JPH08114464A - 信号変換回路 - Google Patents

信号変換回路

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JPH08114464A
JPH08114464A JP25077094A JP25077094A JPH08114464A JP H08114464 A JPH08114464 A JP H08114464A JP 25077094 A JP25077094 A JP 25077094A JP 25077094 A JP25077094 A JP 25077094A JP H08114464 A JPH08114464 A JP H08114464A
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JP
Japan
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signal
cos
sin
circuit
phase
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JP25077094A
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English (en)
Inventor
Osatoshi Sato
修敏 佐藤
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 時定数の小さいLPFを設けても高精度な変
換波形が得られ、しかも、ディジタル演算にも適してい
る信号変換回路を実現する。 【構成】 セルシン発信器1が出力する3相の角度信号
123とレファレンス信号ERsinωtまたはER
cosωtとを乗算し、sin2ωtまたはcos2ωt
の項を含む3相の信号g123を生成する。これら3
つの乗算信号について演算を行い、2つの直交成分の信
号vx,vyを算出する。3相の角度信号とレファレンス
信号との間に位相ずれがあるときは位相を合わせてから
乗算を行う。正弦波のレファレンス信号を矩形波信号に
変換してから3相の角度信号と乗算する。3相の角度信
号とレファレンス信号とを乗算する代わりに3相の角度
信号をレファレンス信号で除算し、sinωtまたはc
osωtの項を消去し、以降は同様な処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルシン発信器、差動
トランス、レゾルバ等が出力する角度や変位の情報を含
んだ信号を、角度や変位を直接表した信号に変換する信
号変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルシン発信器、差動トランス、レゾル
バ等が出力する信号は、信号の中に検出角度や検出変位
の情報が含まれているが、信号そのものが検出角度や検
出変位を直接表す形にはなっていない。従って、セルシ
ン発信器等の出力信号を角度や変位を表す信号に変換す
る信号変換回路が必要になる。このようなことから、セ
ルシン発信器等の出力段には信号変換回路が設けられ
る。ここで、セルシン発信器と差動トランスの信号変換
回路の従来例について説明する。
【0003】図35はセルシン発信器の信号変換回路の
従来例の構成図である。図35の破線で囲んだ部分が信
号変換回路である。信号変換回路は、セルシン発信器が
出力する3相の角度信号ESsinωtcosθ,ES
inωtcos(120°−θ),ESsinωtco
s(240°−θ)(ただし、ESは定数、ωは角速
度、tは時間、θは角度)を2つの直交成分の信号
x,vyに変換する。変換した信号vx,vyをもとに、
θ=tan-1(vx/vy)から検出角度を求める。この
ような信号変換回路で、1は3相の角度信号ESsin
ωtcosθ,ESsinωtcos(120°−
θ),ESsinωtcos(240°−θ)を出力す
るセルシン発信器、2はセルシン発信器1をE0sin
ωt(ただし、E0は定数)なる励磁信号で駆動する電
源、3は電源2の励磁信号E0sinωtを受けてER
inωt(ただし、ERは定数)なるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路である。41
2,43は同期整流回路で、各相の角度信号毎に設けら
れていて、レファレンス信号のタイミングで各相の角度
信号を同期整流する。5は演算回路で、各相の角度信号
のx成分とy成分を求め、求めた各成分について加減算
を行い、検出角度θのx成分とy成分を算出する。演算
回路5は、例えば実開平2−88112号公報に記載さ
れた回路である。61及び62はローパスフィルタ(以
下、LPFとする)で、演算回路5の演算信号g
y(t,θ)及びgx(t,θ)から信号成分vy及びvx
を抽出する。
【0004】図36は図35の回路の信号タイムチャー
トである。このタイムチャートはセルシン発信器の検出
対象が定速回転しているときのタイムチャートである。
以下、セルシン発信器の信号タイムチャートについて同
様とする。同期整流回路41,42,43内のスイッチ
は、レファレンス信号ERsinωtが正のときにオ
ン、負のときにオフになる。これによって、レファレン
ス信号が正の期間におけるセルシン発信器1の出力が得
られる。図の斜線を引いた部分が得られる波形である。
得られた波形にLPF61,62を通過させて信号成分v
y及びvxを抽出する。
【0005】図37は差動トランスの信号変換回路の従
来例の構成図である。図35と同様に図37の破線で囲
んだ部分が信号変換回路である。図37で、7は差動ト
ランスで、1次側コイルと2次側コイルの間に配置され
たコア71の変位xに応じた位置信号を出力する。8は
励磁回路で、差動トランス7の1次側コイルを励磁する
とともにレファレンス信号を出力する。4は図35の同
期整流回路41,42,43と同様な構成の同期整流回路
で、励磁回路8が出力するレファレンス信号のタイミン
グで差動トランス7の出力を同期整流する。6は図26
のLPF61,62と同様な構成のLPFで、同期整流回
路4の出力から信号成分を抽出する。
【0006】図38は図37の回路の具体的構成例を示
した図である。図29で前出の図と同一のものは同一符
号を付ける。以下、図について同様とする。図38で、
差動トランス7はf1(t)g0(x)=A1sinωt
・g0(x)(ただし、A1は定数)を出力する。ここ
で、g0(x)=k0x(ただし、k0は定数)である。
励磁回路8は、差動トランス7の1次側コイルをA0
inωt(ただし、A0は定数)なる励磁信号で励磁す
るとともにA2sinωt(ただし、A2は定数)なるレ
ファレンス信号を同期整流回路4へ与える。同期整流回
路4の内部にあるスイッチは、A2sinωtなるレフ
ァレンス信号で開閉される。これによって、差動トラン
ス7の出力A1sinωt・g0(x)は同期整流回路4
で同期整流されてg1(t,x)となる。この信号g
1(t,x)はLPF6で変位信号成分が抽出されて信
号gout(x)になる。ここで、信号gout(x)=k1
x(ただし、k1は定数)である。このようにして得ら
れた信号gout(x)=k1xから変位xを求める。
【0007】図39は図38の回路の信号タイムチャー
トである。このタイムチャートは差動トランスのコアが
定速で往復運動をしているときのタイムチャートであ
る。以下、差動トランスの信号タイムチャートについて
同様とする。同期整流回路4内のスイッチは、レファレ
ンス信号A2sinωtが正のときにオン、負のときに
オフになる。これによって、レファレンス信号が正にな
ったときの差動トランス7の出力が得られる。図の斜線
を引いた部分が得られる波形である。得られた波形にL
PF6を通過させて変位xを抽出する。
【0008】しかし、上述した2つの従来例では次の問
題点があった。 図36及び図39の斜線波形に示すように、セルシン
発信器及び差動トランスの出力は、レファレンス信号が
正のときだけしか反映されず、負のときは無視されてい
る。すなわち、レファレンス信号の1/2周期ずつセル
シン発信器及び差動トランスの出力を間引いている。間
引いた波形にLPF6,61,62を通過させて角度や変
位を抽出している。ここで、もしLPF6,61,62
時定数が小さい場合は、波形がない間にLPFの出力が
降下する速度が大きい。従来例では波形を間引いている
ため、LPF6,61,62の時定数を小さくすると、波
形と波形の間におけるLPFの出力の降下分が大きくな
り、LPFの通過後の波形に生じるギザギサが大きくな
る。従って、従来例ではLPFの時定数を大きくしなけ
ればならない。その結果として応答時間が長くなり、応
答速度の低下を招く。 ディジタル演算により同期整流方式の信号変換を行お
うとすると、レファレンス信号が正のときにのみセルシ
ン発信器または差動トランスの出力を演算回路の入力と
し、レファレンス信号が負または0の時にはセルシン発
信器または差動トランスの出力を無視して0を演算回路
の入力とするための切り換えが必要なる。このことか
ら、回路構成が複雑になるため、同期整流方式の信号変
換はディジタル演算に不向きである。
【0009】上述した問題点はレゾルバの信号変換回路
についても同様に発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決するためになされたものであり、セルシン発信
器、差動トランス及びレゾルバの出力の中に含まれてい
