JPH08118509A - タイヤユニフォミティマシン用リム装着装置 - Google Patents

タイヤユニフォミティマシン用リム装着装置

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JPH08118509A
JPH08118509A JP6253887A JP25388794A JPH08118509A JP H08118509 A JPH08118509 A JP H08118509A JP 6253887 A JP6253887 A JP 6253887A JP 25388794 A JP25388794 A JP 25388794A JP H08118509 A JPH08118509 A JP H08118509A
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rim
spindle
taper fitting
tire
taper
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Seizo Ichikawa
清三 市川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リムの着脱が容易で、しかも取り付け精度の
良いタイヤユニフォミティマシン用リム装着装置を提供
する。 【構成】 上・下部リム10、20と上・下部スピンド
ル6、17とのそれぞれの嵌合部をそれぞれテーパー面
とすることにより、リム振れが小さく取り付け精度の良
い位置決めを行うとともに、上・下部スピンドル6、1
7のそれぞれのフランジ部9、19に永久磁石D、Gを
それぞれ取り付け、これら永久磁石D、Gが上・下部リ
ム10、20を吸着保持することにより上・下部リム1
0、20の着脱を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤユニフォミティ
マシン用リム装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にタイヤユニフォミティマシンにあ
っては、1台の機械で多サイズのタイヤのユニフォミテ
ィ検査を行うため、タイヤのサイズを変更する毎にタイ
ヤ挟持用リムをそれ用のものに交換しなければならな
い。そこで、タイヤ挟持用上下リムをボルト締め等に依
らず出来るだけ簡単に取り替え出来る装着装置とする必
要がある。従来、タイヤユニフォミティマシンに使用さ
れるリム装着装置としては特公昭63−48698号公
報及び本出願人による特開平1−283131号公報に
記載されているものが知られている。 (1)特公昭63−48698号公報に記載の技術。 この技術によれば、上部スピンドルと上部リムとの取り
付けは、上部スピンドル側に形成したテーパー嵌入部と
上部リム側に形成したテーパー嵌挿部とで嵌合させるこ
とにより、上部スピンドルと上部リムとの位置決めを行
い、さらに上部スピンドルの下端に設けているコレット
チャックで上部リムを保持するようにしている。また、
下部リムは下部スピンドルにボルト等で固定している。
【0003】(2)特開平1−283131号公報に記
載の技術。 この技術によれば、上・下部リムはそれぞれ上・下部ス
ピンドルの垂直な円周面で嵌合することにより位置決め
を行い、さらに上・下部リムはそれぞれ上・下部スピン
ドルのフランジ部に設けた永久磁石により保持されてい
る。これにより、リムとスピンドルとの取り付けがボル
ト等によらず、着脱が簡単に出来るようになっている。
しかしながら、上記の従来技術にはいずれも解決すべき
次のような課題を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1)特公昭63−48698号公報に記載の技術が持
つ課題。 上部スピンドルと上部リムとの保持をコレットチャック
で行っているので、装置の構造が複雑で装置のコストが
高くなる。またこの従来技術では、今回本発明の上部ス
ピンドルに相当する部分まで含めて上部リムが構成され
