JPH08166278A - 秤量装置 - Google Patents

秤量装置

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Publication number
JPH08166278A
JPH08166278A JP31324994A JP31324994A JPH08166278A JP H08166278 A JPH08166278 A JP H08166278A JP 31324994 A JP31324994 A JP 31324994A JP 31324994 A JP31324994 A JP 31324994A JP H08166278 A JPH08166278 A JP H08166278A
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JP
Japan
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motor driver
motor
control unit
pulse motor
electronic balance
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Application number
JP31324994A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ishida
忠 石田
Osamu Hoshino
修 星野
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 液体の秤量において作業員にかかる負担を軽
減し、簡略な操作で精度の高い秤量が行え、作業員の手
や衣類を汚すことなく、作業の効率化を図る。 【構成】 液体を充填したタンク3A,3B,3Cとタ
ンクの内溶液を電子天秤6上に搭載された容器へ摘出す
るチューブポンプ1A,1B,1Cとチューブポンプを
駆動するパルスモータ2A,2B,2Cとパルスモータ
を正方向あるいは逆方向へ所定の角度回転させるモータ
ドライバ4A,4B,4Cとを複数組備えると共に、各
モータドライバ及び電子天秤と通信回線を介して接続さ
れる制御手段とを備え、この制御手段は、モータドライ
バを制御するモータドライバ制御部と、電子天秤の測定
値を監視して、この測定値が所望の摘出量に達すると、
モータドライバ制御部に対してパルスモータの停止要求
を通知する測定値監視部7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体、特に粘性の高い
液体を高い精度で秤量する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅やマニキュア等の色合わせは、数種
類の色素ペーストを混合させて行われている。この混合
作業は、人手に頼っており、天秤上に容器を載せ、この
容器内にスポイト等で採取した液体を天秤の計測値を参
照しながら注入していく。そして、この作業を各液体毎
に繰り返し行うことにより、複数種の色素ペーストを所
定量注入することができる。数種類の液体を注入し終わ
ると、これらの液体を撹拌して所定の色を生成してい
る。
【0003】このように口紅やマニキュアに限らず、複
数種の液体を高い精度で秤量する場合には、液体の採取
を人手に頼っているのが現状である。ところで、液体の
正確な秤量は、器具に熟練した者でないと時間がかかる
上、精度が一様にならない虞がある。また、秤量に際し
ては、作業員の手や衣類を汚してしまい、色素ペースト
等の場合には清浄が容易ではないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記問題点に鑑みてなされたものであり、秤量の工程を自
動化すると共に、これらの工程を一括管理する装置を提
供し、作業員にかかる負担を軽減し、簡略な操作で精度
の高い秤量が行えると共に、作業員の手や衣類を汚すこ
となく、作業の効率化を図ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下のような手段を採用した。つまり、本
発明の秤量装置は、液体を充填したタンクとこのタンク
の内溶液を電子天秤上に搭載された容器へ摘出するチュ
ーブポンプとこのチューブポンプを駆動するパルスモー
タとこのパルスモータを正方向あるいは逆方向へ所定の
角度回転させるモータドライバとを複数組備えると共
に、前記各モータドライバ及び前記電子天秤と通信回線
を介して接続される制御手段とを備えている。
【0006】そして、制御手段は、入力部、モータドラ
