JPH08119457A - ロータリーフィーダー - Google Patents

ロータリーフィーダー

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Publication number
JPH08119457A
JPH08119457A JP26003094A JP26003094A JPH08119457A JP H08119457 A JPH08119457 A JP H08119457A JP 26003094 A JP26003094 A JP 26003094A JP 26003094 A JP26003094 A JP 26003094A JP H08119457 A JPH08119457 A JP H08119457A
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JP
Japan
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rotor
partition plate
casing
rotary feeder
air
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Application number
JP26003094A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Zaike
敏彰 財家
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SEKISUI PLANT SYST KK
Original Assignee
SEKISUI PLANT SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粉粒体がロータリーフィーダーのシール部材や
軸受の方へ入り込むことを確実に防止する。 【構成】ロータリーフィーダー1の外殻を形成するケー
シング2の胴部21内で回転して粉粒体を定量供給する
ロータ3と、該ロータ3の回転軸4を軸支する軸受4
1,41との間に、それぞれ仕切り板25を設け、該仕
切り板25にロータ3の回転軸4の軸径よりもわずかに
大きな穴径の挿通孔25bを形成して回転軸4を挿通
し、仕切り板25の外周縁をケーシング2に密封状態で
固定して仕切り板25とケーシング2のサイドプレート
24との間に空気溜まりkを形成し、ケーシング2のサ
イドプレート24,24のそれぞれに圧縮空気の供給口
24bを1個もしくは複数個設け、該供給口24bを通
って空気溜まりkに供給された圧縮空気が仕切り板25
の挿通孔25bと回転軸4との隙間からロータ3側に向
けて噴出するようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーフィーダー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ペレットやパウダーなどの粉
粒体の定量供給装置としてロータリーフィーダーが使用
されている。このロータリーフィーダー1は、図15に
示すように、胴部21およびこの胴部21にそれぞれ連
結された供給部22と排出部23からなるケーシング2
と、このケーシング2の胴部21内で回転可能なロータ
本体31およびこのロータ本体31に放射状に固定され
て先端が胴部21の内壁面に摺接可能な複数枚のベーン
32からなるロータ3とで構成され、ロータ3は、ケー
シング2の両側に配設された軸受41を介して回転自在
に軸支された回転軸4と一体に連結されている。そし
て、粉粒体を収容するホッパー5の排出口5aに前記ケ
ーシング2における供給部22の上端開口22aが接続
され、また、排出部23の下端開口23aが空気輸送管
6の導入口6aに接続されている。
【0003】したがって、回転軸4をチェーンスプロケ
ットや歯車などを介して回転駆動させると、回転軸4と
一体のロータ3が回転し、ホッパー5に収容された粉粒
体は、ケーシング2の供給部22を経て流下し、隣接す
る一対のベーン32およびロータ本体31で形成される
収容凹部3aと胴部21の内壁面とで形成される収容空
間Sに収容された後、排出部23を通って空気輸送管6
に排出され、さらに、空気輸送管6にブロアー(図示せ
ず)を介して供給された圧送空気によって受け入れ設備
まで空気輸送されるようになっている。
【0004】ところで、このようなロータリーフィーダ
