JPH08121895A - 吸収式冷凍機の制御方法 - Google Patents

吸収式冷凍機の制御方法

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JPH08121895A
JPH08121895A JP6260576A JP26057694A JPH08121895A JP H08121895 A JPH08121895 A JP H08121895A JP 6260576 A JP6260576 A JP 6260576A JP 26057694 A JP26057694 A JP 26057694A JP H08121895 A JPH08121895 A JP H08121895A
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heating
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濃液濃度の余裕度を小さくして吸収式冷凍機
の運転範囲を拡大する。 【構成】 濃液濃度が上昇して設定値になったときに
は、高温再生器1の加熱量を絞る前に加熱を停止して高
温再生器1の運転を第1の所定時間停止し、吸収液を循
環して濃液の稀釈を行い、濃液の濃度を急激に低下さ
せ、高温再生器1の運転を停止するとき及びその後高温
再生器1の加熱量を絞って運転するときの濃液濃度の設
定値を結晶析出濃度に近く設定し、従来の制御より結晶
析出濃度と設定値との余裕度を大きくし、その分吸収式
冷凍機の運転範囲を拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸収式冷凍機の制御方法
に関し、特に、濃液濃度に基づいて再生器の加熱を制御
する吸収式冷凍機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭58−160783号公報
には、凝縮器の冷媒凝縮温度から凝縮圧力を算出する
か、直接凝縮圧力を検出し、この圧力と低温再生器の温
度とから濃液濃度を算出し、この濃液の温度が一番低く
なる低温熱交換器出口温度を別に検出し、この温度の吸
収液結晶濃度と上記算出した濃液濃度との差を濃度余裕
度としてとらえ、この濃度余裕度が設定値と比較して大
なら加熱源の入力を増加させ、小ならば減少させる制御
を行い、結晶防止と高効率運転とを行うようにした吸収
冷凍機制御装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では濃
液濃度を算出し、低温熱交換器出口濃液温度から結晶析
出特性曲線に従って結晶析出濃度を算出する。そして、
結晶析出濃度と算出した濃液濃度との差を濃液余裕度と
して算出する。さらに、濃度余裕度の設定値を設定器に
設定しておき、算出した濃度余裕度が設定器に設定され
た値より大きくなると、加熱量は増加され濃度余裕度が
設定値になるように制御され、小さくなると加熱量が減
少され、濃度余裕度が設定値になるように制御される。
【0004】また、冷水出口温度にも設定器により設置
値が設定されており、冷水出口温度が設定値より高くな
ると高温再生器の加熱量が増加され、低くなると加熱量
が減少され、加熱量は冷水出口温度が設定値になるよう
に制御される。そして、濃液濃度に基づく加熱量制御と
冷水出口温度に基づく加熱量制御との双方の制御の合計
が実際の加熱源制御量として加熱源制御弁に与えられ
る。
【0005】上記のように加熱制御として2つの異なっ
た制御が行われることになり、制御場の矛盾が発生す
る。即ち、冷水出口温度が設定値に達している時、濃液
濃度が上昇し、濃液余裕度が設定値より小さくなると、
加熱量は減少され、濃液余裕度が設定値になるように制
御される。しかし、濃度が薄くなると、冷凍能力が出に
くくなるので冷水出口温度は上昇してくる。すると、冷
水出口温度が設定値より高くなるため、加熱量は増大さ
れ冷水出口温度が設定値になるように制御される。この
ため、また、濃液濃度が上昇し、濃液余裕度が設定値よ
り小さくなり結晶の危険はいっこうに解消されない。
【0006】また、濃液余裕度が設定値に達している
時、冷水負荷が減少して冷水出口温度が低下して設定値
より低下した場合、加熱量は減少され、冷水出口温度が
設定値になるように制御される。しかし、加熱量を減少
させれば濃液濃度は薄くなり、濃液余裕度は設定値より
大きくなってしまう。このため、加熱量は増大され、濃
液余裕度が設定値になるように制御される。そして、加
