JPH08114193A - 液体吐出量制御装置と液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出量制御装置と液体吐出装置

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JPH08114193A
JPH08114193A JP6275652A JP27565294A JPH08114193A JP H08114193 A JPH08114193 A JP H08114193A JP 6275652 A JP6275652 A JP 6275652A JP 27565294 A JP27565294 A JP 27565294A JP H08114193 A JPH08114193 A JP H08114193A
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JP
Japan
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discharge
amount
unit
liquid
discharge amount
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JP6275652A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sugihara
聡 杉原
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NIPPON SHIYOURIYOKU GIJUTSU KE
NIPPON SHIYOURIYOKU GIJUTSU KENKYUSHO KK
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NIPPON SHIYOURIYOKU GIJUTSU KE
NIPPON SHIYOURIYOKU GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作で、指定した吐出時間に指定した量
の液体を高い精度で吐出することのできる液体吐出量制
御装置と液体吐出装置とを提供する。 【構成】液体を吐出するポンプを駆動するドライブ回路
3と、該ポンプを所定の量だけ回転し、吐出させた液体
の吐出量からポンプの単位回転量における液体の単位吐
出量を算出する演算手段8と、算出された単位吐出量を
記憶する記憶手段2と、上記液体を実際に吐出させる吐
出量と吐出時間とを入力する入力手段4と、上記入力手
段4により入力された吐出量と吐出時間と上記記憶手段
2に記憶された単位吐出量とによりポンプの回転量と回
転速度とを上記演算手段8で算出し、算出した結果に基
づいて上記ドライブ回路3を制御する制御手段7とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプを駆動するモー
タを制御して指定した吐出時間で指定した量の液体を吐
出させる液体吐出量制御装置と液体吐出装置とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプ等を使用して液体を送出す
るときに、吐出流量を決める方法として流量計により吐
出量を測定し、その結果をフィードバックしてポンプの
回転スピードを制御したり、吐出された液体を重量計で
測定しポンプの回転スピードを調整する方法などが取ら
れているが、大型の装置で多量の液体を送出する場合は
流量計を有効に使用することができるが、流量を極端に
少なくした場合は流量計の最低測定限界を越えてしまい
実用上十分な精度で流量を管理することができなくな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記背景の
下に成立したものであって、簡単な操作で、指定した吐
出時間に指定した量の液体を高い精度で吐出することの
できる液体吐出量制御装置と液体吐出装置とを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係る液体吐出量制御装置は、液体を吐出する
ポンプを駆動するモータのドライブ回路と、該モータを
所定の量だけ回転し、吐出させた液体の吐出量からモー
タの単位回転量における液体の単位吐出量を算出する演
算手段と、算出された単位吐出量を記憶する記憶手段
