JPH08121939A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH08121939A
JPH08121939A JP25339794A JP25339794A JPH08121939A JP H08121939 A JPH08121939 A JP H08121939A JP 25339794 A JP25339794 A JP 25339794A JP 25339794 A JP25339794 A JP 25339794A JP H08121939 A JPH08121939 A JP H08121939A
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JP
Japan
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evaporator
defrosting
compressor
condenser
refrigerator
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JP25339794A
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English (en)
Inventor
Yoshito Kimura
義人 木村
Akihiro Kino
章宏 城野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は除霜中の蒸発器から圧縮機への液戻
りを防止し圧縮機機械部の油膜を冷媒によって洗い流す
のを防ぐ。また除霜後の圧縮機起動時の液圧縮を防止す
る事で、圧縮機の信頼性向上に寄与する冷蔵庫を提供す
るものである。 【構成】 高圧密閉容器の圧縮機1と、凝縮器2と、減
圧手段3と、蒸発器入口部14を蒸発器4の一方の端部
に他方の端部に蒸発器出口部15を設け、蒸発器出口部
15近傍に除霜用ヒータ8と、蒸発器入口部14の近傍
に蒸発器4の除霜終了を検知する除霜終了検知手段20
を設け、制御手段21を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に蒸
発器除霜時の蒸発器から圧縮機に向けて移動する液冷媒
の移動防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、特開昭64−6758
3号公報にて知られるような構成を持っている。以下、
図6、図7を参考に従来の冷蔵庫の構成について説明を
行う。
【0003】1は高圧密閉容器の圧縮機、2は凝縮器、
3はキャピラリチューブ等の減圧装置、4はフィンコイ
ル型の蒸発器であり、圧縮機1、凝縮器2、減圧装置
3、蒸発器4は順次環状に接続し、冷凍サイクルを形成
している。5は冷蔵庫の本体で内部を区画し、それぞれ
冷凍室6と冷蔵室7の2室を形成している。8は除霜用
ヒータで、蒸発器4の近傍に設けられている。
【0004】9は除霜検知手段であらかじめ設定した時
間間隔や、蒸発器4の温度、着霜状態を検知し、また除
霜運転時には、除霜の終了を検知する。10は除霜制御
手段で、除霜検知手段の検知出力により圧縮機の運転、
停止、除霜用ヒータの運転停止を制御する。
【0005】次に上記従来の構成の動作について説明す
る。圧縮機1の運転により、圧縮機1より吐出された高
温高圧の冷媒は、凝縮器2により凝縮液化し、さらに、
キャピラリチューブ等の減圧装置3にて減圧され、蒸発
器4で蒸発気化し図示しない熱搬送手段により冷凍室
6、冷蔵室7を冷却する。蒸発器4で気化した冷媒は、
再び、圧縮機1に吸入される。
【0006】この様な冷却運転を行うことにより、冷凍
室6、冷蔵室7内の空気に含まれる水分が、蒸発器4で
熱交換される際に霜として、蒸発器4の表面に付着す
る。この着霜が進むと、蒸発器4の熱交換効率が減少
し、充分な冷却運転が不可能となってくる。
【0007】この状態を除霜検知手段9が検知し、除霜
制御手段10に除霜開始信号を出力する。この信号を受
け除霜検知手段10は、除霜を開始する。除霜制御手段
10は、圧縮機1を停止し除霜用ヒータ8を運転し、除
