JPH08113529A - 化粧用固形石鹸 - Google Patents

化粧用固形石鹸

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JPH08113529A JP27607894A JP27607894A JPH08113529A JP H08113529 A JPH08113529 A JP H08113529A JP 27607894 A JP27607894 A JP 27607894A JP 27607894 A JP27607894 A JP 27607894A JP H08113529 A JPH08113529 A JP H08113529A
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Katsuto Kita
多 克 仁 喜
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藤 吉 信 斉
Tetsuo Nishina
科 哲 夫 仁
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】高級脂肪酸石鹸分と、一般式(1) RO−(CHCHO)CHCOOM
(1) (式中、Rは炭素数が12〜18のアルキル基、nは5
〜40、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土金
属、アンモニア又は低級アミンから誘導されるカチオ
ン)で表わされるエーテルカルボン酸塩とを必須の界面
活性剤成分として含有する化粧用固形石鹸であり、この
界面活性剤成分が当該石鹸原料全体の50重量%以上8
0重量%以下の含有量であることを特徴とする。 【効果】固化性、均一性に優れること。化粧用として軟
水中だけでなく硬水中においても有効な泡立ちが得ら
れ、これにより洗浄力が良好であること。また使用性、
安全性に優れていること。さらに透明性についても優れ
たものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧用固形石鹸の改良
組成に関する。詳しくは、低刺激性で、また使用性の点
で良好な、かつ起泡性、洗浄性能の優れた化粧用固形石
鹸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固形の化粧用洗浄剤は、脂肪酸を
主成分としたものであった。このため、皮膚刺激性の点
で問題があり、また特に、硬水中での起泡性、洗浄性の
点で問題があった。このような従来品における欠点を改
善するため、種々の改良組成が提案され、開発されるに
至っている。
【0003】この改良組成としては、第一に過剰の過脂
肪酸を含む過脂肪石鹸、また第二に比較的にPH値が低
い脂肪酸のトリエタノールアミン塩などを主体としたも
の、また第三に中性に近いラウリル硫酸ナトリウム等の
陰イオン界面活性剤を使用したもの、さらには、第四に
N−アシルグルタミン酸ナトリウムのような弱酸性剤を
主体としたものなどである。
【0004】しかし、これらの改良洗浄剤においても、
上記第一のもの及び第二のものについてはPH値が9を
超える高い値であるという欠点があり、また上記第三の
もの及び第四のものについては、使用後のヌメリ感、カ
サツキ感など使用性、安全性の点で問題があった。この
ため、起泡性、洗浄性はもとより、低刺激性で、使用
性、安全性の優れた化粧用洗浄剤を得ることができる界
面活性剤としてエーテルカルボン酸塩が見い出され、こ
れを配合成分とした化粧用洗浄剤も開発されるに至って
いる。
【0005】この従来例として、特開昭61−2119
9号公報の「化粧用洗浄剤」(以下、先行技術1とい
う。)、特開平2−175799号公報の「洗浄剤組成
物」(以下、先行技術2という。)、特開平2−155
994号の「低刺激性固形洗浄剤」(以下、先行技術3
という。)などである。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】先行技術1には、エー
テルカルボン酸塩を主体とする化粧用洗浄剤が開示され
ている。これには液剤、ゼリー状乃至クリーム状のもの
