JPH0812231B2 - 磁性流体の屈折率磁場依存性を利用した光干渉装置 - Google Patents

磁性流体の屈折率磁場依存性を利用した光干渉装置

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JPH0812231B2
JPH0812231B2 JP12221782A JP12221782A JPH0812231B2 JP H0812231 B2 JPH0812231 B2 JP H0812231B2 JP 12221782 A JP12221782 A JP 12221782A JP 12221782 A JP12221782 A JP 12221782A JP H0812231 B2 JPH0812231 B2 JP H0812231B2
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、磁性流体の屈折率磁場依存性を利用し、
磁場強度を検出して電気信号の大きさに変換する方法及
び装置に関する。
光が透過可能な磁性流体に磁場を印加すると、光に対
する屈折率が変化する。この屈折率は、磁性流体に印加
された磁場の強さの敏感な函数となる。
酸化鉄等から成る強磁性コロイド粒子を分散したコロ
イド溶液に磁場を加えた場合、微小な複屈折性を有する
ことは、マヨラナ効果として公知である。しかしこのコ
ロイド溶液のコロイド粒子数密度は、非常に小さかった
ため、前述の効果も実験室に於ける興味の対象になる程
度の小さなものでしかなく、且つ短時間内にコロイド粒
子が沈澱してしまう様な不安定なコロイド溶液であっ
た。
この様な理由から、前述の効果を応用しようとする考
えは殆ど現れなかった。
この発明は、1965年にアメリカで発明された磁性流体
と呼ばれる強磁性微粒子を界面活性剤で包み、溶媒中に
安定した状態で分散させたコロイド粒子数密度の極めて
大きなコロイド溶液が、従来の物質が示す同様な磁気光
学効果の107倍も大きい効果を有する事を利用するもの
である 磁性流体薄膜を透過する光の複屈折率は、正常光に対
する屈折率nと異常光に対する屈折率n の差△n=
−nである。この△nの磁場異存性が既に測定さ
れている。ここで正常光と異常光とは、磁性流体薄膜に
入射する直線偏光のうち、偏光面(光の電気ベクトル)
が磁性流体薄膜に印加される磁場に垂直な光を正常光、
平行な光を異常光と定義する。
磁性流体薄膜を透過した正常光と異常光の位相差θ
は、 θ=2πd△n/λ となる。ここでdは、磁性流体薄膜の膜厚、λは光の波
長である。
一方理論から、n は、Hの増加函数、nは、Hの
減少函数となる。以下説明の便宜上異常光を使った場合
を説明する。異常光に対する屈折率n を以下nと略記
する。
この発明は、磁性流体に印加される磁場強度の変化に
より多重反射を利用して磁性流体が曝されている磁場の
大きさを電気信号の大きさに変換する方法及び装置を提
供するものである。
前述の磁性流体薄膜が示す複屈折の大きさは、10000e
の磁場に対し、従来この種の現象で大きな効果をもたら
す事で知られているニトロベンゾールの前述の複屈折の
大きさの約107倍に達する。当然nの磁場に対する変化
も大きなものとなる。
添付図面についてこの出願発明の実施例を説明する。
光源1の光軸2上に、回折格子3、偏光子4及び第1ス
リット板5を一定間隔を置いて該光軸上に夫々垂直に設
け、該第1スリット板5の次に、該光源の光が透過可能
な磁性流体光学素子6の平面の法線が該光軸に対してθ
角度となる様に該磁性流体光学素子を傾斜して設ける。
又未知磁場が第1、2図に示す通り該光軸に垂直に該磁
性流体光学素子に印加される様にする。
該磁性流体光学素子6は、該磁性流体を、透明の薄い
プレート内に封入したものである。
光軸2上で磁性流体光学素子6の次に、第2スリット
板10を垂直に設け、該第2スリット板に一定間隔を置い
て受光子11を設ける。これ等部材を、光を透過しない外
匣(図示せず)内に封入して一体の偏光部とする。
図示の通り、光源1から出た光は、回折格子3を通過
し、波長λ(真空又は空気中)の単色光となり、偏光子
4を通過して偏光となる。この際光軸1から出た光がも
ともと単色光で偏光ならば、回折格子3及び偏光板4は
不必要となる。
