JPH08112625A - チューブの端末部成形装置 - Google Patents

チューブの端末部成形装置

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JPH08112625A
JPH08112625A JP24649094A JP24649094A JPH08112625A JP H08112625 A JPH08112625 A JP H08112625A JP 24649094 A JP24649094 A JP 24649094A JP 24649094 A JP24649094 A JP 24649094A JP H08112625 A JPH08112625 A JP H08112625A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューブ端末部成形装置に必要なスペースを
小さくし、チューブの搬送を合理化して自動化に適する
ものとすること。 【構成】 端末部T1にダブルフレア加工を施すため
に、チューブTを平行な状態でその長手方向に直角をな
す方向に、順次、チューブ端末部成形装置に搬入する。
チューブTは、固定したチャック31aおよび可動上チ
ャック31bの間に送られ、チャック31が閉じること
により固定される。次いで、ダイブロック40から第1
ダイD1がチャック端末部に向かって進み、端末部を一
次成形する。次に、ダイブロック40がシリンダ41に
より水平に移動させられて第2ダイD2がチャック端末
部に対向し、第2ダイD2が前進して端末部を二次成形
する。チューブTの上記のような送りおよびチャック3
1の上下方向開閉により装置が必要とするスペースが少
なくてすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車等のブレー
キ系、燃料供給系の配管のために車体に取り付けて使用
されるチューブの端末部を、他の機器やチューブへ継手
を介して連結できるように成形する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の目的に供せられるチューブは、そ
の端末部に、継手などへの連結のために、フレア加工の
ような端末成形加工を施す必要がある。このような端末
部成形加工をダブルフレア加工を例にとって説明する
と、図5において、Tは鋼管のようなチューブであっ
て、その端末部T1には、パンチ状の第1ダイD1を矢
印方向に作用させることによって最初の塑性成形加工が
施される。図6に示すように、第1ダイD1は、本体1
の拡大部2の前面に切頭円錐状突部3が形成され、拡大
部2の前面に切頭円錐状突部3の周りで、半径方向内方
へ向かって漸次深くなる環状凹部4が形成された構造を
もっている。第1ダイD1をチューブTに向かって軸方
向に前進させると、切頭円錐状突部3がまずチューブT
の端末部T1の内部に侵入する。チューブの端末部T1
が拡大部2の前面に当接すると、端末部T1の端縁より
少し離れた部分が半径方向外方に塑性変形により膨出
し、最終的には端末部T1の端縁部分が環状凹部4の内
部へ図7に示すように入り込んで折曲部5が形成され
る。これによって、チューブT1の端末部T1は図8に
示すような形状になる。
【0003】次に、同じく図8に示すようにパンチ状の
第2ダイD2を矢印に示すように端末部T1に向かい軸
方向に前進させる。第2ダイD2はその前部に拡大部を
有し、拡大部の前面には切頭円錐状部6が突設され、さ
らにその前部には小突部7が突出している。このような
構成の第2ダイD2の前進によって、チューブT1の端
末部T1の半径方向内方折曲部5は、さらに折り込まれ
て切頭円錐状部6の斜面の作用で図9に示されるような
ダブルフレアの形状に塑性成形加工される。このように
し成形加工された端末部T1は、継手を介して他のチュ
ーブや機器に連結される。
【0004】以上に説明した端末部成形のための従来の
装置は、たとえば図10に示すように構成されている。
チューブTは、図10において右方から左方にその長手
方向に送られてくる。チューブTが仮想線で示す位置に
前進すると、それはチューブセンサ10によって検出さ
れてチューブTは停止する。なお、チューブセンサ10
をチューブTと干渉しない待機位置へ後退させるため
に、エアシリンダ11が設けられている。
【0005】チューブセンサ10によって検出されて停
止したチューブT1をその位置に挟持固定するためにチ
ャック13が設けられている。チャック13は、固定チ
ャック部材13aと可動チャック部材13bとから構成
されている。図10は平面図であって、固定チャック部
材13aと可動チャック部材13bはベース14上の同
じ平面上に設けられており、可動チャック部材13b
は、固定チャック部材13aに対して矢印A方向に接近
したりそれから離れたりできるようにベース14上で移
