JPH08122819A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JPH08122819A
JPH08122819A JP26035894A JP26035894A JPH08122819A JP H08122819 A JPH08122819 A JP H08122819A JP 26035894 A JP26035894 A JP 26035894A JP 26035894 A JP26035894 A JP 26035894A JP H08122819 A JPH08122819 A JP H08122819A
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JP
Japan
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layer
amorphous silicon
forming
electrode
insulating film
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Application number
JP26035894A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawamoto
暁 川元
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Mitsubishi Electric Corp
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TFTアレイを用いた液晶表示装置及びその製
造方法において、写真製版の回数を減らして、製造コス
トを低減する。 【構成】本発明は、透明絶縁基板1上に、ゲート電極2
および電荷保持容量電極9、ゲート絶縁膜3、アモルフ
ァスシリコンi層4、画素電極10、コンタクトホール
15が形成され、コンタクトホール15の外側がアモル
ファスシリコンi層4の端部上面に位置する上部保護膜
5、コンタクトホール15を介してアモルファスシリコ
ンi層4と接するアモルファスシリコンn+層6、アモ
ルファスシリコンn+層6上に形成されたソース電極
7、画素電極10とアモルファスシリコンn+層6とを
電気的に接続するようにアモルファスシリコンn+層6
上に形成されたドレイン電極8を備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタアレ
イ(TFTアレイ)を用いた液晶表示装置及びその製造
方法に関し、特にTFTアレイの製造コストの低減を図
ることができるものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、通常2枚の対向する基
板の間に液晶等の表示材料が挟持され、上記表示材料に
電圧を印加するように構成される。この構成において、
少なくとも一方の基板にマトリクス状に配列した画素電
極を設け、この画素電極を選択的に動作するために各画
素電極ごとに電界効果トランジスタ(FET)等の非線
形特性を有する能動素子を設けている。さらに、画質を
向上するために各画素電極ごとに電荷保持容量電極を設
け、製造工程においては、静電気等から能動素子を保護
するために、通常は、能動素子に信号を送るための信号
線の周囲をショートリングによって短絡している。
【0003】図12は、従来の液晶表示装置におけるT
FTアレイ基板の一画素分を示す平面図、図13は図1
2のA−A′断面図及びソース端子部におけるショート
リング接続部を示す断面図、図14はショートリングの
形成状態を示す平面図であり、例えば、フラットパネル
・デイスプレイ1994、P107等に示されている。
【0004】図において、1は透明絶縁基板、2はゲー
ト電極線、3はゲート絶縁膜、4は水素化アモルファス
シリコンi層、5は上部保護膜、6は水素化アモルファ
スシリコンn+層、7はソース電極線、8はドレイン電
極、9は電荷保持容量電極で隣の画素のゲート電極線の
一部、10は画素電極、11は保護膜、12はショート
リング、13はコンタクトホール、14は多数の画素中
の1画素である。
【0005】図15は、上記構成の画素およびショート
リング接続部の製造方法を説明する製造工程図である。
まず、写真製版順番1において、透明絶縁基板1上にA
l、MoまたはTaをスパッタ法などの方法で成膜し、
パターニングしてゲート電極線2、電荷保持容量電極9
およびゲート電極線と電気的に接続されたショートリン
グ12を形成する。次に、写真製版順番2において、S
iNなどから成るゲート絶縁膜3、水素化アモルファス
シリコンi層4およびSiNなどから成る上部保護膜5
を成膜しパターニングする。
【0006】次に、写真製版順番3において、水素化ア
モルファスシリコンn+層6を成膜した後、レジストパ
ターンを形成し、水素化アモルファスシリコンi層4お
よび水素化アモルファスシリコンn+層6をパターニン
グする。
【0007】次に、写真製版4において、ソース電極線
7とショートリング12が交差する位置のゲート絶縁膜
3にコンタクトホール13を形成し、その後、写真製版
順番5において、ITO(インズウムー錫の酸化物)か
ら成る画素電極10、写真製版順番6において、ソース
電極線7およびドレイン電極8を順次形成した後SiN
