JPH08121262A - 排気還流制御弁 - Google Patents
排気還流制御弁Info
- Publication number
- JPH08121262A JPH08121262A JP6290498A JP29049894A JPH08121262A JP H08121262 A JPH08121262 A JP H08121262A JP 6290498 A JP6290498 A JP 6290498A JP 29049894 A JP29049894 A JP 29049894A JP H08121262 A JPH08121262 A JP H08121262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve stem
- valve
- egr
- stem
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＥＧＲバルブの耐久性を向上させる。
【構成】 ＥＧＲバルブ４内部にＥＧＲ流路６を形成し
ている。このＥＧＲ流路６の開閉を行う弁体８を支持す
るバルブステム７の、常時ＥＧＲ流路６に露出される部
位に、フランジ部１５を形成する。フランジ部１５によ
り、排気ガスの流動方向を制御して、直接バルブステム
７および軸受け部１４に当てないようにする。このため
に、排気ガスに含まれるカーボンが、軸受け部１４から
バルブステム７とステムガイド１０との摺動面へ侵入
し、堆積することを防止する。よって、バルブステム７
の作動不良を防ぎ、ＥＧＲバルブ４の耐久性を向上させ
る。
ている。このＥＧＲ流路６の開閉を行う弁体８を支持す
るバルブステム７の、常時ＥＧＲ流路６に露出される部
位に、フランジ部１５を形成する。フランジ部１５によ
り、排気ガスの流動方向を制御して、直接バルブステム
７および軸受け部１４に当てないようにする。このため
に、排気ガスに含まれるカーボンが、軸受け部１４から
バルブステム７とステムガイド１０との摺動面へ侵入
し、堆積することを防止する。よって、バルブステム７
の作動不良を防ぎ、ＥＧＲバルブ４の耐久性を向上させ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排気還流制
御装置（以下、ＥＧＲシステムと云う）に用いるＥＧＲ
バルブの改良に関する。
御装置（以下、ＥＧＲシステムと云う）に用いるＥＧＲ
バルブの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＥＧＲシステムは、不活性で比熱が大き
いＮ2 、ＣＯ2 、Ｈ2 Ｏ等を主成分とする排気ガスを吸
気系へ再循環させ、混合気の燃焼速度および最高温度を
下げることにより、排出されるＮＯX を減少させるもの
である。しかしながら、同時にエンジン出力の低下や燃
焼のばらつきを生じるので、エンジンの運転状況に応じ
た最適のＥＧＲ率（ＥＧＲ量／吸入空気量）の制御を行
う必要がある。
いＮ2 、ＣＯ2 、Ｈ2 Ｏ等を主成分とする排気ガスを吸
気系へ再循環させ、混合気の燃焼速度および最高温度を
下げることにより、排出されるＮＯX を減少させるもの
である。しかしながら、同時にエンジン出力の低下や燃
焼のばらつきを生じるので、エンジンの運転状況に応じ
た最適のＥＧＲ率（ＥＧＲ量／吸入空気量）の制御を行
う必要がある。
【０００３】このＥＧＲシステムを図２に示す。エンジ
ンの燃焼室１から排出された排気ガスは、エキゾースト
マニホールド２に設けられたＥＧＲ管３により抽出さ
れ、ＥＧＲ管３の中間部に設けられたＥＧＲバルブ４で
流量調整を受けた後、インテークマニホールド５に注入
される。図中矢印Ａは排気ガスの流れを、矢印Ｂは空気
の流れを示している。
ンの燃焼室１から排出された排気ガスは、エキゾースト
マニホールド２に設けられたＥＧＲ管３により抽出さ
れ、ＥＧＲ管３の中間部に設けられたＥＧＲバルブ４で
流量調整を受けた後、インテークマニホールド５に注入
される。図中矢印Ａは排気ガスの流れを、矢印Ｂは空気
の流れを示している。
【０００４】ここで、従来のＥＧＲバルブ４の内部構造
を図３に示す。ＥＧＲバルブ４内部にはＥＧＲ流路（以
下、単に流路とも云う）６が形成され、その中間部をバ
ルブステム７に支持される弁体８で開閉するようになっ
ている。バルブステム７は、ＥＧＲバルブ本体９に取り
付けられたステムガイド１０により摺動自在に支持され
ている。
を図３に示す。ＥＧＲバルブ４内部にはＥＧＲ流路（以
下、単に流路とも云う）６が形成され、その中間部をバ
ルブステム７に支持される弁体８で開閉するようになっ
ている。バルブステム７は、ＥＧＲバルブ本体９に取り
付けられたステムガイド１０により摺動自在に支持され
ている。
【０００５】さらにバルブステム７は、図２に示すよう
に基端部がダイヤフラム１１に固定されている。このダ
イヤフラム１１は、スロットルボディ１２に設けたＥＧ
Ｒポート１３に発生ずる負圧に応じて作動量を変化させ
るものである。したがって、スロットルボディ１２内の
空気流量が増加すると、ＥＧＲポート１３に発生する負
圧も増加し、ダイヤフラム１１の作動量が大きくなるの
で、バルブステム７の作動量は増加する。このとき、弁
体８は流路６を大きく開き、ＥＧＲ量を増加させる。
に基端部がダイヤフラム１１に固定されている。このダ
イヤフラム１１は、スロットルボディ１２に設けたＥＧ