動可能となっている。そして、可動チャック部材13b
が矢印A方向に前進すると、可動チャック部材13bは
固定チャック部材13aとの間で仮想線位置にあるチュ
ーブTを挟持固定する。なお、可動チャック部材13b
の前進後退動のために油圧シリンダ15が設けられてい
る。
【0006】以上のようにして固定されたチューブTの
端末部T1に対して、図5ないし図9に示した端末部成
形加工を行うために、図10に示すように第1ダイD1
および第2ダイD2が設けられている。これらのダイは
ダイブロック16を図の左右方向に摺動自在に貫通する
ように水平方向に並んで設けられていて、ダイブロック
16に支持されている。第1ダイD1および第2ダイD
2の軸線方向は、チューブTが送られてくる方向と同じ
方向である。ダイブロック16はベース14上のガイド
17、17により案内されてガイドの長手方向に摺動自
在となっている。ダイブロック16の摺動のためにダイ
ブロック16にはエアシリンダ18が連結されている。
図10に示す状態では、ダイブロック16は第1ダイD
1がチューブTと同軸になるような摺動位置にある。同
図の状態において、エアシリンダ17の作用でダイブロ
ック16を図で上方へ変位させると、第2ダイD2がチ
ューブTと同軸になる。
【0007】第1ダイD1および第2ダイD2のいずれ
かを図において右方へ前進させてチューブTの端末部T
1に作用させるために、ダイブロック16の背後(図の
左方)に油圧シリンダ19が設けられている。油圧シリ
ンダ19はベース14上に設置されるとともに、ベース
14上の摺動体20の突出状嵌合作動部21を介して、
同軸位置にある第1ダイD1または第2ダイD2を順次
図において右方へ押圧変位させるようになっている。こ
のようにして、第1ダイD1または第2ダイD2を油圧
シリンダ19により順次前進させてチューブTの端末部
T1に作用させることにより、図5ないし図9に示した
順序で端末部T1の塑性成形加工が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
チューブ端末部成形装置では、チューブは水平方向にし
かもその長手方向に搬入される。したがって、例えば、
図10の左右方向に関して言えば、チューブの搬入のた
めにかなりのスペースが必要になり、搬送距離も大き
い。また、チューブ端末部成形装置の本体のみについて
考えても、固定チャック部材と可動チャック部材を含む
チヤックは、それを作動させる油圧シリンダをも考慮に
入れると水平方向に関してかなりのスペースを占めるこ
とになる。したがって、従来のチューブ端末部成形装置
は全体的に占有する面積が大きくなり、しかもチューブ
の搬送形態は自動化に適していない。
【0009】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、占有面積が少なくてす
み、しかもチューブの搬送の自動化にも適したチューブ
端末部成形装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1の発明によるチューブ端末部成形装置は、
チューブを水平状態でその長手方向に直角をなす方向に
順次送るチューブ送り装置と、チューブ送り装置により
送られてきたチューブを水平状態で所定位置に挟持固定
するように作動するチャックであって、上下方向に相対
的に接近離隔自在な上チャック部材および下チャック部
材とからなるチャックと、チャックに挟持固定されたチ
ューブの端末部に塑性成形加工を施すように、チューブ
の端末部に対しチューブの長手方向に同軸的に水平に進
退可能に設けられた成形ダイをもつダイ装置とを備える
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明によるチューブ端末
部成形装置は、請求項1の発明において、ダイ装置が、
チューブの長手方向に直交する水平方向に移動可能に設
けられるとともに、水平方向に隣接する少なくとも2つ
の異なるダイを有し、チューブの長手方向に直交する方
向でのダイ装置の移動によって異なるダイが順次チュー
ブに作用可能とされていることを特徴とする。
【0012】また、請求項3の発明によるチューブ端末
部成形装置は、請求項1の発明において、前記ダイ装置
により塑性成形加工を施されたチューブの端末部にチュ
ーブ長手方向に対向して設けられた端末部撮像用カメラ
と、この撮像用カメラにより撮像された端末部の像を検
査する手段とをさらに備えていることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1のチューブ端末部成形装置では、チュ
ーブは互いに平行をなす状態でその長手方向に直角をな
す方向に、しかもチューブ端末部成形装置の側方に沿い
ながら装置内に順次搬入されてくる。このため、チュー
ブの搬送に必要なスペースは少なく、チューブ端末部成
