JPS5865609A - 無機材料の成形方法 - Google Patents

無機材料の成形方法

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JPS5865609A
JPS5865609A JP14422181A JP14422181A JPS5865609A JP S5865609 A JPS5865609 A JP S5865609A JP 14422181 A JP14422181 A JP 14422181A JP 14422181 A JP14422181 A JP 14422181A JP S5865609 A JPS5865609 A JP S5865609A
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molding
mold
injection
molded
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清 水島
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NIHON KOUSHITSU TOUKI KK
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NIHON KOUSHITSU TOUKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高含水率の無機材料を熱を全く使用しないで瞬
時に乾燥収縮のない半乾燥状態の硬い成形体を得る方法
に関する。
従来、無機材料の成形方法には、練り土を使用したロク
ロ成形、押し出し成形、湿式プレス成形、泥漿を使用し
た鋳込成形、顆粒粉末を使用した乾式プレス成形があり
、ごく一部で射出成形が行われでいる。
これらの成形方法のうち、ロクロ成形や鋳込成形では2
0〜40重最パーセントの高含水率の練り土や泥漿を使
用し石膏型上あるいは内部で成形を行い、成形後数十分
〜数時間かけて熱風雰囲気中で脱水乾燥を行い半乾燥状
態の成形体を得ている。
このように長い乾燥時開が必要な為、−ロットの成形を
行うのに石膏型を数百〜数千−も用意しなくてはならな
いのが現状である。
型材として使用している石膏も、耐水性、耐熱性、耐−
純性に劣り、100回程度の成形回数でもはや使用でき
なくなる。
纏り土を使用した湿式プレス成形や押し出し成形は成形
用型が一組あるいは不要であるが成形体の含水率は使用
する練り土と変らず高含水率で軟い為、変形を起こし易
く、半乾燥状態にするまで熱風雰囲気中で慎重に長時間
乾燥しなければならない。
乾式プレス成形の場合は含水率が10%前後の顆  。
粒粉末を使用する為、得られる成形体そのものは硬い半
乾燥状態で得られるが顆粒粉末の調整時に熱風を用いて
含水率を低下させている。乾式プレス成形では加圧方向
が一方からだけなのでロクロ成形、押し出し成形、湿式
プレス成形同様、複雑な形状の成形体を得るのは困難で
ある。
ごく一部で行われている無機材料の射出成形には二通り
があり、一つは射出材料として無機質原料と熱で可塑化
する有機物質との混合物を用いたもので従来の合成樹脂
の射出成形と同様、シリンダT内で合成樹脂を溶融し、
これを金属型中に射出し、冷却、固化後取り出す方法で
ある。
他の一つは射出材料として練り土を使用し金属型中に射
出して成形体を得る方法である。
この方法は従来の合成樹脂の射出成形方法の材料に練り
土を使用しただけで型中で°形状を作りあげる作用のみ
で成形体の含水率は射出成形機に投入する練り土の含水
率とほとんど蛮化なく、成形体の乾燥収縮を小さくする
為には投入する練り土の含水率を小さくしなければなら
ない。
焼成においても、合成樹脂を使用した射出成形体は本焼
成の前に数十時間をかけて材料中の合成樹脂を熱分解し
なければならない。
坦在、広く工業的に行われている無機材料の成形方法で
複雑な形状を短時間で寸法精度良く、乾燥収縮のない半
乾燥状態で、しかも大歯に成形する方法はない。
本発明は前述の種々の欠点、短所を解決する無機材料の
成形方法で、従来技術のロクロ成形や押し出し成形、鋳
込成形等で使用する練り土、泥漿がそのまま利用でき、