この偏光は、第1スリット板5のスリット5′を通過
して平行光線となり、光軸2に対して平面の法線がθ角
度傾いた磁性流体光学素子6に入り、該素子内で多重反
射して透過光と反射光が出て来る。
第1図に於いては、透過光が第2スリット板10のスリ
ット10′を透過して受光子11に入り、第2図に於いて
は、磁性流体光学素子6でθ角度で反射され、反射光が
該第2スリット板10のスリット10′を透過して受光子11
に入る。
第3、4図に於いて、磁性流体光学素子6は2枚の透
明基板7、7とそれ等の間に挟持され、一定の厚さに密
閉されている磁性流体薄膜8から成る。第3図に於いて
は、基板7、7の両面のうち、該磁性流体薄膜8に接し
ていない面に金属9、9等を薄く蒸着し、この面の反射
率を高めている。
他方第4図に示す実施例に於いては、基板7、7の磁
性流体薄膜8に接する面に金属9、9等を薄く蒸着す
る。
次に第4図に於いて光の通路を説明するが、第3図の
場合も本質的に同じ原理である。
磁性流体光学素子6を透過した光の強度をT(第1図
の場合)とし、反射して出て来る光の強度をR(第2図
の場合)とすると、T、Rは繰返し反射干渉の理論か
ら、 ここでaは入射光の振幅、rは反射膜を設けた基板面
の反射率、nは磁性流体光学素子6の屈折率(正確には
異常光に対する屈折率)、dは磁性流体薄膜の厚み、λ
は単色光の真空中(近似的に空気中)に於ける波長を表
し、θ′は、 の関係を満たす角度である(第3、4図参照)。角度θ
が相当小さい場合は、 となる。これからδとTの間の関係は、第5図の様にな
る。第5図に種々の反射率rについてのδ−T曲線を示
す。δ−Rも同様のグラフとなる。
δの値を決める因子である磁性流体の屈折率nは、既
に述べた通り該磁性流体の曝されている磁場Hの増加函
数となるから(第1、2図に示す通り) n=n(H) (7) となる。ただしの方向は、入射光の偏光方向と平行に
する。このため磁場Hの値が増大すると、δの値も増大
し、従ってT、Rの値も一意的に変化してくる。その結
果δは、Hの鋭敏な函数となり、T、Rの大きさはHの
大きさに鋭敏に影響される。受光子11は、光量の変化を
電気信号の大きさに変えるから、T、Rの変化は、受光
子11を介して電気信号の大きさに変換される。
この様にして磁性流体に曝されている磁場Hの大きさ
を電気信号の大きさに一意的に変換する事が可能とな
る。
第2の発明を示す第6図に於いて、光源1の光軸2上
に垂直に、回折格子3を設け、次に集光ロッド・レンズ
21、一定の長さを有する光ファイバ22並びに平行ロッド
・レンズ23とから成る第1光ケーブル20を配置し、平行
ロッド・レンズ23の光軸2に第1スリット板5、偏光子
4、第2スリット板10を一定間隔で夫々垂直に設け、光
が透過可能な磁性流体光学素子6を偏光子4と第2スリ
ット10との間に、該光学素子6の平面の法線が光軸2に
対してθ角度になる様に該光学素子6を傾けて設け、こ
れ等各部を光を透過しない外匣(図示せず)内に封入し
て一体とする。
集光ロッド・レンズ23、光ファイバ22、平行ロッド・
レンズ21とから成る第2光ケーブル20Aの該集光ロッド
・レンズ23を第2スリット10の光軸2の配置し、該ロッ
ド・レンズを受光子11に接続する。そして未知の磁場
を該光学素子6に印加する。
光源1と受光子11とを磁場の測定点から離れた位置に
置き、回折格子3を透過した単色光を第1光ケーブル20
で遠方の第1スリット板5、偏光子4、磁性流体光学素
子6、第2スリット板10に導き、透過光若しくは反射光
を第2光ケーブル20Aにより遠方の受光子11に導いて未
知磁場の大きさを電気信号の大きさに変える事が出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る光に対する磁性流体の屈折率
磁場依存性を利用した光干渉装置の側面図、第2図は、
他の実施例を示す側面略図、第3、4図は、磁性流体の
透明基板内に保持して光を多重透過又は多重反射させる
装置の拡大断面図、第5図は、種々の反射率曲線を示す
図、第6図は、第3発明の装置の実施例を示す側面略図
