JP2008074559A - 傾斜式スクリューコンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】傾斜式スクリューコンベアにおいて、粉粒体を、低所から高所に輸送する場合に、回転保持機構に侵入する粉粒体を極力少なくする傾斜式スクリューコンベアを提供する。
【解決手段】回転保持機構を、スクリューの下端寄り位置に嵌着された軸受ユニット9と、トラフの下端面に装着され軸受ユニットをトラフと所要の間隔をおいて保持しかつ下面壁を開口10した軸受ユニット支持部材11と、軸受ユニット支持部材における軸受ユニットの近傍位置にスクリューを貫通させて装着されスクリューにおける軸受ユニットの近傍部分を包囲する環状空間をこの軸受ユニットとで形成する環状カバー12と、環状空間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段13と、トラフの下端壁に貫設されてこの下端壁とスクリューとの隙間からの粉粒体の漏出を防止するグランドパッキン機構14と、で構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、傾斜式スクリューコンベアの改良に関する。
従来、この種の傾斜式スクリューコンベアのひとつとして、コンベアケース内にスクリューを装着し、コンベアケースの下方寄りに粉粒体投入口を、上方寄りに粉粒体排出口を有し、前記スクリューを回転させて、コンベアケース下方寄りの粉粒体排出口から排出する機能を備えるスクリューコンベアにおいて、前記スクリューコンベアの下方中空部内に位置して、上下両側にそれぞれオイルシールを装着したシールケースを配置し、前記シールケースと駆動軸との間に、前記オイルシールで閉塞された空隙部分を形成し、この空隙部分にグリースを充填して、傾斜式スクリューコンベアによって低所から高所に輸送する場合に、スクリュー下方軸受部に侵入する粉粒体を極力少なくするようにしたものがある。
特開平7−285639号公報 図3
しかし、このように構成された従来の傾斜式スクリューコンベアでは、砂などの粉粒体がスクリュー下方軸受部に侵入するのを、まだ十分に防止することができないなどの問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、傾斜式スクリューコンベアによって砂などの粉粒体を、低所から高所に輸送する場合に、スクリュー下方軸受部に侵入する粉粒体を、より一層少なくすることが可能な傾斜式スクリューコンベアを提供することにある。
上記の問題を解消するために本発明における傾斜式スクリューコンベアは、傾斜して設けられその下部に投入口を且つその上部に排出口をそれぞれ有するトラフと、このトラフに回転可能にして装着され表面に螺旋状リードを設けたスクリューと、前記トラフの上端に装着され前記スクリューの上部を保持しかつスクリューを回転させる回転駆動手段と、前記トラフの下端に装着され前記スクリューの下部を回転自在に保持する回転保持機構と、を備えた傾斜式スクリューコンベアにおいて、前記回転保持機構を、前記スクリューの下端寄り位置に嵌着された軸受ユニットと、前記トラフの下端面に装着されて前記軸受ユニットを前記トラフと所要の間隔をおいて保持しかつ下面壁を開口した軸受ユニット支持部材と、この軸受ユニット支持部材における前記軸受ユニットの近傍位置に前記スクリューを貫通させて装着され前記スクリューにおける前記軸受ユニットの近傍部分を包囲する環状空間をこの軸受ユニットとで形成する環状カバーと、前記環状空間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、前記トラフの下端壁に貫設されてこの下端壁と前記スクリューとの隙間からの粉粒体の漏出を防止するグランドパッキン機構と、によって構成したことを特徴とする。
このように構成されたものは、トラフからの粉粒体の漏出をグランドパッキン機構によって防止し、グランドパッキン機構から漏出した粉粒体を軸受ユニット支持部材の開口から落下排出させ、さらに、圧縮空気供給手段によって環状空間に圧縮空気を供給しスクリューと環状カバーとの隙間から圧縮空気を噴出させて粉粒体の軸受ユニット内への侵入を防止する。
上記の説明からも明らかなように本発明は、傾斜して設けられその下部に投入口を且つその上部に排出口をそれぞれ有するトラフと、このトラフに回転可能にして装着され表面に螺旋状リードを設けたスクリューと、前記トラフの上端に装着され前記スクリューの上部を保持しかつスクリューを回転させる回転駆動手段と、前記トラフの下端に装着され前記スクリューの下部を回転自在に保持する回転保持機構と、を備えた傾斜式スクリューコンベアにおいて、前記回転保持機構を、前記スクリューの下端寄り位置に嵌着された軸受ユニットと、前記トラフの下端面に装着されて前記軸受ユニットを前記トラフと所要の間隔をおいて保持しかつ下面壁を開口した軸受ユニット支持部材と、この軸受ユニット支持部材における前記軸受ユニットの近傍位置に前記スクリューを貫通させて装着され前記スクリューにおける前記軸受ユニットの近傍部分を包囲する環状空間をこの軸受ユニットとで形成する環状カバーと、前記環状空間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、前記トラフの下端壁に貫設されてこの下端壁と前記スクリューとの隙間からの粉粒体の漏出を防止するグランドパッキン機構と、によって構成したから、グランドパッキン機構によってトラフからの粉粒体の漏出を防止し、グランドパッキン機構から漏出した粉粒体を軸受ユニット支持部材の開口から落下排出させ、さらに、圧縮空気供給手段によって環状空間に圧縮空気を供給しスクリューと環状カバーとの隙間から圧縮空気を噴出させて粉粒体の軸受ユニット内への侵入を防止することにより、粉粒体の軸受ユニット内への侵入を、より一層少なくすることが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