る励磁信号と同一周波数のレファレンス信号をセルシン
発信器、差動トランス及びレゾルバの出力に乗算するこ
とにより、または、セルシン発信器、差動トランス及び
レゾルバの出力をレファレンス信号で除算することによ
り、時定数の小さいLPFを設けても高精度な変換波形
が得られ、しかも、ディジタル演算にも適している信号
変換回路を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの信
号変換器である。 (1)[θ(ただし、θは角度)を変数とし位相が12
0°ずつ異なる3相の正弦関数または余弦関数]×[s
inωt(ただし、ωは角速度、tは時間)またはco
sωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
Rsinωt(ただし、ERは定数)またはERcosω
tなるレファレンス信号を発生するレファレンス信号発
生回路と、セルシン発信器が出力する3相の角度信号と
前記レファレンス信号とを乗算し、sin2ωtまたは
cos2ωtの項を含む3相の信号を生成する3つの乗
算回路と、これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信
号について演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vy
を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする信
号変換回路。 (2)[θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の
正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+α),s
in(ωt+β),sin(ωt+γ)またはcos
(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ωt+
γ)(ただし、α,β,γは位相ずれ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路と、前記レファレ
ンス信号ERsinωtまたはERcosωtの位相をそ
れぞれα,β,γだけシフトしてERsin(ωt+
α),ERsin(ωt+β),ERsin(ωt+γ)
またはERcos(ωt+α),ERcos(ωt+
β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信号を生成
する位相補償回路と、セルシン発信器が出力する3相の
角度信号と前記位相補償回路が生成した3つの位相補償
信号とをそれぞれsin項またはcos項の位相が同じ
ものどうしで乗算し、sin2(ωt+α),sin
2(ωt+β),sin2(ωt+γ)またはcos
2(ωt+α),cos2(ωt+β),cos2(ωt
+γ)の項を含む3相の信号を生成する3つの乗算回路
と、これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信号につ
いて演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含ん
だ信号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴と
する信号変換回路。 (3)[θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の
正弦関数または余弦関数]×[sinωtまたはcos
ωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路と、この正弦波ま
たは余弦波のレファレンス信号を周波数が等しく同位相
の矩形波信号に変換する波形変換回路と、セルシン発信
器が出力する3相の角度信号と前記矩形波信号とを乗算
する3つの乗算回路と、これら3つの乗算回路から得た
3つの乗算信号について演算を行い、2つの直交成分の
信号vx,vyを算出する演算回路と、を具備したことを
特徴とする信号変換回路。 (4)前記演算回路を前記乗算回路よりも前段に配置し
たことを特徴とする(1)または(3)記載の信号変換
回路。 (5)[θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の
正弦関数または余弦関数]×[sinωtまたはcos
ωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路と、セルシン発信
器が出力する3相の角度信号を前記レファレンス信号で
除算し、sinωtまたはcosωtの項を消去した3
相の信号を生成する3つの除算回路と、これら3つの除
算回路から得た3つの除算信号について演算を行い、2
つの直交成分の信号vx,vyを算出する演算回路と、を
具備したことを特徴とする信号変換回路。 (6)[θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の
正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+α),s
in(ωt+β),sin(ωt+γ)またはcos
(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ωt+
γ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路と、前記レファレ
ンス信号ERsinωtまたはERcosωtの位相をそ
れぞれα,β,γだけシフトしてERsin(ωt+
α),ERsin(ωt+β),ERsin(ωt+γ)
またはERcos(ωt+α),ERcos(ωt+
β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信号を生成
する位相補償回路と、セルシン発信器が出力する3相の
角度信号を前記位相補償回路が生成した3つの位相補償
信号とをそれぞれsin項またはcos項の位相が同じ
ものどうしで除算し、sin(ωt+α),sin(ω
t+β),sin(ωt+γ)またはcos(ωt+
α),cos(ωt+β),cos(ωt+γ)の項を
消去した3相の信号を生成する3つの除算回路と、これ
ら3つの除算回路から得た3つの除算信号について演算
を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信号を
算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする信号
変換回路。 (7)前記演算回路を前記除算回路よりも前段に配置し
たことを特徴とする(5)記載の信号変換回路。 (8)[θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の
正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+α),s
in(ωt+β),sin(ωt+γ)またはcos
(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ωt+
γ)(ただし、α,β,γは位相ずれ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、
セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
を発生するレファレンス信号発生回路と、前記レファレ
ンス信号ERsinωtまたはERcosωtの位相をそ
れぞれα,β,γだけシフトしてERsin(ωt+
α),ERsin(ωt+β),ERsin(ωt+γ)
またはERcos(ωt+α),ERcos(ωt+
β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信号を生成
する位相補償回路と、この正弦波または余弦波の位相補
償信号を周波数が等しく同位相の矩形波信号に変換する
波形変換回路と、セルシン発信器が出力する3相の角度
信号と前記3つの矩形波信号とそれぞれを位相が同じも
のどうしで乗算する3つの乗算回路と、これら3つの乗
算回路から得た3つの乗算信号について演算を行い、2
つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信号を算出する演
算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (9)前記レファレンス信号発生回路を設けることな
く、外部の交流信号源からの信号をレファレンス信号と
することを特徴とする(1),(2),(3),
(4),(5),(6),(7)または(8)記載の信
号変換回路。 (10)差動トランスが出力する位置信号A1sinω
t・k0x(ただし、A1は定数、xは差動トランスのコ
アの変位、k0は定数)またはA1cosωt・k 0xを
変位信号k1x(ただし、k1は定数)に変換する信号変
換回路において、差動トランスの1次側コイルを励磁信
号で励磁するとともに、この励磁信号と同位相のA2
inωt(ただし、A2は定数)またはA2cosωtな
るレファレンス信号を発生する励磁回路と、差動トラン
スが出力する位置信号A1sinωt・k0xまたはA1
cosωt・k0xと前記レファレンス信号A2sinω
tまたはA2cosωtとを乗算し、sin2ωtまたは