である。 1……光源; 2……光軸; 3……回折格子; 4……偏光子; 5……第1スリット板; 5′……スリット; 6……磁性流体光学素子; 7……基板; 8……磁性流体薄膜; 9……蒸着した金属; 10……第2スリット板; 10′……スリット; 11……受光子; 20……第1光ケーブル; 21……集光ロッド・レンズ; 22……光ファイバ; 23……平行ロッド・レンズ; 20A……第2光ケーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と; 回折格子、偏光子及び第1スリット板を一定間隔を置い
    て光軸上に夫々垂直に設け、該第1スリット板の次に、
    磁性流体を透明基板により1μmから10μmの薄膜状に
    保持して光が透過可能とし、かつ、該透明基板の表面を
    薄く蒸着などして反射率を高くし、該磁性流体内を多重
    反射できるようにした磁性流体光学素子を設け、かつ、
    該磁性流体光学素子を該磁性流体光学素子の法線が光軸
    に対してθ角度となるように傾斜して設け、該磁性流体
    光学素子の次に、一定間隔を置いて光軸上に第2スリッ
    ト板、受光子とを垂直に設け、これ等部材を光を透過し
    ない外匣内に封入した偏光部と; から成り、磁性流体の屈折率磁場依存性を利用して磁場
    強度を電気信号の大きさに変換する光干渉装置。
  2. 【請求項2】光源と; 回折格子、集光ロッド・レベル及び第1スリット板を一
    定間隔を置いて光軸上に夫々垂直に設け、該第1スリッ
    ト板の次に、磁性流体を透明基板により1μmから10μ
    mの薄膜状に保持して光が透過可能とし、かつ、該透明
    基板の表面を薄く蒸着などして反射率を高くし、該磁性
    流体内を多重反射できるようにした磁性流体光学素子を
    設け、かつ、該磁性流体光学素子を該磁性流体光学素子
    の法線が光軸に対してθ角度となるように傾斜して設
    け、光軸に対して2θ角度をなす反射光の光軸上に、一
    定間隔を置いて第2スリット板、受光子とを垂直に設
    け、これ等部材を光を透過しない外匣内に封入した偏光
    部と; から成り、磁性流体の屈折率磁場依存性を利用して磁場
    強度を電気電信号の大きさに変換する光干渉装置。
  3. 【請求項3】光源と; 回折格子、集光ロッド・レンズ、一定の長さを有する光
    ファイバ並びに平行ロッド・レンズとを有する第1光ケ
    ーブルと; 該平行ロッド・レンズの次に、一定間隔を置いて光軸上
    に垂直に設けられた第1スリット板と; 該偏光子の次に、磁性流体を透明基板により1μmから
    10μmの薄膜状に保持して光が透過可能とし、かつ、該
    透明基板の表面を薄く蒸着などして反射率を高くし、該
    磁性流体内を多重反射できるようにした磁性流体光学素
    子を設け、かつ、該磁性流体光学素子を該磁性流体光学
    素子の法線が光軸に対してθ角度となるように傾斜して
    設け、該磁性流体光学素子の次に、一定間隔を置いて光
    軸上に第2スリット板、受光子とを垂直に設け、これ等
    部材を光を透過しない外匣内に封入した偏光部と; 該磁性流体光学素子の次に、一定間隔を置いて光軸上に
    垂直に設けられた第2スリット板、集光ロッド・レン
    ズ、一定の長さを有する光ファイバ、平行ロッド・レン
    ズ並びに受光子とを有する第2ケーブルと; から成り、磁性流体の屈折率磁場依存性を利用して磁場
    強度を電気信号の大きさに変換する光干渉装置。
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CN103472411A (zh) * 2013-10-10 2013-12-25 中南林业科技大学 基于Hybrid长周期光纤光栅的磁场传感器
CN108733965A (zh) * 2018-08-30 2018-11-02 沈阳建筑大学 基于非球形分子动力学模拟出的磁流体光栅及模拟方法
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CN113740785B (zh) * 2021-08-30 2023-03-28 西安交通大学 一种矢量磁场传感器及矢量磁场检测系统和方法

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