無関係に、そのタッチ・センサによって構成され
ているフェーダ操作子によって実行されるゲイン制御量
の現在レベルに対して調節が加えられる。
【0020】図6のA及びBは、1つの図を2つに分割
したものであり、それらを接続した図によって1つのチ
ャネル・ストリップを示している。各チャネル・ストリ
ップは、各チャネルの信号処理系路中に挿入可能なオー
ディオ信号処理のための複数個の制御操作子及びデバイ
スを、ディスプレイ・スクリーン10上にグラフィック
表示したものである。図6のAに示されているものは、
上から順に、入力プリアンプ、可変遅延制御器、高域フ
ィルタ、それに2個の帯域通過フィルタである。また、
図6のBに示されているものは、上から順に、チャネル
からの出力供給に関係した3個の制御操作子、いわゆる
パンポット、チャネル名称、それにチャネル・フェーダ
である。図6のAに示されている制御操作子はいずれ
も、オーディオ信号の種々の属性を制御するための制御
操作子でああって、それら制御操作子は、ディスプレイ
・スクリーン10上の画面上に表示する際に、強調色と
淡泊色との、どちらでも表示できるようにしてある。あ
る制御操作子が強調色で表示されているときは、その制
御操作子が「回路内組込み」状態にあることを表してい
る。また、ある制御操作子が淡泊色で表示されている
(いわゆる「グレイ・アウト」状態とされている)とき
は、その制御操作子が、調節操作は可能であるが、現在
はオーディオ信号回路内に組込まれていないことを表し
ている。
【0021】「グレイ・アウト」という特徴の具体例と
して、チャネル・ストリップ(図6のA)の上から2番
目に配置されている「遅延」制御操作子について説明す
る。遅延量の値は、例えば、0ミリ秒(mS)〜100
0mSの範囲内の値に設定することができ、この値の設
定は、遅延プロセッサがオーディオ信号回路内に組込ま
れていなくても行えるが、ただし、オーディオ信号に対
して実際にその遅延が加えられるのは、遅延プロセッサ
が回路内に組込まれているときだけである。
【0022】図6のA及びBに示したチャネル・ストリ
ップの図は更に、制御設定値の現在値がどのようにして
ユーザへ視覚的にフィードバックされるかということも
示している。チャネル・フェーダ操作子を除いたその他
全ての制御操作子には、現在設定値を示す数値表示が添
えられており(例えば、フィルタの中心周波数の値とし
ての「60Hz」や、ゲインの値としての「0.0d
B」が表示されている)、また、半円形と指針とを組合
せた表示が添えられている。この半円形と指針との組合
せは、設定可能レンジ内のどのあたりに現在設定値が位
置しているかをグラフィック表示するものである。その
表示の仕方は時計の針と同様であって、設定可能な最小
値(指針が水平左向きになる)から設定可能な最大値
(指針が水平右向きになる)までを表示する。例えば、
図6のAに示されている2個の帯域分離フィルタのうち
の上側のフィルタに関しては、中心周波数を表す指針が
半円形の全体のうちの3分の1の位置にあり、それによ
って、現在設定値の60Hzが上限値よりも下限値の方
に近いことを表している。現在設定値と指針の回転位置
との関係は目盛の取り方によって決まるが、この目盛は
必ずしも等間隔目盛とする必要はなく、対数目盛等のそ
の他の目盛を採用してもよい。
【0023】図7は、フェーダ装置30に関連して、ユ
ーザの手先の近接度と、ユーザの手先が触れているか否
かとが、ディスプレイ・スクリーン10上にどのように
表示されるかを示した模式図である。フェーダ・パネル
30上の複数個のタッチ・センサのうちのあるタッチ・
センサにユーザの手先が触れたならば、ディスプレイ・
スクリーン10上に表示されているそのタッチ・センサ
に対応したフェーダ操作子(図7の具体例ではフェーダ
操作子400)を、ディスプレイ・スクリーン10の画
面上のその他の部分の色とは対照的な色(例えば赤色)
に変化させる。これによって、そのタッチ・センサに対
応した特定のフェーダ操作子に、ユーザの手先が現在触
