JPH11165321A - 素型成形方法 - Google Patents

素型成形方法

Info

Publication number
JPH11165321A
JPH11165321A JP33457197A JP33457197A JPH11165321A JP H11165321 A JPH11165321 A JP H11165321A JP 33457197 A JP33457197 A JP 33457197A JP 33457197 A JP33457197 A JP 33457197A JP H11165321 A JPH11165321 A JP H11165321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
forming
molding
mass
solidified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33457197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takeuchi
宏 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO SELLBICK KK
Original Assignee
SHINKO SELLBICK KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO SELLBICK KK filed Critical SHINKO SELLBICK KK
Priority to JP33457197A priority Critical patent/JPH11165321A/ja
Publication of JPH11165321A publication Critical patent/JPH11165321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】物品を成形するための型又は型を形成するため
のマスター型を含む素型を安価に製作すること。 【解決手段】凍結可能な冷却雰囲気下に水1を供給して
氷塊6を形成し、氷塊6を加工して特定の形態を有する
氷製の素型8を成形する。水にかえ、合成樹脂やゴムを
素材としたゲル状物あるいはゾル状物を用いことができ
る。また氷塊のかわりにドライアイスを用いることがで
きる。更に、セラミック粒、合成樹脂繊維からなる補強
材を添加してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の形態を物品
を成形するための型または型を形成するためのマスタ型
等を含む広義での素型を製造する素型成形方法に係る技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人は、精密機械加工等によ
る金型製作のコストを消失させることを指向して、先に
金型レス成形技術を提案している(特願7−35408
0号参照)。
【0003】この本出願人に係る先提案は、流動化させ
た成形材料を塊状に固化させ、固化した成形材料を削減
して成型品を成形するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の本出願人に係る
先提案では、金型製作のコストの消失がクリアされるも
のの、成形材料の材質によっては金型利用の場合よりも
成形時間が極端に長くなってしまうため、成型品の量産
に適しなくなるという問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、金型レス成形に見合う程度の安価なコス
トで型製作が可能な素型成形方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る素型成形方法は、次のような手段を採
用する。
【0007】即ち、請求項1では、固化可能な雰囲気下
に液体を供給して固化塊を形成し、固化塊を削減して特
定の形態を有する固化製の素型を成形する。液体の性状
に応じて固化する温度等の雰囲気下が選択され、この雰
囲気下において固化塊の体積減少を招来しないように形
成・削減する。
【0008】この手段では液体が固化する現象を型成形
技術に利用しようとするものある。固化塊の形成・削減
の繰返しにより所望形状の固化塊が形成されるので、こ
の固化塊が母材として利用される。
【0009】また、請求項2では、請求項1の素型成形
方法において、液体が水であって、水を凍結可能な雰囲
気下に水を供給して氷塊を形成し、氷塊を削減して特定
の形態を有する氷製の素型を成形することを特徴とす
る。好ましくは氷点下の雰囲気が選択され、。
【0010】この手段では、本出願人に係る先提案の金
型レス成形技術を型成形技術に利用することを逆転発想
してなる。しかも、安価で安全,簡単な取扱いが可能な
水を成形材料とし、凍結という簡単な処理で素型を成形
するため、型製作コストの削減が可能になる。母材とし
て利用された素型は、転写後に水として利用ないし廃棄
される。
【0011】また、請求項3では、請求項1または2の