ているため、今回本発明の上部スピンドルに相当する部
分まで含めて上部リムとして一体的に交換するようにな
っている。このため、上部リムの重量が大きくなり交換
時の作業性が極めて悪い。また、下部リムは下部スピン
ドルにボルト等による固定としているため、交換に長時
間を要し生産性の阻害要因となる。
【0005】(2)特開平1−283131号公報に記
載の技術が持つ課題。 上・下部スピンドルと上・下部リムとの位置決めをテー
パー面でなく、垂直な円周面で嵌合することにより行っ
ているので、位置決め精度を高くすると上・下部リムの
着脱が困難になる。そこで、上・下部リムの着脱が容易
に出来るようにするためには、前記垂直な円周面での嵌
合部の加工公差を比較的大きめにする必要がある。この
ため、リムの振れを小さく抑えることが困難で、高い精
度を要求されるタイヤユニフォミティマシンには精度的
に課題がある。
【0006】そこで本発明の目的は、これらの課題を解
決し着脱が容易で、しかも取り付け精度の良いタイヤユ
ニフォミティマシン用リム装着装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、上部
スピンドル側の上部リムと下部スピンドル側の下部リム
とを備え、タイヤを上部リムと下部リムにより上下から
挟持し、かつ上・下部両スピンドルの軸心回りの回転で
タイヤをその軸心回りに回転するようにしたタイヤユニ
フォミティマシン用リム装着装置において、前記上部ス
ピンドルの下部外周にはテーパー嵌挿部Aを下部内周に
はテーパー嵌入部Bを形成し、かつ上部スピンドルのフ
ランジ部下面には永久磁石Dを設け、更に、前記上部リ
ムの内周にはテーパー嵌入部Cを形成してこれを前記テ
ーパー嵌挿部Aに下方から嵌合し、その嵌合状態で上部
リムを前記永久磁石Dに吸着保持させるようにし、一
方、前記下部スピンドルの上部外周には、計2段のテー
パー嵌挿部Eとテーパー嵌挿部Fとを自身の軸方向に隣
接して形成し、かつ下部スピンドルのフランジ部上面に
は永久磁石Gを設け、更に、前記下部リムの内周にはテ
ーパー嵌入部Hを形成してこれを前記テーパー嵌挿部F
に上方から嵌合し、その嵌合状態で下部リムを前記永久
磁石Gに吸着保持させる、と共に、タイヤを上・下部リ
ム間に挟持し、かつ下部スピンドルのテーパー嵌挿部E
を上部スピンドルのテーパー嵌入部Bに下方から嵌合す
ることで、上・下部両スピンドルの軸心回りの回転を連
結し、これによりタイヤをその軸心回りに回転するよう
にするタイヤユニフォミティマシン用リム装着装置とす
ることにより達成出来る。
【0008】また、請求項2に記載のごとく、前記テー
パー嵌挿部A、前記テーパー嵌入部C、前記テーパー嵌
挿部F、及び前記テーパー嵌入部Hのテーパー角度を5
度から10度の範囲とすれば、なお一層の効果を呈する
ことが出来る。
【0009】
【作用】次に、請求項1に記載の発明の作用について述
べる。上部スピンドルの下部外周に形成したテーパー嵌
挿部Aと上部リムの内周に形成したテーパー嵌入部Cと
のテーパー部どうしが緊密に嵌合することにより、上部
スピンドルに対し上部リムが芯ぶれしないように位置決
めが精度良くなされると同時に、上部スピンドルのフラ
ンジ部下面に設けた永久磁石Dに上部リムの上面が吸着
され保持される。 一方、下部スピンドルの上部外周に
形成したテーパー嵌挿部Fと下部リムの内周に形成した
テーパー嵌入部Hとのテーパー部どうしが緊密に嵌合す
ることにより、下部スピンドルに対し下部リムが芯ぶれ
しないように位置決めが精度良くなされると同時に、下
部スピンドルのフランジ部上面に設けた永久磁石Gに下
部リムの下面が吸着され保持される。そして、タイヤを
上・下リム間に挟持し下部スピンドルの上部外周に形成
したテーパー嵌挿部Eと上部スピンドルの下部内周に形
成したテーパー嵌入部Bとが嵌合すると、上部スピンド
ルと下部スピンドルとの軸心回りの回転が連結され、上
部リムと下部リムの両方でタイヤをその軸心回りに回転
できるようになる。
【0010】次に、請求項2に記載の発明の作用につい
て述べる。請求項2に記載のように、前記テーパー嵌挿
