JPH08119231A - 製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置 - Google Patents

製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置

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JPH08119231A
JPH08119231A JP27554594A JP27554594A JPH08119231A JP H08119231 A JPH08119231 A JP H08119231A JP 27554594 A JP27554594 A JP 27554594A JP 27554594 A JP27554594 A JP 27554594A JP H08119231 A JPH08119231 A JP H08119231A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動装置が不要で、原反フィルムの巻径の増
減に追従して帯状フィルムを一定速度で送出すことがで
きる原反送出し装置を提供すること 【構成】 原反フィルム15に第4の駆動モータ40を
連携し、原反フィルムを所定方向に回転させて帯状フィ
ルム16を所定速度で送出す。第2の駆動モータ33か
らの回転力を受けて補助ローラ28,センターシーラ2
9が回転し、送出された帯状フィルムを所定速度(送出
し速度よりも速い)で引出して製袋器18へ導く。帯状
フィルムの移動途中に張力検出装置48を設け、引出さ
れた帯状フィルムのテンションを検出し、それを速度制
御装置38に送る。速度制御装置では、与えられたテン
ションと基準値とを比較し、実際のテンションが大きい
場合には第4の駆動モータの回転速度を増加し、実際の
テンションが小さい場合には第4の駆動モータの回転速
度を減少するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製袋充填包装機における
原反送出し方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横ピロー包装機等の製袋充填包装
機においては、例えば図4に示すようにロール状に巻き
取られた原反フィルム1から連続した帯状フィルム2と
して引き出して製袋器3に供給し、そこで筒状に形成し
て筒状フィルム4にする。一方、製袋器3の搬入側に
は、被包装物供給装置5が設置され、被包装物6を所定
間隔毎に搬送し、筒状フィルム4内に順次供給する。そ
して、筒状フィルム4内に被包装物6が内包された状態
のまま順次搬送し、その搬送途中でセンターシーラ7に
て筒状フィルム4のフィルム重合端をシールし、さらに
エンドシーラ8にて筒状フィルム4の被包装物6間毎を
横方向にシール・カットして包装体9を製造している。
【0003】そして、原反フィルム1から帯状フィルム
2の送出しは、引き出された帯状フィルム2をその両側
から挟持する一対のローラを備えたフィードローラ10
を用いて行っている。すなわち、フィードローラ10を
構成する一方のローラ10aを駆動モータ11に連結
し、他方のローラ10bをフリー状態にする。これによ
り、駆動モータ11を等速回転すると、一方のローラ1
0aも等速回転するため、帯状フィルム2は一定速度で
引き出される。これに追従して、原反フィルム1も間接
的に回転力が与えられ、上記帯状フィルムの引き出しを
許容する。
【0004】また、上記各部の駆動制御は、例えば特開
昭63−281911号に示される方式が用いられる。
すなわち、帯状フィルム2を引き出す駆動モータ11を
基準として、他の2つの駆動系(被包装物供給装置5の
駆動系及びエンドシーラ8の駆動系)を制御する。より
具体的には、その基準となる帯状フィルム2を上述のご
とく一定速度で引き出させておいて、帯状フィルム2に
形成されたカットマークの間隔を検出して所定間隔(カ
ットマークピッチ)と異なる場合に、被包装物供給装置
5の速度(被包装物の搬送速度)とエンドシーラ8の回
転速度並びに噛合タイミングを増減速してすべての駆動
系の駆動源となるモータが同期するようにしている。こ
のように、帯状フィルム2の移動速度は、包装装置全体
の駆動制御の基準となるため、その移動速度が変動した
りすると正常に動作させることができない。よって、上
記のように帯状フィルムを一定速度で引き出す必要があ
る。
【0005】ところで、上記したようにフィードローラ
10により帯状フィルム2を挟持して引き出すようにし
ていると、原反フィルム1はその帯状フィルム2の引き
出しに追従して回転するため、一定の慣性力が生じてい
る。そして、その慣性力にともなう回転速度と、原反フ
ィルム2の引き出し速度との間で差が出ると、帯状フィ
ルム2に弛みが生じるおそれがある。そして、このよう
に帯状フィルムが弛むと、例えば包装装置の製袋器3を
通過して製袋される際に、帯状フィルム2が蛇行してし
まい、所望の場所にセンターシール部位が形成されず、
その結果、最終的な包装体が不良品となるおそれがあ
る。
【0006】したがって、原反フィルム1にこの回転を
制動する制動装置を設けて、その原反フィルム1の回転
を制動することによって帯状フィルム2に張力を付与
し、上記弛みの発生を防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記制動装置
の制動力が強すぎると、フィードローラ10部位で帯状
フィルム2の滑りが発生し、単位時間あたりに所定量引
き出すことができなくなる。逆に制動力が弱いと、上記
