JPH081195B2 - 溶接インペラの製作方法 - Google Patents

溶接インペラの製作方法

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JPH081195B2
JPH081195B2 JP62034579A JP3457987A JPH081195B2 JP H081195 B2 JPH081195 B2 JP H081195B2 JP 62034579 A JP62034579 A JP 62034579A JP 3457987 A JP3457987 A JP 3457987A JP H081195 B2 JPH081195 B2 JP H081195B2
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JP
Japan
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welding
vane
impeller
end portion
start end
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JP62034579A
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JPS63205499A (ja
Inventor
義之 荒西
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P15/00Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
    • B23P15/006Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass turbine wheels

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠心型コンプレッサーやラジアルタービン
などに用いられるインペラの製作方法に係り、特にイン
ペラのベーンとクラウンプレートとを溶接するにおいて
応力集中を緩和できる溶接インペラの製作方法に関する
ものである。
[従来の技術] 遠心型コンプレッサーらラジアルタービンなどは回転
軸にインペラが取り付けられ、インペラの回転による遠
心力で各種流体が圧縮したり、或は流体の膨張でインペ
ラを回転するようになっている。
このインペラを、第3図,第4図により説明する。
第3図において、aは、回転軸bにて回転されるディ
スクで、その一方の面c側より削り出されて、面cの円
周方向に多数枚のベーンdが形成され、そのベーンdに
接合するようディスクaに、クラウンプレートeが被せ
られたのち、そのベーンdとクラウンプレートeとが溶
接接合されてインペラが形成される。
このインペラにおいては、圧縮機として用いる場合に
は、クラウンプレートeとディスクa間の内周側から被
圧縮流体が導入され、各ベーンd間を通って外周側に至
る間に被圧縮流体が圧縮され、逆にタービンとして用い
る場合には、外周側から流体が導入され、その流体の膨
張によりインペラが回転される。
この溶接インペラにおいては、その径或は形状によっ
ては、特に径の小さなインペラの場合には、ベーンdと
クラウンプレートeの接合部は、その全長にわたって溶
接することができず、第3図,第4図に示すようにクラ
ウンプレートeとベーンdの外周側の一部に溶接部fを
形成している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このように外周側の一部に溶接部fを
形成すると回転中の遠心力や熱歪によりベーンdには図
示の実線で示した応力分布Aが生じる。この場合溶接部
fの内周側の溶接始端部gには、第4図に示すように応
力が集中し、この溶接始端部gより低サイクル疲労が起
る問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、ベー
ンとクラウンプレートの接合部外周の一部を溶接するに
おいて、その内側の溶接始端部に応力集中が起きない溶
接インペラの製作方法を提供することを目的とする。
[課題点を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために、回転軸に取
り付けられるディスクの面に、多数のベーンをそのディ
スクと一体に起立させて設け、該ベーンにクラウンプレ
ートを被せると共にそのベーンの接合端部とクラウンプ
レートとを一部溶接し、使用時、その溶接部の内周側溶
接始端部に集中する応力を緩和するための溶接インペラ
の制作方法において、上記各ベーンの接合端部の内周側
溶接始端部に予め応力集中を緩和するためのストップホ
ールを端部側に開口するように形成し、そのストップホ
ールと外周側溶接始端部間を溶接するようにしたもので
ある。
[作用] 上記構成によれば、ベーンに予め内周側溶接始端部の
位置にストップホールを形成することで、使用中に内周
側溶接始端部にかかる応力集中を緩和できる。
[実施例] 以下、本発明に係る溶接インペラの製作方法の好適一
実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図,第2図において、1は回転軸2に取り付けら
れるディスクで、その一方の面3が削り出されて、その
円周方向に多数のベーン4が形成される。
このディスク1に一体に形成されたベーン4の接合端
部5には、流体の圧縮或は膨張通路6を形成するための
クラウンプレート7が被せられる。
ベーン4の接合端部5とクラウンプレート7とは、第
2図に示すようにその外周端の溶接始端部8から内周側
へ所定長さlまで溶接される。この溶接部9の内周側溶
接始端部10の位置に対応したベーン4の接合端部5に
は、略半円状のストップホール11が穿設される。
このストップホール11はディスク1からベーン4を削
り出して形成したのち、その各ベーン4の接合端部5に
予め形成する。
その後、ベーン4にクラウンプレート7を被せ、スト
ップホール11と外周側溶接始端部8間を溶接し、溶接イ
ンペラを製作する。
この本発明の溶接インペラにおいては、内周側溶接始
端部10の位置にストップホール11が穿設され、そのスト
ップホール11で溶接部9が切れるため、その始端部での
応力集中が緩和され、使用中ベーン4,ディスク1やクラ
ウンプレート7で生じる変形や熱歪が生じても、従来の
ようにその内周側溶接始端部10に応力集中がなくなり、
溶接部9の全体に分散してその応力がかかることとな
る。
またこのストップホール11はベーン4の翼面積に対し
て十分小さいため、圧縮,膨張などの性能面への影響は
無視できる。
[発明の効果] 以上説明したきたことから明らかなように本発明によ
れば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) ベーンの接合端部とクラウンプレートとを一部
溶接するにおいて、その内周側溶接始端部に位置したベ
ーンに予めストップホールを穿設することで、その溶接
始端部への応力集中を緩和でき、応力集中による疲労を
小さくできる。
(2) ストップホールを予め穿設するだけであり、そ
の製作が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の溶接インペラの製作方法で作成した溶
接インペラの部分断面図、第2図は第1図の要部拡大断
面図、第3図は従来の溶接インペラの部分断面図、第4
図は第3図の部分拡大断面図である。 図中、1はディスク、4はベーン、5が接合端部、7は
クラウンプレート、8は外周側溶接始端部、10は内周側
溶接始端部、11はストップホールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に取り付けられるディスクの面に、
    多数のベーンをそのディスクと一体に起立させて設け、
    該ベーンにクラウンプレートを被せると共にそのベーン
    の接合端部とクラウンプレートとを一部溶接し、使用
    時、その溶接部の内周側溶接始端部に集中する応力を緩
    和するための溶接インペラの制作方法において、上記各
    ベーンの接合端部の内周側溶接始端部に予め応力集中を
    緩和するためのストップホールを端部側に開口するよう
    に形成し、そのストップホールと外周側溶接始端部間を
    溶接することを特徴とする溶接インペラの制作方法。
JP62034579A 1987-02-19 1987-02-19 溶接インペラの製作方法 Expired - Lifetime JPH081195B2 (ja)

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JPS63205499A JPS63205499A (ja) 1988-08-24
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DE4402493A1 (de) * 1994-01-28 1995-08-03 Klein Schanzlin & Becker Ag Laufrad
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