JPH08117854A - 可動型ロール間ガイド - Google Patents
可動型ロール間ガイドInfo
- Publication number
- JPH08117854A JPH08117854A JP26275794A JP26275794A JPH08117854A JP H08117854 A JPH08117854 A JP H08117854A JP 26275794 A JP26275794 A JP 26275794A JP 26275794 A JP26275794 A JP 26275794A JP H08117854 A JPH08117854 A JP H08117854A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- guide
- rolls
- leveler
- pinch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】上ピンチロール或いはレベラーロールが上昇、
下降のいずれの状態にあってもロールとロール間ガイド
との隙間をなくし、通板材が通板不良となることがな
く、ひいては通板自動化の向上を図ったロール間ガイド
を提供する。 【構成】それぞれが上下位置可変である隣接するロール
3,6間に設けられるロール間ガイドを、ほぼ同一面内
で伸縮可能な少なくとも2枚のガイド板18,19によ
り形成し、一方のガイド板18の端部を前記ロールの一
方3と共に上下動する支持部11に、他方のガイド板1
9の端部を前記ロールの他方6と共に上下動する支持部
12にそれぞれ固着した可動型ロール間ガイド。
下降のいずれの状態にあってもロールとロール間ガイド
との隙間をなくし、通板材が通板不良となることがな
く、ひいては通板自動化の向上を図ったロール間ガイド
を提供する。 【構成】それぞれが上下位置可変である隣接するロール
3,6間に設けられるロール間ガイドを、ほぼ同一面内
で伸縮可能な少なくとも2枚のガイド板18,19によ
り形成し、一方のガイド板18の端部を前記ロールの一
方3と共に上下動する支持部11に、他方のガイド板1
9の端部を前記ロールの他方6と共に上下動する支持部
12にそれぞれ固着した可動型ロール間ガイド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板処理設備等におけ
るピンチロールレベラー等のロール間ガイドに関する。
るピンチロールレベラー等のロール間ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板製造ライン等の鋼板処理設備に
おいては、鋼板の平坦度の矯正等を目的として、ピンチ
ロールレベラーが設置されている。このピンチロールレ
ベラーでは、通板されてきた鋼板の先端を受け入れるた
めに、まずピンチロール及びレベラーロールを上方に移
動させ次いで鋼板の通板後、ピンチロール及びレベラー
ロールを下降させて所定の圧力をかけ、平坦度を出し、
所定の工程を経て平板の製品とする。
おいては、鋼板の平坦度の矯正等を目的として、ピンチ
ロールレベラーが設置されている。このピンチロールレ
ベラーでは、通板されてきた鋼板の先端を受け入れるた
めに、まずピンチロール及びレベラーロールを上方に移
動させ次いで鋼板の通板後、ピンチロール及びレベラー
ロールを下降させて所定の圧力をかけ、平坦度を出し、
所定の工程を経て平板の製品とする。
【0003】従来のピンチロールレベラーの構造を図3
に示す。図中1はレベラーフレーム、2は下ピンチロー
ル、3は上ピンチロール、4は上ピンチロール3を昇降
させる油圧式あるいは電動式のシリンダー、5は下レベ
ラーロール、6は上レベラーロール、7は上レベラーロ
ール6を昇降させる油圧式あるいは電動式のシリンダー
である。
に示す。図中1はレベラーフレーム、2は下ピンチロー
ル、3は上ピンチロール、4は上ピンチロール3を昇降
させる油圧式あるいは電動式のシリンダー、5は下レベ
ラーロール、6は上レベラーロール、7は上レベラーロ
ール6を昇降させる油圧式あるいは電動式のシリンダー
である。
【0004】通常、通板されるストリップはコイルから
巻解かれたものであるため、先端がカール等の変形した
状態となっている。これをピンチロール2,3間に通す
ために、上ピンチロール3の前に導入ガイド8を設け、
上ピンチロール3と上レベラーロール6の間にロール間
ガイド9を設け、また上レベラーロール6の排出側に出
口ガイド10を固定している。
巻解かれたものであるため、先端がカール等の変形した
状態となっている。これをピンチロール2,3間に通す
ために、上ピンチロール3の前に導入ガイド8を設け、
上ピンチロール3と上レベラーロール6の間にロール間
ガイド9を設け、また上レベラーロール6の排出側に出
口ガイド10を固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピンチロールレベラーでは、上ピンチロール3と上レベ
ラーロール6間のガイド9は固定方式であるため、上ピ
ンチロール3或いは上レベラーロール6が上昇又は下降
した場合、ロール間ガイド9と上記ロール間に隙間が発
生し、通板材がこの隙間に入り込み、通板不能を発生す
ることがあった。
ピンチロールレベラーでは、上ピンチロール3と上レベ
ラーロール6間のガイド9は固定方式であるため、上ピ
ンチロール3或いは上レベラーロール6が上昇又は下降
