JPH0324506Y2 - - Google Patents

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JPH0324506Y2
JPH0324506Y2 JP1985137945U JP13794585U JPH0324506Y2 JP H0324506 Y2 JPH0324506 Y2 JP H0324506Y2 JP 1985137945 U JP1985137945 U JP 1985137945U JP 13794585 U JP13794585 U JP 13794585U JP H0324506 Y2 JPH0324506 Y2 JP H0324506Y2
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groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粒体の定量排出を行なうロータリーバ
ルブ噛込み防止構造に関する。
(従来技術) 第10図に示すように従来のロータリーバルブ
は、ロータリーケース1内に概ね水平なローター
軸2aを回転自在に配置すると共に、ローター軸
2aの外周面に複数のブレード21を放射直線状
に設け、ブレード21の半径方向外方側の先端部
21aをケース内壁面1aに近接させ、ケース1
の下端部に粒体排出口5を設け、ケース1の上部
側に粒体投入口6を設けている。矢印Rがロータ
ー2の回転方向である。
このようなロータリーバルブで問題になるの
は、投入口6の回転方向前端部A付近における粒
体の噛込み現象である。即ちブレード先端部21
aとケース内壁面1aの間で粒体が挟まれてしま
い、それにより粒体を変形あるいは圧壊したり、
ケース自体を損傷させるおそれがある。
上記噛込み現象を防止するために、例えば特公
昭43−26892のようにブレードの形状を工夫した
装置等が開発されているが、ブレード自体が極め
て厚肉でその断面積が大きいために、ケース内の
スペースの利用効率は良くない。従つてブレード
の材料費等が高くつくと共に、ケースも大型化し
てしまう。
しかも上記特公昭43−26892の装置は、ペレツ
ト投入口を、ロータ回転方向後方側(略真横)に
ずらして設けており、従つて投入口がローター軸
を通る垂直面に対して非対称となり、装置全体の
大型化を一層助長している。
また粒体投入時に、ローターの略全幅に渡つて
空間部を形成するように構成することにより、噛
込みを防止するようにしているが、そのために充
填効率を無駄に下げている。
(考案の目的) 本考案の目的は、噛込みを確実に防止すると共
にローターのポケツト内への充填効率を向上さ
せ、さらに装置全体をコンパクトにすることであ
る。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、ロータリ
ーケース内に水平軸を中心に回転するローターを
設け、ローターの外周面に複数枚のブレードを概
ね放射状に備え、上記ケースの上部に粒体投入口
を設け、投入口内には、ローター幅方向に一定の
短い幅を有する遮蔽部を、投入口のローター回転
方向後端部から上記対向壁面のローター回転方向
前端縁部分までロータ回転方向に沿つて形成した
ロータリーバルブにおいて、投入口の内、ブレー
ド回転方向に対向する対向壁面の下端縁を、上方
から見てローター軸方向幅の中央線に対して対称
な概ねVの字形に形成し、遮蔽部の前方延長線上
には下方に向いて開くと共に上記対向壁面下端縁
の前端縁よりも前方に延びる補助投入溝を形成
し、該補助投入溝を、上記対向壁面の傾斜に沿う
下開きの連絡溝を介して投入口の前端部分に連通
している。
(実施例) 第3図において、ローター2はローター軸2
a、複数枚のブレード3、1対のエンドプレート
4及び内筒7から構成されている。水平なロータ
ー軸2aはロータリーケース1に回転自在に支持
され、1対のエンドプレート4はローター軸2の
外周面に固着され、エンドプレート4間に内筒7
が固着され、内筒7の外周面に例えば8枚のブレ
ード3が円周方向に等間隔を隔てて設けられてい
る。ケース1の下端には排出口(第10図の排出
口5と同様の排出口)が設けられ、排出口は例え
ば高圧ガス式の粒体移送装置に接続している。ケ
ース1の上端部には投入口ケース8が設けられて
おり、該ケース8内に粒体投入口6が形成されて
いる。
第1図において、投入口6の内、回転方向Rの
前半分には概ね水平な壁面10が形成されてお
り、回転方向Rの後半部分にはブレード3間のポ
ケツト部分に開口する開口部分11が形成されて
いる。
ロータ回転方向Rに対向する対向壁面12の下
端縁12aは、回転方向後方側に向いて開くVの
字形に形成されている。即ち対向壁下端縁12a
は、ローター幅を概ね垂直2等分する面Lに対し
て対称に形成され、上記面L側からローター幅両
端側に行くに従い後方にくるように傾斜してい
る。対向壁面下端縁12aの傾斜角αは例えば
45゜である。開口部11のローター幅中央部には
対向壁面前端縁Aから投入口後端部まで延びる遊
蔽部15が形成されており、遮蔽部15の幅W1
は短く、例えば投入口6の幅W2の約1/5(4cm)
である。遮蔽部15の後端部には後方に向かつて
V形に広がる幅広部15aが形成されている。
対向壁面下端縁12aの前端部Aには、第4図
に示すように下端縁12aの傾斜方向に沿つて延
びる連絡溝16がそれぞれ形成されており、連絡
