JPH066240Y2 - 遠心圧縮機 - Google Patents
遠心圧縮機Info
- Publication number
- JPH066240Y2 JPH066240Y2 JP1988094614U JP9461488U JPH066240Y2 JP H066240 Y2 JPH066240 Y2 JP H066240Y2 JP 1988094614 U JP1988094614 U JP 1988094614U JP 9461488 U JP9461488 U JP 9461488U JP H066240 Y2 JPH066240 Y2 JP H066240Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- shroud
- centrifugal compressor
- piston
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/08—Sealings
- F04D29/16—Sealings between pressure and suction sides
- F04D29/161—Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/162—Sealings between pressure and suction sides especially adapted for elastic fluid pumps of a centrifugal flow wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば空気圧縮機、ガス圧縮機、ガスタービ
ン、過給機などの遠心圧縮機に関する。
ン、過給機などの遠心圧縮機に関する。
第3図は従来の遠心圧縮機の断面図である。図に於い
て、羽根車010は翼端がケーシング05のシュラウド
01と僅かな隙間08を保って回転できるように保持さ
れている。なお、シュラウド01はケーシング05の一
部で形成されている。
て、羽根車010は翼端がケーシング05のシュラウド
01と僅かな隙間08を保って回転できるように保持さ
れている。なお、シュラウド01はケーシング05の一
部で形成されている。
上記のように、従来の遠心圧縮機に於いては羽根車01
0の翼端とシュラウド01との隙間08は隙間08から
漏れる流量を小さくして効率を高めるようにできるだけ
狭く作られる。しかしながら、羽根車010は高速回転
によって遠心力が働くために変形してシュラウド01と
の隙間08がさらに小さくなり、羽根車010がシュラ
ウド01と接触して破損することがある。また、この隙
間08を大きくすると低回転時に効率が低下するなどの
問題を抱えている。
0の翼端とシュラウド01との隙間08は隙間08から
漏れる流量を小さくして効率を高めるようにできるだけ
狭く作られる。しかしながら、羽根車010は高速回転
によって遠心力が働くために変形してシュラウド01と
の隙間08がさらに小さくなり、羽根車010がシュラ
ウド01と接触して破損することがある。また、この隙
間08を大きくすると低回転時に効率が低下するなどの
問題を抱えている。
本考案に係る遠心圧縮機は上記の課題を解決することを
目的にしており、羽根車の外周を囲みケーシング側に装
着された可撓性のシュラウドと、上記羽根車出口の圧力
を受けて変形し上記シュラウドの内径を拡げる円環状の
ピストンとを備えてなる構成を特徴としている。
目的にしており、羽根車の外周を囲みケーシング側に装
着された可撓性のシュラウドと、上記羽根車出口の圧力
を受けて変形し上記シュラウドの内径を拡げる円環状の
ピストンとを備えてなる構成を特徴としている。
即ち、本考案に係る遠心圧縮機に於いてはシュラウドを
ケーシングと別体にラッパ状の板で形成するとともに、
羽根車出口の圧力を受ける円環状のピストンが設けられ
てシュラウドと連結しており、羽根車出口の圧力の変化
に応じてピストンの力がシュラウドに作用し、シュラウ
ドのラッパ状の拡がりが拡大するようになっている。羽
根車出口の圧力は羽根車の回転数の2乗に比例して上昇
し、羽根車にかかる遠心力も回転数の2乗に比例するの
で、遠心力による羽根車の変形に応じてピストンに圧力
が作用し、ピストンの変形によってシュラウドのラッパ
状の拡がりを拡げる。従って、羽根車の何れの回転数に
於いても隙間が大きく或いは小さくなり過ぎることなく
適正に保たれる。
ケーシングと別体にラッパ状の板で形成するとともに、
羽根車出口の圧力を受ける円環状のピストンが設けられ
てシュラウドと連結しており、羽根車出口の圧力の変化
に応じてピストンの力がシュラウドに作用し、シュラウ
ドのラッパ状の拡がりが拡大するようになっている。羽
根車出口の圧力は羽根車の回転数の2乗に比例して上昇
し、羽根車にかかる遠心力も回転数の2乗に比例するの
で、遠心力による羽根車の変形に応じてピストンに圧力
が作用し、ピストンの変形によってシュラウドのラッパ
状の拡がりを拡げる。従って、羽根車の何れの回転数に
於いても隙間が大きく或いは小さくなり過ぎることなく
適正に保たれる。
本考案の実施例を第1図および第2図に基づき説明す
る。第1図は本考案の一実施例に係る遠心圧縮機の断面
図、第2図はその作用説明図である。図に於いて、本実
施例に係る遠心圧縮機は第1図に示すようにシュラウド
1がラッパ状の板で形成され、ケーシング5とは別体に
造られている。このシュラウド1はその上流側に板厚を
薄くした部分1aを有しており、シュラウド1のラッパ
状の形状を保持したままでこの薄くした部分1aの変形
によってラッパ状の拡がりが変化するようになってい
る。また、円環状のピストン2が羽根車10と同心状に
設けられており、一端は板厚の薄い部分2aでケーシン
グ5に固定され、他端も板厚の薄い部分2bでシュラウ
ド1に連結されている。羽根車10の出口11近傍には
円状に連なった隙間7が設けられ、羽根車10の出口1
1圧力をピストン2の内側に導くようになっている。ピ
ストン2の外側はケーシング5に開けられた導圧孔6に
よって圧力が一定に保たれている。
る。第1図は本考案の一実施例に係る遠心圧縮機の断面
図、第2図はその作用説明図である。図に於いて、本実
施例に係る遠心圧縮機は第1図に示すようにシュラウド
1がラッパ状の板で形成され、ケーシング5とは別体に
造られている。このシュラウド1はその上流側に板厚を
薄くした部分1aを有しており、シュラウド1のラッパ
状の形状を保持したままでこの薄くした部分1aの変形
によってラッパ状の拡がりが変化するようになってい
る。また、円環状のピストン2が羽根車10と同心状に
設けられており、一端は板厚の薄い部分2aでケーシン
グ5に固定され、他端も板厚の薄い部分2bでシュラウ
ド1に連結されている。羽根車10の出口11近傍には