と、上記液体を実際に吐出させる吐出量と吐出時間とを
入力する入力手段と、上記入力手段により入力された吐
出量と吐出時間と上記記憶手段に記憶された単位吐出量
とによりモータの回転量と回転速度とを上記演算手段で
算出し、算出した結果に基づいて上記ドライブ回路を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】また、本発明に係る液体吐出量制御装置
は、異なる液体を吐出する複数のポンプをそれぞれ駆動
するモータのドライブ回路と、上記モータを所定の量だ
け回転し、吐出させた液体の吐出量からモータの単位回
転量における液体の単位吐出量を算出する演算手段と、
算出された単位吐出量を記憶する記憶手段と、実際に吐
出させる液体の混合比と吐出量と吐出時間とを入力する
入力手段と、上記入力手段により入力された混合比と吐
出量と吐出時間と上記記憶手段に記憶された単位吐出量
とによりそれぞれのモータの回転量と回転速度とを上記
演算手段で算出し、算出した結果に基づいて上記ドライ
ブ回路を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】さらに、本発明に係る液体吐出装置は、異
なる液体を吐出する複数のポンプと、該ポンプをそれぞ
れ駆動するモータと、該モータのドライブ回路と、上記
モータを所定の量だけ回転し、吐出させた液体の吐出量
から上記モータの単位回転量における上記ポンプの単位
吐出量を算出する演算手段と、算出された単位吐出量を
記憶する記憶手段と、実際に吐出させる液体の混合比と
吐出量と吐出時間とを入力する入力手段と、上記入力手
段により入力された混合比と吐出量と吐出時間と上記記
憶手段に記憶された単位吐出量とによりそれぞれのモー
タの回転量と回転速度とを上記演算手段で算出し、算出
した結果に基づいて上記ドライブ回路を制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の作用】前記構成によれば、ポンプを駆動するモ
ータを所定の量だけ回転させて吐出した液体の吐出量か
ら演算手段がモータの単位回転量におけるポンプの単位
吐出量を算出し、算出された単位吐出量を記憶手段に記
憶する。入力手段により入力された吐出量と吐出時間と
は上記演算手段により上記記憶手段に記憶されている単
位吐出量に基づいて演算処理され、モータの回転量と回
転速度として算出される。制御手段は算出された結果に
基づいてポンプが指定した吐出時間に指定した吐出量を
吐出するようにドライブ回路を制御する。
【0008】なお、複数のポンプをそれぞれ駆動するモ
ータのドライブ回路を備えた場合には、記憶手段にそれ
ぞれのモータの単位回転量におけるポンプの単位吐出量
を記憶し、入力手段から混合比と吐出時間と吐出量とを
入力すると、入力された混合比と吐出時間と吐出量とは
上記記憶手段に記憶されている単位吐出量に基づいて演
算手段により演算処理され、それぞれのモータの回転量
と回転速度として算出される。制御手段は算出された結
果に基づいてそれぞれのポンプが指定された時間に指定
された吐出量を吐出するようにドライブ回路を制御す
る。
【0009】また、複数のポンプと、この複数のポンプ
を駆動するモータのドライブ回路を備えた場合には、記
憶手段にそれぞれのポンプの単位吐出量を記憶し、入力
手段から混合比と吐出時間と吐出量とを入力すると、入
力された混合比と吐出時間と吐出量とは上記記憶手段に
記憶されている単位吐出量に基づいて演算手段により演
算処理され、それぞれのモータの回転量と回転速度とし
て算出される。制御手段は算出された結果に基づいてそ
れぞれのドライブ回路を制御するので、それぞれのポン
プが指定された吐出時間で指定された吐出量の液体を吐
出する。
【0010】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施態様につい
て説明する。図1において符号Aは液体吐出量制御装置
を示し、この液体吐出量制御装置Aは、マイクロプロセ
ッサユニット1、記憶手段2、ドライブ回路3、入力手
段4、表示手段5、電源部6及び操作部10から構成さ
れ、この吐出量制御装置Aのドライブ回路3にはモータ
11が接続され、このモータ11の回転軸はジョイント
12でポンプ13の駆動軸に連結されている。なお、モ
ータ11にはパルスによってデジタルに制御しやすいス
テッピングモータ(減速機付き)を、ポンプ13には容