溝16の断面形状は下開きコの字形状に形成され
ており、ペレツトが2〜3個程度通過しうる断面
である。両溝16は遮蔽部15の前方部で合流
し、補助投入溝18に連通している。補助投入溝
18は遮蔽部15の前方延長線上を前方(R方
向)へと延び、その前端部は閉じている。補助投
入溝18の断面形状は下開きのコの字形であり、
その幅は前方に行くに従い緩やかに狭くなつてお
り、溝18内のペレツトをローター幅中央部へと
集めるようになつている。
補助投入溝18の前端縁18aの位置は、第2
図に示すようにローター最上端部Eの位置から角
度θ1回転方向前方であり、角度θ1は30゜〜50゜
の範囲である。第2図ではθ1は30゜に設定され
ているが、45゜位が望ましい。投入口6の前後方
向幅はローター2の直径幅内に収まつており、上
記ローター最上端部Eに対する投入口6の下端面
の後端部Dの角度θ2は例えば60゜に設定されて
おり、ローター最上端部Eに対する投入口6の下
端面の前端部Cの度θ3は例えば47゜に設定され
ている。
投入口6の下端面、即ち遮蔽部15や壁部10
の下端面は、ローター2の回転外周面に沿つて円
弧状に形成されている。
また第3図において、対向壁面12はその下端
部側がローター幅中央部側にくるように傾斜して
いる。
第8図は本考案を適用した場合の充填効率とロ
ーター回転数との関係を示すグラフ、第9図は排
出能力とローター回転数との関係を示すグラフで
ある。
(作用) ローター2は適宜の駆動機構により第2図の矢
印R方向へと回転し、ペレツト(粒体)Tは例え
ば投入口上方のホツパー等から投入口6の後部分
へと供給される。ペレツトTは例えば直径が4mm
で長さが3mmの円筒状に形成されている。
第3図の開口部11からブレード3間のポケツ
トにペレツトTは投入されるが、遮蔽部15によ
りポケツト内にはローター幅中央部に安息角だけ
の小さな空間部(非充填部分)Sが形成される。
ローター2の回転に伴い対向壁面下端縁12a
においては、第1図のように下端縁12aがブレ
ード3に対して傾斜(角度α)していることによ
りペレツトTを中央部に集めると同時に滑らせ、
ペレツトの噛込みを防止する。第1図の対向壁面
12の前端部Aまで送られたペレツトは、連絡溝
16に流入する。従つて前端部Aにおいても噛込
みは生じない。また対向壁面下端縁12aはロー
ター幅中央部に対して概ね対称に形成されている
ので、ペレツトは左右均等に投入される。
連絡溝16から補助投入溝18内に入つたペレ
ツトは徐々に第3図の空間部Sのある中央部へと
集められ、第2図の補助投入溝前端縁18aにく
るまでに重力により落下し、ポケツト内の空間部
S(第3図)に確実に納まる。従つて補助投入溝
18の前端縁18aにおいても噛込みは生じな
い。しかも空間部Sに供給されることにより充填
効率も良くなる。
ポケツト内に充填されたペレツトは、第2図に
示すように投入口前端部Cを過ぎる頃までに、重
力による移動によりその後上端部に小さな空間部
S′ができている。そしてさらに下方へと回転して
下端供給口から放出される。
なおローター2が停止した時において、例えば
第2図の回転方向後端部側に位置するポケツトに
は続々とペレツトが投入されるが、遮蔽部15の
後端部には第1図に示すようにに幅広部15aが
形成されているので、ポケツト中央部に第3図の
空間部Sよりも大きな空間部が形成されることに
なる。従つてペレツトが過剰供給されることはな
く、ローター2の再回転時にも噛込みは生じな
い。
(別の実施例) (1) 第5図に示す実施例は、補助投入溝18の周
壁にエア吹出し部20を複数個設けた例であ
る。吹出しエアにより補助投入溝18内のペレ
ツトの噛込みをより一層効果的に防止できる。
(2) 第6図の実施例は、対向壁面下端縁12a
を、回転方向前方側に向いて開くようなVの字
形状に形成した例である。第6図の場合には、
ローター幅方向両端部に遮蔽部15がそれぞれ
形成されており、各遮蔽部15に対応させて連
絡溝16及び補助溝18をそれぞれ形成してい
る。即ち第6図の構造は、第1図の装置をロー
ター幅中央部で分割したものを左右逆に入替え
たような構造である。従つて各遮蔽部15の幅
は第1図のものの1/2(1/2W1)である。
第6図の構造によると、ペレツト投入時にロ
ーター幅両端部に第1図の空間部Sに対応する
空間部ができ、それらの空間部にそれぞれ補助
投入溝18からペレツトが投入される。
(3) 第2図の仮想線で示すように、投入口6の前
半部の壁部10′を、後方にくるに従い下方に
くるように傾斜させてもよい。それにより供給
性能は向上する。
(4) 第3図では対向壁面12を傾斜させている
が、仮想線で示すように垂直な対向壁面12′
を形成してもよい。
(5) 投入口6の構造としては、第2図のようにロ
ータリーケース1の上端部に投入口の形成体を
固着するようにしてもよいし、あるいは第10
図のように投入口6′を一体に有するロータリ
ーケース1の上記投入口6′部分に、第2図の
ような投入ケース8をユニツトとして嵌込むよ
うにしてもよい。
(6) 第7図に示す実施例は、ブレード3を回転方
向後方に向いてひらくような円弧状に形成した
例である。第7図の構造によると対向壁面下端
壁12aとブレード3との為す角度βが大きく
なり、それによりペレツトを下端縁12aに沿
つてスムーズに滑らせて中央部へと運び、下端
縁における噛込みを一層効果的に防止する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、ロータリーケー
