JPH0811779B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0811779B2 JPH0811779B2 JP61118230A JP11823086A JPH0811779B2 JP H0811779 B2 JPH0811779 B2 JP H0811779B2 JP 61118230 A JP61118230 A JP 61118230A JP 11823086 A JP11823086 A JP 11823086A JP H0811779 B2 JPH0811779 B2 JP H0811779B2
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- JP
- Japan
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- polycarbonate
- weight
- resin
- component
- alloy
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成型性が良好で且つ衝撃に対する抵抗力のす
ぐれたポリカーボネートアロイに係るものである。更に
くわしくはポリカーボネート20〜80wt%を含むポリカー
ボネートアロイ100重量部に対してポリエーテルアミド
又はポリエステルアミドからなるポリアミドエラストマ
ーを0.5〜50重量部に配合して成る樹脂組成物に係るも
のである。こうした組成物はポリカーボネートアロイの
特性である耐衝撃性のより一層の向上がはかれるばかり
でなく、流動性を向上させることにより成型性の向上を
もはかりうる樹脂組成物に関するものである。
ぐれたポリカーボネートアロイに係るものである。更に
くわしくはポリカーボネート20〜80wt%を含むポリカー
ボネートアロイ100重量部に対してポリエーテルアミド
又はポリエステルアミドからなるポリアミドエラストマ
ーを0.5〜50重量部に配合して成る樹脂組成物に係るも
のである。こうした組成物はポリカーボネートアロイの
特性である耐衝撃性のより一層の向上がはかれるばかり
でなく、流動性を向上させることにより成型性の向上を
もはかりうる樹脂組成物に関するものである。
(従来の技術) ポリカーボネート樹脂自体の有する特性としては衝撃
に対する抵抗力の大きなことは公知のことである。しか
しポリカーボネートは成型の難かしいこともまた衆知の
事実である。即ち一般的な成形条件として樹脂温度を28
0℃以上とし、金型の温度も120℃程度に保たねばならな
いと言われている。もし金型の温度が100℃より低い場
合には得られる成形品の衝撃強さは正常な状態で得られ
る成形品に比べて50%以下のものとなってしまうと言わ
れている。
に対する抵抗力の大きなことは公知のことである。しか
しポリカーボネートは成型の難かしいこともまた衆知の
事実である。即ち一般的な成形条件として樹脂温度を28
0℃以上とし、金型の温度も120℃程度に保たねばならな
いと言われている。もし金型の温度が100℃より低い場
合には得られる成形品の衝撃強さは正常な状態で得られ
る成形品に比べて50%以下のものとなってしまうと言わ
れている。
このような成形の難かしさを解決する為にポリカーボ
ネートの耐衝撃性は多少犠牲となるものの、ポリカーボ
ネートに例えばスチレン系樹脂を導入したようなポリカ
ーボネートアロイが開発された。しかし近年メカシャー
シーやプリンターケース等では大型成形品でありながら
耐衝撃性の必要とされるものが増加しており、ポリカー
ボネートでは成形性が悪い為これらの材料として用いる
ことが出来ず、ポリカーボネートアロイでは衝撃強度の
点で不備とされる事が多くなった。ポリカーボネートの
場合成形性を向上させる為には分子量の低いものを用い
れば良いが、成形時の金型温度等の難かしい条件を変え
ることは出来ない。一方ポリカーボネートアロイの場合
には、成形性を向上させる為には、アロイ化に用いるス
チレン系樹脂などの熱可塑性樹脂成分をふやしてやるこ
とにより解決ははかれるものの衝撃性が低下してくる。
又、衝撃性を向上させようとすればポリカーボネート成
分を多くしてやればよい。しかしこの場合には成形性が
困難となる。
ネートの耐衝撃性は多少犠牲となるものの、ポリカーボ
ネートに例えばスチレン系樹脂を導入したようなポリカ
ーボネートアロイが開発された。しかし近年メカシャー
シーやプリンターケース等では大型成形品でありながら
耐衝撃性の必要とされるものが増加しており、ポリカー
ボネートでは成形性が悪い為これらの材料として用いる
