JPH08118139A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JPH08118139A
JPH08118139A JP27865194A JP27865194A JPH08118139A JP H08118139 A JPH08118139 A JP H08118139A JP 27865194 A JP27865194 A JP 27865194A JP 27865194 A JP27865194 A JP 27865194A JP H08118139 A JPH08118139 A JP H08118139A
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rotary blade
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cutting device
cutting
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Toshiyuki Mano
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NIKKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールに接着剤が使用してあっても回転刃
から容易に剥離可能にする。 【構成】 外周に切断用刃先31が形成された円盤状の
回転刃3と、上記回転刃3を回転させる駆動手段2と、
上記回転刃3の表面に臨むように設けられて、回転刃3
を加熱することにより回転刃3に付着する接着剤成分等
の付着物を容易に剥離可能にする加熱手段4とを有し、
前記回転刃3の表面には、前記加熱手段4と、その加熱
手段4により接着剤成分等の付着物を除去する付着物除
去手段7とを臨ませたことを特徴とする切断装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボール等の被加工
物を切断する際に用いる切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製品の梱包には段ボール箱が使用
される場合が多く、その使用に際して段ボールは、用途
に合わせて切断されて使用される。一方、段ボールその
ものにも種々のタイプがあり、例えば上下両面の間に介
在させた中芯部材をハニカム状に形成して強度を著しく
上げるようにしたものもある。そして、前記のようなハ
ニカム状中芯部材を有する段ボールも、通常の波形の中
芯部材を介在させた段ボールも、必要に応じた形状に切
断して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した段ボ
ールを切断していると、中芯部材と上下両面との接着用
に使用されている接着剤が、高速回転する回転刃と段ボ
ールとの摩擦熱によって加熱され、軟化して回転刃の表
面に付着するので短時間で切れ味が悪くなり、しかも段
ボールの切断端面の品質を低下させていた。このため、
回転刃を交換する頻度も高くなり、切断作業の効率も悪
くなっていた。
【0004】また、回転刃に付着した接着剤を剥離液や
シンナーで除去するようにしているが、思うようには除
去できず、その接着剤除去作業にも時間を要していた。
さらに、接着剤が十分に除去できないので回転刃の寿命
も短くなっていた。
【0005】本発明は、上記した問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、ハニカム状の中芯部材に
限らず、段ボールに接着剤が使用してあった場合でも、
接着剤等の付着物を容易に剥離して、速やかに段ボール
の切断を行うことができる切断装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の切断装置は、外周に切断用刃先が形成され
た円盤状の回転刃と、上記回転刃を回転させる駆動手段
と、上記回転刃の表面に臨むように設けられて、回転刃
を加熱することにより回転刃に付着する接着剤等の付着
物を容易に剥離可能にする加熱手段と、を備えるように
した。
【0007】また、前記回転刃の表面には、前記加熱手
段と、その加熱手段により接着剤成分等の付着物を除去
する付着物除去手段とを臨ませたものである。
【0008】
【作用】上述したように、本発明によれば、加熱手段に
よって回転刃が摩擦熱以上の高温に加熱されるので、回
転刃に付着する接着剤や紙粉、塵埃等が付着しても、こ
れらの付着物が劣化する様になってきわめて簡単に剥離
可能になり、高速回転する回転刃から容易に落下して速
やかに除去される。
【0009】また、付着物除去手段によって、剥離が容
易になった接着剤成分、紙粉等は、強制的に回転刃から
除去されるので、回転刃にほとんど付着しない。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図面に示した一実施例に基づ
