JP2001334078A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2001334078A
JP2001334078A JP2000157459A JP2000157459A JP2001334078A JP 2001334078 A JP2001334078 A JP 2001334078A JP 2000157459 A JP2000157459 A JP 2000157459A JP 2000157459 A JP2000157459 A JP 2000157459A JP 2001334078 A JP2001334078 A JP 2001334078A
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Masanobu Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃ユニットの設定高さの変更の操作を容易に
おこなえるようにして使いやすくする。 【解決手段】 外刃14を備えた刃ユニット9の設定高
さを調整可能に構成するとともに本体ハウジング1の正
面側に操作スイッチ8を設けた電気かみそりである。刃
ユニット9の高さを調整させるダイヤル53を操作スイ
ッチ8を設けた本体ハウジング1の中央より刃ユニット
9側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気かみそりに関
し、詳しくは、外刃を備えた刃ユニットの設定高さを調
整可能に構成した電気かみそりに関し、更に、詳しく
は、刃ユニットの設定高さの変更の操作を容易におこな
えるようにして使いやすくしようとする技術に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、外刃を昇降(フロート)可能に支
持されている電気かみそりは古くから数多く実用化され
ている。その狙いとするところは、昇降する外刃をばね
付勢されて内刃に対して押圧することにより、肌の凹凸
に対して柔らかく当たるために肌当たりが良く、かつ肌
と外刃との密着性を高めるために剃り残しを少なくする
ことができることである。
【0003】しかしながら、従来の技術においては内刃
を押し上げるばね力は一つの商品において固定されてい
るため、使用者それぞれの髭の濃さ、剃り方、押し付け
方に対して最適値となっていないことが多い。
【0004】しかして、押し付け方が弱い人では、全く
フロートしない状態で使われていたり、髭の特に濃い人
で押し付けの強い人では内刃押上力が弱いために内刃が
下に逃げてしまい、切れ味を悪くしてしまうという問題
がある。それぞれの人の特性に応じて刃の位置を調整で
きるようにするための技術としては、特許掲載公報第2
726476号にて一例が示されている。
【0005】この例では、外側髭剃り部材を取付プレー
トに着脱自在に連結して、外側髭剃り部材と取付プレー
トの間隔を一定に保ったまま、取付プレートと一体に外
側髭剃り部材をホルダに対して、両軸線方向に調整自在
となしたことを特徴としている。この効果としては、同
公報の第7図、第8図に示されるように、ホルダの上面
と外側髭剃り部材の上面の位置関係を変化させることに
より、肌を押し当てたときにホルダの上面で肌を受けと
めることができるために、相対的に外側髭剃り部材と肌
との接触圧が緩和され、肌が外側髭剃り部材の刃穴から
侵入し内側髭剃り部材によりこすられて刺激が発生する
のを防止することができる。
【0006】しかしながら、この例では外側髭剃り部材
だけでなく、ホルダの上面によっても肌を受け止めるこ
とができるように、外側髭剃り部材の周囲のホルダ上面
が外側髭剃り部材とほぼ同一面となってしまい、鼻下や
もみあげの際部を剃ることができなくなってしまう。
【0007】また、ホルダ全体の面積が大きいために、
あご下等の凹部においては、ホルダの外側だけが肌に当
たり、本来、肌にしっかりと当たるべき外側髭剃り部材
が肌に密着しなくなってしまい、剃り残しが多くなって
しまうという欠点を有している。
【0008】上記のような問題に対して、外刃とその周
囲を取りまくホルダの位置関係を変えずに、ばね力だけ
を調整できるよにした構造としては、特許掲載公報第2
726477号や、特開昭60−176679号が挙げ
られる。
【0009】前者の例は、外側髭剃り部材のフロートば
ね力を発生させるための弾性素子の剛性を調整できるよ
うにしたものであるが、弾性素子の大きさが限られてい
るために、調整できる範囲はあまり大きく取ることがで
きず、使用者の使い方のばらつきに対しては非常に小さ
な調整となってしまう。
【0010】後者の例は、内刃押上ばねの下点を移動可
能にして、外刃に対する内刃の押上力を調整可能にした
