JPH08122642A - 光学系 - Google Patents

光学系

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JPH08122642A
JPH08122642A JP6262653A JP26265394A JPH08122642A JP H08122642 A JPH08122642 A JP H08122642A JP 6262653 A JP6262653 A JP 6262653A JP 26265394 A JP26265394 A JP 26265394A JP H08122642 A JPH08122642 A JP H08122642A
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optical element
pupil
concentric
semi
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JP6262653A
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Kokichi Kenno
研野孝吉
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画角120°前後及び瞳径15mm前後まで
像面湾曲とコマ収差の両収差が良好に補正され、撮像・
接眼両光学系に使用できる光学系 【構成】 2つの半透過曲面121、122を持ち、2
つの半透過曲面121、122は瞳面E側に凹面を向け
て配置され、2つの半透過曲面121、122は、各々
少なくとも1回の光線の透過と少なくとも1回の光線の
反射をするように配置された共心光学系12の瞳面E側
又は像面I側の何れか一方又は両側に屈折光学素子11
を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接眼光学系又は結像光
学系として使用可能な光学系に関し、特に、画角が広く
瞳径が大きい場合にも像面湾曲とコマ収差の両収差が少
なく解像力の良い光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人の提案に係る特願平5−264
828号の光学系は、少なくとも2つの半透過曲面の間
を硝子材等で埋め、製作上の有利さを増すと共に、2つ
の半透過凹面の距離を大きくすることによって、像面湾
曲とコマ収差をほぼ完全に補正することに成功したもの
である。しかし、特願平5−264828号のものにお
いても、観察画角が100°付近まで広画角化し、瞳径
が10mm位まで大きくなった場合には、像面湾曲とコ
マ収差が目立つようになる。
【0003】以下、図4の光路図を用いて特願平5−2
64828号の光学系の軸外収差の発生原因を説明す
る。図4において、瞳面Eに近い半透過凹面を1、像面
Iに近い半透過凹面を2とする。光束が各面を通過もし
くは反射する順序は1−1、2−1、1−2、2−2で
ある。1−1と2−2では光束は屈折作用を、1−2と
2−1では光束は反射作用を受ける。
【0004】まず、コマ収差の補正方法について説明す
る。像面Iでのコマ収差の発生を抑えるためには、軸外
光束が最初に各々の半透過面1、2に入射する1−1と
2−1でのコマ収差の発生量を小さくすることが重要で
ある。瞳Eから面1へと瞳Eから面2へのそれぞれの光
軸の光路長は、瞳Eから面2への方が長い。軸外光束の
1−1と2−1での入射角を小さくし、軸外上側マージ
ナル光線と軸外下側マージナル光線の入射角の差異を小
さくしてコマ収差の発生量を抑えるためには、面1より
面2のパワーを弱くし、面1と面2の曲率に差異を持た
せることが必要である。
【0005】さらに、軸外光束が2度目に各々の半透過
面に入射する1−2と2−2で生じるコマ収差の発生量
を抑えるためにも、面1より面2のパワーを弱くする必
要がある。これは、面1のパワーが弱すぎると、面1の
法線の傾き角が光軸に対して小さくなるので、軸外主光
線の1−2での入射角が大きくなってしまい、この結
果、上側マージナル光線と下側マージナル光線の入射角
の差異が大きくなり、大きなコマ収差が発生するからで
ある。また、この発明による結像光学系は像側テレセン
トリックに近い光学系であるので、面2のパワーが強す
ぎると、光軸に対しておおよそ平行になって2−2へ入
射する軸外主光線の入射角が大きくなり、2−2での上
側マージナル光線と下側マージナル光線の入射角の差異
が大きくなり、大きなコマ収差が生じてしまう。1−2
と2−2でのコマ収差の発生量を小さくするためには、
面1のパワーは強く、面2のパワーは弱くする必要があ
る。
【0006】次に、像面湾曲の主な発生箇所と補正方法
について述べる。像面湾曲の最も大きい発生原因の箇所
となっているのが、1−2での反射の際に生じる負の像
面湾曲と2−1での反射の際に生じる正の像面湾曲であ
る。像面Iでの像面湾曲の発生を抑えるためには、面1
での反射の際に生じる負の像面湾曲と面2での反射の際
に生じる正の像面湾曲が互いに打ち消し合うようにする
ために、面1と面2に均一のパワーを与えることが必要
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特願
平5−264828号の共心光学系においては、コマ収
差の補正方法と像面湾曲の補正方法は互いに逆行してお
り、同時に両収差を補正することは難しい。画角と瞳径
がさほど大きくなければ、2つの半透過凹面1、2のパ
ワーのバランスをとることで像面湾曲とコマ収差の補正
が可能だが、広画角と広瞳径の場合、像面湾曲とコマ収
差の悪化を回避することは困難である。
【0008】本発明は上記の本出願人の提案に係る共心
光学系の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、画角120°前後及び瞳径15mm前後まで像面湾
曲とコマ収差の両収差が良好に補正され、撮像・接眼両
光学系に使用できる光学系を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光学系は、少なくとも2つの半透過曲面を持ち、前