部A、前記テーパー嵌入部C、前記テーパー嵌挿部F、
及び前記テーパー嵌入部Hのテーパー角度を5度から1
0度の範囲にすれば、上部スピンドルの下部外周に形成
した前記テーパー嵌挿部Aと上部リムの内周に形成した
前記テーパー嵌入部Cとのテーパー部どうしが緊密に嵌
合する際に、上部スピンドルに対し上部リムが芯ぶれし
ないように位置決めが精度良くなされる、と同時に、上
部スピンドルと上部リムの着脱を比較的容易に行うこと
が出来る。また同じように、下部スピンドルの上部外周
に形成した前記テーパー嵌挿部Fと下部リムの内周に形
成した前記テーパー嵌入部Hとのテーパー部どうしが緊
密に嵌合する際に、下部スピンドルに対し下部リムが芯
ぶれしないように位置決めが精度良くなされる、と同時
に、下部スピンドルと下部リムの着脱を比較的容易に行
うことが出来る。
【0011】
【実施例】
[実施例1]以下、請求項1に記載の発明に係る実施例
1を図面に基づいて説明する。図1、2において、符号
1はタイヤユニフォミティマシンであり、このタイヤユ
ニフォミティマシン1のフレーム2の上部には上下方向
に延びる中空の外筒3が取り付けられている。この外筒
3内には上下方向に延びる上部シャフト4がベアリング
4bを介して回転可能に挿入され、この上部シャフト4
はフレーム2の上部に固定されたモータ5によってタイ
ヤ試験時に回転される。なお、符号4a、4cはオイル
シールである。この上部シャフト4の下端面には上部ス
ピンドル6が複数のボルト7により固定されている。そ
して、この上部スピンドル6の下端面には上方に向かっ
て内周面が先細りとなった円錐穴状のテーパー嵌入部B
が形成され、また、テーパー嵌入部Bの底面には上部シ
ャフト4の内方に形成されたエアー通路8の一端が開口
している。そして、前記エアー通路8の他端は上部シャ
フト4の上端部に開口するとともに、図示していないロ
ータリージョイントを介してエアー源に接続されてい
る。また、前記上部スピンドル6の下端面には上方に向
かって外周面が広がったテーパー嵌挿部Aが形成され、
このテーパー嵌挿部Aの底面は上部スピンドル6のフラ
ンジ部9の下面に接している。そして、このフランジ部
9の下面には強力な永久磁石Dが全周にわたって複数個
埋め込まれている。
【0012】符号10は上部リムで、この上部リム10
は鋼鉄製のリム内筒11とアルミ合金製のリム本体12
とから構成され、リム内筒11とリム本体12とは複数
のボルト13で固着されている。このリム内筒11には
中央部下面から上面に向かって内周面が広がった円錐貫
通穴状のテーパー嵌入部Cが形成されている。図3にお
いて、このテーパー嵌入部Cのテーパー角度K1 は前記
テーパー嵌挿部Aのテーパー角度K2 と同一で補完関係
にあり、テーパー嵌入部Cが下方からテーパー嵌挿部A
に緊密に嵌合して上部リム10が芯ぶれしないように位
置決めされ、その嵌合状態で上部リム10の上面を永久
磁石Dに吸着保持させることが出来るようになってい
る。なおこの時、永久磁石Dの下面と上部リム10の上
面との間には略1mmの隙間S1 を確保しており、テー
パー嵌入部Cとテーパー嵌挿部Aとの緊密な嵌合を妨げ
ることのないようにしている。そして、この上部リム1
0にはタイヤユニフォミティマシン1によってユニフォ
ミティ試験がなされるタイヤTの一方のビード部B1
着座される。
【0013】図1、2において、上部リム10の直下の
フレーム2には上下方向に延びるシリンダ14が取り付
けられ、このシリンダ14のピストンロッド15の先端
部(上端部)には外筒16が固定されている。そして、
この外筒16には上下方向に延びる下部スピンドル17
がベアリング18b、18cを介して回転可能に支持さ
れている。なお、符号18a、18dはオイルシールで
ある。前記下部スピンドル17の上部外周には先細りの
円錐台状をしたテーパー嵌挿部Eとテーパー嵌挿部Fと
が自身の軸方向に隣接して2段に形成され、さらにテー
パー嵌挿部Fの下部には隣接してフランジ部19が形成
されている。そして、このフランジ部19の上面には全
周にわたって強力な永久磁石Gが複数個埋め込まれてい