形装置へのチューブの搬送を多くのチューブが互いに隣
接した状態で行うことができるため、搬送の自動化を行
い易い。また、チャックは上下方向に作動するので、チ
ャック作動用状態装置を含めてチャックが占める面積は
少なくてすむ。
【0014】請求項2のチューブ端末部成形装置では、
端末部成形が複数工程によりなされる場合にそれに対応
することができる。
【0015】請求項3のチューブ端末部成形装置では、
チューブの端末部が所定の寸法および形状に成形された
か否かを判断できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0017】図1において、チューブ端末部成形装置は
ベース30を備え、このベース30の上にチャック31
が設けられている。チャック31は、ベース30上に固
定された支持部材32に支持される下チャック部材31
aと上チャック部材31bとから構成されている。下チ
ャック部材31aは固定側のチャック部材で、上チャッ
ク部材31bは可動側のチャック部材あり、矢印Cで示
すように上下方向に可動である。可動側上チャック部材
31bは、ベース30上に立設したフレーム34により
支持される油圧シリンダ35によって駆動されるように
なっている。油圧シリンダ35は垂直方向下方に伸びる
ピストン36を有し、このピストン36の下端は、上下
方向スライダ37に連結されている。スライダ37は、
フレーム34に固定した1対のガイド38、38(図
2)に案内されて上下に摺動可能とされている。そし
て、スライダ37の下端には前記上チャック部材31b
が取り付けられている。したがって、油圧シリンダ35
の作動によって、上チャック部材31bは下チャック部
材31aに対して下降したり、下チャック部材31aか
ら離れて上昇したりできるようになっている。
【0018】図1に示すように、上チャック部材31b
が下チャック部材31aから離れて上昇している状態
で、チューブTが、その軸線が図の紙面に直交するよう
に、互いに平行状態で、下チャック部材31a上に右方
から左方へ向かって水平方向に順次搬入される。下チャ
ック部材31aはその上面にチューブTの半割り部分が
嵌まり込める大きさの溝をもっており、搬入されたチュ
ーブTはこの溝内に送り込まれる。一方、上チャック部
材31bもその下面にチューブTの半割り部分が嵌まり
込める大きさの溝をもっている。したがって、チューブ
Tが下チャック部材31aの上面の溝内に入り込むよう
に搬入された後、油圧シリンダ35を作動させて上チャ
ック部材31bを下降させて下チャック部材31aの上
に当接させると、搬入されたチューブTは上下のチャッ
ク部材31b、31aの間に挟持固定される。この時、
チューブTの長手方向の位置決めは予めなされている。
図1の左方向側面図である図2にも示すように、チャ
ック31に隣接してダイブロック40が設けられてい
る。図10に示したダイブロック16の場合と同様に、
ダイブロック40は第1および第2のダイD1、D2を
それぞれ有しており、これらのダイD1、D2は図1の
左右方向に関して平行状態で隣接している。ダイD1、
D2はダイブロック40を摺動自在に貫通しており、そ
れらの先端は、図5ないし図9について説明したと同様
な形のパンチ状をなしている。ダイブロック40は、図
1に示す矢印E方向に摺動自在に装置上に支持されてお
り、この摺動はダイブロック40に連結したエアシリン
ダ41によってなされるようになっている。
【0019】図2に示すように、ダイブロック40とチ
ャック31との間の空間内に突出可能にチューブTの端
末部T1の検出装置42が設けられている。この検出装
置42はロッド43を介してエアシリンダ44に連結さ
れており、エアシリンダ44の作用により前進後退可能
となっている。各チューブTは、加工位置まで搬入され
た後、図2において左方へ僅か送られて検出装置42に
より端末部T1の先端が検出されるようになっている。
【0020】ダイブロック40の内部を貫通している第
1および第2のダイD1、D2は、図2に示す油圧シリ
ンダ46によって前進後退できるようになっている。す
なわち、油圧シリンダ46は、上下に対向する1対のガ
イド48、48の間で案内されるスライダ47の後端に
連結されたピストン49をもち、スライダ47はその前
端で前記第1および第2のダイD1、D2のいずれか一
方に連結可能とされている。そのための構成は、図10
について既に説明した構成と同様である。すなわち、ス
ライダ47は、チャック31に挟圧保持されているチュ
ーブTと同軸位置にあるダイD1またはD2に作用して
それを前進させて、チューブTの端末部T1に塑性成形
加工を施す。
【0021】以上に説明したチューブ端末部成形装置の
作用を次に述べる。
【0022】チューブTは図1に示すように、互いに平
行をなしてその長手方向に直角をなす方向に転動などに
より送られてチャック31の下チャック部材31a上に
