JPH0811769A - 自転車のペダル発進位置決め装置 - Google Patents

自転車のペダル発進位置決め装置

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JPH0811769A
JPH0811769A JP16748294A JP16748294A JPH0811769A JP H0811769 A JPH0811769 A JP H0811769A JP 16748294 A JP16748294 A JP 16748294A JP 16748294 A JP16748294 A JP 16748294A JP H0811769 A JPH0811769 A JP H0811769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
protrusion
crank
bicycle
footwear
Prior art date
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Pending
Application number
JP16748294A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Nagasawa
洸 永澤
Yoshikazu Sato
嘉一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIMU KENKYUSHO KK
Original Assignee
HIMU KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by HIMU KENKYUSHO KK filed Critical HIMU KENKYUSHO KK
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Publication of JPH0811769A publication Critical patent/JPH0811769A/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 革靴等のつま先を傷付けることなくペダルを
最適な発進位置に引き上げられるようにした、自転車の
ペダル発進位置決め装置を提供する。 【構成】 自転車のペダルのクランク側に、靴等の履き
物の側面を押し当ててペダルを足で引き上げるための突
起物を設ける。突起物はペダルと一体成形するか、ペダ
ルと別体に形成し取付金具を介してペダルのクランク側
に固定する。更に、自転車のペダルのクランク側に突起
物を着脱自在に取り付ける。突起物の履き物と接する側
に凹凸面を設け、又はゴム等の滑止材を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車の発進時にペダ
ルに足を載せたまま、そのペダルを最適な発進位置に簡
単に引き上げられるようにした、自転車のペダル発進位
置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自転車に乗るには一方の足をペ
ダルに乗せ他方の足で地面を蹴りながら自転車を助走さ
せ、ある程度速度が付いたら自転車に跨がる方法と、図
6(イ)に示すように停止状態で先に自転車に跨がり、(ロ)
のように片方のペダルPを靴Sの先端部で掬い上げる
ようにして発進位置に引き上げ、(ハ) のようにペダルP
を踏み込んで発進させる方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後者のペダル踏み込み
においては、前記のように発進時に靴Sの先端部でペダ
ルPを発進位置迄引き上げねばならず、特に通勤時等で
革靴を履いている場合には大事な先端部(つま先革)が
ペダルで傷付く欠点がある。スニーカーやサンダル等の
場合にも、先端部が汚れたり破損したりすることがあ
る。このような欠点を防止するには、例えば靴底部分を
ペダルに当てて持ち上げれば良いが不自然な格好となっ
て動作がし難くなり、又自転車に跨がる前に予め手でペ
ダルを発進位置に持ち上げておいても良いが、手が汚れ
たり或は跨がっているうちにペダルの位置がずれたりす
る等の不都合が生じる。更に、競技用自転車のペダルの
ようにつま先押さえ具(バンド、クリップ等)を付けれ
ば良いけれども、一々装着するのは面倒であり革靴だと
傷が付き易く、走行中に邪魔になる等通常の自転車には
不向きである。本発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされ、革靴等の先端部を傷付けることな
くペダルを最適な発進位置に引き上げられるようにし
た、自転車のペダル発進位置決め装置を提供することを
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、自転車のペダルのク
ランク側に、靴等の履き物の側面を押し当てて足でペダ
ルを引き上げるための突起物を設けた、自転車のペダル
発進位置決め装置を要旨とする。又、突起物がペダルと
一体に形成されたこと、突起物がペダルと別体に形成さ
れ、取付金具を介して固定されたこと、突起物が着脱自
在に取り付けられたこと、突起物における履き物と接す