熱で可塑化する合成樹脂を全く使用しないで行える方法
である。
係る本発明の成形方法は、正確に秤量した練り土あるい
は泥漿にした無機材料を真空度50011HO以上に保
った遅過毛細管構造をもつポーラスな成形用型中へ、成
形用型に形成した注入口を通して41/8eO以上の高
速で圧入する事により、成形用型内で練り土、泥漿が脱
水され乾燥収縮のない半乾燥状態の硬い成形体を得る方
法である。
本発明の成形方法で使用される型材としては、れんつう
毛細管構造をもったポーラスなものであればどのような
ような材質でもよい。
即ち、石膏、焼結金属、焼結セラミックス、多孔性樹脂
などである。
しかし、発明者の実験によれば、特公昭56−1445
1号に示される二層構造をもつ成形用型が成形面での通
気性が均一で、かつ強固であるため本発明の成形方法に
最適である。この成形用型を使用した成形では成形スピ
ード360個/時閣、型ぬき回数総数20000以上生
産ができる。
°以下、図面に基づいて本発明の成形工程を説明する。
図面は成形用型の断面図で、1は2個以上からなる遅過
毛細管構造をもつポーラスな成形用型、2は成形体、3
は注入口、4は注入スピード測定場所、5は真空吸引装
置、6は真空吸引口、7は真空メーターである。
成形は先ず閉じた片1を真空吸引口6より真空ポンプで
吸引し、真空メーター7が500〜760ssHoの値
になるようにする。500ssHo以上になれば、注入
口3より正確に秤量した練り土あるいは泥漿を注入スピ
ード測定場所4で4j/5flC以上になるように圧入
する。
注入が完了すると同時に型中で脱水も完了し、乾燥収縮
のない半乾燥状態の成形体が得られる。成形体の型から
の脱型は、成形時に真空吸引した装置に逆に圧縮空気を
送り込んでやれば簡単に行える。
即ち、成形が完了すれば、型を閉じた状態で一方の型に
圧縮空気を送り込み、成形体の一面を離型させる。続い
て型を開き、他の型に圧縮空気を送り込み成形体を型か
ら脱型するのである。。
本発明による無機材料の成形方法では、成形用型中で練
り土あるいは泥漿を注入すると同時に脱水も完了でき、
乾燥収−のない半乾燥状態で成形体が得られる為、他の
練り土、泥漿を用いた成形体のように熱風による一次乾
燥が不要であり、また、無機材料と合成樹脂の混合物に
よる射出成形のような型内での冷却固化時開も不要であ
る。成形体が乾燥収縮を起さない為、成形体はすぐに強
制二次乾燥することもできるし、すぐ焼成炉に入れるこ
とも可能である。勿論、合成樹脂を全く含んでいない為
、これを分解するエネルギーも時間も不要である。
本発明による成形方法では注入スピードが4m/sec
以上と高速であるため、成形体が大物であっても数秒で
注入、成形が完了できる。
この成形方法は、又、従来からある移送トランスファー
成形機、射出成形機、圧力鋳込機械等と自由に組みあわ
せることができ、これらの機械と組み合わせれば数秒サ
イクルで成形が可能であり、機械OりO成形や、乾式プ
レス成形よりも短いサイクル時間で成形できる。
本発明による成形方法では、型中で乾燥収縮がなくなる
まで脱水が行える為、成形に使用する無機材料は特に低
含水率のものを調整する必要はなく、従来の成形方法で
使用する練り土や泥漿がそのまま利用できる。通常、練
り土あるいは坏土と呼ばれる無機成形材料は18〜25
%の含水率をもっており、泥漿はさらに多い水分を含ん
でいる。
これらの材料の従来成形技術で得られる成形体は線乾燥
収縮率が3〜6%ある。このことが無機材料製品の寸法
精度が悪い要因の一つになっており、寸法精度を向上さ
せる為、含水率を低下して成形するか、あるいは、顆粒
粉末を用いた乾式プレス成形が試みられている。但し、
これらの成形方法の欠点は前述した通りである。本発明
による成形方法で低含水率の練り土を使用して成形が可
能であることはもちろんである。
本発明による成形方法では、回転対称形や、単純な楕円
形でない複雑な成形体が得られる事はもちろん、従来の
鋳込成形やプレス成形で困難であった深い容器型の成形
も可能である。即ち、本発明の成形方法はロクロ成形や
プレス成形とちがい、スピードをもった材料を注入口か
ら高速で注入する方式であるため、複雑な形状、深い形