Ｒポート１３に発生ずる負圧に応じて作動量を変化させ
るものである。したがって、スロットルボディ１２内の
空気流量が増加すると、ＥＧＲポート１３に発生する負
圧も増加し、ダイヤフラム１１の作動量が大きくなるの
で、バルブステム７の作動量は増加する。このとき、弁
体８は流路６を大きく開き、ＥＧＲ量を増加させる。
【０００６】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、図３に示す
ように、流路６の中を矢印Ｃのように流れる排気ガスの
成分中には、カーボンが多く含まれている。したがっ
て、このカーボンはバルブステム７や軸受け部１４に付
着し、最終的にはステムガイド１０とバルブステム７と
の摺動面に侵入し、堆積する場合もある。すると、バル
ブステム７は作動が困難となり、最悪の場合は作動不能
となる可能性があった。よって、ＥＧＲ率の制御が不可
能となり、アイドリングが不調になる恐れもあった。
ように、流路６の中を矢印Ｃのように流れる排気ガスの
成分中には、カーボンが多く含まれている。したがっ
て、このカーボンはバルブステム７や軸受け部１４に付
着し、最終的にはステムガイド１０とバルブステム７と
の摺動面に侵入し、堆積する場合もある。すると、バル
ブステム７は作動が困難となり、最悪の場合は作動不能
となる可能性があった。よって、ＥＧＲ率の制御が不可
能となり、アイドリングが不調になる恐れもあった。
【０００７】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、バルブステムにフラン
ジ部を形成し、ＥＧＲバルブ内を流れる排気ガスを直接
バルブステムや軸受け部に当てないようにして、この部
分へのカーボンの付着を防ぐことにより、作動不良を防
止しＥＧＲバルブの耐久性を向上させることにある。
あり、その目的とするところは、バルブステムにフラン
ジ部を形成し、ＥＧＲバルブ内を流れる排気ガスを直接
バルブステムや軸受け部に当てないようにして、この部
分へのカーボンの付着を防ぐことにより、作動不良を防
止しＥＧＲバルブの耐久性を向上させることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、ＥＧＲバルブ本体にバルブステ
ムを摺動自在に取り付け、該バルブステム先端部に設け
た弁体により、ＥＧＲバルブ内部のＥＧＲ流路の開閉を
行う排気還流制御弁において、前記バルブステムの常時
ＥＧＲ流路に露出される部位に、フランジ部を形成した
ことを特徴とする。
の本発明に係る手段は、ＥＧＲバルブ本体にバルブステ
ムを摺動自在に取り付け、該バルブステム先端部に設け
た弁体により、ＥＧＲバルブ内部のＥＧＲ流路の開閉を
行う排気還流制御弁において、前記バルブステムの常時
ＥＧＲ流路に露出される部位に、フランジ部を形成した
ことを特徴とする。
【０００９】
【作用】バルブステムの常時ＥＧＲ流路に露出される部
位に、フランジ部を形成し、該フランジ部により、排気
ガスの流動方向を制御して、直接バルブステムおよび軸
受け部に当てないようにする。
位に、フランジ部を形成し、該フランジ部により、排気
ガスの流動方向を制御して、直接バルブステムおよび軸
受け部に当てないようにする。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図中従来例と同一部分若しくは相当部分は
同一符号で示し、詳しい説明は省略する。
て説明する。図中従来例と同一部分若しくは相当部分は
同一符号で示し、詳しい説明は省略する。
【００１１】図１は、ＥＧＲバルブ４の内部構造を示し
ている。ＥＧＲバルブ４内部にはＥＧＲ流路６が形成さ
れている。また、ＥＧＲバルブ本体９に取り付けられた
ステムガイド１０によりバルブステム７を摺動自在に支
持し、バルブステム７が流路６に出没可能としている。
バルブステム７の先端部には弁体８を設け、バルブステ
ム７が上下方向に作動することにより、流路６の開閉を
行う。さらに、バルブステム７の常時ＥＧＲ流路に露出
される部位７ａに、フランジ部１５を形成している。フ
ランジ部１５は、図１の下方から上方へのＥＧＲの流れ
をバルブステム７の周囲に拡散すべく、図１の下方から
上方に向けて張り出し量を増加するように形成されてい
る。
ている。ＥＧＲバルブ４内部にはＥＧＲ流路６が形成さ
れている。また、ＥＧＲバルブ本体９に取り付けられた
ステムガイド１０によりバルブステム７を摺動自在に支
持し、バルブステム７が流路６に出没可能としている。
バルブステム７の先端部には弁体８を設け、バルブステ
ム７が上下方向に作動することにより、流路６の開閉を
行う。さらに、バルブステム７の常時ＥＧＲ流路に露出
される部位７ａに、フランジ部１５を形成している。フ
ランジ部１５は、図１の下方から上方へのＥＧＲの流れ
をバルブステム７の周囲に拡散すべく、図１の下方から
上方に向けて張り出し量を増加するように形成されてい
る。
【００１２】したがって、排気ガスは流路６内を矢印Ｄ
で示すように流れ、バルブステム７のフランジ部１５よ
りも上方に位置する部位および軸受け部１４には直接当
らなくなる。このために、排気ガスに含まれるカーボン
が、軸受け部１４からバルブステム７とステムガイド１
０との摺動面へ侵入し、堆積することを防止し、バルブ
ステム７の作動不良を防ぐことができる。
で示すように流れ、バルブステム７のフランジ部１５よ
