JPH0812271B2 - 遮蔽物付多層スラブタンク - Google Patents

遮蔽物付多層スラブタンク

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JPH0812271B2
JPH0812271B2 JP1147305A JP14730589A JPH0812271B2 JP H0812271 B2 JPH0812271 B2 JP H0812271B2 JP 1147305 A JP1147305 A JP 1147305A JP 14730589 A JP14730589 A JP 14730589A JP H0812271 B2 JPH0812271 B2 JP H0812271B2
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孝治 篠原
正基 小沢
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動力炉・核燃料開発事業団
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遮蔽物(中性子吸収材)を構造材として使
用し、複数のスラブタンク本体と遮蔽物とを構造的に一
体化した遮蔽物付多層スラブタンクに関するものであ
る。
この多層スラブタンクは、核燃料物質の臨界管理が必
要な再処理プロセスでの核燃料物質の貯蔵などに有用で
ある。
[従来の技術] 核燃料物質の臨界管理が必要な核燃料再処理プロセス
等では、核燃料物質の貯蔵等のためにスラブタンクが用
いられている。従来技術の一例を第5図及び第6図に示
す。スラブタンク本体10は薄板で製作した平板型の縦型
容器である。その外側面には座屈を防止するため補強材
(リブ)12を縦横格子状に取り付けてある。このような
スラブタンク本体10を複数個並置し、連通管14で相互接
続する。そしてスラブタンク本体10同士の間、及び最外
部に中性子吸収材からなる板状の遮蔽物16を配置する。
臨界管理は、遮蔽物16の形状並びに材質等を考慮してス
ラブタンク本体10同士の適正な離隔距離を求めることに
より行う。
このようなスラブタンクは、通常、セル(高放射性物
質の取り扱い管理区域)内の狭隘な空間内に設置され
る。
[発明が解決しようとする課題] スラブタンク本体は前記のように薄板で構成されてい
るから、座屈防止のために十分な補強を必要とする。ま
た各スラブタンク本体の間には、中性子相互干渉を避け
るために遮蔽物を設ける必要がある。そしてスラブタン
ク本体同士は臨界安全解析に基づき決定した一定の離隔
距離をおいて設置しなければならない。
従来のような構造では、座屈防止用の補強材や遮蔽物
を考慮すると、例えば核燃料物質を硝酸プルトニウムと
したとき、スラブタンク本体同士の離隔距離は30cm以上
必要となる。そのため設置スペースが大きくなり、特に
セル内の狭隘な空間に設置する場合に大きな問題とな
る。
また大型スラブタンクの場合、スラブタンク本体の内
部にも補強材を設けなければならず、構造が複雑化しコ
ストが増大する欠点もある。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消
し、スラブタンク本体にリブ状の補強材を取り付ける必
要がなく、またスラブタンクが大型化した場合でもタン
ク内補強材の使用を省略でき、それらのために構造が大
幅に簡素化されると共に、スラブタンク同士の離隔距離
を短縮でき、設置スペースを大幅に削減でき、計量管理
も容易に行えるような遮蔽物付多層スラブタンクを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記のような技術的課題を解決できる本発明は、遮蔽
物(中性子吸収材)を構造材として用いることにより、
薄板からなるスラブタンク本体にリブ状の補強材を取り
付ける必要がなく、構造を大幅に簡略化したスラブタン
クである。
即ち本発明に係るスラブタンクは、複数のスラブタン
ク本体を間隔をおいて設置しラグにより互いに結合し、
連通管でスラブタンク本体間の相互接続を行い、それら
の外側を間隔をおいて枠体で取り囲むとともにラグでス
ラブタンク本体と結合し、スラブタンク本体同士の間及
びスラブタンク本体と枠体との間に中性子吸収材からな
る遮蔽物を隙間なく充填して構造体とし、前記スラブタ
ンク本体と遮蔽物と枠体とを構造上一体化した構造をな
している。
ここで使用する遮蔽物としては、ホウ素入りのコンク
リート材料が好ましい。
[作用] 薄板からなるスラブタンク本体のみでは、縦横のリブ
状の補強材を設けなければ座屈が生じるため自立困難で
ある。しかし本発明では、複数のスラブタンク本体がラ
グで互いに結合され、外側の枠体との間もラグで結合さ
れていて、スラブタンク本体同士の間及びスラブタンク
本体と枠体との間に構造体として機能する遮蔽物を隙間
なくなく充填することで、スラブタンク本体と遮蔽物と
枠体とが構造上完全に一体化されるため、従来技術のよ
うな縦横のリブ状の補強材を設けなくても十分な機能的
強度を有する。そして中性子吸収材からなる遮蔽物がス
ラブタンク本体の外壁に密着して充填されるため、スラ
ブタンク同士の間隔(離隔距離)を狭くしても十分な臨
界安全性を確保できる。
この結果、構造が大幅に簡略化され、設置スペースの
大幅な削減が可能となる。
[実施例] 第1図は本発明に係る遮蔽物付多層スラブタンクの一
