JPH08118023A - 溶接位置検出装置並びに自動溶接ロボットシステム - Google Patents

溶接位置検出装置並びに自動溶接ロボットシステム

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JPH08118023A
JPH08118023A JP25786894A JP25786894A JPH08118023A JP H08118023 A JPH08118023 A JP H08118023A JP 25786894 A JP25786894 A JP 25786894A JP 25786894 A JP25786894 A JP 25786894A JP H08118023 A JPH08118023 A JP H08118023A
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light
welding
light receiving
receiving means
groove
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JP25786894A
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Nobuo Shibata
信雄 柴田
Hironari Kikuchi
宏成 菊池
Yoshio Nakajima
吉男 中島
Akiyoshi Imanaga
昭慈 今永
Mitsuaki Haneda
光明 羽田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】対象物体表面にスリット状光線を照射した際の
物体表面からの反射像を撮像、画像処理して、物体位置
あるいは物体形状の特徴量を検出する。 【構成】本発明の物体位置検出装置は、溶接ト−チに装
備された線状光線を照射する投光手段3と、受光側の光
軸が投光手段3の照射中心軸に対して一定の角度を成し
且つ前記照射中心軸と同一平面となるように配置した第
一の受光手段9と、第二の受光手段10とを備え、前記
線状光線を開先面に照射した際の開先光切断像を第一の
受光手段9と第二の受光手段10により、互いに異なる
撮像倍率を用いて別々に撮像して得られる画像を計算処
理する。 【効果】本発明によれば、広視野あるいは高精度等とい
った所望とする最適条件での開先画像情報の検出が可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物体表面にスリッ
ト状光線を照射した際の物体表面からの反射像を、カメ
ラで撮像して画像処理し、溶接位置あるいは被溶接部の
開先形状の特徴量を検出する溶接位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の溶接位置検出装置で、例
えば溶接ワ−ク位置を検出する装置を例に上げると、特
開昭55−30339号公報、特開昭55−50984
号公報、特開昭61−132274号公報、特開昭61
−186803号公報、及び特開平4−83105号公
報に開示されているように、スリット光と2次元受光手
段によるものがある。
【0003】このうち、この原理を用いて自動溶接を行
う方法・装置については、特開昭61−132274号
公報、特開昭61−186803号公報、及び特開平4
−83105号公報に開示されている。
【0004】また、スリット光と受光手段による溶接ワ
−ク位置を検出する方法で、1次元の受光手段によるも
のの例としては、特開昭60−216209号公報、及
び特開昭61−27178号公報に開示されているもの
がある。
【0005】図11は、これら従来の溶接位置(開先)
検出の原理図を示したものである。
【0006】図において、投光手段3と受光手段9は、
取付け支持体(図示せず)を介して、溶接ト−チ1と一
体となって構成される。投光手段3からスリット状に鋭
く集光させたレ−ザ光7を被溶接部材4、5のア−ク点
Aに先行する開先部6に照射し、開先部からの反射光Q
をITVカメラなどの2次元受光手段9で撮像する。こ
の溶接継手部の開先で得られる光切断画像から、図示し
た光切断線像の開先面の折れ曲がり点で作られる線分Q
1Q2、Q2Q3、Q3Q4及びQ4Q5に対応する線
画像を画像処理により検出し、各々の線分の交点等を演
算することにより、最終的に溶接すべき位置Q3を求め
るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した溶接位置検出
装置では、光切断像を構成している各線分の折れ曲がり
点等を画像処理することで物体表面の任意の点の3次元
位置を検出するものである。しかし、固定焦点の結像レ
ンズを使用した際には、2次元受光手段で検出できる視
野が一定のため、 1)撮像できる視野を広くした際には、1画素当たりの
視野の大きさが大きくなってしまうため、検出分解能が