などから成る保護膜11を成膜する。
【0008】以上のようにして、ゲート電極線2とソー
ス電極線7はコンタクトホール13を介して電気的に接
続され、静電気等によるTFTの破損を防止することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
よれば、上部保護膜5のパターニング、アモルファスシ
リコンi層4およびn+層6のパターニング並びにコン
タクトホール13のパターニングのように、写真製版順
番2、3および4の3回のパターニング工程を必要と
し、このパターニング工程によるコスト高は避けられな
いものであった。
【0010】本願発明は、上記のような問題を解決し
て、パターニング工程の回数を減らして製造コストの低
減を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
透明絶縁基板、この透明絶縁基板上に形成されたゲート
電極線および電荷保持容量電極、これらゲート電極線お
よび電荷保持容量電極を覆うゲート絶縁膜、このゲート
絶縁膜上のゲート電極線上方に形成されたアモルファス
シリコンi層、上記ゲート絶縁膜上の電荷保持容量電極
上方に形成された画素電極、ソース領域とドレイン領域
からなるコンタクトホールが形成され、このコンタクト
ホールの外側が上記アモルファスシリコンi層の両端上
面に位置するように形成された上部保護膜、上記コンタ
クトホールを介してソースおよびドレイン領域が形成さ
れたアモルファスシリコンn+層,上記ソース領域のア
モルファスシリコンn+層に接するように形成されたソ
ース電極線、上記ドレイン領域のアモルファスシリコン
n+層に接するように形成され、上記アモルファスシリ
コンn+層と上記画素電極とを電気的に接続するドレイ
ン電極を備えた液晶表示装置である。
【0012】請求項2に係る発明は、透明絶縁基板、こ
の透明絶縁基板上に形成されたゲート電極線および電荷
保持容量電極、これらゲート電極線および電荷保持容量
電極を覆うゲート絶縁膜、このゲート絶縁膜上のゲート
電極線上方に形成されたアモルファスシリコンi層、上
記電荷保持容量電極上方のゲート絶縁膜上に、上記アモ
ルファスシリコンi層の一端にその一端が重合形成され
た画素電極、ソース領域にコンタクトホールが形成さ
れ、このコンタクトホールの外側が上記アモルファスシ
リコンi層の他端上面に位置するように形成された上部
保護膜、上記コンタクトホールを介してソースおよびド
レイン領域が形成されたアモルファスシリコンn+層,
上記ソース領域のアモルファスシリコンn+層に接する
ように形成されたソース電極線、上記ドレイン領域のア
モルファスシリコンn+層に接するように形成され、上
記アモルファスシリコンn+層と上記画素電極とを電気
的に接続するドレイン電極を備えた液晶表示装置であ
る。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の液晶表示装置において、電荷保持容量電極の一部
が透明電極で構成されているものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1、2また
は3記載の液晶表示装置において、ソースおよびドレイ
ン領域が形成されたアモルファスシリコンn+層は、ア
モルファスシリコンi層にイオン注入によって形成され
たイオンドープ層であるものである。
【0015】請求項5に係る発明は、透明絶縁基板上に
ゲート電極線、電荷保持容量電極およびショートリング
を形成する工程、上記ゲート電極線、電荷保持容量電極
およびショートリングを覆うゲート絶縁膜を成膜する工
程、このゲート絶縁膜上のゲート電極線上方にアモルフ
ァスシリコンi層を形成する工程、このアモルファスシ
リコンi層上に上部保護膜を成膜し、この上部保護膜の
ソース領域、ドレイン領域およびショートリング接続部
にコンタクトホールを形成する工程、アモルファスシリ
コンn+層を成膜する工程、上記ソース領域およびドレ
イン領域のコンタクトホールとその外側の一部を含むよ
うにフォトレジストを形成する工程、このフォトレジス
トをエッチング防止材として上記アモルファスシリコン
+層、上部保護膜、ゲート絶縁膜および上記アモルフ
ァスシリコンi層を順次エッチング選択性を有するエッ
チング方法でエッチングする工程、上記ゲート絶縁膜上
の電荷保持容量電極上方に画素電極を形成する工程、上
記ソース領域と上記ショートリングとを上記ショートリ
ング接続部のコンタクトホールを介して接続するソース
電極線および上記ドレイン領域の上記アモルファスシリ
コンn+層と上記画素電極とを電気的に接続するドレイ
ン電極を形成する工程を備えた液晶表示装置の製造方法
である。
【0016】請求項6に係る発明は、透明絶縁基板上に
ゲート電極線、電荷保持容量電極およびショートリング
を形成する工程、上記ゲート電極線、電荷保持容量電極
およびショートリングを覆うゲート絶縁膜を形成する工
程、上記電荷保持容量電極上方のゲート絶縁膜上に画素
電極を形成する工程、アモルファスシリコンi層を形成
する工程、上部保護膜を成膜し、この上部保護膜のソー
ス領域、ドレイン領域およびショートリング接続部にコ
ンタクトホールを形成する工程、アモルファスシリコン
+層を成膜する工程、上記ソース領域にあるコンタク
トホールの外側一部から上記アモルファスシリコンiと
上記画素電極との重合部分までの領域含むようにフォト