制動による効果が充分に発揮されず、弛み等を生じてし
まう。このように制動力の調整は高い精度を要求され、
煩雑となる。しかも、原反フィルムの巻径が小さくなる
につれて慣性力は小さくなるので、制動力を一定にする
と、ある一定期間を除き制動力と慣性力のバランスが取
れずに、上記問題を発生する。
【0008】また、原反フィルム1の最初から最後まで
帯状フィルム2に均一な張力を与えるためには巻径が小
さくなるに従って制動力を小さくするような制御を行わ
なければならず、制動装置が大型かつ複雑化してしま
う。そして実際に正確に両者のバランスを取る制御は困
難となる。
【0009】さらには、原反フィルム1の周囲に上記制
動装置を設置するとともに、原反フィルム1と製袋器3
との間にフィードローラ10及びそれを駆動するための
駆動モータ11を設置しなければならず、原反フィルム
1の設置位置が高くなり、その結果、包装装置全体も高
くなり、小型化のネックとなる。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、大掛かりな制動装置が不要で実装される包装装置全
体の小型化を図ることができ、しかも、原反フィルムの
巻径の増減を問わず(追従して)原反フィルムから帯状
フィルムに一定のテンション(張力)を与えながら所望
の速度で引き出すことができ、かつ、係る制御を簡単に
行うことのできる製袋充填包装機における原反送出し方
法及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る製袋充填包装機における原反送出
し方法では、原反フィルムから連続して引出された帯状
のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を
包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びま
たはカットして包装体を製造する製袋充填包装機におけ
る前記原反フィルムから前記帯状フィルムを送出す方法
であって、前記帯状フィルムに対して搬送力を与えて所
定速度で引出すとともに、前記原反フィルムに対し増減
速制御可能な駆動モータの回転力を与えることにより、
前記原反フィルムを所定方向に回転させて前記帯状のフ
ィルムを連続して前記製袋充填包装機側に送出すように
し、前記帯状のフィルムの引き出し速度と、送出し速度
の差に基づいて帯状フィルムにかかる張力または張力の
変化を検出し、帯状フィルムに係る張力が所定の値とな
るように前記駆動モータの回転速度を増加または減少さ
せるようにした。
【0012】また上記した方法を実施するに適した本発
明に係る原反送出し装置では、原反フィルムから連続し
て引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送
される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部
位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋
充填包装機に設けられる原反フィルムの送出し装置であ
って、前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力
を与える増減速制御可能な駆動モータと、前記帯状フィ
ルムに対して搬送力を与え所定速度で引出す引出し手段
と、前記帯状のフィルムの張力を検出する張力検出装置
と、前記張力検出装置にて検出された実際の張力信号を
受け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致する
ように前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置と
を備えるよう構成した。
【0013】また、別の解決手段としては、原反フィル
ムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定
間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィ
ルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を
製造する製袋充填包装機に設けられる原反フィルムの送
出し装置であって、前記原反フィルムを装着する回転体
に対し回転力を与える増減速制御可能な駆動モータと、
前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出
す搬送力を与えるモータと、前記モータへの駆動電流を
検出する電流検出手段と、前記電流検出手段にて検出さ
れた電流値を受け、予め設定された基準値と比較し、両
者が一致するように前記駆動モータの速度を制御する速
度制御装置とから構成しても良い。
【0014】いずれの場合も好ましくは、前記速度制御
装置が、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶する
記憶手段を有し、運転再開時に前記記憶手段に記憶され
た運転速度で前記駆動モータを稼働させることである。
【0015】
【作用】駆動モータを所定の回転速度で稼働させる。す
ると、その回転力が回転体ひいては原反フィルムに伝わ
り所定方向に回転する。すると、原反フィルムに巻き取
られた帯状のフィルムは、所定速度で送出される。これ
と同時に引出し手段を稼働させると、送出された帯状フ
ィルムを所定速度で引出し、製袋充填包装機の所定位置
に供給され、包装フィルムとして使用される。
