JPH0811922A - 樹脂フィルム蓋体 - Google Patents

樹脂フィルム蓋体

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JPH0811922A
JPH0811922A JP6171849A JP17184994A JPH0811922A JP H0811922 A JPH0811922 A JP H0811922A JP 6171849 A JP6171849 A JP 6171849A JP 17184994 A JP17184994 A JP 17184994A JP H0811922 A JPH0811922 A JP H0811922A
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JP
Japan
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film
resin
layer
welding
lid
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JP6171849A
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English (en)
Inventor
Yoshi Kawahara
叔 河原
Yasuhiko Tatsumi
保彦 巽
Kimihide Ida
公英 伊田
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NANIWA GOMME KOGYO KK
Original Assignee
NANIWA GOMME KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品又は医薬品用の樹脂製容器又は栓体の開
口部の縁辺部位に、蓋体フィルムを加熱溶着にて開封可
能に封着する樹脂フィルム蓋体において、加熱溶着度を
目視または画像センサーにて確認可能となし、工業生産
上、再現性よく所定の気密度とイージーオープンの確保
ができる構成の提供。 【構成】 耐熱高強度フィルムでコロナ処理した基体フ
ィルム11、内容物の識別表示ために基体フィルム11
に印刷着色した印刷層12、軟化温度が低く基体フィル
ム11上より加熱ダイスの加圧で軟化、薄膜化するフィ
ルムからなり、チタン白を1〜10%添加混合した乳白
色半透明の白色層フィルム13、溶着するための樹脂か
らなる溶着層フィルム14が順次積層され、基体フィル
ム11を介して溶着樹脂層と栓体縁辺部10を加熱溶着
する際、白色層フィルム13が薄膜化し積層厚みが減肉
して凹部となったヒートシール部位と厚みに変化がない
非シール部位との間に減肉厚率に対応して色差が発生
し、加熱溶着の強弱が色彩色差として確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品又は医薬品用の
樹脂製容器又は栓体に加熱溶着(ヒートシール)される
樹脂フィルム蓋体の改良に係り、透明な基体フィルムと
封着時に軟化薄膜化する樹脂からなる乳白色半透明の白
色層フィルムを主体とする多層フィルムからなり、加熱
溶着時の入熱量に応じて白色層フィルム及び溶着層フィ
ルムが軟化薄膜化してシール部と非シール部位との間に
色差を発生させて、加熱溶着度を目視または画像センサ
ーにて色彩色差として確認可能となし、工業生産上、再
現性よく所定の気密度と易開封性(イージーオープン)
の確保ができ、開封−再封緘(改竄)された場合も発見
可能な樹脂フィルム蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂フィルム蓋体は、食品用樹脂製容
器、例えば、図4に示すごとく、PP、PEその他ポリ
オレフィン系樹脂を材料として射出成型、真空成型、圧
縮成型法等で成型された開口部に平滑縁辺を有する容器
1の口部の蓋として、開口部の縁辺部2に樹脂製のフィ
ルム蓋体3を加熱溶着にて封着し、必要時にこれを開封
可能にする、いわゆるプルオープン材として多用されて
いる。また、医薬品用樹脂製容器栓体の上部開口部を被
