JP2002195734A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JP2002195734A
JP2002195734A JP2000391956A JP2000391956A JP2002195734A JP 2002195734 A JP2002195734 A JP 2002195734A JP 2000391956 A JP2000391956 A JP 2000391956A JP 2000391956 A JP2000391956 A JP 2000391956A JP 2002195734 A JP2002195734 A JP 2002195734A
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JP
Japan
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evaporator
refrigerator
cool air
compressor
refrigerant
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Application number
JP2000391956A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ueda
伸彦 上田
Tetsuya Saito
哲哉 斎藤
Tatsuya Kawasaki
竜也 川崎
Hiroshi Yamada
宏 山田
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の蒸発器を有する冷凍冷蔵庫において除
霜の効率化と冷却システムの信頼性の向上を図る。 【解決手段】 冷蔵温度領域には第一の蒸発器17を、
冷凍温度領域には第二の蒸発器20を設け、第一の蒸発
器の近傍には第一の除霜ヒータ25aを、第二の蒸発器
の近傍には第二の除霜ヒータ25bを設け、第二の蒸発
器を除霜する時にプリクール運転し、その後、第二の除
霜ヒータに通電するとともに、プリクール運転中に第一
の除霜ヒータに通電することで、第一の蒸発器17の除
霜時間を第二の蒸発器20の除霜時間より長くでき、第
二の蒸発器20の除霜終了時には、第一の蒸発器17は
十分な除霜が行われるので、蒸発器の霜残りは発生せず
信頼性の高い冷却システムを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵あるいは冷凍
により保存を行う冷凍冷蔵庫の除霜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷凍冷蔵庫としては、特
開平7−159014号公報に開示されているものがあ
る。
【0003】以下、上記従来の冷凍冷蔵庫を図12の断
面図を参照しながら説明する。
【0004】図12に示すように、従来の冷凍冷蔵庫
は、冷凍冷蔵庫箱体1内が冷凍室2と冷蔵室3に区切ら
れている。冷凍室2の奥部には蒸発器4と庫内ファン5
とが設置されている。蒸発器4によって冷媒を蒸発させ
ることで冷凍室2内を冷却し、庫内ファン5で冷気を循
環させる。
【0005】さらに蒸発器4の近傍には、付着する霜を
除去するための除霜ヒータ6と除霜時の温度を検知する
除霜温度検知手段7とが取り付けられている。
【0006】冷凍室2と冷蔵室3とをつなぐ冷気通路8
には電動ダンパ9が設置され、電動ダンパ9の開閉動作
によって冷凍室2からの冷気が冷蔵室3に循環される。
【0007】また、冷蔵室3の後背部には冷凍サイクル
を構成する圧縮機10が設置されている。
【0008】庫内ファン5と除霜ヒータ6と除霜温度検
知手段7と電動ダンパ9と圧縮機10の運転制御はシス
テム制御手段11により行われる。
【0009】以上のように構成された従来の冷凍冷蔵庫
について、以下その動作について説明する。圧縮機10
の運転により、圧縮機10より吐出された高温高圧の冷
媒は、図示しない凝縮器により凝縮液化し、さらに、図
示しない減圧手段にて減圧され、蒸発器4で蒸発気化し
空気を冷却する。庫内ファン5が運転することで冷凍室
2と冷蔵室3へと熱搬送が行われる。蒸発器4で気化し
た冷媒は、再び圧縮機10に吸入される。
【0010】このような動作を行うことにより、冷凍室
2と冷蔵室3とを冷却する。このような冷却運転を続け
ると、蒸発器4を循環する空気に含まれる水分が、熱交
換される際に霜として蒸発器4の表面に付着する。この
着霜が進むと通風抵抗の増加による風速の低下や、霜層
による蒸発器4の空気側熱伝達率の減少により蒸発器4
の熱交換性能が低下し、充分な冷却運転が不可能となっ
てくる。
【0011】この状態を防止するため定期的に除霜が行
われる。除霜が開始されると、圧縮機10が停止し除霜
ヒータ6が通電される。除霜ヒータ6の通電により蒸発
器4の表面に付着した霜を発熱により融解する。蒸発器
4の表面に付着した霜が融解すると、除霜温度検知手段
7は除霜が完了したことを所定温度(一般的には10〜
20℃)以上になることで検知し、除霜ヒータ6の通電
を停止する。その後、上記の通常の冷却運転に復帰す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな冷凍冷蔵庫では、冷蔵室3と冷凍室2の両室内の空
気が蒸発器4を循環するため、蒸発器4の表面に多量の
霜が付着し、この多量の霜を融解するため除霜時間が長
くなり、除霜ヒータ6の通電加熱量も大きくなり、発生
する熱負荷が増大する。従って、発生する熱負荷により
冷凍室2内に貯蔵した食品の温度が一時的に大きく上昇
するので食品の鮮度維持が短くなる。
【0013】しかも除霜終了後は冷凍室内温度も高くな
っているため、除霜終了後の圧縮機10の運転率も長く
なり消費電力量の増加につながる。
【0014】また、蒸発器4に付着する霜量が多いた
め、定期的に行われる除霜の間隔(積算時間)が比較的
短くなり、単位時間内に行われる除霜の回数が多く、除
霜により発生する熱負荷による冷凍室庫内温度の変動回
数が多いので、冷凍室2内の食品の鮮度維持が短くな
る。
【0015】このように従来の冷凍冷蔵庫では、単一の
蒸発器4であるため蒸発器4に付着する霜量が多く、除
霜時間が長くなる。これにより除霜に伴う熱負荷の発生
も多くなり、冷凍室2内の食品の温度が上昇することで
食品鮮度の維持が短く、併せて冷凍室2内温度も高くな
るため除霜終了後の圧縮機10の運転時間が長くなり消
費電力量が増加するという課題を有していた。
【0016】本発明は以上のような従来例の課題を解決
するもので、冷蔵温度領域と冷凍温度領域にそれぞれ蒸
発器を設け、蒸発器に付着する霜量を少なくし、それに
伴って除霜時の各庫内温度上昇が低減され、各庫内の食
品温度をほぼ一定に保つことができ、また、適切な除霜
