JPH08123346A - 静電吸着掲示板 - Google Patents

静電吸着掲示板

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Publication number
JPH08123346A
JPH08123346A JP27990394A JP27990394A JPH08123346A JP H08123346 A JPH08123346 A JP H08123346A JP 27990394 A JP27990394 A JP 27990394A JP 27990394 A JP27990394 A JP 27990394A JP H08123346 A JPH08123346 A JP H08123346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulletin board
cloth
piezoelectric actuator
polymer dielectric
electrostatic attraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP27990394A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihito Nakada
守人 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kako Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kako Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kako Co Ltd filed Critical Toyo Kako Co Ltd
Priority to JP27990394A priority Critical patent/JPH08123346A/ja
Publication of JPH08123346A publication Critical patent/JPH08123346A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分子誘電体からなる掲示板に安全且つ少な
いエネルギーにより静電気を帯電させることができる静
電吸着掲示板を提供する。 【構成】 高分子誘電体からなる掲示板の裏側に、積層
型またはバイモルフ型圧電アクチュエータを内装するケ
ースを設け、積層型またはバイモルフ型圧電アクチュエ
ータには、掲示板と接合する布を貼り合わせてあって、
積層型またはバイモルフ型圧電アクチュエータに周波電
圧を印加することにより布に摩擦振動を付与し得るよう
に構成した。 【効果】 掲示板としての高分子誘電体の裏側に布が接
合されており、その布を周波電圧を印加することにより
振動させ、その摩擦により掲示板に静電気を帯電させる
ので、紙等の掲示物を確実に保持できることはもちろ
ん、感電の危険がなく安全であり、また、消費電力も少
なくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電気により紙片等
の掲示物の張り付けを一時的に保持するための静電吸着
掲示板に関する。
【0002】
【従来の技術】掲示物を止めるために画鋲や粘着テープ
を使用した場合には、止めるために手数が掛り、しか
も、風に吹かれると剥がれることが多く、また、掲示物
を剥がすと画鋲や粘着テープの跡が残ることから、最近
では、静電吸着掲示板の使用が試みられ、種々の提案が
なされている(例えば、実公平4−55350号,特公
昭52−3072号,実開平3−14691号の各公
報)。
【0003】従来の静電吸着掲示板は、上記の公報にも
見られるように、誘電体の裏側において対向電極を埋設
した断面構造であって、対向電極間に電圧を印加する
と、誘電体に静電気が帯電し、誘電体に紙が吸着される
ようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の静
電吸着掲示板によれば、数キロボルトの電圧を印加する
必要があるために、感電する危険があることはもとよ
り、多量の電力を要するために不経済であるという問題
があった。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
高分子誘電体からなる掲示板に安全且つ少ないエネルギ
ーにより静電気を帯電させることができる静電吸着掲示
板を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、次の三つの発明を構成した。
【0007】第一の発明は、高分子誘電体からなる掲示
板の裏側に、積層型圧電アクチュエータを内装するケー
スを設け、積層型圧電アクチュエータには、掲示板と接
合する布を貼り合わせてあって、積層型圧電アクチュエ
ータに周波電圧を印加することにより布に摩擦振動を付
与し得るように構成したことを特徴とする
【0008】第二の発明は、高分子誘電体からなる掲示
板の裏側に、バイモルフ型圧電アクチュエータを内装す
るケースを設け、バイモルフ型圧電アクチュエータに
は、掲示板と接合する布を貼り合わせてあって、バイモ
ルフ型圧電アクチュエータに周波電圧を印加することに
より布に摩擦振動を付与し得るように構成したことを特
徴とする。
【0009】第三の発明は、高分子誘電体からなる掲示
板の裏側に、ランジュバン型振動子と、ホーンとを内装
するケースを設けるとともに、ランジュバン型振動子に
周波電圧を印加することにより作動するようにホーンを
接続し、掲示板にはホーンから発する音波により振動す
る布を接合したことを特徴とする。
【0010】
【作 用】上記のいずれの発明においても、掲示板とし
ての高分子誘電体の裏側に布が接合されており、周波電
圧を印加すると、その布が振動し高分子誘電体を摩擦す
るので、それに静電気が発生し、高分子誘電体に紙を吸
着することができる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1および図2は、一実施例を示したもの
で、その静電吸着掲示板Pは、高分子誘電体からなる掲
示板1を布3aで摩擦する手段として積層型圧電アクチ
ュエータ4を使用したもので、前面開放形の薄形ケース
2の中に積層型圧電アクチュエータ4を内装し、その前
面には布3aが貼り付けられており、ケース2の前面を
封じる掲示板1にその布3aが常時当接している。
【0013】積層型圧電アクチュエータ4に周波電圧を
印加し振動させると、布3aが積層型圧電アクチュエー
タ4と共に上下に振動し、その間の摩擦により掲示板1
に帯電するので、図2に示すように、掲示物Qを張り付