覆するため、例えば、図5に示すごとく、輸液用プラス
チック容器4の口部に位置し、注射針を刺突できるゴム
栓6を内蔵する栓体5の上部開口部(ゴム栓露出部)は
容器4内に医薬品が充填された後、使用者が開封するま
でをフィルム蓋体8により縁辺部7をヒートシールされ
開口部を汚染より保護するため多用されている。
【0003】例えば、特公昭61−19496号には、
ポリプロピレンを構成素材とする容器本体と、基材上に
熱封緘性(ヒートシール性)樹脂層を備えた蓋体とから
なり、容器本体のポリプロピレン表面と蓋体のヒートシ
ール性樹脂層との間にヒートシールによる密封が行われ
る包装体において、ヒートシール樹脂層がポリプロピレ
ン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニール共重合体、
エチレン−アクリノート共重合体、その他ポエオレフィ
ン共重合体を各個のメルトインデックス、また、樹脂ブ
レンド比率を変化させて共用した混合体を使用すること
により、溶着強度、イージーオープン性等で調整し、ま
た、蓋体の剥離に際して剥離部分にフェザーリングと一
般に呼ばれるケバ立ち、糸引きを防止する方法が開示さ
れている。
【0004】また、特開昭55−107660号には、
プラスチック製素材となる多層フィルムの中に感熱発色
層を作り、ヒートシールの際に充分に加熱された部分は
発色し、加熱不十分な部分は発色せず、肉眼で欠陥箇所
が発見できることを特徴とした熱接着溶包装材料が示さ
れている。すなわち、基体フィルムにPET、他のポリ
エステルフィルム、PE、PPのようなポリオレフィン
フィルム、ナイロン、PVC、PVDC、PCその他を
用い、基体フィルムに積層される感熱発色層は発色成分
と反応成分が混在し、両方をヒートシール温度付近で溶
融する熱可塑性樹脂に練りこんでおき、溶融と同時に反
応させる方法が開示されている。
【0005】また、上記公報には、両成分の一方を熱可
塑性樹脂でマイクロカプセル化して、この熱可塑性樹脂
が溶融すると同時に両成分と反応させる方法、感熱発色
層の上層、または、基体フィルムを隔して反対面に基体
フィルムより融点の低い樹脂層による熱融着層を設ける
か、感熱発色層に低融点の樹脂を混合することにより、
両層を兼ねたコーティングを行う方法などが提案されて
いる。
【0006】さらに、実施の一例として基体フィルムに
ポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、この片
面に熱融着層としてテレフタル酸−セバチン酸−エチレ
ングリコール−ネオベンチルグリコール系ポリエステル
共重合体を押出しラミネートし、基体層PETフィルム
の他の面には感熱発色層として上記のポリエステル共重
合体をトルエンに溶解したペーストにクリスタルバイオ
レットラクトンを練りこんだものをコーティングし、乾
燥した後、この上に重ねて上記ポリエステル共重合体の
トルエンペーストに没食子酸を練りこんだものをコーテ
ィングし乾燥して製造し、この3層フィルムの熱融着層
を相対向させ、両面から加熱刃を押し当て160℃、1
分間ヒートシールすると溶着部分は鮮明な青色を示した
ことが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の包装体は、ヒー
トシール、イージーオープン特性を熱溶着性の樹脂層の
組成調節によって維持する技術は提示されているが、確
実なヒートシールの完了を検査する方法には至っていな
い。また、後者の感熱発色層を有する熱接着溶包装材料
は、熱溶着層の熱可塑性樹脂が溶融し、発色成分と反応
成分が化学反応して発色し、ヒートシールされたことを
目視検査可能にした発明で価値あるものと評価できる
が、下記のa,b点に問題がある。
【0008】a) フィルムのヒートシールによる製袋
を用途に発明されたもの(実施例はすべてフィルム間溶
着が示されている)である。イージーオープンが必要な
プラスチック容器のヒートシール蓋体には過溶着の検査
機能も持つことが望ましいが、この発明では発色温度よ
り高温度で、また、加熱時間も過剰に扱われた過溶着の
