JPH08121277A - 多気筒エンジンの燃料管接続構造 - Google Patents

多気筒エンジンの燃料管接続構造

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JPH08121277A
JPH08121277A JP26766394A JP26766394A JPH08121277A JP H08121277 A JPH08121277 A JP H08121277A JP 26766394 A JP26766394 A JP 26766394A JP 26766394 A JP26766394 A JP 26766394A JP H08121277 A JPH08121277 A JP H08121277A
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JP
Japan
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fuel
pipe
pipes
air
supply
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Application number
JP26766394A
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English (en)
Inventor
Munenori Nagasaka
宗徳 長坂
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】全ての混合気供給装置に対して均等に、かつ充
分な量の燃料を供給できるようにする。 【構成】エンジンの各気筒毎に設けられた混合気供給装
置(キャブレタ13-1〜13-4)の燃料室28-1〜28-4間を接
続管32,33,34で接続するとともに、燃料タンクの燃料供
給部(燃料コック22)側から延びる複数の燃料供給管3
5,36 を上記接続管32,34 に接続し、接続管32,33,34お
よび燃料供給管35,36 が混合気供給装置を介してループ
経路を構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブレタ等の混合気
供給装置に燃料タンクからの燃料を供給する多気筒エン
ジンの燃料管接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される多気筒エンジンにおい
て、その各気筒毎にキャブレタ等の混合気供給装置が設
けられたものがある。図5は、例えば自動二輪車の直列
4気筒エンジンに用いられている4個のキャブレタおよ
びこれらのキャブレタの燃料管接続構造を示したもので
ある。
【0003】各キャブレタ101 〜 104の燃料室101a〜10
4a間は接続管105 〜 107で接続される一方、図示しない
燃料タンクの底部に設けられた燃料コック108 からは1
本の燃料供給管109 が延ばされ、この燃料供給管109 が
上記各接続管105 〜 107の内、中央の接続管106 に接続
される。
【0004】燃料タンク内の燃料は、燃料コック108 か
ら燃料供給管109 を通り、接続管105 〜 107によって各
キャブレタ101 〜 104の燃料室101a〜104aに供給され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに1本の燃料供給管109 によって4個のキャブレタ10
1 〜 104に燃料を供給する燃料管接続構造の場合、多量
の燃料が燃料供給管109 を流れるため、どうしても燃料
供給管109 を太くする必要が生じるが、自動二輪車の4
気筒エンジンの場合はキャブレタ102 と103 との間にス
ロットルケーブル111 およびスロットル機構112 が設置
されているため、これらの機器類に太い燃料供給管109
が干渉してその作動を妨げる懸念がある。
【0006】このため、燃料供給管109 をあまり太くす
ることができず、燃料不足を来しやすい。特に、両端部
のキャブレタ101,104 は燃料供給管109 から位置が遠い
ため、中央寄りのキャブレタ102,103 に比べて燃料が不
足しやすい。
【0007】さらに、接続管105 および 107内に気泡が
生じた場合、この気泡によって燃料の流れが妨げられる
ため、両端部のキャブレタ101,104 における燃料不足が
一層深刻になる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、全ての混合気供給装置に対して均
等に、かつ充分な量の燃料を供給することのできる多気
筒エンジンの燃料管接続構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る多気筒エンジンの燃料管接続構造は、
エンジンの各気筒毎に設けられた混合気供給装置の燃料
室間を接続管で接続するとともに、燃料タンクの燃料供
給部側から延びる複数の燃料供給管を上記接続管に接続
し、上記接続管および燃料供給管が混合気供給装置を介
してループ経路を構成するようにした。
【0010】
【作用】このように構成した場合、複数の燃料供給管が
各混合気供給装置の燃料室に燃料を供給し、各混合気供
給装置の間でも接続管を介して燃料が相互に流れるの
で、燃料供給管を太くしなくても全ての混合気供給装置
に対して均等かつ充分に燃料が供給される。
【0011】また、各混合気供給装置の燃料室には、燃
料供給管から流れる燃料と、隣接する混合気供給装置の
燃料室から接続管を通って流れる燃料とが流れ込むた
め、万一燃料供給管あるいは接続管内に気泡が発生して
燃料の流れが悪くなっても、燃料不足を来すことがな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明に係る燃料管接続構
造が適用された自動二輪車の左側面図である。この自動
二輪車1は、その車体フレーム2の前頭部に、前輪3を
支持するフロントフォーク4がハンドルバー5やフロン
トフェンダ6等とともに左右回動自在に設けられてい
る。また、車体フレーム2の中央下部にて車幅方向に架
設されたピボット軸7には、後輪8を支持するスイング
アーム9が上下揺動自在に連結されており、その基端部
がサスペンション機構11によって緩衝懸架されている。
【0013】車体フレーム2の前部には、例えば直列4
気筒のエンジン12が搭載されており、エンジン12の後部
にはキャブレタ13が混合気供給装置として設けられ、キ
ャブレタ13の後部にエアクリーナ14が接続されている。
エンジン12の動力は、チェーン15を介して前記後輪8に
伝達される。
【0014】エンジン12の上部には燃料タンク16が設置