ス1内に水平軸を中心に回転するローター2を設
け、ローター2の外周面に複数枚のブレード3を
概ね放射状に備え、ケース1の上部に粒体投入口
6を設け、投入口6の内、ブレード回転方向に対
向する対向壁面12の下端縁12aを、上方から
見てローター軸方向幅の中央線に対して対称な概
ねVの字形に形成し、投入口6内には、ローター
幅方向に一定の短い幅を有する遮蔽部15を、投
入口6のローター回転方向後端部から対向壁面1
2のローター回転方向前端縁部分までローター回
転方向に沿つて形成し、遮蔽部15の前方延長線
上には下方に向いて開くと共に対向壁面下端縁の
前端縁よりも前方に延びる補助投入溝18を形成
し、補助投入溝18を、対向壁面12の傾斜に沿
う下開きの連絡溝16を介して投入口6の前端部
分に連通しているので、次のような利点がある。
(1) 対向壁面下端縁12aを回転方向の前方ある
いは後方に向けてVの字形になるように形成し
ているので、対向壁面12に当接するペレツト
は滑りながら中央部へと集められ、対向壁面部
分での噛込みは発生しない。しかも対向壁面1
2の前端部に来たペレツトは、連絡溝16を通
つて補助投入溝18内に入るので、対向壁面前
端部Aにおいても噛込みは生じず、さらに補助
投入溝18内のペレツトは、遮蔽部15の作用
により形成されたポケツト内空間部Sに確実に
投入されるので、補助投入溝18においても噛
込みは生じない。
即ち投入口のすべての箇所においてのペレツ
ト噛込みを防止できる。
(2) 幅の短い遮蔽部15によりポケツト内に小さ
い空間部Sを形成し、その空間部Sには補助投
入溝18部分からペレツトを充填するようにし
ているので、充填効率が良い。
(3) 対向壁面12をVの字形の左右対称形状に形
成しているので、ローター2のポケツト内には
概ね左右均等にペレツトが配分され、充填効率
が一層向上する。
(4) 投入口をローターの上端部に備えており、し
かも対向壁面12を左右対称形状の傾斜状に形
成しているので、前述の従来例特公昭43−
26892に比べ、装置の前後幅がコンパクトにな
る。
(5) なお遮蔽部15の後端部に幅広部15aを設
けるようにすると、装置停止時において、第2
図の後端部のポケツト部分にペレツトが過剰に
供給されるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したロータリーバルブの
上面図、第2図は第1図の−断面図、第3図
は第1図の−断面図、第4図は投入口の下面
展開図(第2図の矢視展開図)、第5図は別の
実施例を示すの投入口の下面展開図、第6図、第
7図はさらに別の実施例を示す上面図、第8図は
本考案の装置による充填効率のグラフ、第9図は
本考案の装置による排出能力のグラフ、第10図
は従来例の縦断面図である。 1……ロータリーケース、2……ローター、3
……ブレード、6……投入口、12……対向壁
面、12a……下端縁、15……遮蔽部、15a
……幅広部、16……連絡溝、18……補助投入
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリーケース内に水平軸を中心に回転する
    ローターを設け、ローターの外周面に複数枚のブ
    レードを概ね放射状に備え、上記ケースの上部に
    粒体投入口を設け、投入口内には、ローター幅方
    向に一定の短い幅を有する遮蔽部を、投入口のロ
    ーター回転方向後端部から上記対向壁面のロータ
    ー回転方向前端縁部分までロータ回転方向に沿つ
    て形成したロータリーバルブにおいて、投入口の
    内、ブレード回転方向に対向する対向壁面の下端
    縁を、上方から見てローター軸方向幅の中央線に
    対して対称な概ねVの字形に形成し、遮蔽部の前
    方延長線上には下方に向いて開くと共に上記対向
    壁面下端縁の前端縁よりも前方に延びる補助投入
    溝を形成し、該補助投入溝を、上記対向壁面の傾
    斜に沿う下開きの連絡溝を介して投入口の前端部
    分に連通したことを特徴とするロータリーバルブ
    の噛込み防止構造。
JP1985137945U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0324506Y2 (ja)

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JP1985137945U JPH0324506Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JP1985137945U JPH0324506Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123833U (ja) * 1982-02-17 1983-08-23 三興空気装置株式会社 ロ−タリフイ−ダの噛み込み低減装置
JPS58123834U (ja) * 1982-02-17 1983-08-23 三興空気装置株式会社 ロ−タリフイ−ダの噛み込み軽減装置

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JPS6259622U (ja) 1987-04-13

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