JPH08120896A - 耐火パネル - Google Patents

耐火パネル

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Publication number
JPH08120896A
JPH08120896A JP36023592A JP36023592A JPH08120896A JP H08120896 A JPH08120896 A JP H08120896A JP 36023592 A JP36023592 A JP 36023592A JP 36023592 A JP36023592 A JP 36023592A JP H08120896 A JPH08120896 A JP H08120896A
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JP
Japan
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type joint
section
joint section
fire
connecting portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP36023592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Imada
弘昭 今田
Takanobu Niizeki
孝信 新関
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で耐火性、耐熱性、防煙性、機械強度に
すぐれ、耐火1時間の試験にも合格し得る合成樹脂発泡
体を芯材とする耐火パネルを提供することにある。 【構成】 長手方向の両側面に雄型連結部21、雌型連
結部25を設けた長尺状の複合板1において、前記雄型
連結部21は化粧面部3の一側縁を一段低く形成した段
差部22とガイド兼係合用の上突起23と嵌挿用凹条2
4の順に形成してなり、また雌型連結部25は前記段差
部22を覆うカバー部26と上突起23を収納する挿入
溝27と嵌挿用凹条24に収納する主凸条28とから構
成し、かつ、雄型連結部21の上突起23、雌型連結部
25の主凸条28には無機ボード20が一体に形成され
ている耐火パネル1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐火性能を必要とする建
築、構築物の内壁材、外壁材、屋根材、天井材、床材、
間仕切り材、あるいは防火戸等として使用でき、かつ軽
量で、機械強度のある長尺状の耐火パネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐火構造用の耐火パネルとして
は、特開平4−237756号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の耐火パネルは高熱下では、表面材、裏面材が
熱伝導の相違により加熱側へ引っ張られることにより大
きく異なる方向へ変形し、この変形により連結部に隙間
が生じ、この部分から熱、炎が反対側へ漏れたりしてJ
IS−A−1304の耐火構造1時間の試験に合格でき
ない欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、雄型連結部の表面材、裏面材先端部間
に無機ボードを形成し、機械強度、耐火性、係合力を大
幅に向上することによりJIS−A−1304の耐火構
造1時間の試験に合格し得る耐火パネルを提案するもの
である。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る耐火パネ
ルの一実施例について詳細に説明する。図1は上記耐火
パネルの代表的な一例を示す説明図で、1は耐火パネル
で表面材2と裏面材13間に芯材16を一体に介在させ
たサンドイッチ構造体であり、かつその長手方向の両側
縁に雄型連結部19、雌型連結部23を設けた構成であ
る。
【0006】すなわち、表面材2、裏面材13は金属薄
板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタ
ン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラ
ッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッ
チ鋼板(制振鋼板等)等(勿論、これらを各種色調に塗
装したカラー金属板を含む)の一種をロール成形、プレ
ス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、
あるいは無機質材よりなるものである。
【0007】また、表面材2の形状は例えば図2(a)
に示すように横長状の化粧面部3とその長手方向の両側
縁を内方に屈曲した側縁4、5と側縁4の下端を外側方
へ延長した目地底面6と、目地底面6の先端を下方に屈
曲すると共に外方にコ字状に突出した固定凸条7と、固
定凸条7の下縁を内方へL字状に屈曲した補強舌片8と
から形成したものである。
【0008】また、側縁5の下端は内側方へ延長した下
縁9と、下縁9の先端を下方に屈曲した段差10と、段
差10の下端を内方に断面略コ字状に屈曲した嵌合溝1
1と、嵌合溝11の先端を外方にコ字状に突出した嵌挿
凸条12と、嵌挿凸条12の下縁となる受面13を形成
したものである。
【0009】裏面材14は例えば図2(b)に示すよう
に化粧面部3と対面する横長状の底面15と底面15の
両端を内方にコ字状に屈曲した舌片16、17から形成
したものである。