低下し精度良く開先位置等の情報を検出でき な
い。
【0008】2)逆に撮像視野を小さくして検出分解能
を高くすると、広い視野を撮像できないため、実際のワ
−クの加工精度の低下やワ−ク据付時の位置ずれが発生
した際には撮像すべき反射像が視野から外れてしまうた
め、検出できる開先情報に制限が発生する。
【0009】といった問題があった。
【0010】上記の問題を解決する手段として、ズ−ム
機構をもったレンズを使用する方法が考えられるが溶接
位置(開先)形状を検出するための光学系をコンパクト
且つ軽量に構成できないといった実用上の問題があっ
た。
【0011】本発明の目的は、開先画像情報を、広視野
或いは高精度等といった所望の最適条件で検出すること
が可能な溶接位置検出装置、或いは、自動溶接ロボット
システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の物体位置検出方法は、溶接ト−チに装備さ
れた線状光線を照射する投光手段と、受光側の光軸が投
光手段の照射中心軸に対して一定の角度を成し且つ該照
射中心軸と同一平面となるように配置した第一の受光手
段と、受光側の光軸が投光手段の照射中心軸に対して一
定の角度を成し、前記投光手段の照射中心軸と第一の受
光手段光軸で作られる平面内にあると共に投光手段の照
射光軸と第一の受光手段光軸の交点に一致するように配
置した第二の受光手段とを備えた構成とし、線状光線を
開先面に照射した際の開先光切断像を第一の受光手段と
第二の受光手段により、互いに異なる撮像倍率を用いて
別々に撮像して得られる画像を計算処理して所望とする
開先の特徴量を検出するようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明は、異なる撮像倍率を持った2つのCC
D等のカメラで開先光切断像を撮像できるので、広視野
あるいは高精度の開先情報を同時に検出することが可能
となる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図10により説明する。
【0015】図1は、本発明での溶接位置検出装置の一
実施例を示す光学系の概略構成図である。
【0016】図1において、3は照射用光学系、7はス
リット光、9、10は各々第1、第2の観測用光学系で
ある。照射用光学系3は、溶接部材の開先面(図示せ
ず)にスリット光7を照射し、その際に得られる光切断
線Qを開先の上方から第1、第2の観測用光学系9、1
0により観測(撮像)する。
【0017】ここで、第1の観測用光学系の光軸Mは、
照射用光学系3の照射中心軸Pに対して一定の角度(θ
1)を成し、且つ照射中心軸を含む平面H内に入るよう
に配置する。また、第2の観測用光学系の光軸Nは、照
射用光学系3の照射中心軸Pに対して第1の観測用光学
系の光軸Mと異なる角度(θ2)を成し、前記平面Hと
同一平面内にあると共に照射光軸Pと光軸Mの交点Oに
ほぼ一致するように配置する。
【0018】ここで、第1の観測用光学系9と第2の観
測用光学系10の撮像倍率は、必ずしも互いに同じ値と
する必要はない。本発明での一実施例として、第1の観
測用光学系は広視野を観測する撮像倍率とし、第2の観
測用光学系は高分解能となるような撮像倍率とする。
【0019】図2は、本発明での溶接位置検出装置の一
実施例を示す概略構成図である。
【0020】図2において、図1と同じ構成部品につい
ては同一記号で示した。図において、1は溶接ト−チ、
2は溶接ワイヤ、4、5は溶接部材、6は溶接開先面
(開先)、7はスリット光、8は光切断線である。第
1、第2の観測用光学系9、10は、各々干渉フィルタ
−11、12、及びITV等の二次元受光カメラ13、
14からなる。照射用光学系3は、溶接部材4、5の開
先形状がV型突合せの開先6の部分にスリット光7を照
射し、その際に得られる光切断線8を上述したように開
先の上方から第1、第2の観測用光学系9、10により
観測(撮像)する。15及び16は各々二次元受光カメ
ラ13、14の制御回路で外部にアナログ映像(画像)
信号を出力する。17は照射用光学系3の制御回路であ
る。
【0021】溶接ト−チ1と照射用光学系3と観測用光
学系9、10は一体的に配置され(図示せず)、かつ溶
接ト−チ位置制御機構18を駆動することにより開先6
の上方を自在に可動する。同図において、20は画像処
理装置でつぎの部分から成る。21は制御回路15、1
6から出力されるアナログ画像信号をデジタル量にA/
D変換して多値画像デ−タを出力する画像入力部、22
と22’は多値画像画像デ−タを記憶する多値画像記憶
部、23は多値画像記憶部22、22’に記憶された多
値画像デ−タから画像中の明るい部分のみを抽出する2
値化処理部、24と24’は2値化処理部23により得
られる2値画像を記憶する2値画像記憶部、25は2値
画像記憶部に記憶された画像デ−タから計算処理によっ
て例えば溶接すべき開先位置等の画像中の任意の特徴量