レジストを形成する工程、このフォトレジストをエッチ
ング防止材として上記アモルファスシリコンn+層、上
部保護膜、ゲート絶縁膜および上記アモルファスシリコ
ンi層を順次エッチング選択性を有するエッチング方法
でエッチングする工程、上記ソース領域と上記ショート
リングとを上記ショートリング接続部のコンタクトホー
ルを介して接続するソース電極線および上記ドレイン領
域の上記アモルファスシリコンn+層と上記画素電極と
を電気的に接続するドレイン電極を形成する工程を備え
た液晶表示装置の製造方法である。
【0017】請求項7に係る発明は、透明絶縁基板上に
ゲート電極線、電荷保持容量電極およびショートリング
を形成する工程、上記ゲート電極線、電荷保持容量電極
およびショートリングを覆うゲート絶縁膜を成膜する工
程、このゲート絶縁膜上のゲート電極線上方にアモルフ
ァスシリコンi層を形成する工程、このアモルファスシ
リコンi層上に上部保護膜を成膜し、この上部保護膜の
ソース領域、ドレイン領域およびショートリング接続部
にコンタクトホールを形成する工程、このソース領域お
よびドレイン領域のコンタクトホールから上記アモルフ
ァスシリコンi層にイオン注入してアモルファスシリコ
ンn+層を形成する工程、上記ソース領域およびドレイ
ン領域のコンタクトホールとその外側の一部を含むよう
にフォトレジストを形成する工程、このフォトレジスト
をエッチング防止材として上部保護膜および上記アモル
ファスシリコンi層を順次エッチング選択性を有するエ
ッチング方法でエッチングする工程、上記ゲート絶縁膜
上の電荷保持容量電極上方に画素電極を形成する工程、
上記ソース領域と上記ショートリング接続部のコンタク
トホールとを接続するソース電極線並びに上記ドレイン
領域の上記アモルファスシリコンn+層と上記画素電極
とを電気的に接続するドレイン電極を形成する工程を備
えた液晶表示装置の製造方法である。
【0018】請求項8に係る発明は、透明絶縁基板上に
ゲート電極線、電荷保持容量電極およびショートリング
を形成する工程、上記ゲート電極線、電荷保持容量電極
およびショートリングを覆うゲート絶縁膜を形成する工
程、上記電荷補助容量電極上方のゲート絶縁膜上に画素
電極を形成する工程、アモルファスシリコンi層を形成
する工程、上部保護膜を成膜し、この上部保護膜のソー
ス領域、ドレイン領域およびショートリング接続部にコ
ンタクトホールを形成する工程、このソース領域および
ドレイン領域のコンタクトホールから上記アモルファス
シリコンi層にイオン注入してアモルファスシリコンn
+層を形成する工程、上記ソース領域にあるコンタクト
ホールの外側一部から上記アモルファスシリコンn+
と上記画素電極との重合部分までの領域含むようにフォ
トレジストを形成する工程、このフォトレジストをエッ
チング防止材として上記アモルファスシリコンn+層、
上部保護膜、ゲート絶縁膜および上記アモルファスシリ
コンi層を順次エッチング選択性を有するエッチング方
法でエッチングする工程、上記ソース領域と上記ショー
トリングとを上記ショートリング接続部のコンタクトホ
ールを介して接続するソース電極線および上記ドレイン
領域の上記アモルファスシリコンn+層と上記画素電極
とを電気的に接続するドレイン電極を形成する工程を備
えた液晶表示装置の製造方法である。
【0019】請求項9に係る発明は、請求項5〜8のい
ずれかに記載の液晶表示装置の製造方法において、エッ
チング方法は、上部保護膜をCHF3/Heの混合ガス
によるプラズマエッチング、アモルファスシリコンiお
よびn+層をSF6/フロン123(CHCl2CF3)/
2の混合ガス、SF6/CCl4の混合ガスまたはSF6
/CHClF2の混合ガスによるプラズマエッチングと
するものである。
【0020】請求項10に係る発明は、請求項5〜9の
いずれかに記載の液晶表示装置の製造方法において、電
荷保持容量電極の一部を透明電極で構成するものであ
る。
【0021】
【作用】請求項1、2、5、6、7、8および9に係る
発明によれば、一つのフォトレジストを利用して透明絶
縁基板上に形成されたアモルファスシリコン層、上部保
護膜およびゲート絶縁膜をそれぞれ選択エッチングする
ので、写真製版の回数が少なくなり、製造コストを低減
することができる。
【0022】請求項3および10に係る発明によれば、
電荷保持容量電極の一部を透明電極で構成することによ
って開口率を向上することができる。
【0023】請求項4、7および8に係る発明によれ
ば、アモルファスシリコンi層にイオン注入でアモルフ
ァスシリコンn+層を形成するので、アモルファスシリ
コンn+層の成膜工程が省略できる。
【0024】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例の製造工程を示す断
面図、図2はTFT一画素及びその隣会う画素の一部の
平面図、図3は図2のA−A′断面図である。
【0025】図において、1〜13は従来例と同一部材
または同一箇所を示し、15はゲート電極線2上方のソ
ース領域(ソース電極線7の形成された領域)およびド
レイン領域(ドレイン電極の形成された領域)の保護膜
5に形成されたコンタクトホール、16はショートリン
グ12とソース電極線7とが交わる箇所の上部保護膜5
に形成されたコンタクトホールで、図3に示したよう
に、ソース領域およびドレイン領域のコンタクトホール
