JPH07260325A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JPH07260325A JPH07260325A JP5180994A JP5180994A JPH07260325A JP H07260325 A JPH07260325 A JP H07260325A JP 5180994 A JP5180994 A JP 5180994A JP 5180994 A JP5180994 A JP 5180994A JP H07260325 A JPH07260325 A JP H07260325A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、冷蔵庫の除霜終了後の圧縮機起動
時の圧縮機へ蒸発器からの液冷媒が流入による液圧縮防
止を目的とする。 【構成】 圧縮機1、凝縮器2、減圧手段3、蒸発器4
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置し、前記
蒸発器12の近傍に設置した除霜用ヒータ8と、前記蒸
発器4の温度を検知する蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機1の温度を検知する圧縮機温度検知手段12と、前
記両者の検知温度を比較する温度比較手段13と、温度
比較手段13の出力より除霜後の圧縮機1の起動を制御
する除霜後圧縮機起動制御手段14とを備えた。
時の圧縮機へ蒸発器からの液冷媒が流入による液圧縮防
止を目的とする。 【構成】 圧縮機1、凝縮器2、減圧手段3、蒸発器4
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置し、前記
蒸発器12の近傍に設置した除霜用ヒータ8と、前記蒸
発器4の温度を検知する蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機1の温度を検知する圧縮機温度検知手段12と、前
記両者の検知温度を比較する温度比較手段13と、温度
比較手段13の出力より除霜後の圧縮機1の起動を制御
する除霜後圧縮機起動制御手段14とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に蒸
発器除霜時の蒸発器から圧縮機に向けて移動する液冷媒
の移動防止に関する。
発器除霜時の蒸発器から圧縮機に向けて移動する液冷媒
の移動防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、特開昭64−6758
3号公報にて知られるような構成を持っている。以下、
図18、図19を参考に従来の冷蔵庫の構成について説
明を行う。
3号公報にて知られるような構成を持っている。以下、
図18、図19を参考に従来の冷蔵庫の構成について説
明を行う。
【0003】1は高圧密閉容器の圧縮機、2は凝縮器、
3はキャピラリチューブ等の減圧装置、4はフィンコイ
ル型の蒸発器であり、圧縮機1、凝縮器2、減圧装置
3、蒸発器4は順次環状に接続し、冷凍サイクルを形成
している。5は冷蔵庫の本体で内部を区画し、それぞれ
冷凍室6と冷蔵室7の2室を形成している。8は除霜用
ヒータで、蒸発器4の近傍に設けられている。9は除霜
検知手段であらかじめ設定した時間間隔や、蒸発器4の
温度、着霜状態を検知し、また除霜運転時には、除霜の
終了を検知する。10は除霜制御手段で、除霜検知手段
の検知出力により圧縮機の運転、停止、除霜用ヒータの
運転停止を制御する。
3はキャピラリチューブ等の減圧装置、4はフィンコイ
ル型の蒸発器であり、圧縮機1、凝縮器2、減圧装置
3、蒸発器4は順次環状に接続し、冷凍サイクルを形成
している。5は冷蔵庫の本体で内部を区画し、それぞれ
冷凍室6と冷蔵室7の2室を形成している。8は除霜用
ヒータで、蒸発器4の近傍に設けられている。9は除霜
検知手段であらかじめ設定した時間間隔や、蒸発器4の
温度、着霜状態を検知し、また除霜運転時には、除霜の
終了を検知する。10は除霜制御手段で、除霜検知手段
の検知出力により圧縮機の運転、停止、除霜用ヒータの
運転停止を制御する。
【0004】次に上記従来の構成の動作について説明す
る。圧縮機1の運転により、圧縮機1より吐出された高
温高圧の冷媒は、凝縮器2により凝縮液化し、さらに、
キャピラリチューブ等の減圧装置3にて減圧され、蒸発
器4で蒸発気化し図示しない熱搬送手段により冷凍室
6、冷蔵室7を冷却する。蒸発器4で気化した冷媒は、
再び、圧縮機1に吸入される。
る。圧縮機1の運転により、圧縮機1より吐出された高
温高圧の冷媒は、凝縮器2により凝縮液化し、さらに、
キャピラリチューブ等の減圧装置3にて減圧され、蒸発
器4で蒸発気化し図示しない熱搬送手段により冷凍室
6、冷蔵室7を冷却する。蒸発器4で気化した冷媒は、
再び、圧縮機1に吸入される。
【0005】この様な冷却運転を行うことにより、冷凍
室6、冷蔵室7内の空気に含まれる水分が、蒸発器4で
熱交換される際に霜として、蒸発器4の表面に付着す
る。この着霜が進むと、蒸発器4の熱交換効率が減少
し、充分な冷却運転が不可能となってくる。
室6、冷蔵室7内の空気に含まれる水分が、蒸発器4で
熱交換される際に霜として、蒸発器4の表面に付着す
る。この着霜が進むと、蒸発器4の熱交換効率が減少
し、充分な冷却運転が不可能となってくる。
【0006】この状態を除霜検知手段9が検知し、除霜
制御手段10に除霜開始信号を出力する。この信号を受
け除霜検知手段10は、除霜を開始する。除霜制御手段
10は、圧縮機1を停止し除霜用ヒータ8を運転し、除
霜を開始する。除霜用ヒータ8の運転により、蒸発器4
の表面の霜を発熱により融解する。蒸発器4の表面の霜
が融解すると、除霜検知手段9は除霜が完了したことを
通常蒸発器4の温度が所定温度(一般的には10から2
0℃)以上になることで検知し、除霜制御手段10へ除
霜終了信号を出力する。
制御手段10に除霜開始信号を出力する。この信号を受
け除霜検知手段10は、除霜を開始する。除霜制御手段
10は、圧縮機1を停止し除霜用ヒータ8を運転し、除
霜を開始する。除霜用ヒータ8の運転により、蒸発器4
の表面の霜を発熱により融解する。蒸発器4の表面の霜
が融解すると、除霜検知手段9は除霜が完了したことを
通常蒸発器4の温度が所定温度(一般的には10から2
0℃)以上になることで検知し、除霜制御手段10へ除
霜終了信号を出力する。
【0007】除霜制御手段10は除霜運転を終了するた
め、除霜用ヒータ8を停止し、その後、圧縮機1を起動
する。この操作により冷凍サイクルは再び冷却運転を開
始する。
め、除霜用ヒータ8を停止し、その後、圧縮機1を起動
する。この操作により冷凍サイクルは再び冷却運転を開
始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、除霜開始直前に蒸発器4内に保持される冷
媒に加え、圧縮機1停止と同時に、凝縮器2及び圧縮機
1の周囲温度と蒸発器4の周囲温度の差によりその温度
における冷媒の飽和圧力差により、圧縮機1、凝縮器2