を求める演算処理部、26は外部機器制御部、27は上
記各部を統括的に制御する主制御部である。
【0022】図3は、図1の本発明による溶接位置検出
装置の一実施例を示す溶接位置検出手順のフロ−チャ−
トである。
【0023】図3において、まずステップS1で画像処
理装置20の画像入力部21により、受光カメラ制御部
15から得られる第1の開先光切断画像を入力し、多値
画像記憶部22に記憶する。
【0024】次にステップS2で画像入力部21によ
り、受光カメラ制御部16から得られる第2の開先光切
断画像を入力し、多値画像記憶部22’に記憶する。
【0025】そしてステップS3で多値画像記憶部22
に記憶された第1の開先画像を2値化して光切断画像の
みを圧縮して抽出し、このデ−タを2値画像記憶部24
に記憶する。
【0026】同様に、ステップS4で多値画像記憶部2
2’に記憶された第2の開先画像から2値画像処理部2
3を作動させて2値化し光切断画像のみを圧縮して抽出
し、このデ−タを2値画像記憶部24’に記憶する。
【0027】ステップS5では、2値画像記憶部24に
記憶された光切断画像デ−タを用いて、後述するような
開先情報の検出処理を行う。
【0028】同様に、ステップS6では、2値画像記憶
部24’に記憶された光切断画像デ−タを用いて、ステ
ップS5で検出した開先情報と異なった開先情報の検出
処理を行う。
【0029】図4及び図5は、各々ステップS4とステ
ップS5で得られた光切断画像デ−タを画面デ−タとし
て模式的に表した一例である。
【0030】両図に示した例では、溶接線の水平直交方
向が画像上で垂直(y)方向となるように、換言すれば
溶接線の垂直(高さ)方向が画像上で水平(x)方向と
なるように、光切断画像を入力し処理した結果である。
図4の光切断画像デ−タの例では、前述したように広視
野の撮像倍率を有する観測用光学系を用いているため、
溶接部材4、5の溶接開先面6以外の光切断像であるl
1、l4の線画像が得られる。これによって、溶接線に
溶接ト−チを倣うのに重要な2つのショルダ−Q2、Q
4の検出が可能となる。
【0031】また、溶接施工方法によっては、Q3で示
されるコ−ナ点の位置情報を用いて溶接トーチ位置の遅
延倣い動作を行う場合もあるが、この場合には2つの斜
面l2、l3の交点を求めれば良い。さらに、溶接の際
に、溶接電流、ア−ク電圧、溶接速度等の溶接条件を決
めるのに重要となるQ2、Q3及びQ4の3つの頂点で
構成される3角形の面積から溶融面積Sの検出も可能と
なる。
【0032】これに対して、図5の光切断画像デ−タの
例では、前述したように高分解能の撮像倍率を有する観
測用光学系を用いているため、溶接部材4、5の溶接開
先面の交点近傍の光切断像を拡大した線画像が得られ
る。
【0033】図5は、溶接部材4、5を据付た際に相互
間でギャップや段違いが発生している場合の光切断画像
デ−タの模式図である。
【0034】図示した光切断画像デ−タの例では、開先
の裏あて部(溶接部材裏側に溶融ビ−ドが溶け落ちない
ようにするためのもの:図示せず)に相当する光切断像
l5が検出されている例である。この場合は、上述の開
先部のショルダ−や溶融面積は検出できないが、同図の
p1、p2点の座標デ−タをもとに開先部に発生したギ
ャップg1や段違いd1を精度良く検出することが可能
となる。また、同図のl2、l3の傾斜から計算によっ
て求められる開先角度も図4に比較してより精度良く検
出することが可能となる。
【0035】ここで、図4あるいは図5で示した例えば
溶接位置等を示す画面上の特徴点検出位置から、溶接ワ
−クの位置ずれを求めることができる。この際、本発明
では、図3には示したように、予め第1、第2の観測用
光学系の光軸等の画面上での基準点について、各々独立
した値を計測して画像処理装置内の記憶部28、29に
記憶しておき、必要に応じて参照するようにする。例え
ば、溶接ワ−クの位置ずれを求める際は、画面上で検出
される開先位置から上述した基準点との差を求めれば良
い。
【0036】これによって、前述した2つの観測用光学
系の光軸M、Nは、必ずしもO点に完全に一致させなく
とも検出が可能となり、後述するセンサヘッドの組立・
調整が容易となる効果がある。
【0037】図6は、本発明による溶接位置検出におけ
る他の検出手順を示すフロ−チャ−トである。
【0038】図6において、図3の検出手順を示したフ
ロ−チャ−トに対して、ステップS0、S0’とステッ
プS7からS13までを新たに追加している。
【0039】ステップS0では、以下に処理される内容
がどの手順で行うかを決める処理番号:1、2、3の3
種類のうち何れかを入力する。
【0040】ステップS0’では、前記入力処理された
処理番号を判定する。処理番号が1の時は、ステップS
7、S8,S9を処理する。すなわち、第1の開先光切
断画像の入力(ステップS7)、2値化処理によるこの
光切断画像デ−タの圧縮抽出(ステップS8)及び開先