イバ制御部、及び測定値監視部を備えている。入力部
は、複数あるタンクのうち、秤量すべき液体を充填した
タンクを特定するタンク識別情報及び液体の摘出量を入
力するものである。
【0007】モータドライバ制御部は、入力部に入力さ
れたタンク識別情報に基づいて、前記タンクに対応する
モータドライバの駆動/停止を制御するものである。測
定値監視部は、電子天秤の測定値、すなわちタンクから
容器内に摘出された液量を入力し、この測定値と入力部
に入力された摘出量とを常時比較する。そして、測定値
監視部は、測定値が摘出量に達すると、モータドライバ
制御部に対してパルスモータの停止要求を通知する。
【0008】ここで、測定値監視部は、電子天秤の測定
値が摘出量の所定の割合に達すると、モータドライバ制
御部に対してパルスモータの停止要求を通知することが
望ましい。この場合、測定値監視部は、以下の処理を特
定回数繰り返し行うものとする。
【0009】(1)所定の割合に達した測定値と摘出量
との差分を第1の摘出量とし、モータドライバ制御部に
対してパルスモータの駆動要求を通知する。 (2)電子天秤の測定値と第1の摘出量とを比較して、
測定値が第1の摘出量の所定の割合に達すると、モータ
ドライバ制御部に対してパルスモータの停止要求を通知
する。
【0010】(3)(2)の測定値と第1の摘出量との
差分を第2の摘出量とし、モータドライバ制御部へパル
スモータの駆動要求を通知する。 (4)電子天秤の測定値と第2の摘出量とを比較して、
測定値が第2の摘出量の所定の割合に達すると、モータ
ドライバ制御部に対してパルスモータの停止要求を通知
する。
【0011】尚、上記(1)〜(4)の処理は、予め定
められた特定回数繰り返すようにしてもよく、あるいは
測定値と摘出量との差分が予め定められた許容範囲内に
達するまで繰り返し行うようにしてもよい。
【0012】さらに、制御手段には、電子天秤の測定値
を一定時間毎に登録する動作履歴格納部を備えるように
してもよい。この場合、動作履歴格納部は、一定時間毎
の測定値に加え、第n(n=1,2,・・・)の摘出量
と測定値との差分を登録するようにしてもよい。
【0013】尚、本発明のモータドライバは、モータド
ライバ制御部からパルスモータの停止要求を受けると、
パルスモータを所定の角度逆回転させた後に停止させる
ことが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の秤量装置の入力部は、タンク識別情報
と摘出量とを入力した時に、タンク識別情報をモータド
ライバ制御部へ通知し、摘出量を測定値監視部へ通知す
る。
【0015】モータドライバ制御部は、タンク識別情報
が特定するタンクに対応するモータドライバに対してパ
ルスモータの駆動命令を送信する。これによりパルスモ
ータは、チューブポンプを駆動してタンクの内溶液を電
子天秤上の容器へ摘出させる。 そして、測定値監視部
は、入力部から摘出量を通知されると、この摘出量と前
記電子天秤の測定値とを常時比較する。電子天秤の測定
値が前記摘出量に達すると、測定値監視部は、モータド
ライバ制御部へパルスモータの停止要求を通知する。
【0016】モータドライバ制御部は、測定値監視部か
らパルスモータの停止要求を受けると、この停止要求を
モータドライバへ送信する。このとき、モータドライバ
は、パルスモータを所定の角度逆回転させた後に停止さ
せる。
【0017】ここで、入力部に複数のタンク識別情報及
び摘出量が入力されている場合には、モータドライバ制
御部は、次のタンク識別情報に基づいて上記と同様の処
理を行うと同時に、測定値監視部は、摘出量に基づいて
上記と同様の処理を行う。
【0018】また、測定値監視部は、摘出量と測定値と
を比較し、測定値が摘出量の所定の割合の量に達する
と、モータドライバ制御部に対してパルスモータの停止
要求を通知するようにしてもよい。この場合、測定値監
視部は、摘出量から測定値を減算して第1の摘出量を算
出し、モータドライバ制御部へパルスモータの再起動を
要求する。
【0019】そして、電子天秤の測定値が第1の摘出量
の所定の割合の量に達すると、測定値監視部は、モータ
ドライバ制御部へパルスモータの停止要求を発行する。
さらに、測定値監視部は、第1の摘出量から測定値を減
算して第2の摘出量を算出する。そして、測定値監視部
は、モータドライバ制御部へパルスモータの再起動要求
を発行し、電子天秤の測定値と第2の摘出量とを比較す
る。測定値が第2の摘出量に達すると、モータドライバ
制御部へパルスモータの停止要求を発行する。
【0020】測定値監視部は、上記の動作を特定回数繰
り返した後、上記タンクからの摘出を終了させる。ま