ー1は、その機能上ケーシング2の胴部21内壁面とロ
ータ3のベーン32先端との間に微小な隙間が形成され
ており、粉粒体の輸送時、粉粒体がこの微小な隙間から
ベーン32の両側先端を越えて、ケーシング2における
胴部21の側壁内面とロータ3の側面部との間に侵入
し、ついにはシール部材や軸受に入り込んで損傷させ、
ロータ3を回転不能に陥らせる問題があった。
【0005】このため、実開昭61−5833号公報に
記載されるように、空気輸送管から分岐させた分流管を
ケーシングの側壁に接続し、圧縮空気をケーシングの側
壁内面とロータの側板外面との間に形成されるサイドチ
ャンバーに供給してベーンの両側先端縁からロータ側に
噴出させ、ベーン両側先端縁から侵入しようとする粉粒
体を押し戻してシール部材や軸受への入り込みを防止す
ることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな粉粒体の侵入防止方法では、ロータの先端縁外周全
長にわたって軸受側に粉粒体が侵入しない程度の圧力と
流速で圧縮空気をロータ側に噴出させる必要があるが、
長大な外周全長にわたって圧縮空気を均一に噴出させる
ことはほとんど不可能である。しかも、ベーン両側先端
縁にいったん粉粒体の噛み込みが発生すると、サイドチ
ャンバーに供給された圧縮空気は、その噛み込み部分を
避けて空気抵抗の少ない部分、すなわち、噛み込みの発
生していない部分から噴出することから、噛み込みを除
去することはできない。このため、ベーン両側先端縁か
ら粉粒体の侵入が継続し、シール部材や軸受を損傷さ
せ、ついには、ロータを回転不能に陥らせるものであ
る。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、粉粒体による軸受やシール部材の損傷を確
実に防止することのできるロータリーフィーダーを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、胴部およびこ
の胴部にそれぞれ連結された供給部と排出部からなるケ
ーシングと、このケーシングの両側に配設された軸受を
介して回転自在に軸支された回転軸と、この回転軸に一
体に連結され、ケーシングの胴部内で回転可能なロータ
とで構成され、ロータを回転させることによってケーシ
ングの供給部から流下する粉粒体がロータに形成された
収容凹部とケーシングの胴部内壁とで形成される収容空
間に収容され、排出部を通って排出されるロータリーフ
ィーダーにおいて、前記ロータとそれぞれの軸受との間
に仕切り板を設け、該仕切り板にロータの回転軸の軸径
よりもわずかに大きな穴径の挿通孔を形成して回転軸を
挿通し、仕切り板の外周縁をケーシングに密封状態で固
定して仕切り板とケーシングのサイドプレートとの間に
空気溜まりを形成し、また、ケーシングのサイドプレー
トのそれぞれに圧縮空気の供給口を1個もしくは複数個
設け、該供給口を通って空気溜まりに供給された圧縮空
気が仕切り板の挿通孔と回転軸との隙間からロータ側に
向けて噴出するようにされていることを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】ホッパーから流下する粉粒体は、ケーシングを
経て排出される。この際、空気溜まりに圧縮空気を供給
した状態でロータリーフィーダーを作動すると、ロータ
側から軸受側に侵入しようとする粉粒体は、仕切り板の
挿通孔と回転軸との隙間を通ってロータ側に噴出する圧
縮空気の空気圧により押し戻されることから、粉粒体が
シール部材や軸受に入り込むことを確実に防止すること
ができ、ロータリーフィーダーを長期間にわたって安定
して稼働させることができる。
【0010】また、空気溜まりを複数個の分離帯によっ
て複数個に分割した場合は、侵入しようとする粉粒体の
多少に関係なく、分割された一方の空気溜まりから他方
の空気溜まり側への圧縮空気の回り込みが規制され、そ
れぞれ侵入しようとする粉粒体を各別に押し戻すことが
できる。
【0011】さらに、仕切り板のロータ側に臨む内面側
に、仕切り板の挿通孔からその下端外周縁にかけて連続
する凹陥部を形成すると、軸受側に侵入しようとする粉
粒体は、仕切り板の挿通孔と回転軸との隙間を通ってロ
ータ側に噴出する圧縮空気の空気圧により押し戻された
後、ロータと仕切り板との間に長く滞留せず早く確実に
排出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】なお、説明の便宜上、図15に示した従来