積効率の高いギヤポンプをそれぞれ使用し、このポンプ
13には液体を収容したタンク14が接続されている。
【0011】マイクロプロセッサユニット1は上記ステ
ッピングモータ11を所定の量だけ回転し、吐出させた
液体の吐出量からステッピングモータ11の単位回転量
あたりのポンプ13の単位吐出量を算出する演算手段8
と、実際に吐出させる液体の吐出量と吐出時間と上記単
位吐出量とによりステッピングモータ11の回転量と回
転速度とを上記演算手段8で算出し、算出した結果に基
づいて上記ドライブ回路3を制御する制御手段7とを備
えている。
【0012】記憶手段2は制御プログラムを記憶した読
み取り専用のメモリ(ROM)と入力データ、演算結果
等を一時記憶する書き込み読み取り可能なメモリ(RA
M)とで構成されている。
【0013】ドライブ回路3はステッピングモータ11
を駆動するためのパワートランジスタ等からなるドライ
ブ回路で、マイクロプロセッサユニット1から出力され
る駆動パルスによりステッピングモータ11を作動する
ように設けられている。
【0014】入力手段4はキーボードで構成され、実際
に吐出する液体の吐出量や吐出時間等の吐出データや設
定条件等を入力するように設けられている。この入力手
段4はタッチパネルで構成してもよいし、スイッチ等と
組み合わせても構わない。
【0015】表示手段5は液晶表示装置5aとインジケ
ータランプ5bとで構成され、この液晶表示装置5aは
操作指示の表示をするとともに上記入力手段4で入力し
たデータの表示をし、インジケータランプ5bは装置の
状態や、設定状況をランプの点灯または消灯で表示をす
るように設けられている。
【0016】電源部6は商用電源(AC電源)を直流電
源に変換するもので、マイクロプロセッサユニット1、
入力手段4、表示手段5に電源を供給する安定化電源6
aと、ステッピングモータ11を駆動するための駆動用
電源6bとから構成されている。
【0017】なお、電源スイッチをOFFしても後述す
る単位吐出量等の基本的なデータが消去しないようにリ
チウム電池等のメモリバックアップ用バッテリ(図示せ
ず)を設けてもよい。
【0018】操作部10は吐出開始スイッチや非常停止
スイッチ等で構成され、この吐出開始スイッチは、足で
吐出を開始させるためのフットスイッチで構成してもよ
い。
【0019】上述のように構成された液体吐出量制御装
置の作動態様を図2のフローチャートで説明する。
【0020】まず、ポンプ13の仕様の設定を行う(ス
テップS1)。ここではステッピングモータ11に内蔵
された減速機の減速比とステップ角(フルステップ、ハ
ーフステップ)とによりポンプ13の1回転の分解能
(ポンプを1回転させるためのステッピングモータの駆
動パルス数)を決定し、キーボードから入力しメモリに
記憶する。
【0021】ポンプ13の仕様の設定が完了したら、ス
テッピングモータ11を所定の量だけ回転させポンプ1
3から液体を実際に吐出させる(ステップS2)。この
所定回転はポンプ13を1回転させてもよいし1/10
回転もしくは1/100回転でもよく、後述する単位吐
出量の精度により適宜に設定すればよい。この所定回転
量はステップS1でポンプ13の1回転あたりのステッ
ピングモータ11の駆動パルス数が決定されているの
で、ポンプ13の回転を設定することにより駆動パルス
数が自動的に決定される。上記ステッピングモータが1
回転500パルスの5相ステッピングモータで、内蔵し
た減速機の減速比が1/100の場合、ポンプを1回転
させるための駆動パルス数は50000パルスになる。
【0022】ここではポンプ13を1回転して液体を吐
出した場合を設定して説明する。
【0023】ポンプ13を1回転させて吐出した液体の
重量を電子天びん等で計量し(ステップS3)、吐出さ
れた液体の重量をキーボード4から入力すると、演算手
段8はステッピングモータ11の1パルス(以下、これ
を単位回転量という)あたりの重量(以下、これを単位
吐出量という)を算出し、基礎データとして記憶手段2
に記憶する(ステップS4)。
【0024】つぎに、吐出データとして実際に吐出させ
る液体の吐出量(以下、これを実吐出量という)と吐出
時間(以下、これを実吐出時間という)とをキーボード
4から入力する(ステップ5)。
【0025】入力された実吐出量からステッピングモー
タ11の回転量(以下、これを実回転量という)を算出
する(ステップS6)。これは計算式(1)で求められ
る。
【0026】