【0016】そして、2つの引出し手段による帯状フィ
ルムの引出し速度の方が、駆動モータの回転に伴う帯状
フィルムの送出し速度よりも一定速度早くなるように設
定すると、帯状フィルムには所定のテンションが加わり
弛まずにピンと張った状態で製袋充填包装機側へ供給さ
れる。
【0017】この時、張力検出装置により帯状のフィル
ムにかかっている張力を検出し、検出した張力データを
速度制御装置に送る。速度制御装置では、与えられた張
力データと予め設定された基準値とを比較し、両者を一
致させるべく駆動モータの速度を変化させる。すなわ
ち、実際の張力の方が大きい場合には、送出し速度が遅
いために帯状フィルムを所定量送出すことができないこ
とを意味するので、駆動モータの回転速度を増加させ、
実際の張力の方が小さい場合には、上記と逆の原理に基
づき駆動モータの回転速度を減少させる。これにより、
帯状のフィルムに係るテンションが一定になり、帯状フ
ィルムの送出し速度も所望の値になる。よって引出し速
度と送出し速度の差が大きくなり過ぎて、帯状フィルム
に過大なテンションがかかってフィルムが延びたり、引
出し手段から帯状フィルムに与える引っ張り力が、滑り
等を生じることにより十分に伝わらず、所定速度で製袋
充填包装機側に供給できなくなることはない。
【0018】そして、原反フィルムから帯状のフィルム
の送出しが進むと、徐々にその巻径が小さくなり、駆動
モータ(原反フィルム)の回転速度が同じでも実際に送
出される帯状のフィルムの移動速度は遅くなる。しか
し、常時帯状フィルムに係っているテンションを監視
し、所定のテンションになるように駆動モータの回転速
度を増減速(全体的には徐々に増加していく傾向で制御
される)することにより、巻径に関係なく帯状のフィル
ムを一定速度で製袋充填包装機に供給することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る製袋充填包装機における
原反送出し方法及び装置の好適な実施例について、添付
図面を参照にして詳述する。図1は本発明に係る原反送
出し装置及びそれが実装される製袋充填包装機(ピロー
包装装置)の一実施例を示している。
【0020】同図に示すように、原反フィルム15に巻
き取られた帯状フィルム16は、複数のプーリ(固定プ
ーリ,テンションプーリ等)17に掛け渡されて下方の
製袋器18に導かれ、その製袋器18を通過することに
より筒状に成形されて筒状フィルム19が形成される。
【0021】製袋器18の搬入側(上流側)には、製袋
器18内、すなわち筒状フィルム19内に被包装物20
を順次供給する被包装物供給装置22が設置されてい
る。この被包装物供給装置22は、一対の駆動スプロケ
ット23,従動スプロケット24間に渡設されたエンド
レスチェーン25に、一定間隔毎に押送フィンガ26が
取り付けられることにより構成され、駆動スプロケット
23に連携された第1の駆動モータ27からの回転力を
受けて回転駆動するようになっている。そしてこの第1
の駆動モータ27は、例えばサーボモータ等の増減速を
自在に制御できるようなモータからなる。
【0022】また、製袋器18の搬出側(下流側)所定
位置には、補助ローラ28,センターシーラ29,エン
ドシーラ30が配置され、エンドシーラ30のさらに下
流側には搬出コンベア32が設置されている。
【0023】上記補助ローラ28は、筒状フィルム19
の重合端部位をその両側から挟持する一対のローラから
なり、筒状フィルム19に対して後述する本発明に係る
原反送出し装置により送出される帯状フィルム16の移
動速度よりも若干速い速度の搬送力を与え、帯状フィル
ム16に対して一定のテンションを与え、弛むのを防止
している。
【0024】またセンターシーラ29は、偏平な一対の
回転ローラ(少なくとも一方は加熱されている)からな
り、両回転ローラにて筒状フィルム19の重合端を挟持
するとともに加熱してその重合端を熱融着するようにな
っている。そして、このセンターシーラ29の回転速度
も帯状フィルム16の移動速度よりも若干早くしてい
る。
【0025】そして、上記補助ローラ28,センターシ
ーラ29は、第2の駆動モータ33に連結され、両者は
同期して同速度で回転するようになっている。そしてこ
の第2の駆動モータ33は上記第1の駆動モータ27と
ともに速度制御装置38に接続され、その速度が制御さ
れている。そして、この第2の駆動モータ33もサーボ
モータ等の増減速可能なモータで構成している。
【0026】さらにエンドシーラ30は、上下に対向配
置された回転軸30aにトップシーラ30bがそれぞれ
取りつけられ、両者は同期して回転して1回転毎に両ト
ップシーラ30b同士が筒状フィルム19を挟んで突き
当たるようになっている。さらに、所定のトップシーラ
30b内には、ヒータ及びまたはカッターが内蔵されて
いる。これにより、上記両トップシーラ30b同士が突
き当った時には筒状フィルム19の所定部位が加熱され
て融着するとともに、カッターにて切断されて、包装体
34が製造される。そして包装体34は上記搬出コンベ
ア32により搬出される。なお、このエンドシーラ30
も、一方の回転軸30aに連携された第3の駆動モータ
35により回転駆動されるようになっており、その第3
の駆動モータ35もサーボモータ等の増減速制御可能な
モータからなる。
【0027】さらに、帯状フィルム16には、一定間隔
毎に内包される被包装物20についての広告等のための
所定の模様・意匠等が印刷されている。そして、被包装
物20を筒状フィルム19内に供給する際には、上記印
刷部分と一致するように供給する必要があり、しかも、