ことが出来ず、ポリカーボネートアロイでは衝撃強度の
点で不備とされる事が多くなった。ポリカーボネートの
場合成形性を向上させる為には分子量の低いものを用い
れば良いが、成形時の金型温度等の難かしい条件を変え
ることは出来ない。一方ポリカーボネートアロイの場合
には、成形性を向上させる為には、アロイ化に用いるス
チレン系樹脂などの熱可塑性樹脂成分をふやしてやるこ
とにより解決ははかれるものの衝撃性が低下してくる。
又、衝撃性を向上させようとすればポリカーボネート成
分を多くしてやればよい。しかしこの場合には成形性が
困難となる。
(本発明が解決しようとする問題点〕 以上述べてきたように、ポリカーボネートに比べて、
ポリカーボネートアロイは成形性は良いものの要求され
る衝撃性とのバランスでみると不満足なものである。
ポリカーボネートアロイは成形性は良いものの要求され
る衝撃性とのバランスでみると不満足なものである。
本発明者らはポリカーボネートアロイの特性をそこな
うことなく、成形性の向上、(流動性の向上)と耐衝撃
性の向上をはかるべく鋭意検討した結果、ポリカーボネ
ートアロイに対してポリエーテルアミド又はポリエステ
ルアミドからなるポリアミドエラストマーの添加が成形
性の向上及び耐衝撃の向上に優れた効果のあることを見
出し本発明の完成した。
うことなく、成形性の向上、(流動性の向上)と耐衝撃
性の向上をはかるべく鋭意検討した結果、ポリカーボネ
ートアロイに対してポリエーテルアミド又はポリエステ
ルアミドからなるポリアミドエラストマーの添加が成形
性の向上及び耐衝撃の向上に優れた効果のあることを見
出し本発明の完成した。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明はポリカーボネートを20〜80wt%含むポリ
カーボネートアロイ100重量部にポリエーテルアミド又
はポリエステルアミドからなるポリアミドエラストマー
を0.5〜50重量部配合してなるポリカーボネート組成物
である。
カーボネートアロイ100重量部にポリエーテルアミド又
はポリエステルアミドからなるポリアミドエラストマー
を0.5〜50重量部配合してなるポリカーボネート組成物
である。
本発明に用いるポリカーボネートアロイとはポリカー
ボネートを20〜80wt%含むものである。
ボネートを20〜80wt%含むものである。
本発明に用いるポリカーボネートはビスフェノールを
主原料としてホスゲン法またはエステル交換法により製
造されるものである。原料ビスフェノールとして、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(即ちビ
スフェノールA)、1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン(即ちビスフェノールZ)等が
例示される。又、目的に応じてハロゲンで置換されたビ
スフェノール類を用いることもできる。核ポリカーボネ
ートは平均分子量が1万ないし10万のものが好ましい。
主原料としてホスゲン法またはエステル交換法により製
造されるものである。原料ビスフェノールとして、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(即ちビ
スフェノールA)、1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン(即ちビスフェノールZ)等が
例示される。又、目的に応じてハロゲンで置換されたビ
スフェノール類を用いることもできる。核ポリカーボネ
ートは平均分子量が1万ないし10万のものが好ましい。
又、本発明のポリカーボネートは単独重合体はもちろ
ん共重合体も含まれるものである。
ん共重合体も含まれるものである。
ポリカーボネートとアロイを形成する成分としては、
ポリカーボネート以外の熱可塑性樹脂が用いられる。
ポリカーボネート以外の熱可塑性樹脂が用いられる。
具体的には、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂などが例示される。スチレン系樹脂として
は、ポリスチレン(PST)、ゴム強化ポリスチレン(HI
−PST)、ポリ(スチレン/アクリロニリトル)共重合
体(AS樹脂)、ゴム強化(スチレン/アクリロニリト
ル)共重合体(ABS樹脂)などが挙げられる。又、これ
らスチレン系樹脂の2種以上の混合物でも良い。
リアミド樹脂などが例示される。スチレン系樹脂として
は、ポリスチレン(PST)、ゴム強化ポリスチレン(HI
−PST)、ポリ(スチレン/アクリロニリトル)共重合
体(AS樹脂)、ゴム強化(スチレン/アクリロニリト