熱量の増大によって冷水出口温度は低下し、負荷に対応
した冷水出口温度制御を行うことができなくなる。
【0007】以上のように、冷水出口温度と濃液余裕度
との両方を同時に設定値に合わせようとする制御は成立
しない場合があり、このような場合にどちらか一方を満
足するような制御、即ち、優先順位を持った制御が必要
であった。本発明は、結晶の発生を防止すると共に、吸
収式冷凍機の運転範囲を広げることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、再生器、凝縮器、蒸発
器及び吸収器などを配管接続して冷媒及び吸収液の循環
路を形成し、再生器の加熱量を蒸発器の冷水出口温度に
基づいて制御する吸収式冷凍機の制御方法において、濃
液濃度が上昇して設定値になったときには、一旦再生器
の加熱を停止してその後第1の所定時間経過後に再生器
の加熱を開始し、この再生器の加熱開始時には再生器の
加熱量を濃液濃度が設定値になった時の加熱量より少な
い加熱量に第2の所定時間制御する吸収式冷凍機の制御
方法を提供するものである。
【0009】また、請求項2の発明は、再生器、凝縮
器、蒸発器及び吸収器などを配管接続して冷媒及び吸収
液の循環路を形成し、再生器の加熱量を蒸発器の冷水出
口温度に基づいて制御する吸収式冷凍機の制御方法にお
いて、濃液濃度が上昇して設定値になったときには、一
旦再生器の加熱を停止してその後第1の所定時間経過後
に再生器の加熱を開始し、この再生器の加熱開始時には
再生器の加熱量を濃液濃度が設定値になった時の加熱量
に1より小さい値を乗じた加熱量に第2の所定時間制御
する吸収式冷凍機の制御方法を提供するものである。
【0010】また、請求項3の発明は、再生器、凝縮
器、蒸発器及び吸収器などを配管接続して冷媒及び吸収
液の循環路を形成し、再生器に接続され熱源流体が流れ
る配管に設けられた制御弁の開度を蒸発器の冷水出口温
度に基づいて制御する吸収式冷凍機の制御方法におい
て、濃液濃度が上昇して設定値になったときには、一旦
制御弁を閉じその後第1の所定時間経過後に制御弁を開
いて再生器の加熱を開始し、この再生器の加熱開始時に
は制御弁の開度を濃液濃度が設定値になった時の開度に
1より小さい値を乗じた開度に第2の所定時間制御する
吸収式冷凍機の制御方法を提供するものである。。
【0011】また、請求項4の発明は、上記第2の所定
時間が経過したとき、濃液濃度が設定値以上の場合に
は、吸収式冷凍機の運転を停止させる吸収式冷凍機の制
御方法を提供するものである。また、請求項5の発明
は、表示器を備え、上記第2の所定時間が経過したと
き、濃液濃度が設定値以上の場合には、吸収式冷凍機の
運転を停止させ、かつ表示器を動作させることを特徴と
する請求項1、請求項2及び請求項3記載の吸収式冷凍
機の制御方法を提供するものである。
【0012】さらに、請求項6の発明は、上記第2の所
定時間が経過したとき、濃液濃度が設定値以上の場合に
は、第2の所定時間経過後、再生器の加熱を第1の所定
時間より長い第3の所定時間停止させることを特徴とす
る請求項1、請求項2及び請求項3記載の吸収式冷凍機
の制御方法を提供するものである。また、請求項7の発
明は、上記第2の所定時間が経過したとき、濃液濃度が
設定値以上の場合には、第2の所定時間経過後、再生器
の加熱を第1の所定時間より長い第3の所定時間停止さ
せ、その後第3の所定時間の経過ごとに濃液濃度と設定
値と比較して濃液濃度が設定値以上の時には再生器の加
熱を停止し、再生器の加熱停止回数が所定回数に達した
ときには、吸収式冷凍機の運転を停止することを特徴と
する請求項1、請求項2及び請求項3記載の吸収式冷凍
機の制御方法を提供するものである。
【0013】
【作用】請求項1、請求項2及び請求項3の発明によれ
ば、濃液の濃度が上昇して高温再生器1の加熱量を絞る
前に加熱を停止して再生器の運転を第1の所定時間停止
し、吸収液を循環して濃液の稀釈を行い、濃液の濃度を
急激に低下させ、再生器の運転を停止するとき及びその
後再生器の加熱量を絞って運転するときの濃液濃度の設
定値を結晶析出濃度に近く設定することができ、濃液の
濃度が設定値に達したときに燃焼を止めないで加熱量を
所定時間少なくするような従来の制御より結晶析出濃度
と設定値との余裕度を小さくすることができ、再生器の
冷水出口温度に基づく運転範囲を広くし、かつ吸収液の
結晶を回避することが可能になる。
【0014】また、請求項4の発明によれば、第1の所
定時間及び第2の所定時間が経過したとき、濃液の濃度
が設定値より高いときには、吸収式冷凍機の運転を停止
