JPH0812007B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JPH0812007B2
JPH0812007B2 JP2101626A JP10162690A JPH0812007B2 JP H0812007 B2 JPH0812007 B2 JP H0812007B2 JP 2101626 A JP2101626 A JP 2101626A JP 10162690 A JP10162690 A JP 10162690A JP H0812007 B2 JPH0812007 B2 JP H0812007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
water
air conditioner
formalin
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2101626A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH043828A (ja
Inventor
明弘 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2101626A priority Critical patent/JPH0812007B2/ja
Publication of JPH043828A publication Critical patent/JPH043828A/ja
Publication of JPH0812007B2 publication Critical patent/JPH0812007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は建物内部の塵埃を除去し、かつ温度の調製機
能を持った空気調和装置に関する。
《従来の技術》 製薬工場のクリーンルームは、微生物汚染を防止する
ため、週1回程度のホルマリン滅菌を行っている。
これは、空気中のホルマリン濃度が規定の濃度以上に
なるようにホルマリン濃度を長時間持続させて、しかる
後にホルマリンガスを抜く目的で空気調和装置を全外気
方式にて一昼夜運転し、ホルマリンが規定濃度以下にな
ったならば通常空調システムに切り替えるのである。
《発明が解決しようとする課題》 そのために、多大の空調エネルギーを必要としてき
た。その他、建物内部の壁などに付着したホルマリンに
よって再びホルマリン濃度が上昇することがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的はホルマリン滅菌を行った後のホルマリンガス濃
度を下げる空調システム運転に必要とする空調エネルギ
ーを低減させ、かつホルマリンガス濃度が規定以下に安
定的に維持できるような空気調和装置を提供することに
ある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するための本発明の空気調和装置はク
リーンルーム等の水溶性滅菌ガスを循環させることのあ
る建物の空気調和装置であって、冷却コイルに給水管か
ら直接散水し、散水された水を循環せずに排水可能な散
水装置を設けるとともに、前記水溶性滅菌ガスを循環さ
せて滅菌を行った後に前記散水装置を作動させることを
可能にしたのである。
《作用》 冷却コイル表面を湿潤状態にさせるための散水装置によ
って、空気調和装置の運転を通常空調システムのまま運
転しながら冷却コイルの表面に散水し、冷却コイルのと
ころを通過する空気中に含まれているホルマリンガスを
水に溶け込ませて除去する。
このような散水装置を加熱コイルのところへ設け、加
熱コイル表面を湿潤状態にさせても同じような効果を上
げることができるが、被空調室内の室内湿度の上昇に繋
がるため、散水装置はあくまでも冷却コイルのところに
用い、冷却コイル表面を湿潤状態にさせるものである。
《実施例》 以下本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
第1図は空気調和装置1の概略の構成を示すもので、
給気ガラリ2から排気ガラリ3へ流れる空気流路の途中
に空気調和機4およびクリーンルーム5,5aが配置してあ
り、給気ガラリ2は給気ダンパー6を備え、排気ガラリ
3は排気ダンパー7を備えており、排気ダンパー7と排
気ガラリ3の間に排気フィルター8を設けている。
また、クリーンルーム5,5aにはそれぞれヘパフィルタ
ー9,9aを備えた空調空気吹出口10,10aを設けるととも
に、そのルーム内の空気を排気するための吸込口11,11a
を設けている。クリーンルーム5,5a内の空気は吸込口1
1,11aに接続したリターンダクト12でリターンファン13
へ案内し、リターンファン13でクリーンルーム5,5a内の
空気を吸込口11,11aから吸引した排気はリターンファン
13の出口において二方へ分け、一方は排気ダンパー7へ
案内し、他方は途中にリターン空気ダンパー14を設けた
リターンダクト15で空気調和機4へ戻している。
空気調和機4はクリーンルーム5,5aに空調空気を送気