ル)共重合体(ABS樹脂)などが挙げられる。又、これ
らスチレン系樹脂の2種以上の混合物でも良い。
さらに、これらのスチレン系樹脂のスチレンの1部を
α−メチルスチレンに置き換えても良い。又、アクリロ
ニリトルの1部又は全部をアクリル酸エステル、メタク
リル酸エステルなどのエステル、又はマレイン酸や無水
マレイン酸などの不飽和ジカルボン酸や不飽和ジカルボ
ン酸無水物等のスチレンと共重合し得る不飽和単量体に
置き換えても良い。ポリエテステル樹脂としては、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂やポリブチレンテレフタレ
ート樹脂などが例示される。
α−メチルスチレンに置き換えても良い。又、アクリロ
ニリトルの1部又は全部をアクリル酸エステル、メタク
リル酸エステルなどのエステル、又はマレイン酸や無水
マレイン酸などの不飽和ジカルボン酸や不飽和ジカルボ
ン酸無水物等のスチレンと共重合し得る不飽和単量体に
置き換えても良い。ポリエテステル樹脂としては、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂やポリブチレンテレフタレ
ート樹脂などが例示される。
又、ポリアミド樹脂としてはナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン61
2などが例示される。
6、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン61
2などが例示される。
本発明で用いるポリアミドエラストマーとしては、ポ
リエーテルアミドやポリエステルアミドが挙げられる。
ポリエーテルアミドは、(イ)ポリアミド成分と(ロ)
ポリテトラヒドロフラン成分とを必須として分子中に有
する共重合体である。
リエーテルアミドやポリエステルアミドが挙げられる。
ポリエーテルアミドは、(イ)ポリアミド成分と(ロ)
ポリテトラヒドロフラン成分とを必須として分子中に有
する共重合体である。
本発明に用いられるポリアミド成分としては、ポリア
ミド形成性化合物で構成されたもので、炭素数が6以上
のアミノカルボン酸又はラクタムもしくはm+n≧12の
ナイロンmn塩からなるものである。
ミド形成性化合物で構成されたもので、炭素数が6以上
のアミノカルボン酸又はラクタムもしくはm+n≧12の
ナイロンmn塩からなるものである。
ここでいう炭素数が6以上のアミノカルボン酸または
ラクタムもしくはm+n≧12のナイロンmn塩としては、
ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−ア
ミノカプリル酸、ω−アミノベルゴン酸、ω−アミノカ
プリン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカ
ン酸等のアミノカルボン酸あるいはカプロラクタム、ラ
ウロラクタム等のラクタムやナイロン6・6、6・10、
6・12、11・6、11・10、11・12、12・6、12・10、12
・12などのナイロン塩が挙げられる。
ラクタムもしくはm+n≧12のナイロンmn塩としては、
ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−ア
ミノカプリル酸、ω−アミノベルゴン酸、ω−アミノカ
プリン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカ
ン酸等のアミノカルボン酸あるいはカプロラクタム、ラ
ウロラクタム等のラクタムやナイロン6・6、6・10、
6・12、11・6、11・10、11・12、12・6、12・10、12
・12などのナイロン塩が挙げられる。
本共重合体中のポリアミド成分(イ)の量は80〜30重
量部が好ましく、70〜40重量部が更に好ましい。それに
対して、ポリテトラヒドラフラン(ロ)成分の量は20〜
70重量部が好ましく、30〜60重量部が更に好ましい。ポ
リテトラヒドラフランの分子量は500〜3000が好まし
く、1000前後が最も好ましい。
量部が好ましく、70〜40重量部が更に好ましい。それに
対して、ポリテトラヒドラフラン(ロ)成分の量は20〜
70重量部が好ましく、30〜60重量部が更に好ましい。ポ
リテトラヒドラフランの分子量は500〜3000が好まし
く、1000前後が最も好ましい。
本発明の共重合体の(イ)成分と(ロ)成分を化学結
合する手段は、(イ)成分の両末端をカルボキシル基と
し、(ロ)成分の両末端をアミノ基とし両者をアミド結
合で結合する方法が例示できる。