した場合、ロール間ガイド9と上記ロール間に隙間が発
生し、通板材がこの隙間に入り込み、通板不能を発生す
ることがあった。
【0006】本発明が解決すべき課題は、上ピンチロー
ル或いはレベラーロールが上昇、下降のいずれの状態に
あってもロールとロール間ガイドとの隙間をなくし、通
板材が通板不良となることがなく、ひいては通板自動化
の向上を図ったロール間ガイドを提供することにある。
ル或いはレベラーロールが上昇、下降のいずれの状態に
あってもロールとロール間ガイドとの隙間をなくし、通
板材が通板不良となることがなく、ひいては通板自動化
の向上を図ったロール間ガイドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のロール間ガイドは、それぞれが上下位置可
変である隣接するロール間に設けられるロール間ガイド
を、ほぼ同一面内で伸縮可能な少なくとも2枚のガイド
板により形成し、一方のガイド板の端部を前記ロールの
一方と共に上下動する支持部に、他方のガイド板の端部
を前記ロールの他方と共に上下動する支持部にそれぞれ
固着したものである。
め、本発明のロール間ガイドは、それぞれが上下位置可
変である隣接するロール間に設けられるロール間ガイド
を、ほぼ同一面内で伸縮可能な少なくとも2枚のガイド
板により形成し、一方のガイド板の端部を前記ロールの
一方と共に上下動する支持部に、他方のガイド板の端部
を前記ロールの他方と共に上下動する支持部にそれぞれ
固着したものである。
【0008】
【作用】ロールが上昇、下降しても、ガイド板の端部は
常にロールと近接した状態を保ちながらガイド板が伸縮
するので、ロールとガイド板との間に隙間が生じること
がない。
常にロールと近接した状態を保ちながらガイド板が伸縮
するので、ロールとガイド板との間に隙間が生じること
がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。図1に本発明の実施例を示す。図におい
て、11は上ピンチロール3の軸と共に昇降するピンチ
ロールチョック、12は上レベラーロール6の軸と共に
昇降するレベラーロールチョック、13はピンチロール
チョック11に回転自在に取り付けられた旋回部、14
はレベラーロールチョック12に回転自在に取り付けら
れた旋回部、15及び17は直動軸受16を介して一方
向に伸縮自在に結合されたガイドロッド、18,19は
ガイドロッド15,17にそれぞれ固定され、一部がラ
ップした状態に設けられたガイド板である。
に説明する。図1に本発明の実施例を示す。図におい
て、11は上ピンチロール3の軸と共に昇降するピンチ
ロールチョック、12は上レベラーロール6の軸と共に
昇降するレベラーロールチョック、13はピンチロール
チョック11に回転自在に取り付けられた旋回部、14
はレベラーロールチョック12に回転自在に取り付けら
れた旋回部、15及び17は直動軸受16を介して一方
向に伸縮自在に結合されたガイドロッド、18,19は
ガイドロッド15,17にそれぞれ固定され、一部がラ
ップした状態に設けられたガイド板である。
【0010】図2は本実施例のロール間ガイドを設けた
ピンチロールレベラーを示すもので、図3に示す構成と
同様の構成については同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施例において、上ピンチロール3、上レベラー
ロール6が上昇、下降した場合、ピンチロールチョック
11及びレベラーロールチョック12も共に上昇し、回
転自在の旋回部13,14に結合されたガイドロッド1
5,17が直動軸受16を介してリンク運動し、各々の
ガイドロッドの一辺に固定されたガイド板18,19は
同一平面内で伸縮する。ガイド板18,19は端部が重
なり合っているので、両ガイド板の間には隙間は生じな
い。
ピンチロールレベラーを示すもので、図3に示す構成と
同様の構成については同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施例において、上ピンチロール3、上レベラー
ロール6が上昇、下降した場合、ピンチロールチョック
11及びレベラーロールチョック12も共に上昇し、回
転自在の旋回部13,14に結合されたガイドロッド1
5,17が直動軸受16を介してリンク運動し、各々の
ガイドロッドの一辺に固定されたガイド板18,19は
同一平面内で伸縮する。ガイド板18,19は端部が重
なり合っているので、両ガイド板の間には隙間は生じな
い。
【0011】このようにガイド板18,19は上ピンチ
ロール3,上レベラーロール6の上昇、下降と共に伸縮
するため、各ロール3,6とガイド板18,19との間
には隙間が生じず、通板されるストリップの先端が隙間
に入り込んで通板不良となることがない。
ロール3,上レベラーロール6の上昇、下降と共に伸縮
するため、各ロール3,6とガイド板18,19との間
には隙間が生じず、通板されるストリップの先端が隙間
に入り込んで通板不良となることがない。
【0012】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、可動
型ロール間ガイドを設置することにより、ロールが上
昇、下降のいずれの状態においてもロール間の隙間がな
くなり、通板不良が解消され、通板性自動化の向上、省
力化を図ることができる。
型ロール間ガイドを設置することにより、ロールが上