cos2ωtの項を含む信号を生成する乗算回路と、を
具備したことを特徴とする信号変換回路。 (11)差動トランスが出力する位置信号A1sin
(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k
0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路において、
差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
と、前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2co
sωtの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin
(ωt+α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補
償信号を生成する位相補償回路と、差動トランスが出力
する位置信号A1sin(ωt+α)・k0xまたはA1
cos(ωt+α)・k0xと前記位相補償信号A2si
n(ωt+α)またはA2cos(ωt+α)とを乗算
し、sin2(ωt+α)またはcos2(ωt+α)の
項を含む信号を生成する乗算回路と、を具備したことを
特徴とする信号変換回路。 (12)差動トランスが出力する位置信号A1sinω
t・k0xまたはA1cosωt・k0xを変位信号k1
に変換する信号変換回路において、差動トランスの1次
側コイルを励磁信号で励磁するとともに、この励磁信号
と同位相のA2sinωtまたはA2cosωtなるレフ
ァレンス信号を発生する励磁回路と、この正弦波または
余弦波のレファレンス信号を周波数が等しく同位相の矩
形波信号に変換する波形変換回路と、差動トランスが出
力する位置信号A1sinωt・k0xまたはA1cos
ωt・k0xと前記矩形波信号とを乗算する乗算回路
と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (13)差動トランスが出力する位置信号A1sinω
t・k0xまたはA1cosωt・k0xを変位信号k1
に変換する信号変換回路において、差動トランスの1次
側コイルを励磁信号で励磁するとともに、この励磁信号
と同位相のA2sinωtまたはA2cosωtなるレフ
ァレンス信号を発生する励磁回路と、差動トランスが出
力する位置信号A1sinωt・k0xまたはA1cos
ωt・k0xを前記レファレンス信号A2sinωtまた
はA2cosωtで除算し、sinωtまたはcosω
tの項を消去する除算回路と、を具備したことを特徴と
する信号変換回路。 (14)差動トランスが出力する位置信号A1sin
(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k
0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路において、
差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
と、前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2co
sωtの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin
(ωt+α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補
償信号を生成する位相補償回路と、差動トランスが出力
する位置信号A1sin(ωt+α)・k0xまたはA1
cos(ωt+α)・k0xを前記位相補償信号A2si
n(ωt+α)またはA2cos(ωt+α)で除算
し、sin(ωt+α)またはcos(ωt+α)の項
を消去する除算回路と、を具備したことを特徴とする信
号変換回路。 (15)差動トランスが出力する位置信号A1sin
(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k
0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路において、
差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
と、前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2co
sωtの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin
(ωt+α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補
償信号を生成する位相補償回路と、この正弦波または余
弦波の位相補償信号を周波数が等しく同位相の矩形波信
号に変換する波形変換回路と、差動トランスが出力する
位置信号A1sin(ωt+α)・k0xまたはA1co
s(ωt+α)・k0xを前記矩形波信号で除算する除
算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (16)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、レゾルバの2つの出力と
前記レファレンス信号とを乗算し、sin2ωtまたは
cos2ωtの項を含む2つの信号を生成する2つの乗
算回路と、これら2つの乗算回路から得た2つの乗算信
号について演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vy
を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする信
号変換回路。 (17)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+β)また
はcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、前記レファレンス信号E
RsinωtまたはERcosωtの位相をそれぞれα,
βだけシフトしてERsin(ωt+α),ERsin
(ωt+β)またはERcos(ωt+α),ERcos
(ωt+β)なる2つの位相補償信号を生成する2つの
位相補償回路と、レゾルバの2つの出力と前記位相補償
回路が生成した2つの位相補償信号とをそれぞれsin
項またはcos項の位相が同じものどうしで乗算し、s
in2(ωt+α),sin2(ωt+β)またはcos
2(ωt+α),cos2(ωt+β)の項を含む2つの
信号を生成する2つの乗算回路と、これら2つの乗算回
路から得た2つの乗算信号について演算を行い、2つの
直交成分の信号vx,vyを含んだ信号を算出する演算回
路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (18)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、この正弦波または余弦波
のレファレンス信号を周波数が等しく同位相の矩形波信
号に変換する波形変換回路と、レゾルバの2つの出力と
前記矩形波信号とを乗算する2つの乗算回路と、これら
2つの乗算回路から得た2つの乗算信号について演算を
行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する演算回
路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (19)前記演算回路を前記乗算回路よりも前段に配置
したことを特徴とする(16)または(18)記載の信
号変換回路。 (20)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、レゾルバの2つの出力を
前記レファレンス信号で除算し、sinωtまたはco
sωtの項を消去した2つの信号を生成する2つの除算
回路と、これら2つの除算回路から得た2つの除算信号
について演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vy
算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする信号
変換回路。 (21)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+β)また
はcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、前記レファレンス信号E
RsinωtまたはERcosωtの位相をそれぞれα,
βだけシフトしてERsin(ωt+α),ERsin
(ωt+β)またはERcos(ωt+α),ERcos
(ωt+β)なる2つの位相補償信号を生成する2つの
位相補償回路と、レゾルバの2つの出力と前記位相補償
回路が生成した2つの位相補償信号とをそれぞれsin
項またはcos項の位相が同じものどうしで除算し、s
in(ωt+α),sin(ωt+β)またはcos
(ωt+α),cos(ωt+β)の項を消去した2つ
の信号を生成する2つの除算回路と、これら2つの除算
回路から得た2つの除算信号について演算を行い、2つ
の直交成分の信号vx,vyを含んだ信号を算出する演算
回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (22)前記演算回路を前記除算回路よりも前段に配置