例の部材と同一の部材には同一の符号を用いる他、それ
らの詳細な説明は重複するため省略する。
【0014】図1には、本発明のロータリーフィーダー
1の第1実施例が示されており、そのケーシング2にお
ける胴部21の両側面に形成された開口部21aには、
外周にシール材25aを配設した仕切り板25が嵌入さ
れている。この仕切り板25は、前述したケーシング2
の開口部21aを遮蔽するようにケーシング2の胴部2
1に固定されたサイドプレート24の内面側にボルト2
4aを介して一体に連結されている。
【0015】一方、サイドプレート24の外面側には、
回転軸4の両端を軸支する軸受41を配設したベアリン
グケース42がボルト42aを介して一体に連結されて
いる他、回転軸4と一体のスリーブ43を密封するグラ
ンドパッキンなどのシール部材44が挾み込まれて一体
に連結されている。さらに、サイドプレート24には、
圧縮空気のエア配管7が接続された1個もしくは複数個
の供給口24bが形成されている。
【0016】この仕切り板25は、図2および図3に示
すように、軸受41側に臨む外面側に円形状の陥没部2
5kが形成されており、仕切り板25の陥没部25kが
サイドプレート24の内面に当接されて空気溜まりkを
形成するようになっている。また、仕切り板25の中央
部には、回転軸4の軸径よりもわずかに大きな穴径を有
する挿通孔25bが形成されている。
【0017】次に、本実施例の作動について説明する
と、まず、供給口24bに接続されたエア配管7から圧
縮空気を空気溜まりkに供給すると、その圧縮空気は、
仕切り板25の挿通孔25bと回転軸4との隙間からロ
ータ3側に向かって噴出することになる。この場合、仕
切り板25の挿通孔25bと回転軸4との隙間部は、そ
の全周長が短く、かつ、間隙(回転軸4の軸径と挿通孔
25bの穴径との差)が小さいことから、圧縮空気は、
回転軸4の全周にわたって大きな圧力で噴出する。
【0018】ここで、図示しない電動モータを回転駆動
させ、チェーンスプロケット8を介して回転軸4を回転
駆動させると、回転軸4と一体のロータ3が回転し、ホ
ッパー5に収容された粉粒体は、ケーシング2の供給部
22を経て隣接する一対のベーン32およびロータ本体
31で形成される収容凹部3aと胴部21の内壁面とで
形成される収容空間Sに収容された後、排出部23を通
って空気輸送管6に排出される。
【0019】そして、仕切り板25の内壁面とロータ3
のベーン32側端との間に挾み込まれて軸受41側に侵
入しようとする粉粒体は、前述したように、仕切り板2
5の挿通孔25bと回転軸4との隙間からロータ3側に
向かって噴出されている圧縮空気によってそれ以上の侵
入が防止される。この結果、粉粒体はシール部材44や
軸受41に達することがなく、長期にわたって安定した
回転性能を維持することができる。
【0020】次に、本発明のロータリーフィーダー1の
第2実施例を図4乃至図6に基づいて説明すると、この
ロータリーフィーダー1に設けられた仕切り板25は、
図5に示すように、軸受41側に臨む外面側に形成され
た円形状の陥没部25kに複数個の突起25cが形成さ
れてサイドプレート24の内面に当接されるようになっ
ている他、ロータ3側に臨む内面側には、図6に示すよ
うに、その挿通孔25bから仕切り板25の下端外周縁
にかけて連続する扇形状の凹陥部25dが形成されてい
る。また、仕切り板25に形成された挿通孔25bは、
その軸方向中央において、回転軸4の軸径よりもわずか
に大きな穴径となっているものの、内外双方に向かっ
て、徐々に穴径が大きくなるように形成されている。
【0021】さらに、この仕切り板25は、ロータ3と
の隙間を調整可能なようにサイドプレート24に固定さ
れている。具体的には、サイドプレート24に設けた調
整ボルト24cの先端を突出させて仕切り板25をロー
タ3に押しつけた後に、調整ボルト24cの先端を必要
隙間(0.1〜0.5mm)分後退させる。その後、仕
切り板25に埋設された調整ボルト25eに螺合したナ
ット25fを締めつけることによって仕切り板25とロ
ータ3との隙間を調整できるようになっている。
【0022】したがって、この実施例においては、挿通
孔25bと回転軸4との隙間からロータ3側に向かって
噴出される圧縮空気は、挿通孔25bの開口面積が徐々
に絞られてノズル状に形成されていることによって流速
が増加され、粉粒体の侵入をより強力に防止することが
できる。また、この圧縮空気によって侵入を防止された
粉粒体は、仕切り板25の内面側に形成された凹陥部2