霜を開始する。除霜用ヒータ8の運転により、蒸発器4
の表面の霜を発熱により融解する。蒸発器4の表面の霜
が融解すると、除霜検知手段9は除霜が完了したことを
通常蒸発器4の温度が所定温度(一般的には10から2
0℃)以上になることで検知し、除霜制御手段10へ除
霜終了信号を出力する。
【0008】除霜制御手段10は除霜運転を終了するた
め、除霜用ヒータ8を停止し、その後、圧縮機1を起動
する。この操作により冷凍サイクルは再び冷却運転を開
始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、除霜開始直前に蒸発器4内に保持される冷
媒に加え、圧縮機1停止と同時に、凝縮器2及び圧縮機
1の周囲温度と蒸発器4の周囲温度の差によりその温度
における冷媒の飽和圧力差により、圧縮機1、凝縮器2
から蒸発器4へ冷媒が移動を始める。そして、除霜の進
行により蒸発器4の温度が上昇し、圧縮機1、凝縮器2
の周囲温度より蒸発器4及びその周囲温度が高くなる
と、除霜運転初期とは逆に、冷媒の飽和圧力が蒸発器内
の方が高くなり、冷媒は蒸発器4から圧縮機1、凝縮器
2へ移動を行う。
【0010】このため、圧縮機1の吸入管には、凝縮し
た液冷媒で満たされてしまう。高圧容器型の圧縮機では
吸入管は、直接圧縮機構に接続されているため、圧縮機
1内へ液冷媒が流入し、機械部に付着した冷凍器油を洗
い流してしまう。そして、この状態で除霜運転が終了
し、圧縮機1が起動すると圧縮機1の機械部に冷凍器油
による油膜が形成されない状態で運転を行うために、異
常な摩耗が発生することとなる。さらに、吸入管に液冷
媒が満たされているため、圧縮機1の起動と共に液冷媒
が吸入され液圧縮が発生することとなる。
【0011】このようなことから、圧縮機信頼性の面か
ら非常に大きな課題であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の冷蔵庫
は、高圧密閉容器の圧縮機と、凝縮器と、減圧手段と、
エンドプレートとフィンとパスからなり蒸発器入口部を
エンドプレートの端部に設け、前記エンドプレートのも
う一方の端部に蒸発器出口部を設け、前記蒸発器入口部
から前記蒸発器出口部に向かい順次パスを配設するパス
パターンを有しているフィンコイル型の蒸発器とを順次
環状に接続してなる冷凍サイクルを設置し、前記蒸発器
出口部近傍に設けた除霜用ヒータと、前記蒸発器の除霜
終了を検知する除霜検知手段と、制御手段とを備えるも
のである。
【0013】さらに、矩形の一辺を除霜用ヒータの近傍
に、対向する一辺を蒸発器入口部近傍に設けたヒータ導
熱部材を備えるものである。
【0014】また、蒸発器を格納する第一の冷却室と冷
凍サイクルの蒸発器と圧縮機の間に設けられたアキュー
ムレータと、前記アキュームレータを配置する第二の冷
却室とを備えるものである。
【0015】さらに、前記第二の冷却室が庫内風路の一
部であることを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成により、本発明の冷蔵庫は、除霜開始
直前に蒸発器内に保持される冷媒に加えて、圧縮機の停
止と同時に、凝縮器及び前記圧縮機の周囲温度と前記蒸
発器の周囲温度の差によりその温度における冷媒の飽和
圧力差が生じ、前記圧縮機、凝縮器から前記蒸発器へ冷
媒が移動を始める。そして、除霜の進行に従い、蒸発器
出口部の温度が最も早く上昇し、蒸発器入口部と温度差
が生じ、その飽和圧力差から前記蒸発器に保持されたほ
とんどの冷媒が前記蒸発器出口部から前記蒸発器入口部
へと移動し、さらには減圧装置を経由して前記凝縮器へ
と移動する。これにより除霜中に圧縮機機械部に液冷媒
が到達することが無くなり、停止中の前記圧縮機機械部
の油膜が洗浄されることがなくなる。
【0017】また、これらの作用により、前記圧縮機起
動時に前記蒸発器から前記圧縮機に吸い込まれる液冷媒
は、著しく減少し、液圧縮の危険が非常に小さくなる。
【0018】さらに、ヒータ導熱部材が除霜用ヒータの
熱を蒸発器入口部に搬送して霜の融解を補助するので前
記蒸発器出口と前記蒸発器入口との温度差が著しく離れ
ることがないので、前記蒸発器出口部と前記蒸発器入口
