JPH0684344U - 多段リム - Google Patents
多段リムInfo
- Publication number
- JPH0684344U JPH0684344U JP2605793U JP2605793U JPH0684344U JP H0684344 U JPH0684344 U JP H0684344U JP 2605793 U JP2605793 U JP 2605793U JP 2605793 U JP2605793 U JP 2605793U JP H0684344 U JPH0684344 U JP H0684344U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- inches
- tire
- bead
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多段リムの種類を減らすこと。
【構成】 リム13の一方13Aの外周に段部大30、
段部中32、段部小34を形成し、段部中32に対して
着脱リング36を着脱可能に設ける。段部大30のリム
径H1を51インチ、段部中32のリム径H2を45イ
ンチ、また、段部小34のリム径H3を35インチとす
る。試験タイヤ40のリム径が、51インチの場合に
は、着脱リング36を外して段部大30でビード部42
を支持し、35インチの場合には、段部小34でビード
部42を支持する。一方、試験タイヤ40のリム径が4
5インチの場合には、段部中32に着脱リング36を装
着してから試験タイヤ40を装着する。これによって、
45インチの試験タイヤ40は、ビードベースが段部中
32のビードシート部32Aに支持され、ビード部42
のタイヤ幅方向外側部分が着脱リング36に支持され
る。
段部中32、段部小34を形成し、段部中32に対して
着脱リング36を着脱可能に設ける。段部大30のリム
径H1を51インチ、段部中32のリム径H2を45イ
ンチ、また、段部小34のリム径H3を35インチとす
る。試験タイヤ40のリム径が、51インチの場合に
は、着脱リング36を外して段部大30でビード部42
を支持し、35インチの場合には、段部小34でビード
部42を支持する。一方、試験タイヤ40のリム径が4
5インチの場合には、段部中32に着脱リング36を装
着してから試験タイヤ40を装着する。これによって、
45インチの試験タイヤ40は、ビードベースが段部中
32のビードシート部32Aに支持され、ビード部42
のタイヤ幅方向外側部分が着脱リング36に支持され
る。
Description
【0001】
本考案は、複数サイズのタイヤを装着できる多段リムに係り、特に寸度、形状 、ユニフォミティ等を測定するタイヤ特性測定機に好適に使用することのできる 多段リムに関する。
【0002】
タイヤの寸度、形状、ユニフォミティ等、タイヤ特性測定機に使用されるリム として、複数のサイズのタイヤを装着できる多段リムが提案されている。
【0003】 この種の多段リムには、外周面に、リム面、フランジ面を備えた大きさの異な る段部が複数個形成されており、これによって異なるサイズのタイヤが装着でき るように構成されている。
【0004】
ところで、タイヤのビード部を適正に支持するためには、正規のフランジ高さ 及び形状を確保する必要がある。ここで、あるサイズのタイヤを支持するように 段部の寸法を決めた場合、そのタイヤよりも大きいタイヤを支持するための段部 のリム径は、あるサイズのタイヤを支持するフランジ面の最外径以上を必要とす る。
【0005】 例えば、建設機械用タイヤを例にとると、リム径45インチに対応するフラン ジ高さは4.5インチであり、フランジ面の最外径は54インチとなる。45イ ンチを超えるリム径としては51インチがあるが、外径が54インチのフランジ を設けた場合には51インチのリム径を設定することができず、更に上の57イ ンチのリム径とせざるを得ない。このため、従来では51インチのリム径に合う タイヤを装着するためには、別のリムが必要であった。このため、タイヤの特性 試験に必要とするリムの種類が多くなり、リム交換、維持、管理が煩雑となって いる。
【0006】 本考案は上記事実を考慮し、リムの種類を減らすことのできる多段リムを提供 することが目的である。
【0007】
本考案の多段リムは、軸方向に分割可能とされたリム組み立て体と、前記リム 組み立て体に設けられ、供試タイヤのビードベース部を支持する複数個の径の異 なる段部と、前記段部に着脱可能とされ、前記供試タイヤのビード部のタイヤ軸 方向外側部分を支持する着脱フランジと、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本考案の多段リムには、複数個の径の異なる段部が設けられているので、サイ ズの異なるタイヤを装着することができる。タイヤの装着に際しては、リム組み 立て体を軸方向に分割することにより容易にタイヤを装着することができる。
【0009】 ここで、サイズ順に段部を設けた場合でタイヤの径差が小さい場合には、小径 側の段部において、装着するタイヤのビード部のタイヤ軸方向外側部分を支持す るフランジ高さが不足する場合が生じるが、この場合には、段部に着脱フランジ を装着することにより供試タイヤのビード部のタイヤ軸方向外側部分を支持する ことができる。
【0010】 さらに、同一リム径で、タイヤサイズによりフランジ高さが異なる場合にも、 着脱フランジにより正規のフランジ高さを採用することができる。
【0011】
本考案の一実施例を図1及び図2にしたがって説明する。
【0012】 図2には、本考案の多段リム10を備えたタイヤ特性試験機12が示されてい る。