したことを特徴とする(21)記載の信号変換回路。 (23)[正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数
と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関
数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+β)また
はcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
信号vx,vyに変換する信号変換回路において、レゾル
バの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsinωt
またはERcosωtなるレファレンス信号を発生する
レファレンス信号発生回路と、前記レファレンス信号E
RsinωtまたはERcosωtの位相をそれぞれα,
βだけシフトしてERsin(ωt+α),ERsin
(ωt+β)またはERcos(ωt+α),ERcos
(ωt+β)なる2つの位相補償信号を生成する2つの
位相補償回路と、この正弦波または余弦波の2つの位相
補償信号を周波数が等しく同位相の2つの矩形波信号に
変換する波形変換回路と、レゾルバが出力する2つの信
号と前記2つの矩形波信号とそれぞれを位相が同じもの
どうしで乗算する2つの乗算回路と、これら2つの乗算
回路から得た2つの乗算信号について演算を行い、2つ
の直交成分の信号vx,vyを含んだ信号を算出する演算
回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。 (24)前記レファレンス信号発生回路を設けることな
く、外部の交流信号源からの信号をレファレンス信号と
することを特徴とする(16),(17),(18),
(19),(20),(21),(22)または(2
3)記載の信号変換回路。
【0012】
【作用】このような本発明では、セルシン発信器が出力
する3相の角度信号 [θを変数とし位相が120°ずつ異なる3相の正弦関
数または余弦関数]×[sinωtまたはcosωt] とレファレンス信号ERsinωtまたはERcosωt
とを乗算する。乗算によりsin2ωtまたはcos2ω
tの項を含む3相の信号を生成する。これら3つの乗算
信号について演算を行い、2つの直交成分の信号vx
yを算出する。3相の角度信号とレファレンス信号と
の間に位相ずれがあるときは位相を合わせてから乗算を
行う。正弦波のレファレンス信号を矩形波信号に変換し
てから3相の角度信号と乗算する。3相の角度信号とレ
ファレンス信号とを乗算する代わりに3相の角度信号を
レファレンス信号で除算し、sinωtまたはcosω
tの項を消去し、以降は同様な処理を行う。また、差動
トランスが出力する位置信号A1sinωt・k0xまた
はA1cosωt・k0xについても同様な処理を行う。
さらに、レゾルバの出力 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数と余弦関
数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関数]×[s
inωtまたはcosωt] についても同様な処理を行う。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を説明する。セル
シン発信器、差動トランス及びレゾルバの信号変換回路
の実施例について説明する。
【0014】(1)セルシン発信器の信号変換回路 図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図1
で、91,92,93は乗算回路であり、セルシン発信器
1の出力ESsinωtcosθ,ESsinωtcos
(120°−θ),ESsinωtcos(240°−
θ)とレファレンス信号ERsinωtとを乗算し、乗
算信号g1(t,θ),g2(t,θ),g3(t,θ)
を出力する。図1では図35の演算回路5の具体的構成
を示している。演算回路5で、51及び52は信号g2
(t,θ)をそれぞれ1/2倍及び31/2/2倍(3の
平方根を31/2と表す)する演算手段、53及び54は
信号g3(t,θ)をそれぞれ1/2倍及び31/2/2倍
(3の平方根を31/2と表す)する演算手段である。5
5はg1(t,θ)−(1/2)g2(t,θ)−(1/
2)g3(t,θ)なる演算を行う演算手段、56は
(31/2/2)g2(t,θ)−(31/2/2)g3(t,
θ)なる演算を行う演算手段である。
【0015】図2は図1の回路の信号タイムチャートで
ある。セルシン発信器1の出力とレファレンス信号を乗
算した信号は、 g1(t,θ)=ESRsin2ωtcosθ g2(t,θ)=ESRsin2ωtcos(120°−
θ) g3(t,θ)=ESRsin2ωtcos(240°−
θ) となる。図2では乗算信号g1(t,θ)を例示してい
る。乗算信号g1(t,θ)の中のESRsin2ωtは
0以上であるため、cosθの極性と同極性側にESR
sin2ωtの全波形が現れる。すなわち、図2に示す
ように、cosθの極性が正のときは正の側にESR
in2ωtの全波形が現れ、cosθの極性が負のとき
は負の側にESRsin2ωtの全波形が現れる。これ
によって、cosθの極性が正のときも負のときもES
Rsin2ωtの全波形をもとにしてLPF61,62
出力が得られる。
【0016】図3は本発明の他の実施例を示した構成図
である。図3で、101,102,103は位相補償回路
であり、レファレンス信号ERsinωtの位相をそれ
ぞれα,β,γだけシフトしてERsin(ωt+
α),ERsin(ωt+β),ERsin(ωt+γ)
なる位相補償信号を生成する。α,β,γはレファレン
ス信号ERsinωtとセルシン発信器が出力する3相
の角度信号との間の相対的な位相ずれである。レファレ
ンス信号ERsinωtとセルシン発信器が出力する3
相の角度信号との間には相対的な位相ずれが生じること
がある。このため、レファレンス信号と3相の角度信号
との位相を合わせてから乗算しないと乗算信号にsin
2の項が現れない。本実施例ではレファレンス信号と3
相の角度信号との位相を合わせるために位相補償回路1
1,102,103を設けた。
【0017】図4は図3の回路の信号タイムチャートで
ある。レファレンス信号ERsinωtとセルシン発信
器の出力ESsin(ωt+α)cosθとの間に位相
ずれαがある。このため、レファレンス信号ERsin
ωtの位相をαだけずらした位相補償信号ERsin
(ωt+α)をセルシン発信器の出力ESsin(ωt
+α)cosθと乗算する。これによって、セルシン発
信器の出力の中のsin(ωt+α)の項はsin
2(ωt+α)になる。この実施例によればレファレン
ス信号とセルシン発信器の出力の位相ずれの影響を除去
できるという効果が得られる。
【0018】図5は本発明の他の実施例を示した構成図
である。図5で、11は波形変換回路であり、正弦波の
レファレンス信号ERsinωtを周波数が等しく同位
相の矩形波信号に変換する。セルシン発信器の出力に正
弦波のレファレンス信号を乗算すると、セルシン発信器
の出力の中のsinωtはsin2ωtになる。−1≦
sinωt≦1であるため、sinωtがsin2ωt
になることにより波形が痩せる。セルシン発信器の出力
に乗算するレファレンス信号を矩形波信号にすると、乗
算信号の波形が痩せることを防止できる。本実施例では
乗算信号の波形が痩せることを防止するために波形変換
回路11を設けた。
【0019】図6は図5の回路の信号タイムチャートで
ある。正弦波のレファレンス信号ERsinωtを矩形
波信号h(t)に変換してからセルシン発信器の出力E
Ssin(ωt+α)cosθと乗算する。これによっ
て、乗算信号の波形が痩せることが防止される。
【0020】図7は本発明の他の実施例を示した構成図
である。図7で、121,122,123は除算回路であ
り、セルシン発信器が出力する3相の角度信号ESsi
nωtcosθ,ESsinωtcos(120°−
θ),ESsinωtcos(240°−θ)をレファ
レンス信号ERsinωtでそれぞれ除算する。セルシ
ン発信器1の出力をレファレンス信号で除算した信号
は、 g1(t,θ)=(ES/ER)cosθ g2(t,θ)=(ES/ER)cos(120°−θ) g3(t,θ)=(ES/ER)cos(240°−θ) となる。除算によりsinωtの項が消えるため、除算
信号の変数はθだけになる。
【0021】図8は図7の回路の信号タイムチャートで
ある。図8では除算信号g1(t,θ)を例示してい
る。
【0022】図9は本発明の他の実施例を示した構成図
である。この実施例は図7の回路に位相補償回路1
1,102,103を付加した構成になっている。図1
0は図9の回路の信号タイムチャートである。
【0023】図11は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例では演算回路を乗算回路よりも前
段に配置した構成になっている。これにより、演算処理
後に乗算を行う。この実施例によれば乗算回路を2個に
減らすことができる。
【0024】図12は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図11の回路に波形変換回路1