するための給気ファン16aを備えるとともに熱交換用の
加熱コイル16および冷却コイル17を備えている。給気ダ
ンパー6を備える給気ガラリから吸い込む外気は外気ダ
クト18にて空気調和機4の入口に案内している。すなわ
ち、空気調和機4の入口には外気ダクト18およびリター
ンダクト15が接続してあって、この空気調和機4の入口
から給気ファン16aへ至る途中のところにエアフィルタ
ー19を設置している。エアフィルター19は外気あるいは
戻り空気中の塵埃を除去するために設置しているもの
で、なるべく空気調和機4の入口近くに設置しており、
エアフィルター19を通過した空気は熱交換器を経てから
給気ファン16aに至り、これによって給気ダクト20に送
気している。給気ダクト20は給気ファン16aからクリー
ンルーム5,5aに至る空調空気案内用のダクトであって、
その途中には中性能フィルター21を設けている。中性能
フィルター21から出た給気ダクトはそれぞれのクリーン
ルーム5,5aに設けている空調空気吹出口10,10aのヘパフ
ィルター9,9aに連通している。すなわち、空気調和機4
は給気ファン16aおよびエアフィルター19の他に熱交換
器を具備するものであって、これらの冷却コイル17およ
び加熱コイル16からなる熱交換器はエアフィルター19と
給気ファン16との間に位置している。そして、冷却コイ
ル17には自動弁22を介在させた冷水管23を接続し、加熱
コイル16の方には自動弁24を介在させた温水管25を接続
している。さらにまた、加熱コイル16の出口には自動制
御弁26で管路を開閉できる蒸気管27に連通する加湿装置
28を設置している。クリーンルーム5,5a内の湿度は自動
制御弁26を随時に作動させることによって加湿装置28に
蒸気を送り、この蒸気によって空気調和機4を通過する
調和空気の湿度を目的とする湿度に調製しているもので
ある。
さらにまた、冷却コイル17の前段には散水装置を設置
している。この散水装置は冷却コイル17のところを通る
空調空気の入口側に散水ノズル29を備える散水ヘッダ30
を配置し、この散水ノズル29を具備する散水ヘッダ30は
管路を開閉できる自動弁31を設けた給水管32に接続して
おり、自動弁31の開閉に伴なって散水ノズル29から霧状
になった水が吹き出し、散水ノズル29から吹き出した水
はその直下に配置した排水管33で外部へ排水している。
以上のような構成によって給気ガラリ2から吸い込ん
だ空気はエアフィルター19で塵埃を除去し、さらに冷却
コイル17,加熱コイル16とからなる熱交換器を経て給気
ファン16aにより給気ダクト20を通過するときに中性能
フィルター21によってさらにクリーンな状態となるとき
に空気調和機4によって適度な加湿と適度な温度を得た
状態になってヘパフィルター9,9aに至る。
クリーンルーム5,5a内の空気は給気ファン16aおよび
リターンファン13の稼動によって常に循環流通し、クリ
ーンルーム5,5aから吸込口11,11aを経てリターンダクト
12に戻った空気は、その一部を排気ダンパー7から排気
フィルター8を経て排気ガラリ3の方へ捨てると同時
に、リターンファン13から出た別の戻り空気はリターン
空気ダンパー14を経てリターンダクト15から空気調和機
4の入口の方へ戻る。
クリーンルーム5,5a内にホルマリンガス(水溶性滅菌
ガス)を供給し、微生物汚染を防止するための滅菌を行
った後にはすでに述べた空気調和装置1によってクリー
ンルーム5,5a内のホルマリンガス濃度を薄める必要があ
り、このときには給水管32から給水を行い自動弁31を開
く。こうして散水ノズル29からは常に散水した状態にな
ると同時に給気ダンパー6および排気ダンパー7並びに
リターン空気ダンパー14をすべて開いた状態にして空気
調和装置1の運転を行うものである。すなわちこのよう
な運転状態は給水管32に給水を行うと同時に自動弁31を
開くこと以外は通常の空気調和装置1を稼働させる状態
と全く同じである。このようにしてホルマリンガスの水
溶性を利用して散水ノズル29から吹き出す水の中にホル
マリンガスを溶け込ませ、クリーンルーム5,5a中のホル
マリンガスを除去している。
《効果》 以上詳細に説明したように本発明の空気調和装置によ
れば、冷却コイル表面を湿潤状態にさせるための散水装
置を設け、これによりホルマリンを水に溶かして除去し
ているので、全外気方式による熱損失がなくなり、ホル
マリンガス除去時の省エネルギー効果が非常に大きい効
果がある。
また従来の場合にはホルマリンガス排出完了後、通常
空調システムに切り替えた後において、建物の壁,床,
天井面や空気調和装置のダクト系に付着したホルマリン
が再放散して規定濃度以上になる場合があったが、本発
明の空気調和装置では被空調室内の湿度を高めることな
く冷却コイル表面を湿潤状態にさせるための散水装置に
よって通常空気システムのまま常にホルマリンガスを排
除できるので、ホルマリンガス濃度が再び規定濃度以上
に上がるというような危険性が伴なわない。冷却コイル
部分はもともと湿度に関して飽和状態に達しているので
被空調室内の湿度が上がらないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気調和装置の構成を示す系統図であ
