JPH08122358A - 半導体加速度センサ - Google Patents
半導体加速度センサInfo
- Publication number
- JPH08122358A JPH08122358A JP25700794A JP25700794A JPH08122358A JP H08122358 A JPH08122358 A JP H08122358A JP 25700794 A JP25700794 A JP 25700794A JP 25700794 A JP25700794 A JP 25700794A JP H08122358 A JPH08122358 A JP H08122358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stoppers
- sensor chip
- adhesive
- acceleration sensor
- semiconductor acceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 センサチップとストッパとの隙間を精度よく
一定値とする。 【構成】 おもり部11が肉薄のはり部12で枠状支持
部13内に支持されてセンサチップ14が構成され、セ
ンサチップ14の両面にストッパ15,16が接着剤層
24で接着される。接着剤層24は接着剤21にグラス
ファイバよりなる円柱状微細物25が混入され、センサ
チップ14とストッパ15,16との隙間19,20が
円柱状微細物25の直径と一致させられている。
一定値とする。 【構成】 おもり部11が肉薄のはり部12で枠状支持
部13内に支持されてセンサチップ14が構成され、セ
ンサチップ14の両面にストッパ15,16が接着剤層
24で接着される。接着剤層24は接着剤21にグラス
ファイバよりなる円柱状微細物25が混入され、センサ
チップ14とストッパ15,16との隙間19,20が
円柱状微細物25の直径と一致させられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は単結晶シリコンよりな
り、おもり部をはり部で支持部に支持したセンサチップ
と、そのセンサチップの両側に接着剤にて接着され、上
記おもり部の過振動によるはり部の破壊を防止する第
1、第2ストッパとよりなる半導体加速度センサ。
り、おもり部をはり部で支持部に支持したセンサチップ
と、そのセンサチップの両側に接着剤にて接着され、上
記おもり部の過振動によるはり部の破壊を防止する第
1、第2ストッパとよりなる半導体加速度センサ。
【0002】
【従来の技術】図2A、Bに従来の半導体加速度センサ
を示す。おもり部11は肉薄のはり部12により支持部
13に支持される。この例では支持部13は方形枠状を
しており、その内部に方形おもり部11が各辺を互いに
ほぼ平行として位置し、おもり部11の一対の対向辺の
各両端からはり部12が支持部13の対向辺に連結され
ている。はり部12は肉薄とされ、支持部13がその枠
面と垂直な加速度を受けるとおもり部11が支持部13
に対して変位する。おもり部11、はり部12、支持部
13は単結晶シリコン基板に対して選択エッチングがな
されて、センサチップ14として形成される、この際は
り部12は薄くされ、かつおもり部11、はり部12、
及び支持部13の一面は同一平面上に位置し、おもり部
11及び支持部13の他面は他の同一平面上に位置して
いる。
を示す。おもり部11は肉薄のはり部12により支持部
13に支持される。この例では支持部13は方形枠状を
しており、その内部に方形おもり部11が各辺を互いに
ほぼ平行として位置し、おもり部11の一対の対向辺の
各両端からはり部12が支持部13の対向辺に連結され
ている。はり部12は肉薄とされ、支持部13がその枠
面と垂直な加速度を受けるとおもり部11が支持部13
に対して変位する。おもり部11、はり部12、支持部
13は単結晶シリコン基板に対して選択エッチングがな
されて、センサチップ14として形成される、この際は
り部12は薄くされ、かつおもり部11、はり部12、
及び支持部13の一面は同一平面上に位置し、おもり部
11及び支持部13の他面は他の同一平面上に位置して
いる。
【0003】この支持部13の両面は、板状ストッパ1
5,16が取付けられ、おもり部11が過度に変位して
はり部12が破損しないようにされている。この場合、
おもり部11とストッパ15,16との間に隙間17,
18を設けるため、ストッパ15,16の各内面に浅い
凹部19,20が形成されている。このような凹部1
9,20を形成する加工を省略し、より簡単に加速度セ
ンサを作成するために、従来において、図2Cに一部を
示すように、支持部13にストッパ15,16をそれぞ
れ接着する接着剤21に球状微粒子22を混合し、この
微粒子22により隙間19,20が生じるようにされた
ものがある。
5,16が取付けられ、おもり部11が過度に変位して
はり部12が破損しないようにされている。この場合、
おもり部11とストッパ15,16との間に隙間17,
18を設けるため、ストッパ15,16の各内面に浅い
凹部19,20が形成されている。このような凹部1
9,20を形成する加工を省略し、より簡単に加速度セ
ンサを作成するために、従来において、図2Cに一部を
示すように、支持部13にストッパ15,16をそれぞ
れ接着する接着剤21に球状微粒子22を混合し、この
微粒子22により隙間19,20が生じるようにされた
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】接着剤21にスペーサ
内微粒子22を混入した場合は、ストッパ15,16に