場合を検出する検査機能は持っていない。 b) 発色が化学反応により、かつ発色成分と反応成分
により発色が単一(実施例に採用されている没食子酸に
よる発色は常に青色である)であるため、蓋材フィルム
の色彩の選択に制限が多い。
【0009】この発明は、食品又は医薬品用の樹脂製容
器又は栓体に加熱溶着(ヒートシール)される樹脂フィ
ルム蓋体の改良を目的とし、加熱溶着度を目視または画
像センサーにて確認可能となし、工業生産上、再現性よ
く所定の気密度と易開封性(イージーオープン)の確保
ができ、開封−再封緘(改竄)された場合も発見可能な
構成からなる樹脂フィルム蓋体の提供を目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者らは、ポリプロピ
レン、ポリエチレンその他ポリオレフィンの容器の蓋体
としてプラスチック積層フィルムを使用した場合に、ヒ
ートシール性とイージーオープン性を併せもち、両特性
が満足する条件で加熱溶着された蓋体フィルム表面に、
検査可能に色の変化を示す新しい機能を持つ樹脂フィル
ム蓋体を開発すれば、上記の従来技術の問題を解決でき
ると考え、種々検討した結果、樹脂フィルム蓋体を透明
な基体フィルムと封着時に軟化薄膜化する樹脂からなる
乳白色半透明の白色層フィルムを主体とする多層フィル
ムから構成すれば、加熱溶着時にその入熱量に応じて白
色層フィルム及び溶着層フィルムが軟化薄膜化してシー
ル部と非シール部位との間に色差が発生して、加熱溶着
度を目視または画像センサーにて色彩色差として確認可
能となることを知見し、この発明を完成した。
【0011】すなわち、この発明は、食品又は医薬品用
の樹脂製容器又は栓体の開口部の縁辺部位に、蓋体フィ
ルムを加熱溶着して開封可能に封着する樹脂フィルム蓋
体において、蓋体フィルムが外表面側から、 1)透明な基体フィルム、 2)基体フィルム裏面あるいは白色層フィルムに淡赤、
淡青、黄色などに印刷着色された印刷層、 3)封着時に軟化薄膜化する樹脂からなる乳白色半透明
の白色層フィルム、 4)容器樹脂に溶着する樹脂層を容器側に設けた溶着層
フィルム を順次積層した構成からなり、加熱溶着時に白色層フィ
ルム及び溶着層フィルムが軟化薄膜化してシール部と非
シール部位との間に発生した色差が、加熱溶着時の入熱
量に応じて起こる当該封着時に軟化薄膜化する樹脂の減
肉厚率に対応して発生し、加熱溶着度が目視または画像
センサーにて色彩色差として確認が可能なことを特徴と
する樹脂フィルム蓋体である。
【0012】また、この発明は、上記の構成において、
蓋体フィルムが外表面側から 1)透明な基体フィルム、 2)基体フィルム裏面あるいは溶着層フィルムに印刷着
色された印刷層、 3)封着時に軟化薄膜化しかつ容器樹脂に溶着する単一
又は混合樹脂を容器側に設けた乳白色半透明の溶着層フ
ィルムを順次積層した構成からなる樹脂フィルム蓋体を
併せて提案する。 さらに、この発明は、上記の構成において、蓋体フィル
ムが外表面側から 1)透明な蓋体フィルム、 2)基本フィルムへの印刷を行わない代わりに、封着時
に軟化薄膜化する樹脂に、例えば、淡赤、淡青、黄色な
どの着色剤と乳白色半透明にするためのチタン白などの
白色剤を併用して着色半透明層とするか、あるいは白色
剤を加えないで着色透明層とした着色半透明または着色
透明の着色層フィルム、 3)容器樹脂に溶着する樹脂層を容器側に設けた溶着層
フィルム、 を順次積層し、印刷層を省略した構成からなる樹脂蓋体
を併せて提案する。
【0013】この発明において、図4の食品用樹脂製容
器や図5の医薬品用樹脂製容器栓体等は、容器内に食
品、医薬品が充填された後、使用者が開封するまでを蓋
体フィルムによりヒートシールされ開口部を汚染より保
護するが、通常、ヒートシールされた後、食品について
は約100℃、医薬品は約120℃で全体を加熱し、滅
菌を行うため、蓋体に使用されるフィルムはこの際の加
熱温度、内圧に耐える強度を持ち、変形や破裂すること
なく、またPP、PE等の容器本体また栓体を確実に密
封していることが必要である。この条件に耐える蓋体用
フィルムは、基体フィルムとしてPET、ナイロン、O
PP(2軸延伸ポリプロピレン)などの耐熱高強度フィ