とが大きく離れている場合などに生じる前記蒸発器出口
部の極端な温度上昇による庫内温度の上昇を防止する。
【0019】また、前記蒸発器出口部より前記圧縮機側
へと移動した冷媒が、除霜中においても低温を維持され
ている第二の冷却室にあるアキュームレータ内で再凝縮
し保持されるので前記圧縮機へと液冷媒が到達する事が
ない。
【0020】さらに、除霜終了後に前記圧縮機が起動す
ると前記アキュームレータ内に液冷媒が存在するので温
度降下が生じる。アキュームレータが格納されている第
二の冷却室は庫内風路の一部であるので除霜終了後の庫
内温度の上昇を防止することができる。
【0021】
【実施例】本発明の第一の実施例について図1から図3
を参考に説明する。但し、従来と同一構成については、
同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0022】高圧密閉容器の圧縮機1と、凝縮器2と、
たとえばキャピラリーチューブである減圧手段3と、エ
ンドプレート11とフィン12とパス13からなり蒸発
器入口部14をエンドプレート11の端部に設け、エン
ドプレート11のもう一方の端部に蒸発器出口部15を
設け、蒸発器入口部14から蒸発器出口部15に向かい
順次パス13を配設するパスパターンを有しているフィ
ンコイル型の蒸発器4とを順次環状に接続してなる冷凍
サイクル16を設置してある。
【0023】5は冷蔵庫本体であり、少なくとも1室以
上の冷凍室6と少なくとも1室以上の冷蔵室7と、蒸発
器4を蒸発器入口部14が上方となるよう配置してある
冷却室17と冷却された空気を各室に導く庫内風路18
とに冷蔵庫本体5を内部で区画してある。冷却室17内
には蒸発器4近辺にファン19と、蒸発器出口部15近
傍に除霜用ヒータ8と、蒸発器入口部14に近いパス1
3の近傍に蒸発器4の除霜終了を検知する除霜終了検知
手段20とを設けてある。除霜終了検知手段20は例え
ばサーミスタである温度センサーである。21は圧縮機
1とファン19と除霜用ヒータ8の運転、停止を行う制
御手段である。
【0024】さらに、伝熱性の良い材料、例えば銅でで
きた矩形の一辺を除霜用ヒータ8の近傍に、対向する一
辺を蒸発器入口部14近傍に設けたヒータ導熱部材22
を備えた。
【0025】次に上記構成の動作について説明する。冷
凍サイクル16が冷却運転を行い、ファン18が動作す
ることにより、冷凍室6、冷蔵室7の空気が庫内風路1
8を通じて冷却室17に取り込まれ蒸発器4で熱交換す
る事で冷やされ再び庫内風路18を通じて冷凍室6,冷
蔵室7へと送られる。空気が蒸発器4で熱交換される際
に冷蔵室7,冷凍室6内の水分を霜として付着してしま
う。この着霜が進むと、蒸発器4の熱交換効率が減少
し、充分な冷却運転が不可能となってくるので所定時間
毎の除霜が必要となる。
【0026】例えば制御手段21により所定時間経過毎
に除霜を行う。所定時間の冷却運転を行った後、制御手
段21は、圧縮機1を停止し除霜用ヒータ8を通電し、
除霜を開始する。除霜初期段階における冷媒の移動は凝
縮器2及び圧縮機1の周囲温度と蒸発器4の周囲温度の
差によって生じる冷媒の飽和圧力差により、圧縮機1、
凝縮器2から蒸発器4へと移動するものである。
【0027】除霜用ヒータ8の通電により、まず蒸発器
出口部15の表面の霜が発熱により融解する。さらに除
霜用ヒータ8によって加熱すると蒸発器出口部15の温
度がさらに上昇し、蒸発した冷媒が蒸発器入口部14に
向かって移動する。
【0028】除霜用ヒータの輻射熱と、この冷媒移動に
伴う熱搬送とにより順次蒸発器入口部14側の表面に付
着した霜が融解していく。こうして蒸発器出口部15と
蒸発器入口部14とに温度差が生じ、その飽和圧力差か
ら蒸発器4に保持されたほとんどの冷媒が蒸発器出口部
15から蒸発器入口部14へと移動し、さらには減圧装
置3を経由して凝縮器2へと移動し、凝縮器2の中でも
比較的減圧装置3に近い部分で保持される。
【0029】除霜終了検知手段20が蒸発器入口部14
に近いパス13の近傍に設けてあるので、蒸発器4の霜
が完全に融解したことを除霜終了検知手段20が検知
し、制御手段21へ除霜停止信号を通信する。これを受
けて、制御手段21により除霜用ヒータ8の通電が終了