き詳細に説明する。図1,図2および図3は本発明の切
断装置の全体構成を示す図であり、図1はその平面図、
図2は正面図、図3は側面図である。これらの図におい
て、切断装置1はハニカム状中芯部材を有する段ボール
(以下、単に「段ボール」という)8の切断に使用され
る。この段ボール8は、図4に示すように、上下の板紙
81と82との間にハニカム状に形成した中芯部材83
を挟み込み、互いに接着剤で固着させたものである。
【0011】前記切断装置1は円盤状の回転刃3と、そ
の回転刃3を回転駆動する駆動手段2と、回転刃3を加
熱する加熱手段4と、回転刃3に付着した付着物を強制
的に除去する付着物除去手段7と、から構成されてい
る。
【0012】前記回転刃3は、その中心部分が駆動手段
2の回転シャフト20にボルト23によって固定されて
いる。そのボルト23と回転シャフト20との間には、
前記回転刃3を押さえて締め付けるための押さえ部材2
2が介在している。そして、前記回転シャフト20は図
示されていないモータと連結されているチェーン21に
よって回転駆動し、その回転駆動に応じ回転刃3が高速
回転して段ボール8を切断する。
【0013】この回転刃3には、加熱手段4と付着物除
去手段7とが回転刃3の面に臨むように設けられてい
る。前記加熱手段4は、第1加熱手段5と第2加熱手段
6とから構成され、これらの第1および第2加熱手段
5,6は、回転刃3を挟んで対向して、その回転刃3の
両面に臨むように設けられている。
【0014】第1加熱手段5の支持部材57は、図示さ
れていないフレームによって支持され、この支持部材5
7上には、回転刃3の表面に臨む側が開放した筐体58
がビス55によって固定されている。この筐体58の内
部には、熱伝導率の高い金属から成る伝熱部材59が、
ビス55および56によってそれぞれリング状の断熱部
材55aおよび56aを介して固定されている。そし
て、この断熱部材55aおよび56aの厚さに相当する
空隙部分50が、筐体58と伝熱部材59との間に断熱
層として形成されている。これらの空隙部分50及び断
熱部材55によって、後述するヒータ51から筐体58
への熱伝導は抑えられ、その結果筐体58の温度はそれ
ほど高くならないので、作業者が誤ってこの筐体58に
触っても危険でない。
【0015】この伝熱部材59の内部には、ヒータ51
と温度センサ54とが互いに平行に設けられている。こ
のヒータ51と温度センサ54とは、それぞれ筐体58
の端面にボルト52等によって固定されている。
【0016】そして、ヒータ51は図示されていないヒ
ータ電源に、また温度センサ54はやはり図示されてい
ない温度制御装置にそれぞれ接続されている。この温度
制御装置は温度センサ54の検出結果に基づいてヒータ
51の温度制御を行い、伝熱部材59の温度を一定に保
っている。
【0017】第2加熱手段6は、上述したように、回転
刃3を間に挟んで第1加熱手段5と左右対称に設けられ
ている。その構成は第1加熱手段5に対して温度センサ
59が設けられていない点および左右対称である点を除
いて同一であるので、ここでは各構成要素に付した符号
の1桁目の数字5を6に変えるだけに留め、その説明を
省略する。
【0018】前記付着物除去手段7は、上述したように
加熱手段4に対して回転刃3の径方向に対して対称にな
る位置に設けられている。なお、この付着物除去手段7
の位置は加熱手段4に対して、回転刃3の回転方向後方
となるようにし、段ボール8を切断した刃先31は先ず
加熱手段4を通過し、その後この付着物除去手段7を通
過するように構成する。
【0019】この付着物除去手段7は、図示されていな
いフレームにより固定された縦ロッド状の支持部材73
と、その支持部材73に一端が支持された2本の細長い
腕状の除去用部材71,72とから構成されている。除
去用部材71,72は支持部材73から延出して設けら
れ、上記の加熱手段4と同様に、回転刃3の両面に接触
したり接近状にして臨むように設けられている。
【0020】そして、前記除去用部材71,72には、
回転刃3に臨む面にスポンジ、ブラシ等等比較的摩擦係
数の少ない除去具(図示せず)を設けて、回転刃3との
摩擦を軽減しながら回転刃3の付着物を除去するのが望
ましい。
【0021】上記構成の切断装置1において、回転刃3
が高速回転して段ボール8の切断を開始すると、段ボー
ル8は回転刃3と段ボール8との間の摩擦熱によって加
熱され、一方段ボール8の接着剤、例えばエマルジョン
系の接着剤は60〜70℃程度で軟化し始めるので、そ
の軟化した接着剤が回転刃3の刃先31や両面に付着す
る。
【0022】これに対し、加熱手段4はヒータ51およ
び62の熱を伝熱部材59、69を介して回転刃3に伝
えるので、回転刃3は積極的に加熱され、回転刃3は接
着剤の軟化温度以上に加熱される。このため、回転刃3
に付着した接着剤成分は、特に紙粉や塵埃等が混入した