15の外側の一部が水素化アモルファスシリコンi層4
の両端上面に残留するように構成される。
【0026】上記構成における液晶表示装置の製造方法
を、図1に従って説明する。まず、写真製版順番1にお
いて、透明絶縁基板1上にCr、Al、MoまたはTa
などをスパッタ法などの方法で成膜し、パターニングし
てゲート電極線2、電荷保持容量電極9およびゲート電
極線2と電気的に接続されたショートリング12を形成
する。次に、写真製版順番2において、SiNなどから
成るゲート絶縁膜3、水素化アモルファスシリコンi層
4およびSiNなどから成る上部保護膜5をプラズマC
VD法などにより連続して成膜し、上部保護膜5をエッ
チングして上部保護膜5のソース領域およびドレイン領
域にコンタクトホール15を形成する。このとき、上部
保護膜5のエッチングは、水素化アモルファスシリコン
i層4に対して十分にエッチング選択性を有する方法、
即ち、上部保護膜5のみをエッチングする方法をとる。
例えば、SiNからなる上部保護膜5は、CHF3/H
eの混合ガスを使用してプラズマエッチングすると、水
素化アモルファスシリコンi層4はほとんどエッチング
されない。
【0027】次に、写真製版順番3において、ソース領
域およびドレイン領域のコンタクトホール15を介して
水素化アモルファスシリコンi層4と接するように水素
化アモルファスシリコンn+層6を成膜した後、コンタ
クトホール15およびその外側の一部を含む領域の水素
化アモルファスシリコンn+層6上にフォトレジスト1
7を写真製版で形成し、フォトレジスト17のパターン
以外の水素化アモルファスシリコンn+層6をエッチン
グにより除去し、水素化アモルファスシリコンn+層6
をパターニングするとともに、ショートリング12接続
部の水素化アモルファスシリコンi層4にコンタクトホ
ール13を形成する。このとき、本エッチングは、上部
保護膜5およびゲート絶縁膜3に対して十分なエッチン
グ選択性を有する方法、例えば、フロン123(CHC
l23/O2の混合ガス、SF6/CCl4の混合ガス
あるいはSF6/CClF2の混合ガスを使用したプラズ
マエッチングを採用するのが好ましい。その他、SF6
/CCl4混合ガスあるいはSF6/CHClF2混合ガ
スも使用することができる。
【0028】次に、上記フォトレジスト17のパターン
を利用し、上部保護膜5に形成されたコンタクトホール
15の外側の一部を残して、上部保護膜5およびショー
トリング12接続部のゲート絶縁膜3をエッチングす
る。このとき、エッチングは、水素化アモルファスシリ
コンi層4およびゲート電極線2に対して十分なエッチ
ング選択性を有する条件で行う。例えば、フロン123
(CHCl23)/O2の混合ガス、SF6/CCl4
混合ガスあるいはSF6/CClF2の混合ガスを使用し
たプラズマエッチングを採用するのが好ましい。また、
コンタクトホール13の端面をテーパ状にする場合は、
CHF3/He/O2を使用する。
【0029】さらに、上記フォトレジスト17のパター
ンを利用して、水素化アモルファスシリコンi層4をエ
ッチングする。このとき、エッチングは、ゲート絶縁膜
3およびゲート電極線2に対して十分なエッチング選択
性を有するエッチング方法を採用する。例えば、SF6
/CCl4の混合ガス、SF6/CClF2の混合ガス、
SF6/CCl4混合ガスあるいはSF6/CHClF2
合ガスを使用したプラズマエッチングを採用する。ここ
で、上部保護膜5に形成されたコンタクトホール14の
外側の一部を残しているので、水素化アモルファスシリ
コンi層4のゲート電極2中央側横方向へのエッチング
が抑制され良好な垂直端面が得られる。
【0030】その後、写真製版順番4において、フォト
レジスト16を除去し、ITO(インズウムー錫の酸化
物)から成る画素電極10、写真製版順番5において、
コンタクトホール13を介してショートリング12に接
続するソース電極線7および水素化アモルファスシリコ
ンi層4と画素電極10とを電気的に接続するドレイン
電極8を順次形成した後、写真製版順番6において、S
iNなどから成る保護膜11を成膜する。
【0031】以上のようにして、ゲート電極線2とソー
ス電極線7はコンタクトホール13を介して電気的に接
続され、静電気等によるTFTの破損を防止することが
できる。
【0032】上記本実施例の製造方法によれば、上部保
護膜5にコンタクトホール15および16を形成し、水
素化アモルファスシリコンn+層6を成膜した後、写真
製版でフォトレジスト17のパターンを形成し、この一
つのフォトレジスト17のパターンを利用して、水素化
アモルファスシリコンn+層6、上部保護膜5、ショー
トリング接続部のゲート絶縁膜3およびアモルファスシ
リコンi層4を順次選択エッチングするので、写真製版
の回数を減らすことができ、製造コストを低減すること
ができる。
【0033】なお、上部保護膜5のソース領域およびド
レイン領域に形成したコンタクトホール15およびその
外側の一部の領域を含むようにフォトレジスト17を形
成し、コンタクトホール15の外側の保護膜5を残すよ
うにしたので、水素化アモルファスシリコンi層4のゲ
ート電極線2中央側横方向へのエッチングが抑制され良
好な垂直端面が得られ、ドレイン電極8の成膜時におけ
る水素化アモルファスシリコンi層4と画素電極10と
の接続が良好にできるので、上記のように、一つのフォ