れているということが表示され、従ってそのフェーダ操
作子が現在、調節操作の対象となっているということが
表示される。
【0024】同様に、複数個の(タッチ・センサで構成
されている)フェーダ操作子のうちのあるフェーダ操作
子にユーザの手先が接近したならば(これもまた、近接
度検出装置である前述のタッチ・センサによって検出さ
れる)、ディスプレイ・スクリーン10上に表示されて
いるそのタッチ・センサに対応したフェーダ操作子の色
が、ユーザの手先が触れたときとはまた別の対照的な色
で、しかも複数の飽和度段階のうちの、その近接度に応
じた飽和度段階で表示される。例えば、ユーザの手先が
そのフェーダ操作子を構成しているタッチ・センサに接
近すればするほど、その色の飽和度を上昇させて表示す
るようにする。これを具体的に示したのが、図7の2個
のフェーダ操作子410である。
【0025】上記システムによれば、ユーザは、ディス
プレイ・スクリーン10上の表示から、自分の手先と複
数個のフェーダ操作子との間の夫々の近接度を読取るこ
とができるため、フェーダ・パネル30の方へいちいち
視線を移すことなく、自分の手先がフェーダ・パネル3
0に沿って移動して行く様子を知ることができる。更
に、ディスプレイ・スクリーン10上に近接度を複数の
段階で表示できるようにしたため、ユーザは、夫々に異
なった近接度を表している異なった色の分布から、自分
の手の現在位置を推定することも可能となっている。
【0026】図8のA及びBは、ディスプレイ・スクリ
ーン上に表示される、いわゆるポップアップ・ディスプ
レイを示した模式図である。図8のAは、図4に示した
ディスプレイ・スクリーン10の画面表示の一部を示し
ており、より詳しくは、ディスプレイ・スクリーン10
上に表示される多数のチャネル・ストリップのうちの3
本について、それらの垂直方向の一部分だけを取出して
示したものである。ディスプレイ・スクリーン10上の
それらチャネル・ストリップの制御操作子のうちの1つ
にユーザが指先を触れたならば(既述の如く、ディスプ
レイ・スクリーン10はタッチ検出式である)、ディス
プレイ・スクリーン10は、その指先の触れた位置(タ
ッチ位置)を検出する。すると、制御コンピュータ20
が(不図示のルックアップ・テーブルを参照して)その
タッチ位置を、そのタッチ位置に対応した、ある1つの
チャネル・ストリップのある1つの制御操作子を特定す
るIDデータに変換する。更に、その制御操作子を含む
ポップアップ・ディスプレイが、ディスプレイ・スクリ
ーン10上に表示され、ユーザは、そのポップアップ・
ディスプレイに含まれているアイコンを利用して、その
制御操作子についての調節操作を実行することができ
る。
【0027】例えば、図8のAに示した遅延制御操作子
420にタッチしたならば、それに対応した「ポップア
ップ」ディスプレイが表示される。一旦表示されたポッ
プアップ・ディスプレイは、ユーザが別の制御操作子を
調節操作のために選択するか、或いは、そのポップアッ
プ・ディスプレイにタッチしていた指先等が離れてから
所定時間が経過したときに消滅し、それまでの間は表示
が維持される。ポップアップ・ディスプレイを図8のB
に示した。
【0028】ポップアップ・ディスプレイは、タッチさ
れた制御操作子を表すアイコンを含んでおり、このアイ
コンを図8のBに参照番号430で示した。ただしこの
アイコンを表示する際には、その制御操作子が現在、調
節の対象となっていることを示すために、このアイコン
を元の位置から斜め右下へ数ピクセル分(例えば1〜1
0ピクセル分)シフトさせて表示するようにしている。
ポップアップ・ディスプレイは更に、チャネル名称及び
チャネル番号440と、フェーダ操作子450とを含ん
でおり、このフェーダ操作子450を操作することで、
最初にタッチした制御操作子の調節量の値を調節できる
ようにしてある。
【0029】2通りの調節操作モードを用意してあり、
ユーザはどちらの調節操作モードでも調節操作を行うこ
とができる。第1の調節操作モードでは、ユーザは、タ