により消費電力量を低減でき、さらに冷却システムの信
頼性を高めた冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、庫内を冷蔵温度領域と冷凍温度領域に区画
し、前記冷蔵温度領域には第一の蒸発器を、前記冷凍温
度領域には第二の蒸発器を設け、前記第一の蒸発器の近
傍には第一の除霜ヒータを、前記第二の蒸発器の近傍に
は第二の除霜ヒータを設けた冷凍冷蔵庫において、前記
第二の蒸発器を除霜する時にプリクール運転し、その
後、前記第二の除霜ヒータに通電するとともに、前記プ
リクール運転中に前記第一の除霜ヒータに通電するもの
であり、第二の蒸発器には冷凍室内の冷気のみが循環
し、冷蔵室内の水分の多い冷気は第二の蒸発器を循環し
ないため、第二の蒸発器に付着する霜量を少なくするこ
とができる。
【0018】また、除霜ヒータによる加熱時間が短縮さ
れ、冷凍室への熱負荷が低減される。これにより除霜時
の冷凍室内の温度上昇が低減されることから、冷凍室内
の食品の温度上昇も抑えることができ、食品の鮮度を長
く保つことができる。併せて、冷凍室内の温度上昇の低
減が図られた分、除霜後の通常運転時における設定温度
に到達するまでの圧縮機の運転時間が短縮され、消費電
力量が低減する。
【0019】さらに、第二の蒸発器に付着する霜量を少
なくすることができるので、定期的に行われる除霜間の
間隔(除霜の周期)を長くすることができ、単位時間内
に行われる除霜回数が減少する。これにより除霜により
発生する熱負荷による冷凍室庫内温度の変動回数が減少
し、食品の鮮度を長く保つことができる。併せて、単位
時間内に行われる除霜回数が減少することから、圧縮機
の運転率も低くなり消費電力量が低減する。
【0020】また、第二の蒸発器を除霜するモードにな
った時に、プリクール運転し、その後、第二の除霜ヒー
タに通電するとともに、前記プリクール運転中に前記第
一の除霜ヒータに通電するので、第一の蒸発器の除霜時
間を第二の蒸発器の除霜時間より長くでき、第二の蒸発
器の除霜終了時には、第一の蒸発器は十分な除霜が行わ
れるので、蒸発器の霜残りは発生せず信頼性の高い冷却
システムを得ることができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、回転数可変型の
圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵温度領域内に設
けた第一の蒸発器と冷凍温度領域内に設けた第二の蒸発
器とを順次接続すると共に、前記第一の蒸発器をバイパ
スして前記第二の蒸発器の入口に第二の減圧手段を介し
て接続したバイパス路を設けた冷凍サイクルを有し、庫
内を冷蔵温度領域および冷凍温度領域に冷却するため、
前記冷凍サイクルの冷媒の流れを制御する冷媒制御弁
と、前記第一の蒸発器の近傍に設けた第一の冷気循環手
段と、前記第二の蒸発器の近傍に設けた第二の冷気循環
手段とを設けた冷凍冷蔵庫において、前記第一の蒸発器
を除霜するため、前記冷媒制御弁により前記第一の蒸発
器への冷媒回路を閉成した状態で前記第一の冷気循環手
段を運転して前記第一の蒸発器の除霜をすると共に、前
記圧縮機の回転数を前記第一の蒸発器の除霜開始前より
低回転とするものであり、第二の蒸発器のみの冷却モー
ドに切替わった直後に圧縮機低圧側圧力が低下しすぎて
真空運転となり、冷媒に溶け込んだオイルの圧縮機摺動
部への潤滑不足となって生じる不具合を、圧縮機の低回
転化により防ぐことが出来き、信頼性の高い冷却システ
ムを得ることができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と第一の減圧手段と冷蔵室内に設けた第一の蒸発器と冷
媒制御弁と冷凍室内に設けた第二の蒸発器とを順次環状
に連接すると共に、前記第一の減圧手段と前記第一の蒸
発器との間と前記冷媒制御弁と前記第二の蒸発器との間
とを第二の減圧手段を介して接続した冷凍サイクルと、
前記第一の蒸発器の近傍に設けられ前記冷蔵室内の冷気
を循環させる第一の冷気循環手段と、前記第二の蒸発器
の近傍に設けられ前記冷凍室内の冷気を循環させる第二
の冷気循環手段と、前記第二の蒸発器の近傍に設けられ
前記第二の蒸発器の除霜運転時に通電され前記第二の蒸
発器を加熱する除霜ヒータと、前記圧縮機と前記冷媒制
御弁と前記第一の冷気循環手段と前記第二の冷気循環手
段と前記除霜ヒータとを運転制御するシステム制御手段
とからなり、前記第二の蒸発器の除霜が必要な運転モー
ドになった時に前記システム制御手段は、前記除霜ヒー
タに通電している時に前記冷媒制御弁を開から閉に切り
替えるものであり、除霜ヒータの加熱により高温となっ
た第二の蒸発器内の冷媒を第二の減圧手段側へ送ること
ができるため、第二の減圧手段側の配管に着霜した霜を
確実に取り除け、霜残りによる不具合を防止でき、信頼
性の高い冷却システムを得ることができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と第一の減圧手段と冷蔵温度領域内に設けた第一の蒸発
器と冷凍温度領域内に設けた第二の蒸発器とを順次接続
すると共に、前記第一の蒸発器をバイパスして前記第二
の蒸発器の入口に第二の減圧手段を介して接続したバイ
パス路を設けた冷凍サイクルを有し、庫内を冷蔵温度領
域および冷凍温度領域に冷却するため、前記冷凍サイク
ルの冷媒の流れを制御する冷媒制御弁と、前記第一の蒸
発器の近傍に設けた第一の冷気循環手段および第一の除
霜ヒータと、前記第二の蒸発器の近傍に設けた第二の冷
気循環手段および第二の除霜ヒータとを設けた冷凍冷蔵
庫において、前記第二の蒸発器の除霜による前記圧縮機
の停止時に、前記冷媒制御弁を全閉もしくは全開にする
イニシャライズ動作を行うものであり、従来から一般的
に行われている冷却運転中の冷凍室内の温度による圧縮
機停止中の冷媒制御弁のイニシャライズ動作に加え、第
二の蒸発器の除霜中にもイニシャライズ動作を行うこと
になるため、イニシャライズの頻度が増え、冷媒制御弁
の動作を、初期化した時点から制御することにより確実
となり、信頼性の高い冷却システムを得ることができ
る。
【0024】請求項5に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と第一の減圧手段と冷蔵温度領域内に設けた第一の蒸発
器と冷凍温度領域内に設けた第二の蒸発器とを順次接続
すると共に、前記第一の蒸発器をバイパスして前記第二
の蒸発器の入口に第二の減圧手段を介して接続したバイ
パス路を設けた冷凍サイクルを有し、庫内を冷蔵温度領
域および冷凍温度領域に冷却するため、前記冷凍サイク
ルの冷媒の流れを制御する冷媒制御弁と、前記第一の蒸
発器の近傍に設けた第一の冷気循環手段および第一の除
霜ヒータと、前記第二の蒸発器の近傍に設けた第二の冷