から蒸発器4へ冷媒が移動を始める。そして、除霜の進
行により蒸発器4の温度が上昇し、圧縮機1、凝縮器2
の周囲温度より蒸発器4及びその周囲温度が高くなる
と、除霜運転初期とは逆に、冷媒の飽和圧力が蒸発器内
の方が高くなり、冷媒は蒸発器4から圧縮機1、凝縮器
2へ移動を行う。
の構成では、除霜開始直前に蒸発器4内に保持される冷
媒に加え、圧縮機1停止と同時に、凝縮器2及び圧縮機
1の周囲温度と蒸発器4の周囲温度の差によりその温度
における冷媒の飽和圧力差により、圧縮機1、凝縮器2
から蒸発器4へ冷媒が移動を始める。そして、除霜の進
行により蒸発器4の温度が上昇し、圧縮機1、凝縮器2
の周囲温度より蒸発器4及びその周囲温度が高くなる
と、除霜運転初期とは逆に、冷媒の飽和圧力が蒸発器内
の方が高くなり、冷媒は蒸発器4から圧縮機1、凝縮器
2へ移動を行う。
【0009】このため、圧縮機1の吸入管には、凝縮し
た液冷媒で満たされてしまう。高圧容器型の圧縮機では
吸入管は、直接圧縮機構に接続されているため、圧縮機
1内へ液冷媒が流入し、機械部に付着した冷凍器油を洗
い流してしまう。そして、この状態で除霜運転が終了
し、圧縮機1が起動すると圧縮機械部には冷凍器油によ
る油膜が形成されないまま運転を行うために、異常な摩
耗が発生することとなる。さらに、吸入管に液冷媒が満
たされているため、圧縮機1の起動と共に液冷媒が吸入
され液圧縮が発生することとなる。
た液冷媒で満たされてしまう。高圧容器型の圧縮機では
吸入管は、直接圧縮機構に接続されているため、圧縮機
1内へ液冷媒が流入し、機械部に付着した冷凍器油を洗
い流してしまう。そして、この状態で除霜運転が終了
し、圧縮機1が起動すると圧縮機械部には冷凍器油によ
る油膜が形成されないまま運転を行うために、異常な摩
耗が発生することとなる。さらに、吸入管に液冷媒が満
たされているため、圧縮機1の起動と共に液冷媒が吸入
され液圧縮が発生することとなる。
【0010】このようなことから、圧縮機信頼性の面か
ら非常に大きな課題であった。
ら非常に大きな課題であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の冷蔵庫
は、高圧密閉容器の圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置し、前記
蒸発器の除霜用ヒータと、蒸発器温度検知手段と前記蒸
発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、圧縮機温度
検知手段と、圧縮機温度手段と蒸発器温度検知手段の出
力を比較する温度比較手段と、温度比較手段の出力によ
り、除霜終了後前記圧縮機を起動する除霜後圧縮機起動
制御手段とを備えた。
は、高圧密閉容器の圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置し、前記
蒸発器の除霜用ヒータと、蒸発器温度検知手段と前記蒸
発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、圧縮機温度
検知手段と、圧縮機温度手段と蒸発器温度検知手段の出
力を比較する温度比較手段と、温度比較手段の出力によ
り、除霜終了後前記圧縮機を起動する除霜後圧縮機起動
制御手段とを備えた。
【0012】また、除霜終了後圧縮機を加熱する圧縮機
加熱手段を備えた。さらに、除霜開始と同時に圧縮機を
加熱する除霜時圧縮機加熱手段を備えた。
加熱手段を備えた。さらに、除霜開始と同時に圧縮機を
加熱する除霜時圧縮機加熱手段を備えた。
【0013】また、除霜終了後、圧縮機を加熱するヒー
タを備えた。また除霜終了後、圧縮機のモーター巻き線
に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加手
段を備えた。
タを備えた。また除霜終了後、圧縮機のモーター巻き線
に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加手
段を備えた。
【0014】さらに、除霜開始と共に、圧縮機を加熱す
るヒータを備えた。また、除霜開始と共に、圧縮機のモ
ーター巻き線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機
低電圧印加手段を備えた。
るヒータを備えた。また、除霜開始と共に、圧縮機のモ
ーター巻き線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機
低電圧印加手段を備えた。
【0015】さらに、圧縮機の周囲に設置した蓄熱手段
を設けた。
を設けた。
【0016】
【作用】上記構成により、本発明の冷蔵庫は、除霜終了
後、蒸発器の温度が、圧縮機の温度より所定温度以下に
なり、吸入管内の液冷媒が再度蒸発器へ移動してから圧
縮機を起動する。
後、蒸発器の温度が、圧縮機の温度より所定温度以下に
なり、吸入管内の液冷媒が再度蒸発器へ移動してから圧
縮機を起動する。
【0017】さらに、圧縮機の温度を圧縮機加熱手段に
より、除霜終了後に昇温させ、吸入管に溜まった液冷媒
蒸発器への冷媒移動を促進した。
より、除霜終了後に昇温させ、吸入管に溜まった液冷媒
蒸発器への冷媒移動を促進した。
【0018】さらに、除霜終了後の圧縮機加熱手段とし
て、ヒータを用い、容易に圧縮機の加熱が可能にした。
て、ヒータを用い、容易に圧縮機の加熱が可能にした。
【0019】また、圧縮機加熱手段として、圧縮機のモ
ーター巻き線を用い、起動電圧以下の低電圧を印加する
ことで、圧縮機内部から加熱し、吸入管に溜まった液冷
媒を蒸発器に移動することを促進した。
ーター巻き線を用い、起動電圧以下の低電圧を印加する
ことで、圧縮機内部から加熱し、吸入管に溜まった液冷
媒を蒸発器に移動することを促進した。
【0020】さらに、除霜運転開始より、除霜時圧縮機
加熱手段と、圧縮機温度制御手段を用い、除霜時、常に
圧縮機温度を所定の温度以上蒸発器温度よりも高くなる
ようにして、吸入管への液冷媒到達を防止した。
加熱手段と、圧縮機温度制御手段を用い、除霜時、常に
圧縮機温度を所定の温度以上蒸発器温度よりも高くなる
ようにして、吸入管への液冷媒到達を防止した。
【0021】また、除霜時圧縮機加熱手段としてヒータ
を用い、圧縮機温度制御手段により、ヒータに供給され
る電力を制御して、除霜時、常に圧縮機温度を所定の温
度以上蒸発器温度よりも高くなるようにして、吸入管へ
の液冷媒到達を防止した。
を用い、圧縮機温度制御手段により、ヒータに供給され
る電力を制御して、除霜時、常に圧縮機温度を所定の温
度以上蒸発器温度よりも高くなるようにして、吸入管へ
の液冷媒到達を防止した。
【0022】また、圧縮機加熱手段として、圧縮機のモ
ーター巻き線を用い、起動電圧以下の低電圧を印加し、
圧縮機温度制御手段により、巻き線に供給される電圧を
制御して、除霜時、常に圧縮機温度を所定の温度以上蒸
発器温度よりも高くなるようにして、吸入管への液冷媒
到達を防止した。
ーター巻き線を用い、起動電圧以下の低電圧を印加し、
圧縮機温度制御手段により、巻き線に供給される電圧を
制御して、除霜時、常に圧縮機温度を所定の温度以上蒸
