JPH03118975A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH03118975A
JPH03118975A JP1257469A JP25746989A JPH03118975A JP H03118975 A JPH03118975 A JP H03118975A JP 1257469 A JP1257469 A JP 1257469A JP 25746989 A JP25746989 A JP 25746989A JP H03118975 A JPH03118975 A JP H03118975A
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JP
Japan
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gap
image
welding
data
unit image
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JP1257469A
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Koji Taira
平 弘二
Hisakimi Kuroda
黒田 寿仁
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、溶接トーチを被溶接物の接合部分のギャップ
に沿って相対的に移動させてその接合部分を連続的に溶
接する溶接装置に関する。
(従来の技術) 近年、溶接作業の自動化のために、例えば第12図に示
すような溶接装置が開発されている。
この溶接装置は、移動体lの移動方向側(図示右側)の
下面部に、スリット光源付きのカメラ2を固定し、その
反対側(図示左側)に溶接トーチ3を位置調整可能に設
けている。そして、溶接作業時には、移動体1を矢印A
方向(X−Y座標でX軸方向)に移動させつつ、カメラ
2のスリット光源から半導体レーザ光4を被溶接物5の
接合部分に照射し、その反射光をカメラ2の受光面で受
けて映像化する。このカメラ2からの映像信号を制御装
置6に入力して画像処理することにより、接合部分のギ
ャップ7の中心位置を求める。それに応じて位置補正手
段8により溶接トーチ3を矢印B方向(Y軸方向)に移
動させて溶接トーチ3の位置をギャップの中心上に補正
する。これを繰返すことにより、溶接トーチ3が被溶接
物5の接合部分のギャップ7に倣って移動するようにな
り、接合部分が連続的に溶接されるものである。
この様な溶接装置では、ギャップ7の識別精度が、溶接
品質に大きく影響する。従来のギャップ識別方式として
は、カメラ2からの映像信号・を、■ハード回路で処理
して被溶接物5表面とギャップ7との識別を行う方式と
、 ■ソフト処理して被溶接物5表面とギャップ7との識別
を行う方式とがある。
この場合、制御装置6は、第13図に示す手順に従って
ギャップ7の識別を行う。
即ち、まず、カメラ2が撮影した映像信号を取込む(ス
テップSl)。次に、ギャップ識別方式が前記■又は■
で処理過程が分岐する(ステップS2)。■のハード回
路で処理する方式では、ステップS3にて前記カメラ2
の撮影した画像の光の強さをハード回路にて画像データ
化し、このデータをステップS4にてRAMに収納する
。そして、CPU内で前記画像データに基づく被溶接物
5表面とギャップ7との識別処理を行い(ステップ55
)1、そのギャップ7の中心位置に来るように溶接トー
チ3の位置の補正量を求める(ステ・ツブS6)。一方
、前記■のソフト処理する方式では、ステップS7にて
前記カメラ2の撮影した画像の光の強さをA/D変換処
理によりデジタル信号化し、このデータをステップS8
にてRAMに収納する。そして、CPU内でそのデータ
を二値化処理しくステップS9)、これに基づいてギャ
ップ7の識別処理を行い(ステップ510)、上記同様
にそのギャップ7の中心位置に来るように溶接トーチ3