りも上方に位置する部位および軸受け部１４には直接当
らなくなる。このために、排気ガスに含まれるカーボン
が、軸受け部１４からバルブステム７とステムガイド１
０との摺動面へ侵入し、堆積することを防止し、バルブ
ステム７の作動不良を防ぐことができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、次の
ような効果を得ることができる。バルブステムの常時Ｅ
ＧＲ流路に露出される部位に、フランジ部を形成し、Ｅ
ＧＲバルブ内を流れる排気ガスを、直接バルブステムや
軸受け部に当てないようにしたので、バルブステム７と
ステムガイド１０との摺動部におけるカーボンの堆積を
防止し、バルブステムの確実な作動を維持するので、Ｅ
ＧＲバルブの耐久性を大幅に向上させることができる。
ような効果を得ることができる。バルブステムの常時Ｅ
ＧＲ流路に露出される部位に、フランジ部を形成し、Ｅ
ＧＲバルブ内を流れる排気ガスを、直接バルブステムや
軸受け部に当てないようにしたので、バルブステム７と
ステムガイド１０との摺動部におけるカーボンの堆積を
防止し、バルブステムの確実な作動を維持するので、Ｅ
ＧＲバルブの耐久性を大幅に向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す排気還流制御弁の内部
構造を示す摸式図である。
構造を示す摸式図である。
【図２】エンジンの排気還流制御装置を示す摸式図であ
る。
る。
【図３】従来例を示す摸式図である。
４ ＥＧＲバルブ ６ ＥＧＲ流路 ７ バルブステム ８ 弁体 ９ ＥＧＲバルブ本体 15 フランジ部
Claims (1)
- 【請求項１】 ＥＧＲバルブ本体にバルブステムを摺動
自在に取り付け、該バルブステム先端部に設けた弁体に
より、ＥＧＲバルブ内部のＥＧＲ流路の開閉を行う排気
還流制御弁において、前記バルブステムの常時ＥＧＲ流
路に露出される部位に、フランジ部を形成したことを特
徴とする排気還流制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6290498A JPH08121262A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 排気還流制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6290498A JPH08121262A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 排気還流制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121262A true JPH08121262A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17756808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6290498A Pending JPH08121262A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 排気還流制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121262A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103069145A (zh) * | 2010-08-26 | 2013-04-24 | 皮尔伯格有限责任公司 | 用于内燃机的废气再循环阀 |
| WO2021085077A1 (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 愛三工業株式会社 | Ｅｇｒバルブシステム |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6290498A patent/JPH08121262A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103069145A (zh) * | 2010-08-26 | 2013-04-24 | 皮尔伯格有限责任公司 | 用于内燃机的废气再循环阀 |
| US9016265B2 (en) | 2010-08-26 | 2015-04-28 | Pierburg Gmbh | Exhaust gas recirculating valve for an internal combustion engine |
| WO2021085077A1 (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 愛三工業株式会社 | Ｅｇｒバルブシステム |
| JP2021071102A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 愛三工業株式会社 | Ｅｇｒバルブシステム |
| CN114599873A (zh) * | 2019-11-01 | 2022-06-07 | 爱三工业株式会社 | Egr阀系统 |
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