ものであるが、押上ばねの下点を上または下方向に移動
させるための構造物が必ず、摺動してしまう。
【0011】このことにより、無駄な負荷を発生させて
電池を消耗させてしまい、また不快な騒音を発生させる
という問題を有している。
【0012】外刃のフロートの下死点の位置を変えるこ
とにより、外刃のフロート量だけを調整可能にした例と
しては、特開昭61−50701号が挙げられる。この
例では、ホルダーとハウジングを結合させる時の向きを
変えることにより、外刃のフロートの下死点を変えるこ
とができるものである。
【0013】しかしながら、この技術手段ではフロート
力や内刃押上力を変えることができないために、髭をカ
ットする性能は変化せず、一定使用者の髭の濃さ、長
さ、剃り方のばらつきに対応することは不可能である。
これらの手段を用いた商品として刃ユニット上での高さ
調整ができるタイプも存在するが、予め刃の高さを調整
しておく必要があり、シェービング時において部分的に
高さを調整したいとか、粗剃り〜仕上げ剃りで高さを調
整したい時には、一旦、シェービングを中断しなければ
ならなかった。
【0014】そこで、図19に示すように、ベルトVを
回転させることで外刃14を備えたユニット80を昇降
させるものがあるが、ベルトVを回転させる操作をが面
倒であり、使い難いものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑み為されたものであり、その目的とするところは、
使用者の髭の濃さや髭の長さ、肌のデリケート度合い、
肌への押付力のばらつきに対し、使用者が刃ユニットの
高さを意図的に調整することにより、最適な外刃フロー
ト力の内刃押上力に調整して、個々の使用者、使用状態
において最適な髭剃り道具に設定できるようにすること
であり、このようにする場合に、刃ユニットの設定高さ
の変更の操作を容易におこなえるようにして使いやすく
する電気かみそりを提供することを課題とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、外
刃14を備えた刃ユニット9の設定高さを調整可能に構
成するとともに本体ハウジング1の正面側に操作スイッ
チ8を設けた電気かみそりであって、刃ユニット9の高
さを調整させるダイヤル53を操作スイッチ8を設けた
本体ハウジング1の中央より刃ユニット9側に設けてあ
ることを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、刃ユニット9の高さの設定はダイヤル53の操作に
よっておこなうことができるのであり、使用者が刃ユニ
ット9の高さを意図的に調整することができることか
ら、使用者の髭の濃さや髭の長さ、肌のデリケート度
合、肌への押付力のばらつきに対処することができるの
であり、しかも、ダイヤル53は操作スイッチ8を設け
た本体ハウジング1の中央より刃ユニット9側に設けて
あることから、電気かみそりAを持ちながら持ち手でダ
イヤル53の操作を簡単におこなうことができる。
【0017】請求項2においては、ダイヤル53は本体
ハウジング1の幅方向の中央部に位置させてあることを
特徴とするものである。このような構成によれば、使用
者の利き手を問わない。
【0018】請求項3においては、外刃14を備えた刃
ユニット9の高さを調整可能に構成した電気かみそりで
あって、ダイヤル53の裏面に偏心カム溝52を設け、
刃ユニット9側に偏心カム溝52に挿入される係合突起
33を設け、偏心カム溝52に係合突起33を挿入して
ダイヤル53の回転によって刃ユニット9を昇降可能に
構成し、刃ユニット9の高さを最も低い位置にする偏心
カム溝52とダイヤル53の中心との距離を最小にした
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、外刃14に対して内刃4を押上げるばね力の反力に
より刃ユニット9の高さが低い時ほど更に高さを引き下
げる方向の操作力が大きくなるのであるが、偏心カム溝
52のダイヤル53の回転中心からの距離を刃ユニット
9の設定高さ位置を最も低い位置にする際の溝部の距離
が最小になっていて、刃ユニット9の高さを引き下げる
操作力を小さくすることができる。
【0019】請求項4においては、ダイヤル53の裏面
の偏心カム溝52を円形に形成するとともにダイヤル5
3の中心から偏心させて設けてあることを特徴とするも
のである。このような構成によれば、ダイヤル53の操
作は同一方向への回転で刃ユニット9の高さを自在に切
り替えることができる。
【0020】請求項5においては、ダイヤル53の表面
に凹凸部53aを形成したことを特徴とするものであ
る。このような構成によれば、ダイヤル53の回転操作
性を高めることができる。
【0021】請求項6においては、凹凸部53aを弾性