ッチ検出式ディスプレイ・スクリーン10上に表示され
ている操作したい制御操作子に指先でタッチしたなら
ば、そのままディスプレイ・スクリーン10から指先を
離さずに触れさせたままにしておく。すると、ポップア
ップ・ディスプレイが表示されるため、それが表示され
たところで、ディスプレイ・スクリーン10上に触れさ
せたままの指先を上下方向に移動させる。すると、フェ
ーダ操作子450が、最初に指先を触れさせた位置から
の上下方向の移動距離に対応した距離だけ上下方向に移
動され、それと共に、その制御操作子によって制御され
る属性の値がその移動距離に対応した調節量だけ調節さ
れる。
【0030】第2の調節操作モードでは、ユーザは、デ
ィスプレイ・スクリーン10上に表示されている操作し
たい制御操作子に指先でタッチしたならば、その指を画
面上で移動させずに直ぐに離すようにし、即ち、ディス
プレイ・スクリーン10上のその制御操作子を指先でポ
ンと叩くようにする。すると、ポップアップ・ディスプ
レイが表示されため、続いて、ディスプレイ・スクリー
ン10のそのポップアップ・ディスプレイの表示領域内
に指先を触れさせて上下に移動させれば、表示されてい
るフェーダ操作子450に調節操作を加えることができ
る。そして、ポップアップ・ディスプレイの表示領域内
のノンアクティブ領域にタッチすることで、ポップアッ
プ・ディスプレイを消滅させることができる。
【0031】この第2の調節操作モードにおいても、調
節はいわゆる「トリム」モードで行われる。即ち、その
制御操作子によって現在設定されている現在設定値を基
準として、設定値をそこから増減させる形で調節が行わ
れ、ユーザの指先がディスプレイ・スクリーン10上の
どの位置に最初にタッチして移動を始めたかということ
とは無関係に調節が行われる。
【0032】図9及び図10は、フェーダ・パネル30
の内部の回路を示したブロック回路図である。図9にお
いて、参照番号500は、多数のフェーダ・センサ(即
ち、フェーダ操作子に対応したタッチ・センサ)のうち
の1つを示している。このフェーダ・センサ500から
は、3種類の出力信号が送出されており、それら出力信
号は、3個のA/Dコンバータ(ADC)510、52
0、530へ夫々に供給されている。それら出力信号の
内訳は、そのフェーダ・センサに指先が触れているタッ
チ位置を示すアナログ位置信号(ただしこの出力信号
は、そのフェーダ・センサが実際にタッチされていると
きにしか出力されていない)と、ユーザの手先がそのフ
ェーダ・センサにどれほど近接しているかの近接度を示
す近接度信号と、そのフェーダ・センサが現在、タッチ
されているか否かを示すタッチ・ステータス信号とであ
る。
【0033】これら3つの出力信号がディジタル変換さ
れた3つのディジタル信号が、マルチプレクサ540で
多重化されて1つの信号にまとめられ、その際に、その
フェーダ・センサ500に対応したチャネルを示すチャ
ネルID信号も併せて多重化される。尚、このチャネル
ID信号は、変化することのない固定信号である。こう
して多重化されたマルチプレクサ540の出力信号は、
3バイトのシリアル・データ・ワードの形で送出され
る。
【0034】夫々のチャネルに対応した夫々のフェーダ
・センサが、これと同様のシリアル・データ・ワードを
出力し、出力されたシリアル・データ・ワードは全て、
前回値バッファ550(図10)に格納される。そし
て、新たなシリアル・データ・ワードが入力してきたと
きに、そのシリアル・データ・ワードの値が、前回値に
バッファに格納されている対応するシリアル・データ・
ワードの値と比較される。この比較は、比較/制御ロジ
ック回路560が行う。この比較によって、シリアル・
データ・ワードの値が変化したことが検出されたなら
ば、比較/制御ロジック回路560は、出力回路570
を制御して、変化が発生したチャネルに対応した3バイ
トのシリアル・データ・バイトを制御コンピュータ20
へ転送させる。
【0035】従ってこの方式によれば、あるチャネルに