【数1】
【0027】上記単位吐出量はステッピングモータの1
パルスにおける重量なので、上記ステッピングモータの
実回転量はステッピングモータの駆動パルス数であらわ
される。
【0028】ステッピングモータ11の実回転量が算出
できればステッピングモータの回転速度を算出すること
ができる(ステップS7)。これは計算式(2)で求め
られる。
【0029】
【数2】
【0030】上記ステッピングモータの実回転量はステ
ッピングモータの駆動パルス数なので、上記ステッピン
グモータの回転速度は駆動パルスの周期としてあらわさ
れる。
【0031】このようにして得られたステッピングモー
タの回転速度(駆動パルスの周期)でステッピングモー
タ11を実吐出時間で作動させることができるかどうか
判断し(ステップ8)、ステッピングモータの速度限界
を越えている場合は不可能と判断しステップ5に戻って
吐出データの入力をやり直す。可能と判断した場合はス
テップ9に進んで、吐出開始スイッチが押されると得ら
れたステッピングモータの回転速度(駆動パルスの周
期)でステッピングモータ11を実吐出時間だけ作動さ
せる。このステッピングモータ11により駆動されるポ
ンプ13は実吐出時間に実吐出量を吐出することができ
る。
【0032】なお、ステッピングモータを高速運転する
場合、ステッピングモータの特性上スタート時から高速
運転させることができないので、台形駆動運転(スロー
アップ/スローダウン)をさせ、指定した実吐出時間に
吐出が完了するように、定速領域でステッピングモータ
11の回転速度を補完、制御している。
【0033】上述のように、ステッピングモータ11を
所定量回転させた時にポンプ13から吐出される液体の
吐出量からステッピングモータ11の単位回転量あたり
のポンプ13の単位吐出量を算出し、基礎データとして
記憶手段2に記憶しておき、実吐出時間と実吐出量とが
与えられれば、上記基礎データよりステッピングモータ
11の実回転量(駆動パルス数)と回転速度(駆動パル
スの周期)を演算手段8で求めることができる。
【0034】制御手段7は得られた回転速度(駆動パル
スの周期)で、指定された時間(実吐出時間)だけドラ
イブ回路3に駆動パルスを出力する。ドライブ回路3は
ステッピングモータ11を上記回転速度で作動させ、ポ
ンプ13を駆動すればポンプ13は実吐出時間に実吐出
量の液体を吐出することができる。
【0035】なお、タンク14に蓄える液体の重量をあ
らかじめ計測し、この重量を初期重量として入力手段4
で記憶手段2に記憶させておき、指定された量の液体を
吐出する度に、演算手段8で吐出重量を積算し、記憶手
段2に記憶された初期重量と積算した結果とをその都度
比較し、その差が所定の値になった時、制御手段7はイ
ンジケータランプ5bを点滅させたり液晶表示画面5a
に表示したりして操作者に状況を知らせることができ、
タンク14内にレベルセンサ等を設置することなくタン
ク14内の液体の残量管理を行なうことができる。
【0036】図3は、液体吐出量制御装置の他の例を示
すブロック図で、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の2液
混合硬化型樹脂における2種類の液体(主剤及び硬化
剤)の吐出量の制御を設定して説明する。
【0037】図3において符号A1は液体吐出量制御装
置を示し、この液体吐出量制御装置A1は、マイクロプ
ロセッサユニット1、記憶手段2、ドライブ回路20、
21、入力手段4、表示手段5、電源部6及び操作部1
0から構成され、この液体吐出量制御装置A1のドライ
ブ回路20、21にはステッピングモータ22、23が
接続されている。このステッピングモータ22、23の
それぞれの回転軸はジョイント12、12でポンプ2
6、27が連結されている。
【0038】マイクロプロセッサユニット1は上記ステ
ッピングモータ22、23を所定の量だけ回転し、吐出
させた液体の吐出量からステッピングモータ22、23
の単位回転量あたりのポンプ26、27の単位吐出量を
算出する演算手段8と、実際に吐出させる液体の混合比
と吐出量と吐出時間と上記単位吐出量とによりステッピ
ングモータ22、23の回転量と回転速度とを上記演算
手段8で算出し、算出した結果に基づいて上記ドライブ
回路20、21を制御する制御手段7とを備えている。
【0039】記憶手段2は制御プログラムを記憶した読
み取り専用のメモリ(ROM)と入力データ、演算結果