本発明を適用した傾斜式スクリューコンベアの一実施例について図1および図2に基づき詳細に説明する。本傾斜式スクリューコンベアを用いた設備として、図2に示すように、水平状態のスクリューコンベア1から排出される粉粒体を傾斜式スクリューコンベア2によって搬送して、空気式輸送装置3の真上に装着されたホッパ4に供給するようにしたものがある。
そして、前記傾斜式スクリューコンベア2は、図2に示すように、傾斜して設けられその下部に投入口をまたその上部に排出口をそれぞれ有するトラフ5と、このトラフ5に回転可能にして装着され表面に螺旋状リードを設けたスクリュー6と、前記トラフ5の上端に装着され前記スクリュー6の上部を保持しかつスクリュー6を回転させる回転駆動手段7と、前記トラフ5の下端に装着され前記スクリュー6の下部を回転自在に保持する回転保持機構8と、を備えている。
また、前記回転保持機構8は、図1に示すように、前記スクリュー6の下端寄り位置に嵌着された軸受ユニット9と、前記トラフ5の下端面に装着されて前記軸受ユニット9を前記トラフ5と所要の間隔をおいて保持しかつその下面壁を開口10した軸受ユニット支持部材11と、この軸受ユニット支持部材11における前記軸受ユニット9の近傍位置に前記スクリュー6を貫通させて装着され前記スクリュー6における前記軸受ユニット9の近傍部分を包囲する環状空間をこの軸受ユニット9とで形成する環状カバー12と、前記環状空間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段13と、前記トラフ5の下端壁に貫設されてこの下端壁と前記スクリュー6との隙間からの粉粒体の漏出を防止するグランドパッキン機構14と、で構成してある。
このように構成したものは、トラフ5からの粉粒体の漏出をグランドパッキン機構14によって防止し、グランドパッキン機構14から漏出した粉粒体を軸受ユニット支持部材11の開口10から落下排出させ、さらに、圧縮空気供給手段13によって環状空間に圧縮空気を供給しスクリュー6と環状カバー12との隙間から圧縮空気を噴出させて軸受ユニット9内への粉粒体の侵入を防止することができる。
2 傾斜式スクリューコンベア
5 トラフ
6 スクリュー
7 回転駆動手段
8 回転保持機構
9 軸受ユニット
10 開口
11 軸受ユニット支持部材
12 環状カバー
13 圧縮空気供給手段
14 グランドパッキン機構
5 トラフ
6 スクリュー
7 回転駆動手段
8 回転保持機構
9 軸受ユニット
10 開口
11 軸受ユニット支持部材
12 環状カバー
13 圧縮空気供給手段
14 グランドパッキン機構
Claims (1)
- 傾斜して設けられその下部に投入口を且つその上部に排出口をそれぞれ有するトラフと、このトラフに回転可能にして装着され表面に螺旋状リードを設けたスクリューと、前記トラフの上端に装着され前記スクリューの上部を保持しかつスクリューを回転させる回転駆動手段と、前記トラフの下端に装着され前記スクリューの下部を回転自在に保持する回転保持機構と、を備えた傾斜式スクリューコンベアにおいて、
前記回転保持機構を、
前記スクリューの下端寄り位置に嵌着された軸受ユニットと、
前記トラフの下端面に装着されて前記軸受ユニットを前記トラフの下端面と所要の間隔をおいて保持しかつその下面壁を開口した軸受ユニット支持部材と、
この軸受ユニット支持部材における前記軸受ユニットの近傍位置に前記スクリューを貫通させて装着されて前記スクリューにおける前記軸受ユニットの近傍部分を包囲する環状空間を軸受ユニットとで形成する環状カバーと、
前記環状空間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、
前記トラフの下端壁に貫設されてこの下端壁と前記スクリューとの隙間からの粉粒体の漏出を防止するグランドパッキン機構と、
によって構成したことを特徴とする傾斜式スクリューコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006255800A JP2008074559A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 傾斜式スクリューコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006255800A JP2008074559A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 傾斜式スクリューコンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008074559A true JP2008074559A (ja) | 2008-04-03 |
Family
ID=39347019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006255800A Pending JP2008074559A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 傾斜式スクリューコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008074559A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010228911A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-10-14 | Yms:Kk | スクリューフィーダ |
CN102745473A (zh) * | 2012-07-09 | 2012-10-24 | 河北天旭天然色素有限公司 | 辣椒籽皮运输分离螺旋 |
CN104019137A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-09-03 | 北方重工集团有限公司 | 输砂绞龙轴底部轴承密封装置 |
-
2006
- 2006-09-21 JP JP2006255800A patent/JP2008074559A/ja active Pending
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