素型成形方法において、氷塊の形成,削減により素型の
一部を成形した後に、氷塊の形成,削減を繰返して素型
の残部を成形することを特徴とする。好ましくは、氷点
下の雰囲気において水から氷塊の一部を形成し、この氷
塊の一部を同様な雰囲気下において削減することで素型
の一部が形成される。
【0012】この手段では、氷塊の形成,削減を素型の
部分単位で繰返す。
【0013】また、請求項4では、請求項1〜3のいず
れかの素型成形方法において、供給される水に素型の機
械的強度を高めるための補強材を混入することを特徴と
する。補強材としては、セラミック粒や合成樹脂粒が選
択され、好ましくは射出成形が可能な寸法に高度に細メ
ッシュ化されている。
【0014】この手段では、水に補強材を混入すること
で成形された素型の機械的強度を高める。
【0015】また、請求項5は、請求項1〜4のいずれ
かの素型成形方法において、氷塊の形成の際に素型の型
機能を高めるための非氷製の補助材を組入れることを特
徴とする。非氷製の補助材としては金属材や合成樹脂材
等がが挙げられる。
【0016】この手段では、氷塊の形成の際に補助材を
組入れることで型機能を高める。
【0017】また、請求項6では、請求項1の素型成形
方法において、液体がゲル状/ゾル状物質であって、ゲ
ル状/ゾル状物質を凍結可能な冷却雰囲気下にゲル状/
ゾル状物質を供給して固化塊を形成し、固化塊を削減し
て特定の形態を有する固化製の素型を成形することを特
徴とする。ゲル状物質あるいはゾル状物質としては合成
樹脂材やゴム類等を素材としたものが用いられる。
【0018】この手段では、ゲル状物質あるいはゾル状
物質を用いて型成形技術に利用するものである。しか
も、ゲル状物質あるいはゾル状物質によって素型の機械
的強度が高められている。
【0019】また、請求項7では、請求項1または6の
素型成形方法において、固化塊の形成,削減により素型
の一部を成形した後に、固化塊の形成,削減を繰返して
素型の残部を成形することを特徴とする。素型の一部と
残部は雰囲気下において一体化される。
【0020】この手段では、固体塊の形成,削減を素型
の部分単位で繰返す。
【0021】また、請求項8では、請求項1,6または
7のいずれかの素型成形方法において、供給されるゲル
状/ゾル状物質に素型の機械的強度を高めるための補強
材を混入することを特徴とする。
【0022】この手段では、ゲル状物質あるいはゾル状
物質に補強材を加えることによって素型の機械的強度が
一層高められている。補強材としては、例えば射出成形
可能な寸法で粒状や繊維状を呈する骨材が選択される。
【0023】また、請求項9では、請求項1,6〜8の
いずれかの素型成形方法において、固化塊の形成の際に
素型の型機能を高めるための非親和性の補助材を組入れ
ることを特徴とする。
【0024】この手段では、非親和製の補助材としては
剥離性を有するシリコン系樹脂材料等を用いることがで
きる。
【0025】また、請求項10では、水を含浸させたシ
ャーベット状成形材料を成形型に注入し、シャーベット
状成形材料の固化後にシャーベット状成形材料を成形型
から取出して脱水し、多孔質の素型を成形する。
【0026】この手段では、素型の成形材料として安価
で安全,簡単な取扱いが可能な水を含むシャーベット状
のものを選択して、材料自体と温度管理の容易による成
形型の簡素性とから素型の型製作コストの削減が可能に
なる。
【0027】また、請求項11では、請求項10の素型
成形方法において、シャーベット状成形材料を成形型の
内部で凍結乾燥させてから取出して多孔質の素型を成形
することを特徴とする。
【0028】この手段では、脱水手段として凍結乾燥が
選択される。
【0029】また、請求項12では、気体へ昇華する固
体塊を体積膨張率が維持できる雰囲気下に供給し、固化
塊を削減して特定の形態を有する固化製の素型を成形す
る。
【0030】この手段では、固体から直接に気化ないし
昇華する物性を利用しようとするものである。固体塊は
その体積減少率が維持できる雰囲気下で削減される。
【0031】また、請求項13では、請求項12の素型
成形方法において、固体塊は気体を圧縮液化して形成さ
れることを特徴とする。
【0032】この手段では、気体から固体塊を所望形状
に形成する。
【0033】また、請求項14では、請求項12の素型
成形方法において、固化塊への局部的昇華により素型を
成形することを特徴とする。
【0034】この手段では、昇華ないし気化する現象を
固体塊に対して局部的ないしは部分的に施すことを利用
しようとするもので、機械的な削減と同等に利用でき
る。
【0035】また、請求項15では、請求項13の素型
成形方法において、固体塊の形成,削減により素型の一
部を成形した後に、固体塊の形成,削減を繰返して素型
の残部を成形することを特徴とする。
【0036】この手段では、気体からの固体塊の形成と
削減とを、素型の部分単位で繰返して成形する。
【0037】また、請求項16では、請求項13の素型
成形方法において、固体塊の形成,局部的昇華により素
型の一部を成形した後に、固体塊の形成,局部的昇華を
繰返して素型の残部を成形することを特徴とする。