ルムが必要で、これにプラスチック容器との熱溶着層と
して適当な溶融温度、溶着強度を持つポリオレフィン系
共重合体また樹脂ブレンドによるフィルムをドライラミ
ネートすることが基本的な形状で、また、基体フィルム
に印刷着色し、内容物の識別表示を計るのが商品に適し
た構造である。
【0014】ヒートシールの方法は特に限定しないが、
一般的には、容器開口部に熱溶着層を接して置かれた積
層フィルムの基体フィルム側より加熱ダイスにより加圧
し、基体フィルムを介して熱溶着層と容器を加熱溶着す
る。また、ヒートシールは、通常、容器口部の縁辺部ま
た、栓体開口部の周辺部に沿って比較的狭い巾(0.5
〜3mm以下)で円輪上に行われるが、使用者に届くま
での確実な密封性と、使用の際にフィルムが破れたり、
層間剥離によりフィルムの一部が溶着面に固着して残る
ことのない、イージーオープン性が要求される。このた
めには、容器また栓体プラスチック、また蓋体フィルム
熱溶着層の樹脂に適する管理をされた温度、圧力、時間
でヒートシールを行うことが必要であるが、溶着状態を
非破壊で検査できることが、この発明の特徴であり、当
該蓋体フィルムは熱ダイスが接した部分の色調(明度と
彩度)が目視また画像センサーで鑑別可能に変化する特
性を持っている。
【0015】透明な基体フィルムには、PET(2軸延
伸ポリエステルフィルム)の場合、例えば、東レ ルミ
ラーQ27タイプ(融点263℃)、東洋紡 エステル
フィルムE5100(融点264℃)があり、ナイロン
(2軸延伸ナイロンフィルム)の場合、例えば、興人
ポニールP(融点221℃)、東洋紡 ハーデンNo1
102(融点215℃)、ユニチカ エンブレムON
(融点220〜225℃)があり、P.P(2軸延伸ポ
リプロピレン)の場合、例えば、東レ パイレンフィル
ムOT(融点164℃ コロナ処理済)などが適用でき
る。基体フィルム厚さは10〜50μm、好ましくは1
2〜25μmであり、透明品で片面はコロナ処理を行っ
たものが好ましく、処理面に任意の色を印刷して着色
(白色の場合は印刷が不要)する。また、黒色また濃厚
な明度の低い色は不適当である。
【0016】封着時に軟化薄膜化する樹脂からなる乳白
色半透明の白色層フィルムには、軟化温度が低く基体フ
ィルムの上より加熱ダイスの加圧で軟化、薄膜化するフ
ィルムが良く、C.P.P(キャストポリプロピレン)
のホモ、また、共重合ポリマーにチタン白等の白色顔料
を1〜10%添加混合したもので、厚さは10〜50μ
m、好ましくは30〜40μmで、乳白半透明状のもの
が良い。使用樹脂としては、例えば、東レ 合成フィル
ムトレファンNo3931又はNo3701(融点12
0℃以下)、大倉工業 オークラップCP(融点145
℃)、三菱油化 三菱ポリプロFL25K FL25
R、三井石油 ハイポールL840等が適している。ま
た、基体フィルム裏面あるいは白色層フィルムに印刷着
色された印刷層も、白色層フィルムと同様構成とするこ
とができる。
【0017】容器樹脂に溶着する樹脂層を容器側に設け
た溶着層フィルムには、ポリオレフィン押出フィルムで
PP、PE等と溶着性が良く、剥離の際に成型品上に1
部片が残留することなしに、完全に剥離されることが必
要であり、例えば、東洋曹達メルセンM−5321また
はM−5430があり、また、ポリオレフィンの混合体
でも良く、例えば、PP 40〜90%+EPR 60
〜10%、また、PP30〜90%+PE 70〜10
%を押出機でフィルム化したものも適用できる。また、
白色層と溶着層フィルムを共押出で押出ラミネートして
も良い。
【0018】封着時に軟化薄膜化しかつ容器樹脂に溶着
する単一又は混合樹脂を容器側に設けた乳白色半透明の
白色層と溶着層フィルムを兼ねた白色溶着層を形成して
も良い。この白色溶着層フィルムには、白色層フィルム
と溶着層フィルムの樹脂の混合体または溶着層フィルム
の樹脂単一で使用するもので、白色溶着層を単一樹脂で
製作する場合は、例えば、前述のポリオレフィン系樹脂
にチタン白を1〜10%混合してフィルム化すればよ
い。フィルム厚さは後述の白色層フィルムと溶着層フィ
ルムを重ねた層と同じ厚みかもしくはやや薄いほうが好
ましく、50〜100μmが適当である。