のほか、透明固形石鹸が同公報第10頁の配合例2とし
て開示されている。しかし、この配合例では、主体とな
る界面活性剤が二種のエーテルカルボン酸塩(即ち、ス
テアリルエーテルカルボン酸のナトリウム塩と、ヤシア
ルキルエーテルカルボン酸のアンモニウム塩)であるこ
とから、特に固形性に難点があり、場合によっては固化
しないこともあり得る。この点から、これに開示される
洗浄剤は、主に液剤、ゼリー状乃至クリーム状のものと
しての利用が中心となっている。
【0007】また、この先行技術1の内容を包含し改良
した先行技術2に開示されている内容も、上記同様に、
液剤、ゼリー状乃至クリーム状ものとしての利用が中心
であり、固形剤としての用法を含んではいない。
【0008】また、先行技術3は、固形洗浄剤に関する
ものであるが、開示されている組成は、石鹸分の配合量
が過多であるために、PH値が9.0を超えるの高いも
のとなる 。このため、安全性、低刺激性の点でなおも
問題点がある。
【0009】そこで、本発明では、エーテルカルボン酸
塩を配合することに基づく優れた低刺激性、安全性、さ
っぱり感等の使用性を保持すると共に、固形剤として、
溶け崩れをきたさず、また起泡性、洗浄性能の優れた、
さらには場合によっては、透明性状の化粧用透明石鹸を
提供することを目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、化粧用固形石鹸につき、次のように
構成した。即ち、高級脂肪酸石鹸分と、次の一般式
【化1】(式中、Rは4素数が12〜18のアルキル
基、nは、5〜40、Mは、水素原子、アルカリ金属、
アルカリ土金属、アンモニア又は低級アミンから誘導さ
れるカチオン)で表わされるエーテルカルボン酸塩とを
必須の界面活性剤成分として含有し、この界面活性剤成
分が当該石鹸原料全体の50重量%以上80重量%以下
の含有量であることを特徴とする。
【0011】上記一般式で表わされるエーテルカルボン
酸は、脂肪酸アルコール又はそのエチレンオキサイド付
加物のカルボキシエーテルの塩である。
【0012】このエーテルカルボン酸塩の前記一般式に
おけるRのアルキル基としては、炭素数が12〜18の
ものを適用できるが、透明性状の固形石鹸を意図する場
合には、その炭素数が12のものが透明性につき優れて
いる点で好ましい。なお、この炭素数が12未満である
場合には、安定した状態の固形物が得られず、また使用
時の皮膚刺激性が高くなり、またこの炭素数が18を超
える場合には、使用時のPH値が9を超える値となり、
また透明性状のものを得るのが困難となる。
【0013】また、このエーテルカルボン酸塩における
エチレンオキシド付加モル数は5以上15以下の範囲、
また透明性状のものにつき、その透明性を安定確保でき
る点から、6以上10以下であることが好ましい。また
この付加モル数が5モル未満であると、固形化が困難と
なり、また15モルを超えると、均一性を保持させるの
が困難となりまた透明状を保持させることが困難とな
る。
【0014】また、このエーテルカルボン酸塩のカルボ
キシル基におけるMについて、アルカリ金属としてはナ
トリウム、カリウムなど、またアルカリ土金属としては
カルシウム、マグネシウムなど、また低級アミンから誘
導されるカチオンとしてはモノ−、ジ−、トリ−エチル
アミンなどのアルキルアミンで形成される低級アルキル
アミンカチオンまたアルギニン、リジンなどの塩基性ア
ミノ酸により形成される塩基性アミノ酸カチオンなどが
含まれる。
【0015】この発明に適用されるエーテルカルボン酸
塩は、脂肪族高級アルコールの特定のエチレンオキシド
付加物に、モノハロ酢酸又はその塩を反応させて、アル
カリで中和する方法により製造することができる。
【0016】また、前記した一般式で表わされるエーテ
ルカルボン酸塩の具体例としては、ヤシ油アルコールの
カルボキシメチルエーテルのナトリウム塩(エチレンオ
キシド付加モル数6)、ラウリルアルコールのカルボキ
シメチルエーテルのカリウム塩(エチレンオキシド付加
モル数6)、牛脂アルコールのカルボキシメチルエーテ
ルのトリエタノールアンモニウム塩(エチレンオキシド
付加モル数10)などである。
【0017】次に、この発明の高級脂肪酸石鹸分として