し、吸収液の濃縮を回避することができ、吸収式冷凍機
の吸収液循環路に設けられた機器の故障による濃液の結
晶化を確実に回避することが可能になる。また、請求項
5の発明によれば、第2の所定時間が経過したとき、濃
液濃度が設定値より高いときには、表示器が動作し、吸
収式冷凍機の管理者に異常を報知するので、管理者は吸
収液の濃度異常を速やかに知り、他の異常あるいは故障
と区別して吸収式冷凍機を点検することができる。この
結果、保守点検作業を簡略化することが可能になる。
【0015】また、請求項6の発明によれば、第2の所
定時間の経過後、濃液の濃度が設定値以上の場合には再
生器の加熱を前回の加熱停止時間である第1の所定時間
より長い第3の所定時間停止し、稀液をさらに長い時間
循環させて吸収液、特に濃液の濃度はさらに低下し、濃
液の濃度が設定値より低くなったときには、吸収式冷凍
機の運転停止を回避して運転を継続しつつ吸収式冷凍機
の運転の安定性を向上することが可能になる。
【0016】さらに、請求項7の発明によれば、再生器
が運転を停止した後の運転停止回数をカウントし、カウ
ント回数が所定回数に達するまでは再生器の運転を停止
するだけで、吸収液及び冷媒の循環を継続し、負荷への
冷水供給を行い、所定回数に達したとき、吸収式冷凍機
の運転を停止し、吸収式冷凍機の運転をなるべく継続さ
せ、負荷への冷水供給を継続しつつ吸収式冷凍機での吸
収液の結晶発生を回避することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図に示したものは二重効用吸収式冷凍機
であり、冷媒に例えば水(H2 O)、吸収液(溶液)に
臭化リチウム(LiBr)溶液を使用したものである。
図において、1はガスバーナ1Bを備えた高温再生器、
2は低温再生器、3は凝縮器、4は蒸発器、5は吸収
器、6は低温熱交換器、7は高温熱交換器、8乃至12
は吸収液配管、15は吸収液ポンプ、16乃至18は冷
媒配管、19は冷媒ポンプ、20はガスバーナ1Bに接
続されたガス配管、21はガス配管20に設けられた加
熱量制御弁、21Aはガス配管20の加熱量制御弁21
より上流側に設けられた例えば遮断弁などの開閉弁、2
2は冷水配管、23は冷却水配管であり、それぞれは図
に示したように配管接続されている。
【0018】また、24は冷水配管22の蒸発器冷水出
口側に設けられた冷水出口温度検出器(以下第1温度セ
ンサという。)、25は凝縮器3に設けられた凝縮器温
度検出器(以下第2温度センサという。)、26は低温
再生器2の出口側に設けられた再生温度検出器(以下第
3温度センサという。)である。さらに、27は吸収式
冷凍機の制御装置であり、30は第2、第3温度センサ
25、26から温度信号を入力して濃液濃度を算出する
濃度算出器、31は濃度算出器30からの信号、及び第
1温度センサ24からの信号に基づいて動作する容量制
御装置である。また、32は第1タイマ装置、33は第
2タイマ装置、34は表示器、35はブザーである。そ
して、第1タイマ装置32には、濃液の濃度が設定値に
達したときに開閉弁21Aを閉じ、高温再生器1のガス
バーナ1Bの燃焼を停止して加熱を停止し、高温再生器
1の運転を停止する第1の所定時間が設定されている。
また、第2タイマ装置33には、第1の所定時間が経過
したとき、濃液の濃度が設定値に達しているときに加熱
量制御弁21の開度を燃焼停止直前の開度より、小さく
して燃焼量即ち加熱量を抑えて高温再生器1を運転する
第2の所定時間が設定されている。
【0019】上記のように構成されたに二重効用吸収式
冷凍機の運転時、制御装置27は開閉弁21Aへ開信号
を出力し、バーナ1Bはガスが供給されて燃焼する。そ
して、高温再生器1において濃度が薄い吸収液(以下稀
吸収液という。)が加熱され、稀吸収液から冷媒が分離
して蒸発する。蒸発した冷媒は低温再生器2を流れ、低
温再生器2の吸収液と熱交換し温度低下して凝縮器3へ
流れる。高温再生器1から低温再生器2を経て凝縮器3
へ流れた冷媒蒸気と低温再生器2にて吸収液から分離し
て蒸発し凝縮器3へ流れた冷媒蒸気とは、共に冷却水配
管23を流れる水と熱交換して凝縮液化し、冷媒配管1
7は経て蒸発器4へ流れる。そして、冷媒液が冷水配管
22内の冷水と熱交換して蒸発し、気化熱によって冷水
が冷却されて負荷へ供給される。また、蒸発器4で蒸発
した冷媒は吸収器5へ流れ、散布された濃い吸収液(以
下濃液という。)に吸収される。
【0020】吸収器5にて冷媒を吸収した稀吸収液は、