記の少なくとも2つの半透過曲面は瞳面側に凹面を向け
て配置され、前記の少なくとも2つの半透過曲面は、各
々少なくとも1回の光線の透過と少なくとも1回の光線
の反射をするように配置された共心光学系の近傍に、少
なくとも1つの屈折光学素子を配置したことを特徴とす
るものである。
【0010】この場合、共心光学系の瞳面側に、パワー
を持つ屈折光学素子を配置し、そのパワーを持つ屈折光
学素子の焦点距離をf1 、その瞳面側の曲率半径を
01、その像面側の曲率半径をR02とすると、 f1 >0 ・・・(1) |1/R01|<|1/R02| ・・・(2) なる条件を満足することが望ましい。
【0011】また、共心光学系の像面側に、パワーを持
つ屈折光学素子を配置し、そのパワーを持つ屈折光学素
子の瞳面側の曲率半径をR11、その像面側の曲率半径を
12、共心光学系の像面側の半透過曲面の曲率半径をR
3 とすると、 1/R11<0 ・・・(3) 1/R12<0 ・・・(4) |1/R12|<|1/R3 | ・・・(5) なる条件を満足することが望ましい。
【0012】
【作用】以下、上記の構成をとった理由と作用を説明す
るが、以下において、説明の都合上、本発明の光学系を
結像光学系として説明するが、本発明の光学系の像面を
物点とした接眼光学系として利用できることは明らかで
あり、本発明の光学系は、構成を逆に配置して接眼光学
系としての機能も備えていることは明白である。また、
像面湾曲とコマ収差の符号の取り方は、早水良定著「光
機器の光学I」((社)オプトメカトロニクス協会)に
沿って定義し、本発明を説明する。
【0013】共心光学系が各種収差の発生が少ない理由
は、特願平5−264828号に述べてあるが、この光
学系は収差発生が少ない代わりにパワー配置の自由度が
少なく、焦点距離に対してレンズ全長を制限する等の制
約を設けると、2つの半透過面の曲率半径の関係が崩
れ、像面湾曲を良好に補正することが難しくなる。本発
明は上記像面湾曲を改善するために、他に屈折光学素子
を共心光学系に加えることによって、ペッツバール和の
補正を行い、像面湾曲の少ない光学系を構成することを
可能にしている。
【0014】先ず、共心光学系の瞳面側に屈折光学素子
を配置する場合について図1を用いて説明する。図1
は、パワーを持つ屈折光学素子を共心光学系の瞳面側に
接合して配置した例の光路図で、パワーを持つ屈折光学
素子を11、瞳面Eに凹面を向けた2つの半透過曲面か
ら構成される共心光学系を12、パワーを持つ屈折光学
素子11の瞳面E側の屈折面を111、光学系12の瞳
面E側の半透過曲面を121、光学系12の像面I側の
半透過曲面を122とする。
【0015】共心光学系12のみでは、観察画角が90
°を越えると像面湾曲とコマ収差の補正が難しくなって
くるが、観察画角が60°位であればこれら両収差の補
正は充分できる。そこで、観察画角を広げるには、共心
光学系12の瞳面E側に軸外光束を正のパワーでもって
屈折させ、共心光学系12に入射する軸外光束の画角を
小さくさせる役割を持つ屈折光学素子11を配置すれば
よい。このとき、正のパワーを持つ屈折光学素子11の
形状を考慮し、屈折光学素子11の形状を平凸レンズと
し、共心光学系12への悪影響を最小限に抑えることが
重要である。これは、面111を平面に近い形状にする
ことで、面111ではほとんど像面湾曲もコマ収差を発
生しないにもかかわらず、軸外光束は面111で大きく
屈折し、共心光学系12へ入射する軸外光束の画角が小
さくなるからである。また、屈折光学素子11と共心光
学系12の硝材の屈折率を考慮してバランスをとること
で、面121での屈折の際に発生する像面湾曲を正負の
何れにもすることが可能となり、発生量もコントロール
しやすい。このため、面121と122で反射の際と面
122の屈折の際に発生する像面湾曲を、面121で容
易に補正することができる。
【0016】すなわち、パワーを持つ屈折光学素子11
を共心光学系12の瞳面側に配置する場合、屈折光学素
子11の焦点距離をf1 、屈折光学素子11の瞳面E側
の曲率半径をR01、屈折光学素子11の像面I側の曲率
半径をR02とすると、 f1 >0 ・・・(1) |1/R01|<|1/R02| ・・・(2) なる条件を満足することが重要である。
【0017】図1は屈折光学素子11が共心光学系12
に接合している例だが、屈折光学素子11と共心光学系
12が接合していない場合でも、上記条件式(1)と
(2)を満足することが重要である。屈折光学素子11
と共心光学系12の間に空気が存在するとき、屈折光学
素子11の像面I側の屈折面と面121での屈折の際に
は符号が逆の像面湾曲が発生するので、この2つの面の
バランスをとることで、軸外光束が屈折光学素子11の
像面I側の屈折面から面121に入射するまでに正もし
くは負の像面湾曲を自由に発生させることが可能とな
る。すなわち、屈折光学素子11と共心光学系12が接
合していない場合でも、上記条件式(1)と(2)を満
足することで、上述した作用と同様の作用を得ることが
できる。
【0018】次に、瞳面Eに凹面を向けた2つの半透過
曲面から構成される共心光学系の像面側に屈折光学素子
を配置する場合について、図2を用いて説明する。図2
は、パワーを持つ屈折光学素子を瞳面に凹面を向けた2
つの半透過曲面から構成される共心光学系の像面側に接
合せずに配置した例の光路図で、パワーを持つ屈折光学
素子を13、共心光学系を12、屈折光学素子13の瞳
面E側の屈折面を131、屈折光学素子13の像面I側
の屈折面を132、共心光学系12の瞳面E側の半透過
曲面を121、共心光学系12の像面I側の半透過曲面
を122とする。
【0019】この場合、共心光学系12へ入射する軸外
光束の画角は大きいままなので、共心光学系12で像面
湾曲やコマ収差等の軸外収差が発生しやすい。従来技術
の項で説明したように、像面湾曲とコマ収差の補正方法
は逆行しており、共心光学系12へ入射する軸外光束の
画角が大きいと、面121と122のパワーのバランス
が崩れやすい。特に、像面湾曲を補正するために面12
2がある程度強いパワーを持つ必要があるが、本光学系