等を一時記憶する書き込み読み取り可能なメモリ(RA
M)とで構成されている。
【0040】ドライブ回路20、21はステッピングモ
ータ22、23を駆動するためのパワートランジスタ等
からなるドライブ回路で、マイクロプロセッサユニット
1から出力される駆動パルスによりステッピングモータ
22、23を作動するように設けられている。
【0041】入力手段4はキーボードで構成され実際に
吐出する液体の混合比、吐出量及び吐出時間等の吐出デ
ータや設定条件等を入力するように設けられている。こ
の入力手段4はタッチパネルで構成してもよいし、スイ
ッチ等と組み合わせても構わない。
【0042】表示手段5は液晶表示装置5aとインジケ
ータランプ5bとで構成され、この液晶表示装置5aは
操作指示の表示をするとともに上記入力手段4で入力し
たデータの表示をし、インジケータランプ5bは装置の
状態や、設定状況をランプの点灯または消灯で表示をす
るように設けられている。
【0043】電源部6は商用電源(AC電源)を直流電
源に変換するもので、マイクロプロセッサユニット1、
入力手段4、表示手段5に電源を供給する安定化電源6
aと、ステッピングモータ22、23を駆動するための
駆動用電源6bとから構成されている。
【0044】なお、電源スイッチをOFFしても後述す
る単位吐出量等の基本的なデータが消去しないようにリ
チウム電池等のメモリバックアップバッテリ(図示せ
ず)を設けてもよい。
【0045】操作部10は吐出開始スイッチや非常停止
スイッチで構成され、この吐出開始スイッチは、足で吐
出を開始させるためのフットスイッチで構成してもよ
い。
【0046】上述のように構成された液体吐出量制御装
置A1の作動態様を図4のフローチャートで説明する。
【0047】先ず、主剤のポンプ26の仕様の設定を行
う(ステップS10)。これは上述のステップS1と同
一処理を行う。ポンプ仕様の設定が完了したらステップ
S11で主剤のステッピングモータ22を所定の量だけ
回転させ、吐出された主剤の重量を計量し(ステップS
12)、吐出された主剤の重量をキーボード4から入力
すると、演算手段8はステッピングモータ22の単位回
転量あたりの主剤のポンプ26の単位吐出量を算出し、
基礎データとして記憶手段2に記憶する(ステップS1
3)。
【0048】つぎに、硬化剤のポンプ27の仕様の設定
を行う(ステップS14)。これは上述のステップ1と
同一処理を行う。ポンプ仕様の設定が完了したらステッ
プ15で硬化剤のステッピングモータ23を所定の量だ
け回転させ、吐出された硬化剤の重量を計量し(ステッ
プS16)、吐出された硬化剤の重量をキーボード4か
ら入力すると、演算手段8はステッピングモータ23の
単位回転量あたりの硬化剤のポンプ27の単位吐出量を
算出し、基礎データとして記憶手段2に記憶する(ステ
ップS17)。
【0049】吐出データとして実際に吐出する主剤と硬
化剤との混合比、吐出量及び吐出時間を入力手段4より
入力する(ステップ18)。
【0050】混合比から主剤の実吐出量を算出する(ス
テップS19)。これは計算式(3)で求められる。
【0051】
【数3】
【0052】主剤の実吐出量が算出できれば主剤のステ
ッピングモータ22の実回転量を算出する(ステップS
20)。これは計算式(4)で求められる。
【0053】
【数4】
【0054】主剤のステッピングモータの実回転量が算
出できれば主剤のステッピングモータの回転速度を算出
する(ステップS21)。これは計算式(5)で求めら
れる。
【0055】
【数5】
【0056】つぎに、硬化剤の実吐出量を算出する(ス
テップS22)。これは計算式(6)で求められる。
【0057】
【数6】
【0058】硬化剤の実吐出量が算出できれば硬化剤の
ステッピングモータ23の実回転量を算出する(ステッ
プS23)。これは計算式(7)で求められる。
【0059】
【数7】
【0060】硬化剤のステッピングモータの実回転量が
算出できれば硬化剤のステッピングモータの回転速度を
算出する(ステップS24)。これは計算式(8)で求
められる。
【0061】
【数8】
【0062】このようにしてそれぞれ得られたステッピ
ングモータの回転速度(駆動パルスの周期)でステッピ
ングモータ22、23を実吐出時間で作動させることが
できるかどうか判断し(ステップ25)、ステッピング
モータの速度限界を越えている場合は不可能と判断し、
ステップ18に戻って吐出データの入力をやり直す。