材料にて形成させてあることを特徴とするものである。
このような構成によれば、ダイヤル53の回転操作性を
良好にかつ指当たりの刺激緩和を図ることができる。
【0022】請求項7においては、ダイヤル53に刃ユ
ニット9の高さを表示する手段15を設けてあることを
特徴とするものである。このような構成によれば、ダイ
ヤル53の回転位置によって刃ユニット9の設定高さを
目視によって分かり、使いやすい。
【0023】要するに本発明においては、刃ユニット9
を本体ハウジング1に対してフロート方向に位置変更可
能にしたことから、使用者の髭の濃さや髭の長さ、肌の
デリケート度合い、肌への押付カのばらつきに対し、使
用者が刃ユニット9の高さを簡単な操作で意図的に調整
することにより、最適な外刃フロート力と内刃押上力に
調整して、個々の使用者、使用状態において最適な電気
かみそりを提供することを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0025】(本体構造)筒状のハウジング1の内部に蓄
電池2及びリニアモータ3、蓄電池2とリニアモータ3
と回路基板26を保持する基台5を格納する。リニアモ
ータ3にはその上部に駆動力を内刃4に伝達する駆動子
12が設けられている。本実施の形態において、駆動源
はリニアモータ3としているが、回転式モータであって
もよい。
【0026】リニアモータ3の下部と基台5の上部が結
合された状態で、ハウジング1の上側からの刃取付台
6、下側から下カバーで開口部を塞ぎ、ねじで固定され
る。本体ハウジング1の上部は刃取付台6で、本体ハウ
ジング1の下部は下カバー7で開口部を塞ぐ構造とす
る。
【0027】本体ハウジング1の前面には押し釦式のス
イッチ8と、スイッチ8部材を覆う前面パネル29を備
え、本体ハウジング1の背部にはトリマ10をスライド
自在に配設した構成とする。刃取付台6の上部には外刃
フレーム11をねじを用いて固定する。刃取付台6、外
刃フレーム11にはそれぞれ開口部があり、リニアモー
タ3の駆動子12がその開口部を貫通し、駆動子防水ゴ
ム13の内側のOリング部48が駆動子12の防水シー
ル部49に嵌合し、駆動子防水ゴム13の外周部50が
外刃フレーム11にはさまれる構造としている。
【0028】また刃取付台6と本体ハウジング1はその
中間部でOリング28を挟んで、また上側では前面パネ
ル29と上リングを挟んで固定される。下カバー7は本
体ハウジング1との合わせ面となる外周部とネジ穴部に
ゴムを一体成形したりOリング112で組み立てること
により本体ハウジング1の内部を防水とすることができ
る。
【0029】駆動子12には内刃押上ばね22がばね止
め部材40とともに配設されており、その弾力で常に外
刃14に対し内刃4を押し付けることができ、また駆動
子12の駆動部分の側面にはトリマ駆動桿115とスリ
ット刃駆動桿を取付け、それぞれトリマ刃10とスリッ
ト外刃40に駆動を伝達できるようにする。
【0030】(刃部構造)ヘッド部は、前後外側に2つの
ネット刃ユニット80、80、中央にスリット刃ユニッ
ト81、これらの刃ユニット82をフロート自在に支持
する保持カセット18からなる刃ユニット9で構成され
る。ネット刃ユニット80は、外刃14と、外刃14を
ヒートシール固定した内カセット16にネットカバー8
3を取り付けて一体化されている。
【0031】スリット刃ユニット81は、スリット外刃
44、スリット内刃84、スリット継手、スリット押上
ばね45、スリット押し上げ部材などから構成されてお
り、スリット押し上げばねを介して、保持カセット18
にフロート自在に保持される。
【0032】ネット刃ユニット80は、保持カセット1
8の係合溝とネットカバー83のリブが係合することに
より、フロート自在に保持される。保持カセット18に
は本体ハウジング1との着脱を行なう為の係合フック8
5を長手方向両端の2ヶ所に設けて着脱を行なう。
【0033】(高さ調整構造)本体ハウジング1側は刃取
付台6の外周と前面パネル29の内周に囲まれた位置
に、切替板(スライドプレート)21を上下方向に配設し
ている。切替板21は、略コの字状をしており、その内
周に接する形のスライドフック25が併設されている。
スライドフック25の両端部は外刃フレーム11の開口
孔70を貫通して上面から保持カセット18の係合部2
0と係合する係止フック31を備えている。
【0034】切替板21の前面部には、その中央付近に
スライドフック25に設けた係合突起33と係合できる
係合孔32が設けられている。切替板21の両端部には
上下方向に長いトラック形状の長穴24を設けておき、
スライドフック25に設けたフロート用の丸いボス30
と上下方向にフロート可能に嵌合する。
【0035】スライドフック25は左右2箇所に保持カ
セット18との係上フック部31を備えるが、切換板2