合する手段は、(イ)成分の両末端をカルボキシル基と
し、(ロ)成分の両末端をアミノ基とし両者をアミド結
合で結合する方法が例示できる。
ポリエステルアミドは、(イ)ポリアミド成分と
(ハ)ポリエステル成分とを必須として分子中に有する
共重合体である。
(ハ)ポリエステル成分とを必須として分子中に有する
共重合体である。
ここで、ポリエステル成分(ハ)としては、 (1)ジアシッドとジオールとから合成されるポリエス
テル (2)ε−カプロラクトン、ω−オキシカプロン酸又は
そのC1〜C3アルキルエステルから合成されるポリカプロ
ラクトン系ポリエステル がある。
テル (2)ε−カプロラクトン、ω−オキシカプロン酸又は
そのC1〜C3アルキルエステルから合成されるポリカプロ
ラクトン系ポリエステル がある。
ポリアミド成分(イ)とポリエステル成分(ハ)を含
むポリエステルアミドの製造(重縮合反応)は通常の方
法で行なっても良い。すなわち、重縮合反応は触媒の存
在下において攪拌しながら、5mmHg以下、好ましくは1mm
Hg以下の高真空下、220〜280℃の反応温度で行なう。
むポリエステルアミドの製造(重縮合反応)は通常の方
法で行なっても良い。すなわち、重縮合反応は触媒の存
在下において攪拌しながら、5mmHg以下、好ましくは1mm
Hg以下の高真空下、220〜280℃の反応温度で行なう。
なお、ポリアミド成分(イ)の共重合比率は前述のも
のと同じである。
のと同じである。
ポリアミドエラストマーの配合量は、ポリカーボネー
トアロイ100重量部に対して、0.5〜50重量部である。
トアロイ100重量部に対して、0.5〜50重量部である。
ポリアミドエラストマーが少なすぎると成形性の向上
効果(流動性の向上)が少なく0.5%以下の添加量では
物性的にも成形性の面からも効果が見られない。又ポリ
アミドエラストマーが50重量部をこえると成形性の向上
及び耐衝撃性の保持ははかれるものの熱変形温度の低下
がいちじるしい為好ましいとは言えない。
効果(流動性の向上)が少なく0.5%以下の添加量では
物性的にも成形性の面からも効果が見られない。又ポリ
アミドエラストマーが50重量部をこえると成形性の向上
及び耐衝撃性の保持ははかれるものの熱変形温度の低下
がいちじるしい為好ましいとは言えない。
更に好ましくは、ポリカーボネートアロイ100重量部
に対しポリアミドエラストマーが1〜30重量部である。
に対しポリアミドエラストマーが1〜30重量部である。
本発明において、ポリカーボネートアロイとポリアミ
ドエラストマーの組成物の調製法は特に限定されるもの
ではなく、最終組成物としてこれらの成分が均一になっ
ている状態の得られる方法であればどのような方法でも
良い。
ドエラストマーの組成物の調製法は特に限定されるもの
ではなく、最終組成物としてこれらの成分が均一になっ
ている状態の得られる方法であればどのような方法でも
良い。
例えば、ポリカーボネートアロイの粒状又は粉末状の
ものとポリアミドエラストマーの粒状或いは粉末状のも
のをあらかじめミキサー又はブレンダー等を用いて固体
状のまま予備混合する。混合の終ったものを一軸又は2
軸の押出機のホッパーに投入し加熱溶融混練してダイス
から押出しカッティングすることにより造粒したものを
プラスチックスの一般的な成形法の材料として用いる方
法又はポリカーボネートアロイ及びポリアミドエラスト
マーをそれぞれ粉体状或いはペレット状のままでミキサ
ー又はブレンダー等で混合した状態のものを組成物とし
て押出成形や射出成形等のプラスチックスの一般的な成
形方法に適用することもできる。もちろん、ポリカーボ
ネート、ポリカーボネートアロイを形成する熱可塑性樹
脂およびポリアミドエラストマーを同時にブレンドして
も良い。
ものとポリアミドエラストマーの粒状或いは粉末状のも
のをあらかじめミキサー又はブレンダー等を用いて固体
状のまま予備混合する。混合の終ったものを一軸又は2
軸の押出機のホッパーに投入し加熱溶融混練してダイス
から押出しカッティングすることにより造粒したものを
プラスチックスの一般的な成形法の材料として用いる方
法又はポリカーボネートアロイ及びポリアミドエラスト
マーをそれぞれ粉体状或いはペレット状のままでミキサ
ー又はブレンダー等で混合した状態のものを組成物とし
て押出成形や射出成形等のプラスチックスの一般的な成
形方法に適用することもできる。もちろん、ポリカーボ
ネート、ポリカーボネートアロイを形成する熱可塑性樹
脂およびポリアミドエラストマーを同時にブレンドして
も良い。
(発明の効果) ポリカーボネートアロイにポリエーテルアミド又はポ
リエステルアミドからなるポリアミドエラストマーを配
