JPH08117458A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH08117458A
JPH08117458A JP26294194A JP26294194A JPH08117458A JP H08117458 A JPH08117458 A JP H08117458A JP 26294194 A JP26294194 A JP 26294194A JP 26294194 A JP26294194 A JP 26294194A JP H08117458 A JPH08117458 A JP H08117458A
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electric razor
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Toyokatsu Okamoto
豊勝 岡本
Hidetoshi Amaya
英俊 天谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口髭や顎髭だけでなく、顎下やのどまわりの
髭についても効率良く且つ肌に適切な髭剃りを行う。 【構成】 電気かみそりの使用時の姿勢を検出する姿勢
検出部と、姿勢検出部で検出した姿勢に応じて刃の駆動
用のモータの回転数を制御する制御手段とを備えてい
る。あるいは刃がフロート自在となっているものにおい
て、姿勢検出部で検出した姿勢に応じてフロート可能量
を調節する制御手段、または姿勢検出部で検出した姿勢
に応じてフロートのためのばね圧を調節する制御手段を
備えている。顎下やのどまわりの髭を剃っているのか、
口髭や顎髭を剃っているのかを電気かみそりの姿勢で判
断して、この姿勢に応じてモータの回転数やフロート可
能量やフロートのためのばね圧の調節が自動的になされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気かみそり、特に姿勢
に応じた刃の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の電気かみそりは、口髭や顎髭を剃
るのに最適な状態にセットされているが、このような電
気かみそりで、顎下やのどまわりの髭を切断しようとす
ると、髭の導入効率が悪い上に、切断効率も低下してし
まう。これは、口髭や顎髭について良好な導入効率及び
切断効率が得られるようにした電気かみそりでは、顎下
やのどまわりのように肌が柔らかい上に凹凸が大きい部
分にある髭については、可動刃の回転数(往復式電気か
みそりにあっては往復振動数)が高すぎたりすることが
原因である。
【0003】このために、特開昭59−34289号公
報に示されているように、可動刃の駆動用のモータの回
転数を調節自在として、髭の剃る場所に応じて可動刃の
回転数を変更できるようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
気かみそりでは、髭剃り箇所によってモータ回転数を一
々手動で変更しなくてはならず、その手間が問題とな
る。髭の濃さに応じてモータ回転数が自動的に調節され
るもの、つまり髭が薄いところではモータの回転数を落
とすものが特開平4−236978号公報などに示され
ているが、髭の濃さと肌の柔らかさとが一定の関係にあ
るわけではないので、髭剃り効率が低下してしまう場合
があるとともに、肌を傷めてしまうこともある。
【0005】更には、刃がフロート自在となっている電
気かみそりでは、このフロートのために刃を付勢してい
るばね力やフロート量も、髭剃り効率に影響を与えるの
であるが、この両点と肌の柔らかさとに着目した電気か
みそりはない。本発明はこのような点に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは口髭や顎髭だけでな
く、顎下やのどまわりの髭についても効率良く且つ肌に
適切な髭剃りを行うことができる電気かみそりを提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、電気
かみそりの使用時の姿勢を検出する姿勢検出部と、姿勢
検出部で検出した姿勢に応じて刃の駆動用のモータの回
転数を制御する制御手段とを備えていることに第1の特
徴を有しており、フロート自在となっている刃と、電気
かみそりの使用時の姿勢を検出する姿勢検出部と、姿勢
検出部で検出した姿勢に応じてフロート可能量を調節す
る制御手段とを備えていることに第2の特徴を、更に姿
勢検出部で検出した姿勢に応じてフロートのためのばね
圧を調節する制御手段を備えていることに第3の特徴を