【0019】印刷される基体フィルムの印刷面または積
層のため、ドライラミネートされる各フィルムの接着面
はいずれもコロナ処理(約36ダイン以上)が施され、
ドライラミネートの際には適当な接着剤を塗布するが、
例えば、下記のポリエステル、ポリエーテル、ポリウレ
タン系が良い。 大日本インキ ポリエステル系 EPS−703A/Kp90 ポリウレタン系 EPS−703/KL75 武田薬品 ポリエーテル系 タケラックA−712B/タケネートA−5 0 日本曹達 ポリエステル系 チタボンド300/T300 ポリウレタン系 チタボンド600/T600
【0020】この発明の樹脂フィルム蓋体における積層
フィルムの厚さはイージーオープンフィルムとして加工
性、また、使用時の取扱性を容易にするために全体を8
0〜150μmに仕上げるのが適当で、このため各層の
厚さは下記の範囲が良い。 基本層 10〜50μm 好ましくは12〜25μm 白色層 20〜50μm 好ましくは30〜40μm 溶着層 20〜50μm 好ましくは40〜50μm また、ドライラミネートの際に塗布される接着剤層は、
乾燥後に各々3〜5μmの厚みになるように塗布するこ
とが好ましい。
【0021】
【作用】この発明による樹脂フィルム蓋体の構成とその
作用を図面に基づいて詳述する。図1〜図3はこの発明
による樹脂フィルム蓋体の積層構成を示す縦断説明図で
あり、各図の(A)は加熱溶着前のもので、各図の
(B)は加熱溶着後のものでダイスで加熱加圧した後の
各層の厚さの変化状況を説明する。図中、10は容器口
または栓体の縁辺部を示すが、ここでは栓体縁辺部とす
る。図1の(A)に示す樹脂フィルム蓋体は4層からな
り、上面より、前述の耐熱高強度フィルムからなり積層
側面をコロナ処理した基体フィルム11、内容物の識別
表示を図るために基体フィルム11の該処理面に印刷着
色した印刷層12、軟化温度が低く基体フィルム11の
上より加熱ダイスの加圧で軟化、薄膜化するフィルムか
らなり、チタン白を1〜10%添加混合した乳白色半透
明の白色層フィルム13、栓体縁辺部10の樹脂成型部
へ溶着する溶着樹脂層からなる溶着層フィルム14が順
次積層されている。なお、積層化に際して共押出しによ
りラミネートする以外は、接着剤を使用して、乾燥膜厚
が所要厚みとなるように塗布しているが、ここでは接着
剤層の図示を省略している。以下も同様である。
【0022】栓体縁辺部10開口部上に溶着樹脂層を接
して置かれた積層フィルム蓋体は、基体フィルム11側
より加熱ダイスにより栓体開口部の周辺部に沿って比較
的狭い巾で当接加圧することにより、基体フィルム11
を介して溶着樹脂層と栓体縁辺部10を加熱溶着する
が、この際、図1の(B)に各層の厚さの変化状況を示
すごとく、白色層フィルム13は加熱ダイスの加圧で軟
化、薄膜化し、また、ここでは溶着層フィルム14も薄
膜化しており、加熱溶着により積層厚みが減肉して凹部
となったヒートシール部位と厚みに変化がない非シール
部位との間に色差が発生する。また、この色差は、加熱
溶着時の入熱量に応じて白色層フィルム13及び溶着層
フィルム14が減肉するため、白色層フィルム13の減
肉厚率に比例して色差が発生するため、加熱溶着の強弱
が目視または画像センサーにて色彩色差として確認でき
る。
【0023】図2の(A)に示す樹脂フィルム蓋体は3
層からなり、上面より、前記基体フィルム11、印刷層
12、そして溶着層に使用したポリマーにチタン白を添
加混合してフィルム化して白色層と溶着層を兼ねた性質
の乳白色半透明の白色溶着層フィルム15が順次積層さ
れている。この3層の樹脂フィルム蓋体を栓体縁辺部1
0に加熱溶着すると、図2の(B)に各層の厚さの変化
状況を示すごとく、乳白色半透明の白色溶着層フィルム
15が加熱溶着時の入熱量に応じて軟化、薄膜化し、そ
の減肉厚率に比例して凹部となったヒートシール部位と
厚みに変化がない非シール部位との間に色差が発生す
る。
【0024】図3の(A)に示す樹脂フィルム蓋体は3
層からなり、上面より、前記裏面に着色印刷を施してい
ない基体フィルム11、そして先のチタン白を添加混合
した乳白色半透明の白色層フィルム13に使用した樹脂