となり除霜が終了する。その後、制御手段21により圧
縮機1が再起動し冷却運転が再開される。
【0030】これらにより除霜中に圧縮機機械部に液冷
媒が到達することが無くなり、停止中の圧縮機機械部の
油膜が洗浄されることがなくなる。また、これらの作用
により、圧縮機起動時に蒸発器4から圧縮機1に吸い込
まれる液冷媒は、著しく減少し、液圧縮の危険が非常に
小さくなる。
【0031】さらに凝縮器2の中でも比較的減圧装置3
に近い部分で保持されるので冷凍サイクルが再運転され
ると、凝縮器2内の液冷媒がすんなりと減圧装置に到着
できるので運転定常状態への復帰が早く、起動後の庫内
温度の上昇を防止できる。
【0032】さらに、例えば蒸発器入口部14と蒸発器
出口部15が離れている場合など蒸発器出口部15の温
度が著しく上昇する事が考えられるが、ヒータ導熱部材
が除霜用ヒータの熱を蒸発器入口部14に搬送して霜の
融解を補助するので蒸発器出口部15の著しい温度上昇
による庫内温度の上昇を防止できる。
【0033】なお、冷却室17内に蒸発器入口部14が
上方となるように配置したが、蒸発器出口部15が上方
となっても同様の効果が得られる。
【0034】また、冷蔵室7の内部に冷凍室6、冷却室
17、庫内風路18が含まれるよう内部を区画した本体
5であっても同様の効果が得られる。
【0035】また、除霜終了検知手段20は例えばバイ
メタルを用いた温度検知装置や光センサーであっても良
いし、除霜開始を所定時間経過毎としたが例えば温度セ
ンサーや光センサーを用いた着霜検知手段により除霜開
始信号を出力しても同様の効果が得られる。
【0036】また、減圧装置3は例えば膨張弁を用いて
も同様である。また、ヒータ導熱部材22はアルミを用
いても同様であるし、矩形としたがコの字型であっても
良いし、コの字型の組み合わせであっても良い。
【0037】次に本発明の第二の実施例について図4か
ら図5を参考に説明する。但し、従来と同一構成につい
ては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0038】高圧密閉容器の圧縮機1と、凝縮器2と、
たとえばキャピラリーチューブである減圧手段3と、蒸
発器4とを順次環状に接続してなる冷凍サイクル16を
設置してある。蒸発器4と圧縮機1の間に設けられたア
キュームレータ23と、蒸発器4を配置する第一の冷却
室24とアキュームレータ23を格納する第二の冷却室
25とを備えてある。
【0039】5は冷蔵庫本体であり、少なくとも1室以
上の冷凍室6と少なくとも1室以上の冷蔵室7と、第一
の冷却室24と第二の冷却室25と冷却された空気を各
室に導く庫内風路18とに冷蔵庫本体5を内部で区画し
てある。第一の冷却室24内には蒸発器4近辺にファン
19と、蒸発器4の下部に除霜用ヒータ8と、蒸発器上
方近傍に蒸発器4の除霜終了を検知する除霜終了検知手
段20とを設けてある。除霜終了検知手段20は例えば
サーミスタである温度センサーを用いる。21は圧縮機
1とファン19と除霜用ヒータ8の運転、停止を行う制
御手段である。
【0040】さらに、第二の冷却室25が庫内風路18
の一部となっている。次に上記構成の動作について説明
する。
【0041】冷凍サイクル16が冷却運転を行い、ファ
ン18が動作する事により、冷凍室6、冷蔵室7の空気
が庫内風路18を通じて第一の冷却室23に取り込まれ
蒸発器4で熱交換する事で冷やされ再び庫内風路18を
通じて冷凍室6,冷蔵室7へと送られる。空気が蒸発器
4で熱交換される際に冷蔵室7,冷凍室6内の水分を霜
として付着してしまう。この着霜が進むと、蒸発器4の
熱交換効率が減少し、充分な冷却運転が不可能となって
くるので所定時間毎の除霜が必要となる。
【0042】例えば制御手段21により所定時間経過毎
に除霜を行う。所定時間の冷却運転を行った後、制御手
段21は、圧縮機1を停止し除霜用ヒータ8を通電し、
除霜を開始する。除霜初期段階における冷媒の移動は凝
縮器2及び圧縮機1の周囲温度と蒸発器4の周囲温度の
差によって生じる冷媒の飽和圧力差により、圧縮機1、
凝縮器2から蒸発器4へと移動するものである。
【0043】除霜用ヒータ8の通電により、蒸発器の表