1を付加した構成になっている。
【0025】図13は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例では演算回路を除算回路よりも前
段に配置した構成になっている。この実施例によれば除
算回路を2個に減らすことができる。
【0026】図14は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図1の回路に位相補償回路10
1,102,103と波形変換回路111,112,113
付加した構成になっている。図15は図14の回路の信
号タイムチャートである。
【0027】(2)差動トランス 次に、差動トランスの信号変換回路の実施例について説
明する。
【0028】図16は本発明の他の実施例を示した構成
図である。図16で、13は乗算回路であり、差動トラ
ンス7の出力A1sinωt・g0(x)とレファレンス
信号A2sinωtを乗算する。
【0029】図17は図16の回路の信号タイムチャー
トである。差動トランス7の出力とレファレンス信号を
乗算した信号g1(t,x)は、 g1(t,x)=A12sin2ωt・g0(x) =A12sin2ωt・k0x となる。乗算信号g1(t,x)の中のA12sin2ω
tは正であるため、k0xの極性と同極性側にA12
in2ωtの全波形が現れる。すなわち、図17に示す
ように、k0xの極性が正のときは正の側にA12si
2ωtの全波形が現れ、k0xの極性が負のときは負の
側にA12sin2ωtの全波形が現れる。これによっ
て、k0xの極性が正のときも負のときもA12sin2
ωtの全波形をもとにLPF6の出力が得られる。この
ようにして得たLPF6の出力gout(x)=k1xから
変位xを求める。
【0030】図18は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図16の回路に位相補償回路1
0を付加した構成になっている。図19は図18の回路
の信号タイムチャートである。
【0031】図20は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図16の回路に波形変換回路1
1を付加した構成になっている。図21は図20の回路
の信号タイムチャートである。
【0032】図22は本発明の他の実施例を示した構成
図である。図22で、14は除算回路であり、差動トラ
ンス7の出力A1sinωt・g0(x)をレファレンス
信号A2sinωtでそれぞれ除算する。差動トランス
の出力をレファレンス信号で除算した信号は、 g1(t,x)=(A1/A2)g0(x) =(A1/A2)・k0x となる。除算によりsinωtの項が消えるため、除算
信号の変数はxだけになる。図23は図22の回路の信
号タイムチャートである。
【0033】図24は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図22の回路に位相補償回路1
0を付加した構成になっている。図25は図24の回路
の信号タイムチャートである。
【0034】(3)レゾルバ 次に、レゾルバの信号変換回路の実施例について説明す
る。
【0035】図26は本発明の他の実施例を示した構成
図である。図26で、15はレゾルバであり、ESsi
nωt(cosθ+sinθ)とESsinωt(co
sθ−sinθ)の2つの信号を出力する。レゾルバの
出力ESsinωt(cosθ+sinθ),ESsin
ωt(cosθ−sinθ)にレファレンス信号ER
inωtが乗算されて乗算信号g1(t,θ)=ESR
sin2ωt(cosθ+sinθ),g2(t,θ)=
SRsin2ωt(cosθ−sinθ)が生成され
る。演算回路5で、57はg1(t,θ)−g2(t,
θ)なる演算を行う減算回路、58はg1(t,θ)+
2(t,θ)なる演算を行う加算回路である。減算に
よりcosθが消去され、加算によりsinθが消去さ
れる。これらの加減算信号をもとに2つの直交成分の信
号vx,vyが抽出される。
【0036】図26の回路の信号タイムチャートは図2
と同様になる。すなわち、レゾルバの出力ESsinω
t(cosθ+sinθ)とESsinωt(cosθ
−sinθ)の(cosθ+sinθ)と(cosθ−
sinθ)の部分は、三角関数の合成によりcosの関
数になるため、レゾルバの出力はセルシン発信器の出力
と位相は異なるが同様な形の関数になる。これにより、
レゾルバの信号タイムチャートはセルシン発信器の信号
タイムチャートと同様になる。
【0037】図27は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図26の回路に位相補償回路1
1,102を付加した構成になっている。図27の回路
の信号タイムチャートは図4と同様になる。
【0038】図28は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図26の回路に波形変換回路1
1を付加した構成になっている。図28の回路の信号タ
イムチャートは図6と同様になる。
【0039】図29は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例ではレゾルバの出力ESsinω
t(cosθ+sinθ),ESsinωt(cosθ
−sinθ)をレファレンス信号ERsinωtで除算
する。除算信号は次のとおりになる。 g1(t,θ)=(ES/ER)(cosθ+sinθ) g2(t,θ)=(ES/ER)(cosθ−sinθ) 除算によりsinωtの項が消えるため、除算信号の変
数はθだけになる。図29の回路の信号タイムチャート
は図8と同様になる。
【0040】図30は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図29の回路に位相補償回路1
1,102を付加した構成になっている。図30の回路
の信号タイムチャートは図10と同様になる。
【0041】図31は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例では演算回路を乗算回路よりも前
段に配置した構成になっている。
【0042】図32は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図31の回路に波形変換回路1
1を付加した構成になっている。
【0043】図33は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例では演算回路を除算回路よりも前
段に配置した構成になっている。
【0044】図34は本発明の他の実施例を示した構成
図である。この実施例は図26の回路に位相補償回路1
1,102と波形変換回路111,112を付加した構成
になっている。図34の回路の信号タイムチャートは図
15と同様になる。
【0045】なお、セルシン発信器が出力する3相の角
度信号は、ESsinωtcosθ,ESsinωtco
s(120°−θ),ESsinωtcos(240°
−θ)に限らない。一般的に、3相の角度信号は、 [θ(ただし、θは角度)を変数とし位相が120°ず
つ異なる3相の正弦関数または余弦関数]×[sinω
t(ただし、ωは角速度、tは時間)またはcosω
t] で与えられればよい。
【0046】また、差動トランス7が出力する位置信号
は、A1sinωt・k0xに限らずA1cosωt・k0
xであってもよい。
【0047】また、レゾルバの2つの出力は、ESsi
nωt(cosθ+sinθ),ESsinωt(co
sθ−sinθ)に限らない。一般的に、レゾルバの2
つの出力は、 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び正弦関数と余弦関
数の減算信号、または、正弦関数及び余弦関数]×[s
inωtまたはcosωt] で与えられればよい。
【0048】また、レファレンス信号はERsinωt
に限らず、セルシン発信器、差動トランスまたはレゾル
バの出力の中に含まれている励磁信号と同じ形の信号で
あればよい。すなわち、セルシン発信器、差動トランス
またはレゾルバの出力の中に含まれている励磁信号がs
inωtの形であればレファレンス信号はERsinω
tで、cosωtの形であればレファレンス信号はER
cosωtである。
【0049】また、実施例ではレファレンス信号は信号
変換回路内にあるレファレンス信号発生回路から得てい
るが、これに限らず信号変換回路外の交流信号源から直
接にレファレンス信号を得てもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。 本発明では、セルシン発信器、差動トランスまたはレ
ゾルバの出力の中に含まれている励磁信号と同一周波数
のレファレンス信号をセルシン発信器、差動トランスま
たはレゾルバの出力に乗算している。乗算により、角度
または変位の極性と同極性側にのみレファレンス信号を
2乗(励磁信号を2乗)した波形が現れる。従って、乗
算信号の波形をそのままレファレンス信号の全周期にわ
たってLPFの入力とすることができる。これにより、
レファレンス信号の全周期にわたってセルシン発信器、
差動トランスまたはレゾルバの出力が復調される。これ
に対して、従来例ではレファレンス信号の1/2周期し
かセルシン発信器、差動トランスまたはレゾルバの出力
が復調されない。これは、例えば、図2と図36の波形