エンドシーラ30でのシールカットの際に被包装物20
を噛み込むことがないように、被包装物20間のフィル
ム部位、すなわち、前後に配置された印刷部分の間で両
トップシーラ30bが筒状フィルム19と当接する必要
がある。
【0028】そこで一般に帯状フィルム16の側縁に一
定間隔毎(上記印刷部分の間)にカット位置を表わすア
イマークを設け、そのアイマークを帯状フィルム16の
引き出し途中に設けた検出装置36にて検出し、その検
出信号を速度制御装置38に送るようになっている。そ
して、検出装置36から製袋器18すなわち被包装物2
0の搬入位置までの距離及び、エンドシーラ30までの
距離が既知であり、しかも、帯状フィルム16は等速度
で引き出されているので、検出したアイマークがそれぞ
れ製袋器18,エンドシーラ30に到達するまでの時間
は簡単に算出できる。
【0029】そこで速度制御装置38では、アイマーク
の検出信号に基づき、被包装物20が正しい位置で供給
されるべく第1の駆動モータ27の速度を制御し、ま
た、アイマークの位置でカットされるべく第3の駆動モ
ータ35の速度を制御するようになっている。
【0030】ここで本発明では、原反フィルム15に第
4の駆動モータ40を連携し、原反フィルム15に対し
て直接的に所定方向の回転力を与え、帯状フィルム16
を所定速度で送出すようにしている。すなわち、図2に
示すように、原反フィルム15は、紙管41の周囲に帯
状フィルム16を多数回巻き付けることにより構成され
ているので、その紙管41を、軸受け42に片持ち支持
される回転体たる回転軸43に挿入固定し、回転軸43
と一体化する。そして、原反フィルム15は回転軸43
に設けられたストッパ44により両側から挟持・固定さ
れる。
【0031】さらに、この回転軸43の一端にはスプロ
ケット45が固着され、このスプロケット45に掛け渡
された動力伝達チェーン46を介して図外の第4の駆動
モータ40の回転力を回転軸43に伝達するようにして
いる。これにより、第4の駆動モータ40が回転する
と、回転軸43ひいては原反フィルム15が回転するよ
うになる。そして、この第4の駆動モータ40は、上記
した速度制御装置38からの制御信号に基づいて回転駆
動するようになっている。
【0032】なお、第4の駆動モータ40と回転軸43
とは、上記した如く動力伝達チェーンを介して接続する
のではなく、駆動モータの出力軸を回転軸に直結或いは
ギヤ等を介して連結するようにしてもよい。
【0033】上記のように構成したため、第4の駆動モ
ータ40を回転させると、回転軸43ひいては原反フィ
ルム15が所定速度で回転するため、それにともない帯
状フィルム16が連続して送出される。
【0034】従って、ある速度で回転駆動(高速回転)
しているときに、急に第4の駆動モータ40を停止した
り、或いは減速したりしたとしても、従来のように原反
フィルム15が慣性力により高速回転を続けることはな
く、そのまま停止或いは減速するため、従来のような大
型な制動装置は不要となる。さらに、第4の駆動モータ
40の回転速度を正確に制御することにより、原反フィ
ルム15の回転速度の制御を行うことができ、帯状フィ
ルム16の送出し速度を係る第4の駆動モータ40を制
御することにより調整できる。なお、そのようにして送
出された帯状フィルム16は、第2の駆動モータ33に
より回転駆動する補助ローラ28,センターシーラ29
からの引っ張り力により、包装機側に所定速度で供給さ
れることになる。この時、第2の駆動モータ33による
帯状フィルム16の引出速度のほうが送出し速度よりも
若干早くなるように設定し、係る速度差に基づき帯状フ
ィルム16には、所定のテンションがかかるようにして
いる。
【0035】ところで、上記構成により原反フィルム1
5に直接回転力を与えることにより帯状フィルム16は
連続して送出されるが、この送出しにともない原反フィ
ルム15の巻径が徐々に小さくなる。よって、仮に第4
の駆動モータ40の回転速度を一定にすると、徐々に帯
状フィルム16の送出し速度は遅くなり、その速度差に
よりテンションが大きくなり、フィルムが延びたり補助
ローラ28,センターシーラ29で滑りを生じる。その
結果、横ピロー包装装置の各部の駆動制御の基準となる
帯状フィルム16の移動速度が一定にならなくなる。従
って、原反フィルム15の巻径が小さくなるにつれて第
4の駆動モータ40の回転速度を増加する必要がある。
【0036】そこで本実施例では、まず帯状フィルム1
6の引出し途中に圧力センサ48を設け、帯状フィルム
16にかかっているテンション(張力)を検出するよう
にしている。圧力センサ48は、図3に示すように、張
力検出器49の移動台49a上に張力検出ロール50が
取り付けられて構成される。張力検出器49は、本体4
9bに対し移動台49aが同図(A)中矢印で示す前後
方向に移動可能となっており、移動台49aの移動にと
もない、本体49b内に内蔵された板バネが変位し、そ
の変位を差動トランスで電気信号に変えて出力する差動
トランス式張力検出器を用いている。そして張力検出ロ
ール50は、回転軸50aを介して移動台49aに取り
付けられ、その回転軸50aを中心に回転自在でかつ、
張力検出ロール50に同図(B)中矢印方向に張力が加
わると、加わった張力の大きさに応じて移動台49aを
本体49b側に移動させるようになっている。
【0037】さらに、係る圧力センサ48を実際に取り
付けるには、図1,図3(B)に示すように、帯状フィ
ルム16の片側に張力検出ロール50を接触状態で配置
し、しかも、帯状フィルム16の進行方向に沿って圧力
センサ48の前後に、その張力検出ロール50の接触面