吸収液ポンプ15の運転によって低温熱交換器6及び高
温熱交換器7を経て温度上昇して高温再生器1へ送られ
る。高温再生器1に流入した稀吸収液はバーナ1Bによ
って加熱され、冷媒が分離して蒸発し、中濃度の吸収液
が高温熱交換器7を経て温度低下して低温再生器2へ流
れる。低温再生器2にて吸収液は高温再生器1から流れ
てきた冷媒蒸気によって加熱され、さらに冷媒が分離し
て蒸発する。そして、さらに濃度が高くなった濃液が低
温熱交換器6にて吸収器5からの稀吸収液と熱交換して
温度低下して吸収器5へ流れ、散布される。
【0021】上記のように吸収式冷凍機が運転されてい
るとき、容量制御装置31は第1温度センサ24から冷
水出口温度の信号を入力し、この信号に基づいて制御弁
35へ信号を出力する。そして、高温再生器1の加熱量
が冷水出口温度によって制御される。また、濃度算出装
置30が第3温度センサ26と第2温度センサ25との
双方から低温再生器再生温度T1と凝縮温度T2との信
号を入力する。そして、濃度算出装置30にて下記の一
次近似式
【0022】
【数1】
【0023】に基づいて濃液濃度Xが算出される。ここ
で、上記式において、a1、a2、a3及びa4は定数
である。そして、濃度算出装置30にて算出された濃液
濃度の信号が容量制御装置31へ出力される。容量制御
装置31にて濃液濃度と予め設定された設定値とが比較
される。例えば濃液濃度が上昇して設定値になった場合
には、容量制御装置31が動作する。そして、容量制御
装置31は加熱量制御弁21に全閉信号を出力し、高温
再生器1の吸収液の加熱即ち運転は停止する。高温再生
器1が運転を停止した後も制御装置27は吸収液ポンプ
15へ運転信号を継続して出力し、稀吸収液は循環して
吸収液の濃度は次第に低下する。また、容量制御装置3
1が全閉信号を出力すると同時に第1タイマ装置32が
カウントを開始する。
【0024】さらに、高温再生器1が運転停止しても冷
媒ポンプ19は運転を継続し、蒸発器4で冷却された冷
水が負荷へ供給される。高温再生器1の運転が停止して
から第1の所定時間、例えば5分が経過するとタイマ装
置3はカウントアップしてカウントがリセットされると
共に信号を出力する。この信号を入力した容量制御装置
31は加熱量制御弁21に開信号を出力し、加熱量制御
弁21の開度は前回の全閉直前の開度に1より少ない数
を乗じた値(例えば60%)を乗じた値に設定される。
即ち、濃液濃度が設定値になり加熱量制御弁21が閉じ
る直前の開度が例えば90%のときには、加熱再開時の
開度は、90×0.6=54〔%〕に設定される。この
結果、加熱量制御弁21は前回の加熱停止時の開度より
小さい開度に絞られ、バーナ1Bへ供給されるガスの量
は減少し加熱量は減少する。
【0025】また、第2タイマ装置33は上記のリセッ
ト後の時間、即ち加熱量制御弁21が開き燃焼を開始し
てからの時間をカウントする。上記のように、高温再生
器1の加熱量が減少すると、高温再生器1で発生する冷
媒蒸気の量が減少し、吸収液は高温再生器1の運転停止
前より濃縮されなくなる。この結果、高温再生器1から
低温再生器2へ流れる吸収液の量は増加すると共に吸収
液の濃度は低下する。さらに、吸収器5での冷媒蒸気の
吸収は継続し、吸収器5から高温再生器へ流れる稀吸収
液の濃度は低下、吸収式冷凍機を循環する吸収液の濃度
は低下する。そして、低温再生器再生温度も低下する
と、濃度算出装置30にて算出された濃液の濃度も低下
する。
【0026】上記のように高温再生器1が運転を再開し
てから第2の所定時間、例えば10分が経過すると、第
2タイマ装置33はカウントアップして信号を容量制御
装置31へ出力してリセットする。容量制御装置31は
信号を入力すると動作し、濃度算出装置30が算出した
濃液濃度を設定値と比較する。そして、濃液濃度が設定
値以下のときには、蒸発器4からの冷水出口温度に基づ
いて加熱量制御弁21へ開閉信号を出力する。この結
果、以後、加熱量制御弁21の開度は冷水出口温度に応
じて制御される。
【0027】また、第2の所定時間が経過したとき、濃
度算出装置30が算出した濃液の濃度が設定値より高い
ときには、容量制御装置31は吸収式冷凍機の運転停止
信号を出力し、制御装置27は開閉弁21Aへ閉信号を
出力し、ガスバーナ20へのガス供給が停止して高温再
生器1の運転は停止する。また、制御装置27は冷媒ポ
ンプ19に運転停止信号を出力して冷媒ポンプ15の運
転は停止する。さらに制御装置27は、高温再生器1の
停止後所定時間吸収液ポンプ15へ運転信号を出力し、
