JPH0811401B2 - 着肉成形用鋳型キヤビテイ−の成形方法 - Google Patents

着肉成形用鋳型キヤビテイ−の成形方法

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JPH0811401B2
JPH0811401B2 JP61216155A JP21615586A JPH0811401B2 JP H0811401 B2 JPH0811401 B2 JP H0811401B2 JP 61216155 A JP61216155 A JP 61216155A JP 21615586 A JP21615586 A JP 21615586A JP H0811401 B2 JPH0811401 B2 JP H0811401B2
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shape
molding
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徹 江口
澄彦 栗田
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株式会社香蘭社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、無機粉末、有機粉末あるいは金属粉末の着
肉成形用鋳型キャビティーの成形方法に係わるものであ
る。
<従来の技術> 鋳込成形に代表される粉体の着肉成形の分野におい
て、逆テーパーのある複雑な品物の製造は極めて困難で
ある。
これは、このような形状のものは着肉体の脱型が極め
て困難である上に、着肉体の収縮によってワレが誘発さ
れることがあるためである この問題を解決するために、従来では次のような方法
が取られている。
1)一つの形状体を数個の部分に分割し、各部分を別々
に成形して後で接合して一体化する方法。
2)型そのものを、脱型ができるように複数個に分割す
る方法。
以上二つの方法が取られている。
前者に代表されるものが陶磁器の人形や花であり、後
者に代表されるものはセラミック製のプロペラである。
いずれにせよ従来の技術は手間がかかる上に、たとえ
うまくいったとしても、脱型時に亀裂がいりやすく、ま
た鋳バリの問題点もある。
<発明が解決する問題点> 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、逆
テーパーのある複雑形状品でも継目のない一つの鋳型で
一回で成形できると共に、成形品の脱型も極めて容易な
着肉成形用鋳型キャビティーの成形方法を提供せんとす
るものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、柔軟性と吸水性のある鋳型材料に、温度に
よって液体−固体あるいは、気体−固体あるいは低粘性
−高粘性に変化する性質の液体保型剤を含浸させた後、
マスターモデルを埋め込んで該鋳型に該モデルの形状を
転写した後、該保型剤の固体あるいは硬化あるいは高粘
性温度領域でマスターモデルを抜去して鋳型キャビティ
ーを形成した後、該キャビティーに粉体の着肉成形用ス
ラリーを注入して該キャビティー内面に着肉させた後、
該鋳型保型剤の液体あるいは気体あるいは低粘性温度領
域で該着肉体を取り出すことを特徴とする。
<作用> (鋳型の保型) 本発明の保型剤は、うめこんだマスターモデルを取除
くときに鋳型が壊れない様に、鋳型を固化あるいは硬化
させるものである。
固化あるいは硬化のメカニズムは、保型剤が温度によ
って、液体から固体、気体から固体に変化、あるいは硬
化する性質あるいは高粘性に変化する性質を利用するも
のである。
代表的なものは、水、アルコール、その他の液体ある
いは樹脂、ワックス、低融点金属は、炭酸ガス等のガス
体、ゴム、メトローズあるいは、ヒドロキシエチルセル
ロースであり、温度によって、固体−液体あるいは軟化
−硬化あるいは高粘性に変化する性質のものであれば全
て使用できる。は、 これらの保型剤は、液体あるいは気体の状態では、お
互いの結合力は微弱あるいは皆無に近く、鋳型そのもの
の形を保型することは不可能に近いが、温度を変化させ
て、一旦これを凝固あるいは硬化あるいは高粘性に変え
てやると、結合力が飛躍的に向上し、鋳型は強固に保型
されてくる。
この段階でマスターモデルを取除く。
マスターモデルの除去には次の方法がある。
1.引抜き法 シリコンゴムの様な軟らかい材料で形成して、これを
柔軟、自在に変形させて鋳型から抜き取る。
鋳型は強固に保型されているので、柔軟なゴムでは欠
損されることはない。
2.溶解−流出法 鋳型の保型剤よりも軟化あるいは溶融点の低い材料単
体あるいは、この材料をバインダーにしてモデルを形成
し、モデルは溶融あるいは軟化−流出させることによっ
て除去する。
3.気化法 ナフタリンの様な気化あるいは昇化する材料でモデル
を形成し、気散させて除去する。
モデルが取除かれた後には、モデルの形状を正確に転
写されたキャビティーが形成される。
この段階で、着肉成形用の粉体混合液(たとえば鋳込