のように像側テレセントリックの場合には、面122に
入射する軸外主光線の光軸に対してなす角度が小さいの
で、面122で軸外光束が屈折作用を受ける際に過剰な
コマ収差が発生しやすい。また、コマ収差補正のために
面121と122のパワーのバランスが悪くなり、像面
湾曲も残存してしまう。
【0020】そこで、共心光学系12の像面I側に屈折
光学素子13を設け、共心光学系12で残存した軸外収
差を打ち消すようにすればよい。このとき、屈折光学素
子13の形状を考慮して共心光学系12で発生した像面
湾曲とコマ収差を同時に打ち消すことが必要で、屈折光
学素子13の形状を瞳面Eに凹面を向けたメニスカスレ
ンズにすることが重要である。屈折光学素子13をメニ
スカスレンズにすることで、レンズの前後面131と1
32では符号が逆の像面湾曲が発生する。面131と1
32のパワーのバランスを考慮することで、屈折光学素
子13では正負何れの像面湾曲も発生させることができ
るため、共心光学系12で残存した像面湾曲を容易に打
ち消すことができる。
【0021】また、コマ収差を補正するためには、メニ
スカスレンズ13の像面I側の屈折面132のパワーを
面122のパワーより弱くすることが重要である。面1
22での反射の際にコマ収差の発生量が小さくなるよう
に、面122にパワーを持たせると、面122での屈折
の際には面122のパワーが強すぎて、コマ収差が大量
に発生してしまう。そこで、面122は主に軸外光束が
反射作用を受ける際に生じるコマ収差の発生量を抑える
役割を担い、面132は主に軸外光束が屈折作用を受け
る際に生じるコマ収差の発生量を抑える役割を担うよう
に、面132と122に役割分担をさせることで、像面
Iでのコマ収差を小さくすればよい。つまり、面132
のパワーを面122のパワーより弱くすることで、面1
22で生じた大きなコマ収差の一部を面131で打ち消
し、面132で共心光学系12で生じたコマ収差を打ち
消すために必要な量のコマ収差を発生させることが可能
となる。
【0022】すなわち、像面I側に配置されたパワーを
持つ屈折光学素子13の瞳面E側の屈折面131の曲率
半径をR11、像面I側の屈折面132の曲率半径をR12
とし、2つの半透過曲面からなる共心光学系12の像面
I側の半透過曲面122の曲率半径をR3 とすると、 1/R11<0(接眼光学系の場合は1/R11>0) ・・・(3) 1/R12<0(接眼光学系の場合は1/R12>0) ・・・(4) |1/R12|<|1/R3 | ・・・(5) なる条件を満足することが重要である。
【0023】メニスカスレンズ13の持つパワーは前後
の屈折面131、132が持つパワーによって正負どち
らにもなるが、メニスカスレンズ13は前後の屈折面1
31、132で符号が逆の収差が発生するため、2つの
半透過曲面121、122で生じる収差の補正を行うた
めには、メニスカスレンズ13の前後の屈折面131、
132は異なるパワーを持つ必要があり、メニスカスレ
ンズ13が持つパワーがゼロということはないのはいう
までもない。
【0024】図2は屈折光学素子13が共心光学系12
に接合していない例だが、屈折光学素子13と共心光学
系12が接合している場合でも、上記条件式(4)と
(5)の条件を満足することが重要である。屈折光学素
子13と共心光学系12が接合している場合には、面1
21での屈折の際にはほとんど軸外収差は発生しないの
で、面122は反射の際のコマ収差を抑え、面132は
屈折の際のコマ収差を抑えるようにパワーを持つことに
なる。すなわち、屈折光学素子13と共心光学系12が
接合しているときでも、上記条件式(4)と(5)を満
足することで、上述したのと同様の作用を得ることがで
きる。
【0025】さらに好ましくは、より解像力の高い像を
得るためには、以下の条件式を満足することが好まし
い。瞳面Eに凹面を向けた2つの半透過曲面から構成さ
れる共心光学系12の瞳面E側に、パワーを持つ屈折光
学素子11を配置するとき、瞳面E側に配置されたパワ
ーを持つ屈折光学素子11の焦点距離をf1 、共心光学
系12の焦点距離をf2 とすると、 0<f2 /f1 <0.42 ・・・(6) なる条件を満足することが重要である。
【0026】上記条件式(6)の値が上限の0.42を
越えると、共心光学系12で発生する負の像面湾曲を屈
折光学素子11が補正し切れず、像面Iで負の像面湾曲
が目立つようになる。逆に、上記条件式(6)の値が下
限の0を越えると、共心光学系12で発生する正の像面
湾曲を屈折光学素子11が補正し切れず、像面Iで正の
像面湾曲が目立つようになる。
【0027】また、瞳面Eに凹面を向けた2つの半透過
曲面から構成される共心光学系12の像面I側に、パワ
ーを持つ屈折光学素子13を配置するとき、像面I側に
配置されたパワーを持つ屈折光学素子13の焦点距離を
3 、共心光学系12の焦点距離をf2 とすると、 −0.4<f2 /f3 <0.2 ・・・(7) なる条件を満足することが重要である。
【0028】上記条件式(7)の値が上限の0.2を越
えると、共心光学系12で発生する負の像面湾曲を屈折
光学素子13が補正し切れず、像面Iで負の像面湾曲が
目立つようになる。逆に、上記条件式(7)の値が下限
の−0.4を越えると、共心光学系12で発生する正の
像面湾曲を屈折光学素子13が補正し切れず、像面Iで
正の像面湾曲が目立つようになる。
【0029】さらに好ましくは、より広画角で解像力の
高い像を得るためには、共心光学系の瞳面側と像面側の
両方に、以下に示す条件式(8)と(9)を満足する屈
折光学素子を配置することが好ましい。パワーを持つ屈
折光学素子を瞳面側に配置したとき、画角が120°よ
り大きくなってくると、例え屈折光学素子で正のパワー
をもって軸外光束の画角を小さくしても、2つの半透過
曲面からなる共心光学系に入射する軸外光束の画角はか
なり大きくなってしまい、2つの半透過曲面からなる共
心光学系で生じる軸外収差の発生量が大きくなる恐れが
ある。また、パワーを持つ屈折光学素子を像面側に配置
したときにも、入射する軸外光束の画角が非常に大きい
と、共心光学系で生じる軸外収差を屈折光学素子で打ち
消して解像力の高い像を得ることが困難になる恐れがあ