吸収液を循環させていわゆる稀釈運転を行った後、吸収
液ポンプ15へ運転停止信号を出力する。このため、吸
収液ポンプ15の運転も停止する。
【0028】さらに、容量制御装置31は第2の所定時
間が経過したとき、濃液濃度が設定値より高いときに
は、表示器34及びブザー35へ信号を出力し、表示器
34に設けられた例えば発光素子が点滅し、かつ、ブザ
ー35が鳴り吸収式冷凍機の管理者に異常を報知する。
上記本発明の実施例によれば、濃液濃度が設定値になっ
たときには、容量制御装置31が動作して、高温再生器
1のガスバーナ20は燃焼を停止し、第1の所定時間高
温再生器1の運転が停止した状態で吸収液ポンプ15は
運転を継続し、、稀吸収液は循環して吸収液の濃度は次
第に低下する。冷媒ポンプ19は運転を継続し、蒸発器
4で冷却された冷水が負荷へ供給される。この結果、濃
液の濃度は短時間で低下し、濃液の結晶化を回避するこ
とができる。
【0029】また、高温再生器1の運転が停止してから
第1の所定時間経過すると、容量制御装置31は加熱量
制御弁21に開信号を出力し、加熱量制御弁21の開度
は第2の所定時間、加熱停止直前の開度より小さい開
度、例えば加熱停止直前の開度の60%に設定されるの
で、加熱再開時においても、冷水出口温度に関係なく吸
収液の濃縮が加熱停止直前より減速され、吸収液の濃度
を継続して薄く保つことができ、濃液の結晶化を確実に
回避することができる。
【0030】また、濃液の濃度が上昇して高温再生器1
のガスバーナ20の燃焼を絞る前にガスバーナ20の燃
焼を停止して高温再生器1の運転を第1の所定時間停止
し、吸収液を循環して濃液の稀釈を行い、濃液の濃度を
急激に低下させるので、高温再生器1の運転を停止する
とき及びその後高温再生器1の加熱量を絞って運転する
ときの濃液濃度の設定値を結晶析出濃度に近く設定する
ことができる。この結果、濃液の濃度が設定値に達した
ときにガスバーナ20の燃焼を止めないで加熱量を所定
時間少なくするような従来の制御より結晶析出濃度と設
定値との余裕度をことができ、高温再生器1の冷水出口
温度に基づく運転範囲を広くし、かつ吸収液の結晶を回
避することができる。
【0031】さらに、第2の所定時間が経過したとき、
濃度算出装置30が算出した濃液の濃度が設定値より高
いときには、容量制御装置31は吸収式冷凍機の運転停
止信号を出力し、開閉弁21Aへ閉信号を出力し、ガス
バーナ20へのガス供給が停止して高温再生器1の運転
は停止する。この結果、その後の吸収液の濃縮を回避す
ることができ、吸収式冷凍機の吸収液循環路、特に低温
再生器などの吸収液循環量の減少などの機器の故障によ
る濃液の結晶化を確実に回避することができる。
【0032】さらに、容量制御装置31は第2の所定時
間が経過したとき、濃液濃度が設定値より高いときに
は、表示器34及びブザー35へ信号を出力し、表示器
34に設けられた例えば発光素子が点滅し、かつ、ブザ
ー35が鳴り吸収式冷凍機の管理者に異常を報知するの
で、管理者は吸収液の濃度異常を速やかに知ることがで
き、他の異常あるいは故障と区別して吸収式冷凍機を点
検することができる。この結果、保守点検作業を簡略化
することができる。
【0033】以下、請求項6及び7の発明の実施例につ
いて説明する。なお、上記実施例と同様な構成について
は詳細な説明は省略する。図2は、請求項6及び請求項
7に関する制御装置41のブロック回路図であり、次1
に示した制御装置27にさらに第3タイマ装置42及び
カウンタ43が設けられている。
【0034】そして、吸収式冷凍機の運転時、上記実施
例と同様に濃液の濃度が設定値に達して高温再生器1の
運転が第1の所定時間停止した後、第2の所定時間高温
再生器1の加熱量を前回の停止直前よりも小さくして高
温再生器1を運転する。第2の所定時間が経過した後、
濃液濃度が設定濃度より高いときには、容量制御装置3
1は開閉弁21Aへ閉信号を出力し、ガスバーナ20へ
のガス供給が停止して高温再生器1の運転は停止する。
そして、容量制御装置31は第3タイマ装置42に信号
を出力し、第3タイマ装置42は、カウントを開始す
る。また、容量制御装置31はカウンタ43へ信号を出
力し、カウンタ43は停止回数1回をカウントする。第
3タイマ装置42が動作している間、吸収液ポンプ15
は運転を継続して、稀液が循環して一層吸収液の濃度が
低下する。また、冷媒ポンプ19は運転を継続し、高温
再生器1の残留能力によって冷媒が分離蒸発し、高温再
生器1の運転停止前より温度が上昇した冷水が蒸発器4
から負荷へ供給される。