【0038】この手段では、気体からの固体塊の形成と
局部的な昇華ないし気化による削減とを、素型の部分単
位で繰返して成形する。
【0039】また、請求項17では、請求項13の素型
成形方法において、気体を圧縮液化する雰囲気に素型の
外形を有するマスターモデルを設置し、このマスターモ
デルに対して気体を圧縮液化して固体塊を付形し、その
後にマスターモデルを離型して素型を成形することを特
徴とする。
【0040】この手段では、マスターモデルを用いるこ
とで気体の圧縮液化時に素型が形成される。
【0041】さらに、請求項18では、請求項12〜1
7のいずれかの素型成形方法において、固体塊が固体二
酸化炭素であることを特徴とする。
【0042】この手段では、固体二酸化炭素を利用して
加工する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る素型成形方法
の実施の形態を図面に基いて説明する。
【0044】図1,図2は、本発明に係る素型成形方法
の実施の形態(1)を示すものである。
【0045】この実施の形態では、図1(A)に示すよ
うに、液体として水を例示し、水からなる成形材料1を
ノズル2から噴射することにより供給する構成が採られ
ている。
【0046】成形材料1は、水から構成できるが、水に
はセラミック粒,合成樹脂繊維等からなる補強材3を混
入してもよい。補強材3としては0.数μm〜数mmの
範囲が好適である。これ等の成形材料1,補強材3は、
ノズル2から一体的に噴射される。
【0047】成形材料1,補強材3が噴射される作業テ
ーブル4は、冷却ユニット5に連結して成形材料1,補
強材3を凍結することのできる冷凍パン構造になってい
る。換言すれば、作業テーブル4は水を凍結可能で雰囲
気下に維持でき、且つこの冷凍可能な雰囲気下で削減作
業を行えるような冷凍パン構造となっている。
【0048】従って、ノズル2から作業テーブル4に噴
射された成形材料1,補強材3は、図1(A)に示すよ
うに、作業テーブル4上で氷塊6を形成することにな
る。なお、作業テーブル4,冷却ユニット5の構造,連
係によっては、氷塊6の結晶方向を調整することによ
り、氷塊6の機械的強度,表面滑性度等を調整すること
ができる。
【0049】この氷塊6の形成の際には、ピン,コーナ
部材等の補助材7をピンやコーナー等に組入れる。補助
材7は、成形される素型8の精度確保,位置決め等の型
機能を高めるためのもので、非氷製の金属材,合成樹脂
材等から構成される。この補助材7は、例えば、精密に
制御されたロボットアームによって氷塊6の凍結前状態
に挿入により適正な位置に組入れられる。
【0050】形成された氷塊6は、図1(B)に示すよ
うに、作業テーブル4上で冷却ユニット5により凍結状
態を維持されたまま、加工機9による削減加工により特
定の形態の素型8に成形される。
【0051】加工機9としては、研削,熱照射,レーザ
照射タイプ等が選択される。このような加工機9は、N
C制御等の精密な制御装置で動作制御されることによ
り、精密な素型8を成形することができる。
【0052】この実施の形態によると、安価で安全,簡
単な取扱いが可能な水を成形材料1とし、凍結という簡
単な処理で素型8を成形するため、型製作コストの削減
が可能になる。この型製作コストの削減は、前述の本出
願人に係る先提案の金型レス成形に見合うものである。
【0053】成形された素型8は、図2に示すように、
適当な手段で凍結状態を維持したまま、必要に応じて離
型剤10を塗布して2次成形材料11を注入し、成型品
12を成形することになる。この成型品12は、最終製
品であってもよく、3次以降の物品を成形する型であっ
てもよい。従って、前述の本出願人に係る先提案の金型
レス成形技術に比して、成型品12の成形時間が短縮さ
れることになり、量産に適することになる。
【0054】なお、2次成形材料11としては、水,砂
や低温で流動化する樹脂等が選択される。また、離型剤
10としては、2次成形材料11が砂である場合に、ア
ルコール類に溶解させたラッカ等の塗料が有効である。
【0055】図3は、本発明に係る素型成形方法の実施
の形態(2)を示すものである。この実施の形態では固
体塊として氷塊を例示し、氷塊を削減して特定の素型を
形成するものであって、素型としてはプレス型を例示す
る。
【0056】図3(A)に示すように、素型としての雌
型20は、ベース21に取付けされた型板部22の中央
部に保持穴23を凹設し、保持穴23の周囲に冷却装置
24を設け、保持穴23に氷塊27を形成する。氷塊2
7は保持穴23の周囲壁から突出する突起25によって
アンダーカット構造で保持されている。図中26はガイ
ドブッシュである。上記氷塊27は、図3(B)に示す
ように、加工機9によって雌型面28に素型される。
【0057】次に、図3(C)に示すように、素型とし
ての雄型30は、ベース31に取付けされた型板部32
の中央部に保持穴33を凹設し、保持穴33の周囲に冷
却装置34を設けて保持穴33に氷塊37を形成する。
氷塊37は保持穴33の周囲壁から突出する突起35に
よってアンダーカット構造で保持されている。図中36
はガイドピンである。上記氷塊37は、図3(D)に示