【0013】 多段リム10は、リム本体13及び着脱フランジ36を備えている。 タイヤ特性試験機12は、一対のリム支持用本体フレーム(図示せず)を備え 、矢印A方向側のリム支持用本体フレームには、油圧シリンダ装置18が取り付 けられており、油圧シリンダ装置18のロッド16は軸方向に伸縮することがで きる。
【0014】 ロッド16の先端側には、ベアリング20を介して軸方向に分割されたリム本 体13の一方13Aが回転自在に支持されている。
【0015】 一方、図2矢印B方向側のリム支持用本体フレーム(図示せず)には、油圧シ リンダ装置18のロッド16と同軸とされた軸22が矢印A方向側に向かって突 出して取り付けられており、軸22の先端側には、ベアリング24を介してリム 本体13の他方13Bが回転自在に支持されている。
【0016】 軸22には、軸芯に空気通路26が形成されており、空気通路26の一方は図 示しないエアコンプレッサーに連結され、他方は他方13Bのタイヤ幅方向内壁 に開口している。
【0017】 また、リム本体13の他方13Bには、リム本体13の他方13Bを回転させ るモータ(図示せず)が連結されている。
【0018】 図1に示すように、リム本体13の一方13Aの外周には、タイヤ幅方向外側 (矢印A方向側)から内側(矢印B方向側)に向かって段部大30、段部中32 、段部小34が形成されている。
【0019】 段部大30は、試験タイヤのビード部のビードベースが支持されるビードシー ト部30Aと、ビード部のタイヤ幅方向外側部分が支持される側壁30Bとを有 している。
【0020】 段部中32は、前記段部大30のビードシート部30Aよりも小径とされたビ ードシート部32Aと側壁32Bを有している。
【0021】 この段部中32には、着脱フランジ36が着脱可能とされている。着脱フラン ジ36は、タイヤ幅方向外側壁36Aが前記側壁32Bに密着し、内周壁36B が前記ビードシート部32Aに密着し、タイヤ幅方向内側壁36Cが試験タイヤ 40のビード部42のタイヤ幅方向外側部分に密着することができる。
【0022】 一方、段部小34は、前記段部中32のビードシート部32Aよりも小径とさ れたビードシート部34Aと試験タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側部分が支 持される側壁34Bとを有している。
【0023】 なお、反対側のリム本体13の他方13Bにもリム本体13の一方13Aと同 一構成の段部大30、段部中32、段部小34が形成されており、段部中32に は着脱フランジ36が着脱可能とされている。
【0024】 本実施例では、段部大30のリム径D1が51インチ、段部中32のリム径D 2が45インチ、また、段部小34のリム径D3が35インチとされている。
【0025】 また、段部大30の側壁30Bの高さH1は4.5又は5.0インチ、着脱フ ランジ36の径方向厚さH2(通常のホイールのリムフランジ高さに相当)は4 .5インチであり、段部小34の側壁34Bの高さH3は3.0、3.5、4. 0の何れかを採用する。
【0026】 なお、以下の表1に、タイヤサイズに対応するリム径、フランジ高さ、フラン ジ径を参考として記載する(THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC−19 93から抜粋)。
【0027】
【表1】
【0028】 次に、タイヤ特性試験機12に試験タイヤを装着する手順及び作用を説明する 。
【0029】 タイヤ特性試験機12に試験タイヤを装着するには、図2に示すように油圧シ リンダ装置18のロッド16を予め縮め、リム本体13の一方13Aと他方13 Bとの間に試験タイヤ40を入れるスペースを確保する。
【0030】 ここで、試験タイヤ40のリム径が、51インチ又は35インチの場合には、 着脱フランジ36を外し、リム本体13と同軸に試験タイヤ40を位置させ、次 に、ロッド16を伸ばしてリム本体13の一方13Aと他方13Bとを接近させ て試験タイヤ40を挟持する。ここで、試験タイヤ40のリム径が、51インチ の場合には段部大30でビード部42が支持され、35インチの場合には、段部 小34でビード部42が支持される。
【0031】 一方、試験タイヤ40のリム径が45インチの場合には、図1及び図2に示す ように、段部中32に着脱フランジ36を装着し、一方13Aと他方13Bとを 接触させて試験タイヤ40を挟持する。これによって、45インチの試験タイヤ 40は、図1に示すようにビードベースが段部中32のビードシート部32Aに 支持され、ビード部42のタイヤ幅方向外側部分が着脱フランジ36に支持され る。
【0032】 次に、空気孔26を介して試験タイヤ40に内圧を充填する。これによって、 試験タイヤ40のビード部42が段部中32のビードシート部32A及び着脱フ ランジ36のタイヤ幅方向内側壁36Cに密着し、試験タイヤ40の装着が完了 する。
【0033】 なお、通常のリムにおいて、リム径が45インチの場合のフランジ高さは4. 5インチであり、フランジの最外径は54インチとなる。このため、従来構造の 多段リムでは、45インチのリム径の上は57インチとなってしまい、従来では 51インチのリム径を有するリムを別途製作せざるを得なかったが、本考案の多 段リム10では、リム径51インチのタイヤを装着することができるので、リム 数の低減を図ることができ、リム交換作業費、設備費、維持管理費等の低減を図 ることができる。
【0034】 なお、本実施例の多段リム10では、3つの異なるリムサイズのタイヤを支持 できるように構成したが、本考案はこれに限らず、段部の数を更に増やすと共に 、着脱フランジの数を増すことによって、さらに多種類のリムサイズの異なるタ イヤをリム交換することなく装着することができる。
【0035】 また、本考案のリムでは、リム径が45、51、57インチの3種類のタイヤ を装着できるように構成したが、各段部及び着脱フランジの寸法を変更して上記 リム径以外のタイヤを装着できるようにしてもよいのは勿論である。