【0063】可能と判断した場合はステップ26に進ん
で、吐出開始スイッチが押されれば、得られた主剤のス
テッピングモータの回転速度(駆動パルスの周期)と、
得られた硬化剤のステッピングモータの回転速度(駆動
パルスの周期)とで、ステッピングモータ22、23を
それぞれ同時に始動させ、実吐出時間だけポンプ27、
28を駆動すれば、指定された吐出量を指定された混合
比で吐出することができる。
【0064】ここで、主剤と硬化剤とのステッピングモ
ータ22、23と、ポンプ26、27とが全く同一の性
能であるとし、主剤と硬化剤との混合比を2:1、吐出
量を3g、吐出時間を2秒と入力した場合を設定する
と、主剤は2g、硬化剤は1gとなり、2gを吐出する
ためのステッピングモータの駆動パルス数が200パル
スとすると、1gを吐出するための駆動パルス数は10
0パルスになる。主剤のステッピングモータ22には
0.01秒ごとに1パルス、硬化剤のステッピングモー
タ23には0.02秒ごとに1パルスをマイクロプロセ
ッサユニット1は出力し、ステッピングモータ22、2
3を回転させるので、時系列の中で主剤と硬化剤との混
合比でポンプ26、27は吐出することができるととも
に、2秒後には主剤を2g、硬化剤を1gを吐出して終
了することができる。
【0065】なお、ステッピングモータを高速運転する
場合、ステッピングモータの特性上スタート時から高速
運転させることができないので、台形駆動運転(スロー
アップ/スローダウン)をさせ、指定した実吐出時間に
同時に吐出が完了するように、定速領域でステッピング
モータ22、23のそれぞれの回転速度を補完、制御し
ている。
【0066】つぎに、液体吐出量制御装置を使用した液
体吐出装置について説明する。図5は液体吐出装置を示
し、この液体吐出装置は液体吐出量制御装置A1と、ポ
ンプ装置Bと、ミキサー装置Cとから構成されている。
【0067】液体吐出量制御装置A1は演算手段8と制
御手段7とを備えたマイクロプロセッサユニット1、記
憶手段2、ドライブ回路20、21、入力手段4、表示
手段5、電源部9、操作部10及びリレー39で構成さ
れている。
【0068】なお、マイクロプロセッサユニット1、記
憶手段2、ドライブ回路20、21、入力手段4、表示
手段5、電源部9及び操作部10は図3で説明したとう
りであるが、マイクロプロセッサユニット1はドライブ
回路20、21を制御しステッピングモータ22、23
を回転させ混合吐出する時に、リレー39をONして後
述するミキサー装置Cのモータ41を作動させるように
設けられている。
【0069】図6に示すように、ポンプ装置Bは液体吐
出量制御装置A1と信号ケーブル45で接続され、この
ポンプ装置Bには筐体30の上面に固定された台31、
32上に主剤のタンク28と硬化剤のタンク29とがそ
れぞれ配置されている。このタンク28、29の下部に
はそれぞれパイプ35、36の一端が接続され、他端は
筐体30の前面に配置されたポンプ26、27にそれぞ
れ接続されている。
【0070】ポンプ26、27は株式会社日本省力技術
研究所のMGPー2型マイクロギヤポンプまたはMGP
ー1.5型マイクロギヤポンプを使用すればよい。この
ポンプ26、27には筐体30の内部に配置されたステ
ッピングモータ22、23の回転軸がジョイント12、
12で連結され、上記液体吐出量制御装置A1のドライ
ブ回路20、21によりステッピングモータ22、23
を回転し、ポンプ26、27がタンク28、29内の液
体を吐出するように設けられている。
【0071】ポンプ26、27によって吐出された液体
はパイプ37、38で導かれミキサー装置Cに供給され
る。
【0072】ミキサー装置Cはミキサー40と、ミキサ
ー40を駆動するモータ41とから構成されている。上
記ミキサー40は株式会社日本省力技術研究所のMXー
112ミキサーを使用すればよい。このミキサー40は
パイプ37とパイプ38とから供給された主剤と硬化剤
とをモータ41で回転させられた周面にらせん状の溝が
形成されたロータ42で混合し、ノズル43から吐出す
るように設けられている。
【0073】なお上記モータ41はインダクションモー
タを使用しているが、2液を攪拌して吐出するトルクが
得られれば直流モータやステッピングモータを使用して
もかまわない。
【0074】また、作業時に手を使用することなく吐出
操作を行うために液体吐出量制御装置A1にはフットス
イッチ44が接続されている。