トレジスト17を利用して、順次、選択エッチングを行
うことができるものである。
【0034】実施例2.実施例1は、電荷保持容量電極
9がゲート電極線2同一材料からなるものであった。図
4は本実施例の製造工程図、図5は一画素およびこれに
隣合う画素の一部を示した平面図、図6は図5のA−
A′断面図であり、これらの図に示すように、開口率を
向上するために電荷保持容量電極9の一部を透明電極1
8に置き換えた構造のものである。この構造であっても
上記実施例1と同様の製造方法を採用することができ
る。
【0035】図4に示すように、透明絶縁基板1上にC
r、Al、MoまたはTaをスパッタ法などの方法で成
膜し、パターニングしてゲート電極線2、電荷保持容量
電極9およびゲート電極線2と電気的に接続されたショ
ートリング12を形成する。このとき、電荷保持容量電
極9の幅を小さくし、次ぎの工程で、例えば、ITOな
どからなる透明電極18を成膜し、写真製版でパターニ
ングする。
【0036】その後、写真製版順番3〜7に示したよう
に、実施例1と同一の製造工程を経るもので、ゲート絶
縁膜3、水素化アモルファスシリコンi層4、上部保護
膜5を順次成膜し、上部保護膜5にコンタクトホール1
5および16を形成し、水素化アモルファスシリコンn
+層6を成膜した後、写真製版でフォトレジスト17の
パターンを形成し、この一つのフォトレジスト17のパ
ターンを利用して、水素化アモルファスシリコンn+
6、上部保護膜5、ショートリング接続部のゲート絶縁
膜3およびアモルファスシリコンi層4を順次選択エッ
チングし、さらに、画素電極10、ソース電極線7、ド
レイン電極8を形成した後、保護膜11を成膜する。エ
ッチング方法は実施例1と同じ方法が採用できる。
【0037】本実施例によれば、開口率を向上した液晶
表示装置において、上部保護膜5に形成したコンタクト
ホール15の外側の一部を含む領域にフォトレジストを
形成し、コンタクトホール15の外側の保護膜5を残し
たので、水素化アモルファスシリコンi層4のゲート電
極2中央側横方向へのエッチングが抑制され良好な垂直
端面が得られ、ドレイン電極8の成膜時において、水素
化アモルファスシリコンi層4と画素電極10との接続
を良好にすることができるので、一つのフォトレジスト
17を利用して、選択エッチングを行い、写真製版の回
数を減らし製造コストを低減することができる。
【0038】実施例3.実施例1および2は、透明絶縁
基板1上にゲート電極線2、電荷保持容量電極9および
ショートリング12を形成した後、ゲート絶縁膜3、水
素化アモルファスシリコンi層4およびSiNなどから
成る上部保護膜5をプラズマCVD法などにより連続し
て成膜した。図7は本実施例の一画素およびこれに隣合
う画素の一部を示した平面図、図8は図7のA−A′断
面図でありこれらの図に示すように、ゲート絶縁膜3を
形成した後、水素化アモルファスシリコンi層4および
SiNなどから成る上部保護膜5の形成にさきだって、
画素電極10を形成するもので、水素化アモルファスシ
リコンi層4の一端が画素電極10の一端に重合された
構造のものである。
【0039】上記本実施例の構造の製造方法は、透明絶
縁基板1上にCr、Al、MoまたはTaをスパッタ法
などの方法で成膜し、パターニングしてゲート電極線
2、電荷保持容量電極9およびゲート電極線2と電気的
に接続されたショートリング12を形成し、ゲート絶縁
膜3を成膜した後、画素電極10を形成する。
【0040】次に、水素化アモルファスシリコンi層
4、上部保護膜5を順次成膜し、ソース領域の上部保護
膜5およびショートリング12接続部にそれぞれコンタ
クトホール15および実施例1に示したようなコンタク
トホール16を形成し、水素化アモルファスシリコンn
+層6を成膜した後、実施例1と同様、写真製版でフォ
トレジスト17のパターンを形成し、この一つのフォト
レジスト17のパターンを利用して、水素化アモルファ
スシリコンn+層6、上部保護膜5、ショートリング接
続部のゲート絶縁膜3およびアモルファスシリコンi層
4を順次選択エッチングし、フォトレジスト17を除去
し、さらに、ソース電極線7、ドレイン電極8を形成し
た後、保護膜11を成膜する。この製造方法において、
フォトレジスト17はコンタクトホール15の外側の一
部と画素電極10の一端を含む領域に形成され、エッチ
ング方法は実施例1と同じ方法が採用できる。
【0041】本実施例の製造方法によれば、上部保護膜
5にコンタクトホール15および16を形成し、水素化
アモルファスシリコンn+層6を成膜した後、写真製版
でフォトレジスト17のパターンを形成し、この一つの
フォトレジスト17のパターンを利用して、水素化アモ
ルファスシリコンn+層6、上部保護膜5、ショートリ
ング接続部のゲート絶縁膜3およびアモルファスシリコ
ンi層4を順次選択エッチングすることによって、写真
製版の回数を減らすことができ、製造コストを低減する
ことができる。これは、上部保護膜5に形成したコンタ
クトホール15の外側の一部と画素電極10の一端を含
む領域にフォトレジスト17を形成したので、水素化ア
モルファスシリコンi層4のゲート電極2中央側横方向
へのエッチングが抑制され良好な垂直端面が得られると
ともに、画素電極10の一端上部に水素化アモルファス
シリコンi層4が重合され、画素電極10と水素化アモ
ルファスシリコンi層4との接続が良好にでき、さら