【0036】 例えば、建設機械用のORリムには、例えば20、21、24、25、29、 33、35、39、45、49、51、57インチのサイズがあるが、一つのリ ムでこれら12サイズを装着できる多段リムを設計することも可能であるが、リ ム巾の制約、重量軽減、タイヤ特性試験機の設計仕様単純化等を考えた場合、2 0〜35インチのリム径を有するOR中小型用の多段リムと35〜57インチの リム径を有するOR大型用の多段リムとの2種類のリムを作製するようにしても よい。
【0037】 さらに、35〜57インチのリム径に関しては、使用頻度、さらなるリム重量 軽減のため、35、45、51インチのリム径を有する多段リム、39、49、 57インチのリム径を有する多段リム及び49、51、57インチのリム径を有 する多段リムを作製するようにしてもよい。
【0038】 なお、上記OR中小型用の多段リムでは、20、24、33インチのリム径に 対して着脱フランジが着脱可能とされており、35、45、51インチのリム径 を有する多段リムでは45インチのリム径に対して着脱フランジが着脱可能とさ れており、49、51、57インチのリム径を有する多段リムでは、49、51 インチのリム径に対して着脱フランジが着脱可能とされている。
【0039】
以上説明したように本考案の多段リムは上記構成としたので、従来の多段リム よりも種類を減らすことができ、タイヤ特性試験機に用いた場合にはリム交換、 維持管理等の手間を低減できるという優れた効果を有する。
【図1】本考案の一実施例に係る多段リムを示す側面図
である。
である。
【図2】タイヤ特性試験機の側面図である。
10 多段リム 13 リム本体(リム組み立て体) 30 段部大 32 段部中 34 段部小 36 着脱フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に分割可能とされたリム組み立て
体と、 前記リム組み立て体に設けられ、供試タイヤのビードベ
ース部を支持する複数個の径の異なる段部と、 前記段部に着脱可能とされ、前記供試タイヤのビード部
のタイヤ軸方向外側部分を支持する着脱フランジと、 を備えたことを特徴とする多段リム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2605793U JPH0684344U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 多段リム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2605793U JPH0684344U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 多段リム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684344U true JPH0684344U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12183060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2605793U Pending JPH0684344U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 多段リム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684344U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018109A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ水圧試験装置およびタイヤ水圧試験方法 |
JP2016151535A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ試験機のリム交換方法 |
JP2019519771A (ja) * | 2016-05-30 | 2019-07-11 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag | 少なくとも1つの車両タイヤの転がり抵抗を試験する試験システム及び車両タイヤの転がり抵抗を試験する方法 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP2605793U patent/JPH0684344U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018109A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ水圧試験装置およびタイヤ水圧試験方法 |
JP2016151535A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ試験機のリム交換方法 |
CN105910835A (zh) * | 2015-02-19 | 2016-08-31 | 株式会社神户制钢所 | 轮胎试验机的轮辋更换方法 |
JP2019519771A (ja) * | 2016-05-30 | 2019-07-11 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag | 少なくとも1つの車両タイヤの転がり抵抗を試験する試験システム及び車両タイヤの転がり抵抗を試験する方法 |
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