1との接続は両端部におけるボス30と長孔24による
フロート嵌合だけでなく、切換板21の中央部に設けた
係合穴32を貫通して固定接合を行う係合突起33でも
行う。ただし係合突起33の固定部と両サイドのスライ
ドフック25における接続は保持カセット18のフロー
ト性を損なわないよう弾性を有する弾性脚部34でおこ
なう。切換板21の外面にスライドフック25に設けた
係合突起33と係合できる偏心カム溝52を設けたダイ
ヤル53を設置するものである。
【0036】(ダイヤル位置)ダイヤル53は、本体ハウ
ジング1の前面側(操作スイッチ8側)で本体長手方向を
中央部に対して刃ユニット9(内刃4、刃取付台6、外
刃14、保持カセット18及び切替板21等で構成され
ている)寄りに回転自在に配置されている。本体長手方
向を中央部に対して他端寄りを本体グリップ部29bと
するのであり、グリップ部29bを片手で持ち、親指で
操作スイッチ8を押した後に持ち替えること無く、ダイ
ヤル53の操作が容易におこなえる位置に設定してい
る。また、本体幅方向の中央位置にあることで、右利き
・左利き、あるいは指の長さ等の個人の使い勝手に影響
されることなく、万人が使いやすい配置としている。
【0037】(ダイヤル操作力均等化)ダイヤル53は、
刃取付台6より突出したボス6aと前面パネル29の凹
部に構成される円形穴77に回転自在に保持される。ダ
イヤル53の裏面(本体ハウジング1と接する面)には、
略円形の偏心カム溝52がダイヤル53の中心に対して
偏心して形成されておりこの偏心カム溝52は、スライ
ドフック25の係合突起33に係合するものである。こ
の状態で保持カセット18が組み立てられた場合には、
ダイヤル53を回転させることで刃ユニット9全体が上
下に動くこととなる。
【0038】本実施例における操作機構部においては、
切換板21とスライドフック25の固定接続を行うため
の係合突起33をカム軸として偏心カム溝52に組合す
ことで刃ユニット9の上下動機構の接続構造となり2部
品の固定をするための機能と刃ユニット9の上下動機構
の動力伝連機能を兼ねることができる。偏心カム溝52
は図16に示すような弧状でもよいが、図17に示すよ
うに、回転中心を囲んで両端を結んだ円形状とすること
でダイヤル53の回転操作は制限なくまわすことができ
るようになる。ダイヤル53の操作は同一方向への回転
により刃ユニット9の取り付け高さを上げたり下げたり
することができるようにをよくすることができる。
【0039】ところで、ダイヤル53の裏面の偏心カム
溝52を形成する際は、刃ユニット9の設定位置を最も
低い位置にする偏心カム溝52の溝部をダイヤル53の
回転中心からの距離がもっとも小さくなるように設定す
るものである。ダイヤル53の操作はダイヤル53の外
周部で行うが、支点となるカム軸(係合突起33)は回
転中心に対して近ければ近いほど操作力を小さくでき
る。
【0040】ところで、外刃14に対して内刃4を押上
るばね22の反力により刃ユニット9の高さが低い時ほ
どさらに高さを引き下げる方向の操作力が大きくなる
が、偏心カム溝52のダイヤル53の回転中心からの距
離において、刃ユニット9の設定位置を最も低い位置に
する際の溝部の距離を最小にすることで刃ユニット9の
高さを引き下げる操作力を少なくすることができるので
ある。
【0041】ところで、図18に示すように、ダイヤル
53の偏心カム溝52において角度によって曲率の異な
る略円形状で構成し、その際、刃ユニット9の設定位置
を最も低い位置にする溝部の曲率を最大に設定する。
【0042】ダイヤル53の操作力は偏心カム溝52の
単位角度当たりの回転中心からの距離の変化量が小さい
ほど小さくすることができる。
【0043】角度によって曲率の異なる略円形で構成さ
れた偏心カム溝52においては、曲率が大きければ単位
角度あたりの回転中心からの距離の変化量が小さくなる
ためその溝部を刃ユニット9の設定位置を最も低い位置
にすることで刃ユニット9の高さを引き下げるための操
作力を小さくすることができる。
【0044】(ダイヤル凹凸)図12に示すように、ダ
イヤル53の表面は、その回転操作性を高める凹凸部5
3aで形成されている。凹凸部53aの形状は、ダイヤ
ル53の中心部より外周に向けて放射状に複数のリブ5
3bを形成している。この複数のリブ53bに指を掛け
ることにより指がダイヤル53に対して滑りにくくな
り、回転操作が確実になる。リブ53bは複数を平行に
並置するものであってもよい。
【0045】(ダイヤル弾性部材)図14は他の実施の
形態を示し、ダイヤル53の表面は、弾性部材53cで
覆われている。弾性部材53cの表面には、回転操作性
を高めるための凹凸53dが設けられている。弾性部材
53cは指の滑りを低減するばかりか、指に過大な圧力