発器温度よりも高くなるようにして、吸入管への液冷媒
到達を防止した。
【0023】また、蓄熱手段により、圧縮機の温度を除
霜中、蒸発器温度の最高温度に保つことにより、吸入管
への液冷媒到達を防止した。
霜中、蒸発器温度の最高温度に保つことにより、吸入管
への液冷媒到達を防止した。
【0024】これらの作用により、圧縮機起動時に蒸発
器から圧縮機に吸い込まれる液冷媒は、著しく減少し、
液圧縮の危険が非常に小さくなる。また、除霜時に圧縮
機温度を蒸発器温度より高くなるよう制御することで、
除霜中に圧縮機吸入管に液冷媒が到達することが無くな
り、停止中の圧縮機機械部の油膜が洗浄されることもな
くなる。
器から圧縮機に吸い込まれる液冷媒は、著しく減少し、
液圧縮の危険が非常に小さくなる。また、除霜時に圧縮
機温度を蒸発器温度より高くなるよう制御することで、
除霜中に圧縮機吸入管に液冷媒が到達することが無くな
り、停止中の圧縮機機械部の油膜が洗浄されることもな
くなる。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例について図1から図2を参
考に説明するが、従来と同一構成については、同一の符
号を付し、詳細な説明を省略する。
考に説明するが、従来と同一構成については、同一の符
号を付し、詳細な説明を省略する。
【0026】11は蒸発器温度検知手段で、蒸発器4に
設置され、蒸発器4の温度Tevaを検知する。12は
圧縮機温度検知手段で、圧縮機1に設置され、圧縮機1
の温度Tcompを検知する。13は温度比較手段であ
り、蒸発器温度検知手段11と圧縮機温度検知手段12
から出力される温度を比較し、圧縮機1の温度が所定温
度Tconstだけ、蒸発器4の温度より高い場合に、
真を出力する。
設置され、蒸発器4の温度Tevaを検知する。12は
圧縮機温度検知手段で、圧縮機1に設置され、圧縮機1
の温度Tcompを検知する。13は温度比較手段であ
り、蒸発器温度検知手段11と圧縮機温度検知手段12
から出力される温度を比較し、圧縮機1の温度が所定温
度Tconstだけ、蒸発器4の温度より高い場合に、
真を出力する。
【0027】14は除霜後圧縮機起動制御手段であり、
除霜制御手段10が除霜制御手段9の除霜終了信号を受
け圧縮機1の起動信号を出力した時点より、温度比較手
段13の出力が真でない間は圧縮機1を運転せず、温度
比較手段13の出力が真となってから、圧縮機1の起動
を行う。
除霜制御手段10が除霜制御手段9の除霜終了信号を受
け圧縮機1の起動信号を出力した時点より、温度比較手
段13の出力が真でない間は圧縮機1を運転せず、温度
比較手段13の出力が真となってから、圧縮機1の起動
を行う。
【0028】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
【0029】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0030】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止し、その後、圧縮機1の起動信号
を出力する。
ータ8への通電を停止し、その後、圧縮機1の起動信号
を出力する。
【0031】このとき、蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。温度比較手段13は蒸発器4の温度Tevaと
圧縮機1の温度Tcompの差温が所定温度Tcons
tより低いかどうかを演算し、結果が真となったときに
除霜後圧縮機起動制御手段14に出力する。
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。温度比較手段13は蒸発器4の温度Tevaと
圧縮機1の温度Tcompの差温が所定温度Tcons
tより低いかどうかを演算し、結果が真となったときに
除霜後圧縮機起動制御手段14に出力する。
【0032】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
そしてこのときの蒸発器4の温度Tevaが圧縮機1の
温度Tcompより低くなった時点より、それぞれの飽
和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向へ液
冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の図示
しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れにより、吸
入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を通し、
給油され冷凍機油が付着する。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
そしてこのときの蒸発器4の温度Tevaが圧縮機1の
温度Tcompより低くなった時点より、それぞれの飽
和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向へ液
冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の図示
しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れにより、吸
入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を通し、
給油され冷凍機油が付着する。
【0033】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14に出力し、前記除霜時
圧縮機起動手段14は、圧縮機1を起動する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14に出力し、前記除霜時
圧縮機起動手段14は、圧縮機1を起動する。
【0034】次に第2の実施例について図3、図4を参
考に説明する。15は圧縮機加熱手段であり、圧縮機1
を加熱するよう電気ヒータや、蓄熱材を用いて運転中の
発熱を蓄熱し停止時に放熱して加熱したり、また、圧縮
機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電圧を印加
して加熱するなどの方法で圧縮機1を加熱するものであ
る。一般的には、任意に加熱を開始終了可能な電気式
が、最も適している。圧縮機加熱手段15は、除霜制御
手段10の指令により、除霜用ヒータ8の通電終了とと
もに、圧縮機1の加熱を開始する。
考に説明する。15は圧縮機加熱手段であり、圧縮機1
を加熱するよう電気ヒータや、蓄熱材を用いて運転中の
発熱を蓄熱し停止時に放熱して加熱したり、また、圧縮
機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電圧を印加
して加熱するなどの方法で圧縮機1を加熱するものであ
る。一般的には、任意に加熱を開始終了可能な電気式
が、最も適している。圧縮機加熱手段15は、除霜制御