る。 1……空気調和装置、2……給気ガラリ 3……排気ガラリ、4……空気調和機 5……クリーンルーム、6……給気ダンパー 7……排気ダンパー、8……排気フィルター 9……ヘパフィルター、10……空調空気吹出口 11……吸込口、12……リターンダクト 13……リターンファン 14……リターン空気ダンパー 15……リターンダクト、16……加熱コイル 16a……給気ファン、17……冷却コイル 18……外気ダクト、19……エアフィルター 20……給気ダクト 21……中性能フィルター、22……自動弁 23……冷水管、24……自動弁 25……温水管、26……自動制御弁 27……蒸気管、28……加湿装置 29……散水ノズル、30……散水ヘッダ 31……自動弁、32……給水管 33……排水管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルーム等の水溶性滅菌ガスを循環
    させることのある建物の空気調和装置であって、冷却コ
    イルに給水管から直接散水し、散水された水を循環せず
    に排水可能な散水装置を設けるとともに、前記水溶性滅
    菌ガスを循環させて滅菌を行った後に前記散水装置を作
    動させることを可能にしたことを特徴とする空気調和装
    置。
JP2101626A 1990-04-19 1990-04-19 空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0812007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2101626A JPH0812007B2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2101626A JPH0812007B2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH043828A JPH043828A (ja) 1992-01-08
JPH0812007B2 true JPH0812007B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=14305615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2101626A Expired - Lifetime JPH0812007B2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0812007B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10456736B2 (en) 2015-10-19 2019-10-29 Paloza Llc Method and apparatus for purification and treatment of air

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247381Y2 (ja) * 1987-04-30 1990-12-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH043828A (ja) 1992-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4816251B2 (ja) 空調装置及び建物
JP2009236381A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JPH05141692A (ja) 空気調和機
JP4645529B2 (ja) 空調装置及び建物
JP4997830B2 (ja) 空調装置及び建物
JP2012102918A (ja) 空調システム及び建物
JPH0510551A (ja) エアコン装置
JP3432907B2 (ja) 空気調和装置
JP3831703B2 (ja) 空調機の洗浄システムおよび洗浄方法
JP3731113B2 (ja) 空気調和機
JP4816253B2 (ja) 空調装置及び建物
JP4816252B2 (ja) 空調装置及び建物
JPH0812007B2 (ja) 空気調和装置
JPH0933065A (ja) 空気調和方法および装置
JP3851609B2 (ja) 空調機の複数台制御方法
KR100511689B1 (ko) 에너지 절약형 항온 항습 공기조화장치
JPS62237231A (ja) 空気調和機
JPH04244537A (ja) 空気調和システム
JP2680761B2 (ja) 空気調和装置
KR100708556B1 (ko) 가습기능을 갖는 팬 코일 유니트
CN215175462U (zh) 一种室内机及空气处理装置
JPS642113Y2 (ja)
JPH086176Y2 (ja) 空調設備
JP2009002579A (ja) 換気空調システム
JPH09112963A (ja) 空気調和機およびその清掃方法