凹部を加工する処理を必要としないが、支持部13及び
ストッパ15,16と球状微粒子22との各接触はそれ
ぞれ点接触となる。このため、隙間19,20が一定値
になるようにするには、支持部13に対するスペーサ1
5,16の押し付けをある程度以上強くする必要があ
り、この荷重が球状微粒子22の支持部13、ストッパ
15,16の各接触する1点に集中し、球状微粒子22
が変形し易い。一方、球状微粒子22が変形することな
く、丁度一点で支持部13、ストッパ15,16に接触
させるようにすることは困難であり、このため隙間1
9,20を常に一定値にすることは難しかった。
内微粒子22を混入した場合は、ストッパ15,16に
凹部を加工する処理を必要としないが、支持部13及び
ストッパ15,16と球状微粒子22との各接触はそれ
ぞれ点接触となる。このため、隙間19,20が一定値
になるようにするには、支持部13に対するスペーサ1
5,16の押し付けをある程度以上強くする必要があ
り、この荷重が球状微粒子22の支持部13、ストッパ
15,16の各接触する1点に集中し、球状微粒子22
が変形し易い。一方、球状微粒子22が変形することな
く、丁度一点で支持部13、ストッパ15,16に接触
させるようにすることは困難であり、このため隙間1
9,20を常に一定値にすることは難しかった。
【0005】この問題を軽減するため、球状微粒子22
の接着剤21内の密度を大とすると、製造価格が高くな
り、かつ接着強度が劣化する。
の接着剤21内の密度を大とすると、製造価格が高くな
り、かつ接着強度が劣化する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によればおもり
部を支持する支持部の両面に対し、それぞれストッパを
接着する接着剤に、直径が均一な円柱状微細物が混入さ
れ、その円柱状微細物の直径により、センサチップと各
ストッパとの隙間が規定される。
部を支持する支持部の両面に対し、それぞれストッパを
接着する接着剤に、直径が均一な円柱状微細物が混入さ
れ、その円柱状微細物の直径により、センサチップと各
ストッパとの隙間が規定される。
【0007】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示し、図2と対応
する部分に同一符号を付けてある。この発明では支持部
13(センサチップ14)とストッパ15,16とを接
着する接着剤層24によりおもり部11とストッパ1
5,16との各隙間19,20の大きさが規定される。
接着剤層24は図1Bに示すように接着剤21内に円柱
状微細物25が混入されたものである。接着剤21は従
来と同様に例えばエポキシ樹脂系のものであり、その直
径を例えば20μm程度とされ円柱状微細物25は均一
の直径をもち、長さが直径の5倍以上程度とされ、例え
ば直径が20μm、長さが100μm以上のグラスファ
イバが用いられる。円柱状微細物25としてはエポキシ
系樹脂でもよい。更にこのような円柱状微細物25は1
mm立方当り接着剤21中に20〜30個程度あればよ
い。
する部分に同一符号を付けてある。この発明では支持部
13(センサチップ14)とストッパ15,16とを接
着する接着剤層24によりおもり部11とストッパ1
5,16との各隙間19,20の大きさが規定される。
接着剤層24は図1Bに示すように接着剤21内に円柱
状微細物25が混入されたものである。接着剤21は従
来と同様に例えばエポキシ樹脂系のものであり、その直
径を例えば20μm程度とされ円柱状微細物25は均一
の直径をもち、長さが直径の5倍以上程度とされ、例え
ば直径が20μm、長さが100μm以上のグラスファ
イバが用いられる。円柱状微細物25としてはエポキシ
系樹脂でもよい。更にこのような円柱状微細物25は1
mm立方当り接着剤21中に20〜30個程度あればよ
い。
【0008】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば円柱
状微細物が混入された接着剤にてストッパ15,16が
センサチップに接着され、円柱状微細物25の直径によ
りおもり部11とストッパ15,16との各隙間が決定
される。よってストッパ15,16に浅い凹部を形成す
る処理を必要とせず、しかも円柱状微細物25と支持部
13、ストッパ15,16とはそれぞれ点ではなく線接
触となり、接着時にストッパ15,16を支持部13に
押し付けた際に、その力が微細物25の線状接触個所に
集中し、点状接触個所に集中する場合よりも円柱状微細
物25は変形し難く、円柱状微細物25の直径で決る隙
間19,20を簡単に得ることができる。
状微細物が混入された接着剤にてストッパ15,16が
センサチップに接着され、円柱状微細物25の直径によ
りおもり部11とストッパ15,16との各隙間が決定
される。よってストッパ15,16に浅い凹部を形成す
る処理を必要とせず、しかも円柱状微細物25と支持部
13、ストッパ15,16とはそれぞれ点ではなく線接
触となり、接着時にストッパ15,16を支持部13に
押し付けた際に、その力が微細物25の線状接触個所に
集中し、点状接触個所に集中する場合よりも円柱状微細
物25は変形し難く、円柱状微細物25の直径で決る隙
間19,20を簡単に得ることができる。
【0009】また円柱状微細物25の長さを直径を4倍
程度以上とすることにより、接着層24内の円柱状微細
物25の軸心がほぼ同一面上に位置し、隙間19,20
を精度よく、所定値とすることができる。更に円柱状微
細物25はセンサチップ14、ストッパ15,16と接
触するため、従来の球状微粒子22を接着剤21に混入
する場合よりも、その混入率を1/3〜1/6程度、つ
まり1立方ミリ中に20〜30個と少なくすることがで
