JPH08115619A - 撥水性電線とその製造方法 - Google Patents

撥水性電線とその製造方法

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JPH08115619A
JPH08115619A JP6274336A JP27433694A JPH08115619A JP H08115619 A JPH08115619 A JP H08115619A JP 6274336 A JP6274336 A JP 6274336A JP 27433694 A JP27433694 A JP 27433694A JP H08115619 A JPH08115619 A JP H08115619A
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健一 高井
Atsushi Ueno
淳 上野
Kenichi Mochizuki
研一 望月
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孝之 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シース表面を撥水性として、特に積雪に対し
て耐候性を有する電線及びその製造方法を提供する。 【構成】 中心ケーブルユニット(10)を有する絶縁
電線の保護シース(12)の表面に多数の切り溝(1
3)を形成し、この切り溝(13)に対して低分子量4
弗化エチレン微粒子(14)を圧着して表面が平坦とな
るように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面が撥水性とされてい
る絶縁電線に係わり、特にその絶縁電線の製造方法を提
供するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の電話線が収容されている電話回線
ケーブル、または多数の光ファイバ心線が収納されてい
る光ケーブルは、一般的に回線部分を構成するユニット
の最外殻表面がポリエチレンからなるプラスチックシー
スによって被覆され、戸外においては耐候性のあるケー
ブルとして架設されることになる。
【0003】ところで、このような通信回線は戸外に敷
設されるため、特に豪雪地帯では通信回線の表面に氷雪
が付着して重量が増した状態で風などによって揺すられ
ると、ユニット内部に障害が発生したり簡単に断線する
等の事故が発生する。そこで、実用新案登録第1981
394号や第1981395号にみられるように粗面し
た4弗化エチレン樹脂テープを電線表面に巻き付ける方
法や、電線の表面を弗素樹脂で被覆した後、その表面を
粗面化した導電線が提案されている。しかし、上記のよ
うな架空伝染は撥水加工した絶縁電線の表面が傷がつく
と電線表面が容易に露出し、着雪防止効果が簡単に消失
するという問題がある。
【0004】また、特開平6−111630号公報にみ
られるように、架空電線を構成する金属線の表面に微細
な凹凸の粗面を形成し、その表面に末端までCF3 化さ
れた低分子量の4弗化エチレン樹脂の被覆層を設けるも
のが提案されている。しかし、上記の架空電線路は4弗
化エチレン樹脂の被覆層を適当な界面活性剤等を用いて
分散させ、この分散液中に線材を直接浸漬又は静電塗装
法等でコーティングしたものであるから、例えば電話線
に見られるような表面がシースに被覆されている絶縁電
線に適用することは困難になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特に豪雪地帯
で使用される通信回線の場合は通信ケーブルの表面とな
るPE又はプラスチックシースに対して何らかの撥水対
策を施し、氷雪が付着することを防止する処置を施すこ
とが要請される。
【0006】上記氷雪対策の1つとしては、 (1)撥水性の高い樹脂であるテフロン(商品名)をケ
ーブルの外被シースとして押出し成形し電線とする。 (2)ポリエチレンシース表面に接着剤を塗布するか、
化学処理等を行った後テフロンをコーティングして撥水
性を高くし、雪が付着しないようにする。 (3)化学処理と高温処理によってテフロンをシース表
面にコーティングする。等が考えられている。
【0007】しかし上記(1)〜(3)に記載されてい
る方法は、いずれもテフロンを高温に加熱し押出し成形
やコーティングを行う必要があり、通常の通信ケーブル
の製造工程では温度上昇の点から適応することが困難で
ある。また、化学処理による場合は耐候性及び使用環境
を考慮した時に材料選定の困難性や、信頼性、あるいは
製造設備の点において各種の問題があり、既存のケーブ
ル製造設備にそのまま適応することが極めて困難になる
と共に、実際上環境破壊がないように材料をどのように
選定するかという問題が残る。
【0008】
【課題解決するための手段】本発明は上記したような問
題点を低減する撥水性電線及びその製造方法を提供する
ものであって、第1の発明は電線を構成するプラスチッ
クシース表面に例えばワイヤブラシ等によって凹凸の粗
面を形成し、その表面に高速で撥水性を有する低分子量
4弗化エチレンの粉体を噴射して粉体をプラスチックシ
ース内に埋め込み、その表面を平坦となるように加工し
て撥水性を有するケーブルとしたものである。
【0009】また、第2の発明は上記したような撥水性
の表面を有する電線を形成するために、ケーブルユニッ
トに対してポリエチレン被覆を押出してシースを形成
し、その表面を粗面加工すると共に押出し直後の前記ポ
リエチレンシース表面に低分子4弗化エチレン微粒子粉
体を噴射し、その後に圧着成形することによって撥水性
のシース表面を有する電線を製造するものでる。なお、
上記圧着成形は上記低分子量4弗化エチレン微粒子粉体
の絶対温度で測定した温度融点の1.3倍より低く、か
つポリエチレンの軟化点温度よりは高い温度で再加熱し
た後に行われるようにし、上記低分子量4弗化エチレン
微粒子粉体は振動板上に少量ずつ落下する微粒子粉体を
空気と共にホース内に吸引し、ノズルを介して上記ポリ
エチレンシース表面に吹きつけるようにしている。
【0010】
【作用】低分子量4弗化エチレンは他の物質、特にポリ
エチレンとの接着性が極めて小さいため、ポリエチレン
によって被覆されているケーブルのシースの表面に単純
に噴射しても時間の経過と共に脱落してしまい、撥水性
の作用を長く保持させることはできないが、本発明の場
合は低分子量4弗化エチレン微粒子分体を表面に付着さ
せるために粗面加工を施し、粗面加工によって形成され
た多数の小さい凹状の溝、またクロスポイント(陥没部
分)に大部分の低分子量4弗化エチレン微粒子の紛体が
捕捉されるようにしている。したがって、経時変化によ
って低分子量4弗化エチレン微粒子紛体が脱落すること
がなくなり、撥水性を長年にわたって維持することがで
きる。
【0011】分子量が500以上20000以下の末端
まで弗素化した低分子量4弗化エチレン微粒子の粉体
は、元々拡散性が非常に悪くホース内でブリッジと呼ば
れる紛体の壁を作り易く円滑な供給が困難であるが、粉
体を供給する装置として振動板を利用し粉体の拡散が行
われるようにしたので、供給ホース内で紛体の目づまり
を起こすことなく、シース表面に均一に噴射することが
できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の撥水性の絶縁電線の概要の一
部を断面で示したものである。この図において、10は
電話回線の場合は多数の絶縁導線10A、10A・・・
・・が集合されているケーブルユニットであり、このケ
ーブルユニット内は光ファイバを集合する場合もある。
11はケーブルユニットに対して遮蔽効果を奏するシー
ルド層であり、通信回線が同軸ケーブルの時は外部導体
ともされる。12はポリエチレン等からなる保護シース
であって、一般的にポリエチレンからなる合成樹脂の押
出し成形によって形成されている。
【0013】本発明の絶縁電線は、この保護用のシース
12に対して撥水性を持たせるためにその表面に凹条の
切り溝13が多数切り込まれており、この切り溝13に
対して低分子量4弗化エチレン微粒子分体の粉体14が
吹きつけられ圧着成形されている。上記低分子量4弗化
エチレン微粒子は分子量が500〜20000以下の末
端で弗素化したものであり、その粒径は約10μm程度
のものである。
【0014】図2はこの切り溝13の外表面の様子を示
したものであり、この実施例の場合はシースに対して斜
め方向に接触している第1のワイヤブラシによって掻き
溝13Aが、また第2のワイヤブラシによってほぼ直交
する方向に切り溝13Bが切られている。そして、その
交点をクロスポイントで13Cで示している。
【0015】この溝の深さは、例えばシースの直径によ
って異なるが通常10ミクロン〜100ミクロンとされ
る。そして、後で述べるスプレー用のエアーガンから強
い圧力で低分子量4弗化エチレン微粒子の粉体が噴射さ
れ、特にクロスポイント13Cの部分の部分を中心に強
制的に付着されている。そして、その後に所定の温度で
加熱してローラダイスで圧接して表面処理を施すことに
より、低分子量4弗化エチレン微粒子の一部をポリエチ
レンのシース内に埋設、固定する。そして絶縁電線の表
面に露出している低分子量4弗化エチレン微粒子の存在
によってシース表面に撥水性を持たせたものである。
【0016】図3は撥水性の目安である水滴の形状(接
触角θ)を示したもので、シース表面Hに対して水滴W
が付着したときに(a)の場合は極めて高い撥水性があ
ることを示している。また、同図(b)の場合は水滴W
によって表面が少し濡れた状態を示し、同図(c)はさ
らに表面Hの濡れが大きくなっていることを示してい
る。すなわち、水滴Wと表面Hの接触角θが大きくなる
ほど撥水性が高くなり、水すなわち氷雪が付着しにくく
なることを示している。
【0017】ちなみに、各種の主要なプラスチック材に
対する上記接触角は、FEP(テトラフロロエチレン−
ヘキサフロロプロピレン共重合体)が115°、シリコ
ーン樹脂が90°〜110°、ポリエチレンが88°で
あり、FEPが最も撥水性に対しては優れている。しか
し、接着エネルギーは逆にFEPが42.0(dyin
/cm)、シリコーン樹脂が47.8〜2.7、ポリエ
チレンが75.2であり、FEPは付着加工が最も困難
になる。
【0018】本発明の撥水性電線は、上記した問題点を
解消するために以下に述べるような製造方法によって、
ポリエチレンシース表面にテフロン加工を行うようにし
ている。図4は本発明の絶縁電線の製造法の概要の例を
示したもので、21は前記した電線を供給するサプライ
ドラム、22、23は繰り出された電線1に対して接触
して回転するように配置されている第1及び第2の表面
処理装置を示し、この表面処理装置22、23には電線
1を軸中心として回動するように内周側に金属ブラシが
植え込まれている回転体22A、23Aが設けられてい
る。 そして、この回転体22A、23Aは外周側の歯
車(傘歯車)を介してモータ22B、23Bにより相互
に反対方向に回転駆動される。
【0019】左方向に進行してる電線1は、次に粉体噴
射装置24に突入し、この粉体噴射装置によって前記し
た低分子量4弗化エチレン微粒子の粉体がシース表面に
吹き付けられる。この吹き付けは、例えば2個のエアー
ガン24A、24Bによって例えば2方向から行われ
る。エアーガン24A、24Bには高圧空気を供給する
パイプ24Dから高圧の空気供給され、これがエアーガ
ン内部に真空状態を作りノズルから噴出するようになさ
れており、この高速の空気流によってパイプ24Cを介
して供給されている低分子量4弗化エチレン微粒子の粉
体がガンの中に吸い込まれノズルの先端からシース表面
に吹き付けられる。
【0020】25は前記低分子量4弗化エチレン微粒子
紛体を供給する紛体供給部を示し、この粉体供給部25
には低分子量4弗化エチレン微粒子の粉末が貯蔵されて
いるホッパ25A、このホッパー25Aから落下してい
る粉体を受けて前記パイプ24Cに供給する振動板25
Bが設けられている。そして、この振動板25Bは電磁
バイブレータ25Cによって高い振動が与えられ、ホッ
パー25Aから落下している粉体を一定量だけ移送し、
パイプ24Cに落として行くように構成されている。し
たがって、紛体がホース内でブリッジという壁を形成し
て目づまりを起こすことを防止し、エアーガンの先端の
ノズルから強い圧力でシース表面に吹き付けられる。
【0021】26は絶縁電線の表面に付着した粉体を所
定の温度で加熱する加熱装置であり、この加熱装置によ
って例えば低分子量4弗化エチレン微粒子分体の絶対温
度で計った融点のおよそ1.3倍より低く、かつポリエ
チレンの軟化温度よりは高い温度で加熱される。そし
て、この状態で次の圧着成形装置27に送られ絶縁電線
の表面に圧接している複数のローラ及びダイス27Aに
よって表面の凸凹が種々の角度から平坦になるように成
形される。すなわち、この圧着によって表面に付着して
いる低分子量4弗化エチレン微粒子の粉体はポリエチレ
ンシースの切り溝やクロスポイント内に埋設固定され、
脱落しないように処理されることになる。なお、28は
上記した撥水処理が行われたケーブルのキャプスタン装
置であって、このキャプスタン装置によって緩みなく、
図示しない巻取り装置に巻取られる。
【0022】図5は上記した製造法によってケーブルの
保護シースの撥水性の表面が形成される様子を推測した
図面であって、まずシースの表面は(a)の状態から表
面処理装置22において表面に圧接している回転ブラシ
で粗面加工を施すことによって多数の小さな切り傷13
(A、B)が刻切される。そして、この表面に対して図
6に示しように一方の口Paから圧縮エアー(5Kg/
cm2 〜20Kg/cm2 )が供給され、他方の口Pf
から前記低分子量4弗化エチレン微粒子の粉体が供給さ
れているエアーガン(一般的にはスプレーガンとして知
られている)24(A、B)により粉体を吹き付ける
と、その紛体14が一部は前記切り傷13で捕捉され表
面に付着した状態になる。紛体の粒径は、例えば10ミ
クロン程度である。この粒径は小さいほど付着し易くな
るが、あまり小さいと人体への害もあって適当な粒径以
上が選択される。
【0023】次にこのケーブルが加熱装置26におい
て、低分子量4弗化エチレン微粒子の絶対温度で計った
融点のほぼ1.3倍で、かつポリエチレンの軟化点より
高い温度に加熱することによって図の(d)に示すよう
に表面を柔らかくし、この状態で、次の表面処理用のロ
ーラダイスを通すことによって低分子量4弗化エチレン
微粒子分体の粒体を完全にポリエチレンの内部に押し込
むように成形する(e)。
【0024】このような状態に表面が成形されると、低
分子量4弗化エチレン微粒子はシース表面に完全に捕捉
された状態になるから、その後は多少の衝撃や、屈曲が
シースに加わっても表面に付着した低分子量4弗化エチ
レン微粒子は容易に離脱しないようになる。
【0025】図7( a) は本発明の絶縁電線に水をかけ
て、その表面がどのような濡れ状態になっているかを拡
大している水滴の拡大図を示したもので、ポリエチレン
表面に何も撥水加工を施していない絶縁電線の場合を同
図(b)に示す。この図から理解されるように、本発明
の絶縁電線では水滴Wの接触角はほぼ110.4°であ
り、何も加工を施していないポリエチレンシースの場合
の接触角82°に対してかなりの撥水性を期待すること
ができる。
【0026】なお、上記した製造方法は一例を示したも
のであって、シース表面の粗面加工はサンドブラスト法
とすることも可能である。また、低分子量4弗化エチレ
ン微粒子紛体の噴射装置はケーブルの長さ方向に開口を
有するエアーガンによって形成することができる等、当
業者であれば種々の吹き付け方法を採ることも可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の撥水性電線
及びその製造方法は、従来表面に付着させることが困難
であった撥水性の合成樹脂として低分子量4弗化エチレ
ン微粒子を採用し、この低分子量4弗化エチレン微粒子
をシースの表面に粗面加工を施し、その後に加圧空気と