気循環手段および第二の除霜ヒータとを設けた冷凍冷蔵
庫において、前記第二の蒸発器の除霜終了を検知した時
に、閉じていた前記冷媒制御弁を全開にしてから前記圧
縮機の運転を再開するものであり、再起動時、第一の蒸
発器に冷媒をすばやく送ることができ、冷蔵室内の温度
上昇が低減されることから、冷蔵室内の食品の温度上昇
も抑えることができ、食品の鮮度を長く保つことができ
るという作用を有する。また、冷媒制御弁を全開にする
ことにより圧縮機の高圧側と低圧側の圧力差がすばやく
減少し、圧縮機の起動性も良くなるという作用も有す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷凍冷蔵庫の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における冷凍冷蔵庫の概略縦断面図、図2は同実施
の形態1における冷凍冷蔵庫の冷媒サイクル図である。
【0027】図1、図2において、断熱性のある冷凍冷
蔵庫箱体12の背面下部に形成される機械室に設けられ
る圧縮機13と、凝縮器14と、キャピラリーチューブ
からなる第一の減圧手段15と、冷凍冷蔵庫箱体12内
の上部に形成された冷蔵温度領域の冷蔵室16の奥に設
けた第一の蒸発器17と、冷媒制御弁18と、冷凍冷蔵
庫箱体12内の下部に形成された冷凍温度領域の冷凍室
19内に設けた第二の蒸発器20とを順次環状に連接す
ると共に、第一の減圧手段15と第一の蒸発器17との
間と、冷媒制御弁18と第二の蒸発器20との間とを、
キャピラリーチューブからなる第二の減圧手段21を介
して接続したバイパス路を有した冷媒サイクル22を有
している。
【0028】また、第一の蒸発器17の近傍(上方)に
は冷蔵室16内の冷気を循環させる送風機からなる第一
の冷気循環手段23が、第二の蒸発器20の近傍(上
方)には冷凍室19内の冷気を循環させる送風機からな
る第二の冷気循環手段24が、第一の蒸発器17の近傍
には第一の蒸発器17の除霜運転時に通電され第一の蒸
発器17を加熱する第一の除霜ヒータ25aが、第二の
蒸発器20の近傍(下方)には第二の蒸発器20の除霜
運転時に通電され第二の蒸発器20を加熱する第二の除
霜ヒータ25bが、第一の蒸発器17の上部には除霜時
における第一の蒸発器17の温度を検知する第一の除霜
温度検知手段26aが、第二の蒸発器20の上部には除
霜時における第二の蒸発器20の温度を検知する第二の
除霜温度検知手段26bが、冷蔵室16内には冷蔵室1
6の温度を検知する冷蔵室温度検知手段27aが、冷凍
室19内には冷凍室19の温度を検知する冷凍室温度検
知手段27bが、それぞれ設けてある。
【0029】また、冷凍冷蔵庫箱体12の背面部には、
システム制御手段28を配置し、冷蔵室温度検知手段2
7aで検知した冷蔵室16の温度と、冷凍室温度検知手
段27bで検知した冷凍室19の温度と、前回の除霜運
転終了からの積算運転時間と、第一の除霜温度検知手段
26aで検知した除霜時における第一の蒸発器17の温
度と、第二の除霜温度検知手段26bで検知した除霜時
における第二の蒸発器20の温度とを基にして、圧縮機
13と、冷媒制御弁18と、第一の冷気循環手段23
と、第二の冷気循環手段24と、第一の除霜ヒータ25
aと、第二の除霜ヒータ25bとを運転制御している。
【0030】そして、システム制御手段28は、第二の
蒸発器20を除霜する時に圧縮機を一定時間、あるいは
一定温度まで連続運転するプリクール運転を行ない、そ
の後、前記第二の除霜ヒータに通電するとともに、前記
プリクール運転中に前記第一の除霜ヒータに通電するも
のである。
【0031】以上のように構成された冷凍冷蔵庫につい
て、以下その動作を説明する。
【0032】図3は本発明の実施の形態1による冷凍冷
蔵庫の動作を示すタイムチャートである。
【0033】まず、通常の冷却運転時は、冷凍室温度検
知手段27bで検知した冷凍室19内の温度が、設定温
度帯の上限値のK1℃に達すると、システム制御手段2
8は、圧縮機13と第二の冷気循環手段24をON(運
転)する。
【0034】これにより、圧縮機13から吐出された高
温高圧のガス冷媒は、凝縮器14に送られ、凝縮器14
において冷凍冷蔵庫の周囲の空気と熱交換して放熱し凝
縮液化する。次に第一の減圧手段15で減圧され、第一
の蒸発器17へ向かう流れと第二の減圧手段21へ向か
う流れとに分岐する。
【0035】ここで、冷蔵室温度検知手段26aがK5
に達している場合は、冷蔵室温度が高いと判断し冷媒制
御弁18を開状態とする(第一の冷却モード)。
【0036】第一の冷却モードにおいては、第一の蒸発
器17と冷媒制御弁18とを流れる流路の流路抵抗は、
第二の減圧手段21を流れる流路の流路抵抗より小さい
ので、冷媒の大半は第一の蒸発器17へと流れる。
【0037】第一の蒸発器17を流れる冷媒は、第一の
蒸発器17において第一の冷気循環手段23により冷蔵
室16内を循環する空気と熱交換して吸熱し一部が気化
し、冷蔵室16内の空気は冷却される。なお、冷蔵室1
6内の温度は、通常0℃〜5℃に維持されるが、冷蔵温
度領域を区画保存する対象物に応じて新温度帯室、野菜
室等とし、−3℃〜10℃の範囲で温度設定することも
可能である。そして、第一の蒸発器17を流れて一部が
気化した冷媒は、開状態の冷媒制御弁18を通過した
後、第二の減圧手段21により減圧された液状の冷媒と
合流し、第二の蒸発器20へと流れる。つまり第一の冷
却モードは、第一の蒸発器17と第二の蒸発器20の両
方を冷却する状態である。
【0038】そして、第一の蒸発器17による冷却作用
により、冷蔵室温度検知手段27aが下限設定温度であ
るK6に達すると、冷媒制御弁18を閉じ、冷媒は第一
の蒸発器17をバイパスし、すべての冷媒は第二の減圧
手段21でさらに減圧され第二の蒸発器20に流入する
(第二の冷却モード)。
【0039】第二の冷却モードは、第二の蒸発器20の
みを冷却する状態である。
【0040】第二の蒸発器20を流れる冷媒は、第二の
蒸発器20において第二の冷気循環手段24により冷凍
室19内を循環する空気と熱交換して吸熱し気化し、冷
凍室19内の空気は冷却される。なお、冷凍室19内の
温度は、通常−22℃〜−18℃に維持されるが、保鮮
性向上のため、より低温の−30℃〜−25℃に温度設
定することも可能である。そして、第二の蒸発器20を
流れて気化した冷媒は、圧縮機13に戻る。
【0041】そして、第二の蒸発器20での熱交換と第
二の冷気循環手段24により、冷凍室19内の空気の温
度が低下し、冷凍室温度検知手段27bが設定温度帯の
下限値のK2℃に達すると、システム制御手段28は、
圧縮機13、第一の冷気循環手段23、第二の冷気循環
手段24をOFFする。(圧縮機停止モード)これによ
り、冷媒サイクル22内の冷媒の流れが止まり、冷蔵室
16内と冷凍室19内の空気の流れが停止し、第一の蒸