【0075】上述のように構成された吐出装置は液体吐
出量制御装置A1が図4のフローチャートで説明したよ
うに作動するので、操作者は主剤と硬化剤のポンプ仕様
を設定した後、それぞれのステッピングモータ22、2
3を所定の量回転させ、吐出された主剤と硬化剤の重量
を電子天びんで計量してキーボード4から入力すると、
演算手段8は単位吐出量を算出し、記憶手段2に主剤と
硬化剤との単位吐出量を記憶する。
【0076】次に、操作者は吐出データとして混合比と
吐出量と吐出時間とをキーボード4から入力する。演算
手段8は入力された吐出データと、記憶してある単位吐
出量とからステッピングモータ22、23の回転量と回
転速度とをそれぞれ算出する。算出された結果で吐出可
能かどうか判断し、吐出不可能であれば液晶表示装置5
aに再度吐出データを入力するように表示し、吐出デー
タの入力を待つ。吐出可能であれば操作部の吐出開始ス
イッチ又はフットスイッチ44を押すことにより制御手
段7はステッピングモータ22、23をそれぞれ算出さ
れた回転速度(駆動パルスの周期)で実吐出時間だけ回
転させるのでポンプ26、27は駆動パルスごとに主剤
と硬化剤とを吐出し、パイプ37、38でミキサー40
に送り込む。
【0077】マイクロプロセッサユニット1はステッピ
ングモータ22、23を駆動する時、リレー39をON
してモータ41を作動させ、ミキサー40内部のロータ
42を回転させるので、ミキサー40は送り込まれた主
剤と硬化剤とを攪拌しながらノズル43から吐出する。
【0078】なお、主剤と硬化剤が確実に混合するよう
に、リレー39はステッピングモータ22、23の停止
後、しばらくモータ41を回転させた後OFFするよう
に遅延時間が設けられている。この遅延時間の有無及び
長さはキーボードから設定できるようにしてもよい。
【0079】上述のように、算出した単位吐出量を記憶
手段2に記憶し、キーボード4から吐出データを入力す
るだけで、入力された吐出データと記憶してある単位吐
出量とからステッピングモータ22、23の回転量と回
転速度とを算出し、ステッピングモータ22、23の回
転を制御してポンプ26、27を駆動するので、主剤と
硬化剤とを時系列上安定した混合比で吐出することがで
きる。
【0080】なお、使用する液体の比重、粘度等が異な
る場合も、ステッピングモータの単位回転量あたりのポ
ンプの単位吐出量を基礎データとして記憶しているの
で、比重等の係数を取り込む必要がない。混合比の設定
においても比重等を考慮に入れる必要がなく、混合比
(重量比)を入力するだけでよい。
【0081】また、ポンプのギヤの摩耗、ポンプの交換
などで吐出量が変化した場合は、再度ステッピングモー
タを所定の量だけ回転し、ポンプから吐出された液体の
吐出量を計量し、この吐出量をキーボードから入力する
だけで正確な吐出量を維持することができ、数値を入力
するだけの簡単な操作で長期間にわたって精度の高い吐
出量を制御することができる。
【0082】
【効果】請求項1の発明によれば、ポンプの単位吐出量
を算出して、メモリに記憶してあるので、キーボードか
ら吐出データ(吐出量及び吐出時間)を入力するだけで
ポンプを駆動するモータの回転量と回転速度とを算出
し、制御手段がモータの回転を制御してポンプを駆動す
るので、数値を入力するだけの簡単な操作で精度の高い
吐出量の制御を行うことのできる液体吐出量制御装置を
提供することができる。
【0083】請求項2の発明によれば、複数のポンプの
単位吐出量を算出して、メモリに記憶してあるので、キ
ーボードから吐出データ(混合比、吐出量及び吐出時
間)を入力するだけでそれぞれのポンプを駆動するモー
タの回転量と回転速度とを算出し、制御手段がモータの
回転を制御してポンプを駆動するので、数値を入力する
だけの簡単な操作で精度の高い混合比で吐出量を制御す
る液体吐出量制御装置を提供することができる。
【0084】請求項3の発明によれば、複数のポンプの
単位吐出量を算出して、メモリに記憶してあるので、キ
ーボードから吐出データ(混合比、吐出量及び吐出時
間)を入力するだけでそれぞれのポンプを駆動するモー
タの回転量と回転速度とを算出し、制御手段がモータの
回転を制御してポンプを駆動するので、数値を入力する
だけの簡単な操作で精度の高い混合比で吐出を行うこと
のできる液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体吐出量制御装置の構成を示すブロ