の位置の補正量を求める(ステ・ツブS6)  。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記■のハード回路で処理する方式では、ハ
ード回路にてしきい値を一定にして二値化データ化する
ため、回路構成が簡単で製造コストが安く、しかも高速
処理が可能であるという利点がある。ところが、一定の
しきい値にて二値化データ化する場合、被溶接物5の表
面状態(汚れの付着度合や表面粗さ)により、実際には
被溶接物5の表面であるにもかかわらず、反射光が弱く
なってギャップと判定されることがあり、ひいては、ギ
ャップ識別がうまく行えない欠点がある。
このため、しきい値を被溶接物5の表面状態に合わせて
調整すべく、スレッシュレベル調整回路を設けて作業者
がしきい値を切替えながら使用することが行われている
。しかしながら、スレッシュレベル調整回路は高価で複
雑であり、しかも精度良く調節する作業は極めて難しか
った。
一方、前述した■のソフト処理方法では、CPU内で二
値化処理を行うため、適切なしきい値を設定できてギャ
ップの識別を確実に行うことができるものの、処理する
情報量が膨大であり、A/D変換処理や二値化処理にか
なりの時間(例えば8 bitのマイクロコンピュータ
を機械語にて駆動しても演算時間に数秒程度)がかかっ
てしまう。
このため、短時間での処理が困難で、ひいては溶接トー
チ3の倣いの精度が低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、ギャップの識別を安価な構成でしかも短時間で精度良
く行い得、ひいては溶接の品質を向上し得る溶接装置を
提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の溶接装置は、接合部分のギャップを含めて被溶
接物を撮影する撮像手段を設け、この撮像手段の撮影画
像の画像データをギャップの画像の幅方向に連なる単位
画面毎に予め設定された光量のしきい値にて二値化判定
処理する画像判定手段を設け、この画像判定手段による
二値化データに基づいてしきい値以下の単位画面が予め
設定された所定数以上連続する範囲を画像上のギャップ
であると認識してその画像上のギャップの中心位置を検
出するギャップ識別手段を設け、このギャップ識別手段
が検出した画像上のギャップの中心位置に基づいて溶接
手段を移動させる位置補正手段を設けたところに特徴を
有する。
(作用) 本発明の溶接装置によれば、まず、撮像手段の撮影画像
の画像データは画像判定手段により単位画面毎に二値化
判定される。このとき、被溶接物の表面状態が良好なも
のであれば、単位画面毎の光量は、ギャップに対応した
部分が含まれる単位画面は全てしきい値以下となり表面
に対応した単位画面は全てしきい値より大となる。一方
、被溶接物の表面に汚れや傷などがあって、本当は表面
であるにもかかわらず、その単位画面の光量がしきい値
以下となる単位画面が存在する場合があるが、ギャップ
識別手段によりその二値化データは修正され、この結果
、真のギャップの中心位置を検出することができる。従
って、位置補正手段により溶接手段を真のギャップの中
心位置に移動させることができて高品質の溶接を行うこ
とができる。
この場合、画像データはハード回路にてしきい値を一定
に保ったままで得ることができるから、安価な構成で安
定したギャップ識別が可能で、しかも、二値化判定処理
する情報量も少なくて済むから、短時間で精度良くギャ
ップの検出を行うことができる。
(実施例) 以下本発明の第1実施例について、第1図乃至第8図を
参照して説明する。
第2図は本実施例に係る溶接装置11による溶接時の様
子を概略的に示しており、ここで、12゜12は被溶接
物たる2枚の薄鋼板であり、これらは第3図にも示すよ
うに接合部分たる端面12a。
12aを互いに突合わせて配置され、その間には微小な
ギャップ13が略図示X軸方向に延びて形成されている
。この薄鋼板12.12を溶接するための溶接装置11
は、以下のように構成されている。
即ち、14は移動体であり、これは、前記薄鋼板12.