【0035】高温再生器1が運転を停止して第3タイマ
装置42が動作を開始してから第1の所定時間より長い
第3の所定時間、例えば10分が経過すると、第3タイ
マ装置42がカウントアップして信号を容量制御装置3
1へ出力する。容量制御装置31は濃液の濃度と設定値
とを比較し、濃液の濃度が設定値より低いときには、高
温再生器1の運転を再開させ、吸収式冷凍機は通常の運
転を開始する。他方濃液の濃度が設定値以上のときに
は、容量制御装置31は高温再生器1の運転を再開せ
ず、第3タイマ装置42及びカウンタ43へ信号を出力
する。この信号によって第3タイマ装置42はリセット
し、再びカウントを開始する。また、カウンタ43は停
止回数2回をカウントする。第3タイマ装置42が動作
している間、上記と同様に吸収液ポンプ15及び冷媒ポ
ンプ19は運転を継続する。
【0036】高温再生器1が運転を停止して第3タイマ
装置42が動作を開始してから再び第3の所定時間が経
過すると、第3タイマ装置42がカウントアップして信
号を容量制御装置31へ出力する。容量制御装置31は
濃液の濃度と設定値とを比較し、濃液の濃度が設定値よ
り低いときには、高温再生器1の運転を再開させ、吸収
式冷凍機は通常の運転を開始する。他方濃液の濃度が設
定値以上のときには、容量制御装置31は高温再生器1
の運転を再開せず、カウンタ43へ信号を出力し、カウ
ンタ43は予め設定されている所定回数である停止回数
3回をカウントする。このため、カウンタ43は容量制
御装置31へ信号を出力し、容量制御装置31はカウン
タ43からの信号に基づいて吸収式冷凍機の運転停止信
号を出力し、制御装置27は開閉弁21Aへ閉信号を継
続して出力し、ガスバーナ20へガスが供給がされず高
温再生器1は運転は停止している。また、制御装置27
は冷媒ポンプ19に運転停止信号を出力して冷媒ポンプ
15の運転は停止する。さらに制御装置27は、高温再
生器1の停止後所定時間吸収液ポンプ15へ運転信号を
出力し、吸収液を循環させていわゆる稀釈運転を行った
後、吸収液ポンプ15へ運転停止信号を出力する。この
ため、吸収液ポンプ15の運転も停止する。
【0037】上記実施例によれば、第2の所定時間の経
過後、濃液の濃度が設定値以上の場合には高温再生器1
の加熱を前回の加熱停止時間である第1の所定時間より
長い第3の所定時間停止するので、稀液をさらに長い時
間循環させて吸収液、特に濃液の濃度をさらに低下させ
ることができ、濃液の濃度が設定値より低くなったとき
には、吸収式冷凍機の運転停止を回避して運転を継続し
つつ吸収式冷凍機の運転の安定性を向上することができ
る。
【0038】また、高温再生器1が運転を停止した後の
運転停止回数をカウントし、カウント回数が所定回数に
達するまでは高温再生器1の運転を停止するだけで、吸
収液ポンプ15及び冷媒ポンプ19の運転を継続し、負
荷への冷水供給を行い、所定回数に達したとき、吸収式
冷凍機の運転を停止するので、吸収式冷凍機の運転をな
るべく継続させ、負荷への冷水供給を継続しつつ吸収式
冷凍機での吸収液の結晶発生を回避することができる。
【0039】尚、本願発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本願発明の主旨を逸脱しない範囲にて種
々に実施が可能である。例えば上記実施例においては、
図1にて、一重効用吸収式冷凍機について説明したが、
二重効用吸収式冷凍機に本願発明を実施した場合にも、
上記各実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記のような吸収式冷凍機の制
御方法であり、請求項1の発明によれば、濃液濃度が上
昇して設定値になったときには、一旦再生器の加熱を停
止してその後第1の所定時間経過後に再生器の加熱を開
始し、この再生器の加熱開始時には再生器の加熱量を濃
液濃度が設定値になった時の加熱量より少ない加熱量に
第2の所定時間制御するので、濃液の濃度が上昇して再
生器の加熱量を絞る前に加熱を停止して濃液の稀釈を行
い、濃液の濃度を急激に低下させ、再生器の運転を停止
するとき及びその後再生器の加熱量を絞って運転すると
きの濃液濃度の設定値を結晶析出濃度に近く設定するこ
とができる。この結果、濃液の濃度が設定値に達したと
きに加熱量を所定時間少なくするような従来の制御より
結晶析出濃度と設定値との余裕度を小さくすることがで
き、再生器の冷水出口温度に基づく運転範囲を広くし、
かつ吸収液の結晶を回避することができる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、濃液濃度