に、チタン白のみではなく着色顔料も加えてフィルム化
した着色層フィルム16、前記溶着層フィルム14が順
次積層されている。この3層の樹脂フィルム蓋体を栓体
縁辺部10に加熱溶着すると、図3の(B)に各層の厚
さの変化状況を示すごとく、着色層フィルム16および
溶着層フィルム14が加熱溶着時の入熱量に応じて軟
化、薄膜化し、その減肉厚率に比例して凹部となったヒ
ートシール部位と厚みに変化がない非シール部位との間
に色差が発生する。
【0025】以上のごとく、多層の樹脂フィルム蓋体を
栓体縁辺部10に加熱溶着すると、条件によって栓体縁
辺部10への溶着強度、イージーオープン性が変化する
ので加熱押圧部位の厚さの変化を示す色差が生じるのが
観察できるが、図1の(B)、図2の(B)においては
加熱押圧部位は白色層がさらに肉薄となるので色は濃
く、明度(L)は低くなり、また、図3の(B)は色は
淡く明度(L)は高くなる。従って、加熱押圧部位はダ
イスの幅(0.5〜3mm)に従って環状となるので、
この幅の連続性、色差を目視また画像センサーによって
監視すれば、ヒートシールが正常に行われていることを
非破壊で全数検査することが可能となる。また、製品出
荷後、正当に使用されるまでの期間において、製造者以
外によって開封、ヒートシールによる再封緘された場
合、シール跡が複線となる。また、同一跡のダイスを当
て、再封緘すると白色層、着色層の厚さは2度の加熱加
圧により薄くなり、正常品と著しく異なる色となるの
で、改竄者は実行が困難となり、また使用者も異常発見
が容易である。
【0026】
【実施例】
実施例1 基体フィルムとして、強度、耐熱性、透明性の良い12
μm厚みのPETフィルム(2軸延伸ポリエステル 東
レルミラーQ27、融点263℃)を用い、その片面に
コロナ処理を行い、処理済面に黄色また淡赤色の印刷を
行い、印刷層を設けた。白色層フィルムとして、押出グ
レードPP(三井石油化学 ハイポールL840 軟化
温度120℃)を用い、これに顔料チタン白を5%添加
したフィルムを35〜45μm厚さに押出してフィルム
にした。溶着樹脂としてはポリオレフィン共重合体また
は混合体で、例えば、三菱化成ノバテックAp 196
p 融点140℃、三井デュポンケミカル CMPSV
201を用いて、35〜45μmに押出しを行うか、ま
たは、白色層フィルムと溶着層フィルムを共押出しによ
り60〜70μmの複層フィルムを製作した。ポリオレ
フィンフィルムのドライラミネートされる面はいずれも
コロナ処理(36ダイン以上)の予備処理を行い、印刷
済PETフィルムまたは各ポリオレフィンフィルム間は
ポリエステル系接着剤(大日本インキEPS−703A
硬化剤KP90)を乾燥膜厚が約3μmになるように
塗布し、2層あたり積層するかまたは3層を同時にドラ
イラミネートし、図1の(A)に示すごとく、基体フィ
ルム11、印刷層12、白色層フィルム13、溶着層フ
ィルム14が順次積層された全厚が90〜110μmの
この発明による樹脂フィルム蓋体シートを得た。ここで
は、積層化に際して共押出しによりラミネートする以外
は、上述のごとくポリエステル系接着剤を使用して、乾
燥膜厚が約3μmになるように塗布しているが、以下の
実施例も同様であり、接着剤層の図示を省略している。
【0027】実施例2 実施例1の樹脂フィルム蓋体シートを、図4の食品用樹
脂製容器の口部、図5の医薬品用樹脂製容器の上部開口
部に対応する蓋体形状に打ち抜き、溶着層フィルム側を
容器口部また栓体上部開口部に接面させて、基体フィル
ムのPET側より140〜165℃の間で±3℃に調整
された温度に加熱した輪状ダイスを3.8kg/cm2
の圧力で2.5秒間当てて、加熱溶着を行った。ヒート
シールされた部位は熱ダイスより白色層、溶着層が薄肉
化された結果、PET側より観察すると、表1に示すご
とく、画然と輪上に色調変化が見られた。
【0028】測定は、色彩色差計(ミノルタ CR−2
41)を用い、C光源、測定径0.3mm、変色モード
L*a*b*表色系法による。 色差 △E*ab=[(△L*)2+(△a*)2+(△
b*)21/2 また、△E*abは1.5以上ならば目視により、表2