状のものでも成形体の全体に圧力がかかり脱水すること
ができる。
しかも、注入材料のスピードはスピード測定場所で41
/See以上の速度を持っている時にのみ有効になって
くる。無機材料と水の混合物は一般に非ニユートン流を
示す。
混合物の水分が多くなればなる程、あるいは低含水率で
あっても動き、つまり本発明の成形方法の注入口を動く
材料の速喰が早くなればなる程、ニュートン流に近くな
り、圧力の分布が静水圧分布に近くなり、一点からの圧
力が成形体全体に均一にかかるのである。又、無ml林
料と水の混合物は、成形用型壁と接触した時、混合物が
高速である為、固体と水に分離しやすくなっている。
即ち、本発明の成形方法では、注入材料を4−/ 86
0以上の幽速度で圧入するので材料はニュートン流を示
し、成形体の全体の圧力が均一になり、しかも高速度の
材料が成形用型との衝突で水が分離するのである。ここ
で、この成形方法で使用する成形用型は、連通毛細管構
造をもつポーラスな材質で、しかもこの型を50011
8O以上の真空度に吸引しているため、分離した水分を
すみやかに型の毛細管中に吸収できるのである。
注入スピードが41/sea以下の場合は、成形体の各
部分で圧力の不均一が起こり、また、水を分離する効果
も低下する。
真空度が5005mHo以上を保てない場合も分離した
水分をすみやかに吸収する能力が低下して成形体の脱水
効県が低下してしまう。
本発明の成形方法では、注入に要する圧力は特に限定し
なくてもよい。つまり注入する材料の含水率によって圧
力は変化する。
しかし本発明の成形方法に要する圧りは、材料にスピー
ドを4える事、一定容積の材料を注入口に注入する事の
総圧であるが、この総圧も合成樹脂の割出成形圧りの数
分の−で良く、また、無機材料の乾式プレス成形の数十
分の一1湿式プレス成形の数分の−の低圧である。
本発明の成形方法について無機@料と水の混合物系を主
として述べてきたが、無機材料と木繊外の溶剤の混合物
、無機材料、水、天然原料−例えば小麦粉、デンプン等
との混合物系の成形に使用することもできる。
実施例1・・・粘土を含む無機材料の成形注入材料  
カオリン   39% 長石   16% 粘土   23% 水       22% 成形条件  注入スピード 151.’sea注入時園
    0.98eC 注入圧力  130KO/am’ 型真空度   65011HO 予備混合した材料を上記条件で成形した。得られた成形
体の含水率12.7%、乾燥収縮率0%、成形後130
℃で1時開乾燥後焼成したが何らの欠点も認められなか
った。
実施例2・・・粘土を含まない無機材料の成形注入材料
  pH処理アルミナ  80%水         
 20% 成形条件  注入スピード 20@、’sec注入時闇
    0,5sec 注入圧力   90Kg/cs 型真空度   58011HQ 予備混合した材料を上記条件で成形した。得られた成形
体の含水率7.8%、乾燥収縮率0%、成形後130℃
で1時間乾燥慢焼成したが何らの欠点も認められなかっ
た。
以上、述べてきたように本発明による成形方法は無機材
料の従来成形技術で使用される高含水の材料であっても
瞬時に乾燥収縮のない半乾燥状態の成形体を得ることが
できる。しかも、成形体全体に均一に加圧できる為複雑
な形状も大量成形が可能である、成形体の乾燥収縮のな
いこと、成形体が均一に加圧されている事から、この方
法による成形体は鎖酸後も高い寸法Mriが保証できる
又、合成樹脂等の焼成中に、分解する成分を含まない為
従来技術での成形体と同様の焼成工程がとれる等の長所
がある。
更に、この成形方法では成形用型が一組で生産できるた
め、大量に成形用型を補充する必要もなく、これに要す
る資源、運搬労力、貯蔵スペースも非常に少なくなる。
又、この成形方法ではロクロ成形や鋳込成形のように、
くずがない為、材料の再処理も不要である。
従って、無機材料の工業生産性を量的にも質的にも飛躍
させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明成形方法に使用する成形型の断面図である
。 図中1は成形用型、3は注入口、5は真空吸引装置であ