12の上方に配置され、図示しない移動機構により図示
矢印A方向(X軸方向)に一定速度で移動されるように
なっている。そして、この移動体14には、移動方向前
方側に撮像手段たるカメラ15、後方側に溶接手段たる
溶接トーチ16が夫々設けられている。カメラ15は、
図示しないスリット光源から、前記ギャップ13を含め
た薄鋼板12.12に半導体レーザ光りを照射し、その
反射光をフィルタを介して受光して映像化するようにな
っている。この場合、第3図に示すように、レーザ光り
は、ギャップ13の延びる方向と直交する方向に延びる
スリット状に照射される。
また、カメラ15は、その視野が例えば第3図に二点鎖
線で囲む範囲に設定され、ギャップ13を含む接合部分
を撮影する。この撮影画像は、第4図に示すようになり
、前記ギャップ13の幅に対応する部位がとぎれた縦に
延びるスリット状の反射部分(薄鋼板12表面)が撮影
される。尚、第4図では、便宜上、明輝している部位W
をハツチングにて示している。そして、このカメラ15
の撮影画像は、後述するように制御装置17により画像
処理がなされるようになっている。前記溶接トーチ16
は、例えばCO2レーザ光を熱源とし、前記薄鋼板12
.12の接合部分にそのレーザ光を照射して溶接を行う
ようになっている。そして、この溶接トーチ16は、移
動体14に対して図示矢印B方向(Y軸方向)に移動可
能とされており、位置補正手段たる位置補正装置18に
よって移動されるようになっている。また、この位置補
正装置18の動作は、制御装置17によって自動的に制
御されるようになっている。
前記制御装置17は、第5図に示すように、画像処理ハ
ード回路19、本発明にいう画像判定手段及びギャップ
識別手段として機能するCPUからなる演算処理部20
.各種データを記憶するRAM21から構成されている
。画像処理ハード回路19は、前記前記カメラ15の撮
影画像を、その光の強さを予め設定されたしきい値にて
二値化して画像データ化する。RAM21には、この画
像処理ハード回路19がらの画像データが走査線毎に記
憶されるようになっている。演算処理部20は、その画
像データに基づいて、後述するように、前記ギャップ1
3の幅方向に連なる単位画面としての走査線単位での二
値化判定処理を行い、さらにその二値化データに基づい
てギャップ13の認識を行ってギャップ13の中心位置
を演算するようになっている。そして、この演算処理部
20が演算したギャップ13の中心位置に応じた補正信
号が、前記位置補正装置18に出力されるようになって
いる。また、画像処理ハード回路19からの画像データ
によってモニタ22の画面(第4図参照)に撮影画像が
写し出されるようになっている。
次に、上記構成の作用について述べる。
溶接装置11が起動されると、溶接トーチ16からレー
ザ光が薄鋼板12.12の接合部分に照射され、このレ
ーザ光の高熱により、接合部分が加熱されて溶接される
。そして、これと同時に、移動体14が矢印A方向に一
定の速度で移動し、以て接合部分の連続的な溶接が行わ
れる。
而して、このとき、第6図に示す手順に従って、接合部
分のギャップ13に溶接トーチ16を倣わせることが行
われる。これは、まず、カメラ15にてギャップ13を
含めて接合部分を撮影しくステップP1)、次に、その
撮影画像が制御装置17に入力され(ステップP2)、
処理される。この処理は、前述したようにまず画像処理
ハード回路19により撮影画像の画像データ化が行われ
る(ステップP3)。このデータが水平走査線毎にRA
M21に記憶され(ステップP4)、次いで、演算処理
部20にて、そのデータの水平走査線単位での二値化判
定(ステップP5)、ギャップ13の認識及びその中心
位置の演算(ステップP6)、溶接トーチ16の補正量
信号の出力(ステップP7)が行われる。そして、位置
補正装置18は、その補正量信号に基づく溶接トーチ1
6の移動を行うものである(ステップP8)。
さて、前記演算処理部20の演算処理は、詳細には第1
図のフローチャートに従って行われる。
尚、溶接作業を開始するにあたって、作業者によって、
制御装置17に対しての溶接開始部分のギャップ13の
画像中心C8の指示と、検出幅の指定とが行われている
。溶接開始部分のギャップ13の画像中心C6の指示は
、例えば、表面状態が均質でギャップ13に相当するギ
ャップが1本ある治具を、薄鋼板12.12の上面にそ
のギャップが接合部分のギャップ13に一致するように
載置し、それをカメラ15で撮影して、ギャップ中心に