5dを経て排出部23に落下することから、粉粒体が仕
切り板25とロータ3との間に滞留することがない。さ
らに、仕切り板25の外面側には、サイドプレート24
の内面と当接する複数個の突起25cが形成されている
ことから、ホッパー5からロータ3の収容凹部3aに流
下した粉粒体による圧力を受けて仕切り板25が外方に
撓んで湾曲することが防止され、挿通孔25bと回転軸
4との隙間を常に一定に維持することができる。
【0023】なお、この実施例においては、シール部材
44としてメカニカルシールが採用されている他、回転
軸4は歯車9を介して回転駆動されるようになってい
る。また、仕切り板25の内面側に形成された凹陥部2
5dの形状は、扇形状に限るものではない。
【0024】次に、本発明のロータリーフィーダー1の
第3実施例を図7乃至図10に基づいて説明すると、こ
のロータリーフィーダー1に設けられた仕切り板25
は、図8に示すように、軸受41側に臨む外面側に形成
された円形状の陥没部25kに、その外周縁から挿通孔
25bに向かって複数個の分離帯25gがサイドプレー
ト24の内面と当接する高さで形成されている。このた
め、サイドプレート24と仕切り板25とで形成される
空気溜まりkは、前述した分離帯25gによって複数個
に分割され、この各分割された空気溜まりkにそれぞれ
圧縮空気が供給されるように、サイドプレート24には
複数個の供給口24bが形成されている。
【0025】したがって、複数個の分離帯25gによっ
て複数個に分割された空気溜まりkの一方は、ロータ3
が反時計回りに回転する時、図10に示すように、ホッ
パー5から流下する粉粒体をロータ3の収容凹部3aに
収容して排出するまでの上弦室側(図10において、Y
−Y線で区画された左上半部)に対応し、他方の空気溜
まりkは、ロータ3の収容凹部3aに収容された粉粒体
を排出して再びホッパー5から流下する粉粒体を受け取
るまでの下弦室側(図10において、Y−Y線で区画さ
れた右下半部)に対応している。
【0026】このため、それぞれ分割された各空気溜ま
りkに圧縮空気を供給した状態でロータ3を回転させる
と、前述したように、仕切り板25の挿通孔25bと回
転軸4との隙間を通った圧縮空気がロータ3側に向かっ
て噴出し、粉粒体の侵入を防止する。この際、ロータリ
ーフィーダー1の上弦室側から空気溜まりk側へ侵入し
ようとする粉粒体の量は、ロータリーフィーダー1の下
弦室側から空気溜まりk側へ侵入しようとする粉粒体よ
りも多い。そして、上弦室側から侵入しようとする粉粒
体については、上弦室側に対応する一方の空気溜まりk
側から挿通孔25bを通って噴出する圧縮空気が防止
し、一方、下弦室側から侵入しようとする粉粒体につい
ては、下弦室側に対応する一方の空気溜まりk側から挿
通孔25bを通って噴出する圧縮空気が防止することに
なる。
【0027】また、この際、下弦室側に比べて相対的に
多くの粉粒体を押し戻す必要のある上弦室側に噴出する
圧縮空気は、下弦室側に噴出する圧縮空気よりも抵抗が
大きくなり、分離帯25gが無ければ空気抵抗の少ない
下弦室側に対応する空気溜まりkに逃げようとするもの
の、分離帯25gによって両方の空気溜まりkは連通が
阻止されていることから、上弦室側から空気溜まりk側
に侵入しようとする粉粒体を大きな空気圧で押し戻すこ
とになる。
【0028】したがって、粉粒体が下弦室側からも上弦
室側からも空気溜まりk側に侵入できず、この結果、粉
粒体がシール部材44や軸受41などに入り込むことを
確実に防止することができる。
【0029】この実施例においては、分離帯25gを2
個設けて空気溜まりkを二分割したものを例示したが、
分離帯25gは3個以上設けてもよく、また、空気溜ま
りkを分割できればよいことから、その形状は特に限定
されないものである。また、分離帯25gを仕切り板2
5と一体に形成するものに代えて、仕切り板25と別体
に形成し、仕切り板25に取り付けるようにしてもよ
い。
【0030】一方、図11乃至図13には、本発明の第
4実施例が記載されている。この実施例においては、ロ
ータ3は、ベーン32の両側端に側板33を設けて構成
されており、また、仕切り板25は、その外周がケーシ
ング2における胴部21の開口部21aに溶接されてい
る。そして、仕切り板25の軸受41側に臨む外面側は
平板状に形成されている他、ロータ3側に臨む内面側に
は、詳細には図示しないが、前述したように、挿通孔2
5bからその下端外周縁にかけて連続する凹陥部25d