に、画素電極10の下のゲートゲート絶縁膜3の膜減り
を低減し電荷保持容量の短絡を防ぐので、実現可能なも
のである。
【0042】なお、本実施例は、図9に示した一画素お
よびこれに隣合う画素の一部を示した平面図および図1
0に示した図9のA−A′断面図のように、電荷保持容
量電極9の幅を小さくし、例えば、ITOなどからなる
透明電極19を成膜して開口率を向上させた構造にも、
採用することができ、この構造においても、上記本実施
例と同様の作用効果が得られる。
【0043】実施例4.上記実施例1〜3は、水素化ア
モルファスシリコンn+層6をプラズマCVD法等によ
る成膜によって形成したものであるが、図11(a)、
(b)(c)および(d)の他の実施例を示す断面図
は、水素化アモルファスシリコンi層4の上に形成した
上部保護膜5のイオン注入抑制効果を利用し、コンタク
トホール15からイオン注入法などによってP(りん)
などをイオンドープして水素化アモルファスシリコンn
+層6を形成するドープドアモルファスシリコン構造の
ものである。
【0044】図11(a)の製造方法は、上部保護膜5
に形成されたコンタクトホール15およびその外側の一
部を含む領域に、写真製版でフォトレジスト17のパタ
ーンを形成し、この一つのフォトレジスト17のパター
ンを利用して、上部保護膜5、ショートリング接続部の
ゲート絶縁膜3およびアモルファスシリコンi層4を順
次選択エッチングする。この後、画素電極10、ソース
電極線7およびドレイン電極8を形成し、保護膜11を
成膜するものである。
【0045】図11(c)の製造方法は、透明絶縁基板
1上に、ゲート電極線線2、電荷保持容量電極9および
ショートリング12、ゲート絶縁膜3を成膜した後、画
素電極10を形成した後、水素化アモルファスシリコン
i層4、上部保護膜5を順次成膜し、ソース電極線7側
の上部保護膜5およびショートリング接続部にそれぞれ
コンタクトホール15および実施例1に示したようなコ
ンタクトホール16を形成し、イオン注入を行い水素化
アモルファスシリコンn+層6を形成する。実施例1と
同様、写真製版でフォトレジスト17のパターンを形成
し、この一つのフォトレジスト17のパターンを利用し
て、、上部保護膜5およびアモルファスシリコンi層4
を順次選択エッチングし、フォトレジスト17を除去
し、さらに、ソース電極線7、ドレイン電極8を形成し
た後、保護膜11を成膜する。この製造方法において、
フォトレジスト17はコンタクトホール15の外側の一
部と画素電極10の一端を含む領域に形成される。
【0046】図11(b)および(c)の構造はそれぞ
れ、電荷保持容量電極9の幅を小さくし、例えば、IT
Oなどからなる透明電極18を成膜し、パターニングし
た後、図11(a)および(c)と同様の製造工程を経
て製造される。
【0047】上記図11(a)〜(d)の製造方法にお
ける選択エッチング方法は、実施例1と同じ方法が採用
できる。
【0048】本実施例にによれば、ドープドアモルファ
スシリコン構造のものにおいて、一つのフォトレジシト
17を利用して選択エッチングを行い、画素電極10と
水素化アモルファスシリコンi層4およびn+層6との
接続が良好にできるので、写真製版の回数を減らすこと
ができ、製造コストを低減することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1、2、5、6、7、8および9
に係る発明によれば、一つのフォトレジストを利用して
透明絶縁基板上に形成されたアモルファスシリコン層、
上部保護膜およびゲート絶縁膜をそれぞれ選択エッチン
グするので、写真製版の回数が少なくなり、製造コスト
を低減することができる。
【0050】請求項3および10に係る発明によれば、
電荷保持容量電極の一部を透明電極で構成することによ
って開口率を向上することができる。
【0051】請求項4、7および8に係る発明によれ
ば、アモルファスシリコンi層にイオン注入でアモルフ
ァスシリコンn+層を形成するので、アモルファスシリ
コンn+層の成膜工程が省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における製造工程を示す断
面図である。
【図2】 本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例における製造工程を示す
断面図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図7】 本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図8】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図9】 本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図10】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図11】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図12】 従来の実施例を示す平面図である。
【図13】 従来の実施例を示す断面図である。
【図14】 ショートリングと画素の構成を示す概念図
である。