対応したフェーダ・センサのステータスが変化したとき
にだけ、そのフェーダ・センサに対応した3バイトのシ
リアル・データ・ワードが制御コンピュータ20へ転送
される。
【0036】図11は、フェーダ・パネル30から制御
コンピュータ20へ転送される3バイトのシリアル・デ
ータ・ワードのフォーマットを示した模式図である。こ
の3バイトのシリアル・データ・ワードの各バイト57
0は、バイト・ヘッダ580と、対応するチャネルに関
するデータを包含しているペイロード590とで構成さ
れている。各バイトのバイト・ヘッダ580は、転送中
のデータが、1つのシリアル・データ・ワードを構成す
る3個のバイトのうちの、どのバイトに相当するもので
あるかを示している。そのため、制御コンピュータ20
は、バイト・ヘッダ580を参照することで、1つのシ
リアル・データ・ワードの3個のバイトの全ての受信が
完了したことを検出することができる。
【0037】図12は、制御コンピュータ20の全体動
作の概要を示したフローチャートである。制御コンピュ
ータ20は、ループを反復して実行するようにしてあ
り、このループにおいては、先ず、入力バッファ220
をチェックする(ステップ600)。ステップ610で
は、入力バッファの内容を調べて、1つの3バイト・シ
リアル・データ・ワードの全体が格納されているか否か
を判定する。1つの3バイト・シリアル・データ・ワー
ドの全体が格納されていたならば、続いてステップ62
0で、そのシリアル・データ・ワードを処理する。この
ステップ620で実行する処理については、後に図13
を参照して更に詳細に説明する。
【0038】ステップ630では、信号プロセッサ50
から計測データを読出し、ディスプレイ・スクリーン1
0上に表示されたメータの再描画を行う。
【0039】ステップ640では、タッチ検出式ディス
プレイ・スクリーン10(以下「タッチ・スクリーン」
という)の画面に、それまでタッチされていなかったも
のがタッチされている状態になったか、または、それま
でタッチしていた指先等がその画面から離れたか、また
は、指先等が画面に触れている位置であるタッチ位置が
変化したかの、いずれかが発生したか否かを判定する。
これらはタッチ・スクリーン事象と呼ばれるものであ
り、いずれかのタッチ・スクリーン事象が発生したこと
が検出されたならば、ステップ650で、そのタッチ・
スクリーン事象に関連した処理を実行する。このステッ
プ650で実行する処理については、後に図15を参照
して更に詳細に説明する。
【0040】最後のステップ660では、このループ動
作の実行中に信号処理に関係した何らかの属性の値が変
更された場合に、その属性の新たな値をディジタル信号
プロセッサ50へ転送する。
【0041】図13は、前述の3バイト・シリアル・デ
ータ・ワードの処理を示したフローチャートである。ス
テップ700では、あるチャネルに対応したタッチ・セ
ンサに関する近接度またはタッチ・ステータスが変化し
たか否かを判定する。即ち、そのチャネルに対応したタ
ッチ・センサが、それまでタッチされていなかったのが
新たにタッチされている状態になったか、または、その
タッチ・センサに対するユーザの手先の近接度が変化し
たかの、いずれかが発生したか否かを判定する。その判
定結果が肯定(Y)であったならば、ステップ710に
おいて、ディスプレイ・スクリーン10上に表示されて
いるそのチャネルに対応したフェーダ操作子の表示領域
に関係したカラー・マップのエントリに変更を加える。
このカラー・マップのエントリに変更を加えるプロセス
については、後に図14を参照して更に詳細に説明す
る。
【0042】ステップ720では、ダブル・クリック操
作が行われたか否かを判定する。即ち、所定時間内に、
指先等がタッチ・パネル式フェーダ装置30のパネルに
触れて離れ、再び触れて離れるということが起こったか
否かを判定する。この事象(ダブル・クリック事象)が
発生したことが検出されたならば、ステップ730でチ
ャネル遮断制御状態の切換えを行った上で処理を終了す