合した場合引張り特性や曲げ特性等のプラスチックスの
一般的物性をほとんどそこなう事なく、衝撃強度の向上
及び流動性の向上した樹脂組成物が得られる。
リエステルアミドからなるポリアミドエラストマーを配
合した場合引張り特性や曲げ特性等のプラスチックスの
一般的物性をほとんどそこなう事なく、衝撃強度の向上
及び流動性の向上した樹脂組成物が得られる。
以下、実施例及び比較例について述べる。
実施例 ポリカーボネートアロイとしてはポリカーボネート/A
BS樹脂のアロイとして日本合成ゴム(株)の“エクセロ
イCB/10″(ポリカーボネート分44wt%)をポリカーボ
ネート/スチレン−メタクリル酸エステル共重合樹脂の
ポリカーボネートアロイとしてダイセル化学工業(株)
の“ノバロイH・1000"(ポリカーボネート分60wt%)
をポリカーボネート/スチレン無水マレイン酸共重合樹
脂系のポリカーボネートアロイとしてはダイセル化学工
業(株)の“ノバロイP−1000"(ポリカーボネート分5
0wt%)を用いた。
BS樹脂のアロイとして日本合成ゴム(株)の“エクセロ
イCB/10″(ポリカーボネート分44wt%)をポリカーボ
ネート/スチレン−メタクリル酸エステル共重合樹脂の
ポリカーボネートアロイとしてダイセル化学工業(株)
の“ノバロイH・1000"(ポリカーボネート分60wt%)
をポリカーボネート/スチレン無水マレイン酸共重合樹
脂系のポリカーボネートアロイとしてはダイセル化学工
業(株)の“ノバロイP−1000"(ポリカーボネート分5
0wt%)を用いた。
ポリエーテルアミドエラストマーとしては大日本イン
キ(株)の“グリラックスA−250"を用いた。又ポリエ
ステルアミドエラストマーとしては、12−アミノドデカ
ン酸の44.7重量%、アジビン酸5.3重量%、平均分子量
2,000のポリカプロラクトンジオール50.0重量%から合
成されたものを用いた。
キ(株)の“グリラックスA−250"を用いた。又ポリエ
ステルアミドエラストマーとしては、12−アミノドデカ
ン酸の44.7重量%、アジビン酸5.3重量%、平均分子量
2,000のポリカプロラクトンジオール50.0重量%から合
成されたものを用いた。
上記の原料を表−1に示す配合比率で計量し、それぞ
れ混合した。その混合物を40mmφ押出機(L/D=26)に
より、混練押出し、ペレット化して樹脂組成物を得た。
れ混合した。その混合物を40mmφ押出機(L/D=26)に
より、混練押出し、ペレット化して樹脂組成物を得た。
このようにして得られた樹脂組成物ペレットを射出成
形を行ない試験片を得た。射出成形は日精樹脂工業
(株)製TS−100射出成形機を用いて行なった。成形条
件はシリンダー温度220℃〜240℃、金型温度60℃、射出
圧力60kg/cm2G、サイクルは60秒で試験片の成形を行な
った。このようにして成形された試験片を用いて機械的
性質の測定を行なった。機械的性質の測定はASTMD638、
ASTMD790、ASTMD256の方法に拠った。
形を行ない試験片を得た。射出成形は日精樹脂工業
(株)製TS−100射出成形機を用いて行なった。成形条
件はシリンダー温度220℃〜240℃、金型温度60℃、射出
圧力60kg/cm2G、サイクルは60秒で試験片の成形を行な
った。このようにして成形された試験片を用いて機械的
性質の測定を行なった。機械的性質の測定はASTMD638、
ASTMD790、ASTMD256の方法に拠った。
以上述べてきたような条件に従って測定された結果を
表−1に併記する。
表−1に併記する。
比較例 実施例と同様にして、ポリカーボネートアロイとして
はポリカーボネート/ABS樹脂のアロイとして日本合成ゴ
ム(株)の“エクセロイCB−10"(ポリカーボネート分4
4wt%)をポリカーボネート/スチレンメタリクル酸共
重合樹脂のポリカーボネートアロイとしてダイセル化学
工業(株)の“ノバロイH・1000"(ポリカーボネート
分60wt%)を用いた。試験片を得る方法としては実施例
と同様にして行なった。射出成形は日精樹脂工業(株)
製TS−100射出成形機を用いて行なった。成形条件はシ
リンダー温度220℃〜240℃、金型温度60℃、射出圧力60
kg/cm2G、サイクルは60秒で試験片の成形を行なった。
このようにして成形された試験片を用いて機械的性質の
測定を行なった。機械的性質の測定はASTMD638、ASTMD7
90、ASTMD256の方法に拠った。
はポリカーボネート/ABS樹脂のアロイとして日本合成ゴ
ム(株)の“エクセロイCB−10"(ポリカーボネート分4
4wt%)をポリカーボネート/スチレンメタリクル酸共