る。
【0014】符号20は下部リムであり、この下部リム
20は鋼鉄製のリム内筒21とアルミ合金製のリム本体
22とから構成され、リム内筒21とリム本体22とは
複数のボルト23で固着されている。このリム内筒21
には中央部下面から上面に向かって内周面が先細りとな
った円錐貫通穴状のテーパー嵌入部Hが形成されてい
る。図3において、このテーパー嵌入部Hのテーパー角
度K3 は前記テーパー嵌挿部Fのテーパー角度K4 と同
一で補完関係にあり、テーパー嵌入部Hが下方からテー
パー嵌挿部Fに緊密に嵌合して下部リム20が芯ぶれし
ないように位置決めされ、その嵌合状態で下部リム20
の下面を永久磁石Gに吸着保持させることが出来るよう
になっている。なおこの時、永久磁石Gの上面と下部リ
ム20の下面との間には略1mmの隙間S2 を確保して
おり、テーパー嵌入部Hとテーパー嵌挿部Fとの緊密な
嵌合を妨げることのないようにしている。そして、この
下部リム20には前記タイヤTの他方のビード部B2
着座される。以上説明したように、上・下部リム10、
20をそれぞれ上・下部スピンドル6、17に取り付け
る際は、ボルトを使用しないので極めて短時間で上・下
部リム10、20の脱着ができ、しかもテーパー面での
嵌合によりリム振れのない精度のよい取り付けが出来
る。
【0015】下部スピンドル17のテーパー嵌挿部Eの
テーパー角度K5 は上部スピンドル6のテーパー嵌入部
Bのテーパー角度K6 と同一で補完関係にあり、下部ス
ピンドル17がシリンダ15の作動により上昇すると、
テーパー嵌挿部Eがテーパー嵌入部Bと緊密に嵌合し
て、上部スピンドル6と下部スピンドル17が同軸上に
精度良く結合される、と同時に上・下部スピンドル6、
17の軸心回りの回転が連結され、上・下部リム10、
20がその軸心回りに回転するようになる。
【0016】符号24は下部スピンドル17のテーパー
嵌挿部Eの外周面に沿って上下方向に形成したエアー通
路用の溝で、周方向には等間隔で複数個、本実施例の場
合は4個形成している。この溝24の上端はエアー通路
8に接しており、溝24の下端はテーパー嵌挿部Eの外
周面に沿って水平方向に形成したエアー通路用の環状溝
25に連なっている。符号26は上部スピンドル6のテ
ーパー嵌挿部Aに沿って水平方向に形成したエアー通路
用の環状溝で、この環状溝26の底部からは貫通穴27
が上部スピンドル6の内周面であるテーパー嵌入部Bに
向けて、周方向には等間隔で複数個、本実施例の場合は
4個形成されている。そして、下部スピンドル17のテ
ーパー嵌挿部Eが上部スピンドル6のテーパー嵌入部B
と嵌合した際は、この貫通穴27のテーパー嵌入部Bで
の開口は前記環状溝25と連なってエアー通路を形成す
るようになっている。符号28は上部リム10に穿設し
たエアー通路用の貫通穴で、この貫通穴28の一端は上
部リム10の下面に他端は上部リム10の内周面である
テーパー嵌入部Cに開口している。そして、上部リム1
0のテーパー嵌入部Cが上部スピンドル6の外周面であ
るテーパー嵌挿部Aと嵌合した際は、前記貫通穴28の
他端側の開口が環状溝26と連なり、エアーが連通され
るようになっている。
【0017】次に、実施例1の作用について述べる。
今、上部リム10は上部スピンドル6に取り付いてお
り、下部リム20側は、ピストンロッド15がシリンダ
14の作動により下限位置まで引っ込んでおり、下部ス
ピンドル17に下部リム20が取り付いた状態で下部ス
ピンドル17の上端がコンベア29のローラ32の上面
よりも下方にあるとする。ユニフォミティ検査を行うタ
イヤTをローラーコンベア30からコンベア29上に供
給し、タイヤTの軸心が下部リム20の軸心とほぼ合っ
た時にコンベア29を停止する。次に、シリンダ14を
作動させてピストンロッド15を突出させると、下部ス
ピンドル17と下部リム20が一体的に上昇し、下部リ
ム20はタイヤTのビード部B2 に嵌合されて下方から
支持する。そして、この状態で下部リム20が更に上昇
すると、下部スピンドル17のテーパー嵌挿部Eが上部
スピンドル6のテーパー嵌入部Bに嵌合する、と同時