は、既存の一般的な原料成分により、通常の方法により
得られる不透明性状あるいは透明性状のものを用いるこ
とができる。例えば、牛脂等の動物性の油脂、ヤシ油、
パーム油等の植物性の油脂を単一あるいは混合して用い
ることができる。また石鹸分として、この油脂原料の脂
肪酸を常法によりケン化し中和することにより得られる
アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)、ア
ンモニウム塩、低級アルカノールアミノ塩などの塩から
なるものが含まれる。
【0018】この発明において、上記した高級脂肪酸石
鹸分とエーテルカルボン酸塩とからなる界面活性剤は、
当該石鹸原料全体の50〜80重量%の範囲の量的割合
で配合できるが、均一固化状態が安定して得られる点か
ら、60〜70重量%の配合量とするのが好ましい。こ
の配合量が50重量%未満のときには固形化が困難とな
り、80重量%を超えるときには均一溶解できない。ま
たこの場合、上記脂肪酸石鹸分の配合量が、当該石鹸原
料全体につき、5重量%未満のときには固形化が困難と
なり、また15重量%を超えるときには固形化するがP
H値が9を超える高い値となる。
【0019】また、上記した高級脂肪酸石鹸分とエーテ
ルカルボン酸塩との配合比は、重量比で1対2〜8の割
合で配合できるが、安定的な固化状態、またより低いP
H値のものが得られる点で、1対3〜6の配合比とする
ことが好ましい。
【0020】また、この発明の化粧用固形石鹸を得るた
めには、上記した界面活性剤のほかに、必要に応じてエ
チルアルコール等の低級アルコール類が0〜20重量
%、及び水残部として用いられる。またこの発明の効果
を害しない限りにおいて、その他次のような公知の機能
成分を適宜配合することができる。
【0021】例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、ピロ
リドンカルボン酸及びその塩、ヒアルロン酸、ポリオキ
シエチレンアルキルグルコシドエーテル等の保湿剤、レ
シチン、サポニン、アロエ、オオバク、カミツレ等の天
然抽出物、殺菌剤、キレート剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、色素、非イオン、カチオン若しくはアニオン性の
水溶性高分子、乳酸エステル等の使用性向上剤、ポリオ
キシエチレンアルキル硫酸エステル塩等の起泡性向上
剤、芳香剤、化粧剤、物性改良剤などである。
【0022】この発明の化粧用固形石鹸は、次の製造方
法によって得ることができる。即ち、常法により高級脂
肪酸石鹸分を調製し、次いで、この高級脂肪酸石鹸分と
エーテルカルボン酸塩とエタノールと及びイオン交換水
とを混合し、これを70〜80℃に加熱して均一の溶解
液となし、次いで、この溶解液を所定の型枠に流し込ん
で、冷却、固化、乾燥、熟成させることによることがで
きる。
【0023】
【作用】本発明では、次の作用が生じる。前記した加熱
溶解液において、高級脂肪酸石鹸分及びエーテルカルボ
ン酸塩が中和されると、冷却下に当該溶解液に固化作用
が生じる。
【0024】この固化作用により得られる固形石鹸につ
いては、均一性が確保され、また特に、高級脂肪酸石鹸
分が透明性状の原料からなる場合には、当該固形石鹸に
つき透明性が確保される。
【0025】また、この固形石鹸については、軟水に限
らず硬水中においても優れた起泡性と洗浄性能を保有
し、また溶け崩れをきたさず、さらに低刺激性、低PH
値化に生じると共に、さっぱり感等の使用性の向上作用
が生じる。
【0026】
【実施例】先ず、ミリスチン酸とパルチミン酸と及びス
テアリン酸を重量比で、70対10対20の割合で混合
して混合脂肪酸となし、この混合脂肪酸にエタノールを
加えて、これを反応釜中で約60℃に加熱し、さらにこ
れに水酸化ナトリウムの水溶液を注加して中和すること
により高級脂肪酸石鹸分を得た。
【0027】次いで、この高級脂肪酸石鹸分と、エーテ
ルカルボン酸塩であるカルボキシル化POE(10)ラ
ウロイルエーテルナトリウムと、エタノール及び1,3
−ブチレングリコールと、及びイオン交換水とを次表1
の割合で配合して、これを70℃〜80℃の温度に加熱