に示すごとく色差の程度の評語にて色差判定が可能であ
る。すなわち、淡赤色の場合、△E*ab=6.4、黄
色の場合△E*ab=9.8を示し、色調が変化した。
この△E*ab値に管理限界を設け、また、輪環形状の
異常の検査を行うことにより、未溶着、過溶着を管理す
ることができた。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】実施例2の色調管理の効果を実証するた
め、色差で測定したフィルム蓋体を切断して断面につい
て各層の厚さの変化を測定した結果、表3に示すごと
く、白色層フィルムの加熱溶着による薄膜化が明らかで
ある。
【0032】
【表3】
【0033】実用試験として、樹脂フィルム蓋体をヒー
トシールした図4の食品用樹脂製容器を95℃、1時間
の熱水加熱、また、図5の医薬品用樹脂製容器栓体で1
10℃、40分間の蒸気加熱を施し、各々内容物に適す
る方法で冷却し、室温に戻し、一昼夜放置後、フィルム
蓋体を剥離し、密封性とイージーオープン性を確認した
が、内部への水の侵入、また、過溶着によるフィルム切
断ヒートシール面への残留固着等は一切見受けなかっ
た。
【0034】実施例3 図2の(A)に示す樹脂フィルム蓋体を作成するため
に、実施例1と同じ基体フィルム11、印刷層12を用
い、白色溶着層フィルム15には、実施例1の白色層フ
ィルムと溶着層フィルムの樹脂の混合体または溶着層フ
ィルムの樹脂単一で使用するもので、樹脂原料としては
CPP(キャストポリプロピレン)のホモ、または共重
合ポリマーとして、三菱油化 三菱ポリプロFL25K
FL25R、または三井石油ハイポールL840(融
点120℃)を80〜50%に、溶着性樹脂としてポリ
オレフィン系樹脂 三菱化成ノバテックスAP196
(融点140℃)、または三井デュポンケミカル CM
PS201を50〜20%混合し、チタン白などの白色
剤を1〜10%混合してフィルム化したものを使用し
た。また、白色溶着層を単一樹脂で製作する場合は、前
述のポリオレフィン系樹脂にチタン白を1〜10%混合
してフィルム化した。このフィルムを蓋体シートとして
使用し、ヒートシールした後の非シール部位とシール部
位との色差△E*abは表4に示すごとく、表1の結果
より色差は少ないが、色彩色差計、または目視検査で判
定が可能な結果を示した。また、フィルム層厚は、基体
フィルム層には厚さ変化はなく、白色溶着フィルム層の
厚さが混合樹脂の場合、原厚の6/10以下、単一樹脂
の場合は7/10以下のシール部位厚さとなった。
【0035】
【表4】
【0036】実施例4 図3の(A)に示す樹脂フィルム蓋体を作成するため、
フィルム樹脂材料は、基体フィルムは実施例1と同じ透
明のPET、ナイロンP.Pの透明品で、コロナ処理を
行ったもので着色印刷は行わなかった封着時に軟化薄膜
化する着色層フィルム16に使用する樹脂は実施例1で
使用した樹脂CPPのホモまた共重合ポリマーに、着色
透明の場合は淡赤、淡青、黄色などに着色できる汎用の
有機レーキを混合し、また、着色半透明の場合は有機レ
ーキとチタン白の顔料を1〜10%混合して、実施例1
と同じく厚さ30〜40μmのフィルムとした。また、
溶着層フィルム14は実施例1と同様の作成方法を用い
た樹脂を使用した。この樹脂フィルム蓋体をヒートシー
ルした熱封着後の色彩変化は、シール部の着色層フィル
ムの厚さは薄くなるため、明度Lは高く淡色化するが、
色度a、b共に変化があり、160℃±3℃の温度で調
整されたダイスで3.8kg/cm2の圧力で2.5秒
の加熱溶着を行った場合の蓋体の厚さ、色彩変化は、表
5に示すごとく目視または色彩色差計で十分に検査確認
できるものであった。
【0037】
【表5】
【0038】
【発明の効果】この発明による樹脂フィルム蓋体は、透
明な基体フィルムと封着時に軟化薄膜化する樹脂からな
る乳白色半透明の白色層フィルムを主体とする多層フィ
ルムからなり、加熱溶着時の入熱量に応じて白色層フィ
ルム及び溶着層フィルムが軟化薄膜化してシール部と非
シール部位との間に色差を発生させて、加熱溶着度を目
視または画像センサーにて色彩色差として確認可能とな
したもので、工業生産上、再現性よく所定の気密度と易
