JPH0811743A - 車体のフレーム構造 - Google Patents

車体のフレーム構造

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Publication number
JPH0811743A
JPH0811743A JP14627794A JP14627794A JPH0811743A JP H0811743 A JPH0811743 A JP H0811743A JP 14627794 A JP14627794 A JP 14627794A JP 14627794 A JP14627794 A JP 14627794A JP H0811743 A JPH0811743 A JP H0811743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy absorbing
frame
frame structure
energy
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14627794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nagae
寛之 長江
Yasuo Miki
康男 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP14627794A priority Critical patent/JPH0811743A/ja
Publication of JPH0811743A publication Critical patent/JPH0811743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏角面への衝突においてもフレームの変形モ
ードを適正化し、所望のエネルギー吸収を得ることがで
きるフレーム構造の提供。 【構成】 サイドメンバー101,103とクロスメン
バー105よりなるフレーム本体において、サイドメン
バー101,103の先端にエネルギー吸収部材11
0、130を配設する。さらに、エネルギー吸収部材1
10,130はフレーム本体(クロスメンバー105、
キャブマウント107)に固着されたプレート201,
203で被覆されて、支持されている。プレート20
1,203はエネルギー吸収部材110,130に斜め
から入力した力に対して、エネルギー部材110,13
0の横倒れを防止し、所望の変形モードによってエネル
ギーの吸収をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車体のフレ
ーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームによる衝撃の吸収をなす車体部
分を図4に示す。この例によれば車体10のフレーム1
2は衝撃緩衝のバンパ14内にその先端を配設されてい
る。そして、従来のフレーム構造は衝突安全性能を向上
するため、クラッシュスペースを有効に活用する方法を
採っている。例えば、フレームによるエネルギー吸収量
を増す方法として、サイドフレーム122,124の先
端部分をできる限り前方に延設したり、あるいは、別体
のエネルギー吸収部材123,125をフレーム12
2,124の先端に取り付ける(図5参照)等の工夫を
していた。
【0003】また、図8に示すように、フレームのサイ
ドメンバー17の先端部分を外側に膨出させたサイドメ
ンバ本体18とクロージングプレート19とにより閉断
面を形成した中空体で形成することにより、バンパ14
が受けた衝撃が、アーマチュア15からステー16を介
してフレームに入力されたとしても、この衝撃力をサイ
ドメンバの閉断面に直接伝達し、閉断面部内で確実に分
散するよう構成した車両のサイドメンバ構造が特開平5
−270434号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、サイドフレー
ムを延ばしたり、別体のエネルギー吸収材をサイドフレ
ームの先端に取り付けた構成のフレームを有する車体
が、障害物に対して直角(正面から)衝突した場合と、
偏角状態で衝突した場合におけるフレーム先端の変形状
態を見る。正面衝突の場合(図6参照) フレーム122,124の先端に取り付けたエネルギー
吸収部材123,125に対して、衝撃力はフレーム長
手軸方向に入力されるので、エネルギー吸収部材12
3,125はフレーム長手軸方向に圧壊し、衝撃力のエ
ネルギー吸収機能を果たす。
【0005】偏角状態で衝突の場合(図7参照) フレーム122,124の先端に取り付けたエネルギー
吸収部材123,125に対して、衝撃力は斜めの角度
から入力される。エネルギー吸収部材123は斜め方向
の力に抗しきれず、横方向に倒れる場合があった。この
ような状況においてはこの種のエネルギー吸収部材は変
形モードが不安定で所望したエネルギーの吸収が得られ
なかった。また、前述の開示された車両のサイドメンバ
構造は部品点数が多く、構成が複雑であり組立工数等の
点から、不経済なものとなった。
【0006】そこで、この発明はフレーム先端にエネル
ギー吸収部材を装着する形式のフレームにおいて、フレ
ーム先端を支持するプレート部材を配設することによ
り、偏角面への衝突においてもフレームの先端の変形モ
ードを最適化して所望するエネルギー吸収を得ることが
できるフレーム構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフレーム構造
は、車体の前後方向に平行に配設されるサイドメンバー
と、サイドメンバー間を連結するクロスメンバーを備え
たフレーム本体と、先端をフレーム本体に固着したプレ
ートで被覆、支持されてなるエネルギー吸収部材をサイ
ドメンバーの先端に配設してなる構成を具備する。
【0008】
【作用】車体が障害物に正面から衝突したとき、衝撃は
エネルギー吸収部材の変形(圧壊)により吸収緩和され
る。障害物に対して偏角状態で衝突したときは、サイド
メンバーの先端に配設するエネルギー吸収部材は横方向
に倒れようとするが、フレーム本体に固着されたプレー
トがエネルギー吸収部材を支持して横倒れを防止し、正
面からの衝突と同様な変形モードによりエネルギーが吸
収される。
【0009】
【実施例】本発明のフレーム構造を図面により説明す
る。図1は、本発明の実施例に係るフレーム構造の先端
部分の上面図である。自動車の車体のフレームの先端部
部は平行する第1のサイドメンバー101、第2のサイ
ドメンバー103、および第1のサイドメンバー10
1、第2のサイドメンバー103を固着するファースト
クロスメンバー105を備え、フレーム本体を形成して
いる。
【0010】第1のサイドメンバー101、第2のサイ
ドメンバー103の先端は延設してエネルギー吸収部材
110、130を形成して、ファーストクロスメンバー