面の霜が発熱により融解していくが同時に蒸発器4の温
度も上昇する。さらに除霜の進行により蒸発器4の温度
が上昇し、圧縮機1、凝縮器2の周囲温度より蒸発器4
及びその周囲温度が高くなると、除霜初期段階とは逆
に、冷媒の飽和圧力が蒸発器4内の方が高くなり、冷媒
は蒸発器4から圧縮機1、凝縮器2へと向かい移動を行
う。しかし蒸発器4から流出した冷媒は第二の冷却室2
5内にあるアキュームレータ23へ進むと、第二の冷却
室25は除霜用ヒータ8の加熱を直接受けないので室内
が低温に保たれているのでアキュームレータ23内で凝
縮し液冷媒となって保持される。
【0044】蒸発器4の霜が完全に融解したことを除霜
終了検知手段20が検知し、制御手段21へ除霜停止信
号を通信する。これを受けて、制御手段21により除霜
用ヒータ8の通電が終了となり除霜が終了する。その
後、制御手段21により圧縮機1が再起動し冷却運転が
再開される。
【0045】これらにより除霜中に圧縮機機械部に液冷
媒が到達することが無くなり、停止中の圧縮機機械部の
油膜が洗浄されることがなくなる。また、吸込配管中に
液冷媒が滞留しないので圧縮機起動時に圧縮機1に吸い
込まれる液冷媒は、著しく減少し、液圧縮の危険が非常
に小さくなる。
【0046】さらに、第二の冷却室25が庫内風路18
の一部であるので圧縮機1の起動後に熱交換を行うこと
で庫内温度の上昇を防止できる。
【0047】なお、冷蔵室7の内部に冷凍室6、第一の
冷却室24、第二の冷却室25、庫内風路18が含まれ
るよう内部を区画した本体5であっても同様の効果が得
られる。
【0048】またなお、除霜終了検知手段20は例えば
バイメタルを用いた温度検知装置や光センサーであって
も良いし、除霜開始を所定時間経過毎としたが例えば温
度センサーや光センサーを用いた着霜検知手段により除
霜開始信号を出力しても同様の効果が得られる。
【0049】またなお、減圧装置3は例えば膨張弁を用
いても同様である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
冷蔵庫は、高圧密閉容器の圧縮機と、凝縮器と、減圧手
段と、エンドプレートとフィンとパスからなり蒸発器入
口部を前記エンドプレートの端部に設け、前記エンドプ
レートのもう一方の端部に蒸発器出口部を設け、前記蒸
発器入口部から前記蒸発器出口部に向かい順次前記パス
を配設するパスパターンを有しているフィンコイル型の
蒸発器とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置
し、前記蒸発器出口部近傍に設けた除霜用ヒータと、前
記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、制御手
段とを備えたので、除霜中に冷媒が前記蒸発器出口部側
から前記蒸発器入口部側へと移動し、前記減圧装置を経
由して前記凝縮器に保持されるので圧縮機機械部の油膜
が洗い流されることが無く潤滑不良が無くなる。
【0051】また、起動時に圧縮機吸込配管に液冷媒が
滞留する事が無くなり、前記圧縮機の除霜後の起動時に
液圧縮が起こらないので、圧縮機の信頼性の上で多大な
効果を有する。
【0052】さらに、矩形の一辺を前記除霜用ヒータの
近傍に、対向する一辺を前記蒸発器入口部近傍に設けた
ヒータ導熱部材を備えたので、ヒータ導熱部材が除霜用
ヒータの熱を蒸発器入口部に搬送して霜の融解を補助す
ることで前記蒸発器出口部の極端な温度上昇を抑止する
事ができ、除霜中の冷凍室、冷蔵室の温度上昇を抑える
ので除霜後の再冷却も効率的に行え、圧縮機の信頼性の
向上とともに食品保鮮の面で多大な効果を有する。
【0053】また、高圧密閉容器の圧縮機と、凝縮器
と、減圧手段と、蒸発器とを順次環状に接続してなる冷
凍サイクルを設置し、前記蒸発器下部に設けた除霜用ヒ
ータと、前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段
と、蒸発器を格納する第一の冷却室と、前記蒸発器と前
記圧縮機の間に設けられたアキュームレータと、前記ア
キュームレータを配置する第二の冷却室と、制御手段と
を備えたので、除霜中に冷媒が前記蒸発器から流出して