円状に連なった隙間7が設けられ、羽根車10の出口1
1圧力をピストン2の内側に導くようになっている。ピ
ストン2の外側はケーシング5に開けられた導圧孔6に
よって圧力が一定に保たれている。
このように、本遠心圧縮機に於いては、シュラウド1を
ケーシング5と別体にラッパ状の板で形成するととも
に、羽根車10の出口11圧力を受ける円環状のピスト
ン2が設けられてシュラウド1と連結しており、羽根車
10の出口11圧力の変化に応じてピストン2の力がシ
ュラウド1に作用し、第2図に示すようにシュラウド1
のラッパ状の拡がりが拡大するようになっている。な
お、図に於ける斜線は羽根車10の回転時にシュラウド
1,ピストン2,羽根車10が変形した状態を示してい
る。羽根車10の出口11圧力は羽根車10の回転数の
2乗に比例して上昇し、羽根車10にかかる遠心力も回
転数の2乗に比例するので、遠心力による羽根車10の
変形に応じてピストン2に圧力が作用し、ピストン2の
変形によってシュラウド1のラッパ状の拡がりを拡げ
る。従って、羽根車10の何れの回転数に於いても翼端
の隙間8が大きく或いは小さくなり過ぎることなく適正
に保たれる。
ケーシング5と別体にラッパ状の板で形成するととも
に、羽根車10の出口11圧力を受ける円環状のピスト
ン2が設けられてシュラウド1と連結しており、羽根車
10の出口11圧力の変化に応じてピストン2の力がシ
ュラウド1に作用し、第2図に示すようにシュラウド1
のラッパ状の拡がりが拡大するようになっている。な
お、図に於ける斜線は羽根車10の回転時にシュラウド
1,ピストン2,羽根車10が変形した状態を示してい
る。羽根車10の出口11圧力は羽根車10の回転数の
2乗に比例して上昇し、羽根車10にかかる遠心力も回
転数の2乗に比例するので、遠心力による羽根車10の
変形に応じてピストン2に圧力が作用し、ピストン2の
変形によってシュラウド1のラッパ状の拡がりを拡げ
る。従って、羽根車10の何れの回転数に於いても翼端
の隙間8が大きく或いは小さくなり過ぎることなく適正
に保たれる。
本考案に係る遠心圧縮機は前記の通り構成されており、
羽根車の何れの回転数に於いても翼端の隙間が大きく或
いは小さくなり過ぎることなく適正に保たれるので、羽
根車がシュラウドと接触して破損することがなくなり、
また低回転時に効率が低下することもなくなるなどの効
果が奏せられる。
羽根車の何れの回転数に於いても翼端の隙間が大きく或
いは小さくなり過ぎることなく適正に保たれるので、羽
根車がシュラウドと接触して破損することがなくなり、
また低回転時に効率が低下することもなくなるなどの効
果が奏せられる。
第1図は本考案の一実施例に係る遠心圧縮機の断面図、
第2図はその作用説明図、第3図は従来の遠心圧縮機の
断面図である。 01,1……シュラウド、2……ピストン、05,5…
…ケーシング、08,8……翼端の隙間、010,10
……羽根車。
第2図はその作用説明図、第3図は従来の遠心圧縮機の
断面図である。 01,1……シュラウド、2……ピストン、05,5…
…ケーシング、08,8……翼端の隙間、010,10
……羽根車。
Claims (1)
- 【請求項1】羽根車の外周を囲みケーシング側に装着さ
れた可撓性のシュラウドと、上記羽根車出口の圧力を受
けて変形し上記シュラウドの内径を拡げる円環状のピス
トンとを備えてなることを特徴とする遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988094614U JPH066240Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 遠心圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988094614U JPH066240Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 遠心圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218699U JPH0218699U (ja) | 1990-02-07 |
JPH066240Y2 true JPH066240Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31319168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988094614U Expired - Lifetime JPH066240Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 遠心圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066240Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147397A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-05-22 | Man B & W Diesel Gmbh | 流体機械 |
JP2019023433A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-14 | 日本電産株式会社 | 送風装置及び掃除機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2216516A1 (de) * | 2009-02-04 | 2010-08-11 | ABB Turbo Systems AG | Berstschutzvorrichtung für Radialverdichter |
-
1988
- 1988-07-19 JP JP1988094614U patent/JPH066240Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147397A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-05-22 | Man B & W Diesel Gmbh | 流体機械 |
JP2019023433A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-14 | 日本電産株式会社 | 送風装置及び掃除機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218699U (ja) | 1990-02-07 |
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