と反対面に当接するようにして一対のガイドローラ51
を固定配置する。
【0038】ガイドローラ51,51と張力検出ロール
50とを所定の位置関係に配置したことにより、帯状フ
ィルム16は、ガイドローラ51に案内されて、張力検
出ロール50に所定圧力で接触し、しかも、張力検出ロ
ール50,ガイドローラ51は共にフリー状態で回転す
るため、帯状フィルム16の移動は妨げない。但し、上
述のようにガイドロール50は、張力検出器49側へ移
動可能となっているため、帯状フィルム16にかかって
いるテンションを張力検出器49にて検出し、その検出
結果(テンションに応じた所定の電気信号)が速度制御
装置38に送られる。
【0039】速度制御装置38では、与えられた帯状フ
ィルム16のテンションと基準値とを比較し、実際のテ
ンションが大きい場合には第4の駆動モータ40の回転
速度を増加し、実際のテンションが小さい場合には第4
の駆動モータ40の回転速度を減少するようにする。
【0040】すなわち、上記したように第2の駆動モー
タ33が原則として等速回転し、帯状フィルムを一定の
速度で引き出しており、また、第4の駆動モータ40で
は、所定速度で回転することにより帯状フィルム16を
一定の速度(上記引き出し速度よりも若干遅い)で送出
すため、帯状フィルム16には速度差に応じた所定のテ
ンションが加わる。従って、所望の送出し速度の時に生
じる帯状フィルム16のテンションを上記基準値として
速度制御装置38に設定しておくことにより、実際のテ
ンションを基準値と等しくなるように第4の駆動モータ
40に対してフィードバック制御すると、帯状フィルム
16を等速度で送出すことが可能となる。
【0041】そして、本実施例の場合、送出し速度と引
出し速度(実際のテンションと基準値)の差が急に大幅
に変動することはなく、徐々に差が出ていくので、上記
増減速する幅を固定(単位速度分)しておき、実際のテ
ンションが基準値より大きいか否かを検出し、それに対
応して係る単位速度分だけ第4の駆動モータ40の回転
数を遅くしたり早くしたりするといった比較的簡単な制
御で対応できる。なお、実際のテンションと基準値の差
を求め、その差の程度に応じて一回に増減速する速度を
決定し、係る速度に基づいて第4の駆動モータ40の回
転数を制御するようにしてももちろんよい。
【0042】さらに、速度制御装置38には、原反フィ
ルム15の巻径と帯状フィルム16の送出し速度(目標
値)から第4の駆動モータ40の回転速度を求める初期
速度算出部と、停止時の第4の駆動モータ40の回転速
度を記憶する記憶手段たるバッファメモリを備えてい
る。そして、その原反フィルムを初めて回転軸43に装
着して使用する場合には、上記初期速度算出部を稼働さ
せて第4の駆動モータ40の回転速度を求め、始動直後
は係る回転速度で運転を行う。また、何等かの原因によ
り装置を一時停止した場合には、その直前の第4の駆動
モータ40の回転速度をバッファメモリに記憶させてお
き、運転再開時には係るバッファメモリに格納しておい
た運転速度にて運転を行う。
【0043】この様にすることにより、実際に送出され
る帯状フィルム16の送出し速度と目標値とのずれが少
なくなり、帯状フィルムの実際のテンションと基準値と
の差が少なくなるので、制御により増減速する程度を少
なくし、安定してスムーズに帯状フィルムを送出すこと
ができる。
【0044】なお、必ずしも係る機能は不要で、予め定
めた回転速度で運転し、実際のテンションと基準値との
大小関係或いは差に基づいてそのずれ量をなくすように
制御してももちろんよい。
【0045】図1中符号15′は補助原反フィルムであ
り、使用中の原反フィルム15からの帯状フィルム16
の送出しが終了すると、図示省略のフィルムサプライを
用いて原反フィルム15に併設した補助原反フィルム1
5′の帯状フィルム16′の先端を、今まで送出してき
た帯状フィルム16の後端に接続し、連続して帯状フィ
ルムの送出しを可能とするようになっている。
【0046】この補助原反フィルム15′への回転力
は、上記第4の駆動モータ40から与えるようにしてい
る。すなわち、第4の駆動モータ40の出力はクラッチ
ブレーキを介して両原反フィルム15,15′側に接続
されクラッチの切り替えによりいずれか一方を回転させ
るようになっている。
【0047】上記した第1,第3の駆動モータに対する
速度制御もこの速度制御装置38で行うが、係る制御は
従来公知のものであるので、具体的に処理フローは省略
する。
【0048】次に、上記した実施例に基づいて本発明に
係る原反送出し方法の一実施例について説明する。ま
ず、フィルムのカット寸法,被包装物の高さ・長さ,単
位時間当りの製造個数等の所定の可変データを速度制御
装置38に入力する。また、押送フィンガーのピッチや
アイマークの検出装置36からエンドシーラ30までの
距離等の固定データも入力する(予め記憶させておいて
もよい)。そして、上記カット寸法と単位時間当りの製
造個数から帯状フィルム16の移動速度(目標値)を求
める。
【0049】なお、上記各データの入力は、ピロー包装
装置全体の駆動制御のために必要なもので、原反フィル
ムの送出し方法のためには、少なくともフィルムのカッ
ト寸法と単位時間当りの製造個数があればよい。また、
係るデータを入力せずに、帯状フィルム16の移動速度
(目標値)を直接入力するようにしてもよい。
【0050】そして上記移動速度(目標値)から補助ロ
ーラ28,センターシーラ29の回転速度、すなわち、
それを駆動するための第2の駆動モータ33の回転速度
を求める。
【0051】そして、帯状フィルム16の位置(アイマ