ック図
【図2】上記液体吐出量制御装置の処理動作を説明する
フローチャート
【図3】液体吐出量制御装置の他の例の構成を示すブロ
ック図
【図4】上記他の例の液体吐出量制御装置の処理動作を
説明するフローチャート
【図5】本発明の液体吐出装置の構成を示すブロック図
【図6】上記液体吐出装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
2 記憶手段 3 ドライブ回路 4 入力手段 7 制御手段 8 演算手段 11 ステッピングモータ 13 ポンプ A 液体吐出量制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出するポンプを駆動するモータ
    のドライブ回路と、該モータを所定の量だけ回転し、吐
    出させた液体の吐出量からモータの単位回転量における
    ポンプの単位吐出量を算出する演算手段と、算出された
    単位吐出量を記憶する記憶手段と、上記液体を実際に吐
    出させる吐出量と吐出時間とを入力する入力手段と、上
    記入力手段により入力された吐出量と吐出時間と上記記
    憶手段に記憶された単位吐出量とによりモータの回転量
    と回転速度とを上記演算手段で算出し、算出した結果に
    基づいて上記ドライブ回路を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする液体吐出量制御装置。
  2. 【請求項2】 異なる液体を吐出する複数のポンプをそ
    れぞれ駆動するモータのドライブ回路と、上記モータを
    所定の量だけ回転し、吐出させた液体の吐出量からモー
    タの単位回転量におけるポンプの単位吐出量を算出する
    演算手段と、算出された単位吐出量を記憶する記憶手段
    と、実際に吐出させる液体の混合比と吐出量と吐出時間
    とを入力する入力手段と、上記入力手段により入力され
    た混合比と吐出量と吐出時間と上記記憶手段に記憶され
    た単位吐出量とによりそれぞれのモータの回転量と回転
    速度とを上記演算手段で算出し、算出した結果に基づい
    て上記ドライブ回路を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする液体吐出量制御装置。
  3. 【請求項3】 異なる液体を吐出する複数のポンプと、
    該ポンプをそれぞれ駆動するモータと、該モータのドラ
    イブ回路と、上記モータを所定の量だけ回転し、吐出さ
    せた液体の吐出量から上記モータの単位回転量における
    上記ポンプのそれぞれの単位吐出量を算出する演算手段
    と、算出された単位吐出量を記憶する記憶手段と、実際
    に吐出させる液体の混合比と吐出量と吐出時間とを入力
    する入力手段と、上記入力手段により入力された混合比
    と吐出量と吐出時間と上記記憶手段に記憶された単位吐
    出量とによりそれぞれのモータの回転量と回転速度とを
    上記演算手段で算出し、算出した結果に基づいて上記ド
    ライブ回路を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する液体吐出装置。
JP6275652A 1994-10-14 1994-10-14 液体吐出量制御装置と液体吐出装置 Pending JPH08114193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009235976A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Heishin Engineering & Equipment Co Ltd 回転容積型ポンプの流量制御方法と同流量制御システム
JP4585730B2 (ja) * 1999-07-30 2010-11-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 歯車ポンプ及び歯車ポンプの組立方法
JP2014155288A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Minebea Co Ltd 制御装置およびこれを備えた産業機械

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