に、タイヤTの一方のビード部B1 が上部リム10に、
他方のビード部B2 が下部リム20に着座される。
【0018】次に、エアー源からエアー通路8、溝2
4、環状溝25、貫通穴27、環状溝26、貫通穴28
を通じてエアーがタイヤT内に所定圧になるまで充填さ
れる。なお、この時タイヤT内のエアー圧により下部リ
ム20が下方に押し下げられるような力が作用するが、
前記力に負けて下部リム20が下方に押し下げられるこ
とのないように、シリンダ14のシリンダ径を十分に大
きくしてある。その後、タイヤTの外周面に円筒状の荷
重付加体31を圧接した状態で、モータ5によって上部
シャフト4及び上部スピンドル6が回転されると、タイ
ヤT、下部スピンドル17及び上・下部リム10、20
も一体となってタイヤTの軸心回りに回転する。この
時、タイヤTに対して所定のユニフォミティ検査が行わ
れる。そして、ユニフォミティ検査が終了すると、荷重
付加体31の圧接を解除し、モータ5によるタイヤTの
回転を停止し、タイヤT内のエアーを排出した後、シリ
ンダ14のピストンロッド15を引っ込め、下部リム2
0、タイヤT及び下部スピンドル17を一体的に下降さ
せる。この下降の途中で、タイヤTはコンベア29のロ
ーラ32に接触し、下部リム20からコンベア29に乗
り移る。以後、このサイクルが繰り返され、タイヤTが
次々と検査される。
【0019】[実施例2]次に、請求項2に記載の発明
に係る実施例2を図面に基づいて説明する。図2、3に
おいて、実施例2は、上部リム10と上部スピンドル6
の嵌合面であるテーパー嵌入部Cとテーパー嵌挿部Aの
それぞれの角度K1 、K2 及び下部リム20と下部スピ
ンドル17の嵌合面であるテーパー嵌入部Hとテーパー
嵌挿部Fのそれぞれの角度K3 、K4 を全て同一の7.
5度としており、その他の構成は全て実施例1と同じで
ある。このようにすると、上部スピンドル6及び下部ス
ピンドル17を回転した時の上部リム10のリム側面3
5の軸方向(上下方向)の振れ及び下部リム20の側面
36の軸方向(上下方向)の振れが小さくなり、かつ上
・下部リム10、20の着脱が比較的容易になる。
【0020】次に、以下実施例2の作用について述べ
る。最初に、上部リム10と上部スピンドル6との嵌合
について述べる。上部リム10のリム側面35の軸方向
の振れLR1 の大きさは、テーパー嵌入部Cの角度K1
(=テーパー嵌挿部Aの角度K2 )の大きさ及びテーパ
ー嵌入部Cとテーパー嵌挿部Aの両方の加工誤差の和
(C+A)の大きさにより異なる。そこで、鋭意調査研
究した結果、図4のごとき関係が判明した。図4は、前
記加工誤差の和(C+A)の大きさが0.005mmの
とき(X)、0.01mmのとき(Y)、0.02mm
のとき(Z)の3種の場合について、横軸に前記角度K
1 (=K2 )の大きさを5.0度から25.0度まで
2.5度の間隔で変更した時の角度を示し、縦軸にこの
時のリム側面35の軸方向の振れLR1 の大きさを示し
ている。
【0021】図4において、前記角度K1 を小さくすれ
ばする程前記振れLR1 が小さくなることが判るが、角
度K1 を5度よりも小さくすると上部リム10の着脱が
困難になる。また、角度K1 を10度よりも大きくする
と振れLR1 が比較的大きくなる。そこで、角度K1
(=K2 )の大きさを5度から10度の範囲とすること
が、上部リム10の着脱の容易さと振れLR1 の大きさ
の両方から判断して効果的となる。
【0022】また、下部リム20と下部スピンドル17
との嵌合についても、前記角度K1、K2 、K3 、K4
を全て同一としているので、下部リム20のリム側面3
6の軸方向の振れLR2 の大きさは図4の関係と同じで
ある。そこで、角度K3 (=K4 )の大きさを5度から
10度の範囲とすることが、下部リム20の着脱の容易
さと振れLR2 の大きさの両方から判断して効果的とな
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
上・下部リムの着脱が容易で、かつリム振れが小さい取