が上昇して設定値になったときには、一旦再生器の加熱
を停止してその後第1の所定時間経過後に再生器の加熱
を開始し、この再生器の加熱開始時には再生器の加熱量
を濃液濃度が設定値になった時の加熱量に1より小さい
値を乗じた加熱量に第2の所定時間制御するので、濃液
の濃度が上昇して再生器の加熱量を絞る前に加熱を停止
し、濃液の濃度を急激に低下させ、再生器の運転を停止
するとき及びその後再生器の加熱量を絞って運転すると
きの濃液濃度の設定値を結晶析出濃度に近く設定するこ
とができる。この結果、濃液の濃度が設定値に達したと
きに加熱を止めないで加熱量を所定時間少なくするよう
な従来の制御より結晶析出濃度と設定値との余裕度を小
さくすることができ、再生器1の冷水出口温度に基づく
運転範囲を広くし、かつ吸収液の結晶を回避することが
できる。また、第2の所定時間には加熱量を確実に加熱
停止直前の加熱量より小さく抑えつつ、再生器を運転し
て冷却水を負荷へ供給することができる。
【0042】また、請求項3の発明によれば、濃液濃度
が上昇して設定値になったときには、一旦高温再生器の
加熱を停止し、その後第1の所定時間経過後に再生器の
加熱を開始し、この再生器の加熱開始時には制御弁の開
度を濃液濃度が設定値になった時の開度に1より小さい
値を乗じた開度に第2の所定時間制御するので、濃液の
濃度が上昇して制御弁の開度を絞る前に再生器の加熱を
停止し、濃液の濃度を急激に低下させ、再生器の運転を
停止するとき及びその後制御弁の開度を絞って運転する
ときの濃液濃度の設定値を結晶析出濃度に近く設定する
ことができる。この結果、濃液の濃度が設定値に達した
ときに加熱を止めないで加熱量を所定時間少なくするよ
うな従来の制御より結晶析出濃度と設定値との余裕度を
小さくすることができ、再生器の冷水出口温度に基づく
運転範囲を広くし、かつ吸収液の結晶を回避することが
できる。第2の所定時間には制御弁の開度を確実に加熱
停止直前の開度より小さく抑えつつ、再生器を運転して
冷却水を負荷へ供給することができる。
【0043】また、請求項4の発明によれば、上記第2
の所定時間が経過したとき、濃液濃度が設定値以上の場
合には、吸収式冷凍機の運転を停止させるので、その後
の吸収液の濃縮を回避することができ、吸収式冷凍機の
吸収液循環路、特に濃液の循環量の減少などの機器の故
障による濃液の結晶化を確実に回避することができる。
【0044】また、請求項5の発明によれば、表示器を
備え、上記第2の所定時間が経過したとき、濃液濃度が
設定値以上の場合には、吸収式冷凍機の運転を停止さ
せ、かつ表示器を動作させるので、管理者は吸収液の濃
度異常を速やかに知ることができ、他の異常あるいは故
障と区別して吸収式冷凍機を点検することができる。こ
の結果、保守点検作業を簡略化することができる。
【0045】また、請求項6の発明によれば、上記第2
の所定時間が経過したとき、濃液濃度が設定値以上の場
合には、第2の所定時間経過後、再生器の加熱を第1の
所定時間より長い第3の所定時間停止させるので、稀液
をさらに長い時間循環させて吸収液、特に濃液の濃度を
さらに低下させることができ、濃液の濃度が設定値より
低くなったときには、吸収式冷凍機の運転停止を回避し
つつ運転を継続し、濃液の余裕度を一層小さくして吸収
式冷凍機の運転の安定性を一層向上することができる。
【0046】さらに、請求項7の発明のよれば、上記第
2の所定時間が経過したとき、濃液濃度が設定値以上の
場合には、第2の所定時間経過後、再生器の加熱を第1
の所定時間より長い第3の所定時間停止させ、その後第
3の所定時間の経過ごとに濃液濃度と設定値と比較して
濃液濃度が設定値以上の時には再生器の加熱を停止し、
再生器の加熱停止回数が所定回数に達したときには、吸
収式冷凍機の運転を停止するので、吸収式冷凍機の運転
をなるべく継続させ、負荷への冷水供給を継続しつつ吸
収式冷凍機での吸収液の結晶発生を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の請求項1乃至請求項5の実施例を示
す吸収式冷凍機の概略構成図である。
【図2】本願発明の請求項6及び請求項7の実施例を示
す制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 低温再生器 3 凝縮器 4 蒸発器 5 吸収器 15 吸収液ポンプ 19 冷媒ポンプ 21 加熱量制御弁 21A 開閉弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器など