ークの位置)に対する押送フィンガー26の相対位置
や、エンドシーラ30のトップシーラ30bの角度合わ
せ等のピロー包装装置の各部の位置合わせ(初期設定)
が終了したならば、第2の駆動モータ33は、上記求め
た回転速度で等速回転駆動させる。また、帯状フィルム
16が所望の速度で搬送されているとして第1,第3の
駆動モータ27,35も所定のタイミングで増減速駆動
する。さらに、第4の駆動モータ40を所定の速度(初
期値)で回転させる(第2の駆動モータによる引出し速
度よりも若干遅くなるような速度に設定する)。これに
より、引出された帯状フィルムが製袋器18までの間で
弛むことがなくなる。
【0052】そして、第4の駆動モータ40が回転駆動
すると、それにともない原反フィルム15も所定速度で
回転し、原反フィルム15から帯状フィルム16が送出
される。また、これと同時に第2の駆動モータ33が等
速回転するため、その回転にともない回転する補助ロー
ラ28側からも帯状フィルム16が搬送力を受け、等速
度で引き出されようとする。
【0053】従って、帯状フィルム16は、第2の駆動
モータ33(補助ローラ28)側から受ける引っ張り力
による引出し速度と、第4の駆動モータ40側からの回
転力により回転する回転軸43にともない回転する原反
フィルム15からの送出し速度とが所定の速度差(送出
し速度の方が遅い)にある場合には、帯状フィルム16
は所望のテンションがかかった状態で製袋器18側に供
給されることになる。
【0054】そして、送出された帯状フィルム16は、
製袋器18を通って筒状フィルム19に製袋されながら
内部に被包装物20が供給され、そのまま更に前進する
ことによりセンターシーラ29にてフィルム重合端部位
がシールされ、エンドシーラ30で横方向にシール・カ
ットされて包装体34が製造される。
【0055】ところで、送出された帯状フィルム16が
製袋器18に供給される前に圧力センサ48を通過する
ので、その通過時に帯状フィルム16にかかっているテ
ンションが測定され、検出されたテンションが速度制御
装置38に送られる。次いで、その速度制御装置38で
は、予め与えられた基準値と入力された現在のテンショ
ンとを比較し、一致しているか否かを判断する。そし
て、一致していない場合には、その増減状況を検出し、
一致するように第4の駆動モータ40に対して増速/減
速命令を発する。
【0056】これにより原反フィルム15の巻径が小さ
くなってきたとしてもそれに応じて第4の駆動モータ4
0の回転速度を増加させて、一定速度で帯状フィルム1
6を送出すことができる。しかも、係る速度の増減速制
御は、リアルタイムで常時行われているため、スムーズ
に(段差無く)第4の駆動モータ40の回転速度を変動
させることができるので、帯状フィルム16の移動速度
は、目標値付近でほぼ一定値を保つことができる。さら
に、送出された帯状フィルム16の移動速度を直接監視
しているため、高精度な速度制御を行うことができる。
【0057】また、制動装置のような大型な設備が不要
となり、原反フィルム15から製袋器18までの間に
は、プーリ17,速度検出装置48のように嵩の張らな
い部材のみが存在するので、実装された包装装置全体の
嵩を低くし、小型化を図ることができる。
【0058】上記した実施例では、第1,第3の駆動モ
ータ27,35を夫々、所定のタイミングで増減速する
ようにしたが、本発明はこれに限ることなく、第1の駆
動モータ27は等速回転するものでもよい。すなわち、
実施例では被包装物20が製袋器18に供給される際に
はそれと接触する筒状フィルム19と同速度で移動させ
るようにしたが、被包装物20が固く、筒状フィルム1
9との速度差による接触抵抗によってもくずれたりしな
いような場合には、上記のように第1の駆動モータ27
を等速回転させて被包装物供給装置22の搬送速度を一
定にすることにより、制御系を簡易にすることができ
る。
【0059】さらに、目標とする帯状フィルムの引出し
速度は、上記した実施例ではアイマークの配置間隔が同
一であることを前提としたが、例えば印刷ズレやフィル
ムの伸縮により実際のピッチが異なる場合がある。係る
場合には例えば特開平4−6007に示すようにアイマ
ークの間隔に応じて帯状フィルムの引出し速度を変動さ
せる場合がある。つまり、検出装置36にて前後のアイ
マーク間の距離を測定するとともにそれが設定値通りか
を判断し、設定値と同じ場合にはそのまま包装作業を続
け、仮に設定値より長い場合には帯状フィルムを早く送
り、逆に短い場合にはゆっくり送ることにより、一つの
アイマーク分(一サイクル)移動する時間を常に一定に
する。
【0060】そして、係る制御を行うために帯状フィル
ムの引出し速度を適宜変動させるように制御する。この
目標値の変動にともない、これに一致するように実際の
帯状フィルムの引出し速度・送出し速度も制御すること
になる。ところで、本実施例では、帯状フィルムにかか
っているテンションを計測し、それが所望の値になるよ
うに制御するようになっており、一方、帯状フィルムの
送出し速度が原則として等速度になるように制御するの
も上記テンションを一定にするために行う。従って、上
記のように引き出し速度が変わり、帯状フィルムの送出
し速度、すなわち第4の駆動モータ40の回転速度を変
更しなければならない場合であって、制御の基準となる
基準値(テンション)は変更する必要がなく、実際のテ
ンションを基準値に一致するように制御することによ
り、引き出し速度が変わると自動的にそれに追従して送
出し速度(第4の駆動モータの回転速度)も変動するよ