る側に凹凸面を設け、又はゴム等の滑止材を取り付けた
こと、を要旨とするものである。
【0005】
【作 用】最初に踏み込む側の足をペダルに載せて靴等
の履き物の側部を突起物に押し当て、その状態を保持し
て足を軽く引き上げるとペダルが履き物に追随してクラ
ンクを逆回転させながら引き上げられ、ペダルの発進位
置を任意に設定することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1は本発明の第1実施例を示すもので、1
は金属製又は合成樹脂製のペダルであり、クランク2側
の側部に突起物3が一体成形されている。
【0007】前記突起物3はペダル1の平面(足載せ
面)に対し垂直方向をなして上下に突出形成され、ペダ
ル側の面は凹凸面3aにそれぞれ形成されている。
【0008】図2のように前記ペダル1に足を載せ、革
靴又はスニーカー等の履き物4の側部(図例では靴底側
部)を前記突起物3に押し当てる。この状態を保持し
て、図3に示すように足を引き上げると、ペダル1が履
き物4に追随してクランク2を逆方向に空転しながら上
方に引き上げられる。引き上げた足を踏み込みに適した
位置で停止すると、クランク2の空転が停止してペダル
1はその位置に保持され、つまりペダル1の発進位置を
設定することが出来る。
【0009】この場合、突起物3に対する履き物4の押
し当て力は軽く、突起物3と履き物4との間で摩擦力が
生じる程度で良く、しかも足によるペダル1の引き上げ
力も軽い力で済む。
【0010】何故このようなことが出来るかと言えば、
止まっている自転車のペダルを手で持ってクランクを逆
回転させると解るようにクランク2を逆方向に空転させ
るのは弱い力で済み、及びクランク2を空転させて任意
の位置で停止させると直ちにクランク2はその位置に保
持されるからである。
【0011】従って、クランク2を逆方向に空転させる
場合は、クランク2を正回転方向に戻そうとする回転モ
ーメントは無視することが出来、クランクを逆方向に空
転させるための回転モーメントのみ付与すれば良いこと
になる。
【0012】この逆回転モーメントを付与するためのペ
ダル1の持ち上げ力Fを計算すると、ペダル重量(クラ
ンクを含む)は約1Kg、クランク軸受の転がり摩擦係
数は約0.05であるから、F=1000×0.05=
50(gf)となる。ちなみに、普通の大人用自転車の
ペダルにバネばかりを引っ掛けて持ち上げ実験をしたと
ころ、クランクを逆方向に空転させる時の目盛りは約5
0gであった。
【0013】以上のことから約50gfの力でペダル1
を持ち上げればクランクを逆回転させることが出来、こ
の小さな力を以て足でペダル1を持ち上げる際に、ペダ
ル1が履き物4から離れなければ良いのであり、その付
着力を履き物4と突起物3との摩擦力から得るのであ
る。この摩擦力は前記のようにクランク2を正回転方向
に戻そうとする力は無視出来るので、ごく少ない力で済
むことになる。
【0014】実際にペダル発進位置決め装置を造って実
験したところ、突起物3に軽く靴底の側部を押し当てる
だけでペダル1の引き上げに成功した。履き物4は革靴
でもスニーカーでもサンダルでも殆ど差がなかったし、
子供でも女性でも年寄りでも皆簡単にペダルを引き上げ
ることが出来た。更に、発進後にペダル1の突起物3が
邪魔になることもなかった。
【0015】図4は本発明の第2実施例を示すもので、
突起物3がペダル1と別体に形成され、この突起物3は
取付金具5を介してペダル1のクランク2側に固定され
る。前記取付金具5は、中央に4つの係止爪5aを有す
る係止部5bが形成されると共に通孔5cが設けられ、
係止部5bを挟む上下部に突起物3がそれぞれ固定され
ている。
【0016】この取付金具5は前記通孔5cにペダル1
の支持シャフト1aを挿通し、その支持シャフト1aの
先端ねじ部1bをクランク2のねじ孔2aに螺着するこ
とにより取り付けられる。この時、取付金具5の係止部
5bはペダル1とクランク2の間に挟着固定され、係止
爪5aはペダル1の側部を上下から抱き込むようにして
係止される。
【0017】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
クランクからペダルを外さなくても簡単に着脱出来るよ
うに構成したものである。即ち、上部材6と下部材7と
を備え、上部材6は略コ型に形成した取付金具6aの上
端部に突起物3が固定され、且つ4つの取付孔6bが設
けられている。下部材7は略コ型に形成した取付金具7
aの下端部に突起物3が固定されると共に、ペダル11
に係止する係止部7bが横から見てコ型に形成され、且
つ前記取付孔6bに対応する4つのボルト挿通孔7cが
設けられている。
【0018】前記下部材7はペダル11の下方からシャ
フト筒11aを跨ぐようにして内側に挿入し、係止部7
bをクランク12側の側部11bに当てがい、上部材6
はペダル11の上方から支持シャフト11cを跨ぐよう
にしてペダル11の外側に落とし込み、前記取付孔6b
とボルト挿通孔7cとを合わせてボルト8を挿通すると
共に、ナット9を締め付け固定することによりペダル1
1に取り付けることが出来る。従って、既存の自転車の
ペダル11に容易に後付けすることが出来、しかもクラ
ンク12からペダル11を外さなくても簡単に着脱する
ことが出来る。
【0019】前記第2実施例、第3実施例も第1実施例
