JPH081167U - 着脱式発電機付電動バイク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二輪車にバッテリーを積載して、モーター
を駆動して走行させるとき、バッテリーの放電によるパ
ワーの減衰をカバーするため、小型の発電機を積載し
て、これを始動して発電させ、これによって充電するこ
とによって、電動バイクの行動半径を拡大することを目
的とする。 【構成】 バッテリーの電源によって走行する電動バ
イクの、バッテリーの減衰する電力をカバーして、充電
する目的で小型の発電機を着脱できるように積載して構
成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は、通常自転車として使用できる車体に、バッテリーと駆動用のモーター を取り付け、自転車としての使用に併せて、電動バイクとして使用することもで きるようにしたもので、そのバッテリーの充電をするとき、車載の発電機を用い て行うようにしようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の電動式バイクは、二輪車にバッテリーとモーターを取り付けたもので、 バッテリーを消耗すると、その都度停車して、充電装置のある場所で一定時間を かけて充電しなければならず、その行動範囲が限られたものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前述のとおり、電動バイクは、音も静かで無公害の簡便な乗物であるが、バッ テリーが消耗すると、動きが取れないという欠点をもっており、実用性の乏しい 乗物であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の電動バイクは、着脱式の発電機を装備できるので、バッテリーの状態 や目的地までの距離等によっては、発電機を積み込み、これを用いて、随時充電 することができるので、行動範囲も広がり、車載の発電機は小型のガソリンエン ジンで発電するもので、音も小さく排気ガスも少なく、公害の発生性も問題にな らない等の利点もあり、さらに、ペダルを使うこともできるので、自転車として も使えるものとした。 又、長い下り坂などでは、駆動用のモーターを使って発電して、これも充電に 使用できることとした。

【０００５】

【作 用】 この電動バイクを使うときには、ハンドル中程に設けたコントロール用のボッ クスに、スイッチを接断するキーを挿入して、モーターを駆動すれば、そのプー リーを介してベルトで後輪を駆動することとした。 又、バッテリーの容量は、 コントロールボックスにアンペアメーターで表示され、必要に応じて車載の発電 機のエンジンを、始動用レバーを引き起こして始動すれば、一定量の発電が得ら れ、車載することによって自動的にバッテリーに充電する端子が接続されていて 、これによって充電がされることとなるので、過放電の心配もなく、運転するこ とができるという作用を持つものである。

【０００６】

【実施例】

本案は、バッテリーでモーターを駆動して、二輪車を走らせるもので、そのバ ッテリーを必要に応じて充電するために、充電用の発電機を積載してあり、充電 の必要が発生した場合には、随時に発電機を始動して、充電することができるの で、電動バイクとしての簡便性と、走行中にバッテリーの過放電等を心配するこ ともなく、その利便性を発揮することができるのである。

【０００７】

【考案の効果】

以上に述べたとおり、本案は自転車と同じような簡便さと、電力による駆動を 主とするため、充電中以外は排気も音も無く公害性も皆無に等しいので、市街地 の使用に最適の移動手段として多大の効果を持つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の側面図

【図２】本案の平面図

【図３】本案の背面図

【符号の説明】

１、バイク車体 ２、バッテリー ３、モーター ４、プーリー ５、駆動用ベルト ６、発電機 ７、スイッチ ８、コントロールボックス ９、充電用端子 １０、給油用蓋 １１、番号灯兼尾灯 １２、方向指示灯 １３、始動レバー兼携帯グリップ １４、ペダル １５、アンペアメーター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本案はバッテリーによってモーターを
   駆動し、これによって走行する電動式のバイクに、バッ
   テリーの放電を補うために、ガソリンエンジンを用いて
   発電する発電機を、必要に応じて積載し、これによって
   充電を繰り返して、その行動半径を拡大し、充電作業を
   容易にすることによって、公害性の少ない電動バイクを
   提供するものである。