重合樹脂のポリカーボネートアロイとしてダイセル化学
工業(株)の“ノバロイH・1000"(ポリカーボネート
分60wt%)を用いた。試験片を得る方法としては実施例
と同様にして行なった。射出成形は日精樹脂工業(株)
製TS−100射出成形機を用いて行なった。成形条件はシ
リンダー温度220℃〜240℃、金型温度60℃、射出圧力60
kg/cm2G、サイクルは60秒で試験片の成形を行なった。
このようにして成形された試験片を用いて機械的性質の
測定を行なった。機械的性質の測定はASTMD638、ASTMD7
90、ASTMD256の方法に拠った。
以上述べてきたような条件に従って測定された結果を
表−1に示す。
表−1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−80649(JP,A) 特開 昭60−141756(JP,A) 特開 昭60−14757(JP,A) 特開 昭50−102649(JP,A) 特表 昭56−500140(JP,A) 国際公開80/2852(WO,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリカーボネート20〜80wt%を含むポリカ
ーボネートアロイ100重量部に対して、ポリエーテルア
ミド又はポリエステルアミドからなるポリアミドエラス
トマーを0.5〜50重量部配合したことを特徴とする樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118230A JPH0811779B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118230A JPH0811779B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62275156A JPS62275156A (ja) | 1987-11-30 |
JPH0811779B2 true JPH0811779B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=14731445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61118230A Expired - Lifetime JPH0811779B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811779B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5019625A (en) * | 1987-09-10 | 1991-05-28 | Dexter Corporation | Compatibilizing agent for polycarbonate and polyamide polymer blends |
US4749754A (en) * | 1987-07-27 | 1988-06-07 | General Electric Company | Impact modified polyamide/polycarbonate |
EP0730005A3 (en) * | 1995-03-01 | 1997-07-16 | Gen Electric | Polycarbonates and polyesteramides blends |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3801673A (en) * | 1972-01-03 | 1974-04-02 | Gen Electric | Process for preparing polycarbonate alloys |
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EP0149091A1 (en) * | 1983-12-16 | 1985-07-24 | Mobay Corporation | Impact modified polycarbonates |
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-
1986
- 1986-05-22 JP JP61118230A patent/JPH0811779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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