る。チャネル遮断制御とは、当該チャネルの出力をオン
とオフとの間で切換える制御である。チャネル遮断制御
状態がオフのときにこの制御状態の切換えが行われる
と、チャネル遮断制御状態はオンになり、逆にオンであ
ったときにはオフになる。
【0043】一方、ダブル・クリック事象が検出されな
かった場合には、ステップ735において、タッチ・パ
ネル式フェーダ装置30のパネルが現在、タッチされて
いるか否かを判定する。その判定結果が肯定(Y)であ
ったならば、続いてステップ740において、そのタッ
チが新規タッチ(それまでタッチされていなかったのが
新たにタッチされた状態になったこと)か否かを判定す
る。この判定は、この図13のフローチャートの処理を
前回実行したときに格納しておいたタッチ属性の値を参
照することで行う。
【0044】もし、そのタッチが新規タッチであったな
らば、ステップ750で、トリム・モードを開始する。
このトリム・モードでは、その新規タッチに際して指先
等が最初に触れたフェーダ操作子上の長手方向位置を格
納すると共に、その位置を、そのフェーダ操作子で制御
するゲイン・パラメータの現在値に対応付ける。そし
て、この図13のフローチャートの処理の次回の実行時
に、ユーザの指先がそのフェーダ操作子の長手方向に沿
って上下に移動していたならば、そのフェーダ操作子で
制御するゲイン属性値に対して、格納した現在値を基準
とした増減量をもって調節を加えることになる。一方、
そのタッチが新規タッチではなかったならば、処理の流
れはステップ760へ進む。テップ760では、この図
13のフローチャートの処理の前回の実行時から現在ま
での間に、ユーザの指先がフェーダ操作子の長手方向に
沿って上下に移動したか否かを調べ、もし移動していた
ならば、そのフェーダ操作子が制御するゲイン属性値に
対して、対応する増減量をもって調節を加える。
【0045】最後に、格納されている前回の近接度の属
性値、タッチ・ステータスの属性値、及びレベル(ゲイ
ン)属性値を、この図13のフローチャートの処理を今
回実行して得られたそれらの値に更新する。
【0046】図14はカラー・マップに関する処理を示
したフローチャートである。カラー・マップとは、いわ
ゆる論理色(論理色は「0」から「255」までの値で
指定される)と、ディスプレイ・スクリーン上に実際に
表示される表示色の赤値(R値)、緑値(G値)、及び
青値(B値)の組合せとを対応付けるものである。図示
の具体例では、例えば、論理色「1」を(60R、60
G、60B)に対応付けている。
【0047】R値、G値、及びB値は、その各々を
「0」から「255」までの間で調節することができる
(8ビット値であるので)ため、カラー・マップは、R
値、G値、及びB値の1670万通りの組合せのうちの
256通りの組合せを定義することになる。
【0048】制御コンピュータ20は、2つのカラー・
マップを保持している。第1のカラー・マップは、いわ
ゆる「BIOS」用カラー・マップであり、これは制御
コンピュータ20が、プログラムの制御に従って変更を
加えることのできるカラー・マップである。制御コンピ
ュータ20がこのBIOS用カラー・マップに変更を加
えたならば、その変更がビデオ・カード用カラー・マッ
プに複写されるようにしてあり、論理色をディスプレイ
・スクリーン10上の表示色に対応したディスプレイ・
パラメータへ変換するために実際に使用されるカラー・
マップは、このビデオ・カード用カラー・マップであ
る。
【0049】本実施例においては、夫々のチャネルに対
応した夫々のフェーダ操作子の表示領域のような、ディ
スプレイ・スクリーン10上の個々の領域に対して、様
々に異なった論理色を割り当てるようにしている。この
場合、それら領域の表示色を同一にしたい場合には、そ
れら論理色が指定するR値、G値、及びB値の初期値を
互いに等しくしておけばよい。また、あるフェーダ操作
子のタッチ・ステータスないし近接度ステータスが変化
したときなどには、そのフェーダ操作子に対応した特定