手段10の指令により、除霜用ヒータ8の通電終了とと
もに、圧縮機1の加熱を開始する。
【0035】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
【0036】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0037】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止し、同時に圧縮機加熱手段15へ
圧縮機1の加熱開始を指令し、圧縮機加熱手段15は圧
縮機1の加熱を開始する。その後、圧縮機1の起動信号
を出力する。
ータ8への通電を停止し、同時に圧縮機加熱手段15へ
圧縮機1の加熱開始を指令し、圧縮機加熱手段15は圧
縮機1の加熱を開始する。その後、圧縮機1の起動信号
を出力する。
【0038】このとき、蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
【0039】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、圧縮機加熱手段15により圧縮機1が加熱されて
いるので圧縮機1の温度は上昇を始める。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、圧縮機加熱手段15により圧縮機1が加熱されて
いるので圧縮機1の温度は上昇を始める。
【0040】そして、蒸発器4の温度Tevaが圧縮機
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
【0041】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は圧縮機加熱手段15に圧縮
機1の加熱停止を指令する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は圧縮機加熱手段15に圧縮
機1の加熱停止を指令する。
【0042】次に第3の実施例について図5,図6を参
考に説明する。16は除霜時圧縮機加熱手段であり、圧
縮機1に設置される。除霜時圧縮機加熱手段16は、圧
縮機1を加熱するよう電気ヒータや、蓄熱材を用いて運
転中の発熱を蓄熱し停止時に放熱して加熱したり、ま
た、圧縮機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電
圧を印加して加熱するなどの方法で圧縮機1を加熱する
ものである。
考に説明する。16は除霜時圧縮機加熱手段であり、圧
縮機1に設置される。除霜時圧縮機加熱手段16は、圧
縮機1を加熱するよう電気ヒータや、蓄熱材を用いて運
転中の発熱を蓄熱し停止時に放熱して加熱したり、ま
た、圧縮機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電
圧を印加して加熱するなどの方法で圧縮機1を加熱する
ものである。
【0043】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時に除霜時圧縮機加熱手段16を動作させ、圧
縮機1の加熱を開始する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時に除霜時圧縮機加熱手段16を動作させ、圧
縮機1の加熱を開始する。
【0044】蒸発器4の温度Tevaが上昇するととも
に、圧縮機1の温度Tcompも上昇する。このため、
圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度よりも高く、蒸発
器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は起こらない。
に、圧縮機1の温度Tcompも上昇する。このため、
圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度よりも高く、蒸発
器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は起こらない。
【0045】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0046】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
【0047】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜時圧縮機加熱手段16により圧縮機1が加熱
されているので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度よりも
高く保持されている。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜時圧縮機加熱手段16により圧縮機1が加熱
されているので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度よりも
高く保持されている。
【0048】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は除霜時圧縮機加熱手段16
に圧縮機1の加熱停止を指令する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は除霜時圧縮機加熱手段16
に圧縮機1の加熱停止を指令する。
【0049】次に第4の実施例について図7、図8を参
考に説明する。17はヒータであり、圧縮機1に設置さ
れ、圧縮機1を加熱するものである。ヒータ17は、除
霜制御手段10の指令により、圧縮機1の加熱を行う。
考に説明する。17はヒータであり、圧縮機1に設置さ
れ、圧縮機1を加熱するものである。ヒータ17は、除
霜制御手段10の指令により、圧縮機1の加熱を行う。
【0050】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
【0051】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0052】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止し、同時にヒータ17へ圧縮機1
の加熱開始を指令し、ヒータ17は圧縮機1の加熱を開
始する。その後、圧縮機1の起動信号を出力する。
ータ8への通電を停止し、同時にヒータ17へ圧縮機1
の加熱開始を指令し、ヒータ17は圧縮機1の加熱を開
始する。その後、圧縮機1の起動信号を出力する。
【0053】このとき、蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
【0054】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、ヒータ17により圧縮機1が加熱されているので
圧縮機1の温度は上昇を始める。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、ヒータ17により圧縮機1が加熱されているので