すように、加工機9によって雄型面38に素型される。
【0058】さらに、図3(E)に示すように型合わせ
すると、雌型20と雄型30とからなる成形型が構成さ
れる。この雌型面28と雄型面38との間に材料を保持
させてプレスすると、所望の製品39が成形されること
となる。雌型面28と雄型面38との間には、必要に応
じて離型剤を塗布することができる。
【0059】図4は、本発明に係る素型成形方法の実施
の形態(3)を示すものである。
【0060】この実施の形態では、図4(A)に示すよ
うに、水を含浸させたシャーベット状成形材料41が成
形型42,43に注入されることにより供給する構成が
採られている。
【0061】シャーベット状成形材料41は、含水性を
有する合成樹脂材等が選択され、射出成形等により成形
型42,43に注入される。
【0062】成形型42,43に注入されたシャーベッ
ト状成形材料41は、図4(B)に示すように、固化後
に成形型42,43から取出されて脱水される。脱水と
しては、遠心分離機の使用が考えられる。
【0063】脱水されたシャーベット状成形材料41
は、特定の形態の多孔質の素型44に成形されることに
なる。
【0064】この実施の形態によると、素型44を安価
で安全,簡単な取扱いが可能な水を含むシャーベット状
成形材料41を用いているため、材料コストは勿論のこ
と、温度管理の容易性等から成形型42,43を簡素化
することができ、素型44の型製作コストの削減が可能
になる。この型製作コストの削減は、前述の本出願人に
係る先提案の金型レス成形に見合うものである。
【0065】成形された素型44は、前述の実施の形態
(1)と同様の用途に供されることに加えて、2次以降
の成形品12の骨材,核としても利用することもでき
る。
【0066】さらに、図1に示す基本形態に基づいて、
請求項12以降に示す気体へ昇華する固体塊を用いて実
施可能である。この場合には作業テーブル4の雰囲気を
気体へ昇華する固体塊の体積膨張率が維持できる構造と
することが望ましい。また、加工機9としては、固化塊
の昇華を助長する程度の熱風や温水等も幅広く選択可能
である。
【0067】図5は、本発明に係る素型成形方法の実施
の形態(4)を示すものであり、請求項12以降の固体
塊を用いた具体例である。
【0068】固体塊として例示するドライアイスの素型
50は、図5(A)に示すように、加工機9により中央
孔51を形成し、中央孔内にアンダーカット52を形成
し、支持片53を外側へ突出した形状に加工される。こ
のドライアイスの素型50には、内外面に前述の離型剤
10を塗布しておくことが望ましい。
【0069】次いで、図5(B)に示すように、上記ド
ライアイスの素型50を型枠54の内部に設置し、ドラ
イアイスの素型50の外側と中央孔51とに砂55を充
填する。その後に、ドライアイスの素型50を脱気口5
6から気化させると、鋳物のマスターモデルが形成され
ることとなる。
【0070】この実施の態様によれば、ドライアイスの
素型50は脱気口56から極めて良好に気化するので、
脱気口56を鋳込み口として利用可能となるうえ、中子
を設けずにアンダーカット成形を実現できる。
【0071】図6は、本発明に係る素型成形方法の実施
の形態(5)を示すものであり、図5のドライアイスと
略々同様に実施可能である。
【0072】固体塊として例示する氷塊からなる素型6
0は、図6(A)に示すように、加工機9により加工さ
れる。この氷塊の素型60は、離型剤10に代えて、合
成樹脂フィルム61で包むことも可能である。
【0073】次いで、図6(B)に示すように、上記氷
塊の素型60を型枠54の内部に設置し、この素型60
の外側に砂55を充填する。その後に、この素型60を
抜き口62から水抜きさせると、鋳物のマスターモデル
が形成されることとなる。
【0074】この実施の態様によれば、氷塊の素型60
は抜き口62から良好に水抜きできるので、抜き口62
を鋳込み口として利用可能となる。
【0075】以上、図示した実施の形態の外に、実施の
形態(2)について、成形型42,43の内部でシャー
ベット状成形材料41を凍結乾燥させて素型44を成形
することもできる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る素型成形方
法は、安価で安全,簡単な取扱いが可能な液体等を成形
材料としたり、気体へ昇華する固体塊を成形材料として
いるために、金型レス成形に見合う程度の安価なコスト
で型製作が可能である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る素型成形方法の実施の形態(1)
を示す斜視図で、(A),(B)に工程順を示してあ
る。
【図2】図1により成形された素型の利用例を示す断面
図である。
【図3】本発明に係る素型成形方法の実施の形態(2)
を示す断面図で、(A),(B)(C)(D)(E)に
工程順を示してある。
【図4】本発明に係る素型成形方法の実施の形態(3)
を示す断面図で、(A),(B)に工程順を示してあ
る。
【図5】本発明に係る素型成形方法の実施の形態(4)
を示す断面図で、(A),(B)に工程順を示してあ