の領域の表示色を高速で変化させる必要があるが、その
際には、マイクロソフト・ウィンドウの再描画コマンド
のように、標準的ではあるが(本用途にとっては)比較
的低速といわざるを得ない再描画コマンドを用いてその
特定の領域を再描画するのではなく、ディスプレイ・ス
クリーン10上のその特定の領域に対応付けられている
論理色に対応したカラー・マップのエントリを書き換え
るという簡明な方法を用いることができる。このように
すれば、殆ど瞬間的に、その変更を、ディスプレイ・ス
クリーン10上の実際の表示色に反映させることができ
る。
【0050】以上から明らかなように、この方式では、
最初にBIOS用カラー・マップに対して変更を施し、
その後に、その変更内容を(標準的コマンドを用いて)
ビデオ・カード用カラーマップへ伝播させるようにして
いる。
【0051】図15は、図12のフローチャート中のス
テップ650の処理である、タッチ・スクリーン事象の
処理を示したフローチャートである。ステップ800で
は、ディスプレイ・スクリーン10が現在、タッチされ
ているか、または、前回(即ち、この図15のフローチ
ャートの処理を前回に実行したとき)タッチされていた
かの、何れかであるか否かを判定する。その判定結果が
肯定(Y)であったならば、処理の流れはステップ83
0へ進む。一方、その判定結果が否定(N)であったな
らば、処理の流れはステップ810へ進み、そこでは、
ディスプレイ・スクリーン10への最後のタッチが終了
してから所定時間が経過したか否かを判定する。もし経
過していなかったならば、このフローチャートの処理は
終了する。一方、その時間が経過していたならば、処理
の流れはステップ820へ進み、そこで、もし開いてい
るポップアップ・ディスプレイがあれば閉じた上で、処
理を終了する。
【0052】ステップ830では、現在タッチが、新規
に調節を開始すべきことを表しているか否かを判定す
る。もしそうであれば、ステップ840で、他に開いて
いるポップアップ・ディスプレイがあるか否かを判定
し、もしあれば、ステップ850でそれを閉じる。ステ
ップ860では、新規調節のための新たなポップアップ
・ディスプレイを開き、続いてステップ870で、トリ
ム調節動作を開始する。トリム調節動作を開始する際に
は、選択された制御操作子が制御する値の現在設定値
を、指先の現在タッチ位置に対応付けるようにし、それ
によって、既に述べたようにして、絶対値を指定する調
節ではなく、現在値に対する相対的な調節という形で調
節操作を行えるようになる。これが完了したならば、こ
のフローチャートの処理は終了する。
【0053】一方、現在タッチが、以前からの調節操作
を継続すべき性質のものであると判定されたならば、即
ち、このフローチャートの処理の以前の実行時にトリム
調節モードがセット・アップされて以後、指先がディス
プレイ・スクリーン10にタッチしたままであると判定
されたならば、ステップ880において、現在タッチに
対応した制御に関する現在値を変更する(ただし指先が
移動していた場合)。そして、ステップ890におい
て、ポップアップ・ディスプレイの中の対応する表示領
域に変更を加える。
【0054】本発明の別の実施例として、ユーザの手先
の近接度を検出している前述の複数個のタッチ・センサ
が夫々に出力している近接度の値の平均値の検出(不図
示)を行うようにし、その平均値に応じて近接度測定感
度を調節するようにしてもよい。例えば、その平均値
が、検出強度が非常に弱いことを表していたならば(こ
れはユーザの手先が遠く離れたことを示唆している)、
近接度測定感度を増大させるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一種類の制御操作子を用いてオーディオ信号のゲイン
調節と信号遮断制御との両方を行うことができる。その
ため、オーディオ信号処理装置のレイアウトを簡明なも
のとすることができ、その操作性を大いに向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ信号ミキシング・コンソールのブロ
