JP3254325B2 - 液体排出ポンプ - Google Patents
液体排出ポンプInfo
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Description
特に空気調和機のドレン水を外部に排出するのに適した
液体排出ポンプに関する。
となし、この曲面の小径側に吸込口を大径側に吐出口を
設けたポンプ本体と、このポンプ本体の上端開口部を閉
塞するカバー及び該カバーの上方に配置される駆動用モ
ータと、このモータの回転駆動軸に取付けられ前記本体
内で前記曲面に接しないように小間隙を保持して回転さ
れる回転羽根とを具備し、前記カバーの駆動軸挿通部に
前記本体内へ大気を流入させる気体流入部を設けた実公
平3ー35915号公報、実公平3ー38476号公報
等に開示の液体排出ポンプは知られている。
ンプは、このポンプ本体内に組込まれる回転羽根が複数
枚の羽根板を軸止着部から一体的に突出させた構成とな
っているので、モータ回転羽根の後流側に発生する内部
流体の圧力降下により、不均一な自由表面(液層と空気
層の境界面)を形成しながら液体内から気泡を発生し、
気体流入部より流入した空気を巻き込み、更には気泡の
羽根板面への衝突による圧縮、膨張、破裂等が繰り返さ
れ、振動や騒音が大きく発生するという問題があった。
なされたもので、その目的は揚程及び吐出量をほとんど
低下させることなく、低振動・低騒音にすることのでき
る液体排出ポンプを提供することにある。
に、本発明に係る液体排出ポンプは、内面を直径が漸次
に増加する曲面となし、この曲面の小径側に吸込口を大
径側に吐出口を設けたポンプ本体と、このポンプ本体内
で回転駆動軸に取付られて回転される回転羽根とを具備
し、上記回転羽根は、上記回転羽根の上部外周がリング
状の外輪により覆われると共に上記回転羽根はポンプ本
体の曲面との間に小間隙を保持して回転されることを特
徴とする。
を直径が漸次に増加する曲面となし、この曲面の小径側
に吸込口を大径側に吐出口を設けたポンプ本体と、この
ポンプ本体の上端開口部を閉塞するカバー及び該カバー
の上方に配置される駆動用モータと、このモータの回転
駆動軸に取付けられ前記本体内で前記曲面に接しないよ
うに小間隙を保持して回転される回転羽根とを具備し、
前記カバーの駆動軸挿通部に前記本体内へ大気を流入さ
せる気体流入部を設けた液体排出ポンプにおいて、前記
回転羽根を軸止着部に突設した羽根板と、この羽根板の
最大径部を同心的に外囲するリング状の外輪とから構成
したことを特徴とする。
部外周がリング状の外輪11またはリング状の外輪11
と截頭円錘筒12により覆われている。このため、ポン
プ本体1内の流体圧力が高くなる回転羽根最大径部の近
傍において、従来の回転羽根の場合に発生する羽根後流
の流体の圧力降下がなくなり、不均一な自由表面が均一
化されることにより、気泡の発生及び気体流入部より流
入した空気の巻き込みが減少し、更に気泡の羽根板面へ
の衝突による圧縮、膨張、破裂が少なくなり、これによ
り振動や騒音が著しく少ない液体排出ポンプを提供する
ことができる。
に説明する。この実施例の液体排出ポンプは、内面を直
径が漸次に増加するテーパー状の曲面となし、この曲面
4の小径側に吸込口2を、大径側に吐出口3を設けた円
錘カップ型のポンプ本体1と、このポンプ本体1の上端
開口部を閉塞するカバー10と、このカバー10の上方
に配置され前記本体1の上端取付部9に固定される駆動
用モータ7と、この駆動用モータ7の回転駆動軸6に取
付けられ前記本体1内で前記曲面4に接しないように小
間隙を保持して回転される回転羽根5とを具備し、前記
カバー10の駆動軸挿通部に前記本体1内へ大気を流入
させる気体流入部8(前記カバー10の中心口孔と回転
羽根5の軸止着部5aとの間に確保された小間隙の環状
隙間で形成される)を設けたものであって、その作用に
ついては前述した従来の液体排出ポンプと同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
脂で成形し、以下のように構成したことを要旨とするも
のである。即ち、第1の実施例においては、前記回転羽
根5を図1(B)に示すように、軸止着部5a(羽根ボ
ス部)の下端部から180度の対向位置に突出させた2
枚の羽根板15と、この2枚羽根板の最大径部を同心的
に外囲する前記羽根板15と同一の合成樹脂で一体的に
成形されたリング状の外輪11とから構成したことを要
旨とする。
根5を図1(C)に示すように、軸止着部5a(羽根ボ
ス部)の下端部から等角配置で放射状に突出させた6枚
の羽根板15と、この6枚羽根板の最大径部を同心的に
外囲する前記羽根板15と同一の合成樹脂で一体的に成
形されたリング状の外輪11とから構成したことを要旨
とする。
組込まれる回転羽根5が複数枚の羽根板15を軸止着部
5aから図2(A)の如く一体的に突出させた構成とな
っているので、回転羽根5の後流側において内部流体の
瞬間的な圧力降下が起り、水中より気泡aが図2(A)
に示すように発生する(キャビテーション)。また、高
速回転する回転羽根5で液体に回転運動を与えているた
め、液層13と空気層14の境界面(自由表面)で空気
が水中(液層13)に巻き込まれ気泡となる。
羽根5の板面に衝突し、圧縮と膨張及び破裂が繰り返さ
れ、大きな振動や騒音を発生する。これらの現象は回転
羽根5の周速の速い最大径部近傍で著しく表れる。
た本発明の第1の実施例及び第2の実施例では、回転羽
根板15の最大径部に該最大径部を同心的に外囲するリ
ング状の外輪11を一体的に設けることにより、液層1
3と空気層14の境界面(自由表面)を図2(B)の如
く均一に保ち、気泡の発生・衝突を少なくし、振動や騒
音を低減している。また、リング状の外輪11により回
転羽根5の回転バランスが良くなったことも、振動低減
の作用として有効である。
す。この第3の実施例おいては、前記回転羽根5を図1
(D)に示すように、軸止着部5a(羽根ボス部)の下