の対比からも明らかである。このことから、本発明によ
れば、セルシン発信器、差動トランスまたはレゾルバの
出力が忠実に復調される。従って、時定数の小さいLP
F(出力の降下速度の大きいLPF)を設けてもLPF
を通過後の信号波形のギザギザは小さくなる。これによ
り、時定数の大きいLPFを設ける必要がなくなり、信
号の高速変換を実現できる。セルシン発信器、差動トラ
ンスまたはレゾルバの出力をレファレンス信号で除算し
た場合は、セルシン発信器、差動トランスまたはレゾル
バの出力の中に含まれているsinωtまたはcosω
tの項を消去できる。これによって、セルシン発信器、
差動トランスまたはレゾルバの出力の中に含まれている
角度または位置が直接復調される。従って、理論的には
LPFは必要ないが、実際上はレファレンス信号の0近
傍でのノイズ等の影響を除去するだけのフィルタで十分
であるので、時定数の小さいLPFで十分である。これ
によって、セルシン発信器、差動トランスまたはレゾル
バの出力を高速に変換できる。 従来例では、ディジタル演算による信号変換を行う場
合は、レファレンス信号が正のときにのみセルシン発信
器、差動トランスまたはレゾルバの出力を演算回路の入
力とし、レファレンス信号が負または0の時にはセルシ
ン発信器、差動トランスまたはレゾルバの出力を無視し
て0を演算回路の入力とする切り換えが必要である。こ
れに対して本発明では、レファレンス信号の全周期にわ
たってセルシン発信器、差動トランスまたはレゾルバの
出力が復調されるため、従来例のような切り換えは不要
になる。これによって、本発明では従来例に比して簡単
な構成でディジタル演算による信号変換を行うことがで
きる。 乗算と除算はディジタル演算に適しているため、アナ
ログ方式だけでなくディジタル方式の実時間処理によっ
ても信号変換を行うことができる。ディジタル演算用I
Cを利用すると回路のローコスト化を実現できる。ま
た、仕様の相違はプログラムまたは定数の変更だけで済
むため、フレキシビリティが増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の回路の信号タイムチャートである。
【図3】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図4】図3の回路の信号タイムチャートである。
【図5】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図6】図5の回路の信号タイムチャートである。
【図7】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図8】図7の回路の信号タイムチャートである。
【図9】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図10】図9の回路の信号タイムチャートである。
【図11】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図12】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図13】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図14】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図15】図14の回路の信号タイムチャートである。
【図16】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図17】図16の回路の信号タイムチャートである。
【図18】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図19】図18の回路の信号タイムチャートである。
【図20】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図21】図20の回路の信号タイムチャートである。
【図22】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図23】図22の回路の信号タイムチャートである。
【図24】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図25】図24の回路の信号タイムチャートである。
【図26】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図27】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図28】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図29】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図30】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図31】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図32】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図33】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図34】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図35】信号変換回路の従来例の構成図である。
【図36】図35の回路の信号タイムチャートである。
【図37】信号変換回路の従来例の構成図である。
【図38】図37の回路の具体的構成例を示した図であ
る。
【図39】図37の回路の信号タイムチャートである。
【符号の説明】
1 セルシン発信器 2 電源 3 レファレンス信号発生回路 5 演算回路 6,61,62 LPF 7 差動トランス 8 励磁回路 91,92,93,13 乗算回路 10,101,102,103 位相補償回路 11,111,112,113 波形変換回路 12,121,122,123,14 除算回路 15 レゾルバ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 [θ(ただし、θは角度)を変数とし位
    相が120°ずつ異なる3相の正弦関数または余弦関
    数]×[sinωt(ただし、ωは角速度、tは時間)
    またはcosωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    Rsinωt(ただし、ERは定数)またはERcosω
    tなるレファレンス信号を発生するレファレンス信号発
    生回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号と前記レファ
    レンス信号とを乗算し、sin2ωtまたはcos2ωt
    の項を含む3相の信号を生成する3つの乗算回路と、 これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  2. 【請求項2】 [θを変数とし位相が120°ずつ異な
    る3相の正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+
    α),sin(ωt+β),sin(ωt+γ)または
    cos(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ω
    t+γ)(ただし、α,β,γは位相ずれ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
    を発生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,β,γだけシフトしてERsi
    n(ωt+α),ERsin(ωt+β),ERsin
    (ωt+γ)またはERcos(ωt+α),ERcos
    (ωt+β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信
    号を生成する位相補償回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号と前記位相補
    償回路が生成した3つの位相補償信号とをそれぞれsi
    n項またはcos項の位相が同じものどうしで乗算し、
    sin2(ωt+α),sin2(ωt+β),sin2
    (ωt+γ)またはcos2(ωt+α),cos2(ω
    t+β),cos2(ωt+γ)の項を含む3相の信号
    を生成する3つの乗算回路と、 これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  3. 【請求項3】 [θを変数とし位相が120°ずつ異な
    る3相の正弦関数または余弦関数]×[sinωtまた
    はcosωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
    を発生するレファレンス信号発生回路と、 この正弦波または余弦波のレファレンス信号を周波数が
    等しく同位相の矩形波信号に変換する波形変換回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号と前記矩形波