る。
【0030】そこで、さらに広画角の光学系を軸外収差
を良好に補正しながら得るために、図3に示すように、
共心光学系12の瞳面E側と像面I側の両方にパワーを
持つ屈折光学素子11と13を配置し、瞳面E側の屈折
光学素子11の瞳面E側の屈折面を111、共心光学系
12の瞳面E側の半透過曲面を121、共心光学系12
の像面I側の半透過曲面を122、像面I側の屈折光学
素子13の像面I側の屈折面を132とする。
【0031】共心光学系12の瞳面E側と像面I側の両
方にパワーを持つ屈折光学素子11、13を配置すると
き、屈折光学素子11、13と共心光学系12を構成す
る硝材の屈折率の差が小さければ、屈折光学素子11、
13と共心光学系12の接合面121と122を軸外光
束が通過するときにほとんど収差が発生しない。つま
り、共心光学系12での主な収差の発生箇所は、面12
1と122での反射作用の際のみとなり、2つの半透過
曲面121、122のパワーのバランスをとることで、
面121と122で反射の際に発生する像面湾曲とコマ
収差は互いに打ち消し合い、共心光学系12のみで軸外
収差を補正することができる。
【0032】このとき、屈折光学系11、13と共心光
学系12のパワーのバランスをとることが重要で、瞳面
E側に配置されたパワーを持つ屈折光学素子11の焦点
距離をf1 、像面I側に配置されたパワーを持つ屈折光
学素子13の焦点距離をf3、共心光学系12の焦点距
離をf2 とすると、 0<f2 /f1 <1.0 ・・・(8) −1.2<f2 /f3 <0 ・・・(9) なる条件を満足することが重要である。
【0033】上記条件式(8)と(9)の値がそれぞれ
の上限の1.0、0を越えると、2つの半透過曲面12
1、122で構成する共心光学系12で発生する負の像
面湾曲を屈折光学素子11、13が補正し切れず、像面
Iで負の像面湾曲が目立つようになる。逆に、上記条件
式(8)と(9)の値がそれぞれの下限の0、−1.2
を越えると、共心光学系12で発生する正の像面湾曲を
屈折光学素子11、13が補正し切れず、像面で正の像
面湾曲が目立つようになる。
【0034】上述したように、屈折光学素子11、13
は、共心光学系12のみで収差補正ができる状態を作る
役割を担っているわけだが、さらに好ましくは、このよ
うな状態を作るためには、屈折光学素子11に軸外光束
が入射する際と屈折光学素子13から軸外光束が射出す
る際に、軸外収差が発生しないことが重要である。この
ためには、配置する屈折光学素子11、13の形状を考
慮することが必要で、瞳面E側に配置する屈折光学素子
11は平凸に近い形状を、像面I側に配置する屈折光学
素子13は凹平に近い形状を持つことが重要である。1
11の面を平面に近い形状とすることで、面111では
軸外収差はほとんど発生することなく、軸外光束の画角
を非常に小さくすることができる。また、132の面を
平面に近い形状とすることで、光軸にほぼ平行となって
像面Iに至る軸外主光線は、面132への入射角が非常
に小さいため、面132ではほとんど軸外収差が発生し
ない。
【0035】また、屈折光学素子11、13と共心光学
系12を接合しない場合でも、屈折光学素子11、13
の共心光学系12に面している各々の面の曲率半径を面
121と122の曲率半径とほぼ同じ程度にし、屈折光
学素子11、13と共心光学系12の間の空気間隔を小
さくすることで、屈折光学素子11の像面側の面と面1
21と、屈折光学素子13の瞳面E側の面と面122で
軸外収差が打ち消し合うため、上述した作用を得ること
ができる。
【0036】なお、本発明の光学系に使用される半透過
面の透過と反射の比は2:8から8:2の範囲で利用さ
れる。また、このような光量を分割する手段は、面積と
して分割する方法、強度を分割する方法、そして、さら
にその両方を用いる手段がある。
【0037】上記の面積で分割する方法を図5に示す。
図5において、ガラス又はプラスティック等の透明基板
41上にアルミコーティング42を設ける。このアルミ
コーティング42は、数μmから0.1mm程度の網目
状のメッシュにコーティングされ、反射する部分と反射
しないで透過する部分の面積の比によって全体的(マク
ロ的)な反射率と透過率が設定される。
【0038】次に、光量的に透過と反射の光量を分割す
る手段を図6に示す。この方法は比較的容易に実現で
き、また、安価に製作することが可能である。図6に示
すように、半透過薄膜43をガラス又はプラスティック
等の透明基板41の上にコーティングして、光量を分割
することができる。半透過薄膜43としては、Al(ア
ルミニウム)、Cr(クロム)等の金属薄膜が一般的で
ある。その他に、誘電体の多層膜としてSiO2 、Mg
2 等の薄膜を何層も組み合わせる方法が一般的であ
る。
【0039】光量的に透過と反射の光量を分割する手段
の別法として、偏光による方法を図7に示す。図7にお
いて、ガラス又はプラスティック等の透明基板41の上
に偏光性半透過薄膜44をコーティングして、P偏光と
S偏向を選択的に透過又は反射させて分割するものであ
り、入射光のP偏光とS偏向の割合により反射率と透過
率が設定されるものである。さらに、以上の方法を任意
に組み合せて使用することも可能である。また、ホログ
ラフィック素子で透過と反射の光量を分割する手段もあ
る。
【0040】また、共心光学系12の第1面121でも
第2面122でも1回も反射しないで透過して像面Iに
達してしまうフレアー光をカットするためには、米国再
発行特許第27356号に示されているような偏光を利
用した偏光光学素子を配置とすることが重要となる。例
えば、第1面121の瞳面E側に第1偏光板と4分の1
波長板を配置して入射光を円偏光とし、第1面121と
第2面122の半透過面の間に別の4分の1波長板を配
置し、第2面122の半透過面の後に第1偏光板とパラ
ニコルの偏光面を配置した第2偏光板を配置する。この
ような偏光光学素子を配置すると、第1面121と第2
面122でそれぞれ1回反射した正規の光線は、第1面
121と第2面122の間の4分の1波長板を3回通過
することになり、正規の光線はトータル4回、4分の1