昇、下降のいずれの状態においてもロール間の隙間がな
くなり、通板不良が解消され、通板性自動化の向上、省
力化を図ることができる。
【図1】 本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】 本実施例のロール間ガイドを設けたピンチロ
ールレベラーを示す側面図である。
ールレベラーを示す側面図である。
【図3】 従来のピンチロールレベラーを示す側面図で
ある。
ある。
1 レベラーフレーム、2 下ピンチロール、3 上ピ
ンチロール、4 シリンダー、5 下レベラーロール、
6 上レベラーロール、7 シリンダー、8 導入ガイ
ド、9 ロール間ガイド、10 出口ガイド、11 ピ
ンチロールチョック、12 レベラーロールチョック、
13,14 旋回部、15,17 ガイドロッド、16
直動軸受、18,19 ガイド板
ンチロール、4 シリンダー、5 下レベラーロール、
6 上レベラーロール、7 シリンダー、8 導入ガイ
ド、9 ロール間ガイド、10 出口ガイド、11 ピ
ンチロールチョック、12 レベラーロールチョック、
13,14 旋回部、15,17 ガイドロッド、16
直動軸受、18,19 ガイド板
フロントページの続き (72)発明者 池上 高雄 福岡県嘉穂郡庄内町有安958−23 株式会 社幸袋工作所内 (72)発明者 江藤 嘉信 福岡県嘉穂郡庄内町有安958−23 株式会 社幸袋工作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれが上下位置可変である隣接する
ロール間に設けられるロール間ガイドを、ほぼ同一面内
で伸縮可能な少なくとも2枚のガイド板により形成し、
一方のガイド板の端部を前記ロールの一方と共に上下動
する支持部に、他方のガイド板の端部を前記ロールの他
方と共に上下動する支持部にそれぞれ固着したことを特
徴とする可動型ロール間ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26275794A JP2955196B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 可動型ロール間ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26275794A JP2955196B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 可動型ロール間ガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117854A true JPH08117854A (ja) | 1996-05-14 |
JP2955196B2 JP2955196B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17380173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26275794A Expired - Fee Related JP2955196B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 可動型ロール間ガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955196B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008132536A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-06-12 | Aida Eng Ltd | レリース機構及び該レリース機構を備えた矯正処理装置 |
US8250894B2 (en) | 2006-10-30 | 2012-08-28 | Aida Engineering, Ltd. | Releasing mechanism and leveling apparatus |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26275794A patent/JP2955196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008132536A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-06-12 | Aida Eng Ltd | レリース機構及び該レリース機構を備えた矯正処理装置 |
US8250894B2 (en) | 2006-10-30 | 2012-08-28 | Aida Engineering, Ltd. | Releasing mechanism and leveling apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2955196B2 (ja) | 1999-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990611 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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