付着物となっているので劣化状態となり、容易に剥離す
ることができ、高速回転する回転刃3から遠心力や自重
で落下したり飛散して速やかに除去される。また、回転
刃の表面に除去されずに残存したとしても、接着剤成分
等は容易に剥離可能になっているので、回転刃3の回転
方向後方に設けた付着物除去手段7を通過する際に、そ
の除去部材71,72によって擦られ、強制的に除去さ
れることになる。
【0023】このように、本発明の実施例では、加熱手
段4を設け、回転刃3を摩擦熱以上の温度に加熱するよ
うにしたので、回転刃3に接着剤成分等が付着しても、
その接着剤成分等は容易に剥離することができ、高速回
転する回転刃3から容易に落下するので速やかに除去す
ることができる。また、付着物除去手段7により、付着
物が回転刃3に残存したとしても、その付着物を付着物
除去手段7で強制的に除去することができる。
【0024】したがって、接着剤が使用されている段ボ
ール8において、回転刃3のシャープな切れ味を長時間
にわたって保持することができ、同時に切断端面の品質
も低下させずに高く維持することができる。
【0025】また、接着剤付着による回転刃3の交換も
不要となるので、それだけ切断作業の効率を向上させる
ことができる。
【0026】さらに、回転刃3には付着物が付着しない
ので、回転刃3の寿命を長くすることができる。
【0027】上記の説明では、本発明をハニカム状の段
ボールを切断する場合に適用するようにしたが、本発明
はそれに限らず、接着剤を用いたその他の段ボール、厚
紙等を切断するのに適用するように構成してもよい。
【0028】また、段ボールだけでなく接着剤を用いた
加工物の切断に広く適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の切断装置に
よれば、加熱手段を設け、回転刃を摩擦熱以上の温度に
加熱するようにしたので、回転刃に接着剤成分等が付着
しても、付着物はきわめて簡単に剥離可能になるので、
付着した接着剤成分等を高速回転する回転刃から落下さ
せて速やかに除去することができる。
【0030】したがって、被加工物に接着剤が用いられ
ていても、回転刃によるシャープな切れ味を長時間にわ
たって保持することができ、同時に切断端面の品質も低
下させずに高く維持することができる。
【0031】また、接着剤等の付着による回転刃の交換
も不要となるので、それだけ切断作業の効率を向上させ
ることができる。また、回転刃には付着物が残らないの
で、回転刃の寿命も長くすることができる。
【0032】さらに、付着物除去手段を設けたので、接
着剤成分が劣化してなる付着物が回転刃に残存したとし
ても、その付着物を強制的に、より一層確実に除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断装置の平面図である。
【図2】本発明の切断装置の正面図である。
【図3】本発明の切断装置の側面図である。
【図4】ハニカム状中芯部材を有する段ボールの構成を
示す図ある。
【符号の説明】 1 切断装置 2 駆動手段 3 回転刃 4 加熱手段 5 第1加熱手段 6 第2加熱手段 7 付着物除去手段 8 段ボール 31 刃先 51,61 ヒータ 54,64 温度センサ 58 筐体 71,72 除去用部材 83 中芯部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に切断用刃先が形成された円盤状の
    回転刃と、 上記回転刃を回転させる駆動手段と、 上記回転刃の表面に臨むように設けられて、回転刃を加
    熱することにより回転刃に付着する接着剤成分等の付着
    物を容易に剥離可能にする加熱手段と、 を有することを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】 前記回転刃の表面には、前記加熱手段
    と、その加熱手段により接着剤成分等の付着物を除去す
    る付着物除去手段とを臨ませたことを特徴とする請求項
    1に記載の切断装置。
JP27865194A 1994-10-19 1994-10-19 切断装置 Expired - Fee Related JP3434368B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051582A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Asahi Sansho Kk 切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006051582A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Asahi Sansho Kk 切断装置

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