発器17とその周囲の空気の温度差、第二の蒸発器20
とその周囲の空気の温度差が小さくなっていき、冷蔵室
16内と冷凍室19内の空気の温度が上昇していく。
【0042】このようにして、通常の冷却運転時に、シ
ステム制御手段28は、冷凍室温度検知手段27bで検
知した冷凍室19内の温度と、設定温度帯の上限値、下
限値との比較結果を基に、圧縮機13、第二の冷気循環
手段24の運転を制御して、冷凍室19を所定の温度に
制御する。
【0043】また、システム制御手段28は、冷蔵室温
度検知手段27aで検知した冷蔵室16内の温度と、設
定温度帯の上限値、下限値との比較結果を基に、冷媒制
御弁18の開閉と、第一の冷気循環手段23の運転を制
御して、冷蔵室16を所定の温度に制御する。
【0044】以上のように、第一の冷却モード、第二の
冷却モード、圧縮機停止モードを繰り返すが、通常の冷
却運転時には、第二の蒸発器20の表面温度は冷凍室1
9内の空気の温度より低く、第二の蒸発器20を通過す
る空気中の水蒸気の一部が第二の蒸発器20の表面に霜
となって付着する。そして、運転時間と共に第二の蒸発
器20への霜の付着量が増え、それにより、第二の蒸発
器20の熱交換能力(冷却能力)が低下していく。
【0045】同様に、第一の蒸発器17の表面温度は冷
蔵室16内の空気の温度より低く、第一の蒸発器17を
通過する空気中の水蒸気の一部が第一の蒸発器17の表
面に霜となって付着する。そして、運転時間と共に第一
の蒸発器17への霜の付着量が増え、それにより、第一
の蒸発器17の熱交換能力(冷却能力)が低下してい
く。
【0046】そこで、本実施の形態では、前回の除霜運
転終了からの積算運転時間を基に第二の蒸発器20の除
霜を定期的に行っている。また、第二の蒸発器20の除
霜時には、圧縮機13が停止し、第一の蒸発器17に冷
媒が流れなくなるため、第一の蒸発器17の除霜も合わ
せて行うようにしている。
【0047】システム制御手段28では前回の除霜運転
終了からの積算運転時間を計測しており、前回の除霜運
転終了からの積算運転時間が所定時間T1になると、シ
ステム制御手段28は、その後の所定時間tの間は、冷
凍室温度検知手段27で検知する冷凍室19内の温度に
関係なく圧縮機13と第二の冷気循環手段24とを強制
的に連続運転させるプリクール運転を行なう。これによ
り除霜前の冷凍室19を十分に冷却し、除霜中の温度上
昇を抑制することができる。
【0048】ここで、第二の蒸発器20の除霜について
説明する。
【0049】除霜運転前の冷凍室19の強制冷却運転
(プリクール運転)を開始してから所定時間t経過する
と、システム制御手段28は、圧縮機13と第二の冷気
循環手段24とをOFF(停止)して第二の除霜ヒータ
25bをON(通電)する。
【0050】第二の除霜ヒータ25bをON(通電)す
ると、第二の除霜ヒータ25bが発熱し、放射熱は第二
の蒸発器20の下方から第二の蒸発器20に伝わる。ま
た、第二の除霜ヒータ25bにより暖められた空気は第
二の蒸発器20に向かって上昇する。これにより、第二
の蒸発器20は、第二の除霜ヒータ25bによる放射熱
と、第二の除霜ヒータ25bにより暖められ対流する空
気が運ぶ熱とにより、下から加熱され、第二の蒸発器2
0に付着した霜を融かしていく。また、第二の蒸発器2
0の下側に伝わった熱は第二の蒸発器20を構成する比
較的熱伝導性のよいアルミニウム材の熱伝導により第二
の蒸発器20の上側に伝わる。
【0051】なお、第二の蒸発器20は下側が第二の冷
気循環手段24の運転時に風上側となり、第二の蒸発器
20に付着する霜は第二の蒸発器20の下側が比較的多
くなるため、下側からの第二の蒸発器20の除霜は効率
的である。
【0052】やがて、第二の蒸発器20の表面の霜が融
解すると、第二の蒸発器20の温度も上昇していき、最
も熱が伝わりにくい第二の蒸発器20の上部に取り付け
られた蒸発器温度検知手段26bの検知する温度が、第
二の蒸発器20に付着する霜が完全に融解する温度とし
て予め設定された所定温度K3℃に達すると、システム
制御手段28は、第二の除霜ヒータ25bをOFFし、
圧縮機13、第二の冷気循環手段24をON(運転)
し、冷媒制御弁18を開く。
【0053】次に、第一の蒸発器17の除霜について説
明する。
【0054】システム制御手段28は、除霜運転前の冷
凍室19の強制冷却運転(プリクール運転)を開始して
から所定時間t経過すると、圧縮機13と第二の冷気循
環手段24とをOFF(停止)して、第二の除霜ヒータ
25bとしてのガラス管ヒータをON(通電)するとと
もに、前記プリクール運転中に、第一の蒸発器17の近
傍である背面の内箱内に設けた第一の除霜ヒータ25a
としての面状ヒータに通電する。つまり第二の除霜ヒー
タ25bの通電開始より早く第一の除霜ヒータ25aに
通電するものである。
【0055】そして、第一の蒸発器17の除霜制御中、
冷媒制御弁18は、圧縮機13が停止し第二の除霜ヒー
タ25bが通電すると同時に、システム制御手段28に
より開状態とする。第一の蒸発器17の除霜制御中、冷
媒制御弁18を開とすることで、第二の除霜ヒータ25
bの熱を、冷媒を介して第一の蒸発器17に伝えること
ができる。また、第一の冷気循環手段23は、第一の除
霜温度検知手段26aが所定の温度(図示せず)になる
までON(運転)状態を続ける。そして第一の除霜温度
検知手段26aがさらに上限の温度K4に達すると第一
の除霜ヒータ25aをOFF(停止)し除霜を完了す
る。
【0056】ここで、第一の蒸発器17の除霜は、少な
くとも第二の蒸発器20と同時に行なわれるもので、第
二の除霜温度検知手段26bの終了温度K3により除霜
終了は制御されるものであり、たとえば使用者の使い方
により、第一の蒸発器17への着霜が多く、第二の蒸発
器20への着霜が少ない場合も起こりえるが、上述した
ように第二の除霜ヒータ25bの通電開始より早く第一
の除霜ヒータ25aに通電するので、第一の蒸発器の除
霜時間を第二の蒸発器の除霜時間より長くでき、第二の
蒸発器の除霜終了時には、第一の蒸発器は十分な除霜が
行われ、各蒸発器の霜残りは発生せず信頼性の高い冷却
システムを得ることができる。
【0057】以上のように本実施の形態の冷凍冷蔵庫
は、庫内を冷蔵温度領域と冷凍温度領域に区画し、前記
冷蔵温度領域には第一の蒸発器17を、前記冷凍温度領
域には第二の蒸発器20を設け、前記第一の蒸発器17
の近傍には第一の除霜ヒータ25aを、前記第二の蒸発
器20の近傍には第二の除霜ヒータ25bを設けた冷凍
冷蔵庫とし、前記第二の蒸発器20を除霜する時に圧縮
機13をプリクール運転し、その後、前記第二の除霜ヒ
ータ25bに通電するとともに、前記プリクール運転中
に前記第一の除霜ヒータ25aに通電するものであり、
第二の蒸発器20には冷凍室19内の冷気のみが循環