【図15】 従来の実施例における製造工程を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 透明絶縁基板、2 ゲート電極線、3 ゲート絶縁
膜、4 水素化アモルファスシリコンi層、5 上部保
護膜、6 水素化アモルファスシリコンn+層、7 ソ
ース電極線、8 ドレイン電極、9 電荷保持容量電
極、10 画素電極、11 保護膜、12 ショートリ
ング、13、15および16 コンタクトホール、14
一画素、17 フォトレジスト、18 透明電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明絶縁基板、この透明絶縁基板上に形成
    されたゲート電極線および電荷保持容量電極、これらゲ
    ート電極線および電荷保持容量電極を覆うゲート絶縁
    膜、このゲート絶縁膜上のゲート電極線上方に形成され
    たアモルファスシリコンi層、上記ゲート絶縁膜上の電
    荷保持容量電極上方に形成された画素電極、ソース領域
    とドレイン領域からなるコンタクトホールが形成され、
    このコンタクトホールの外側が上記アモルファスシリコ
    ンi層の両端上面に位置するように形成された上部保護
    膜、上記コンタクトホールを介してソースおよびドレイ
    ン領域が形成されたアモルファスシリコンn+層,上記
    ソース領域のアモルファスシリコンn+層に接するよう
    に形成されたソース電極線、上記ドレイン領域のアモル
    ファスシリコンn+層に接するように形成され、上記ア
    モルファスシリコンn+層と上記画素電極とを電気的に
    接続するドレイン電極を備えたことを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】透明絶縁基板、この透明絶縁基板上に形成
    されたゲート電極線および電荷保持容量電極、これらゲ
    ート電極線および電荷保持容量電極を覆うゲート絶縁
    膜、このゲート絶縁膜上のゲート電極線上方に形成され
    たアモルファスシリコンi層、上記電荷保持容量電極上
    方のゲート絶縁膜上に、上記アモルファスシリコンi層
    の一端にその一端が重合形成された画素電極、ソース領
    域にコンタクトホールが形成され、このコンタクトホー
    ルの外側が上記アモルファスシリコンi層の他端上面に
    位置するように形成された上部保護膜、上記コンタクト
    ホールを介してソースおよびドレイン領域が形成された
    アモルファスシリコンn+層,上記ソース領域のアモル
    ファスシリコンn+層に接するように形成されたソース
    電極線、上記ドレイン領域のアモルファスシリコンn+
    層に接するように形成され、上記アモルファスシリコン
    +層と上記画素電極とを電気的に接続するドレイン電
    極を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】電荷保持容量電極の一部が透明電極で構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】ソースおよびドレイン領域が形成されたア
    モルファスシリコンn+層は、アモルファスシリコンi
    層にイオン注入によって形成されたイオンドープ層であ
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】透明絶縁基板上にゲート電極線、電荷保持
    容量電極およびショートリングを形成する工程、上記ゲ
    ート電極線、電荷保持容量電極およびショートリングを
    覆うゲート絶縁膜を成膜する工程、このゲート絶縁膜上
    のゲート電極線上方にアモルファスシリコンi層を形成
    する工程、このアモルファスシリコンi層上に上部保護
    膜を成膜し、この上部保護膜のソース領域、ドレイン領
    域およびショートリング接続部にコンタクトホールを形
    成する工程、アモルファスシリコンn+層を成膜する工
    程、上記ソース領域およびドレイン領域のコンタクトホ
    ールとその外側の一部を含むようにフォトレジストを形
    成する工程、このフォトレジストをエッチング防止材と
    して上記アモルファスシリコンn+層、上部保護膜、ゲ
    ート絶縁膜および上記アモルファスシリコンi層を順次
    エッチング選択性を有するエッチング方法でエッチング
    する工程、上記ゲート絶縁膜上の電荷保持容量電極上方
    に画素電極を形成する工程、上記ソース領域と上記ショ
    ートリングとを上記ショートリング接続部のコンタクト
    ホールを介して接続するソース電極線および上記ドレイ
    ン領域の上記アモルファスシリコンn+層と上記画素電
    極とを電気的に接続するドレイン電極を形成する工程を
    備えたことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】透明絶縁基板上にゲート電極線、電荷保持
    容量電極およびショートリングを形成する工程、上記ゲ
    ート電極線、電荷保持容量電極およびショートリングを
    覆うゲート絶縁膜を形成する工程、上記電荷保持容量電
    極上方のゲート絶縁膜上に画素電極を形成する工程、ア
    モルファスシリコンi層を形成する工程、上部保護膜を