    を配管接続して冷媒及び吸収液の循環路を形成し、再生
    器の加熱量を蒸発器の冷水出口温度に基づいて制御する
    吸収式冷凍機の制御方法において、濃液濃度が上昇して
    設定値になったときには、一旦再生器の加熱を停止して
    その後第1の所定時間経過後に再生器の加熱を開始し、
    この再生器の加熱開始時には再生器の加熱量を濃液濃度
    が設定値になった時の加熱量より少ない加熱量に第2の
    所定時間制御することを特徴とする吸収式冷凍機の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器など
    を配管接続して冷媒及び吸収液の循環路を形成し、再生
    器の加熱量を蒸発器の冷水出口温度に基づいて制御する
    吸収式冷凍機の制御方法において、濃液濃度が上昇して
    設定値になったときには、一旦再生器の加熱を停止して
    その後第1の所定時間経過後に再生器の加熱を開始し、
    この再生器の加熱開始時には再生器の加熱量を濃液濃度
    が設定値になった時の加熱量に1より小さい値を乗じた
    加熱量に第2の所定時間制御することを特徴とする吸収
    式冷凍機の制御方法。
  3. 【請求項3】 再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器など
    を配管接続して冷媒及び吸収液の循環路を形成し、再生
    器に接続され熱源流体が流れる配管に設けられた制御弁
    の開度を蒸発器の冷水出口温度に基づいて制御する吸収
    式冷凍機の制御方法において、濃液濃度が上昇して設定
    値になったときには、一旦再生器の加熱を停止し、その
    後第1の所定時間経過後に再生器の加熱を開始し、この
    再生器の加熱開始時には制御弁の開度を濃液濃度が設定
    値になった時の開度に1より小さい値を乗じた開度に第
    2の所定時間制御することを特徴とする吸収式冷凍機の
    制御方法。
  4. 【請求項4】 上記第2の所定時間が経過したとき、濃
    液濃度が設定値以上の場合には、吸収式冷凍機の運転を
    停止させることを特徴とする請求項1、請求項2及び請
    求項3記載の吸収式冷凍機の制御方法。
  5. 【請求項5】 表示器を備え、上記第2の所定時間が経
    過したとき、濃液濃度が設定値以上の場合には、吸収式
    冷凍機の運転を停止させ、かつ表示器を動作させること
    を特徴とする請求項1、請求項2及び請求項3記載の吸
    収式冷凍機の制御方法。
  6. 【請求項6】 上記第2の所定時間が経過したとき、濃
    液濃度が設定値以上の場合には、第2の所定時間経過
    後、再生器の加熱を第1の所定時間より長い第3の所定
    時間停止させることを特徴とする請求項1、請求項2及
    び請求項3記載の吸収式冷凍機の制御方法。
  7. 【請求項7】 上記第2の所定時間が経過したとき、濃
    液濃度が設定値以上の場合には、第2の所定時間経過
    後、再生器の加熱を第1の所定時間より長い第3の所定
    時間停止させ、その後第3の所定時間の経過ごとに濃液
    濃度と設定値と比較して濃液濃度が設定値以上の時には
    再生器の加熱を停止し、再生器の加熱停止回数が所定回
    数に達したときには、吸収式冷凍機の運転を停止するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2及び請求項3記載の
    吸収式冷凍機の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6260364B1 (en) * 2000-05-26 2001-07-17 Carrier Corporation Absorption cooling system having an improved dilution control apparatus
JP2011094909A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式冷温水機
JP2011153795A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式冷凍機

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