    信号とを乗算する3つの乗算回路と、 これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  4. 【請求項4】 前記演算回路を前記乗算回路よりも前段
    に配置したことを特徴とする請求項1または請求項3記
    載の信号変換回路。
  5. 【請求項5】 [θを変数とし位相が120°ずつ異な
    る3相の正弦関数または余弦関数]×[sinωtまた
    はcosωt] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
    を発生するレファレンス信号発生回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号を前記レファ
    レンス信号で除算し、sinωtまたはcosωtの項
    を消去した3相の信号を生成する3つの除算回路と、 これら3つの除算回路から得た3つの除算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  6. 【請求項6】 [θを変数とし位相が120°ずつ異な
    る3相の正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+
    α),sin(ωt+β),sin(ωt+γ)または
    cos(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ω
    t+γ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
    を発生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,β,γだけシフトしてERsi
    n(ωt+α),ERsin(ωt+β),ERsin
    (ωt+γ)またはERcos(ωt+α),ERcos
    (ωt+β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信
    号を生成する位相補償回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号を前記位相補
    償回路が生成した3つの位相補償信号とをそれぞれsi
    n項またはcos項の位相が同じものどうしで除算し、
    sin(ωt+α),sin(ωt+β),sin(ω
    t+γ)またはcos(ωt+α),cos(ωt+
    β),cos(ωt+γ)の項を消去した3相の信号を
    生成する3つの除算回路と、 これら3つの除算回路から得た3つの除算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  7. 【請求項7】 前記演算回路を前記除算回路よりも前段
    に配置したことを特徴とする請求項5記載の信号変換回
    路。
  8. 【請求項8】 [θを変数とし位相が120°ずつ異な
    る3相の正弦関数または余弦関数]×[sin(ωt+
    α),sin(ωt+β),sin(ωt+γ)または
    cos(ωt+α),cos(ωt+β),cos(ω
    t+γ)(ただし、α,β,γは位相ずれ)] で与えられる3相のセルシン発信器の出力を2つの直交
    成分の信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 セルシン発信器の駆動用信号源から励磁信号を受けてE
    RsinωtまたはERcosωtなるレファレンス信号
    を発生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,β,γだけシフトしてERsi
    n(ωt+α),ERsin(ωt+β),ERsin
    (ωt+γ)またはERcos(ωt+α),ERcos
    (ωt+β),E Rcos(ωt+γ)なる位相補償信
    号を生成する位相補償回路と、 この正弦波または余弦波の位相補償信号を周波数が等し
    く同位相の矩形波信号に変換する波形変換回路と、 セルシン発信器が出力する3相の角度信号と前記3つの
    矩形波信号とそれぞれを位相が同じものどうしで乗算す
    る3つの乗算回路と、 これら3つの乗算回路から得た3つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  9. 【請求項9】 前記レファレンス信号発生回路を設ける
    ことなく、外部の交流信号源からの信号をレファレンス
    信号とすることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または
    請求項8記載の信号変換回路。
  10. 【請求項10】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sinωt・k0x(ただし、A1は定数、xは差動トラ
    ンスのコアの変位、k0は定数)またはA1cosωt・
    0xを変位信号k1x(ただし、k1は定数)に変換す
    る信号変換回路において、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωt(ただ
    し、A2は定数)またはA2cosωtなるレファレンス
    信号を発生する励磁回路と、 差動トランスが出力する位置信号A1sinωt・k0
    またはA1cosωt・k0xと前記レファレンス信号A
    2sinωtまたはA2cosωtとを乗算し、sin2
    ωtまたはcos2ωtの項を含む信号を生成する乗算
    回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。
  11. 【請求項11】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sin(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+
    α)・k0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路に
    おいて、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
    cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
    と、 前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2cosω
    tの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin(ωt
    +α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補償信号
    を生成する位相補償回路と、 差動トランスが出力する位置信号A1sin(ωt+
    α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k0xと前
    記位相補償信号A2sin(ωt+α)またはA2cos
    (ωt+α)とを乗算し、sin2(ωt+α)または
    cos2(ωt+α)の項を含む信号を生成する乗算回
    路と、を具備したことを特徴とする信号変換回路。
  12. 【請求項12】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sinωt・k0xまたはA1cosωt・k0xを変位
    信号k1xに変換する信号変換回路において、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
    cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
    と、 この正弦波または余弦波のレファレンス信号を周波数が
    等しく同位相の矩形波信号に変換する波形変換回路と、 差動トランスが出力する位置信号A1sinωt・k0
    またはA1cosωt・k0xと前記矩形波信号とを乗算
    する乗算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換
    回路。
  13. 【請求項13】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sinωt・k0xまたはA1cosωt・k0xを変位
    信号k1xに変換する信号変換回路において、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
    cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
    と、 差動トランスが出力する位置信号A1sinωt・k0
    またはA1cosωt・k0xを前記レファレンス信号A
    2sinωtまたはA2cosωtで除算し、sinωt
    またはcosωtの項を消去する除算回路と、を具備し
    たことを特徴とする信号変換回路。