も低温に維持された前記アキュームレータ内で凝縮し、
保持されるので前記圧縮機へと到達することがないので
圧縮機機械部の油膜が洗い流されることが無く潤滑不良
が無くなる。また、起動時に圧縮機吸込配管に液冷媒が
滞留する事が無くなり、前記圧縮機の除霜後の起動時に
液圧縮が起こらないので、圧縮機の信頼性の上で多大な
効果を有する。
【0054】さらに、アキュームレータを配置する第二
の冷却室が庫内風路の一部であるので除霜終了後の起動
時に冷凍室、冷蔵室の循環空気が前記アキュームレータ
内の冷媒と熱交換することで冷凍室、冷蔵室の再冷却が
効率的に行え、圧縮機の信頼性の向上とともに食品保鮮
の面で多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の冷蔵庫の立面断面図
【図2】同実施例の冷蔵庫の蒸発器の断面図
【図3】同実施例の冷蔵庫の蒸発器部の要部拡大図
【図4】本発明の第二の実施例の冷蔵庫の立面断面図
【図5】同実施例の冷蔵庫の立面断面図
【図6】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル図
【図7】従来の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 減圧装置 4 蒸発器 8 除霜用ヒータ 9 除霜検知手段 10 除霜制御手段 14 蒸発器入口部 15 蒸発器出口部 18 庫内風路 22 ヒータ導熱部材 23 アキュームレータ 24 第一の冷却室 25 第二の冷却室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧密閉容器の圧縮機と、凝縮器と、減
    圧手段と、エンドプレートとフィンとパスからなり蒸発
    器入口部を前記エンドプレートの端部に設け、前記エン
    ドプレートのもう一方の端部に蒸発器出口部を設け、前
    記蒸発器入口部から前記蒸発器出口部に向かい順次前記
    パスを配設するパスパターンを有しているフィンコイル
    型の蒸発器とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを
    設置し、前記蒸発器出口部近傍に設けた除霜用ヒータ
    と、前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、
    制御手段とを備えた冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 矩形の一辺を除霜用ヒータの近傍に、対
    向する一辺を蒸発器入口部近傍に設けたヒータ導熱部材
    を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 高圧密閉容器の圧縮機と、凝縮器と、減
    圧手段と、蒸発器とを順次環状に接続してなる冷凍サイ
    クルを設置し、前記蒸発器下部に設けた除霜用ヒータ
    と、前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、
    蒸発器を格納する第一の冷却室と、前記蒸発器と前記圧
    縮機の間に設けられたアキュームレータと、前記アキュ
    ームレータを配置する第二の冷却室と、制御手段とを備
    えた冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 アキュームレータを配置する第二の冷却
    室が庫内風路の一部である請求項3記載の冷蔵庫。
JP25339794A 1994-10-19 1994-10-19 冷蔵庫 Pending JPH08121939A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035483A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2019163917A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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