相当する水平走査線番号(例えば# 250)で指定す
る。以下、走査線番号は#を付して表すこととする。ま
た、検出幅の指定は、水平走査線の数にて行う(例えば
401本)。これは、カメラ15の1フレ一ム分(例え
ば走査線数にて5゜0本)全て画像処理することは時間
的に無駄となるためになされるものであり、ギャップ1
3の幅やその蛇行幅等に基づいて指定される。
演算処理は、まず、ステップP1oでギャップ13の中
心C8の走査線番号が認識され、次のステップpHで検
出エリアの設定が行われる。この検出エリアの設定は、
前記走査線C8が中心となり指定された検出幅となるよ
うに設定される。
従ってこの場合、検出エリアは#5o〜#45゜と設定
される。
次に、前記二値化処理ハード回路19にて処理されてR
AM21に記憶された画像データを、単位画面たる水平
走査線単位で、その光量を与えられたしきい値で二値化
する二値化判定処理が行われる(ステップP4a〜P4
c)。ここで、以下判定結果を、しきい値より大なるも
の(薄鋼板12の表面に対応する)を白レベル、しきい
値以下のもの(ギャップ13に対応する)を黒レベルと
称する。本実施例では、ステップP4aにて水平走査線
単位にて前記自レベル/黒レベルの判定処理を行いこれ
をRAM21に記憶させた後、そのデータを順次RAM
21より取出してギャップ検索(ステップP4 c)を
行うものであるが、このとき、最初に白レベルが10本
以上連続して始めてギャップ検索を開始する(ステップ
P4 b)。
これは、検出エリアの端部に後述するギャップ候補が存
在するとは考えられないからである。ステップP4cの
ギャップ検索では、前記二値化データをいわば修正しつ
つ行うものであるが、ここでは白レベルが10本以上連
続する範囲では白レベル領域とし、9本以下しか連続し
ない場合にはその範囲のデータを全て黒レベルに修正す
る。そして、この修正を行いながら、黒レベル領域(黒
レベルが連続する範囲)の開始位置(IGS)及び終了
位置(ICE)の走査線番号を記憶する。終了位置(I
CE)から白レベルが10本まで進んだ時点で次のステ
ップP5aのギャップ候補識別処理に進む。ここで、具
体例を上げると、第7図に示すように、薄鋼板12.1
2の端面12a。
12aにだれがある場合、この部分に対応する走査線範
囲の二値化判定結果は、例えば第8図(a)に示すよう
になる。即ち、だれに対応する部分例えば#216〜#
236及び#260〜#278は、ステップP4aの二
値化判定では、白レベルと黒レベルとが短い周期(夫々
9本以下)で交互に繰返し現れるのである。この部分は
モニタ22上では灰色に見えるグレー領域Gであり、第
4図に明輝部分Wと向きを変えたハツチングにて示す。
ステップP4cのギャップ検索では、このグレー領域G
では白レベルの走査線が10本以上連続しないことから
、第8図(b)に示すように、#216〜#278全体
を黒レベル領域と判断し、#289まで検索が進んだ時
点で(#279〜#289の10本が白レベル連続)、
lG5−#216、IGE−#278をRAM21に記
憶するのである。
次のステップP5aでは、ギャップ候補の識別がなされ
る。これは、前記ステップP4cで検索された黒レベル
領域が、真のギャップに相当するかどうかを識別するも
ので、この場合、その黒レベル領域が走査線単位で10
本以上の幅があるかどうかで識別される。ここで、幅を
走査線10本以上と規定したのは、この場合カメラ15
の分解能が20μmで、ギャップ13の最低幅が200
μmであるから、ギャップ13は必ず走査線10本以上
の幅で撮影されることに基づくものである。
ギャップ候補と識別されたならば、その中心IOCと画
像中心C8とのずれ量ΔWを演算し、その値を記憶して
おく。前記例でみれば、第8図(b)の黒レベル領域#
216〜#278は、全体で62本であるからギャップ
候補となり、中心l0C−247、ずれ量Δwms−3
が記憶される。
このような処理が、検出エリア全体が終了するまで行わ
れる(ステップP5b)。これにより、ギャップ13に
対応するギャップ候補が識別されるようになるが、薄鋼
板12の表面の汚れや傷等により、ギャップ候補が複数
得られる場合も考えられる。そこで、ステップP5cで
は、得られたギャップ候補が複数ある場合には、それら
のずれ量ΔWの絶対値を比較して、最もずれ量の小さい
ものに対応する中心IOC(例えば#247)を真のギ
ャップ中心と判定する。
次のステップP6aにて、前記ずれ量ΔWに対応する補