し、冷蔵室16内の水分の多い冷気は第二の蒸発器20
を循環(通過)しないため、第二の蒸発器20に付着す
る霜量を少なくすることができる。
【0058】また、第二の蒸発器20の霜量減少によ
り、除霜ヒータ25bによる加熱時間が短縮され、冷凍
室19への熱負荷が低減される。これにより除霜時の冷
凍室19内の温度上昇が低減されることから、冷凍室1
9内の食品の温度上昇も抑えることができ、食品の鮮度
を長く保つことができる。併せて、冷凍室19内の温度
上昇の低減が図られた分、除霜後の通常運転時における
設定温度に到達するまでの圧縮機13の運転時間が短縮
され、消費電力量が低減する。
【0059】さらに、第二の蒸発器20に付着する霜量
を少なくすることができるので、定期的に行われる除霜
間の間隔(除霜の周期)を長くすることができ、単位時
間内に行われる除霜回数が減少する。これにより除霜に
より発生する熱負荷による冷凍室19庫内温度の変動回
数が減少し、食品の鮮度を長く保つことができる。併せ
て、単位時間内に行われる除霜回数が減少することか
ら、圧縮機13の運転率も低くなり消費電力量が低減す
る。
【0060】また、第一の蒸発器17の除霜は、第二の
蒸発器20を除霜するモードになった時に、プリクール
運転し、その後、第二の除霜ヒータ25bに通電すると
ともに、前記プリクール運転中に前記第一の除霜ヒータ
25aに通電するので、第一の蒸発器の除霜時間を第二
の蒸発器の除霜時間より長くでき、第二の蒸発器の除霜
終了時には、第一の蒸発器は十分な除霜が行われるの
で、蒸発器の霜残りは発生せず信頼性の高い冷却システ
ムを得ることができ、安定した冷蔵室16の冷却運転が
可能となり、食品の鮮度維持に寄与するものである。
【0061】なお、第一の除霜ヒータは面状ヒータで説
明したが、蒸発器の下部に設けたガラス管ヒータでも、
もちろんよい。
【0062】また、冷媒制御弁18は、本実施の形態で
は減圧手段の下流部の低圧側に配置した場合で説明した
が、減圧手段の上流部に配設した三方弁とし、第一の減
圧器から第一の蒸発器につながる流路と第二の減圧器か
ら第二の蒸発器につながる流路とに切替える冷却システ
ムとしても同様の効果を得られることはもちろんであ
る。
【0063】また、冷媒制御弁18は、オリフィスの断
面積をステッピングモータの駆動により冷媒流量を可変
でき、全閉機能を有する電動弁とし、段階的に第一の蒸
発器の蒸発温度を可変でき、流路を切替えできる冷却シ
ステムとしたものでもよい。
【0064】この場合、第一の蒸発器を冷蔵温度領域に
設置しているので庫内温度と蒸発温度との温度差を小さ
くし、冷蔵温度領域を高い湿度に制御できるので、保存
食品の乾燥を防ぎ新鮮に保存することができる。また、
冷蔵温度領域内温度が所定の温度に達した場合(K
6)、冷媒制御弁18を全閉とし、第一の蒸発器17に
は冷媒を流さず第二の蒸発器にのみ流すモード(第一の
冷却モード)時、第一の冷気循環手段23を、第一の除
霜温度検知手段26aが所定の温度(たとえば2℃)に
上昇するまで運転させることにより、蒸発器に付着した
霜を庫内の空気(0〜5℃)で融解しながら除霜するこ
とで、加熱手段による冷蔵室内の温度上昇を抑え、消費
電力量を低減できるとともに、冷蔵室内は融解した除霜
水の加湿作用により高湿に保つことができ、保存食品の
乾燥を防ぎ新鮮に保存することができる。
【0065】また、本実施の形態では、プリクール運転
の制御は冷凍室温度検知手段が所定の温度(K2)に達
してからt時間だけ圧縮機の運転を続けるもので説明し
たが、所定の温度(K2)から、さらに低い所定の温度
まで圧縮機の運転を続ける温度要素で制御するものでも
同様の効果を得られることはもちろんである。
【0066】また、本実施の形態では、第一の蒸発器の
除霜は、第二の蒸発器の除霜と同期して行なう場合の制
御方法を説明したが、上記の同期除霜に加え、第一の蒸
発器の除霜を単独で行なう制御、たとえば第二の蒸発器
の除霜周期T1の間に数回行なう制御を入れることによ
り、さらに蒸発器の除霜信頼性が向上する。
【0067】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による冷凍冷蔵庫の断面概略図である。図5は同実
施の形態の動作を示すタイムチャートである。なお、実
施の形態1と同一構成については同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0068】13aは回転数可変型の圧縮機で、システ
ム制御手段29により回転数を制御できるものである。
第一の蒸発器17には除霜時に終了温度を検知すべく第
一の除霜温度検知手段30が設けられている。
【0069】以上のように構成された冷凍冷蔵庫につい
て、以下その動作を説明する。
【0070】第一の蒸発器17の定期的な除霜を行うた
めに、所定のタイミングT2になった時、たとえば冷媒
制御弁18の開放時間を積算し、所定時間に達した時、
システム制御手段29は冷媒制御弁18を閉とし、第一
の除霜ヒータ25aをON、第一の冷気循環手段23を
ONとし、第一の蒸発器17の除霜を開始する。このと
きシステム制御手段29は圧縮機13aの回転数を通常
のR1よりも低いR2に可変する。第一の除霜温度検知
手段30の温度が所定の温度に達すると第一の冷気循環
手段23をOFFとし、さらに温度が上昇し、K3に達
すると第一の除霜ヒータ25aをOFFとする。そし
て、冷媒制御弁18を開とし、第一の蒸発器17の冷却
を開始する。なお、所定の温度K3は第一の蒸発器17
に付着する霜が完全に融解する温度として設定する。
【0071】以上より、第一の蒸発器17に付着した霜
は融解され、異常着霜(目詰まりなど)は防止でき、冷
蔵室の冷却性能を確保できる。
【0072】また、第一の蒸発器17の除霜を開始する
時、圧縮機13aがON、つまり冷凍室19を冷却する
モードの時、冷媒制御弁18を閉とする。つまり冷媒循
環回路は、圧縮機13a、凝縮器14、第一の減圧手段
15、第二の減圧手段21、第二の蒸発器20から構成
される。このとき、第一の蒸発器17に滞留した冷媒
は、第二の減圧手段21を通り、第二の蒸発器20を経
由し、圧縮機13aに戻るが、第一の蒸発器17の除霜
初期は、冷媒は第一の蒸発器17内に液冷媒として滞留
しており、さらに抵抗のある第二の減圧手段21を通り
圧縮機13aに戻ることになるため、冷媒循環不足気味
になり、圧縮機吸込み側の低圧が低くなりすぎるという
不具合が生じる可能性がある。つまり真空運転に近くな
り冷媒に溶け込んだオイルの圧縮機摺動部への潤滑不足
から圧縮機13aの習動部がオイルぎれとなり焼き付け
を起こす場合がある。しかしながら、本発明の実施の形
態では、第一の蒸発器17の除霜と同時に、システム制
御手段29により圧縮機13aの回転数を通常のR1よ
りも低いR2に可変するので、圧縮機13aの低圧側の