して均一に溶解し、これを型枠に流し込んだ。以後冷
却、乾燥、熟成の工程を経て固形石鹸を得た。
【表1】
【0028】なお、表1中の数値は重量%であり、また
特性は得られた固形石鹸についてのものである。また、
特性につき、固化性は全体として固化状態となったとき
○、全体として固化状態が得られないときを×で示し
た。また均一性は、目視観察により、全体として均一で
あるとき○、結晶が一部析出したとき△、全体的に結晶
化したとき×で示した。また透明性は、得られた固形石
鹸を20mmの厚さに切断したスライス片を試料とし、こ
の試料を活字(26ポイント)で印刷した紙面上に置い
て、その活字を、明確に判読できるとき○、明確ではな
いが判読できるとき△、全く判読できないとき×で示し
た。
【0029】また、泡立ちは、女性パネラー(20名、
年令20〜30才)により、通常の洗顔時の態様で当該
固形石鹸を手に取り水道水で泡立て操作し、得られた評
価の平均として、泡立ち良好なとき○、泡立ち普通のと
き△、泡立ち不良のとき×で示した。またしっとり感
は、女性パネラー(20名、年令20〜30才)によ
り、通常の洗顔時の態様で当該固形石鹸を手に取って水
道水により泡立てて洗顔し、洗顔後に得られた評価の平
均として、しっとり感が極めて良好なとき○、普通のつ
き△、全く得られないとき×で示した。またPH値は、
当該固形石鹸の1%水溶液とし、25℃の温度条件下で
測定した。
【0030】表1の結果から、高級脂肪酸石鹸分とエー
テルカルボン酸塩との配合割合が重量比で1対9以上
(実施記号A〜D)の場合を除いて、固化性及び均一性
に優れ、化粧用石鹸として有効な泡立ちと使用性(しっ
とり感)を保持し、しかも、低PH値(9以下)の固形
石鹸が得られることが判る。また特に高級脂肪酸石鹸分
とエーテルカルボン酸塩からなる界面活性剤量の当該石
鹸において占める割合が70重量%以上となる場合(実
施記号G、H、K、及びL)には、泡立ち性能の優れた
ものが得られることも判る。
【0031】次に、当該固形石鹸におけるエーテルカル
ボン酸塩のエチレンオキシド(以下、「EO」と略
す。)付加モル数による影響につき、次のように試験し
た。エーテルカルボン酸塩としてのカルボキシル化PO
Eラウロイルエーテルナトリウムにつき、EO付加モル
数が1〜38のものを用意し、このエーテルカルボン酸
塩65重量%、前記した高級脂肪酸石鹸15重量%、エ
タノール5重量%及びイオン交換水15重量%の成分配
合で前記した方法により、EO付加モル数が3以下の場
合を除いて、固形石鹸を得た。これらの固形石鹸につ
き、各種の特性を次表2に示した。
【表2】
【0032】表2の結果から、エーテルカルボン酸塩に
おけるEO付加モル数が5以上12以下の場合(実施記
号O、P、Q及びR)に、固化性、均一性、泡立ち、使
用性(しっとり感)に優れ、しかも低PH値であると共
に、透明性についても優れる固形石鹸が得られることが
判る。
【0033】次に、当該固形石鹸におけるエーテルカル
ボン酸塩のアルキル鎖の炭素数による影響につき、次の
ように試験した。エーテルカルボン酸塩としてのカルボ
キシル化POE(10)アルキルエーテルナトリウムに
つき、アルキル鎖の炭素数が12〜18のものを用意
し、このエーテルカルボン酸塩65重量%、前記した高
級脂肪酸石鹸15重量%エタノール5重量%及びイオン
交換水15重量%の成分配合で前記した方法により、固
形石鹸をそれぞれ得た。これらの固形石鹸につき、各種
の特性を次表3に示した。
【表3】
【0034】表3の結果から、このアルキル鎖の炭素数
が12〜18(実施記号U、V及びW)のいずれの場合
についても、固化性及び均一性に優れ、化粧用石鹸とし
て有効な泡立ちと使用性(しっとり感)を保持し、しか
も低PH値の固形石鹸が得られることが判る。また特
に、炭素数が12の場合(実施記号S)には、透明性に
ついても優れたものが得られることが判る。
【0035】(比較試験)次に、しっとり感、ヌメリ
感、カサツキ感及び耐硬水性の各特性につき、本発明に
係る固形石鹸G′と従来の固形石鹸(実施記号a〜c)
との比較試験を行ない、その結果を次表4に示した。
【表4】
【0036】なお、高級脂肪酸石鹸分は、表1に掲記の