る。
【図6】本発明に係る素型成形方法の実施の形態(5)
を示す断面図で、(A),(B)に工程順を示してあ
る。
【符号の説明】
1 成形材料
(水) 3 補強材 6,27,37 氷塊 7 補助材 8,20,30,44,50,60 素型 9 加工機 10 離型剤 41 シャーベッ
ト状成形材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】固体塊として例示するドライアイスの素型
50は、図5(A)に示すように、加工機9により中央
孔51を形成し、中央孔内にアンダーカット52を形成
し、支持片53を外側へ突出した形状に加工される。ま
た、このドライアイスの素型50は、所定雰囲気内にお
いて素型形状またはこれの近似形状に炭酸ガスを冷却圧
縮させても形成可能してもよい。このドライアイスの素
型50には、内外面に前述の離型材10を塗布しておく
ことが望ましい。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固化可能な雰囲気下に液体を供給して固
    化塊を形成し、固化塊を削減して特定の形態を有する固
    化製の素型を成形する素型成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の素型成形方法において、液体
    が水であって、水を凍結可能な雰囲気下に水を供給して
    氷塊を形成し、氷塊を削減して特定の形態を有する氷製
    の素型を成形することを特徴とする素型成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の素型成形方法におい
    て、氷塊の形成,削減により素型の一部を成形した後
    に、氷塊の形成,削減を繰返して素型の残部を成形する
    ことを特徴とする素型成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの素型成形方法
    において、供給される水に素型の機械的強度を高めるた
    めの補強材を混入することを特徴とする素型成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの素型成形方法
    において、氷塊の形成の際に素型の型機能を高めるため
    の非氷製の補助材を組入れることを特徴とする素型成形
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の素型成形方法において、液体
    がゲル状/ゾル状物質であって、ゲル状/ゾル状物質を
    凍結可能な冷却雰囲気下にゲル状/ゾル状物質を供給し
    て固化塊を形成し、固化塊を削減して特定の形態を有す
    る固化製の素型を成形することを特徴とする素型成形方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1または6の素型成形方法におい
    て、固化塊の形成,削減により素型の一部を成形した後
    に、固化塊の形成,削減を繰返して素型の残部を成形す
    ることを特徴とする素型成形方法。
  8. 【請求項8】 請求項1,6または7のいずれかの素型
    成形方法において、供給されるゲル状/ゾル状物質に素
    型の機械的強度を高めるための補強材を混入することを
    特徴とする素型成形方法。
  9. 【請求項9】 請求項1,6〜8のいずれかの素型成形
    方法において、固化塊の形成の際に素型の型機能を高め
    るための非親和性の補助材を組入れることを特徴とする
    素型成形方法。
  10. 【請求項10】 水を含浸させたシャーベット状成形材
    料を成形型に注入し、シャーベット状成形材料の固化後
    にシャーベット状成形材料を成形型から取出して脱水
    し、多孔質の素型を成形する素型成形方法。
  11. 【請求項11】 請求項10の素型成形方法において、
    シャーベット状成形材料を成形型の内部で凍結乾燥させ
    てから取出して多孔質の素型を成形することを特徴とす
    る素型成形方法
  12. 【請求項12】 気体へ昇華する固体塊を体積膨張率が
    維持できる雰囲気下に供給し、固化塊を削減して特定の
    形態を有する固化製の素型を成形する素型成形方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の素型成形方法において、
    固体塊は気体を圧縮液化して形成されることを特徴とす
    る素型成形方法。
  14. 【請求項14】 請求項12の素型成形方法において、
    固化塊への局部的昇華により素型を成形することを特徴
    とする素型成形方法。
  15. 【請求項15】 請求項13の素型成形方法において、
    固体塊の形成,削減により素型の一部を成形した後に、
    固体塊の形成,削減を繰返して素型の残部を成形するこ
    とを特徴とする素型成形方法。
  16. 【請求項16】 請求項13の素型成形方法において、
    固体塊の形成,局部的昇華により素型の一部を成形した