有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、顎下やのどまわりの髭を剃っ
ているのか、口髭や顎髭を剃っているのかを電気かみそ
りの姿勢で判断して、この姿勢に応じてモータの回転数
やフロート可能量やフロートのためのばね圧の調節が自
動的になされるために、各部の髭を夫々効率良く且つ優
しく剃ることができる。
【0008】ここにおける姿勢検出部としては、姿勢変
化に伴って移動する可動体と、可動体の移動によってオ
ンオフされる複数の接点部とからなるもの、姿勢変化に
伴って移動する磁石体と、磁石体の移動によってオンオ
フされる複数の磁気検出素子とからなるもの、あるいは
姿勢検出部は、姿勢変化に伴って移動する可動体と、可
動体の移動による光路の遮断でオンオフされる複数のフ
ォト素子とからなるものを好適に使用することができ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1に示すように、回転数が可変となっているモ
ータ1を備えるとともに、電気かみそりの使用時の姿勢
を検出する姿勢検出部2と、この姿勢検出部2の出力に
応じてモータ1の回転数を制御する回転数制御部3を備
えている。図中4は電源である。ここにおける姿勢検出
部2は、図2に示すところの鼻下や口下の髭を剃る場合
(図中a,b)と、顎下からのどまわりにかけての髭を
剃る場合(図中c,d)とで、電気かみそりが異なる姿
勢で使用されることを検出して異なる出力を出すもので
あり、回転数制御部3は、姿勢検出部2によるa,b,
cに対応する出力を受けた時、モータ1を高速で回転さ
せ、姿勢検出部2によるdに対応する出力を受けた時、
モータ1を低速で回転させる。口髭や顎髭については、
速く剃れるように高速とし、肌が柔らかいのどまわりや
顎下の部分の髭を剃る場合には、やさしく剃るために低
速で刃を駆動するわけである。
【0010】図3に示す実施例では、可動刃と固定刃と
からなる刃5をフロート自在とした電気かみそり、つま
り刃を肌に押し当てた時の肌当たりを良くするために、
ばねに抗して刃が沈むようにした電気かみそりにおい
て、刃5のフロート可能量Lを規制するストッパー7
と、このストッパー7の位置を変更するソレノイドのよ
うな駆動部材8とを設けて、図3(a)に示すようにフロ
ート可能量Lを小さくした状態と、図3(b)に示すよう
にフロート可能量Lを大きくした状態とが姿勢検出部2
によって検出された姿勢に応じて変更されるようにして
いる。鼻下や口下、顎のような肌の硬い部分では、フロ
ート可能量Lを小さくすることで、刃先が狭い場所でも
狙いやすいように刃5をなるべく突出させるとともに肌
への押圧力を高くとれるようにし、のどまわりのような
肌の柔らかい場所では肌の弾力に合わせやすくなるよう
にフロート可能量Lを大きくしているわけである。
【0011】また、図4に示す実施例では、刃のフロー
トのための押し上げばね9の電気かみそりの本体側の支
持点の位置を変更するソレノイドのような駆動部材8を
設けて、図4(a)に示すようにばね圧を高くした状態
と、図4(b)に示すようにばね圧を低くした状態とが姿
勢検出部2によって検出された姿勢に応じて変更される
ようにしている。鼻下や口下、顎のような肌の硬い部分
では、ばね圧を強くすることで、刃5が肌に強く密着す
るようにして剃り味の向上が得られるようにし、のどま
わりのような肌の柔らかい場所では肌への当たりが弱く
なるようにして優しく剃れるようにしているわけであ
る。なお、図示例における押し上げばね9は、刃5にお
ける固定刃に可動刃を押し付けるばねを兼用しているこ
とから、固定刃と可動刃との接触圧も姿勢に応じて変更
されるものとなっている。
【0012】上記の姿勢検出部2としては、電気かみそ
りの使用時の姿勢を検出することができるものであれば
どのような種類のものでもよいが、図5に示す姿勢検出
部2は、円弧面に沿って並べられた複数対の接点21
と、姿勢変化に応じて上記円弧面上を転動するローラ状
の導体にて形成された可動体20とで構成しており、電
気かみそりの姿勢変化に応じて可動体20が短絡させる
接点21が変化することを利用したものである。図6に
示す姿勢検出部2は、円弧面に沿って複数個のホール素
子22を並べるとともに、上記円弧面の中心点に設けた
軸23によって回動自在となっている可動体20の先端
に磁石体24を設けて、電気かみそりの姿勢変化に応じ
て磁石体24に反応するホール素子22が変化すること
を利用している。更に図7に示す姿勢検出部2は、円弧
面に沿って発光素子と受光素子との対からなる複数のフ
ォト素子25を並べるとともに、円弧面の中心点に設け
た軸23によって回動自在となっている可動体20を設