うに制御できる。つまり、途中で基準値を変動させるこ
とがないので、安定した制御系となる。
【0061】図4は本発明の第2実施例を示している。
上記した第1実施例では、帯状フィルム16にかかって
いるテンションを直接検出するようにしたが、本実施例
では、間接的に検出するようにしている点で異なる。
【0062】すなわち本実施例では、帯状フィルム16
を引き出すための第2の駆動モータ33に電流計55を
装着し、第2の駆動モータ33を回転させるために供給
する電流値を計測し、その検出結果を速度制御装置38
に与えるようにしている。
【0063】そして、速度制御装置38では、与えられ
て電流値が所定の基準値になるように第4の駆動モータ
40に対してフィードバック制御し、その回転速度を増
減速し、帯状フィルム16の送出し速度を常時一定(引
出し速度が変動する場合にはそれに追従した所望の値)
になるように制御している。
【0064】つまり、引出し速度と送出し速度が一定の
速度差にある関係になっていると、上記したように帯状
フィルム16には所定のテンションがかかっている。そ
して、速度制御装置38からの制御信号に基づいて、第
2の駆動モータ33は、アイマークが等間隔であるとす
ると等速回転するように制御される。この時、原反フィ
ルム15からの帯状フィルム16の送出しが進み、巻径
が小さくなるとそのままでは送出し速度が遅くなり、引
出し速度との差が大きくなって帯状フィルム16にかか
るテンションも大きくなる。すると、第2の駆動モータ
33(補助ローラ28,センターシーラ29)側から見
ると、帯状フィルム16を引出す際の付加が大きくな
り、等速度で引出すためには、トルク(パワー)を大き
くする必要があり、モータ駆動用の電流値が増大する。
すなわち、テンションが大きくなると電流値が増加し、
テンションが小さくなると電流値も小さくなるので、係
る電流値を監視することにより、間接的に帯状フィルム
16にかかっているテンションを検出することができ
る。
【0065】従って、上記した第1実施例と同様の原理
により、電流計55から検出される電流値(テンション
の大きさに対応)が一定になるようにフィードバック制
御して第4の駆動モータ40の回転速度を増減速する
と、巻径に関係なく帯状フィルムに係るテンションが一
定になり、帯状フィルムの送出し速度も所望の値とな
る。また、アイマークのピッチの変動等に基づき引出し
速度が変動した場合にも、電流値が基準値になるように
制御することにより、第1実施例と同様の原理により第
4の駆動モータ40の回転速度を正しく制御できる。
【0066】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した第1実施例と同様であるため、同一符号を付しそ
の詳細な説明を省略する。そして、本実施例を用いた送
出し方法の実施例も、テンションを一致させるように制
御する処理を、電流計55で検出される第2の駆動モー
タ33への供給電流の電流値を基準値に一致するように
制御することを除き同様の処理により実行できる。
【0067】なお上記した実施例では、実装する製袋充
填包装機として上記した実施例では横ピロー包装装置に
適用した例について説明したが、縦ピロー包装装置,横
三方包装装置や四方包装装置等使用する包装フィルムが
原反フィルムから連続して引出されるものであれば種々
の製袋充填包装機に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る製袋充填包
装機における原反送出し方法及び装置では、原反フィル
ム側に対して直接回転力を付与することにより、巻き取
られた帯状フィルムを送出し、その送出された帯状フィ
ルムを引出し手段により所定速度(送出し速度よりも速
い)で製袋充填包装機側に供給する際に、移動中の帯状
フィルムのテンションを直接または間接的に監視し、そ
の値が基準値とずれた場合には、一致するように原反フ
ィルムの駆動モータの回転速度を制御するため、帯状の
フィルムに係るテンションは目標値と一致し、常時帯状
フィルムを所望の速度で移動させることができる。その
結果、制動装置が不要で装置全体の小型化を図ることが
できる。
【0069】また、原反フィルムから帯状のフィルムの
送出しが進むと、徐々にその巻径が小さくなり、駆動モ
ータ(原反フィルム)の回転速度が同じでも実際に送出
される帯状のフィルムの移動速度は遅くなるが、上記の
ように常時帯状のフィルムの張力を監視し、所定値にな
るように駆動モータの回転速度が制御されているので、
原反フィルムの巻径に関係なく帯状のフィルムを一定速
度で製袋充填包装機に供給することができる。そして、
全体的には駆動モータの回転速度を巻径に応じて徐々に
増加していく傾向で制御することができる。しかも、上
記した駆動モータの速度制御は、帯状フィルムのテンシ
ョンを直接または間接的に検出し、それが目標速度と一
致するようにすれば良いので、係る制御が単純で簡単に
行えることができる。さらに、たとえ引出し速度が変動
し、目標とすべき帯状フィルムの送出し速度も変更する
必要がある場合であっても、テンションの基準値を変え
る必要がないので、制御系がより簡易で汎用性の高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製袋充填包装機における原反送出
し装置の第1実施例を示す図である。
【図2】本実施例の要部である原反フィルム付近を示す
一部拡大断面図である。
【図3】本実施例の要部である張力検出装置及びその設
置状態を示す図である。
【図4】本発明に係る製袋充填包装機における原反送出
し装置の第2実施例を示す図である。