圧力が下がりすぎ、真空運転に近くなり圧縮機13aの
習動部がオイルぎれとなり焼き付けを起こすことを防ぐ
ことができる。
【0073】したがって、第一の蒸発器17の除霜時、
圧縮機の低回転化により上記課題を解決し、信頼性の高
い冷却システムを得ることができる。
【0074】なお、本発明では、第一の除霜ヒータを利
用するもので説明したが、除霜ヒータを利用せず庫内の
空気を循環させながら除霜するオフサイクルデフロスト
タイプのものでも同様の効果を得られる。
【0075】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3による冷凍冷蔵庫の断面概略図である。図7は同実
施の形態の動作を示すタイムチャートである。
【0076】図において、31はシステム制御手段で、
システム制御手段31の命令により所定のタイミングT
1で除霜ヒータ25bに通電し第二の蒸発器20の除霜
を行う。このとき、圧縮機13の運転を停止し、冷媒制
御弁18を開とし、第一の除霜ヒータ25aおよび第一
の冷気循環手段23を運転する。
【0077】このとき、冷媒制御弁18は開の状態であ
るため第二の蒸発器20の除霜時に除霜ヒータ25bで
温められた冷媒が第一の蒸発器20に容易に移動し、こ
れにより第一の蒸発器17の除霜は、第一の蒸発器17
を構成する配管の内部からも行われる。また、第二の蒸
発器20の除霜のタイミングに合わせて第一の除霜ヒー
タ25aおよび第一の冷気循環手段23を作動させるこ
とで、冷蔵室16内のプラス温度の空気を第一の蒸発器
17に循環させることができ、第一の蒸発器17に付着
した霜を第一の蒸発器17の外部からも融解することが
できる。
【0078】すなわち、冷蔵室16内に設けた第一の蒸
発器17に付着した霜は、第一の蒸発器17の内部と外
部の両方から融解され、除霜を促進することができる。
【0079】そして、第一の蒸発器17に設けた冷蔵室
用除霜温度検知手段30により第一の蒸発器17の除霜
終了後に冷媒制御弁18を閉に切り替えることで、第二
の蒸発器20の除霜時に除霜ヒータ25bで温められた
冷媒が第二の減圧手段21側の配管へも送られ、第二の
減圧手段21側の配管に着いた霜も取り除くことができ
る。
【0080】したがって、除霜ヒータの加熱により高温
となった第二の蒸発器内の冷媒を第二の減圧手段側へ送
ることができるため、第二の減圧手段側の配管に着霜し
た霜を確実に取り除け、霜残りによる不具合を防止で
き、信頼性の高い冷却システムを得ることができる。
【0081】(実施の形態4)図8は本発明の実施の形
態4による冷凍冷蔵庫の断面概略図である。図9は同実
施の形態の動作を示すタイムチャートである。
【0082】同図において、32はシステム制御手段
で、第二の蒸発器20の除霜による圧縮機13の停止時
に、冷媒制御弁18を全閉もしくは全開にするイニシャ
ライズ動作を行うものである。
【0083】まず、冷凍室温度検知手段27で冷凍室1
9内の温度を検知し、冷凍室温度検知手段27bの温度
がK1℃まで上がると圧縮機13および第二の冷気循環
手段24をONして冷凍室19内を冷却し、冷媒制御弁
18を開き第一の冷気循環手段23をONすることによ
り冷蔵室16内を冷却する。また、冷凍室温度検知手段
27bの温度がK2℃まで下がると圧縮機13および第
二の冷気循環手段24をOFF、冷媒制御弁18を閉じ
第一の冷気循環手段23をOFFする。この圧縮機13
のOFF中にシステム制御手段32は冷媒制御弁18の
イニシャライズのため冷媒制御弁18を一旦全開にし再
び全閉にするという動作を行う。
【0084】そして、第二の蒸発器20の定期的な除霜
を行うために、システム制御手段32にあらかじめ積算
時間として設定されている所定のタイミングT1になっ
たとき、システム制御手段32は、冷凍室19について
は、その後所定時間tが経過するまで圧縮機13と第二
の冷気循環手段24を強制的にONし冷凍室19の冷却
運転を継続し、冷蔵室16については、第一の冷気循環
手段23はONしたままで冷媒制御弁18を閉じ、第一
の蒸発器17の除霜運転に入る。
【0085】前記所定時間tが経過後は、圧縮機13と
第二の冷気循環手段24とを停止状態にし、冷媒制御弁
18は開とし、除霜ヒータ25bと第一の冷気循環手段
23とを作動状態にし除霜を開始する。このときの除霜
ヒータ25bの通電による加熱で、通常運転中に第二の
蒸発器20の表面に付着した霜は融解される。この除霜
中にもシステム制御手段32は冷媒制御弁18のイニシ
ャライズのため冷媒制御弁18を一旦全閉にし再び全開
にするという動作を行う。
【0086】除霜ヒータ25bの通電による加熱で第二
の蒸発器20の表面の霜が融解すると、第二の蒸発器2
0の温度も上昇し、蒸発器温度検知手段26は所定温度
K3℃以上を検知する。所定温度K3℃は第二の蒸発器
20に付着する霜が完全に融解する温度として設定す
る。蒸発器温度検知手段26が所定温度K3℃以上を検
知すると、除霜ヒータ25bをOFFし、除霜運転を終
了し、冷媒制御弁18を開く。そして、圧縮機13と第
二の冷気循環手段24と第一の冷気循環手段23をON
し、通常の冷却運転に復帰する。
【0087】このように冷凍室19と冷蔵室16の通常
冷却運転中における圧縮機13のOFF中だけでなく、
第一の蒸発器17や第二の蒸発器20の除霜中にも冷媒
制御弁18のイニシャライズを行うことにより、イニシ
ャライズの頻度が増え、冷媒制御弁の動作を、初期化し
た時点から制御することにより確実となり、信頼性の高
い冷却システムを得ることができる。
【0088】(実施の形態5)図10は本発明の実施の
形態5による冷凍冷蔵庫の断面概略図である。図11は
同実施の形態の動作を示すタイムチャートである。
【0089】第二の蒸発器20の定期的な除霜を行うた
めに、システム制御手段33にあらかじめ積算時間とし
て設定されている所定のタイミングT1になったとき、
システム制御手段33は、冷凍室19については、その
後所定時間tが経過するまで圧縮機13と第二の冷気循
環手段24を強制的にONし冷凍室19の冷却運転を継
続し、冷蔵室16については、第一の冷気循環手段23
はONしたままで冷媒制御弁18を閉じ、第一の蒸発器
17の除霜運転に入る。前記所定時間tが経過後は、圧
縮機13と第二の冷気循環手段24とを停止状態にし、
冷媒制御弁18は開とし、除霜ヒータ25bと第一の冷
気循環手段23とを作動状態にし除霜を開始する。
【0090】このときの除霜ヒータ25bの通電による
加熱で、通常運転中に第二の蒸発器20の表面に付着し
た霜は融解される。除霜ヒータ25bの通電による加熱
で第二の蒸発器20の表面の霜が融解すると、第二の蒸
発器20の温度も上昇し、蒸発器温度検知手段26は所
定温度K3℃以上を検知する。所定温度K3℃は第二の