き、それだけ接着剤21の量が多くなり、支持部13と
ストッパ15,16との各接着強度が大となる。
程度以上とすることにより、接着層24内の円柱状微細
物25の軸心がほぼ同一面上に位置し、隙間19,20
を精度よく、所定値とすることができる。更に円柱状微
細物25はセンサチップ14、ストッパ15,16と接
触するため、従来の球状微粒子22を接着剤21に混入
する場合よりも、その混入率を1/3〜1/6程度、つ
まり1立方ミリ中に20〜30個と少なくすることがで
き、それだけ接着剤21の量が多くなり、支持部13と
ストッパ15,16との各接着強度が大となる。
【図1】Aはこの発明の実施例を示す断面図、Bはその
接着剤層24の部分の拡大断面図である。
接着剤層24の部分の拡大断面図である。
【図2】Aは従来の半導体加速度センサの断面図、Bそ
の平面図、Cは接着剤でセンサチップとストッパとの隙
間を規定する従来の加速度センサにおける接着剤層部分
の拡大断面図である。
の平面図、Cは接着剤でセンサチップとストッパとの隙
間を規定する従来の加速度センサにおける接着剤層部分
の拡大断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 単結晶シリコンよりなり、おもり部をは
り部で支持部に支持したセンサチップと、上記おもり部
の過振動による破壊を防止する、上記センサチップの両
面に接着剤にて接着された第1、第2ストッパとよりな
る半導体加速度センサにおいて、 上記接着剤には直径が均一な円柱状微細物が混入され、
その円柱状微細物の直径により、上記センサチップと第
1、第2ストッパとの隙間が規定されていることを特徴
とする半導体加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25700794A JPH08122358A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 半導体加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25700794A JPH08122358A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 半導体加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08122358A true JPH08122358A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17300433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25700794A Withdrawn JPH08122358A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 半導体加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08122358A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11344506A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Japan Aviation Electronics Ind Ltd | 半導体加速度センサ |
US6448624B1 (en) | 1996-08-09 | 2002-09-10 | Denso Corporation | Semiconductor acceleration sensor |
KR100461787B1 (ko) * | 2002-04-10 | 2004-12-14 | 학교법인 포항공과대학교 | Mems 기술을 이용한 가속도센서 및 그 제조방법 |
JP2007043017A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Murata Mfg Co Ltd | 半導体センサ装置 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP25700794A patent/JPH08122358A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6448624B1 (en) | 1996-08-09 | 2002-09-10 | Denso Corporation | Semiconductor acceleration sensor |
DE19734530B4 (de) * | 1996-08-09 | 2008-04-24 | Denso Corp., Kariya | Halbleiterbeschleunigungssensor |
JPH11344506A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Japan Aviation Electronics Ind Ltd | 半導体加速度センサ |
KR100461787B1 (ko) * | 2002-04-10 | 2004-12-14 | 학교법인 포항공과대학교 | Mems 기술을 이용한 가속도센서 및 그 제조방법 |
JP2007043017A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Murata Mfg Co Ltd | 半導体センサ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |