JPH08114904A - 感光材料処理装置及び母液供給方法 - Google Patents

感光材料処理装置及び母液供給方法

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JPH08114904A
JPH08114904A JP25062294A JP25062294A JPH08114904A JP H08114904 A JPH08114904 A JP H08114904A JP 25062294 A JP25062294 A JP 25062294A JP 25062294 A JP25062294 A JP 25062294A JP H08114904 A JPH08114904 A JP H08114904A
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tank
liquid
mother liquor
pump
processing
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JP25062294A
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English (en)
Inventor
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Yasuhiro Endo
育宏 遠藤
Yoshitetsu Shigeno
良哲 茂野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 母液の供給作業の効率よく行い、大幅に作業
時間の短縮を図る。 【構成】 補充液配管経路と処理液循環経路とを完全に
分離せず、通常は独立し、補充液の補充並びに現像液の
循環作業を行い、必要に応じてソレノイド110、11
8、124の弁切換によって、連携させるようにしたた
め、母液の供給等大量の液を迅速に供給する場合には、
吐出能力の高い遠心式ポンプ128を使用することがで
き、供給作業時間を大幅に短縮することができる。な
お、母液供給時は、誘い水をリザーバタンクに充満させ
た後、ソレノイドバルブ110の開口110A−開口1
10C間が連通し、ソレノイドバルブ118の開口11
8A−開口118B間が連通し、ソレノイドバルブ12
4の開口124B−開口124Cが連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光された感光材料を
搬送しながら、現像液、定着液、水洗水等の処理液が貯
留された処理槽へ送り込み、処理を行う感光材料処理装
置に係り、特に、前記感光材料処理装置の処理槽に処理
液を供給するための感光材料処理装置及び母液供給方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付けられた感光材料は、現像
液、定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、
定着処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り
込まれて乾燥処理される。
【0003】この感光材料の処理に応じて補充液が補充
されるようになっている。これにより、処理液は能力低
下を起こすことなく、ほぼ一定の仕上がり状態を持続す
ることができる。この補充液の補充は、自給型(ベロー
ズ式)のポンプによって行われ、補充液の1回の補充量
は比較的少量であるため、これに合わせて小容量のポン
プが適用されている。例えば、ベローズ式ポンプの能力
は、0.2 リットル/分である。
【0004】一方、補充液が補充されると、処理槽全体
として能力が充分であるにも拘らず、処理槽内での濃度
むらが起こることがある。そこで、処理槽内の処理液を
攪拌するために、一旦処理槽外へ出した後、再度戻すた
めの配管を施し、処理液の循環を行っている。この処理
液の循環により処理槽内の処理液は攪拌され、濃度むら
を防止することができる。この循環量は比較的大量であ
ることが好ましく、一般には、誘い水が必要な非自給型
(遠心式)ポンプが用いられる。例えば遠心式ポンプの
能力は、5リットル/分である。
【0005】なお、この循環用配管途中にフィルタを設
ければ、循環によってごみを取り除くことができるし、
ヒータを設置すれば、処理液温度を監視(制御)するこ
とも可能である。
【0006】ところで、処理槽内の処理液は、補充液を
処理に応じて供給し続ければ、半永久的に使用可能なも
のではなく、空気酸化による劣化もあり、ある程度の処
理量を越えると補充液を補充しても能力が回復しなくな
る。
【0007】そこで、所定の処理量となった時点で、処
理槽内の処理液を全て廃棄し、新しい処理液(以下、必
要に応じて母液という)を供給するようにしている。
【0008】この母液は、補充液タンクに一旦貯えら
れ、補充液補充配管系を用いて補充してている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補充液
補充配管系を用いて母液を供給すると、適用されるベロ
ーズ式ポンプの能力が低い(小容量、吐出量が少ない)
ため、母液の処理槽への供給に時間がかかる。例えば、
6リットルの母液を供給する場合には、30分程度の時
間がかかり、作業効率が悪い。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、母液の供給作
業の効率よく行うことができる感光材料処理装置及び母
液供給方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理液を補充槽から処理槽へ供給するための補充管
路及びこの補充管路中に設けられた比較的小容量のポン
プを備えた補充液供給手段と、前記処理槽から処理液を
吸込み該処理槽へ送り返すことにより処理液を攪拌する
ための循環管路及びこの循環管路に設けられた比較的大
容量のポンプを備えた処理液循環手段と、前記補充タン
クから前記補充管路と前記循環管路を介して前記比較的
大容量のポンプにより処理液を前記処理槽へ供給するた
めの供給管路を備えた処理液供給手段と、を有すること
を特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記供給管路
が、前記比較的小容量のポンプの吸入側の前記補充管路
と前記比較的大容量のポンプの吸入側の前記循環管路と
を繋ぐ管路であることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記供給管路と
前記補充管路との接続部に、補充槽内の処理液を処理槽
へ送るか、前記供給管路へ送るかを切り換える第1切換
手段と、前記供給管路と前記循環管路との接続部に前記
比較的大容量のポンプへ補充槽内の処理液を供給する
か、処理槽内の処理液を供給するかを切り換える第2切
換手段と、をそれぞれ配設したことを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記供給管路に
リザーバタンクと、前記補充管路の比較的小容量のポン
プの吐出側に補充槽から供給される処理液を処理槽へ送
るか、前記リザーバタンクへ送るかを切り換える第2切
換手段と、を有し、前記比較的大容量のポンプが誘い水
を必要とする非自給式のポンプであることを特徴として
いる。
【0015】請求項5に記載の発明は、感光材料の処理
量に応じた量の補充液を自給能力によって補充液タンク
から処理槽へ供給するための比較低小容量の自給型ポン
プを備えた補充液供給手段と、前記処理槽から処理液を
吸込み、かつ該処理槽へ送り返すことにより、処理液を
循環するための比較的大容量の非自給型ポンプを備えた
処理液循環手段と、を有する感光材料処理装置の処理槽
に母液を供給するための感光材料処理装置の母液供給方
法であって、前記処理槽に母液を供給する場合に、前記
母液を前記補充液タンクに入れ、この補充液タンクから
母液を前記補充液供給手段の自給型ポンプによって取込
み、この取込んだ母液を前記処理液循環手段の管路へ案
内して、該母液を前記誘い水として利用し、前記処理液
循環手段の非自給型ポンプによって前記処理槽へ供給す
ることを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記処理槽に設
けられ、前記感光材料の処理量に応じた量の補充液又は
母液を自給能力によって液タンクから取り込む自給型ポ
ンプと、前記自給型ポンプによって取り込んだ補充液を
処理槽へ案内する第1の案内路又は自給型ポンプによっ
て取り込んだ母液をリザーバタンクへ案内する第2の案
内路を選択する第1の切換弁と、前記処理槽毎に設けら
れ、誘い水のある状態で比較的大流量の処理液を取込む
非自給型ポンプと、前記非自給型ポンプによって前記処
理槽内の処理液を取り込む第3の案内路又は非自給型ポ
ンプによって前記リザーバタンク内の母液を取り込む第
4の案内路を選択する第2の切換弁と、前記自給型ポン
プの上流側に設けられ、前記液タンクから前記自給型ポ
ンプへ案内する第5の案内路又は液タンクから直接前記
リザーバタンクへ母液を案内する第6の案内路を選択す
る第3の切換弁と、前記処理槽へ母液を供給する際に、
前記第1の切換弁を制御して液タンクから前記自給型ポ
ンプによって取り込んだ母液を第2の案内路を介してリ
ザーバタンクへ供給する第1の制御手段と、前記第1の
制御手段によりリザーバタンク内への母液の供給が終了
した状態で、前記第3の切換弁を制御して液タンクとリ
ザーバタンクとを第6の案内路を介して連通する第2の
制御手段と、前記第2の制御手段による第3の切換弁の
切換制御と共に前記第2の切換弁を制御してリザーバタ
ンクに貯留された母液を第4の案内路を介して誘い水と
して非自給型ポンプによって取込み、以後第6の案内路
を介して液タンク内の母液を取込み、前記処理槽へ供給
する第3の制御手段と、を有している。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、補充タンクか
ら処理液を処理槽へ供給する場合、通常は所謂処理量に
応じて補充する補充液であるため小量である。従って、
比較的小容量のポンプを備えていればよく、補充液供給
手段によって補充液は供給する。
【0018】しかし、例えば空の処理槽へ処理液を貯留
させる場合には、作業時間を短くするためには、大量の
処理液を速く供給する必要がある。そこで、処理液供給
手段では、例えば補充タンクに処理液を入れておき、補
充管路と循環管路とを介して比較的大容量のポンプで処
理液を処理槽へ供給する。これにより、処理液の供給を
短時間で終わらせることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、前記比較
的小容量のポンプの吸入側の補充管路と、比較的大容量
のポンプの吸入側の循環管路とを繋いでおけば、処理液
の流通を自由に変更することができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、補充槽内
の処理液を処理槽へ送るか、供給管路へ送るかを第1切
換手段で切換え、さらに、比較的大容量のポンプへ補充
槽内の処理液を供給するか、処理槽内の処理液を供給す
るかを第2切換手段で切り換える。この切換操作によっ
て、処理液の案内流路を選択することができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、比較的大
容量のポンプが、非自給式である場合に、供給管路にリ
ザーバタンクを配する。ここで、比較的小容量のポンプ
の吐出側に、補充槽から供給される処理液を処理槽へ送
るか、リザーバタンクへ送るかを第3切換手段で選択す
る。これにより、処理液を比較的大容量のポンプを使用
して処理槽へ送る場合に、リザーバタンクに処理液が充
満されるため、非自給式のポンプを確実に作動させるこ
とができる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、母液を供
給する場合には補充液タンクに母液を生成しておき、自
給型ポンプによって母液を取り込む。取り込んだ母液は
通常であればそのまま処理槽へ案内されるが、自給型ポ
ンプの能力では供給に時間がかかる。そこで、取り込ん
だ母液を処理液循環手段の管路に案内する。処理液循環
手段に使用される非自給型ポンプは自給能力がないた
め、この案内された母液を誘い水として使用すれば、補
充液タンクから母液を継続して取り込むことができ、か
つ能力の高い非自給型ポンプで母液を処理槽へ送り込む
ことができる。これにより、母液供給時間を大幅に短縮
することができ、作業効率を向上することができる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、まず、第
1の制御手段により、第1の切換弁を制御して液タンク
から前記自給型ポンプによって取り込んだ母液を第2の
案内路を介してリザーバタンクへ供給する。このリザー
バタンク内の母液は、非自給型ポンプの誘い水として利
用される。
【0024】次に第2の制御手段では、第3の切換弁を
制御して液タンクとリザーバタンクとを第6の案内路を
介して連通させる。これにより、リザーバタンク内の母
液は非自給型のポンプの取込み口へと案内可能状態とな
る。
【0025】第3の制御手段では、第2の切換弁を制御
してリザーバタンクに貯留された母液を第4の案内路を
介して誘い水として非自給型ポンプによって取込み、以
後第6の案内路を介して液タンク内の母液を取込み、前
記処理槽へ供給する。
【0026】これにより、能力の高い非自給型のポンプ
を利用して母液を迅速に処理槽へ送り込むことができ
る。なお、母液の供給が終了した後は、各切換弁を通常
状態に戻せば、補充液の補充並びに循環を独立して行う
ことができる。
【0027】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0028】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入検出センサ8
0が配設されている。
【0029】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30をそれぞれ有する搬送ラック24、28、32が、
現像液、定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。
また、現像槽14と定着槽16との間、定着槽16と水
洗槽18との間には、それらの上部に搬送ローラ36及
びガイド38を備えたクロスオーバーラック34が配設
されている。
【0030】挿入口15から挿入されたフィルム20
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26、36の回転駆動によって現像液、定着液、
水洗水に順次浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗
処理が行われる。
【0031】水洗槽18と乾燥部50との間には、フィ
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20と乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗槽18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
【0032】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、乾燥部50の上流側から挿入される
フィルム20が千鳥状に配列された複数のローラ44に
よって下方へ搬送されながら乾燥された後、この乾燥タ
ーン部48で斜め上方へ向けてターンされた後、受け箱
52にストックされる。なお、図1に示されるように、
複数のローラ44の内の一部(上部斜線で示した4個の
ローラ)をヒートローラ60としてもよい。
【0033】図2には、現像槽14における配管系が示
されている。なお、他の処理槽においても同様な構成で
あるため、以下、現像槽14を例にとり説明し、他の処
理槽(定着槽16)については構成の説明を省略する。
【0034】現像槽14に対応して、装置内には補充液
が貯留された補充液タンク104が配設されている。
【0035】補充液タンク104には、配管108の一
端が配置され、この配管108の他端開口は、ソレノイ
ドバルブ110(第3の切換弁)の開口110Aに取付
けられている。このソレノイドバルブ110は、三方弁
構造であり、開口110Bは配管112を介してベロー
ズポンプ114の取込口114Aに取付けられている。
ベローズポンプ114は、自給型のポンプでありポンピ
ング動作によって断続的に取込口114Aから所定の液
を取込み、吐出口114Bから吐出することができるよ
うになっている。なお、このベローズポンプ114のポ
ンプ能力は、0.2 リットル/分である。
【0036】ベローズポンプ114の吐出口114Bは
配管116を介してソレノイドバルブ118(第1の切
換弁)の開口118Aに取付けられている。このソレノ
イドバンル118は、三方弁構造であり、開口118B
は、一端開口が現像槽14に向けられた配管120の他
端が取付けられてる。これにより、ソレイノドバルブ1
10が開口110A−開口110B間が連通され、かつ
ソレノイドバルブ118の開口118A−開口118B
間が連通されている状態で、ベローズポンプ114の作
動によって、補充液タンク104内の補充液を現像槽1
4へ案内することができる(補充液供給経路)。この補
充液供給経路は、フィルム20の処理に応じた補充液を
補充するときに使用されるようになっている。
【0037】また、現像槽14には、その底部に配管1
22の一端が取付けられ、現像槽14内と配管122の
管路とが連通している。この配管122の他端はソレノ
イドバルブ124(第2の切換弁)の開口124Aに取
付けられている。このソレノイドバルブ124は三方弁
構造であり、開口124Bは配管126を介して遠心式
ポンプ128の取込口128Aに取付けられている。こ
の遠心式ポンプ128は、非自給型であり、誘い水がな
いと液を取込み、かつ吐出することはできないが、前記
配管122が底部に取付けられているため、現像槽14
内の現像液は自重によって、遠心式ポンプ128の取込
口128Aへ案内することができる。なお、この遠心式
ポンプ128の吐出能力は、5リットル/分とされ、前
記ベローズポンプ114の25倍の能力を持っている。
【0038】遠心式ポンプ128の吐出口128Bは、
一端が現像槽14の側壁を貫通して内部と連通している
配管130の他端が取付けられている。これにより、ソ
レノイドバンルブ124が開口124A−開口124B
間が連通されている状態で遠心式ポンプ128の作動に
よって、現像液を配管122、126、130を介して
循環させることができる(処理液循環経路)。この処理
液循環経路は、現像槽14内の現像液の濃度むらや温度
むらを防止するために、電源オン状態で連続して行われ
るようになっている。なお、この処理液循環経路に、フ
ィルタを設けてもよく、現像槽14内の現像液の循環中
にごみを取り除くことができる。また、この処理液循環
経路に、ヒータを設けてもよく、現像槽14内の現像液
の温度を加温することができる。
【0039】通常、上記補充液供給経路と処理液循環経
路とは、ソレノイド110、118、124が以下の弁
開口状態とされていることになり、分離されている。 ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0B ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8B ソレノイドバルブ124→開口124A−開口12
4B ここで、本実施例の補充液供給経路と処理液循環経路と
は、全く別体のものではなく、連携されている。すなわ
ち、前記ソレノイドバルブ118の開口118Cは、配
管132を介してリザーバタンク134の第1の開口1
34Aに連通している。また、ソレノイドバルブ110
の開口110Cは、配管136を介してリザーバタンク
134の第2の開口134Bに連通している。
【0040】さらに、このリザーバタンク134は、第
3の開口134Cが配管138を介して前記ソレノイド
バルブ124の開口124Cに連通している。
【0041】リザーバタンク134は、少量の液を貯留
可能であり、前記遠心式ポンプ128との相対位置が定
められている。すなわち、リザーバタンク134の第3
の開口134Cは、ソレノイドバルブ124が開口12
4B−開口124C間が連通された場合に、遠心式ポン
プ128の取込口128Aに連通するようになってお
り、リザーバタンク134の第3の開口134Cから取
込口128Aへ流れ落ちるように互いの相対位置が決め
られている。
【0042】このため、リザーバタンク134内に貯留
された液が遠心式ポンプ128の誘い水として利用され
るようになっている。
【0043】ここで、補充液タンク104には、通常フ
ィルム処理に応じて補充するための補充液が貯留されて
いるが、フィルム処理量が所定の量に達すると、現像槽
14内の現像液を全て廃棄し、母液を供給する必要があ
る。この場合、補充液タンク104には、母液が貯留さ
れるようになっている。なお、母液が貯留されたタンク
と交換するようにしてもよい。以下、母液を供給するた
めの説明をする場合に、補充液タンク104を母液タン
ク104と読み変えて説明する。
【0044】母液を現像槽14へ供給する場合には、本
実施例ではベローズポンプ114及び遠心式ポンプ12
8の両方を適用して供給するようにしている。その準備
段階として、各ソレノイドバルブ110、118、12
4の弁開口状態は以下の通りである。 ’ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0B ’ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8C ’ソレノイドバルブ124→開口124A−開口12
4B 上記弁開口状態で、ベローズポンプ114を作動させる
と、図3の打点部分の配管に母液タンク104から母液
が取り込まれることになる。すなわち、リザーバタンク
134内を母液で充満させる配管系となる。
【0045】リザーバタンク134内に母液が充満した
状態で、各ソレノイドバルブ110、118、124
は、以下のような弁開口状態に制御されるようになって
いる。 ”ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0C ”ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8B ”ソレノイドバルブ124→開口124B−開口12
4C このような弁開口状態になると、リザーバタンク134
から母液が遠心式ポンプ128の取込口128Aに流れ
込み、この結果、遠心式ポンプ128を作動させると、
リザーバタンク134内の母液を順次現像槽14へと送
り込むことができることになる。また、リザーバタンク
134には、配管108、136を介して母液タンク1
04内の母液が常に供給されるため、母液を現像槽14
へ連続して送り込むことが可能となる(図4の打点部分
の配管参照)。
【0046】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0047】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
【0048】水洗処理が終了したフィルム20は、水洗
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
【0049】乾燥部50では、搬送ローラ44によって
フィルム20を搬送しながら、乾燥風発生部45で発生
した乾燥風を吹き付けて、フィルム20を加熱乾燥す
る。フィルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥タ
ーン部48に達すると、斜め上方に向けてターンされて
排出され、受け箱49にストックされる。
【0050】このようなフィルム処理中は、補充液供給
経路と処理液循環経路とは分離され、図2の打点部分の
配管のみが適用されるようになっている。
【0051】すなわち、フィルムの処理量に応じて、ベ
ローズポンプ114が作動して、補充液タンク104か
ら所定量の水を取込み、配管120の先端開口から補充
液が現像槽14へと吐出される。これにより、現像槽1
4内の現像液の処理能力を一定に保持することができ
る。
【0052】また、遠心式ポンプ128の作動により、
現像槽14の底部の現像液が吸い出され、現像槽14の
上部から吐出され、現像液を循環しているため、現像液
の濃度むらや温度むらが解消され、仕上がり状態を均一
に保持することができる。
【0053】ここで、所定量のフィルムの処理がなされ
ると、現像液は補充液の補充を行っても能力回復に至ら
ず、仕上がりに影響を及ぼすことになる。そこで、所定
量のフィルムの処理毎(単位時間当たりの処理量にもよ
るが、平均的には2〜3週間に一度)に現像槽14内の
現像液(もちろん、定着槽16内の定着液も同じ)を全
て廃棄して、新しい現像液(母液)を供給するようにし
ている。
【0054】このとき、母液は補充液タンク104内に
生成するか、母液が貯留されたタンクと補充液タンク1
04とを交換する(以下、母液タンク104)。
【0055】母液タンク104の母液は、通常の状態で
はベローズポンプ114を作動させることによって、現
像槽14へ案内することができる。従来は、このベロー
ズポンプ14のみを適用していたため、例えば6リット
ルの母液を現像槽14へ供給するのに30分かかってい
た(0.2 リットル/分)。
【0056】しかし、本実施例では、母液供給時に吐出
能力の高い遠心式ポンプ128を適用することにより、
母液供給時間を短縮するようにしている。以下に、この
遠心式ポンプ128を利用するための手順を説明する。
【0057】まず、現在の各ソレノイド110、11
8、124の弁開口状態は、以下の通りである。 ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0B ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8B ソレノイドバルブ124→開口124A−開口12
4B この状態から、ソレノイド110、118、124の弁
開口状態を、以下の通りに切り換える。 ’ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0B ’ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8C ’ソレノイドバルブ124→開口124A−開口12
4B この状態で、ベローズポンプ114を作動させると、図
3の打点部分の配管に母液が流れ、これにより、リザー
バタンク134内に母液が充満する。
【0058】リザーバタンク134への母液の充満を確
認後、各ソレノイドバルブ110、118、124を以
下の通りに切り換える。 ”ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0C ”ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8B ”ソレノイドバルブ124→開口124B−開口12
4C これにより、リザーバタンク134内の母液は自重によ
って、遠心ポンプ128の取込口128Aへと流れ込
み、これが誘い水として利用できることになる。この状
態で、遠心式ポンプ128を作動させると、図4の打点
部分の配管108、136、138、126、130で
母液タンク104から現像槽14へと連続的に母液を供
給することができる。このとき、遠心式ポンプ128の
吐出能力は、5リットル/分であるため、例えば前記6
リットルの母液を供給するのに、約1.2 分(約1分12
秒)で済むことになる。すなわち、1/25の時間で母
液の供給を行うことができ、作業効率を向上することが
できる。
【0059】母液の供給後は、各ソレノイド110、1
18、124の弁開口状態を以下の通りに戻すことによ
り、図2の打点部分で示される如く、補充タンク104
からは補充液が現像槽14へ供給され、かつ現像槽14
内の現像液が循環されることになる。 ソレノイドバルブ110→開口110A−開口11
0B ソレノイドバルブ118→開口118A−開口11
8B ソレノイドバルブ124→開口124A−開口12
4B このように、本実施例では、補充液配管経路と処理液循
環経路とを完全に分離せず、通常は独立し、補充液の補
充並びに現像液の循環作業を行い、必要に応じてソレノ
イド110、118、124の弁切換によって、連携さ
せるようにしたため、母液の供給等大量の液を迅速に供
給する場合には、吐出能力の高い遠心式ポンプ128を
使用することができ、供給作業時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置及び母液供給方法は、母液の供給作業の効率よ
く行うことができ、大幅に時間の短縮を図ることができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】現像槽回りの配管系を示す概略図である(通常
状態)。
【図3】現像槽回りの配管系を示す概略図である(誘い
水形成状態)。
【図4】現像槽回りの配管系を示す概略図である(母液
供給状態)。
【符号の説明】
10 自動現像装置 14 現像槽 16 定着槽 104 補充液タンク(母液タンク) 110 ソレノイドバルブ(第3の切換弁) 114 ベローズポンプ(自給式ポンプ) 118 ソレノイドバルブ(第1の切換弁) 124 ソレノイドバルブ(第2の切換弁) 128 遠心式ポンプ(非自給式ポンプ) 134 リザーバタンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液を補充槽から処理槽へ供給するた
    めの補充管路及びこの補充管路中に設けられた比較的小
    容量のポンプを備えた補充液供給手段と、 前記処理槽から処理液を吸込み該処理槽へ送り返すこと
    により処理液を攪拌するための循環管路及びこの循環管
    路に設けられた比較的大容量のポンプを備えた処理液循
    環手段と、 前記補充タンクから前記補充管路と前記循環管路を介し
    て前記比較的大容量のポンプにより処理液を前記処理槽
    へ供給するための供給管路を備えた処理液供給手段と、
    を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記供給管路が、前記比較的小容量のポ
    ンプの吸入側の前記補充管路と前記比較的大容量のポン
    プの吸入側の前記循環管路とを繋ぐ管路であることを特
    徴とする請求項1記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記供給管路と前記補充管路との接続部
    に、補充槽内の処理液を処理槽へ送るか、前記供給管路
    へ送るかを切り換える第1切換手段と、前記供給管路と
    前記循環管路との接続部に前記比較的大容量のポンプへ
    補充槽内の処理液を供給するか、処理槽内の処理液を供
    給するかを切り換える第2切換手段と、をそれぞれ配設
    したことを特徴とする請求項2記載の感光材料処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記供給管路にリザーバタンクと、前記
    補充管路の比較的小容量のポンプの吐出側に補充槽から
    供給される処理液を処理槽へ送るか、前記リザーバタン
    クへ送るかを切り換える第2切換手段と、を有し、 前記比較的大容量のポンプが誘い水を必要とする非自給
    式のポンプであることを特徴とする請求項3記載の感光
    材料処理装置。
  5. 【請求項5】 感光材料の処理量に応じた量の補充液を
    自給能力によって補充液タンクから処理槽へ供給するた
    めの比較低小容量の自給型ポンプを備えた補充液供給手
    段と、 前記処理槽から処理液を吸込み、かつ該処理槽へ送り返
    すことにより、処理液を循環するための比較的大容量の
    非自給型ポンプを備えた処理液循環手段と、 を有する感光材料処理装置の処理槽に母液を供給するた
    めの感光材料処理装置の母液供給方法であって、 前記処理槽に母液を供給する場合に、前記母液を前記補
    充液タンクに入れ、この補充液タンクから母液を前記補
    充液供給手段の自給型ポンプによって取込み、 この取込んだ母液を前記処理液循環手段の管路へ案内し
    て、該母液を前記誘い水として利用し、 前記処理液循環手段の非自給型ポンプによって前記処理
    槽へ供給することを特徴とした感光材料処理装置の母液
    供給方法。
  6. 【請求項6】 前記処理槽に設けられ、前記感光材料の
    処理量に応じた量の補充液又は母液を自給能力によって
    液タンクから取り込む自給型ポンプと、 前記自給型ポンプによって取り込んだ補充液を処理槽へ
    案内する第1の案内路又は自給型ポンプによって取り込
    んだ母液をリザーバタンクへ案内する第2の案内路を選
    択する第1の切換弁と、 前記処理槽毎に設けられ、誘い水のある状態で比較的大
    流量の処理液を取込む非自給型ポンプと、 前記非自給型ポンプによって前記処理槽内の処理液を取
    り込む第3の案内路又は非自給型ポンプによって前記リ
    ザーバタンク内の母液を取り込む第4の案内路を選択す
    る第2の切換弁と、 前記自給型ポンプの上流側に設けられ、前記液タンクか
    ら前記自給型ポンプへ案内する第5の案内路又は液タン
    クから直接前記リザーバタンクへ母液を案内する第6の
    案内路を選択する第3の切換弁と、 前記処理槽へ母液を供給する際に、前記第1の切換弁を
    制御して液タンクから前記自給型ポンプによって取り込
    んだ母液を第2の案内路を介してリザーバタンクへ供給
    する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段によりリザーバタンク内への母液の
    供給が終了した状態で、前記第3の切換弁を制御して液
    タンクとリザーバタンクとを第6の案内路を介して連通
    する第2の制御手段と、 前記第2の制御手段による第3の切換弁の切換制御と共
    に前記第2の切換弁を制御してリザーバタンクに貯留さ
    れた母液を第4の案内路を介して誘い水として非自給型
    ポンプによって取込み、以後第6の案内路を介して液タ
    ンク内の母液を取込み、前記処理槽へ供給する第3の制
    御手段と、 を有する感光材料処理装置。
JP25062294A 1994-10-17 1994-10-17 感光材料処理装置及び母液供給方法 Pending JPH08114904A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170977B1 (en) 1998-06-19 2001-01-09 Nec Corporation Method and device for stirring a developing liquid stored in an image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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