    成膜し、この上部保護膜のソース領域、ドレイン領域お
    よびショートリング接続部にコンタクトホールを形成す
    る工程、アモルファスシリコンn+層を成膜する工程、
    上記ソース領域にあるコンタクトホールの外側一部から
    上記アモルファスシリコンi層と上記画素電極との重合
    部分までの領域含むようにフォトレジストを形成する工
    程、このフォトレジストをエッチング防止材として上記
    アモルファスシリコンn+層、上部保護膜、ゲート絶縁
    膜および上記アモルファスシリコンi層を順次エッチン
    グ選択性を有するエッチング方法でエッチングする工
    程、上記ソース領域と上記ショートリングとを上記ショ
    ートリング接続部のコンタクトホールを介して接続する
    ソース電極線および上記ドレイン領域の上記アモルファ
    スシリコンn+層と上記画素電極とを電気的に接続する
    ドレイン電極を形成する工程を備えたことを特徴とする
    液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】透明絶縁基板上にゲート電極線、電荷保持
    容量電極およびショートリングを形成する工程、上記ゲ
    ート電極線、電荷保持容量電極およびショートリングを
    覆うゲート絶縁膜を成膜する工程、このゲート絶縁膜上
    のゲート電極線上方にアモルファスシリコンi層を形成
    する工程、このアモルファスシリコンi層上に上部保護
    膜を成膜し、この上部保護膜のソース領域、ドレイン領
    域およびショートリング接続部にコンタクトホールを形
    成する工程、このソース領域およびドレイン領域のコン
    タクトホールから上記アモルファスシリコンi層にイオ
    ン注入してアモルファスシリコンn+層を形成する工
    程、上記ソース領域およびドレイン領域のコンタクトホ
    ールとその外側の一部を含むようにフォトレジストを形
    成する工程、このフォトレジストをエッチング防止材と
    して上部保護膜、ゲート絶縁膜および上記アモルファス
    シリコンi層を順次エッチング選択性を有するエッチン
    グ方法でエッチングする工程、上記ゲート絶縁膜上の電
    荷保持容量電極上方に画素電極を形成する工程、上記ソ
    ース領域と上記ショートリングとを上記ショートリング
    接続部のコンタクトホールを介して接続するソース電極
    線および上記ドレイン領域の上記アモルファスシリコン
    n+層と上記画素電極とを電気的に接続するドレイン電
    極を形成する工程を備えたことを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】透明絶縁基板上にゲート電極線、電荷保持
    容量電極およびショートリングを形成する工程、上記ゲ
    ート電極線、電荷保持容量電極およびショートリングを
    覆うゲート絶縁膜を形成する工程、上記電荷保持容量電
    極上方のゲート絶縁膜上に画素電極を形成する工程、ア
    モルファスシリコンi層を形成する工程、上部保護膜を
    成膜し、この上部保護膜のソース領域、ドレイン領域お
    よびショートリング接続部にコンタクトホールを形成す
    る工程、このソース領域およびドレイン領域のコンタク
    トホールから上記アモルファスシリコンi層にイオン注
    入してアモルファスシリコンn+層を形成する工程、上
    記ソース領域にあるコンタクトホールの外側一部から上
    記アモルファスシリコンn+層と上記画素電極との重合
    部分までの領域含むようにフォトレジストを形成する工
    程、このフォトレジストをエッチング防止材として上記
    アモルファスシリコンn+層、上部保護膜、ゲート絶縁
    膜および上記アモルファスシリコンi層を順次エッチン
    グ選択性を有するエッチング方法でエッチングする工
    程、上記ソース領域と上記ショートリングとを上記ショ
    ートリング接続部のコンタクトホールを介して接続する
    ソース電極線および上記ドレイン領域の上記アモルファ
    スシリコンn+層と上記画素電極とを電気的に接続する
    ドレイン電極を形成する工程を備えたことを特徴とする
    液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】エッチング方法は、上部保護膜およびゲー
    ト絶縁膜をCHF3/Heの混合ガスによるプラズマエ
    ッチング、アモルファスシリコンiおよびn+層をSF6
    /フロン123(CHCl2CF3)/O2の混合ガス、
    SF6/CCl4の混合ガスまたはSF6/CHClF2
    混合ガスによるプラズマエッチングとすることを特徴と
    する請求項5〜8のいずれかに記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】電荷保持容量電極の一部を透明電極で構
    成することを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載
    の液晶表示装置の製造方法。
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