た、動作履歴格納部を備える場合には、動作履歴格納部
は、一定時間毎に電子天秤の測定値を登録する。
【0021】
【実施例】本発明の実施例について図面に沿って説明す
る。図1に本発明の一実施態様を示す。
【0022】同図において、チューブポンプを利用した
秤量装置は、3つのタンク3A・3B・3C(以下、総
称してタンク3と記す)を備えている。各タンク3に
は、それぞれ異なる内溶液が充填されている。
【0023】そして、各タンク3には、内溶液の吸入及
び摘出を行うチューブポンプ1A・1B・1C(以下、
総称してチューブポンプ1と記す)の吸込み側のチュー
ブ10が挿入されている。チューブポンプ1の摘出側の
チューブ10は、電子天秤6の天秤上に搭載された容器
5へ挿入されている。このチューブ10は、例えばファ
ーネルチューブである。
【0024】また、各チューブポンプ1には、ポンプを
稼動させるパルスモータ2A・2B・2C(以下、総称
してパルスモータ2と記す)が取り付けてあり、各パル
スモータ2には、パルスモータ2へ正負のパルスを任意
に入力させるモータドライバ4A・4B・4Cが接続さ
れている。
【0025】各モータドライバ4及び電子天秤6は、R
S232C等のインターフェースを介して通信回線によ
り制御手段としてのパーソナルコンピュータ7へ接続さ
れている。具体的には、モータドライバ4Aは通信回線
8Aを介してパーソナルコンピュータ7へ接続されてお
り、モータドライバ4Bは通信回線8Bを介してパーソ
ナルコンピュータ7へ接続され、モータドライバ4Cは
通信回線8Cを介してパーソナルコンピュータ7へ接続
されている。
【0026】ここで、上記の各構成要素について具体的
に説明する。図2〜図4に、チューブポンプ1の一実施
態様を示す。チューブポンプ1の上面には、円状のロー
タガイド100が立設されており、このロータガイド1
00の中心部にはパルスモータ2の回転軸20が突出し
ている。そして、回転軸20には、十字形の支持体12
0が取り付けられている。支持体120の四つの端部に
は、円盤状のロータ110がそれぞれ回転自在に取り付
けられている。このロータ110の中心軸から最も離れ
た部分は、ロータガイド100の内壁に近接しているも
のとする。
【0027】さらに、ロータガイド100の壁面におい
て、任意の2点に貫通孔が設けられ、一方の貫通孔から
ロータガイド10内へチューブ10を導き、他方の貫通
孔からロータガイド100外へ貫通させている。このと
き、ロータガイド100内に導かれたチューブ10の少
なくとも一部は、ロータガイド100内壁とロータ11
0との間に挟まれるようにしている。そして、ロータガ
イド100とロータ110との距離は、双方に挟まれた
チューブ10の内容積が零になる程度とする。
【0028】ここで、パルスモータ2を図中の矢印X方
向へ回転させると、チューブ10におけるロータ110
とロータガイド100とに挟まれた圧迫部分は、図中の
吸い込み側から摘出側へ移動していき、これにともなっ
てチューブ10内の内溶液も吸い込み側から摘出側へ移
動することになる。一方、パルスモータ2を図中の矢印
Y方向へ回転させると、チューブ10の圧迫箇所は、図
中の摘出側から吸い込み側へ移動していき、これにとも
なってチューブ10内の内溶液も摘出側から吸い込み側
へ吸い込まれる。
【0029】また、パルスモータ2を矢印X方向へ回転
させて内溶液を摘出し、摘出を終了する際にはパルスモ
ータ2を矢印Y方向へ所定の角度逆回転させることによ
り、摘出側のチューブ10内の内溶液は、吸い込み側へ
吸い込まれ、液垂れを防止することができる。
【0030】モータドライバ4は、パーソナルコンピュ
ータ7からパルスモータ2の駆動命令を受けると、パル
スモータ2に対してパルス信号を供給し図中の矢印X方
向へ回転させる。また、モータドライバ4は、パーソナ
ルコンピュータ7からパルスモータ2の停止要求を受け
ると、パルスモータ2に対して正負逆のパルス信号を数
パルス供給した後、パルス信号の供給を停止する。すな
わち、パルスモータ2は、図中の矢印Y方向へ所定の角
度逆回転した後に停止する。
【0031】図5は、パーソナルコンピュータ7の機能
別構成を示すブロック図である。この機能構成は、パー
ソナルコンピュータ7に内蔵されるCPU(CENTRAL PR
OCESSING UNIT;中央演算処理装置)がメモリのプログラ
ムを実行することにより実現される機能構成である。
【0032】同図において、パーソナルコンピュータ7
は、入力部7a、モータドライバ制御部7b、測定値監
視部7c、動作履歴格納部7d、及び出力部7eを備え
ている。
【0033】入力部7aは、パーソナルコンピュータ7