る。 手続補正劇 1.事件の表示 昭和56年特許願第144221号 2、発明の名称 無機材料の成形方法 3、補正をする者 事件との関係   特 許 出 願 人氏名(名称) 
  日本硬質陶器株式会社4、代理人 昭和  年  月  日 6、補正の対象 明細書全文 補  正  明  細  書 1、発明の名称 無機材料の成形方法 2、特許請求の範囲 達。通毛細管構造をもつポーラスな成形用型を用い、こ
の成形用型の真空度を50011118(11以上に保
持しながら成形用型に形成した注入口を通じ練り土或い
は泥漿にした無機材料を4m/sec以上の高速で注入
して成形用型表面に衝突圧縮させ、固体と水とを分離し
、水分を成形用型の毛細管を通して乾燥収縮率が0%と
なるまで瞬時に脱水し、硬化させるようにした無機材料
の成形方法。 7 3、発明の詳細な説明 本発明は高含水率の無機材料を熱を全く使用しないで瞬
時に乾燥収縮のない半乾燥状態の硬い成形体を得る方法
に関する。 従来、無機材料の成形方法には、練り土を使用したロク
ロ成形、押し出し成形、湿式プレス成形、泥漿を使用し
た鋳込成形、顆粒粉末を使用した乾式プレス成形があり
、ごく一部で射出成形が行われている。 これらの成形方法のうち、ロクロ成形や鋳込成形では2
0〜40重量パーセントの高含水率の練り土や泥漿を使
用し石膏型上あるいは内部で成形を行い、成形後数十分
〜数時間かけて熱風雰囲気中で脱水乾燥を行い半乾燥状
態の成形体を得ている。このように長い乾燥時間が必要
な為、−ロットの成形を行うのに石膏型を数百〜数十個
も用意しなくてはならないのが現状である。 型材として使用している石膏も、耐水性、耐熱性、耐摩
耗性に劣り、100回程度の成形回数でもはや使用でき
なくなる。 練り土を使用した湿式プレス成形や押し出し成形は成形
用型が一組あるいは不要であるが成形体の含水率は使用
する練り土と変らず高含水率で軟い為、変形を起こし易
く、半乾燥状態にするまで熱風雰囲気中で慎重に良峙閤
乾燥しなければならない。 乾式プレス成形の場合は含水率が10%前後の顆粒粉末
を使用する為、得られる成形体そのものは硬い半乾燥状
態で得られるが顆粒粉末の調整時に熱風を用いて含水率
を低下させている。 乾式プレス成形では加圧方向が一方からだけなのでOり
O成形、押し出し成形、湿式プレス成形同様、複雑な形
状の成形体を得るのはVAlである。 ごく一部で行われている無機材料の射出成形には二通り
があり、一つは射出材料として無機質原料と熱で可塑化
する有機物質との混合物を用いたもので従来の合成m脂
の射出成形と同様、シリンダー内で合成樹脂を溶融し、
これを金属型中に射出し、冷却、固化後取り出す方法で
ある。 他の一つは射出材料として練り土を使用し金属型中に射
出して成形体を得る方、法である。 この方法は従来の合成樹脂の射出成形方法の材料に練り
土を使用しただけで型中で形状を作りあげる作用のみで
成形体の含水率は射出成形機に投入する練り土の含水率
とほとんど変化なく、成形体の乾燥収縮を小さくする為
には投入する練り土の含水率を小さくしなければならな
い。 焼成においても、熱で可塑化づる合成樹脂を使用した射
出成形体は本焼成の前に数十時間をかけて材料中の合成
樹脂を熱分解しなければならない。 現在、広く工業的に行われている無機材料の成形方法で
複雑な形状を短時間で寸法精度良く、乾燥収縮のない半
乾燥状態で、しかも大量に成形する方法はない。 本発明は前述の種々の欠点、短所を解決する無機材料の
成形方法で、従来技術のロクロ成形や押し出し成形、鋳
込成形等で使用する練り土、泥漿がそのまま利用でき、
熱で可塑化する合成樹脂を全く使用しないで行える方法
である。 係る本発明の成形方法は、正確に秤罎した常温の練り土
あるいは泥漿にした無機材料を真空度50011HQ以
上に保った連通毛細管構造をもつポーラスな成形用型中
へ、成形用型に形成した注入口を通して4m/sec以
上の高速で圧入する事により、成形用型内で練り土、泥
漿が脱水され乾燥収縮のない半乾燥状態の硬い成形体を
得る方法である。 本発明の成形方法で使用される型材としては、れんつう
毛細管構造をもったポーラスなものであればどのような
ような材質でもよい。 即ち、石膏、焼結金属、焼結セラミックス、多孔性樹脂