開封性(イージーオープン)の確保ができ、開封−再封
緘(改竄)された場合も発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による4層構造の樹脂フィルム蓋体の
縦断説明図であり、(A)は加熱溶着前、(B)は加熱
溶着後の各層の厚さの変化状況を示す。
【図2】この発明による3層構造の樹脂フィルム蓋体の
縦断説明図であり、(A)は加熱溶着前、(B)は加熱
溶着後の各層の厚さの変化状況を示す。
【図3】この発明による他の3層構造の樹脂フィルム蓋
体の縦断説明図であり、(A)は加熱溶着前、(B)は
加熱溶着後の各層の厚さの変化状況を示す。
【図4】樹脂フィルム蓋体をヒートシールした食品用樹
脂製容器の縦断説明図である。
【図5】樹脂フィルム蓋体をヒートシールした医薬品用
樹脂製容器栓体の縦断説明図である。
【符号の説明】
1 容器 2,7 縁辺部 3,8 フィルム蓋体 4 輸液用プラスチック容器 5 栓体 6 ゴム栓 10 栓体縁辺部 11 基体フィルム 12 印刷層 13 白色層フィルム 14 溶着層フィルム 15 白色溶着層フィルム 16 着色層フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品又は医薬品用の樹脂製容器又は栓体
    の開口部の縁辺部位に、蓋体フィルムを加熱溶着して開
    封可能に封着する樹脂フィルム蓋体において、蓋体フィ
    ルムが外表面側から、1)透明な基体フィルム、2)基
    体フィルム裏面あるいは白色層フィルムに印刷着色され
    た印刷層、3)封着時に軟化薄膜化する樹脂からなる乳
    白色半透明の白色層フィルム、4)容器樹脂に溶着する
    樹脂層を容器側に設けた溶着層フィルムを順次積層した
    構成からなり、加熱溶着時に白色層フィルム及び溶着層
    フィルムが軟化薄膜化してシール部と非シール部位との
    間に発生した色差が、加熱溶着時の入熱量に応じて起こ
    る当該封着時に軟化薄膜化する樹脂層の減肉厚率に対応
    して発生し、加熱溶着度が目視または画像センサーにて
    色彩色差として確認が可能なことを特徴とする樹脂フィ
    ルム蓋体。
  2. 【請求項2】 蓋体フィルムが外表面側から1)透明な
    基体フィルム、2)基体フィルム裏面あるいは溶着層フ
    ィルムに印刷着色された印刷層、3)封着時に軟化薄膜
    化しかつ容器樹脂に溶着する単一又は混合樹脂を容器側
    に設けた乳白色半透明の溶着層フィルムを順次積層した
    構成からなる請求項1の樹脂フィルム蓋体。
  3. 【請求項3】 蓋体フィルムが外表面側から、1)透明
    な基体フィルム、2)封着時に軟化薄膜化する樹脂から
    なり着色剤を加えた着色半透明または着色透明の着色層
    フィルム、3)容器樹脂に溶着する樹脂層を容器側に設
    けた溶着層フィルムを順次積層した構成からなる請求項
    1の樹脂フィルム蓋体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318955A (ja) * 1997-05-14 1998-12-04 Kunoole Shokuhin Kk 高周波アルミシールの非接触検査法
JP2002318213A (ja) * 2002-01-28 2002-10-31 Knorr Foods Co Ltd 高周波アルミシールの非接触検査法
JP2018138083A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 テルモ株式会社 医療用容器
JP2018139752A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 テルモ株式会社 医療用容器
JP2019177892A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本製鉄株式会社 ヒートシール容器用缶体およびヒートシール容器

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