正量信号が位置補正装置18に出力され、これにより、
位置補正装置18は、カメラ15と溶接トーチ16との
離間距離及び移動体14の移動速度に対応する時間Δを
後に溶接トーチ16を移動させる。そして、ステップP
6bにて、画像中心C6の走査線番号を前記IOC(#
247)に書き替えると共に、それに応じた新たな検出
エリアの設定(#47〜#447)を行う。そして、移
動体14の移動に伴う新たな画像についての同様なギャ
ップ識別の処理が、溶接作業終了まで繰返される(ステ
ップP12)。
このような本実施例によれば、二値化処理ハード回路1
9においては、しきい値を一定に保ったまま画像データ
化を行っているから、従来のハード回路によるギャップ
識別方法とは異なり、高価で複雑なスレッシュレベル調
整回路が不要となり、安価な構成で済ませることができ
、作業者の操作も容易となる。そして、演算処理部20
では、前記データを走査線を一単位のデータとして白レ
ベル/黒レベルの判定を行うようにしたから、従来のソ
フト処理の方法と比べて、処理するデータの数が極めて
少なく済む。しかも、薄鋼板12,12表面に傷や汚れ
のある場合でも、確実にギャップ13を識別することが
でき、さらには端縁部におけるグレー領域を白レベルか
黒レベルかのどちらかに特定することができて安定した
ギャップ識別を行うことができる。従って、安価で簡単
な構成であって、しかも、ギャップ識別の処理に要する
時間が短時間となると共に、精度の良い識別を行うこと
ができ、ひいては、溶接の品質を向上させることができ
るものである。
次に、本発明の第2実施例について、第9図乃至第11
図を参照して述べる。尚、上記第1実施例と同一部分に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第9図は本実施例に係る溶接装置31の概略的な構成を
示しており、ここで、撮像手段たるカメラ32は次のよ
うに構成されている。
即ち、詳しく図示はしないが、カメラ32はこの場合2
個の光源を有し、この光源によりギャップ13に直交す
るようなスリット状の2条のレーザ光り、、L2が薄鋼
板12.12の接合部分の近接する位置に照射されるよ
うになっている。そして、カメラ32は、その視野が例
えば第10図に二点鎖線で囲むような範囲に設定され、
前記レーザ光Ll、L2の照射された部分をフィルタを
介して撮影する。この撮影画像は、第11図に示すよう
になり、反射光が前記ギャップ13に対応する部位を除
いて縦に延びるスリット状に撮影される。従ってこの場
合、カメラ32は、近接する2つの画像を1つの画面に
て撮影している。尚、第11図では、便宜上、明輝して
いる部位W。
W2をハツチングにて示している。
そして、このカメラ32が撮影した画像は制御装置33
に入力され、この制御装置33により画像処理がなされ
るようになっている。
前記制御装置33は、図示はしないが、カメラ32の撮
影画像を、その光の強さを予め設定されたしきい値にて
二値化して画像データ化する画像処理ハード回路19、
各種データを記憶するRAM21、画像判定手段及びギ
ャップ識別手段として機能する演算処理部2oがら構成
されている。
演算処理部20はRAM21に記憶された画像データに
基づいて、前記ギャップ13の幅方向に連なる単位画面
としての走査線単位での二値化判定を、例えば画像の右
半分、左半分の夫々に対して個々に行い、さらにその二
値化判定に基づいて各画像毎のギャップ13の認識を行
ってギャップ13の中心位置を演算するようになってい
る。そして、位置補正手段たる位置補正装置18には、
前記画像ごとのギャップの中心を結ぶ直線上に溶接トー
チ16を移動させるべく、制御装置33からの補正信号
が出力される。その他の構成は上記第1実施例と同様と
なっている。
本実施例では、上記第1実施例と同様なギャップ13の
識別が、2つの画像データに関して行われる。従って、
夫々の画像データにおけるギャップ中心C,,C2が求
められるようになる(第11図参照)。そして、これら
ギャップ中心Cl r02及びこれらのX軸方向の離間
距離、カメラ32と溶接トーチ16との離間距離等から
、ギャップ中心C,,C2を結ぶ直線上に溶接トーチ1
6の位置を補正するように補正量が演算される。
従って、本実施例によれば、上記第1実施例と同様に、
ギャップ識別の処理に要する時間が短時間となると共に
、安価な構成で精度の良い識別を行うことができる。そ
して、カメラ32が撮影している画像から、リアルタイ