波長板を通過することになる。したがって、第1偏光板
を通過した光の偏光面は回転せずに、パラニコルに配置
された第2偏光板を通過する。しかし、第1面121の
半透過面を反射しないで通過した光線はトータル2回の
4分の1波長板通過しかしないで、偏光面は90°回転
して、第2偏光板でカットされる。
【0041】このように、偏光光学素子を使うことによ
って、フレアー光をカットすることが可能となる。ま
た、上に説明した以外の偏光光学素子の配置も可能であ
り、ここではほんの一例を示しただけである。
【0042】さて、本発明の以上のような光学系を接眼
光学系として2組使用することによって、片目を閉じて
観察像を観察する必要がなくなる。両眼で観察できる
と、観察者にとって疲れない観察が可能となる。また、
両眼に視差のある画像を提示することによって、立体像
としての観察も可能となる。また、本発明の光学系を2
組使用し、観察者頭部に支持する支持機構を付けること
によって、楽な姿勢で観察像を観察することが可能とな
る。
【0043】上記のように、本発明による光学系を接眼
光学系として用い、この光学系と2次元画像表示素子か
らなる組を左右一対用意し、それらを眼輻距離だけ離し
て支持することにより、両眼で観察できる据え付け型又
は頭部装着式視覚表示装置のようなポータブル型の視覚
表示装置として構成することができる。このようなポー
タブル型の視覚表示装置の1例の全体の構成を図8に示
す。表示装置本体50には、上記のような光学系が左右
1対接眼光学系として備えられ、それらに対応して像面
に液晶表示素子からなる2次元画像表示素子が配置され
ている。本体50に左右に連続して図示のような側頭フ
レーム51が設けられ、両側の側頭フレーム51は頭頂
フレーム52でつながれており、また、両側の側頭フレ
ーム51の中間には板バネ53を介してリアフレーム5
4が設けてあり、リアフレーム54を眼鏡のツルのよう
に観察者の両耳の後部に当て、また、頭頂フレーム52
を観察者の頭頂に載せることにより、表示装置本体50
を観察者の眼前に保持できるようになっている。なお、
頭頂フレーム52の内側には海綿体のような弾性体から
なる頭頂パッド55が取り付けてあり、同様にリアフレ
ーム54の内側にも同様なパッドが取り付けられてお
り、この表示装置を頭部に装着したときに違和感を感じ
ないようにしてある。
【0044】また、リアフレーム54にはスピーカ56
が付設されており、映像観察と共に立体音響を聞くこと
ができるようになっている。このようにスピーカ56を
有する表示装置本体50には、映像音声伝達コード57
を介してボータブルビデオカセット等の再生装置58が
接続されているので、観察者はこの再生装置58を図示
のようにベルト箇所等の任意の位置に保持して、映像、
音響を楽しむことができるようになっている。図示の5
9は再生装置58のスイッチ、ボリューム等の調節部で
ある。なお、頭頂フレーム52の内部に、映像処理・音
声処理回路等の電子部品を内蔵させてある。
【0045】なお、コード57は先端をジャックにし
て、既存のビデオデッキ等に取り付け可能としてもよ
い。さらに、TV電波受信用チューナーに接続してTV
観賞用としてもよいし、コンピュータに接続してコンピ
ュータグラフィックスの映像や、コンピュータからのメ
ッセージ映像等を受信するようにしてもよい。また、邪
魔なコードを排斥するために、アンテナを接続して外部
からの信号を電波によって受信するようにしてもよい。
【0046】
【実施例】以下、本発明の光学系の実施例1〜9につい
て説明する。図9〜図17にそれぞれ実施例1〜9の光
学系の断面図を示す。各実施例の数値データは後記する
が、図中、Eは瞳位置、Iは像面であり、12は第1の
半透過面121と第2の半透過面122によって構成さ
れた共心光学系、11は共心光学系12の瞳側に配置さ
れたパワーを持つ屈折光学素子、13は共心光学系12
の像面側に配置されたパワーを持つ屈折光学素子であ
る。
【0047】実施例1は、図9に示すように、第1の半
透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸の
凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に像面I側に凸
面を向けた正メニスカスレンズ11を接合して配置した
例である。この実施例の画角は40°、瞳径は15m
m、焦点距離は40mm、Fナンバーは2.7である。
条件式(6)6のf2 /f1 の値は0.208である。
なお、後記する数値データ中、面番号は光線が通過する
順に取ってあり、ndは透明体のd線での屈折率、νd
はそのアッベ数である(以下、同じ)。
【0048】実施例2は、図10に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に像面I側に
凸面を向けた正メニスカスレンズ11を接合して配置し
た例である。この実施例の画角は120°、瞳径は6m
m、焦点距離は40mm、Fナンバーは6.7である。
条件式(6)のf2 /f1 の値は0.039である。
【0049】実施例3は、図11に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に像面I側に
凸面を向けた正メニスカスレンズ11を接合して配置し
た例である。この実施例の画角は120°、瞳径は15
mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは2.7であ
る。条件式(6)のf2 /f1 の値は0.146であ
る。
【0050】実施例4は、図12に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に像面I側に
凸面を向けた正メニスカスレンズ11を接合しないで配
置した例である。この実施例の画角は120°、瞳径は
15mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは2.7で
ある。条件式(6)のf2 /f1 の値は0.082であ
る。