    後に、固体塊の形成,局部的昇華を繰返して素型の残部
    を成形することを特徴とする素型成形方法。
  17. 【請求項17】 請求項13の素型成形方法において、
    気体を圧縮液化する雰囲気に素型の外形を有するマスタ
    ーモデルを設置し、マスターモデルに対して気体を圧縮
    液化して固体塊を付形し、その後にマスターモデルを離
    型して素型を成形することを特徴とする素型成形方法。
  18. 【請求項18】 請求項12〜17のいずれかの素型成
    形方法において、固体塊が固体二酸化炭素であることを
    特徴とする素型成形方法。
JP33457197A 1997-12-04 1997-12-04 素型成形方法 Pending JPH11165321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33457197A JPH11165321A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 素型成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33457197A JPH11165321A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 素型成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11165321A true JPH11165321A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18278899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33457197A Pending JPH11165321A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 素型成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11165321A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036879A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Kita Nippon Technos:Kk プレス型及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036879A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Kita Nippon Technos:Kk プレス型及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6315941B1 (en) Ceramic core and method of making
US4812278A (en) Process for preparing mold
JPS60217106A (ja) 無機粉末凍結成形法
CN101342573A (zh) 一种真空负压实型树脂砂造型消失模铸造方法
JPS60218401A (ja) 金属粉末の凍結成形法
CA2013835A1 (en) Method of producing salt cores for use in die casting
JPH11165321A (ja) 素型成形方法
US5798066A (en) Method of forming hollow ceramic articles
WO1987002298A1 (en) Mold for pad molding of powder
JP3655740B2 (ja) 成形用金型の作成方法及びそれに用いる石膏鋳型
EP0535854A1 (en) Moulds
JPS63203323A (ja) 発泡樹脂成形型及びその製法、並びに発泡樹脂成形方法
JPS5916860B2 (ja) 減圧造型鋳造方法
CN1041716A (zh) 模具型腔精密铸造工艺
JPS60253505A (ja) セラミツクス製品の製造法
JPS61176439A (ja) セラミツク中子の製造方法
JPH0399746A (ja) 精密吸引鋳型
JPH0811401B2 (ja) 着肉成形用鋳型キヤビテイ−の成形方法
JPS5680345A (en) Production of mold
JP4116691B2 (ja) セラミックスの成形方法
JP2004188447A (ja) 鋳造砂型製造用の模型
JPH0469844B2 (ja)
JPH0552762B2 (ja)
JPS62177104A (ja) 金属焼結体の製造方法およびスラリ
JPS5865609A (ja) 無機材料の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060801

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02