が形成されている。さらに、仕切り板25に形成された
挿通孔25bは、その軸方向の軸受41側において、回
転軸4の軸径よりもわずかに大きな穴径となっているも
のの、ロータ3側に向かって、徐々に穴径が大きくなる
ように形成されている。
【0031】また、サイドプレート24の内面側には、
胴部21の開口部21aに合致する上端外周縁および下
端外周縁から挿通孔25bの穴径に一致する位置に向か
って徐々に先細となる略三角形状の肉厚部24d,24
dがそれぞれ形成されており、これらの肉厚部24dに
は、それぞれ該肉厚部24dと同形状のシールパッキン
24eが仕切り板25と接するように設けられている。
そして、肉厚部24dとシールパッキン24eとによっ
てそれぞれ分割された空気溜まりkには、それぞれ圧縮
空気が供給されるように、サイドプレート24には複数
個の供給口24bが形成されている。
【0032】したがって、サイドプレート24と仕切り
板25とで形成される空気溜まりkを複数個に分割する
肉厚部24dとシールパッキン24eは、前述した分離
帯として機能する。すなわち、空気溜まりkは、肉厚部
24dとシールパッキン24eとにより、上弦室(図1
2において、肉厚部24d,24dで区画された左上半
部)に対応する一方の空気溜まりと、下弦室(図12に
おいて、肉厚部24d,24dで区画された右下半部)
に対応する他方の空気溜まりに分割され、両空気溜まり
の連通は阻止されている。そこで、粉粒体の侵入は、上
弦室および下弦室からロータ3側に向かって噴出する圧
縮空気の空気圧により各別に阻止されることになる。結
局、粉粒体は空気溜まりkの下弦室側へも上弦室側へも
侵入することはできず、この結果、粉粒体がシール部材
44や軸受41などに入り込むことを確実に防止するこ
とができる。
【0033】なお、これらの実施例においては、ロータ
本体31と複数枚のベーン32でロータ3を構成した
が、図14に示すように、ケーシング2における胴部2
1の内壁に周面が摺接して回転するとともに、ポケット
(収容凹部)31aを形成したロータ本体31でロータ
3を構成することもできる。このようなロータ3を採用
した場合であっても、ロータ3を回転させることによ
り、ホッパー4内の粉粒体を、ロータ本体31のポケッ
ト31aと胴部21の内壁とで形成された収容空間Sに
収容して排出することができる。そして、このようなロ
ータ3を用いたロータリーフィーダー1においても、ロ
ータ本体31の外周縁両側端から挾み込まれて侵入しよ
うとする粉粒体は、仕切り板25の挿通孔25bと回転
軸4との隙間を通って噴出する圧縮空気によって押し戻
され、粉粒体の入り込みに伴うシール部材44や軸受4
1の損傷を確実に防止し、回転性能を長期間にわたって
維持することができるものである。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロータリ
ーフィーダーのケーシングの胴部内で回転するロータ
と、該ロータの回転軸を軸支する両軸受との間にそれぞ
れ仕切り板を設け、該仕切り板にロータの回転軸の軸径
よりもわずかに大きな穴径の挿通孔を形成して回転軸を
挿通し、仕切り板の外周縁をケーシングに密封状態で固
定して仕切り板とケーシングのサイドプレートとの間に
空気溜まりを形成し、ケーシングのサイドプレートのそ
れぞれに圧縮空気の供給口を1個もしくは複数個設け、
該供給口を通って空気溜まりに供給された圧縮空気が仕
切り板の挿通孔と回転軸との隙間からロータ側に向けて
噴出するようにされていることから、ロータ側から軸受
側に侵入しようとする粉粒体は、仕切り板の挿通孔と回
転軸との隙間を通りロータ側に噴出する圧縮空気によっ
てロータ側に押し戻されることになる。したがって、粉
粒体がシール部材や軸受に入り込むことを確実に防止す
ることができ、ロータリーフィーダーを長期間にわたっ
て安定して稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーフィーダーの第1実施例を
示す断面図である。
【図2】図1のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の外面側斜視図である。
【図3】図1のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の内面側斜視図である。
【図4】本発明のロータリーフィーダーの第2実施例を
示す断面図である。