蒸発器20に付着する霜が完全に融解する温度として設
定する。
【0091】冷媒制御弁18は第二の蒸発器20の除霜
中、開とし第一の蒸発器17の除霜を補助し、所定温度
K3検知前に全閉とする。そして、蒸発器温度検知手段
26が所定温度K3℃以上を検知すると、除霜ヒータ2
5bをOFFし、除霜運転を終了し、冷媒制御弁18を
開く。そして、圧縮機13と第二の冷気循環手段24と
第一の冷気循環手段23をONし、通常の冷却運転に復
帰する。
【0092】このように除霜終了直後に冷媒制御弁18
を全開にすることにより第一の蒸発器17に最適量の冷
媒をすばやく送ることができ、冷蔵室16内の温度上昇
が低減されることから、冷蔵室16内の食品の温度上昇
も抑えることができ、食品の鮮度を長く保つことができ
る。また、冷媒制御弁18を全開にすることにより圧縮
機13の高圧側と低圧側の圧力差がすばやく減少し圧縮
機13の起動性も良くなる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、庫内を冷蔵温度領域と冷凍温度領域に区画し、前
記冷蔵温度領域には第一の蒸発器を、前記冷凍温度領域
には第二の蒸発器を設け、前記第一の蒸発器の近傍には
第一の除霜ヒータを、前記第二の蒸発器の近傍には第二
の除霜ヒータを設けた冷凍冷蔵庫において、前記第二の
蒸発器を除霜する時にプリクール運転し、その後、前記
第二の除霜ヒータに通電するとともに、前記プリクール
運転中に前記第一の除霜ヒータに通電するようにしたの
で、第一の蒸発器の除霜時間を第二の蒸発器の除霜時間
より長くでき、第二の蒸発器の除霜終了時には、第一の
蒸発器は十分な除霜が行われ、各蒸発器の霜残りは発生
せず信頼性の高い冷却システムを得ることができる。
【0094】また、請求項2に記載の発明は、回転数可
変型の圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵温度領域
内に設けた第一の蒸発器と冷凍温度領域内に設けた第二
の蒸発器とを順次接続すると共に、前記第一の蒸発器を
バイパスして前記第二の蒸発器の入口に第二の減圧手段
を介して接続したバイパス路を設けた冷凍サイクルを有
し、庫内を冷蔵温度領域および冷凍温度領域に冷却する
ため、前記冷凍サイクルの冷媒の流れを制御する冷媒制
御弁と、前記第一の蒸発器の近傍に設けた第一の冷気循
環手段と、前記第二の蒸発器の近傍に設けた第二の冷気
循環手段とを設けた冷凍冷蔵庫において、前記第一の蒸
発器を除霜するため、前記冷媒制御弁により前記第一の
蒸発器への冷媒回路を閉成した状態で前記第一の冷気循
環手段を運転して前記第一の蒸発器の除霜をすると共
に、前記圧縮機の回転数を前記第一の蒸発器の除霜開始
前より低回転とするものであり、第二の蒸発器のみの冷
却モードに切替わった直後に圧縮機低圧側圧力が低下し
すぎて真空運転となり、冷媒に溶け込んだオイルの圧縮
機摺動部への潤滑不足となって生じる不具合を、圧縮機
の低回転化により防ぐことが出来、信頼性の高い冷却シ
ステムを得ることができる。
【0095】また、請求項3に記載の発明は、圧縮機と
凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵室内に設けた第一の蒸発
器と冷媒制御弁と冷凍室内に設けた第二の蒸発器とを順
次環状に連接すると共に、前記第一の減圧手段と前記第
一の蒸発器との間と前記冷媒制御弁と前記第二の蒸発器
との間とを第二の減圧手段を介して接続した冷凍サイク
ルと、前記第一の蒸発器の近傍に設けられ前記冷蔵室内
の冷気を循環させる第一の冷気循環手段と、前記第二の
蒸発器の近傍に設けられ前記冷凍室内の冷気を循環させ
る第二の冷気循環手段と、前記第二の蒸発器の近傍に設
けられ前記第二の蒸発器の除霜運転時に通電され前記第
二の蒸発器を加熱する除霜ヒータと、前記圧縮機と前記
冷媒制御弁と前記第一の冷気循環手段と前記第二の冷気
循環手段と前記除霜ヒータとを運転制御するシステム制
御手段とからなり、前記第二の蒸発器の除霜が必要な運
転モードになった時に前記システム制御手段は、前記除
霜ヒータに通電している時に前記冷媒制御弁を開から閉
に切り替えるものであり、除霜ヒータの加熱により高温
となった第二の蒸発器内の冷媒を第二の減圧手段側へ送
ることができるため、第二の減圧手段側の配管に着霜し
た霜を確実に取り除け、霜残りによる不具合を防止で
き、信頼性の高い冷却システムを得ることができる。
【0096】また、請求項5に記載の発明は、圧縮機と
凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵温度領域内に設けた第一
の蒸発器と冷凍温度領域内に設けた第二の蒸発器とを順
次接続すると共に、前記第一の蒸発器をバイパスして前
記第二の蒸発器の入口に第二の減圧手段を介して接続し
たバイパス路を設けた冷凍サイクルを有し、庫内を冷蔵
温度領域および冷凍温度領域に冷却するため、前記冷凍
サイクルの冷媒の流れを制御する冷媒制御弁と、前記第
一の蒸発器の近傍に設けた第一の冷気循環手段および第
一の除霜ヒータと、前記第二の蒸発器の近傍に設けた第
二の冷気循環手段および第二の除霜ヒータとを設けた冷
凍冷蔵庫において、前記第二の蒸発器の除霜終了を検知
した時に、閉じていた前記冷媒制御弁を全開にしてから
前記圧縮機の運転を再開するものであり、再起動時、第
一の蒸発器に冷媒をすばやく送ることができ、冷蔵室内
の温度上昇が低減され、冷蔵室内の食品の温度上昇も抑
えることができ、食品の鮮度を長く保つことができる。
また、冷媒制御弁を全開にすることにより圧縮機の高圧
側と低圧側の圧力差がすばやく減少し、圧縮機の起動性
も良くなり、安定した冷却システムを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍冷蔵庫の実施の形態1の断面
【図2】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷媒サイクル図
【図3】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の制御動作を示すタ
イムチャート
【図4】本発明による冷凍冷蔵庫の実施の形態2の断面
【図5】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の制御動作を示すタ
イムチャート
【図6】本発明による冷凍冷蔵庫の実施の形態3の断面
【図7】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の制御動作を示すタ
イムチャート
【図8】本発明による冷凍冷蔵庫の実施の形態4の断面
【図9】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の制御動作を示すタ
イムチャート