情報の検出処理(ステップS9)を行う。同様に、処理
番号が2の時は、ステップS10、S11,S12を処
理する。すなわち、第2の開先光切断画像の入力(ステ
ップS10)、2値化処理によるこの光切断画像デ−タ
の圧縮抽出(ステップS11)及び開先情報の検出処理
(ステップS12)を行う。処理番号が3の時の処理手
順は、ステップS1からステップ6までを処理するもの
でこれについては前述した通りである。
【0041】以上の処理番号に従った処理を行った後、
検出処理が終了したか否かをステップS13で判定し、
検出処理が終了時は溶接位置検出を終了しそうでなけれ
ばステップS0’から上述した処理を繰り返す。ここ
で、ステップS13での検出処理の終了の判定は、総検
出回数でも良いし、あるいは外部からの検出終了信号
(図示せず)によって終了を判定するようにしても良い
し特に限定しない。また、処理番号は、前もって予め設
定しておいた値(1、2または3)を使用しても良いも
ので、必ずしもこのステップS0での処理番号入力処理
を設けなくても良いものとする。
【0042】図6に示した検出手順を設けることによ
り、作業者は、検出すべき開先形状の種類や溶接条件等
から2つの観測用光学系のうち何れかから得られる開先
画像を処理して開先情報を検出するのかあるいは両方の
開先画像を処理して開先情報を検出するのか自由に変更
・選択が可能となる。
【0043】図7及び図8は、本発明での溶接位置検出
装置の一実施例を示しており、各々照射用光学系及び2
つの観測用光学系を実装したセンサヘッド部の平面(断
面)図及び筐体部の外観図である。
【0044】図7において、図1及び図2と同じ構成部
品については、同一記号で示した。図7において、照射
用光学系3は、取付け部品31により筐体部側面30a
に取り付けられている。32は反射ミラ−、33はスリ
ット状に設けた溝部である。照射用光学系3から照射さ
れるスリット光は、反射ミラ−32で反射され溝部33
を通り光軸P上垂直下方に照射される。第1、第2の観
測用光学系9、10は、各々取付け部材34、35によ
り筐体部側面30aに取り付けられている。照射用光学
系3、第1、第2の観測用光学系9、10と筐体30の
外気は、各々Oリング36、37、及び38により遮断
されている。また、第1、第2の観測用光学系9、10
の全面には、取付け金具41を介して透明窓39及び4
0が配設されている。この取付け金具41には、通気穴
42が複数個設けている。
【0045】センサの筐体は、図8に示したように、本
体30と蓋30’で構成されている。最終的に本体30
に蓋30’が取り付けられた状態で外気と接続されてい
る個所は、溝部33及び複数個の通気穴42である。セ
ンサヘッドは、矢印43に示した方向よりエアを注入す
ることにより内圧が若干上昇し、前述の溝部33及び複
数個の通気穴42からエアが吐き出される。これによっ
て、溶接中に発生するヒュ−ム等がセンサヘッド内部に
混入することを妨げることが可能となる。
【0046】図9は、筐体30を側面から見た外観図で
ある。図7及び図9に示したように、筐体30の端部に
は、冷却水経路44a〜44fを配設している。すなわ
ち、矢印45に示した方向より高圧の冷却水を注入する
ことにより、冷却水は、44a,44b,44c,44
d,44e,44fの順路に従って矢印46に示した方
向に排出される。これによって、まず冷却水経路の近傍
部分の温度が下がりさらに熱伝導によって筐体全体の温
度が下がり、溶接中に発生するア−ク熱からの温度上昇
を妨げる効果がある。
【0047】また、筐体30内部に、照射用光学系3、
第1、第2の観測用光学系9、10の各光軸P,J,M
を同一平面となるように各部品を実装しているのでセン
サヘッドの幅方向の寸法をコンパクトに構成できると共
に、組立時に一度光学系のキャリブレ−ションさえすれ
ば実際の使用時に調整は不要となり使い勝手が良い。
【0048】図10に、本発明が適用される自動溶接ロ
ボットシステムの一例を示す。
【0049】図において、1は溶接ト−チ、47は溶接
ロボット、48は溶接ロボットの制御装置、49は溶接
ワイヤ送給装置、50は溶接電源、51は本発明の投光
手段3と第1、第2の観測用光学系9、10が組み込ま
れたセンサヘッド、52は投光手段3の制御と第1、第
2の観測用光学系用2次元受光カメラの13、14の制
御回路15、16及び画像処理部20が組み込まれた位
置検出装置である。
【0050】図示したように位置検出装置付き溶接ト−
チとしてロボット47の先端に取付ける。センサヘッド
は溶接ト−チ1の進行方向前方に配置し、開先位置検出
を実行して実際の開先(ワ−ク)位置情報等を検出し、
該検出デ−タを用いて溶接ト−チ位置を倣うものであ
る。
【0051】以上は本発明を溶接ワ−クの開先位置検出
に適用した自動溶接ロボットシステムの例であるが、こ
れに限定することなく、例えば物体の外観検査等にも同
様に適用できる。