み泥しょう)を鋳込む。
鋳型への着肉が始まる。
(鋳型の崩壊) 予定の厚さ着肉した時点で、鋳型を崩壊する。
鋳型の崩壊には、保型剤を融解、軟化あるいは低粘性
化させて鋳型の剛性を失わせて、鋳型をもとの柔軟性の
ある状態にもどし、中の成形体を取出す。
中の成形体は何ら損傷することなく取出すことができ
る。
(鋳型材料) 本発明の鋳型では、柔軟性と吸水性の有る材料、例え
ばスポンジの様な材料をその素材として使用する。
必要に応じて、この材料で予じめキャビティーの形状
に作ったものを使用することもできる。
この材料の中に保型剤を含浸させ、この中にマスター
モデルをうめこむ。
マスターモデルの形状を正確に点写した後、保型剤を
固化、硬化、高粘化させて、鋳型に剛性を与えて、中の
モデルを取除く。
保型剤の配合割合は、容量%で、1〜98%が好ましい
範囲である <実施例> 実施例1 予め、鋳型の形に成形したスポンジに保型剤として水
を含浸させたものの中にゴムのマスターモデルを埋め込
み、全体を−10℃に凍結した。
凍結により強固に保型された鋳型からモデルを除去し
た。
モデルは鋳型を損傷することなく除去することができ
た。
スラリー成分 23%の水分と10%のアルコール、1%の解こう剤を含
む5ミクロンの粉末のスラリー。
成 形 上記鋳型にスラリーを注入した。
スラリーは鋳型に吸収され、着肉成形された。
崩 壊 成形後、鋳型を解凍してもとの柔軟性のある状態にも
どした。
成形体は何等損傷することなく取出すことができた。
得られた成形体は健全で割れは全く認められなかっ
た。また強度も石膏成形品と何等遜色なかった。
実施例2 鋳 型 スポンジの小片に保型剤としてメトローズを含浸させ
たものの中にゴムのマスターモデルを埋込み、全体を60
℃に加熱した。
保型剤は加熱によりゲル化し、鋳型は硬化した。
硬化した鋳型からモデルを除去した。
モデルは鋳型を損傷することなく取出すことができ
た。
スラリー成分 約30%の水分を含む鋳込成形用陶磁器泥漿。
成 形 上記鋳型にスラリーを注入した。
スラリーは鋳型に吸水され、着肉成形された。
脱 型 成形後、鋳型をメトローズの低粘性温度域に冷却して
元の流動性のある状態に戻して、中の成形体を脱去し
た。
成形体は何ら損傷することなく取出すとができた。
得られた成形体は、健全で割れは全く認められなかっ
た。
また強度も石膏型成形品と何ら遜色なかった。
なお、上記実施例では、鋳込用の粉体混合液としてア
ルミナスラリー、陶磁器泥漿を用いたが、本発明はこれ
のみに限定されるものではなく、他のセラミック粉末、
金属粉末、樹脂粉末等、少なくともこの種の成形の可能
なものであれば全て適用できる。
<発明の効果> 1)着肉成形体の脱型が容易である。
2)着肉成形体に亀裂が発生しない。
3)鋳バリがない。
4)あらゆる形状のものが一個の鋳型で自在に出来る。
5)安価である。
6)高密度成形体がえられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟性と吸水性のある鋳型材料に、温度に
    よって液体−固体あるいは、気体−固体あるいは低粘性
    −高粘性に変化する性質の液体保型剤を含浸させた後、
    マスターモデルを埋め込んで該鋳型に該モデルの形状を
    転写した後、該保型剤の固体あるいは硬化あるいは高粘
    性温度領域でマスターモデルを抜去して鋳型キャビティ
    ーを形成した後、該キャビティーに粉体の着肉成形用ス
    ラリーを注入して該キャビティー内面に着肉させた後、
    該鋳型保型剤の液体あるいは気体あるいは低粘性温度領
    域で該着肉体を取り出すことを特徴とする粉体の着肉成
    形用鋳型キャビティーの成形方法。
JP61216155A 1985-10-21 1986-09-14 着肉成形用鋳型キヤビテイ−の成形方法 Expired - Lifetime JPH0811401B2 (ja)

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JP61216155A JPH0811401B2 (ja) 1986-09-14 1986-09-14 着肉成形用鋳型キヤビテイ−の成形方法
AU65267/86A AU6526786A (en) 1985-10-21 1986-10-21 Mold for pad molding of powder
EP19860906437 EP0243502A4 (en) 1985-10-21 1986-10-21 MOLD FOR MOLDING POWDERS IN THE FORM OF PLATES.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5549206A (en) * 1978-10-04 1980-04-09 Kurosaki Refractories Co Preparation of firebrick

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