ック図である。
【図2】図1のオーディオ信号ミキシング・コンソール
の一部を成すディジタル信号プロセッサのブロック回路
図である。
【図3】図1のオーディオ信号ミキシング・コンソール
の一部を成す制御コンピュータのブロック回路図であ
る。
【図4】図1のオーディオ信号ミキシング・コンソール
の一部を成すディスプレイ・スクリーンの表示画面の模
式図である。
【図5】図1のオーディオ信号ミキシング・コンソール
の一部を成すタッチ・パネル式フェーダ装置のパネルの
模式図である。
【図6】A及びBは、チャネル・ストリップの模式図で
ある。
【図7】近接度及びタッチ・ステータスの表示の仕方を
示した模式図である。
【図8】A及びBは、ディスプレイ・スクリーン上のポ
ップアップ・ディスプレイを示した模式図である。
【図9】図5のタッチ・パネル式フェーダ装置の内部の
回路を示したブロック図である。
【図10】図5のタッチ・パネル式フェーダ装置の内部
の回路を示したブロック図である。
【図11】タッチ・パネル式フェーダ装置から制御コン
ピュータへ転送されるデータ・ワードのフォーマットを
示した模式図である。
【図12】制御コンピュータの全体動作の概要を示した
フローチャートである。
【図13】シリアル・データ・ワードの処理を示したフ
ローチャートである。
【図14】カラー・マップを示した模式図である。
【図15】タッチ・スクリーン事象の処理を示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…タッチ検出式ディスプレイ・スクリーン、20…
制御コンピュータ、30…タッチ・パネル式フェーダ装
置、40…スレイブ・ディスプレイ・スクリーン、50
…ディジタル信号プロセッサ、300…チャネル・スト
リップ、400,410…(タッチ・センサで構成され
た)フェーダ操作子、450…(ディスプレイ・スクリ
ーン上に表示された)フェーダ操作子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター ダミアン ソープ イギリス国 オックスフォードシャー,オ ックスフォード,ホッジーズ コート 21 (72)発明者 クリストファ スライト イギリス国 オックスフォードシャー,チ ッピングノートン,ウエスト ストリート 8

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個または複数個のタッチ検出式制御操
    作子であって、そのタッチ検出式制御操作子に触れてい
    るユーザの手先の移動に応答してオーディオ信号処理チ
    ャネルに加えられるゲインが調節されるタッチ検出式制
    御操作子と、 ユーザが前記タッチ検出式制御素子を所
    定作動手順に従って作動させたときにその所定作動手順
    を検出する検出手段と、 前記所定作動手順が検出されたときに、その検出に応答
    して、前記オーディオ信号処理チャネルを動作状態にし
    て入力オーディオ信号を抑制させる第1動作モードと、
    前記入力オーディオ信号を抑制させない第2動作モード
    との間で動作モードの切換えを行う信号スイッチ手段と
    を備えたことを特徴とするオーディオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定作動手順は、第1の作動及び解
    除と、該第1の作動から所定時間内に行われる第2の作
    動及び解除とから成ることを特徴とする請求項1記載の
    オーディオ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記信号スイッチ手段は、前記第1動作
    モードにおいてオーディオ信号を遮断させるように動作
    することを特徴とする請求項1または2記載のオーディ
    オ信号処理装置。
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