ムで現在の溶接トーチ16の位置の補正ができるもので
ある。
尚、本実施例では、近接する2箇所を一つのカメラ32
にて撮影するようにしたが、2つのカメラを用いて近接
する部分を撮影し、夫々の画像データからギャップ中心
位置を検出するようにしても良い。また、3箇所以上を
撮影するように構成しても良い。
その他、本発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、例えば固定された溶接トーチに対して被溶接物側を
移動させるようにしたものにも適用することができ、ま
た、レーザ溶接に限らずアーク溶接など他の溶接方法に
も適用することができる等、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施することが可能である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らがなように、本発明の溶接装置によ
れば、ギャップの識別を安価な構成でしかも短時間で精
度良く行い得、ひいては溶接の品質を向上し得るという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第8図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図はギャップ識別のフローチャート、第2図は全体
構成を示す斜視図、第3図はカメラの撮影部分を示す上
面図、第4図はカメラが撮影した画像を示す図、第5図
は電気的構成を示すブロック図、第6図は溶接トーチの
位置補正の手順を示す図、第7図は薄鋼板の接合部分の
縦断面図、第8図<a)及び(b)は夫々第7図に対応
した走査線範囲のギャップ認識の行程における二値化判
定結果及び黒レベル領域判定結果を概念的に示す図であ
る。そして、第9図乃至第11図は本発明の第2実施例
を示すもので、第9図は第2図相当図、第10図は第3
図相当図、第11図は第4図相当図である。また、第1
2図は従来例を示す第2図相当図、第13図は従来例を
示す第6図相当図である。 図面中、11.3’lは溶接装置、12は薄鋼板(彼溶
接物)、13はギャップ、15.32はカメラ(撮像手
段)、16は溶接トーチ(溶接手段)1733は制御装
置(画像判定手段、ギャップ識別手段)、18は位置補
正装置(位置補正手段) を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、溶接手段を被溶接物の接合部分のギャップに沿って
    相対的に移動させてその接合部分を連続的に溶接するも
    のにおいて、前記ギャップを含めて被溶接物を撮影する
    撮像手段と、この撮像手段の撮影画像の画像データを前
    記ギャップの画像の幅方向に連なる単位画面毎に予め設
    定された光量のしきい値にて二値化判定処理する画像判
    定手段と、この画像判定手段による二値化データに基づ
    いて前記しきい値以下の単位画面が予め設定された所定
    数以上連続する範囲を画像上のギャップであると認識し
    てその画像上のギャップの中心位置を検出するギャップ
    識別手段と、このギャップ識別手段が検出した画像上の
    ギャップの中心位置に基づいて前記溶接手段を移動させ
    る位置補正手段とを具備したことを特徴とする溶接装置
JP1257469A 1989-10-02 1989-10-02 溶接装置 Pending JPH03118975A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577046A (ja) * 1991-09-24 1993-03-30 Kawasaki Steel Corp 自動溶接装置
JP2001191187A (ja) * 1999-11-12 2001-07-17 Werner Kluft 材料加工プロセスのプロセス・パラメータを測定する方法および装置
DE102021116495A1 (de) 2021-06-25 2022-12-29 Ford Global Technologies, Llc Verfahren und Vorrichtung zum Überprüfen einer Verbindung während eines Laser-basierten Verbindungsverfahrens

Cited By (3)

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