【0051】実施例5は、図13に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の像面I側に像面I側に
凸面を向けた負メニスカスレンズ13を接合して配置し
た例である。この実施例の画角は120°、瞳径は10
mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは4.0であ
る。条件式(7)のf2 /f3 の値は−0.031であ
る。
【0052】実施例6は、図14に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の像面I側に像面I側に
凸面を向けた正メニスカスレンズ13を接合しないで配
置した例である。この実施例の画角は90°、瞳径は6
mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは6.7であ
る。条件式(7)のf2 /f3 の値は0.037であ
る。
【0053】実施例7は、図15に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に両凸レンズ
11を接合して、また、共心光学系12の像面I側に像
面I側に凸面を向けた負メニスカスレンズ13を接合し
て配置した例である。この実施例の画角は120°、瞳
径は10mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは4.
0である。条件式(8)のf2 /f1 の値は0.44
0、条件式(9)のf2 /f3 の値は−0.577であ
る。
【0054】実施例8は、図16に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に両凸レンズ
11を接合して、また、共心光学系12の像面I側に像
面I側に凸面を向けた負メニスカスレンズ13を接合し
て配置した例である。この実施例の画角は40°、瞳径
は15mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは2.7
である。条件式(8)のf2 /f1 の値は0.174、
条件式(9)のf2 /f3 の値は−0.029である。
【0055】実施例9は、図17に示すように、第1の
半透過面121、第2の半透過面122が像面I側に凸
の凹面であり、共心光学系12の瞳面E側に両凸レンズ
11を接合しないでわずかの間隔をおいて、また、共心
光学系12の像面I側に像面I側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズ13を接合しないでわずかの間隔をおいて
配置した例である。この実施例の画角は90°、瞳径は
10mm、焦点距離は40mm、Fナンバーは4.0で
ある。条件式(8)のf2 /f1 の値は0.297、条
件式(9)のf2 /f3 の値は−0.312である。
【0056】以下、上記実施例1〜9の数値データを示
す。 実施例1 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 17.785 2 -104.0275 18.000 1.4870 70.4 3 -92.3647 16.000 1.4880 69.7 4 -69.1938 (反射面122) -16.000 1.4880 69.7 5 -92.3647 (反射面121) 16.000 1.4880 69.7 6 -69.1938 16.308 7 (像面I) 。
【0057】 実施例2 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 16.543 2 -422.9719 18.000 1.4870 70.4 3 -89.7455 22.939 1.4870 70.4 4 -76.5015 (反射面122) -22.939 1.4870 70.4 5 -89.7455 (反射面121) 22.939 1.4870 70.4 6 -76.5015 2.000 7 (像面I) 。
【0058】 実施例3 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 12.588 2 -329.5184 18.000 1.4870 70.4 3 -105.1892 28.327 1.7550 27.6 4 -87.3558 (反射面122) -28.327 1.7550 27.6 5 -105.1892 (反射面121) 28.327 1.7550 27.6 6 -87.3558 2.000 7 (像面I) 。
【0059】 実施例4 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 10.060 2 -248.9365 18.000 1.4870 70.4 3 -129.2398 5.000 4 -77.9293 27.814 1.7550 27.6 5 -76.6712 (反射面122) -27.814 1.7550 27.6 6 -77.9293 (反射面121) 27.814 1.7550 27.6 7 -76.6712 2.000 8 (像面I) 。
【0060】 実施例5 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 38.768 2 -41.8658 18.543 1.7550 27.6 3 -50.4784 (反射面122) -18.543 1.7550 27.6 4 -41.8658 (反射面121) 18.543 1.7550 27.6 5 -50.4784 7.524 1.4870 70.5 6 -57.9049 6.029 7 (像面I) 。
【0061】 実施例6 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 28.053 2 -53.8255 18.051 1.5421 53.2 3 -55.3799 (反射面122) -18.051 1.5421 53.2 4 -53.8255 (反射面121) 18.051 1.5421 53.2 5 -55.3799 0.100 6 -93.2945 6.473 1.4870 70.4 7 -80.7336 5.130 8 (像面I) 。