105より前方に突出させている。ファーストクロスメ
ンバー105より突出するエネルギー吸収部材110、
130上には、プレート201,203を装着する。プ
レート201,203はエネルギー吸収部材110,1
30が有する横倒れで発生する力より高い引っぱり抗力
を有する素材で形成した板状体である。
【0011】プレート201、203は一端をファース
トクロスメンバー105上に載置し、エネルギー吸収部
材110,130の端面を被覆し、他端をキャブマウン
ト107上に載置されて配設される。そして、止め具3
0によりプレート201,203はファーストクロスメ
ンバー105、エネルギー吸収部材110,130の端
面、キャブマウント107に固着されている。なお、プ
レートはその端をキャブマウントではなくバンパーマウ
ントに固着する場合もある。また、プレートの固着手段
は溶接としても良い。
【0012】このように構成されているフレーム構造の
作用を説明する。 (1)障害物に直角に衝突した場合(図2参照、ここで
は説明の都合上第1のサイドメンバー101側を図示し
ている) サイドメンバー101の先端に延設したエネルギー吸収
部材110はサイドメンバー101の長手軸方向に入力
した衝撃力R1により、プレート201を介してエネル
ギー吸収部材110を押圧し、エネルギー吸収部材11
0が圧壊してエネルギーを吸収する。この場合にはプレ
ートが撓んで生じる抗力は無視できる程度とし、エネル
ギー吸収部の所望する変形モードとエネルギーの吸収が
得られる。
【0013】(2)障害物に対して偏角状態で衝突した
場合(図3参照) 斜め方向から入力した衝撃力R2に対してエネルギー吸
収部材110はクロスメンバー105方向xに倒れ込も
うとする。しかし、キャブマウント側のプレート211
は張力の範囲内で伸長して追従するが、以上の力に対し
てはエネルギー吸収部材110を押圧する力、方向yの
力が働く。この力により、エネルギー吸収部材110は
圧壊してエネルギーを吸収する。このとき、ファースト
クロスメンバー105側のプレート221は撓んでエネ
ルギー吸収部材110の変形に影響を及ぼさない。この
場合には衝撃により入力される方向側に倒れようとする
エネルギー吸収部に対して、プレートには横倒れを防止
する方向にテンションが生じ、エネルギー吸収部の所望
する変形モードとエネルギーの吸収が得られる。
【0014】以上説明したように、本発明によるフレー
ム構造は偏角面への衝突においてもエネルギー吸収部材
110,130は所望する変形モードでエネルギーの吸
収が得られ、衝撃エネルギーの吸収が確実に実行され
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、フレーム本体の
先端に装着するエネルギー吸収部材が、フレーム本体に
固着されたプレートにより支持されているので、偏角面
への衝突においても、確実に衝撃力を吸収できる。ま
た、本発明のフレーム構造は従来のフレームにプレート
を装着した簡単な構成であって、確実なエネルギー吸収
力が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレーム構造の要部の上面図。
【図2】本発明によるフレーム構造の作用の説明図。
【図3】本発明によるフレーム構造の作用の説明図。
【図4】車体の一部説明図。
【図5】従来のフレーム構造の斜視図。
【図6】従来のフレーム構造の作用説明図。
【図7】従来のフレーム構造の作用説明図。
【図8】他の従来のフレーム構造の説明図。
【符号の説明】
10 車体 30 止め具 101,103 サイドメンバー 105 クロスメンバー 110,130 エネルギー吸収部材 201,203 プレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に平行に配設されるサイ
    ドメンバーと、サイドメンバー間を連結するクロスメン
    バーを備えたフレーム本体と、サイドメンバーの先端に
    配設するエネルギー吸収部材を有する車体、又はクロス
    メンバーより前方に延びたサイドメンバーをエネルギー
    吸収部材とする車体のフレーム構造において、 エネルギー吸収部材はその先端をフレーム本体に固着し
    たプレートで被覆、支持されてなる車体のフレーム構
    造。
  2. 【請求項2】 プレートはエネルギー吸収部材を横倒れ
    させる力に対して高い引っぱり抗力を有する素材で形成
    してなる請求項1記載の車体のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 プレートはエネルギー吸収部材の先端に
    固着されてなる請求項1記載の車体のフレーム構造。
JP14627794A 1994-06-28 1994-06-28 車体のフレーム構造 Pending JPH0811743A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14627794A JPH0811743A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 車体のフレーム構造

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JP14627794A JPH0811743A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 車体のフレーム構造

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Publication Number Publication Date
JPH0811743A true JPH0811743A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15404092

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14627794A Pending JPH0811743A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 車体のフレーム構造

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JP (1) JPH0811743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248603A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nissan Motor Co Ltd バンパの取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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