圧縮機1の温度は上昇を始める。
【0055】そして、蒸発器4の温度Tevaが圧縮機
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
【0056】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10はヒータ17に圧縮機1の加
熱停止を指令する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10はヒータ17に圧縮機1の加
熱停止を指令する。
【0057】次に第5の実施例について図9,図10を
参考に説明する。18は圧縮機低電圧印加手段であり、
圧縮機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電圧を
印加し、圧縮機1を加熱するものである。圧縮機低電圧
印加手段18は、除霜制御手段10の指令により、除霜
用ヒータ8の通電終了とともに、圧縮機1の加熱を開始
する。
参考に説明する。18は圧縮機低電圧印加手段であり、
圧縮機1の図示しないモータに起動電圧以下の低電圧を
印加し、圧縮機1を加熱するものである。圧縮機低電圧
印加手段18は、除霜制御手段10の指令により、除霜
用ヒータ8の通電終了とともに、圧縮機1の加熱を開始
する。
【0058】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。そして、蒸発器4の温度Tevaが上昇し、圧縮
機1の温度Tcompより高くなると、蒸発器4から圧
縮機1の方向へ冷媒の移動が始まる。そして、圧縮機1
の吸入管で凝縮液化した冷媒が滞留し、さらに温度差に
伴う飽和圧力差により、滞留した冷媒が圧縮機1内に流
入する。
【0059】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0060】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止し、同時に圧縮機低電圧印加手段
18へ圧縮機1の加熱開始を指令し、圧縮機低電圧印加
手段18は圧縮機1の加熱を開始する。その後、圧縮機
1の起動信号を出力する。
ータ8への通電を停止し、同時に圧縮機低電圧印加手段
18へ圧縮機1の加熱開始を指令し、圧縮機低電圧印加
手段18は圧縮機1の加熱を開始する。その後、圧縮機
1の起動信号を出力する。
【0061】このとき、蒸発器温度検知手段11と、圧
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
縮機温度検知手段12は、それぞれの温度を連続的また
は、所定の間隔ごとに検知して、温度比較手段13に出
力する。
【0062】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、圧縮機低電圧印加手段18により圧縮機1が加熱
されているので圧縮機1の温度は上昇を始める。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、圧縮機低電圧印加手段18により圧縮機1が加熱
されているので圧縮機1の温度は上昇を始める。
【0063】そして、蒸発器4の温度Tevaが圧縮機
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
1の温度Tcompより低くなった時点より、それぞれ
の飽和圧力により冷媒は、圧縮機1から蒸発器4の方向
へ液冷媒の気化を伴い移動を行う。また、圧縮機1内の
図示しない圧縮機構部へもこの圧力差による流れによ
り、吸入管へ至る圧縮機構のクリアランスや給油機構を
通し、給油され冷凍機油が付着する。
【0064】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は圧縮機低電圧印加手段18
に圧縮機1の加熱停止を指令する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動し、除霜制御手段10は圧縮機低電圧印加手段18
に圧縮機1の加熱停止を指令する。
【0065】次に第6の実施例について図11、図12
を参考に説明する。19は、ヒータ電力制御手段であ
り、圧縮機1に設置したヒータ17に供給する電力を圧
縮機温度検知手段12の検知出力と蒸発器温度検知手段
11の検知出力により制御を行う。
を参考に説明する。19は、ヒータ電力制御手段であ
り、圧縮機1に設置したヒータ17に供給する電力を圧
縮機温度検知手段12の検知出力と蒸発器温度検知手段
11の検知出力により制御を行う。
【0066】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時にヒータ電力制御手段19、目標値に蒸発器
温度検知手段11の出力とし、制御量に圧縮機温度検知
手段12の出力、操作量をヒータ17に供給する電力と
して、ヒータに通電を開始して圧縮機1の温度を制御す
る。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時にヒータ電力制御手段19、目標値に蒸発器
温度検知手段11の出力とし、制御量に圧縮機温度検知
手段12の出力、操作量をヒータ17に供給する電力と
して、ヒータに通電を開始して圧縮機1の温度を制御す
る。
【0067】蒸発器4の温度Tevaが上昇するととも
に、この温度Tevaになるよう圧縮機1の温度Tco
mpが、ヒータ電力制御手段19により制御を行う。こ
のため、圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度と略同温
度であり、蒸発器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は
起こらない。
に、この温度Tevaになるよう圧縮機1の温度Tco
mpが、ヒータ電力制御手段19により制御を行う。こ
のため、圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度と略同温
度であり、蒸発器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は
起こらない。
【0068】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0069】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
【0070】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中ヒータ17により圧縮機1が加熱されてい
るので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度と略同温度であ
る。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中ヒータ17により圧縮機1が加熱されてい
るので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度と略同温度であ