【図5】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
15 原反フィルム 16 帯状フィルム 28 補助ローラ(引出し手段) 29 センターシーラ(引出し手段) 33 第2の駆動モータ(引出し手段,モータ) 38 速度制御装置 40 第4の駆動モータ(駆動モータ) 48 張力検出装置 55 電流計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反フィルムから連続して引出された帯
    状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物
    を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及び
    またはカットして包装体を製造する製袋充填包装機にお
    ける前記原反フィルムから前記帯状フィルムを送出す方
    法であって、 前記帯状フィルムに対して搬送力を与えて所定速度で引
    出すとともに、前記原反フィルムに対し増減速制御可能
    な駆動モータの回転力を与えることにより、前記原反フ
    ィルムを所定方向に回転させて前記帯状のフィルムを連
    続して前記製袋充填包装機側に送出すようにし、 前記帯状のフィルムの引き出し速度と、送出し速度の差
    に基づいて帯状フィルムにかかる張力または張力の変化
    を検出し、 帯状フィルムにかかる張力が所定の値となるように前記
    駆動モータの回転速度を増加または減少させるようにし
    た製袋充填包装機における原反送出し方法。
  2. 【請求項2】 原反フィルムから連続して引出された帯
    状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物
    を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及び
    またはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設
    けられる原反フィルムの送出し装置であって、 前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与え
    る増減速制御可能な駆動モータと、 前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出
    す引出し手段と、 前記帯状のフィルムの張力を検出する張力検出装置と、 前記張力検出装置にて検出された実際の張力信号を受
    け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致するよ
    うに前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置とを
    備えた製袋充填包装機における原反送出し装置。
  3. 【請求項3】 原反フィルムから連続して引出された帯
    状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物
    を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及び
    またはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設
    けられる原反フィルムの送出し装置であって、 前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与え
    る増減速制御可能な駆動モータと、 前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出
    す搬送力を与えるモータと、 前記モータへの駆動電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段にて検出された電流値を受け、予め設
    定された基準値と比較し、両者が一致するように前記駆
    動モータの速度を制御する速度制御装置とを備えた製袋
    充填包装機における原反送出し装置。
  4. 【請求項4】 前記速度制御装置が、停止時の前記駆動
    モータの回転速度を記憶する記憶手段を有し、運転再開
    時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モー
    タを稼働するようにしてなる請求項2または3に記載の
    製袋充填包装機における原反送出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002234503A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Ishida Co Ltd 包装装置
JP2021054460A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 三菱重工機械システム株式会社 充填システム

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JP2002234503A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Ishida Co Ltd 包装装置
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