【0052】本発明によれば、光学系を実装するセンサ
ヘッドの筐体内に冷却水経路を設けているので溶接中に
発生するア−ク熱からの温度上昇を妨げる効果がある。
【0053】また、照射用光学系、第1、第2の観測用
光学系の各光軸を同一平面となるようにセンサヘッド筐
体部に各部品を実装しているのでセンサヘッドの幅方向
の寸法をコンパクトに構成できると共に、組立時に一度
光学系のキャリブレ−ションさえすれば実際の使用時に
調整は不要となり使い勝手が良い。
【0054】
【発明の効果】本発明は、異なる撮像倍率を持った2つ
のCCDカメラで開先光切断像を独立して撮像できるの
で、広視野あるいは高精度等といった所望とする最適条
件での開先画像情報を入力して検出処理することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明での溶接位置検出装置の光学系構成の一
実施例を示す図である。
【図2】本発明での溶接位置検出装置構成の一実施例を
示す図である。
【図3】開先位置検出手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図4】第1の光切断画像デ−タの一例を模式的に表し
た図である。
【図5】第2の光切断画像デ−タの一例を模式的に表し
た図である。
【図6】本発明の他の開先位置検出手順を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図7】本発明でのセンサヘッドの断面図である。
【図8】本発明でのセンサヘッド筐体部の外観を示した
図である。
【図9】本発明でのセンサヘッド筐体の側面図である。
【図10】本発明が適用される自動溶接ロボットシステ
ムの概略構成図の一例である。
【図11】従来の開先位置検出の原理図である。
【符号の説明】
1…溶接ト−チ、2…溶接ワイヤ、3…照射用光学系、
4、5…溶接部材、7…スリット光、8…光切断線、9
…第1の観測用光学系、10…第2の観測用光学系、1
5、16…二次元受光カメラの制御回路、17…照射用
光学系3の制御回路、18…溶接ト−チ位置制御機構、
20…画像処理装置、30…筐体部、47…溶接ロボッ
ト、48…溶接ロボットの制御装置、49…溶接ワイヤ
送給装置、50…溶接電源、51…位置検出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今永 昭慈 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 羽田 光明 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ト−チに一体的に装備された投光手段
    と、反射光を検出する二次元の受光手段とを備えた開先
    位置検出装置を有し、被溶接物の溶接線に対して投光手
    段からスリット状の光を照射し、反射光を受光手段によ
    り受光し、この受光手段で検出した開先光切断画像を計
    算処理して、被溶接物の溶接線の位置を検出する溶接位
    置検出装置において、受光側の光軸が投光手段の照射中
    心軸に対して一定の角度を成し、且つ該照射中心軸と同
    一平面となるように配置した第一の受光手段と、受光側
    の光軸が投光手段の照射中心軸に対して一定の角度を成
    し、前記投光手段の照射中心軸と第一の受光手段光軸で
    作られる平面内にあると共に投光手段の照射光軸と第一
    の受光手段光軸の交点に一致するように配置した第二の
    受光手段とを備え、前記投光手段と第一の受光手段と第
    二の受光手段を同一筐体内に配設したこと特徴とする溶
    接位置検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の溶接位置検出装置におい
    て、筐体内部に冷却水を循環する冷却経路を備えたこと
    を特徴とする溶接位置検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の溶接位置検出装置におい
    て、第一、第二の受光手段の各々の画面上における溶接
    位置ずれ検出のための検出基準点を独立して記憶する記
    憶部を備えたことを特徴とする溶接位置検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の投光手段と、第一、第二の
    受光手段と、溶接ト−チとを位置検出装置付きト−チと
    してロボットのア−ム先端に取付け、前記位置検出装置
    付きト−チと、前記投光手段の制御部と、前記第1、第
    2の受光手段の制御部と、画像処理部が組み込まれた物
    体位置検出装置と、前記ロボットの制御装置とを備えて
    構成したことを特徴とする自動溶接ロボットシステム。
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