に接続されるキーボード(図示せず)から入力される信
号を各部へ通知するものである。モータドライバ制御部
7bは、各モータドライバ4を制御して各パルスモータ
2の正回転/停止/逆回転を切り換える。
【0034】測定値監視部7cは、電子天秤6から通信
回線9を介して通知される測定値、すなわち容器5内に
摘出された内溶液の液量を監視してモータドライバ4の
停止/駆動の切換タイミングを決定する。つまり、測定
値監視部7cは、電子天秤6の測定値が入力部7aから
入力される摘出量に達すると、モータドライバ制御部7
bに対してパルスモータ2の停止要求を通知する。具体
的には、測定監視部7cは、以下の処理を特定回数繰り
返し行う。
【0035】(1)電子天秤6から入力される測定値と
入力部7aから入力された摘出量とを常時比較する処理 (2)測定値が摘出量の8割の量に達すると、モータド
ライバ制御部7bへパルスモータ2の停止要求を通知す
る処理 (3)摘出量から測定値を減算して第1の摘出量を算出
する処理 (4)モータドライバ制御部7bへパルスモータ2の駆
動要求を通知する処理 (5)電子天秤6から入力される測定値と第1の摘出量
とを比較する処理 (6)測定値が第1の摘出量の8割の量に達すると、モ
ータドライバ制御部7bへパルスモータ2の停止要求を
通知する処理 (7)第1の摘出量から測定値を減算して第2の摘出量
を算出する処理 (8)モータドライバ制御部7bへパルスモータ2の駆
動要求を通知する処理 (9)電子天秤6から入力される測定値と第2の摘出量
とを比較する処理 (10)測定値が第2の摘出量の8割の量に達すると、モ
ータドライバ制御部7bへパルスモータ2の停止要求を
通知する処理。
【0036】また、動作履歴格納部7dは、電子天秤6
の測定値を一定時間毎に検出し、パーソナルコンピュー
タ7に接続された外部記憶装置(図示せず)に登録す
る。出力部7eは、電子天秤6の測定値をパーソナルコ
ンピュータ7に接続されたディスプレイ装置(図示せ
ず)に表示させるものである。
【0037】ここで、パーソナルコンピュータ7の動作
について説明する。作業者がパーソナルコンピュータ7
のキーボードから秤量すべき液体を充填したタンク3の
タンク識別情報とこの液体の摘出量とを入力すると、入
力部7aは、タンク識別情報をモータドライバ制御部7
bへ通知すると共に、摘出量を測定値監視部7cへ通知
する。
【0038】モータドライバ制御部7bは、入力部7a
からタンク識別情報を通知されると、このタンク識別情
報が示すタンク3に対応するモータドライバ4へパルス
モータ2の駆動を指示する。この指示には、パルスモー
タ2の回転方向も含まれており、例えば、図2の矢印X
方向を指示する。
【0039】これにより、パルスモータ2は、図2の矢
印X方向へ回転し、タンク3の内溶液を容器5へ摘出す
る。そして、測定値監視部7cは、(1)電子天秤6か
ら容器5に摘出された液量の測定値を入力し、この測定
値と入力部7aから通知された摘出量とを常時比較す
る。(2)測定値が摘出量の8割の量に達すると、モー
タドライバ制御部7bへパルスモータ2の停止要求を通
知する。このとき、モータドライバ制御部7bは、測定
値監視部7cから通知された停止要求をモータドライバ
4へ送信する。これにより、モータドライバ4は、パル
スモータ2に対して正負が逆のパルス信号を数パルス分
供給し、パルスモータ2を所定の角度逆回転(図2中矢
印Y方向)させた後に停止させる。(3)測定値監視部
7cは、摘出量から現時点における測定値を減算して第
1の摘出量を算出する。(4)さらに、測定値監視部7
cは、モータドライバ制御部7bへパルスモータ2の駆
動要求を通知する。このとき、モータドライバ制御部7
bは、モータドライバ4へパルスモータ2の矢印X方向
への回転を指示する。(5)パルスモータ2が駆動され
ると、測定値監視部7cは、電子天秤6の測定値と第1
の摘出量とを常時比較する。(6)そして、測定値監視
部7cは、測定値が第1の摘出量の8割の量に達する
と、モータドライバ制御部7bに対してパルスモータ2
の停止要求を通知する。このとき、モータドライバ制御
部7bは、測定値監視部7cから通知された停止要求を
モータドライバ4へ送信する。そして、モータドライバ
4は、パルスモータ2を所定の角度逆回転させた後に停
止させる。(7)ここで、測定値監視部7cは、第1の
摘出量から現時点における測定値を減算して第2の摘出
量を算出する。(8)そして、測定値監視部7cは、モ
ータドライバ制御部7bへパルスモータ2の再駆動を要
求する。このとき、モータドライバ制御部7bは、モー
タドライバ4に対してパルスモータ2の矢印X方向への