【0062】 実施例7 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 17.875 2 405.1484 34.590 1.4870 70.4 3 -63.3309 18.359 1.7550 27.6 4 -65.2942 (反射面122) -18.359 1.7550 27.6 5 -63.3309 (反射面121) 18.359 1.7550 27.6 6 -65.2942 4.000 1.7550 27.6 7 -4740.8773 6.038 8 (像面I) 。
【0063】 実施例8 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 40.267 2 490.3546 8.513 1.4870 70.4 3 -140.5902 22.000 1.5329 52.8 4 -87.0972 (反射面122) -22.000 1.5329 52.8 5 -140.5902 (反射面121) 22.000 1.5329 52.8 6 -87.0972 5.000 1.7550 27.6 7 -96.4051 2.000 8 (像面I) 。
【0064】 実施例9 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置E) 21.690 2 722.9395 22.931 1.4870 71.2 3 -86.1417 2.328 4 -76.5282 22.042 1.7550 27.6 5 -73.5076 (反射面122) -22.042 1.7550 27.6 6 -76.5282 (反射面121) 22.042 1.7550 27.6 7 -73.5076 0.742 8 -74.4603 5.000 1.7550 27.6 9 -218.7444 2.000 10 (像面I) 。
【0065】上記実施例1〜9の収差図をそれぞれ図1
8〜図26に示す。各収差図において、球面収差を
(a)、非点収差を(b)、歪曲収差を(c)、横収差
を(d)に示す。なお、横収差(d)において、ωは半
画角を示す。
【0066】次に、上記実施例1〜9におけるレンズ1
1の焦点距離をf1 、共心光学系12の焦点距離を
2 、レンズ13の焦点距離をf3 、レンズ11の瞳面
Eに近い面の曲率半径をR01、像面Iに近い面の曲率半
径をR02、レンズ13の瞳面Eに近い面の曲率半径をR
11、像面Iに近い面の曲率半径をR12、共心光学系12
の像面Iに近い面の曲率半径をR3 とするとき、f1
1/R01、1/R02、1/R3 、1/R11、1/R
12 、f2 、f3 、f2 /f1 、f2 /f3 の値を次の
表1、表2に示す。
【0067】
【0068】
【0069】なお、本発明の光学系は、前記したよう
に、接眼光学系や結像光学系として使用することができ
る。その一例を以下に示す。結像光学系としては、例え
ば、図27に斜視図を示すように、撮影用光学系Obと
ファインダー光学系Fiとが別体にほぼ並設されたコン
パクトカメラCaのファインダー光学系Fiに用いるこ
とができる。また、図28に断面を示す如く、前側レン
ズ群GFと、明るさ絞りDと、その後方に配置され、第
1半透過反射面121及び第2半透過反射面122から
なる共心光学系12とその近傍に配置した屈折光学素子
13からなる本発明の光学系MLとで対物レンズ系L0
を構成することができる。この対物レンズ系L0 によっ
て形成された像は、上記対物レンズ系L0 の観察者側に
設けられた4回反射のポロプリズムPによって正立さ
れ、接眼レンズOcによって観察可能となっている。
【0070】さらに、結像光学系として使用するに際し
ては、フロント絞り光学系として構成することも可能で
ある。
【0071】次に、接眼光学系としては、例えば図29
(a)に斜視図を示すように、虚像を観察者Mの眼球内
に拡大投影して仮想の空中拡大像を観察するようにした
頭部装着式視覚表示装置HMDに用いることができる。
この場合、図29(b)の断面図に示すように、映像を
表示するための液晶表示素子LCDと、このLCDに表
示された映像を観察者眼球内に拡大投影するために、第
1半透過反射面121及び第2半透過反射面122から
なる共心光学系12とその近傍に配した屈折光学素子1
1とからなる本発明の光学系MLを配置し、接眼光学系
を構成している。
【0072】以上の本発明の光学系は、例えば次のよう
に構成することができる。 〔1〕 少なくとも2つの半透過曲面を持ち、前記の少
なくとも2つの半透過曲面は瞳面側に凹面を向けて配置
され、前記の少なくとも2つの半透過曲面は、各々少な
くとも1回の光線の透過と少なくとも1回の光線の反射
をするように配置された共心光学系の近傍に、少なくと
も1つの屈折光学素子を配置したことを特徴とする光学
系。
【0073】〔2〕 前記共心光学系の瞳面側に、パワ
ーを持つ屈折光学素子を配置し、前記のパワーを持つ屈
折光学素子の焦点距離をf1 、その瞳面側の曲率半径を
01、その像面側の曲率半径をR02とすると、 f1 >0 ・・・(1) |1/R01|<|1/R02| ・・・(2) なる条件を満足することを特徴とする上記〔1〕記載の
光学系。
【0074】〔3〕 前記共心光学系の像面側に、パワ
ーを持つ屈折光学素子を配置し、前記のパワーを持つ屈
折光学素子の瞳面側の曲率半径をR11、その像面側の曲
率半径をR12、前記共心光学系の像面側の半透過曲面の
曲率半径をR3 とすると、 1/R11<0 ・・・(3) 1/R12<0 ・・・(4) |1/R12|<|1/R3 | ・・・(5) なる条件を満足することを特徴とする上記〔1〕記載の
光学系。
【0075】〔4〕 前記共心光学系の焦点距離をf2
とすると、 0<f2 /f1 <0.42 ・・・(6) なる条件を満足することを特徴とする上記〔2〕記載の
光学系。
【0076】〔5〕 前記のパワーを持つ屈折光学素子
の焦点距離をf3 、前記共心光学系の焦点距離をf2
すると、 −0.4<f2 /f3 <0.2 ・・・(7) なる条件を満足することを特徴とする上記〔3〕記載の