けて、電気かみそりの姿勢変化に応じて可動体20で光
が遮られるフォト素子25が変化することを利用してい
る。
【0013】尚、上記の各実施例では、検出した姿勢に
応じてモータ1の回転数制御を行うもの、フロート量を
制御するもの、押し付けばねのばね圧を調整するものを
示したが、これら3つのうちの任意の2つを組み合わせ
てもよく、3つとも備えたものとしてもよい。また、髭
の濃度検出を併用し、姿勢と髭の濃度とに応じて上記制
御がなされるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明においては、顎下や
のどまわりの髭を剃っているのか、口髭や顎髭を剃って
いるのかを電気かみそりの姿勢で判断して、この姿勢に
応じてモータの回転数やフロート可能量やフロートのた
めのばね圧の調節を自動的に行うものであり、肌の柔ら
かいところを剃っているかどうかを姿勢で判別すること
ができることになるために、肌を傷めることなく効率の
よい髭剃りを行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック図である。
【図2】同上の姿勢検出の説明図である。
【図3】他の実施例を示すもので、(a)(b)は夫々概略断
面図である。
【図4】別の実施例を示すもので、(a)(b)は夫々概略断
面図である。
【図5】姿勢検出部の一例を示すもので、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図6】姿勢検出部の他例を示す側面図である。
【図7】姿勢検出部の別の例を示すもので、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 姿勢検出部 3 回転数制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気かみそりの使用時の姿勢を検出する
    姿勢検出部と、姿勢検出部で検出した姿勢に応じて刃の
    駆動用のモータの回転数を制御する制御手段とを備えて
    いることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 フロート自在となっている刃と、電気か
    みそりの使用時の姿勢を検出する姿勢検出部と、姿勢検
    出部で検出した姿勢に応じてフロート可能量を調節する
    制御手段とを備えていることを特徴とする電気かみそ
    り。
  3. 【請求項3】 フロート自在となっている刃と、電気か
    みそりの使用時の姿勢を検出する姿勢検出部と、姿勢検
    出部で検出した姿勢に応じてフロートのためのばね圧を
    調節する制御手段とを備えていることを特徴とする電気
    かみそり。
  4. 【請求項4】 姿勢検出部は、姿勢変化に伴って移動す
    る可動体と、可動体の移動によってオンオフされる複数
    の接点部とからなることを特徴とする請求項1または2
    または3記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 姿勢検出部は、姿勢変化に伴って移動す
    る磁石体と、磁石体の移動によってオンオフされる複数
    の磁気検出素子とからなることを特徴とする請求項1ま
    たは2または3記載の電気かみそり。
  6. 【請求項6】 姿勢検出部は、姿勢変化に伴って移動す
    る可動体と、可動体の移動による光路の遮断でオンオフ
    される複数のフォト素子とからなることを特徴とする請
    求項1または2または3記載の電気かみそり。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0906814B2 (en) 1997-10-02 2007-06-27 Warner-Lambert Company LLC Razor with in situ sensor
US8667692B2 (en) * 2005-09-24 2014-03-11 Braun Gmbh Electric hair removal apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0906814B2 (en) 1997-10-02 2007-06-27 Warner-Lambert Company LLC Razor with in situ sensor
US8667692B2 (en) * 2005-09-24 2014-03-11 Braun Gmbh Electric hair removal apparatus

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