端部から等角配置で放射状に突出させた4枚の羽根板1
5と、この4枚羽根板の最大径部を同心的に外囲する前
記羽根板15と同一の合成樹脂で一体的に成形されたリ
ング状の外輪11と、前記羽根板最大径部下側のテーパ
ー縮径部分を羽根下方部5bを残して同心的に外囲する
外輪連設の截頭円錘筒12とから構成したもので、この
円錘筒12も前記外輪11と同様に4枚羽根板15と同
一の合成樹脂で一体的に成形されている。
に付加して、羽根板最大径部下側のテーパー縮径部分に
外輪連設の截頭円錘筒12を設けることにより、図2
(B)に示す液層13と空気層14の境界面(自由表
面)を均一にし、気泡の発生・衝突を少なくし、振動・
騒音を低減するのに更に効果がある。
転羽根5が合成樹脂であり、前記外輪11または該外輪
11と截頭円錘筒12が同一の合成樹脂で羽根板15と
一体的に成形されている場合について説明したが、前記
外輪11及び截頭円錘筒12を羽根板15とは別部品と
して構成し、前記羽根板15の外周部に圧入固定して
も、同一の効果を得ることができる。
内に組込まれる回転羽根を前述したような外輪または該
外輪と截頭円錘筒を有する構成としたので、回転羽根の
上部外周がリング状の外輪またはリング状の外輪と截頭
円錘筒により覆われる。
なる回転羽根最大径部の近傍において、従来の回転羽根
の場合に発生する羽根後流の流体の圧力降下がなくな
り、不均一な自由表面が均一化され、気泡の発生及び空
気の巻き込みが減少し、更に気泡の羽根板面への衝突に
よる圧縮、膨張、破裂が少なくなり、振動や騒音を減少
することができ、低振動・低騒音の液体排出ポンプの提
供が可能となる。
説明図であって、同図(A)はポンプ全体の構成を示す
中央縦断面図、同図(B)は2枚羽根板にリング状の外
輪を設けた第1実施例の回転羽根を示す斜視図、同図
(C)は6枚羽根板にリング状の外輪を設けた第2実施
例の回転羽根を示す斜視図、同図(D)は6枚羽根板に
リング状の外輪と外輪連設の截頭円錘筒を設けた第3実
施例の回転羽根を示す斜視図である。
較説明図であって、同図(A)は従来の液体排出ポンプ
の作用説明図、同図(B)は本発明の液体排出ポンプの
作用説明図である。
5…回転羽根、5a…軸止着部、5b…羽根下方部、1
5…羽根板、6…回転駆動軸、7…駆動用モータ、8…
気体流入部、9…本体上端取付部、10…カバー、11
…リング状の外輪、12…外輪連設の截頭円錘筒。
Claims (2)
- 【請求項1】 内面を直径が漸次に増加する曲面とな
し、この曲面の小径側に吸込口を大径側に吐出口を設け
たポンプ本体と、このポンプ本体内で回転駆動軸に取付
られて回転される回転羽根とを具備し、上記回転羽根
は、上記回転羽根の上部外周がリング状の外輪により覆
われると共に上記回転羽根はポンプ本体の曲面との間に
小間隙を保持して回転されることを特徴とする液体排出
ポンプ。 - 【請求項2】 内面を直径が漸次に増加する曲面とな
し、この曲面の小径側に吸込口を大径側に吐出口を設け
たポンプ本体と、このポンプ本体の上端開口部を閉塞す
るカバー及び該カバーの上方に配置される駆動用モータ
と、このモータの回転駆動軸に取付けられ前記本体内で
前記曲面に接しないように小間隙を保持して回転される
回転羽根とを具備し、前記カバーの駆動軸挿通部に前記
本体内へ大気を流入させる気体流入部を設けた液体排出
ポンプにおいて、前記回転羽根を軸止着部に突設した羽
根板と、この羽根板の最大径部を同心的に外囲するリン
グ状の外輪とから構成したことを特徴とする液体排出ポ
ンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06939494A JP3254325B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 液体排出ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06939494A JP3254325B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 液体排出ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279883A JPH07279883A (ja) | 1995-10-27 |
JP3254325B2 true JP3254325B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=13401351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06939494A Expired - Lifetime JP3254325B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 液体排出ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3254325B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169680A (ja) * | 2002-11-18 | 2004-06-17 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 羽根構造およびそれを用いた放熱装置 |
KR101315358B1 (ko) * | 2011-11-23 | 2013-10-08 | 윤용길 | 다단형 수중펌프 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP06939494A patent/JP3254325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07279883A (ja) | 1995-10-27 |
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