などで漬る。 しかし、発明者の実験によれば、特公昭56−1445
1号に示される二層°構造をもつ成形用型が成形面での
通気性が均一で、かつ強固であるため本発明の成形方法
に最適である。この成形用型を使用した成形では成形ス
ピード360個/時間、型ぬき回数総数’zoooo以
上生産ができる。 以下、図面に基づいて本発明の成形工程を説明する。 図面は成形用型の断面図で、1は2個以上からなる連通
毛細管構造をもつポーラスな成形用型、2は成形体、3
は注入口、4は注入スピード測定場所、5は真空吸引装
置、6は真空吸引口、7は真空メーターである。 成形は先ず閉じた型1を真空吸引口6より真空ポンプで
吸引し、真空メーター7が500〜7605mHoの値
になるようニスル。50oIllIIHQ以上になれば
、注入口3より正確に秤−した練り土あるいは泥漿を注
入スピード測定場所4で4■/ 360以上になるよう
に圧入する。 注入が完了すると同時に型中で脱水も完了し、乾燥収縮
のない半乾燥状態の成形体が得られる。 成形体の型からの脱型は、成形時に真空吸引した装置に
逆に圧縮空気を送り込んでやれば簡単に行える。 即ち、成形が完了すれば、型を閉じた状態で一方の型に
圧縮空気を送り込み、成形体の一面を離型させる。続い
て型を開き、他の型に圧縮空気を送り込み成形体を型か
ら脱型するのである。 本発明による無機材料の成形方法では、成形用型中で練
り土あるいは泥漿を注入すると同時に脱水も完了でき、
乾燥収縮のない半乾燥状態で成形体が得られる為、他の
練り土、泥漿を用いた成形体のように熱風・にょる−次
乾燥が不要であり、また、無機材料と熱可塑性合成樹脂
の混合物による射出成形のような型内での冷却固化時間
も不要である1、成形体が乾燥11t/m鴫−凸一ない
為、成形体はりぐに強1hll  次乾燥Iノ<5.−
もできるし、すぐ焼成炉に入れることも可能−(−ある
。勿論、合成樹脂を全く含んでいない為、これを分解す
るエネルギーも時間も不要である。 本発明による成形方法では注入スピードが41/Sec
以上と高速であるため、成形体が人物であっても数秒で
注入、成形が完了できる。 この成形方法は、又、従来がらある移送トランスファー
成形機、射出成形機、圧力鋳込機械等と自由に組みあわ
せることができ、これらの機械と組み合わせれば数秒サ
イクルで成形が可能であり、機械ロクロ成形や、乾式プ
レス成形よりも短いサイクル時間で成形できる。 本発明による成形方法では、型中で乾燥収縮がなくなる
まで脱水が行える為、成形に使用する無機材料は特に低
含水率のものを調整する必要はなく、従来の成形方法で
使用する練り土や泥漿がそのまま利用できる。通常、練
り土あるいは坏りと呼ばれる無機成形材料は18〜25
%の含水率をもっており、泥漿はさらに多い水分を含ん
でいる。 これらの材料の従来成形技術で得られる成形体は線乾燥
収縮率が3〜6%ある。このことが無機材料製品の寸法
精度が悪い要因の一つになっており、寸法精度を向上さ
せる為、含水率を低下して成形するか、あるいは、顆粒
粉末を用いた乾式プレス成形が試みられている。但し、
これらの成形方法の欠点は前述した通りである。 本発明による成形方法で低含水率の練り土を使用して成
形が可能であることはもちろんである。 本発明による成形方法では、回転対称形や、単純な楕円
形でない複雑な成形体が得られる事はもちるん、従来の
鋳込成形やプレス成形で困難であった深い容器型の成形
も可能である。即ち、本発明の成形方法はロクロ成形や
プレス成形とちがい、スピードをもった材料を注入口か
ら高速で注入する方式であるため、複雑な形状、深い形
状のものでも成形体の全体に圧力がかかり脱水すること
ができる。 しかも、注入材料のスピードはスピード測定場所で4M
/5(IC以上の速度を持っている時にのみ有効になっ
てくる。無機材料と水の混合物は一般に非ニユートン流
を示す。 混合物の水分が多くなればなる程、あるいは低含水率で
あっても動き、つまり本発明の成形方法の注入口を動く
材料の速度が早くなればなる程、ニュートン流に近くな
り、圧力の分布が静水圧分布に近くなり、一点からの圧
力が成形体全体に均一にかかるのである。又、無機材料
と水の混合物は、成形用型壁と接触した時、混合物が高