回転を指示する。(9)パルスモータ2が回転し始める
と、測定値監視部7cは、電子天秤6から送信されてく
る測定値と第2の摘出量とを常時比較する。(10)そ
して、測定値監視部7cは、測定値が第2の摘出量の8
割の量に達すると、モータドライバ制御部7bへパルス
モータ2の停止要求を発行する。このとき、モータドラ
イバ制御部7bは、モータドライバ4へパルスモータ2
の停止要求を送信し、モータドライバ4は、パルスモー
タ2を所定の角度逆回転させた後に停止させる。
【0040】測定値監視部7cは、上記(1)〜(1
0)までの処理を特定回数繰り返し行う。さらに、パー
ソナルコンピュータ7は、上記の秤量処理を入力部7a
が入力したタンク識別情報毎に行う。
【0041】また、動作履歴格納部7dは、電子天秤6
の測定値を一定時間毎に検出してパーソナルコンピュー
タ7に接続された外部記憶装置へ格納させる。入力部7
aから表示コマンドが入力されると、出力部7eは、現
時点における電子天秤6の測定値、及び摘出を終了した
液体の測定値をディスプレイ装置から出力させる。
【0042】以上、本実施例によれば、チューブポンプ
の駆動源としてパルスモータを利用することにより、摘
出量の細かい制御が可能になる。具体的には、規定の摘
出量を摘出終了したときにパルスモータを逆転させるこ
とによりチューブからの液垂れを防止することができ
る。さらに、チューブの太さを変更することにより、秤
量の精度を制御することが出来る。従って、秤量精度の
向上を図ることができる。
【0043】さらに、パルスモータの動作をパーソナル
コンピュータで一括制御することにより、操作者にかか
る負担を軽減させ、熟練者でなくとも簡略な操作で精度
の高い秤量を行うことができる。
【0044】また、タンクの内溶液として口紅用の色素
ペーストやネイルカラーの色素ペースト等を使用する場
合には、作業員の手を汚さずに処理を行えるという利点
がある。
【0045】尚、本実施例では、チューブポンプとして
ロータタイプのポンプを例に挙げて説明したが、図6に
示すようなギヤタイプのチューブポンプでもよい。この
ギヤタイプのチューブポンプは、円状のギヤガイド20
0が立設されており、このギヤガイド200内の中心部
分には、パルスモータの回転軸が突出している。そし
て、回転軸20には、円板の側壁に凹凸を形成した主ギ
ヤ400が取り付けられている。さらに、主ギヤ400
の周囲には、主ギヤ400に噛み合うと同時にギヤガイ
ド200の凹凸に噛み合う複数の副ギヤ300が配置さ
れいる。この副ギヤ300は、主ギヤ400の回転によ
り、ギヤガイド200上を主ギヤ400の回転方向と同
方向へ移動する。
【0046】ここで、ギヤガイド200は、内側の側壁
表面に凹凸が無く且つ滑らかに形成された基台部200
bの上部に、内側の側壁に副ギヤ300と噛み合う凹凸
を形成したギヤ部200aを積層した二層構造を採用し
ている。これに対応して、副ギヤ300も、外側の側壁
表面が滑らかに形成された基台部300bの上部に外側
の側壁表面にギヤガイド200のギヤ部200aと噛み
合う凹凸を形成したギヤ部300aを積層した二層構造
を採用している。
【0047】さらに、ギヤガイド200の任意の2点に
貫通孔を設け、一方の貫通孔からギヤガイド200内に
チューブ10を導き、他方の貫通孔からギヤガイド20
0外へ貫通させている。このとき、ギヤガイド200内
に導かれたチューブ10の少なくとも一部は、ギヤガイ
ド200の基台部200b内壁と、副ギヤ300の基台
部300bとの間に挟まれるようにしている。
【0048】このように、チューブポンプの構成は、本
発明の特徴を満たす限り、いかような構成を採用しても
構わない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、チューブポンプの駆動
源としてパルスモータを利用することにより、きめ細か
い制御が可能となり、秤量精度の向上を図ることが可能
となる。
【0050】さらに、本発明によれば、作業員にかかる
負担を軽減すると共に、熟練者でなくとも精度の高い秤
量が行える。また、作業員は、被秤量液で手や衣服を汚
す心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における秤量装置の概略構成図
【図2】チューブポンプの一実施態様を示す平面図
(1)
【図3】チューブポンプの一実施態様を示す平面図
(2)
【図4】チューブポンプの一実施態様を示す平面図
(3)
【図5】パーソナルコンピュータの機能別構成ブロック
【図6】チューブポンプの他の実施態様を示す平面図
【符号の説明】