され、燃料タンク16の後方に着座シート17が載置されて
いる。なお、車体前半部は流線形のフロントカウリング
18によって覆われ、車体後部はリヤカウリング19によっ
て覆われている。
【0015】図2は、前記キャブレタ13、エアクリーナ
14、ならびに燃料タンク16の拡大図である。燃料タンク
16の上部には燃料注入口20が設けられており、燃料タン
ク16の内部には底板16a上に燃料フィルタ21が設けら
れ、この燃料フィルタ21に繋がる燃料コック22が燃料供
給部として燃料タンク16の底板16a外面に設けられてい
る。
【0016】図3は、図2のIII 矢視によりキャブレタ
13の後面と燃料管接続構造を示した図であり、図4はキ
ャブレタ13の上面図である。キャブレタ13は、エンジン
12の各気筒毎に設けられるため、合計4個のキャブレタ
13が車幅方向に連設されている。ここでは、説明の便宜
上、車幅方向左側のキャブレタの符号を13-1とし、以降
右側に向かって13-2,13-3,13-4とする。
【0017】4個のキャブレタ13-1〜13-4は、例えば取
付板23にビス24で固定されることによって一直線上に配
列されており、各キャブレタ13-1〜13-4に設けられてい
るベンチュリ通路25がそれぞれエンジン13の吸気ポート
に接続される。
【0018】上記ベンチュリ通路25の通路面積はピスト
ンバルブ26によって制御されるようになっており、この
ピストンバルブ26を駆動するダイヤフラム装置27が各キ
ャブレタ13-1〜13-4の上部に設けられている。また、各
キャブレタ13-1〜13-4の下部には燃料を溜める燃料室28
-1〜28-4(フロートチャンバ)が設けられている。な
お、中央寄りのキャブレタ13-2と13-3との間にはスロッ
トルケーブル30およびスロットル機構31が配設されてい
る。
【0019】上記燃料室28-1〜28-4の間は、接続管32,3
3,34によって相互に接続されている。また、前記燃料コ
ック22からは例えば2本の燃料供給管35,36 が延びてお
り、一方の燃料供給管35が前記接続管32に接続され、他
方の燃料供給管36が前記接続管34に接続されている。
【0020】したがって、接続管32,33,34および燃料供
給管35,36 が、キャブレタ13-2, 13-3を介してループ経
路を構成するようになっている。なお、燃料コック22か
ら2本の燃料供給管35,36 を延ばす代わりに、燃料コッ
ク22から1本の燃料供給管38を延ばし、この燃料供給管
38の他端をT型ジョイント39を用いて2本に分岐させ、
片側の分岐管38aを接続管32に接続し、他側の分岐管38
bを接続管34に接続してもよい。
【0021】燃料コック22が開かれると、燃料タンク16
内の燃料が燃料供給管35,36 を経て接続管32および接続
管34に流れ、各キャブレタ13-1〜13-4の燃料室28-1〜28
-4に燃料が供給される。また、各燃料室28-1〜28-4内の
燃料が接続管32,33,34を通って相互に流れる。
【0022】このように、複数の燃料供給管35,36 が各
キャブレタ13-1〜13-4の燃料室28-1〜28-4に燃料を供給
し、各燃料室28-1〜28-4の間でも燃料が相互に流れるた
め、燃料供給管35,36 を太くしなくても、全てのキャブ
レタ13-1〜13-4に対して均等かつ充分に燃料を供給する
ことができる。したがって、燃料供給管35,36 が他の機
器類に干渉して作動を妨げるといった懸念がなくなる。
【0023】また、接続管32,33,34および燃料供給管3
5,36 が、キャブレタ13-2, 13-3を介してループ経路を
構成しているため、万一接続管32,33,34あるいは燃料供
給管35,36 内に気泡が発生して燃料の流れが悪くなって
も燃料不足を来すことがない。
【0024】なお、この燃料管接続構造は自動二輪車の
直列4気筒エンジンに限らず、自動車や他の車両におけ
る他形式の多気筒エンジンにも適用することができる。
また、エンジンの各気筒毎に設けられる混合気供給装置
はキャブレタに限定されることはなく、燃料噴射装置等
であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多気
筒エンジンの燃料管接続構造は、エンジンの各気筒毎に
設けられた混合気供給装置の燃料室間を接続管で接続す
るとともに、燃料タンクの燃料供給部側から延びる複数
の燃料供給管を上記接続管に接続し、上記接続管および
燃料供給管が混合気供給装置を介してループ経路を構成
するようにしたことを特徴とするものである。
【0026】このようにした場合、複数の燃料供給管が
各混合気供給装置の燃料室に燃料を供給し、各混合気供
給装置の間でも接続管を介して燃料が相互に流れるの
で、燃料供給管を太くしなくても全ての混合気供給装置
に対して均等かつ充分に燃料を供給することができる。
したがって、燃料供給管が他の機器類に干渉して作動を
妨げるといった懸念がなくなる。
【0027】また、接続管および燃料供給管が、混合気
供給装置を介してループ経路を構成しているため、万一
接続管あるいは燃料供給管内に気泡が発生して燃料の流
れが悪くなっても、燃料不足を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料管接続構造が適用された自動
二輪車の左側面図。
【図2】キャブレタ、エアクリーナ、ならびに燃料タン
クの拡大図。
【図3】図2のIII 矢視によりキャブレタの後面と燃料
管接続構造を示した図で、本発明の一実施例を示す図。
【図4】キャブレタの上面図。
【図5】従来の技術であるキャブレタおよび燃料管接続
構造を示す平面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 12 エンジン 13−1〜13−4 混合気供給装置としてのキャブレ
タ 16 燃料タンク 22 燃料供給部としての燃料コック 28−1〜28−4 燃料室 32,33,34 接続管 35,36 燃料供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの各気筒毎に設けられた混合気
    供給装置の燃料室間を接続管で接続するとともに、燃料
    タンクの燃料供給部側から延びる複数の燃料供給管を上
    記接続管に接続し、上記接続管および燃料供給管が混合
    気供給装置を介してループ経路を構成するようにしたこ
    とを特徴とする多気筒エンジンの燃料管接続構造。
JP26766394A 1994-10-31 1994-10-31 多気筒エンジンの燃料管接続構造 Pending JPH08121277A (ja)

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