が加わった持ち方をしてもその弾性力で圧力が緩和さ
れ、本体ハウジング1を握った際、あるいはダイヤル5
3を操作する際において指に感じる違和感、刺激を激減
できる。
【0046】(ダイヤル表示手段)ダイヤル53の中央
部には、ダイヤル53の回転状態を表示して刃ユニット
9の設定高さを表示する手段15が設けられている。以
下、詳述する。
【0047】刃ユニット9の設定高さを固定するために
ダイヤル53の回転操作位置を固定するのであるが、こ
れにはクリックばね55を用いる。ダイヤル53の裏面
の外周部には凹所56を周方向に間隔を隔て刃ユニット
9の高さ調整をおこなう位置だけの数を設ける。本体ハ
ウジング1の前面には固定部57を設けてクリックばね
55を固定している。
【0048】また、ダイヤル53の中央部に形成した表
面凹所58に表示した表示部においてダイヤル53の回
転角度を表示するようにしている。以下、詳述する。
【0049】ダイヤル53の中央の孔59を刃取付台6
のボス6aに貫通させている。ボス6aの中心部にはね
じ穴6bを設けている。ダイヤル53の表面凹所58に
切欠き60を形成した押さえ板61を遊合し、ねじ62
を押さえ板61、ダイヤル53の孔59に挿通して刃取
付台6のボス6aにねじ込んで、押さえ板61を刃取付
台6に固定して、ダイヤル53をねじ62を軸として回
転操作することができるようにしている。ダイヤル53
の表面には、図13(a)に示すように、「power
ful」「normal」「mild」のような表示が
付されている。押さえ板61には隠し板63がはめ込ま
れてねじ62を隠している。
【0050】しかして、ダイヤル53の回転位置によっ
て凹部56にクリックばね55が係合してダイヤル53
を刃ユニット9の設定位置において固定するのであり、
この場合、ダイヤル53が回転するが、押さえ板61が
固定されて切欠き60から上記の表示を見ることができ
て、刃ユニット9の設定位置が分かるのである。このよ
うにダイヤル53の回転位置を表示して刃ユニット9の
設定高さを表示する手段15の構成は変更することがで
きるものである。
【0051】しかして、本体グリップ部29bを片手で
持ち、親指でダイヤル53を回転動作をするとき、刃ユ
ニット9の設定高さはクリック感・視覚の両感覚で認識
でき、その表示位置は本体グリップ部29bとダイヤル
53を挟んで反対側にあるため、ダイヤル53の操作時
に指で隠れることがなく、見やすいものである。
【0052】
【発明の効果】請求項1においては、外刃を備えた刃ユ
ニットの設定高さを調整可能に構成するとともに本体ハ
ウジングの正面側に操作スイッチを設けた電気かみそり
であって、刃ユニットの高さを調整させるダイヤルを操
作スイッチを設けた本体ハウジングの中央より刃ユニッ
ト側に設けてあるから、刃ユニットの高さの設定はダイ
ヤルの操作によっておこなうことができるのであり、使
用者が刃ユニットの高さを意図的に調整することができ
ることから、使用者の髭の濃さや髭の長さ、肌のデリケ
ート度合、肌への押付力のばらつきに対処することがで
きるのであり、しかも、ダイヤルは操作スイッチを設け
た本体ハウジングの中央より刃ユニット側に設けてある
ことから、電気かみそりを持ちながら持ち手でダイヤル
の操作を簡単におこなうことができるという利点があ
る。
【0053】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、ダイヤルは本体ハウジングの幅方向の中央部に位
置させてあるから、請求項1の効果に加えて、使用者の
利き手に影響を与えないという利点がある。
【0054】請求項3においては、外刃を備えた刃ユニ
ットの高さを調整可能に構成した電気かみそりであっ
て、ダイヤルの裏面に偏心カム溝を設け、刃ユニット側
に偏心カム溝に挿入される係合突起を設け、偏心カム溝
に係合突起を挿入してダイヤルの回転によって刃ユニッ
トを昇降可能に構成し、刃ユニットの高さを最も低い位
置にする偏心カム溝とダイヤルの中心との距離を最小に
したから、外刃に対して内刃を押上げるばね力の反力に
より刃ユニットの高さが低い時ほど更に高さを引き下げ
る方向の操作力が大きくなるのであるが、偏心カム溝の
ダイヤルの回転中心からの距離を刃ユニットの設定高さ
位置を最も低い位置にする際の溝部の距離が最小になっ
ていて、刃ユニットの高さを引き下げる操作力を小さく
することができる。
【0055】請求項4においては、請求項3の構成に加
えて、ダイヤルの裏面の偏心カム溝を円形に形成すると
ともにダイヤルの中心から偏心させて設けてあるから、
請求項3の効果に加えて、ダイヤルの操作は同一方向へ
の回転で刃ユニットの高さを自在に切り替えることがで
きるという利点がある。
【0056】請求項5においては、請求項1乃至4のい
ずれかの構成に加えて、ダイヤルの表面に凹凸部を形成