共に吹き付けるようにしているため低温で撥水性の加工
ができ、既存のポリエチレンシースに対しても低分子量
4弗化エチレン微粒子分体の付着率を高くすると共に、
付着後にその脱落がほとんどないように加工することが
できる。
【0028】また、加工後には長年にわたって撥水性が
失われないことになり、豪雪地帯における積雪障害を緩
和することができるという優れた効果を得ることができ
る。さらに、シース表面の水はけ性能が優れているた
め、万一ケーブルに氷雪が付着した時でもその後の解凍
における氷雪の離脱が早くなり、障害事故を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁電線の断面及びその一部を示す図
である。
【図2】絶縁シース表面の切り溝(掻き溝)の様子を示
す図である。
【図3】水滴が樹脂表面に付いた時の撥水性の様子(濡
れ)を示す図である。
【図4】本発明の絶縁電線の製造方法を示し図である。
【図5】絶縁シース表面に低分子量4弗化エチレンを付
着する工程の説明図である。
【図6】低分子量4弗化エチレン部粒子を噴射するため
のエアーガンの一例を示す断面図である。
【図7】本発明の絶縁電線と撥水加工を施していない絶
縁電線の水滴の様子を示す図である。
【符号の説明】
10 ケーブルユニット 11 遮蔽層 12 絶縁シース 13 切り溝 14 低分子量4弗化エチレン 21 サプライドラム4 22、23 表面処理装置 24 紛体噴射装置 25 紛体供給部
フロントページの続き (72)発明者 上田 利信 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・テイ・テイ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山内 五郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高井 健一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 上野 淳 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番10号 日本 大洋海底電線株式会社内 (72)発明者 望月 研一 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番10号 日本 大洋海底電線株式会社内 (72)発明者 金子 孝之 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番10号 日本 大洋海底電線株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外被を形成するプラスチックシース表面
    を粗面加工し、低分子量4弗化エチレン微粒子粉体を噴
    射して上記粗面加工した表面から打ち込み、少なくとも
    その一部が前記プラスチックシース内部に埋設された状
    態で表面が平坦となるように加工されていることを特徴
    とする撥水性電線。
  2. 【請求項2】 ケーブルユニットに対してポリエチレン
    (PE)被覆を押出して外被を形成し、押出し直後の前
    記PEシース表面に低分子4弗化エチレン微粒子粉体を
    噴射し、その後に圧着成形することによって撥水性のシ
    ース表面を形成することを特徴とする電線の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記低分子量4弗化エチレン微粒子粉体
    を噴射する前に上記PEシース表面を粗面とする粗面加
    工を施すことを特徴とする請求項2に記載の絶縁電線の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 上記圧着成形は上記低分子量4弗化エチ
    レン微粒子粉体の絶対温度で測定した温度融点の1.3
    倍より低く、かつポリエチレンの軟化点温度よりは高い
    温度で再加熱した後に行われるようにしたことを特徴と
    する請求項2、または3に記載の電線の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記粗面加工は、適切な硬さのワイヤブ
    ラシをPEシース表面に圧接、回転することによって傷
    をつけることを特徴とする請求項2、3、又は4に記載
    の電線の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記粗面加工は適切な硬さのワイヤブラ
    シ2個をPEシース表面に圧接し、それぞれ反対方向に
    回転することによって傷をつけることを特徴とする請求
    項2、3、又は4に記載の電線の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記低分子量4弗化エチレン微粒子粉体
    は振動板上に少量ずつ落下する低分子量4弗化微粒子粉
    体を空気と共にホース内に吸引し、エアーガンのノズル
    を介して上記PEシース表面に吹きつけたことを特徴と
    する請求項2、3、4、5、又は6に記載されている電
    線の製造方法。
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