り付け精度の良いタイヤユニフォミティマシン用リム装
着装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例1、2を示す概略正面図
である。
【図2】上、下部リム近傍の正面断面図である。
【図3】上、下部リム近傍の拡大正面断面図である。
【図4】リムとスピンドルとの嵌合面の角度とリム振れ
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1:ユニフォミティマシン 2:フレーム 3,16:外筒 4:上部シャ
フト 4a,4c:オイルシール 4b:ベアリン
グ 5:モータ 6:上部スピン
ドル 7,13,23:ボルト 8:エアー通
路 9,19:フランジ部 10:上部リム 11,21:リム内筒 12,22:リ
ム本体 14:シリンダ 15:ピストン
ロッド 17:下部スピンドル 18a,18
d:オイルシール 18b,18c:ベアリング 20:下部リム 24:溝 25,26:環状溝 27,28:貫
通穴 29:コンベア 30:ローラー
コンベア 31:荷重付加体 32:ローラ 35:(上リムの)側面 36:(下リム
の)側面 B1 :ビード部 B2 :ビード部 A:テーパー嵌挿部 B:テーパー嵌
入部 C:テーパー嵌入部 D:永久磁石 E:テーパー嵌挿部 F:テーパー嵌
挿部 G:永久磁石 H:テーパー嵌
入部 K1 :(テーパー嵌入部Cの)角度 K2 :(テーパ
ー嵌挿部Aの)角度 K3 :(テーパー嵌入部Hの)角度 K4 :(テーパ
ー嵌挿部Fの)角度 K5 :(テーパー嵌挿部Eの)角度 K6 :(テーパ
ー嵌入部Bの)角度 S1 :隙間 S2 :隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部スピンドル側の上部リムと下部スピ
    ンドル側の下部リムとを備え、タイヤを上部リムと下部
    リムにより上下から挟持し、かつ上・下部両スピンドル
    の軸心回りの回転でタイヤをその軸心回りに回転するよ
    うにしたタイヤユニフォミティマシン用リム装着装置に
    おいて、 前記上部スピンドルの下部外周にはテーパー嵌挿部Aを
    下部内周にはテーパー嵌入部Bを形成し、かつ上部スピ
    ンドルのフランジ部下面には永久磁石Dを設け、 更に、前記上部リムの内周にはテーパー嵌入部Cを形成
    してこれを前記テーパー嵌挿部Aに下方から嵌合し、そ
    の嵌合状態で上部リムを前記永久磁石Dに吸着保持させ
    るようにし、 一方、前記下部スピンドルの上部外周には、計2段のテ
    ーパー嵌挿部Eとテーパー嵌挿部Fとを自身の軸方向に
    隣接して形成し、かつ下部スピンドルのフランジ部上面
    には永久磁石Gを設け、 更に、前記下部リムの内周にはテーパー嵌入部Hを形成
    してこれを前記テーパー嵌挿部Fに上方から嵌合し、そ
    の嵌合状態で下部リムを前記永久磁石Gに吸着保持させ
    る、と共に、 タイヤを上・下部リム間に挟持し、かつ下部スピンドル
    のテーパー嵌挿部Eを上部スピンドルのテーパー嵌入部
    Bに下方から嵌合することで、上・下部両スピンドルの
    軸心回りの回転を連結し、これによりタイヤをその軸心
    回りに回転するようにしたことを特徴とするタイヤユニ
    フォミティマシン用リム装着装置。
  2. 【請求項2】 前記テーパー嵌挿部A、前記テーパー嵌
    入部C、前記テーパー嵌挿部F、及び前記テーパー嵌入
    部Hのテーパー角度を5度から10度の範囲としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のタイヤユニフォミティマ
    シン用リム装着装置。
JP25388794A 1994-10-19 1994-10-19 タイヤユニフォミティマシン用リム装着装置 Expired - Lifetime JP3532263B2 (ja)

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