したから、請求項1乃至4のいずれかの効果に加えて、
ダイヤルの回転操作性を高めることができるという利点
がある。
【0057】請求項6においては、請求項5の構成に加
えて、凹凸部を弾性材料にて形成させてあるから、請求
項5の効果に加えて、ダイヤルの回転操作性を良好にか
つ指当たりの刺激緩和を図ることができるという利点が
ある。
【0058】請求項7においては、請求項1乃至6のい
ずれかの構成に加えて、ダイヤルに刃ユニットの高さを
表示する手段を設けてあるから、ダイヤルの回転位置に
よって刃ユニットの設定高さを目視によって分かり、使
いやすいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の正面図である。
【図2】同上の正断面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】同上の要部の分解斜視図である。
【図5】同上の要部の分解斜視図である。
【図6】同上の要部の分解斜視図である。
【図7】同上の要部の分解斜視図である。
【図8】同上の要部の分解斜視図である。
【図9】同上の要部の分解斜視図である。
【図10】同上の偏心カム溝の作用を示す説明図であ
る。
【図11】同上の偏心カム溝の作用を示す説明図であ
る。
【図12】(a)乃至(h)はダイヤルを示す正面図で
ある。
【図13】(a)(b)(c)はダイヤルにおける表示
機能を示す正面図である。
【図14】同上の他の実施の形態の断面図である。
【図15】(a)ダイヤルの斜視図、(b)(c)は正
面図である。
【図16】同上の偏心カム溝の他の実施の形態を示す説
明図である。
【図17】本発明の偏心カム溝を示す説明図である。
【図18】同上の偏心カム溝の他の実施の形態を示す説
明図である。
【図19】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング 4 外刃 9 刃ユニット 14 外刃 15 高さ調整表示手段 33 係合突起 52 偏心カム溝 53 ダイヤル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津塩 俊之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山崎 正信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3C056 BB17 BC03 HA04 HA07 HA19 HA24 HC03 JA07 JA18 JC05 JC10 JE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外刃を備えた刃ユニットの設定高さを調
    整可能に構成するとともに本体ハウジングの正面側に操
    作スイッチを設けた電気かみそりであって、刃ユニット
    の高さを調整させるダイヤルを操作スイッチを設けた本
    体ハウジングの中央より刃ユニット側に設けて成ること
    を特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 ダイヤルは本体ハウジングの幅方向の中
    央部に位置させて成ることを特徴とする請求項1記載の
    電気かみそり。
  3. 【請求項3】 外刃を備えた刃ユニットの高さを調整可
    能に構成した電気かみそりであって、ダイヤルの裏面に
    偏心カム溝を設け、刃ユニット側に偏心カム溝に挿入さ
    れる係合突起を設け、偏心カム溝に係合突起を挿入して
    ダイヤルの回転によって刃ユニットを昇降可能に構成
    し、刃ユニットの高さを最も低い位置にする偏心カム溝
    とダイヤルの中心との距離を最小にしたことを特徴とす
    る電気かみそり。
  4. 【請求項4】 ダイヤルの裏面の偏心カム溝を円形に形
    成するとともにダイヤルの中心から偏心させて設けて成
    ることを構成とする請求項3記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 ダイヤルの表面に凹凸部を形成したこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気か
    みそり。
  6. 【請求項6】 凹凸部を弾性材料にて形成させて成るこ
    とを特徴とずる請求項5記載の電気かみそり。
  7. 【請求項7】 ダイヤルにダイヤルの回転に伴う刃ユニ
    ットの高さを表示する手段を設けて成ることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずかに記載の電気かみそり。
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