【図10】本発明による冷凍冷蔵庫の実施の形態5の断
面図
【図11】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の制御動作を示す
タイムチャート
【図12】従来の冷凍冷蔵庫の断面図
【符号の説明】
12 冷凍冷蔵庫箱体 13、13a 圧縮機 14 凝縮器 15 第一の減圧手段 16 冷蔵室 17 第一の蒸発器 18 冷媒制御弁 19 冷凍室 20 第二の蒸発器 21 第二の減圧手段 22 冷凍サイクル 23 第一の冷気循環手段 24 第二の冷気循環手段 25a 第一の除霜ヒータ 25b 第二の除霜ヒータ 26a、30 第一の除霜温度検知手段 26b 第二の除霜温度検知手段 27a 冷蔵室温度検知手段 27b 冷凍室温度検知手段 28、29、31、32、33 システム制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 竜也 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 山田 宏 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 浜野 泰樹 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 JA14 LA06 LA14 MA02 MA04 NA22 PA01 PA04 PA05 3L046 AA02 BA01 CA06 GA03 GB01 JA01 JA03 JA06 JA15 JA16 KA02 KA04 LA01 LA02 MA01 MA04 MA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を冷蔵温度領域と冷凍温度領域に区
    画し、前記冷蔵温度領域には第一の蒸発器を、前記冷凍
    温度領域には第二の蒸発器を設け、前記第一の蒸発器の
    近傍には第一の除霜ヒータを、前記第二の蒸発器の近傍
    には第二の除霜ヒータを設けた冷凍冷蔵庫において、前
    記第二の蒸発器を除霜する時にプリクール運転し、その
    後、前記第二の除霜ヒータに通電するとともに、前記プ
    リクール運転中に前記第一の除霜ヒータに通電すること
    を特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 回転数可変型の圧縮機と凝縮器と第一の
    減圧手段と冷蔵温度領域内に設けた第一の蒸発器と冷凍
    温度領域内に設けた第二の蒸発器とを順次接続すると共
    に、前記第一の蒸発器をバイパスして前記第二の蒸発器
    の入口に第二の減圧手段を介して接続したバイパス路を
    設けた冷凍サイクルを有し、庫内を冷蔵温度領域および
    冷凍温度領域に冷却するため、前記冷凍サイクルの冷媒
    の流れを制御する冷媒制御弁と、前記第一の蒸発器の近
    傍に設けた第一の冷気循環手段と、前記第二の蒸発器の
    近傍に設けた第二の冷気循環手段とを設けた冷凍冷蔵庫
    において、前記第一の蒸発器を除霜するため、前記冷媒
    制御弁により前記第一の蒸発器への冷媒回路を閉成した
    状態で前記第一の冷気循環手段を運転して前記第一の蒸
    発器の除霜をすると共に、前記圧縮機の回転数を前記第
    一の蒸発器の除霜開始前より低回転とすることを特徴と
    する冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵
    室内に設けた第一の蒸発器と冷媒制御弁と冷凍室内に設
    けた第二の蒸発器とを順次環状に連接すると共に、前記
    第一の減圧手段と前記第一の蒸発器との間と前記冷媒制
    御弁と前記第二の蒸発器との間とを第二の減圧手段を介
    して接続した冷凍サイクルと、前記第一の蒸発器の近傍
    に設けられ前記冷蔵室内の冷気を循環させる第一の冷気
    循環手段と、前記第二の蒸発器の近傍に設けられ前記冷
    凍室内の冷気を循環させる第二の冷気循環手段と、前記
    第二の蒸発器の近傍に設けられ前記第二の蒸発器の除霜
    運転時に通電され前記第二の蒸発器を加熱する除霜ヒー
    タと、前記圧縮機と前記冷媒制御弁と前記第一の冷気循
    環手段と前記第二の冷気循環手段と前記除霜ヒータとを
    運転制御するシステム制御手段とからなり、前記第二の
    蒸発器の除霜が必要な運転モードになった時に前記シス
    テム制御手段は、前記除霜ヒータに通電している時に前
    記冷媒制御弁を開から閉に切り替えることを特徴とする
    冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵
    温度領域内に設けた第一の蒸発器と冷凍温度領域内に設
    けた第二の蒸発器とを順次接続すると共に、前記第一の
    蒸発器をバイパスして前記第二の蒸発器の入口に第二の
    減圧手段を介して接続したバイパス路を設けた冷凍サイ
    クルを有し、庫内を冷蔵温度領域および冷凍温度領域に
    冷却するため、前記冷凍サイクルの冷媒の流れを制御す
    る冷媒制御弁と、前記第一の蒸発器の近傍に設けた第一
    の冷気循環手段および第一の除霜ヒータと、前記第二の
    蒸発器の近傍に設けた第二の冷気循環手段および第二の
    除霜ヒータとを設けた冷凍冷蔵庫において、前記第二の
    蒸発器の除霜による前記圧縮機の停止時に、前記冷媒制
    御弁を全閉もしくは全開にするイニシャライズ動作を行
    うことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵
    温度領域内に設けた第一の蒸発器と冷凍温度領域内に設
    けた第二の蒸発器とを順次接続すると共に、前記第一の
    蒸発器をバイパスして前記第二の蒸発器の入口に第二の
    減圧手段を介して接続したバイパス路を設けた冷凍サイ
    クルを有し、庫内を冷蔵温度領域および冷凍温度領域に
    冷却するため、前記冷凍サイクルの冷媒の流れを制御す
    る冷媒制御弁と、前記第一の蒸発器の近傍に設けた第一
    の冷気循環手段および第一の除霜ヒータと、前記第二の
    蒸発器の近傍に設けた第二の冷気循環手段および第二の
    除霜ヒータとを設けた冷凍冷蔵庫において、前記第二の
    蒸発器の除霜終了を検知した時に、閉じていた前記冷媒
    制御弁を全開にしてから前記圧縮機の運転を再開するこ
    とを特徴とする冷凍冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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