る。
【0071】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
【0072】次に第7の実施例について図13,図14
を参考に説明する。20は、印加電圧制御手段であり、
圧縮機低電圧印加手段18が圧縮機1の図示しないモー
タに印加する起動電圧以下の低電圧を制御するもので、
圧縮機温度検知手段12の検知出力と蒸発器温度検知手
段11の検知出力により制御を行う。
を参考に説明する。20は、印加電圧制御手段であり、
圧縮機低電圧印加手段18が圧縮機1の図示しないモー
タに印加する起動電圧以下の低電圧を制御するもので、
圧縮機温度検知手段12の検知出力と蒸発器温度検知手
段11の検知出力により制御を行う。
【0073】次に動作について説明する。除霜制御手段
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時に印加電圧制御手段20が、目標値に蒸発器
温度検知手段11の出力、制御量に圧縮機温度検知手段
12の出力、操作量を圧縮機低電圧印加手段18が出力
する電圧として、圧縮機1の温度を制御する。
10が除霜を開始し、除霜用ヒータ8が蒸発器4を加熱
する。同時に印加電圧制御手段20が、目標値に蒸発器
温度検知手段11の出力、制御量に圧縮機温度検知手段
12の出力、操作量を圧縮機低電圧印加手段18が出力
する電圧として、圧縮機1の温度を制御する。
【0074】蒸発器4の温度Tevaが上昇するととも
に、この温度Tevaになるよう圧縮機1の温度Tco
mpが、印加電圧制御手段20により制御を行う。この
ため、圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度と略同温度
であり、蒸発器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は起
こらない。
に、この温度Tevaになるよう圧縮機1の温度Tco
mpが、印加電圧制御手段20により制御を行う。この
ため、圧縮機1の温度が常に蒸発器4の温度と略同温度
であり、蒸発器4から圧縮機1の方向へ冷媒の移動は起
こらない。
【0075】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0076】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
【0077】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中圧縮機低電圧印加手段18により圧縮機1
が加熱されているので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度
と略同温度である。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中圧縮機低電圧印加手段18により圧縮機1
が加熱されているので圧縮機1の温度は蒸発器4の温度
と略同温度である。
【0078】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
【0079】次に第8の実施例について図15〜図17
を参考に説明する。21は蓄熱手段で、圧縮機周囲に密
着し熱交換的に設置されている。蓄熱手段21は、蓄熱
容器22と前記蓄熱容器22に封入された、蒸発器4の
除霜時最高温度付近に融点を持つ蓄熱材23より構成さ
れている。
を参考に説明する。21は蓄熱手段で、圧縮機周囲に密
着し熱交換的に設置されている。蓄熱手段21は、蓄熱
容器22と前記蓄熱容器22に封入された、蒸発器4の
除霜時最高温度付近に融点を持つ蓄熱材23より構成さ
れている。
【0080】次に動作について説明する。除霜運転を開
始するまでの圧縮機1の運転時に圧縮機1から放熱され
る熱を蓄熱手段22が蓄熱容器22内の蓄熱材23が融
解することで潜熱として蓄熱する。また、この蓄熱手段
22の蓄熱量は圧縮機1が除霜運転で停止している時間
だけ、圧縮機1の温度を蓄熱材の融点温度に保つだけの
蓄熱量を有している。
始するまでの圧縮機1の運転時に圧縮機1から放熱され
る熱を蓄熱手段22が蓄熱容器22内の蓄熱材23が融
解することで潜熱として蓄熱する。また、この蓄熱手段
22の蓄熱量は圧縮機1が除霜運転で停止している時間
だけ、圧縮機1の温度を蓄熱材の融点温度に保つだけの
蓄熱量を有している。
【0081】そこで、除霜制御手段10が除霜運転を開
始すると、圧縮機1が停止し、除霜用ヒータ8に通電が
開始される。圧縮機1は運転停止により徐々に温度が降
下するが、蓄熱材23の融点まで温度が降下すると、蓄
熱材23の凝固が開始し、この潜熱により、融点温度の
まま圧縮機1の温度は除霜終了まで保たれる。このた
め、圧縮機1の温度は、除霜終了時まで蒸発器4の温度
を下回ることなく、従って、蒸発器4から圧縮機1への
冷媒の移動は発生しない。
始すると、圧縮機1が停止し、除霜用ヒータ8に通電が
開始される。圧縮機1は運転停止により徐々に温度が降
下するが、蓄熱材23の融点まで温度が降下すると、蓄
熱材23の凝固が開始し、この潜熱により、融点温度の
まま圧縮機1の温度は除霜終了まで保たれる。このた
め、圧縮機1の温度は、除霜終了時まで蒸発器4の温度
を下回ることなく、従って、蒸発器4から圧縮機1への
冷媒の移動は発生しない。
【0082】蒸発器4の霜が完全に融解し、除霜が完了
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
すると除霜検知手段9が除霜終了を検知して、除霜制御
手段10に除霜終了を出力する。
【0083】この時点で、除霜制御手段10は除霜用ヒ
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
ータ8への通電を停止する。このとき、蒸発器温度検知
手段11と、圧縮機温度検知手段12は、それぞれの温
度を連続的または、所定の間隔ごとに検知して、温度比
較手段13に出力する。
【0084】このとき、蒸発器4は、除霜用ヒータ8か
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中蓄熱手段22により圧縮機1が蒸発器4除
霜時最高温度に保持されているので圧縮機1の温度は蒸
発器4の温度と略同温度である。
らの加熱が無くなるため、徐々に温度が降下し始める。
また、除霜中蓄熱手段22により圧縮機1が蒸発器4除
霜時最高温度に保持されているので圧縮機1の温度は蒸
発器4の温度と略同温度である。
【0085】そして、蒸発器4の温度Tevaが、圧縮
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
機1の温度Tcompより、所定の温度Tconstだ
け低くなると、温度比較手段13は、条件が満足された
ことを除霜時圧縮機制御手段14と除霜制御手段10に
出力し、前記除霜時圧縮機起動手段14は、圧縮機1を
起動する。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