【0010】芯材18はプラスチックフォーム19と、
無機ボード17を両端部に介在させた構成であり、プラ
スチックフォーム19は主に断熱材、防火材、接着剤、
補強材、緩衝材、吸音材、嵩上材、軽量化材として機能
するものである。
【0011】プラスチックフォーム16は未発泡の原料
を表、裏面材2、14間に注入し、反応、発泡させ、全
構成材を一体に固着するものである。具体例としては単
体で準不燃材以上、好ましくは不燃材と同程度の防火性
能のあるフォーム、例えばレゾール型のフェノールフォ
ームのようなものであり、密度が約100〜300kg
/m3 位で所要の機械強度を具備するものである。
【0012】勿論、芯材18としてはフォーム内に長、
短繊維(グラスウール、ロックウール、カーボン繊維、
グラファイト等)を均一に分散させたり偏在させたもの
も含むものである。
【0013】また、無機ボード20は後記する目地部の
防火性の強化のため用いるもので、例えばケイ酸カルシ
ウム板、炭酸カルシウム板、ロックウール板、石膏ボー
ド、その他の無機質軽量体の1種以上を所定の形状、例
えば長方形、正方形等の断面に形成した長尺材であり、
固定凸条7、嵌挿凸条12に挿入された状態で一体に介
在させるものである。
【0014】なお、無機ボード20は例えば図3(a)
〜(d)に示すような形状で、厚さt=5〜50mm
位、幅W=10〜100mm位であり、長さLは耐火パ
ネル1の長さに対応して一体、もしくは分割体で複数本
形成するものである。
【0015】雄型連結部21は固定凸条7、補強舌片
8、舌片16とによって一体に形成された側端部分であ
り、化粧面部3の一側縁を上記化粧面部3より一段と低
く、すなわち、雌型連結部25のカバー部26が化粧面
部3から突出せず、ほぼ面一に収納し得るように形成し
た段差部22と、ガイドおよび係合力の強化となる上突
起23と、後記する主凸条28と嵌挿する嵌挿用凹条2
4とから構成したものである。
【0016】雌型連結部25は段差部22を覆うカバー
部26と、断面コ字状の挿入溝27と、嵌挿用凹条24
と嵌挿する主凸条28とから構成したものである。
【0017】29は無機パッキング材であり、例えばロ
ックウールフェルト、セラミックウール等よりなり、主
に耐火材、防水材等の機能として有用なものである。
【0018】次に施工例について簡単に説明する。いま
図1に示すような耐火パネル1を用いて図4に示すよう
に施工すると仮定する。なお、躯体αの最下端には図示
しないが水切り、スタータ等を固定しておく。そこで、
図示するように第n段目の耐火パネル1を躯体α上に固
定具βを介して固定する。
【0019】次に上段となる第n+1段目の耐火パネル
1の雌型連結部25を耐火パネル1の雄型連結部21に
装着する。従って、外壁を形成するには上記のような工
程を順次、土台から軒に向かって行えば良いものであ
る。
【0020】次に本発明に係る耐火パネルの製造法の一
例を示すと図5のようになる。まず、表面材2、例えば
カラー鋼板(厚さ0.5mm)を送給工程A(アンコイ
ラ、リフター等)から成形工程Bに送給し、図1に示す
ような形状に成形し、その後無機ボード形成工程Cによ
り左右端にt=10mm、W=50mmで長尺状のケイ
酸カルシウム板を挿入する。次に、原料吐出工程Dに送
給され、未発泡のレゾール型フェノールフォームの原液
に各種難燃材、反応調整材等を混入させ、均一に撹拌し
た芯材18の原液18aを、仕上がり密度で150〜3
00Kg/mm3 位で吐出機Eから表面材2の裏面2a
上に吐出し、その上にカラー鋼板(厚さ0.5mm)よ
りなる裏面材11を送給工程F(アンコイラ、リフター
等)、成形工程Gを介して積層して所定型のキュアオー
ブンHに送給し、連続発泡法で約7〜15分間、30〜
100℃で養生し発泡、硬化させ一体化し、次にカッタ
Iで所定寸法に切断した後に梱包工程Jに送給し、製品
を得るものである。
【0021】さらに、この耐火パネル1の防火性を確認
するため、JIS−A−1304の耐火構造試験の耐火
構造1時間の試験を実施したところ合格する性能を得
た。なお、この際の仕様は表、裏面材2、14が0.5
mm厚のカラー鋼板、芯材18はフェノールフォーム
(密度160Kg/m3 位)、無機ボード17は10m
m厚のケイ酸カルシウム板で、総厚さが60mm位であ
った。また連結部γにはロックウールフェルトよりなる
無機パッキング材29を連続で形成したものである。
【0022】以上説明したのは、本発明に係る耐火パネ
ルの一実施例にすぎず、図6(a)〜(f)に示すよう
に形成することもできる。
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明に係る耐火パネル
によれば、耐火パネルの機械強度が従前の50%以上
向上する。JIS−A−1304の耐火1時間の試験
に対しても容易に合格できる。表面材、裏面材と芯材
間の剥離が全くない。係合力が強化される。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐火パネルの代表的な一例を示す
一部切り欠き斜視図である。
【図2】本発明に係る耐火パネルに用いる表面材、裏面
材の一例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る耐火パネルに用いる無機ボードの
一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】本発明に係る耐火パネルを用いて形成した壁の