の場合と同様に、突起物に履き物の側部を軽く押し当て
てペダルを足で楽に引き上げることが出来、自分に最適
なペダル発進位置を容易に設定することが出来る。
【0020】尚、突起物は前記実施例のものに限定され
ず、要するに靴等の履き物の側部を押し当てて摩擦力が
生じれば良いから、表面がある程度ザラザラした平板或
は金属板や合成樹脂板の表面にゴム等から成る滑止材を
取り付けた物等で実施することが可能であり、しかも突
起物を接着剤等でペダルに直接取り付けるようにしても
良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自転車のペダルのクランク側に突起物を設け、靴等の履
き物の側部を突起物に押し当てた状態でペダルを発進位
置まで引き上げることが出来るので、従来のようにペダ
ルを下から掬い上げなくても誰でも簡単に出来、履き物
は革靴、スニーカー、サンダル等何でも良くしかも革靴
のつま先革部分をペダルで傷付けずに済む等の優れた効
果を奏する。更に、構成が簡単なので安価に提供するこ
とが出来、小形なので走行後も邪魔にならない等の利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】 革靴等の履き物を突起物に押し当てた状態で
の後方から見た図である。
【図3】 ペダルに載せた足を引き上げてペダルの発進
位置を設定する状態を示す説明図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す要部の分解斜視図
である。
【図5】 本発明の第3実施例を示す要部の分解斜視図
である。
【図6】 (イ) 〜(ハ) は従来のペダル発進位置決め動作
の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ペダル 1a…支持シャフト 1b…ねじ部
2…クランク 2a…ねじ孔 3…突起物 3
a…凹凸面 4…履き物 5…取付金具 5a…係止爪 5b…係止部 5c…通孔 6…
上部材 6a…取付金具 6b…取付孔 7…下
部材 7a…取付金具 7b…係止部 7c…ボルト挿通孔 8…ボルト 9…ナット
11…ペダル 11a…シャフト筒 11b…側部
11c…支持シャフト 12…クランク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車のペダルのクランク側に、靴等の
    履き物の側部を押し当てて足でペダルを引き上げるため
    の突起物を設けたことを特徴とする自転車のペダル発進
    位置決め装置。
  2. 【請求項2】 突起物がペダルと一体に形成された、請
    求項1記載の自転車のペダル発進位置決め装置。
  3. 【請求項3】 突起物がペダルと別体に形成され、取付
    金具を介して固定された、請求項1記載の自転車のペダ
    ル発進位置決め装置。
  4. 【請求項4】 突起物がペダルに着脱自在に取り付けら
    れた、請求項1記載の自転車のペダル発進位置決め装
    置。
  5. 【請求項5】 突起物における履き物と接する側に凹凸
    面を設け、又はゴム等の滑止材を取り付けた、請求項1
    乃至4項記載の自転車のペダル発進位置決め装置。
JP16748294A 1994-06-28 1994-06-28 自転車のペダル発進位置決め装置 Pending JPH0811769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748294A JPH0811769A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 自転車のペダル発進位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16748294A JPH0811769A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 自転車のペダル発進位置決め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0811769A true JPH0811769A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15850505

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16748294A Pending JPH0811769A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 自転車のペダル発進位置決め装置

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JP (1) JPH0811769A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017145965A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 三上 亮 着脱式歩行兼円駆動可能自転車ペダル機構

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