実施例を示す斜視図であり、第2図はその平面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。この実施例はスラブ
タンク本体を3個並置した3層構造の一例である。
スラブタンク本体20は、従来同様、薄板からなる縦型
容器構造をなしている。これは例えばステンレス鋼の薄
板等で製作される。このようなスラブタンク本体20を3
個、臨界安全解析により求められる一定の間隔をおいて
並置する。そしてラグ40を用い溶接により側面で互いに
結合する。ここでラグ40はスラグタンク本体20が内方向
に変形するのを防止する機能を果たす。各スラブタンク
本体20の間は連通管22で相互接続を行う。ここでは連通
管22はタンク下部に位置し、各スラブタンク本体内の核
燃料物質を撹拌する目的のために取り付け位置をずらせ
てある。このような3個のスラブタンク本体20の外側
を、間隔をおいて有底の枠体24が取り囲み、ラグ40によ
りスラブタンク本体20の側面に固定する。外側のスラブ
タンクと枠体との間にはオーバフロー管26を設ける。そ
してスラブタンク本体20同士の間、及びスラブタンク本
体20と枠体24の間に中性子材料からなる遮蔽物28を充填
し、構造上一体化している。遮蔽物としては例えばホウ
素入りコンクリートやホウ素入り耐火コンクリート等が
好適である。
実際には第1図に示されているように、外側の両方の
スラブタンク本体20間を接続する循環用配管30、液を循
環駆動するための循環ポンプ32、核燃料物質移送管34、
冷却コイル36等を設置する。
このように本発明では遮蔽物28が構造材として用いら
れ、薄板からなるスラブタンク本体20を保形しその機械
的強度を保つ。従ってスラブタンク本体20が大型になっ
た場合でも、スラブタンク本体内部に構造材を設置する
必要はない。
例えば核燃料物質を硝酸プロトニウムとし、遮蔽物と
してホウ素入りコンクリートを使用した場合、臨界安全
解析の結果によれば遮蔽物の厚さは5cmでよいことが確
認された。このため本発明では核スラブタンク本体の離
隔距離は5〜10cm程度で済み、従来技術(同様の場合、
離隔距離は30cm以上必要である)に比べて大幅にスペー
スの削減が可能となる。
このような遮蔽物付多層スラブタンクを製造する方法
の一例を第4図に示す。同図Aに示すように先ずスラブ
タンク本体20を製作する。そしてその外側面にラグ40を
取り付ける(同図B)。次いで同図Cに示すように所定
個数のスラブタンク本体20を一定の間隔をおいて底板42
上に並置し、連通管22で相互接続を行う。それらの外側
に外枠44を設置し、ラグ40によりスラブタンク本体20の
側面に固定する(同図D)。
次に同図Eに示すように隔スラブタンク本体20内にス
ペーサを挿入する。このスペーサは以下の製造工程でス
ラブタンク本体20の変形を防ぐためのものである。その
後、各スラブタンク本体20と外枠44、底板42との間隙部
にホウ素入りコンクリート45を打設する。そしてカバー
46を被せ、排気管48を利用して真空引きを行う。これに
よって打設したホウ素入りコンクリート45内に気泡が残
るのを防止する。コンクリート45が固まった段階で同図
Hに示すように各スラブタンク本体20内に挿入していた
保形用のスペーサを引き抜く。このようにして遮蔽物付
多層スラブタンクが完成する。
[発明の効果] 本発明は上記のように遮蔽物(中性子吸収材)を構造
材として用いスラブタンク本体と構造上一体化したた
め、従来技術のようなスラブタンク本体の外側面に縦横
格子状の補強材を取り付ける必要がなく、スラブタンク
本体と遮蔽物とが密着するため設置スペースの大幅な削
減を図ることができる。
またスラブタンクが大型化してもスラブタンク本体内
に補強材を設置する必要もなくなる。そのためスラブタ
ンク本体内の構造が簡略化され、計量管理が容易にな
る。
更に遮蔽材としてホウ素入りのコンクリート材料を使
用すれば、それを打設するだけで完成するから、製造も
容易であり、コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る遮蔽物付多層スラブタンクの一実
施例を示す斜視図、第2図はその平面図、第3図はその
A−A断面図である。第4図は本発明に係る遮蔽物付多
層スラブタンクの製造工程の一例を示す説明図である。
また第5図は従来技術の一例を示す正面図、第6図は従
来技術の一例を示す側断面図である。 20……スラブタンク本体、22……連通管、24……枠体、
28……遮蔽物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板からなる複数のスラブタンク本体を間
    隔をおいて配置しラグにより互いに結合し、連通管でス
    ラブタンク本体間の相互接続を行い、それらの外側を間
    隔をおいて枠体で取り囲むとともにラグによりスラブタ
    ンク本体と結合し、スラブタンク本体同士の間及びスラ
    ブタンク本体と枠体との間に中性子吸収材からなる遮蔽
    物を隙間なく充填して構造体とし、前記スラブタンク本
    体と遮蔽物と枠体とを構造上一体化したことを特徴とす
    る遮蔽物付多層スラブタンク。
  2. 【請求項2】遮蔽物がホウ素入りのコンクリート材料で
    ある請求項1記載の遮蔽物付多層スラブタンク。
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