冷蔵庫は、高圧密閉容器の圧縮機、凝縮器、減圧手段、
蒸発器を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置
し、前記蒸発器の除霜用ヒータと、蒸発器温度検知手段
と前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、圧
縮機温度検知手段と、圧縮機温度手段と蒸発器温度検知
手段の出力を比較する温度比較手段と、温度比較手段の
出力により、除霜終了後前記圧縮機を起動する除霜後圧
縮機起動制御手段とを備えたので、除霜運転後、特に低
外気温時に蒸発器の温度が圧縮機の温度より所定の温度
低くなってから圧縮機を起動するので、蒸発器と圧縮機
の各温度の冷媒の飽和圧力差により、圧縮機の吸入管に
滞留した液冷媒が圧縮機吸入管より蒸発器へ移動し、起
動時の液圧縮がなくなり、また、圧縮機の機械部の油膜
が形成されるため、潤滑不良が無くなることから、圧縮
機の信頼性の上で多大な効果を有する。
冷蔵庫は、高圧密閉容器の圧縮機、凝縮器、減圧手段、
蒸発器を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設置
し、前記蒸発器の除霜用ヒータと、蒸発器温度検知手段
と前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、圧
縮機温度検知手段と、圧縮機温度手段と蒸発器温度検知
手段の出力を比較する温度比較手段と、温度比較手段の
出力により、除霜終了後前記圧縮機を起動する除霜後圧
縮機起動制御手段とを備えたので、除霜運転後、特に低
外気温時に蒸発器の温度が圧縮機の温度より所定の温度
低くなってから圧縮機を起動するので、蒸発器と圧縮機
の各温度の冷媒の飽和圧力差により、圧縮機の吸入管に
滞留した液冷媒が圧縮機吸入管より蒸発器へ移動し、起
動時の液圧縮がなくなり、また、圧縮機の機械部の油膜
が形成されるため、潤滑不良が無くなることから、圧縮
機の信頼性の上で多大な効果を有する。
【0087】また、除霜終了後圧縮機を加熱する圧縮機
加熱手段を備えたので、蒸発器の温度が圧縮機の温度よ
り所定の温度以下になるのが早くなり、速やかに圧縮機
再起動を行え、除霜運転後上昇した冷凍室、冷蔵室の温
度を速やかに再冷却可能であり、圧縮機の信頼性の向上
とともに食品保鮮の面で多大な効果を有する。
加熱手段を備えたので、蒸発器の温度が圧縮機の温度よ
り所定の温度以下になるのが早くなり、速やかに圧縮機
再起動を行え、除霜運転後上昇した冷凍室、冷蔵室の温
度を速やかに再冷却可能であり、圧縮機の信頼性の向上
とともに食品保鮮の面で多大な効果を有する。
【0088】さらに、除霜開始と同時に圧縮機を加熱す
る除霜時圧縮機加熱手段を備えたので、除霜中に発生す
る圧縮機吸入管から流入する液冷媒による油膜の洗浄を
防止することから、油膜切れがなく、除霜終了とともに
圧縮機を再起動しても十分な油膜を形成でき、圧縮機の
摺動部の対摩耗性が向上し、信頼性の面で多大な効果を
有する。
る除霜時圧縮機加熱手段を備えたので、除霜中に発生す
る圧縮機吸入管から流入する液冷媒による油膜の洗浄を
防止することから、油膜切れがなく、除霜終了とともに
圧縮機を再起動しても十分な油膜を形成でき、圧縮機の
摺動部の対摩耗性が向上し、信頼性の面で多大な効果を
有する。
【0089】また、除霜終了後、圧縮機を加熱するヒー
タを備えたので、ヒータの容量を選定することでどの様
な低外気温においても第2の実施例の効果を満足するこ
とができる。
タを備えたので、ヒータの容量を選定することでどの様
な低外気温においても第2の実施例の効果を満足するこ
とができる。
【0090】また、除霜終了後、圧縮機のモーター巻き
線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加
手段を備えたので、圧縮機に部品を追加することなく、
さらに運転時は通常の構成と同一の構成となり圧縮機の
冷却に対して問題なく信頼性の面で効果を有する。
線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加
手段を備えたので、圧縮機に部品を追加することなく、
さらに運転時は通常の構成と同一の構成となり圧縮機の
冷却に対して問題なく信頼性の面で効果を有する。
【0091】さらに、除霜開始と共に圧縮機を加熱する
ヒータと圧縮機の温度を所定の温度に制御するヒータ電
力制御手段を備えたので、蒸発器の温度より圧縮機の温
度が常に高温または同じであるため、吸入管に到達する
液冷媒が無く、除霜中に発生する圧縮機吸入管から流入
する液冷媒による油膜の洗浄を防止することから、油膜
切れがなく、除霜終了とともに圧縮機を再起動しても十
分な油膜を形成でき、圧縮機の摺動部の対摩耗性が向上
し、信頼性の面で多大な効果を有する。
ヒータと圧縮機の温度を所定の温度に制御するヒータ電
力制御手段を備えたので、蒸発器の温度より圧縮機の温
度が常に高温または同じであるため、吸入管に到達する
液冷媒が無く、除霜中に発生する圧縮機吸入管から流入
する液冷媒による油膜の洗浄を防止することから、油膜
切れがなく、除霜終了とともに圧縮機を再起動しても十
分な油膜を形成でき、圧縮機の摺動部の対摩耗性が向上
し、信頼性の面で多大な効果を有する。
【0092】また、除霜開始と共に、圧縮機のモーター
巻き線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧
印加手段を備えたので、圧縮機内部より効率的に圧縮機
温度を制御可能なため、少ない電力で第6の実施例と同
一の効果が得られる。
巻き線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧
印加手段を備えたので、圧縮機内部より効率的に圧縮機
温度を制御可能なため、少ない電力で第6の実施例と同
一の効果が得られる。
【0093】さらに、圧縮機の周囲に設置した蓄熱手段
を設けたので、運転中の圧縮機より放熱される熱を蓄熱
し除霜中の圧縮機温度を蒸発器の温度以上に保つので、
熱の有効利用により、第6、第7の実施例と同一の効果
が得られる。また、通常の冷凍室や冷蔵室の温度制御に
よる停止時にも圧縮機の温度を十分高く保つことが可能
であり、特に低外気温時の停止時に圧縮機内の冷凍機油
に冷媒がとけ込むことにより、通常よく発生する起動初
期の冷媒不足運転も防止することができるなど多大な効
果を有する。
を設けたので、運転中の圧縮機より放熱される熱を蓄熱
し除霜中の圧縮機温度を蒸発器の温度以上に保つので、
熱の有効利用により、第6、第7の実施例と同一の効果
が得られる。また、通常の冷凍室や冷蔵室の温度制御に
よる停止時にも圧縮機の温度を十分高く保つことが可能
であり、特に低外気温時の停止時に圧縮機内の冷凍機油
に冷媒がとけ込むことにより、通常よく発生する起動初
期の冷媒不足運転も防止することができるなど多大な効
果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル
図
図