連結部を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る耐火パネルのその他の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 耐火パネル 2 表面材 3 化粧面部 4 側縁 5 側縁 6 目地底面 7 固定凸条 8 補強舌片 9 下縁 10 段差 11 嵌合溝 12 嵌挿凸条 13 受面 14 裏面材 15 底面 16 舌片 17 舌片 18 芯材 19 プラスチックフォーム 20 無機ボード 21 雄型連結部 22 段差部 23 上突起 24 嵌挿用凹条 25 雌型連結部 26 カバー部 27 挿入溝 28 主凸条 29 無機パッキング材 α 躯体 β 固定具 γ 連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 以上説明したのは、本発明に係る耐火パ
ネルの一実施例にすぎず、図6(a)〜()に示すよ
うに形成することもできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】 本発明に係る耐火パネルの製造方法を示す概
図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】 本発明に係る耐火パネルのその他の実施例を
示す断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 次に本発明に係る耐火パネルの製造法の
一例を示すと図5のようになる。まず、表面材2、例え
ばカラー鋼板(厚さ0.5mm)を送給工程A(アンコ
イラ、リフター等)から成形工程Bに送給し、図1に示
すような形状に成形し、その後無機ボード形成工程Cに
より左右端にt=10mm、W=50mmで長尺状のケ
イ酸カルシウム板を挿入する。次に、原料吐出工程Dに
送給され、未発泡のレゾール型フェノールフォームの原
液に各種難燃材、反応調整材等を混入させ、均一に撹拌
した芯材18の原液18aを、仕上がり密度で150〜
300Kg/ 3 位で吐出機Eから表面材2の裏面2a
上に吐出し、その上にカラー鋼板(厚さ0.5mm)よ
りなる裏面材11を送給工程F(アンコイラ、リフター
等)、成形工程Gを介して積層して所定型のキュアオー
ブンHに送給し、連続発泡法で約7〜15分間、30〜
100℃で養生し発泡、硬化させ一体化し、次にカッタ
Iで所定寸法に切断した後に梱包工程Jに送給し、製品
を得るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 英喜 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地の 12 株式会社アイジー技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体上に長尺板材からなる表面材、裏面
    材間に単体で準不燃材以上の防火性能を有するプラスチ
    ックフォームを主成分とする芯材を一体に形成し、かつ
    その長手方向の両側面に雄型連結部、雌型連結部を設け
    た耐火パネルにおいて、前記雄型連結部は化粧面部の一
    側縁を一段低く形成した段差部とガイド兼係合用の上突
    起と嵌挿用凹条の順に形成してなり、また雌型連結部は
    前記段差部を覆うカバー部と上突起を収納する挿入溝と
    嵌挿用凹条に収納する主凸条とから構成し、かつ、雄型
    連結部の上突起、雌型連結部の主凸条には無機ボードが
    一体に形成されていることを特徴とする耐火パネル。
JP36023592A 1992-12-28 1992-12-28 耐火パネル Pending JPH08120896A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36023592A JPH08120896A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 耐火パネル

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JP36023592A JPH08120896A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 耐火パネル

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JPH08120896A true JPH08120896A (ja) 1996-05-14

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ID=18468501

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JP36023592A Pending JPH08120896A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 耐火パネル

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JP (1) JPH08120896A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087424A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 日鉄住金鋼板株式会社 パネルユニット、及びこれを備えたカーテンウォール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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