ものと同一である。また、ヌメリ感及びカサツキ感は、
女性パネラー(20名、20〜30才)により、通常の
洗顔時の態様で当該固形石鹸を手に取って水道水により
泡立てて洗顔し、洗顔後に各人において得られた感度の
平均として評価したものであり、ヌメリ感がないとき
○、ヌメリ感はあるが程度が小さいとき△、その程度が
極めて大きいとき×、またカサツキ感がないとき○、カ
サツキ感が僅かにあるとき△、カサツキ感が極めて大き
いとき×、で示した。
【0037】また耐硬水性は、同じ女性パネラー(20
名)により、通常の洗顔時の態様で、当該固形石鹸を手
に取った状態で150ppm硬水により泡立て操作をし、
その際の泡立ち状態を各人についての平均として評価
し、泡立ちが、良好なとき○、普通のとき△、不良のと
き×、で示した。
【0038】表4の結果から、従来品と比較して、本発
明に係る固形石鹸によれば、各特性につき良好な性能を
有することを確認することができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明は構成されることか
ら、次のような効果が発揮される。本発明では、高級脂
肪酸石鹸分と共に、一定範囲のEO付加モル数のエーテ
ルカルボン酸塩が一定割合で含有されることから、固化
性、均一性に優れ、化粧用として軟水中だけでなく硬水
中においても有効な泡立ちが得られこれにより洗浄力が
良好で、使用性、安全性に優れた固形石鹸が得られる。
【0040】また特に、エーテルカルボン酸塩につい
て、そのEO付加モル数及びアルキル鎖の炭素数を一定
範囲ものを選定することにより、透明性についても優れ
た固形石鹸を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉 藤 吉 信 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式会 社ピーアンドピーエフ内 (72)発明者 仁 科 哲 夫 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式会 社ピーアンドピーエフ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高級脂肪酸石鹸分と、次の一般式 【化1】 (式中、Rは炭素数が12〜18のアルキル基、nは5
    〜40、Mは、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土金
    属、アンモニア又は低級アミンから誘導されるカチオ
    ン)で表されるエーテルカルボン酸塩とを必須の界面活
    性剤成分として含有し、この界面活性剤成分が当該石鹸
    原料全体の50重量%以上80重量%以下の含有量であ
    ることを特徴とする化粧用固形石鹸。
  2. 【請求項2】エーテルカルボン酸塩のエチレンオキシド
    付加モル数nが、5以上15以下であることを特徴とす
    る請求項1の化粧用固形石鹸。
  3. 【請求項3】エーテルカルボン酸塩の一般式におけるR
    が、炭素数12のアルキル基であることを特徴とする請
    求項1又は2の化粧用固形石鹸。
  4. 【請求項4】高級脂肪酸石鹸分とエーテルカルボン酸塩
    とが、重量比で1対2〜8の割合で含有されてなること
    を特徴とする請求項1、2又は3の化粧用固形石鹸。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5856283A (en) * 1997-08-14 1999-01-05 Colgate-Palmolive Co. Composition
JP2009249537A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Univ Kinki 低刺激性液体洗浄組成物
JP2013185063A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Kao Corp 洗浄剤組成物の製造方法

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