【図2】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図3】本発明の第2の実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル
図
図
【図4】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図5】本発明の第3の実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル
図
図
【図6】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図7】本発明の第4の実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル
図
図
【図8】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図9】本発明の第5の実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル
図
図
【図10】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図11】本発明の第6の実施例の冷蔵庫の冷凍サイク
ル図
ル図
【図12】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図13】本発明の第7の実施例の冷蔵庫の冷凍サイク
ル図
ル図
【図14】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図15】本発明の第8の実施例の冷蔵庫の冷凍サイク
ル図
ル図
【図16】同実施例の蓄熱手段の断面図
【図17】同実施例の冷蔵庫の電気回路のブロック図
【図18】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル図
【図19】従来の冷蔵庫の電気回路のブロック図
1 圧縮機 2 凝縮器 3 減圧装置 4 蒸発器 8 除霜用ヒータ 9 除霜検知手段 10 除霜制御手段 11 蒸発器温度検知手段 12 圧縮機温度検知手段 13 温度比較手段 14 除霜後圧縮機起動制御手段 15 圧縮機加熱手段 16 除霜時圧縮機加熱手段 17 ヒータ 18 圧縮機低電圧印加手段 19 ヒータ電力制御手段 20 印加電圧制御手段 21 蓄熱手段
Claims (8)
- 【請求項1】 高圧密閉容器の圧縮機、凝縮器、減圧手
段、蒸発器を順次環状に接続してなる冷凍サイクルを設
置し、前記蒸発器の除霜用ヒータと、蒸発器温度検知手
段と前記蒸発器の除霜終了を検知する除霜検知手段と、
圧縮機温度検知手段と、圧縮機温度手段と蒸発器温度検
知手段の出力を比較する温度比較手段と、温度比較手段
の出力により、除霜終了後前記圧縮機を起動する除霜後
圧縮機起動制御手段とを備えた冷蔵庫。 - 【請求項2】 除霜終了後圧縮機を加熱する圧縮機加熱
手段を備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 除霜開始と同時に圧縮機を加熱する除霜
時圧縮機加熱手段を備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 除霜終了後、圧縮機を加熱するヒータを
備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 除霜終了後、圧縮機のモーター巻き線に
起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加手段
を備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 除霜開始と共に、圧縮機を加熱するヒー
タと圧縮機の温度を所定の温度に制御するヒータ電力制
御手段を備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 除霜開始と共に、圧縮機のモーター巻き
線に起動電圧以下の低電圧を印加する圧縮機低電圧印加
手段と圧縮機の温度を所定の温度に制御する印加電圧制
御手段を備えた請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】 圧縮機の周囲に設置した蓄熱手段を設け
た請求項1記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180994A JPH07260325A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180994A JPH07260325A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260325A true JPH07260325A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12897251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5180994A Pending JPH07260325A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07260325A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018109797A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | サンデンホールディングス株式会社 | 加熱装置 |
EP3660426A1 (en) * | 2018-11-27 | 2020-06-03 | LG Electronics Inc. | Refrigerator and method of controlling same |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP5180994A patent/JPH07260325A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018109797A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | サンデンホールディングス株式会社 | 加熱装置 |
EP3660426A1 (en) * | 2018-11-27 | 2020-06-03 | LG Electronics Inc. | Refrigerator and method of controlling same |
US11181311B2 (en) | 2018-11-27 | 2021-11-23 | Lg Electronics, Inc. | Refrigerator and method of controlling the same |
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