光学系。
【0077】〔6〕 前記共心光学系の瞳面側と像面側
に、パワーを持つ屈折光学素子を配置し、瞳面側に配置
するパワーを持つ屈折光学素子の焦点距離をf1 、前記
共心光学系の焦点距離をf2 、像面側に配置するパワー
を持つ屈折光学素子の焦点距離をf3 とすると、 0<f2 /f1 <1.0 ・・・(8) −1.2<f2 /f3 <0 ・・・(9) なる条件を満足することを特徴とする上記〔1〕から
〔3〕の何れか1項記載の光学系。
【0078】〔7〕 前記共心光学系の前記半透過曲面
は20%以上80%以下の透過率を有することを特徴と
する上記〔1〕記載の光学系。
【0079】〔8〕 前記の少なくとも2つの半透過曲
面で1回も反射しないで透過する光線を遮断するために
偏光光学素子で構成された遮断手段が配置されているこ
とを特徴とする上記〔1〕記載の光学系。
【0080】
〔9〕 前記光学系を接眼光学系に使用す
ることを特徴とする上記〔1〕記載の光学系。
【0081】〔10〕 前記光学系を結像光学系に使用
することを特徴とする上記〔1〕記載の光学系。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、画角120°前後で、瞳径15mm前後まで
像面湾曲とコマ収差の両収差が良好に補正され、撮像・
接眼両光学系に使用できる光学系を提供することがで
き、これを接眼光学系に用いるとき、広い提示画角で周
辺の画角まで鮮明に観察できる頭部装着式視覚表示装置
等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により共心光学系の瞳面側に屈折光学素
子を接合して配置した光学系の光路図である。
【図2】本発明により共心光学系の像面側に屈折光学素
子を配置した光学系の光路図である。
【図3】本発明により共心光学系の両側に屈折光学素子
を配置した光学系の光路図である。
【図4】先行出願の共心光学系において軸外収差の発生
原因を説明するための光路図である。
【図5】半透過面に採用可能な面積で光量を分割する手
段の原理図である。
【図6】半透過面に採用可能な光量的に光量を分割する
手段の原理図である。
【図7】半透過面に採用可能な偏光により光量を分割す
る手段の原理図である。
【図8】ポータブル型の視覚表示装置の1例の全体の構
成を示す図である。
【図9】本発明の実施例1の光学系の断面図である。
【図10】本発明の実施例2の光学系の断面図である。
【図11】本発明の実施例3の光学系の断面図である。
【図12】本発明の実施例4の光学系の断面図である。
【図13】本発明の実施例5の光学系の断面図である。
【図14】本発明の実施例6の光学系の断面図である。
【図15】本発明の実施例7の光学系の断面図である。
【図16】本発明の実施例8の光学系の断面図である。
【図17】本発明の実施例9の光学系の断面図である。
【図18】実施例1の収差図である。
【図19】実施例2の収差図である。
【図20】実施例3の収差図である。
【図21】実施例4の収差図である。
【図22】実施例5の収差図である。
【図23】実施例6の収差図である。
【図24】実施例7の収差図である。
【図25】実施例8の収差図である。
【図26】実施例9の収差図である。
【図27】本発明の光学系をコンパクトカメラのファイ
ンダー光学系の結像光学系に用いる例を説明するための
斜視図である。
【図28】本発明の光学系を対物レンズの一部に用いる
例を説明するための断面図である。
【図29】本発明の光学系を頭部装着式視覚表示装置の
接眼光学系として用いる例を説明するための図である。
【符号の説明】
E…瞳面 I…像面 11、13…屈折光学素子 12…共心光学系 111、131、132…屈折光学素子の屈折面 121、122…共心光学系の半透過曲面 41…透明基板 42…アルミコーティング 43…半透過薄膜 44…偏光性半透過薄膜 50…表示装置本体 51…側頭フレーム 52…頭頂フレーム 53…板バネ 54…リアフレーム 55…頭頂パッド 56…スピーカ 57…映像音声伝達コード 58…再生装置 59…スイッチ、ボリューム等の調節部 Ob…撮影用光学系 Fi…ファインダー光学系 Ca…コンパクトカメラ GF…前側レンズ群 D …明るさ絞り ML…本発明の光学系 L0 …対物レンズ系 P …ポロプリズム Oc…接眼レンズ M …観察者 HMD…頭部装着式視覚表示装置 LCD…液晶表示素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの半透過曲面を持ち、前
    記の少なくとも2つの半透過曲面は瞳面側に凹面を向け
    て配置され、前記の少なくとも2つの半透過曲面は、各
    々少なくとも1回の光線の透過と少なくとも1回の光線
    の反射をするように配置された共心光学系の近傍に、少
    なくとも1つの屈折光学素子を配置したことを特徴とす
    る光学系。
  2. 【請求項2】 前記共心光学系の瞳面側に、パワーを持
    つ屈折光学素子を配置し、前記のパワーを持つ屈折光学
    素子の焦点距離をf1 、その瞳面側の曲率半径をR01
    その像面側の曲率半径をR02とすると、 f1 >0 ・・・(1) |1/R01|<|1/R02| ・・・(2) なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の光
    学系。
  3. 【請求項3】 前記共心光学系の像面側に、パワーを持
    つ屈折光学素子を配置し、前記のパワーを持つ屈折光学
    素子の瞳面側の曲率半径をR11、その像面側の曲率半径
    をR12、前記共心光学系の像面側の半透過曲面の曲率半
    径をR3 とすると、 1/R11<0 ・・・(3) 1/R12<0 ・・・(4) |1/R12|<|1/R3 | ・・・(5) なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の光
    学系。
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