1・・チューブポンプ 1A・・チューブポンプ 1B・・チューブポンプ 1C・・チューブポンプ 2・・パルスモータ 2A・・パルスモータ 2B・・パルスモータ 2C・・パルスモータ 3・・タンク 3A・・タンク 3B・・タンク 3C・・タンク 4・・モータドライバ 4A・・モータドライバ 4B・・モータドライバ 4C・・モータドライバ 5・・容器 6・・電子天秤 7・・パーソナルコンピュータ 7a・・入力部 7b・・モータドライバ制御部 7c・・測定値監視部 7d・・動作履歴格納部 7e・・出力部 8・・通信回線 8A・・通信回線 8B・・通信回線 8C・・通信回線 9・・通信回線 10・・チューブ 10A・・チューブ 10B・・チューブ 10C・・チューブ 100 ・・ロータガイド 110 ・・ロータ 120 ・・支持体 200 ・・ギヤガイド 200a・・ギヤ部 200b・・基台部 300 ・・副ギヤ 300a・・ギヤ部 300b・・基台部 400 ・・主ギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を充填したタンクとこのタンクの内
    溶液を電子天秤上に搭載された容器へ摘出するチューブ
    ポンプとこのチューブポンプを駆動するパルスモータと
    このパルスモータを正方向あるいは逆方向へ所定の角度
    回転させるモータドライバとを複数組備えると共に、前
    記各モータドライバ及び前記電子天秤と通信回線を介し
    て接続される制御手段を備え、 前記制御手段は、秤量すべき液体を充填したタンクを特
    定するタンク識別情報及び前記液体の摘出量を入力する
    入力部と、 前記入力部から入力されるタンク識別情報に基づいて、
    前記タンクに対応するモータドライバを制御するモータ
    ドライバ制御部と、 前記電子天秤の測定値を監視して、この測定値が前記入
    力部から入力される摘出量に達すると、前記モータドラ
    イバ制御部に対して前記パルスモータの停止要求を通知
    する測定値監視部とを備えることを特徴とする秤量装
    置。
  2. 【請求項2】 前記測定値監視部は、 前記電子天秤の測定値が前記摘出量の所定の割合に達す
    ると、前記モータドライバ制御部へ前記パルスモータの
    停止要求を通知し、 前記摘出量から前記測定値を減算して第1の摘出量を算
    出すると同時に、前記モータドライバ制御部へ前記パル
    スモータの再駆動要求を通知し、 前記電子天秤の測定値が前記第1の摘出量の所定の割合
    に達すると、前記モータドライバ制御部へ前記パルスモ
    ータの停止要求を通知し、 前記第1の摘出量から前記測定値を減算して第2の摘出
    量を算出すると同時に、前記モータドライバ制御部へ前
    記パルスモータの再駆動要求を通知し、 前記電子天秤の測定値が前記第2の摘出量の所定の割合
    に達すると、前記モータドライバ制御部へ前記パルスモ
    ータの停止要求を通知する処理を特定回数繰り返し行う
    ことを特徴とする請求項1記載の秤量装置。
  3. 【請求項3】 前記モータドライバは、前記モータドラ
    イバ制御部から前記パルスモータの停止要求を受信する
    と、前記パルスモータを所定の角度逆回転させた後に停
    止させることを特徴とする請求項1記載の秤量装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電子天秤の測定値
    を一定時間毎に格納する動作履歴格納部を備えることを
    特徴とする請求項1記載の秤量装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047605A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Todoroki Industry Co Ltd 高精度定重量液送装置
JP2009133737A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Horiba Ltd 処理ろ過装置及びこれを用いた金属イオンモニタ
ES2364908A1 (es) * 2009-02-27 2011-09-16 Fertinova S.L. Equipo dispensador de fertilizantes liquidos.
CN104359536A (zh) * 2014-11-13 2015-02-18 常熟市佳衡天平仪器有限公司 一种便携式珠宝电子秤

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