  14. 【請求項14】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sin(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+
    α)・k0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路に
    おいて、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
    cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
    と、 前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2cosω
    tの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin(ωt
    +α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補償信号
    を生成する位相補償回路と、 差動トランスが出力する位置信号A1sin(ωt+
    α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k0xを前
    記位相補償信号A2sin(ωt+α)またはA2cos
    (ωt+α)で除算し、sin(ωt+α)またはco
    s(ωt+α)の項を消去する除算回路と、を具備した
    ことを特徴とする信号変換回路。
  15. 【請求項15】 差動トランスが出力する位置信号A1
    sin(ωt+α)・k0xまたはA1cos(ωt+
    α)・k0xを変位信号k1xに変換する信号変換回路に
    おいて、 差動トランスの1次側コイルを励磁信号で励磁するとと
    もに、この励磁信号と同位相のA2sinωtまたはA2
    cosωtなるレファレンス信号を発生する励磁回路
    と、 前記レファレンス信号A2sinωtまたはA2cosω
    tの位相をそれぞれαだけシフトしてA2sin(ωt
    +α)またはA2cos(ωt+α)なる位相補償信号
    を生成する位相補償回路と、 この正弦波または余弦波の位相補償信号を周波数が等し
    く同位相の矩形波信号に変換する波形変換回路と、 差動トランスが出力する位置信号A1sin(ωt+
    α)・k0xまたはA1cos(ωt+α)・k0xを前
    記矩形波信号で除算する除算回路と、を具備したことを
    特徴とする信号変換回路。
  16. 【請求項16】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 レゾルバの2つの出力と前記レファレンス信号とを乗算
    し、sin2ωtまたはcos2ωtの項を含む2つの信
    号を生成する2つの乗算回路と、 これら2つの乗算回路から得た2つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  17. 【請求項17】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+
    β)またはcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,βだけシフトしてERsin
    (ωt+α),ERsin(ωt+β)またはERcos
    (ωt+α),ERcos(ωt+β)なる2つの位相
    補償信号を生成する2つの位相補償回路と、 レゾルバの2つの出力と前記位相補償回路が生成した2
    つの位相補償信号とをそれぞれsin項またはcos項
    の位相が同じものどうしで乗算し、sin2(ωt+
    α),sin2(ωt+β)またはcos2(ωt+
    α),cos2(ωt+β)の項を含む2つの信号を生
    成する2つの乗算回路と、 これら2つの乗算回路から得た2つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  18. 【請求項18】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 この正弦波または余弦波のレファレンス信号を周波数が
    等しく同位相の矩形波信号に変換する波形変換回路と、 レゾルバの2つの出力と前記矩形波信号とを乗算する2
    つの乗算回路と、 これら2つの乗算回路から得た2つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  19. 【請求項19】 前記演算回路を前記乗算回路よりも前
    段に配置したことを特徴とする請求項16または請求項
    18記載の信号変換回路。
  20. 【請求項20】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sinωtまたはcosωt] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 レゾルバの2つの出力を前記レファレンス信号で除算
    し、sinωtまたはcosωtの項を消去した2つの
    信号を生成する2つの除算回路と、 これら2つの除算回路から得た2つの除算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを算出する
    演算回路と、を具備したことを特徴とする信号変換回
    路。
  21. 【請求項21】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+
    β)またはcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,βだけシフトしてERsin
    (ωt+α),ERsin(ωt+β)またはERcos
    (ωt+α),ERcos(ωt+β)なる2つの位相
    補償信号を生成する2つの位相補償回路と、 レゾルバの2つの出力と前記位相補償回路が生成した2
    つの位相補償信号とをそれぞれsin項またはcos項
    の位相が同じものどうしで除算し、sin(ωt+
    α),sin(ωt+β)またはcos(ωt+α),
    cos(ωt+β)の項を消去した2つの信号を生成す
    る2つの除算回路と、 これら2つの除算回路から得た2つの除算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  22. 【請求項22】 前記演算回路を前記除算回路よりも前
    段に配置したことを特徴とする請求項21記載の信号変
    換回路。
  23. 【請求項23】 [正弦関数と余弦関数の加算信号及び
    正弦関数と余弦関数の減算信号、または、正弦関数及び
    余弦関数]×[sin(ωt+α),sin(ωt+
    β)またはcos(ωt+α),cos(ωt+β)] で与えられるレゾルバの2つの出力を2つの直交成分の
    信号vx,vyに変換する信号変換回路において、 レゾルバの駆動用信号源から励磁信号を受けてERsi
    nωtまたはERcosωtなるレファレンス信号を発
    生するレファレンス信号発生回路と、 前記レファレンス信号ERsinωtまたはERcosω
    tの位相をそれぞれα,βだけシフトしてERsin
    (ωt+α),ERsin(ωt+β)またはERcos
    (ωt+α),ERcos(ωt+β)なる2つの位相
    補償信号を生成する2つの位相補償回路と、 この正弦波または余弦波の2つの位相補償信号を周波数
    が等しく同位相の2つの矩形波信号に変換する波形変換
    回路と、 レゾルバが出力する2つの信号と前記2つの矩形波信号
    とそれぞれを位相が同じものどうしで乗算する2つの乗
    算回路と、 これら2つの乗算回路から得た2つの乗算信号について
    演算を行い、2つの直交成分の信号vx,vyを含んだ信
    号を算出する演算回路と、を具備したことを特徴とする
    信号変換回路。
  24. 【請求項24】 前記レファレンス信号発生回路を設け
    ることなく、外部の交流信号源からの信号をレファレン
    ス信号とすることを特徴とする請求項16、請求項1
    7、請求項18、請求項19、請求項20、請求項2
    1、請求項22または請求項23記載の信号変換回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008102144A (ja) * 2000-11-30 2008-05-01 Asylum Research Corp 高精度位置測定のための改良された直線型可変差動トランス
EP2600110A1 (de) * 2011-11-29 2013-06-05 SICK STEGMANN GmbH Verfahren zur Nutzung der Signale eines Transducers mit n realen Signalen für einen Winkelencoder und Winkelencoder zur Durchführung eines solchen Verfahrens

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