【図5】図4のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の外面側斜視図である。
【図6】図4のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の内面側斜視図である。
【図7】本発明のロータリーフィーダーの第3実施例を
示す断面図である。
【図8】図7のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の外面側斜視図である。
【図9】図7のロータリーフィーダーに採用された仕切
り板の内面側斜視図である。
【図10】図7のX−X線断面図である。
【図11】本発明のロータリーフィーダーの第4実施例
を一部省略して示す断面図である。
【図12】図11のZ−Z線断面図である。
【図13】図12のU−U線断面図である。
【図14】他のロータを採用した本発明のロータリーフ
ィーダーを示す断面図である。
【図15】従来のロータリーフィーダーを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ロータリーフィーダー 2 ケーシング 21 胴部 22 供給部 23 排出部 24 サイドプレート 24b 供給口 24e シールパッキン 25 仕切り板 25a シール材 25b 挿通孔 25c 突起 25d 凹陥部 25g 分離帯 25k 陥没部 3 ロータ 31 ロータ本体 32 ベーン 3a,31a 収容凹部 4 回転軸 41 軸受 44 シール部材 6 空気輸送管 S 収容空間 k 空気溜まり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部およびこの胴部にそれぞれ連結され
    た供給部と排出部からなるケーシングと、このケーシン
    グの両側に配設された軸受を介して回転自在に軸支され
    た回転軸と、この回転軸に一体に連結され、ケーシング
    の胴部内で回転可能なロータとで構成され、ロータを回
    転させることによってケーシングの供給部から流下する
    粉粒体がロータに形成された収容凹部とケーシングの胴
    部内壁とで形成される収容空間に収容され、排出部を通
    って排出されるロータリーフィーダーにおいて、前記ロ
    ータとそれぞれの軸受との間に仕切り板を設け、該仕切
    り板にロータの回転軸の軸径よりもわずかに大きな穴径
    の挿通孔を形成して回転軸を挿通し、仕切り板の外周縁
    をケーシングに密封状態で固定して仕切り板とケーシン
    グのサイドプレートとの間に空気溜まりを形成し、ま
    た、ケーシングのサイドプレートのそれぞれに圧縮空気
    の供給口を1個もしくは複数個設け、該供給口を通って
    空気溜まりに供給された圧縮空気が仕切り板の挿通孔と
    回転軸との隙間からロータ側に向けて噴出するようにさ
    れていることを特徴とするロータリーフィーダー。
  2. 【請求項2】 前記仕切り板もしくはサイドプレート
    に、空気溜まりを複数個に分割する分離帯を形成し、分
    離帯によって区画された各空気溜まりにそれぞれ開口す
    るように、サイドプレートに圧縮空気の供給口を形成
    し、仕切り板の挿通孔と前記各供給口とが連通するよう
    に形成された請求項1記載のロータリーフィーダー。
  3. 【請求項3】 前記仕切り板のロータ側に臨む内面側
    に、仕切り板の挿通孔から下端外周縁にかけて連続して
    凹陥する凹陥部が形成された請求項1もしくは請求項2
    記載のロータリーフィーダー。
JP26003094A 1994-10-25 1994-10-25 ロータリーフィーダー Pending JPH08119457A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293637A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Akatake Engineering Kk 粉体装置の軸受構造
CN102951461A (zh) * 2012-11-09 2013-03-06 大连海顺重工环保设备有限公司 一种星形卸料器
WO2014002980A1 (ja) * 2012-06-25 2014-01-03 電気化学工業株式会社 粉粒体の供給装置及びそれを用いた吹付け工法

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