けたまま保持できる。
【0014】積層型圧電アクチュエータ4は、薄いセラ
ミックスと電極とを交互に積層し、低い駆動電圧でも圧
電層に印加される電解強度を大きく取れる。1層当りの
変位量はわずかであるが、それを足し合わせ、所定の変
位量が得られる。構造から発生力がバイモルフ型に比べ
力が大きいのが特徴である。
【0015】積層型、バイモルフ型ともに、接着剤によ
り貼り合わせたものと、グリーンシートに電極を厚膜印
刷し一体焼成したものがある。一体焼成の場合は、層厚
みを薄くしやすく、駆動電圧を低くできる利点がある。
積層型で大型のものについては、過大な局部変形ひずみ
を緩和するため、セラミックスの間に1層おきに金属板
を挾み、圧接により導通を得る構造のものもある。
【0016】図3に示す静電吸着掲示板Pは、摩擦手段
としてバイモルフ型圧電アクチュエータ6を使用したも
ので、それには高分子誘電体からなる掲示板1に常時接
合する布3bが貼り付けられているため、そのバイモル
フ型圧電アクチュエータ6に周波電圧を印加し振動させ
ると、掲示板1が布3bにより摩擦され帯電する。
【0017】図4は、超音波により布3cを振動させる
ようにしたもので、ケース2を後部室2aと前部室2b
とに仕切り、後部室2aに強力超音波発生用としてラン
ジュバン型振動子7を内装し、その振幅を拡大するため
に、その振動子にホーン8を接続させて前部室2bに内
装してある。布3cは、掲示板1に接合が保持されてい
るので、ランジュバン型振動子7に周波電圧を印加する
と、ホーン8からの音波が前部室2bに反響し、布3c
を全体的に振動させ、その振動により高分子誘電体の掲
示板1が摩擦され帯電する。
【0018】布3cを振動させるには、ホーン8から発
する音波に共鳴共振する必要がある。いずれにしても、
布3cを掲示板1に摩擦可能な状態に接合させておく必
要があり、それには他の物、例えばバネ等で軽く押さえ
止めておく方法や、部分的に接着する方法が挙げられ
る。
【0019】掲示板1としての高分子誘電体の材料に
は、テフロン樹脂、ポリ塩化ビフェニール樹脂、エポキ
シ樹脂にPZT粉末が混入した複合樹脂等を挙げること
ができる。これらの高分子誘電体は、帯電序列からマイ
ナス側にあることから、帯電序列から見てプラス側にあ
る物質により布3cを構成する。例えば、ガラス、頭
髪、ナイロン、羊毛、レーヨン等の繊維によるクロスま
たは編み地を布として使用する。そうすると、掲示板1
が負に、布が正に帯電する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の静電吸
着掲示板によれば、掲示板としての高分子誘電体の裏側
に布が接合されており、その布を周波電圧を印加するこ
とにより振動させ、その摩擦により掲示板に静電気を帯
電させるので、紙等の掲示物を確実に保持できることは
もちろん、感電の危険がなく安全であり、また、消費電
力も少なくて済むという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す静電吸着掲示板の縦断面説明図
である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】他の実施例を示す縦断面説明図である。
【図4】さらに他の実施例を示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 掲示板 2 ケース 3a,3b,3c 布 4 積層型圧電アクチュエータ 6 バイモルフ型圧電アクチュエータ 7 ランジュバン型振動子 8 ホーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子誘電体からなる掲示板の裏側に、
    積層型圧電アクチュエータを内装するケースを設け、積
    層型圧電アクチュエータには、掲示板と接合する布を貼
    り合わせてあって、積層型圧電アクチュエータに周波電
    圧を印加することにより布に摩擦振動を付与し得るよう
    に構成したことを特徴とする静電吸着掲示板。
  2. 【請求項2】 高分子誘電体からなる掲示板の裏側に、
    バイモルフ型圧電アクチュエータを内装するケースを設
    け、バイモルフ型圧電アクチュエータには、掲示板と接
    合する布を貼り合わせてあって、バイモルフ型圧電アク
    チュエータに周波電圧を印加することにより布に摩擦振
    動を付与し得るように構成したことを特徴とする静電吸
    着掲示板。
  3. 【請求項3】 高分子誘電体からなる掲示板の裏側に、
    ランジュバン型振動子と、ホーンとを内装するケースを
    設けるとともに、ランジュバン型振動子に周波電圧を印
    加することにより作動するようにホーンを接続し、掲示
    板にはホーンから発する音波により振動する布を接合し
    たことを特徴とする静電吸着掲示板。
JP27990394A 1994-10-19 1994-10-19 静電吸着掲示板 Pending JPH08123346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27990394A JPH08123346A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 静電吸着掲示板

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JP27990394A JPH08123346A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 静電吸着掲示板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08123346A true JPH08123346A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17617527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27990394A Pending JPH08123346A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 静電吸着掲示板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2480600A (en) * 2010-05-18 2011-11-30 Jonathan Jordan Electrostatic notice board

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02