速である為、固体と水に分離しやすくなっている。 即ら、本発明の成形方法では、注入材料を41 / 8
80以上の高速度で圧入するので材料は二1−トン流を
示し、成形体の全体の圧力が均一になり、しかも高速度
の材料が成形用型との衝突で水が分離するのである−こ
こで、この成形方法で使用する成形用型は、連通毛細管
構造をもつポーラスな材質で、しかもこの型を5001
1)19以上の真空度に吸引しているため、分離した水
分をすみやかに型の毛細管中に吸収できるのである。 注入スピードが41/Sec以下の場合は、成形体の各
部分で圧力の不均一が起こり、また、水を分離する効果
も低下する。 真空度が500ssHo以上を保てない場合も分離した
水分をすみやか−に吸収する能力が低下して成形体の脱
水効果が低下してしまう。 本発明の成形方法では、注入に要する圧力は特に限定し
なくてもよい。つまり注入する材料の含水率によって圧
力は変化づる。 しかし本発明の成形方法に要する圧力は、材料にスピー
ドを与える事、一定容積の材料を注入口に注入する事の
総圧であるが、この総圧も合成樹脂の射出成形圧力の数
分の−で良く、また、無機材料の乾式プレス成形の数十
分の一1湿式プレス成形の数分の〜の低圧である。 本発明の成形方法について無機材料と水の混合物系を主
として述べてきたが、無機材料と木繊外の溶剤の混合物
、無機材料、水、天然原料−例えば小麦粉、デンプン等
との混合物系の成形に使用することもできる。 実施例1・・・粘土を含む無機材料の成形注入材料  
カオリン   39% 長石   16% 粘土   23% 水       22% 成形条件  注入スピード 15−/sec注入時間 
   0.9sec 注入圧力  900K(1/cm 型真空度   65011H(1 予備混合した材料を上記条件で成形した。得られた成形
体の含水率12.7%、乾燥収縮率O%、成形後130
℃で1時間乾燥後焼成したが何らの欠点も認められなか
った。 実施例2・・・粘土を含まない無機材料の成形注入材料
  pH処理アルミナ  75%水溶性バインダー  
 5% 水           20% 成形条件  注入スピード 20m/sea注入時1I
IO15SeC 注入圧tJ  1000KO/cm” 型真空度   580+n1−1゜ 予備混合した材料を上記条件で成形した。得られた成形
体の含水率7.8%、乾燥収縮率0%、成形後130℃
で1時間乾燥後焼成したが何らの欠点も認められなかっ
た。 以上、述べてきたように本発明による成形方法は無機材
料の従来成形技術で使用される高含水の材料であっても
瞬時に乾燥収縮のない半乾燥状態の成形体を得ることが
できる。しかも、成形体全体に均一に加圧できる為複雑
な形状も大■成形が可能である、成形体の乾燥収縮のな
いこと、成形体が均一に加圧されている事から、この方
法による成形体は焼成後も高い寸法精度が保証できる。 又、合成樹[1等の焼成中に、分解する成分を含まない
為従来技術での成形体と同様の焼成工程がとれる等の長
所がある。 更に、この成形方法では成形用型が一組で生産できるた
め、大量に成形用型を補充する必要もなく、これに要す
る資源、運搬前h、貯蔵スペースも非常に少なくなる。 又、この成形方法ではロクロ成形や鋳込成形のように、
くずがない為、材料の再処理も不要である。従って、無
機材料の工業生産性を質的にも質的にも飛躍させること
ができる。 4、図面の簡単な説明 図面は本発明成形方法に使用する成形型の断面図である
。 図中1は成形用型、3は注入口、5は真空吸引装置であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 連通毛細管構造をもつポーラスな成形用型を用い、この
    成形用型の真空度を500ms)16以上に保持しなが
    ら成形用型に形成した注入口を通じ練り土或いは泥漿に
    した無機材料を417860以上の高速で注入して成形
    用型表面に1突させ、固体と水とを分離し、水分を成形
    用型の毛細管を通して乾燥収縮率が0%となるまで瞬時
    に脱水し、硬化させるようにした無機材料の成形方法。
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