搬入されてその溝内に入る。ついで、チューブTは、図
2において左方へ僅かに送られ、その先端縁が検出装置
42により検出されると、チャック31の上チャック部
材31bが油圧シリンダ35によって下降させられてチ
ャック31が閉じる。これによって、チューブTは所定
加工位置でチャック31に保持され固定される。
【0023】この時、ダイブロック40は、図1に示す
ように、そのダイD1をチャック31に保持されている
チューブTと同軸関係に置くようにエアシリンダ41に
より移動させられている。ついで、油圧シリンダ46の
作用によりスライダ47が前進させられ、それに押され
てダイD1も前進させられ、ダイD1はチューブTの端
末部T1に作用する。これによって、端末部T1は図7
に示すような塑性成形加工を受ける。続いて、エアシリ
ンダ41の作用でダイブロック40が図1において右方
に変位させられ、ダイD1に代ってダイD2がチャック
31内のチューブTと同軸関係に置かれる。ついで、油
圧シリンダ46の作用によりスライダ47が前進させら
れてダイD2も前進させられ、ダイD2はチューブTの
端末部T1に作用する。これによって、端末部T1は図
9に示すような塑性成形加工を受ける。このようにし
て、ダブルフレア加工されたチューブTは、チャック3
1の上チャック部材31bを油圧シリンダ35によって
上昇させることによりチャック31を開いた後、図1の
左方向に搬出される。
【0024】以上に説明した本発明の実施例では、チュ
ーブTは、図2の左右方向であるチューブ端末部成形装
置長手方向に平行に同装置に搬入される。したがって、
従来のチューブ端末部成形装置ではチューブTの搬入の
ために、チューブ端末部成形装置長手方向長さにさらに
チューブ搬入のための搬送スペースが加わるのに対し、
この実施例では、必要な長手方向面積がかなり少なくて
済むことになる。しかも、チューブTの搬入はチューブ
が互いに平行に近接する状態で行われるので、チューブ
の搬送制御を従来の場合よりも簡単に行うことが可能に
なる。さらにまた、チャック31は上下方向に開閉する
ので、従来のように水平方向に開閉するものに比しその
作動のために要する面積が少なくて済む。
【0025】図3は、以上に述べたチューブ端末部成形
装置を中心とする搬入、搬出系をも含む設備全体を示し
ている。図中、51は加工前のチューブTを貯留する部
分で、そこには、長いチューブの貯留部分51aと、短
いチューブの貯留部分51bとが設けられている。これ
らの貯留部分から選択的に転がし等により搬出されたチ
ューブTは、第1の端末そろえ装置52上に送られ、そ
こで加工を受ける端末の位置が一定位置になるようにさ
れる。
【0026】このように端末をそろえられたチューブT
は、次にナット装着部53に送られる。このナット装着
部53では、パーツフィーダ54からナットのような部
品55が供給されてチューブTに遊嵌される。このよう
な部品55は、成形後の端末部T1を継手に締めつける
ためのもので、端末部T1のダブルフレア加工前にはめ
られる。
【0027】このようにして例えばナット55をはめら
れたチューブは、次いでダブルフレア加工部56に搬送
装置57により送られ、ここで図1および図2について
説明した塑性成形加工を受ける。加工ずみ端末部は図3
でT1により示されている。
【0028】端末加工を完了したチューブTは、次に、
端末部検査装置59へ送られる。ここでは、図4に示す
ような検査が行われる。すなわち、加工ずみ端末部T1
に同軸的に対向して撮像用カメラ60が設けられてお
り、このカメラ60はレンズ61により端末部T1の撮
像を行う。カメラ60のまわりには照明用リングライト
62が設けられている。カメラからの端末部T1の像は
電子信号としてコントローラ63に入力し、モニター6
5に表示される。なお、64は入力用キーボードを示
す。この検査装置では、端末部T1の内径検査、外径検
査、ダブルフレア内面の割れの有無の検査などが行われ
る。内径、外径の検査は、キーボード64からの入力値
とカメラ60から入力した内径、外径との比較をコント
ローラ63で行うことによりなされる。また、割れの有
無もコントローラ63で検出される。一方、割れの有無
の検知はモニター65により視覚的に行うこともでき
る。
【0029】以上のようにして端末部検査を行った後の
チューブTは、次に第2の端末そろえ装置52aに送ら
れ、ここで端末加工を受けていない反対側の端T2が所
定の位置にそろえられる。
【0030】次いで、未加工の端末T2が前述したと同
様にして加工される。図3において、53a、54a、
56a、57a、59aは、それぞれ、前記ナット装置
部53、パーツフィーダ54、ダブルフレア加工部5
6、搬送装置57、端末部検査装置59に相当する機能
をもつ部分である。
【0031】以上のようにして、両端末部の加工を受け
たチューブTは、不良品選別装置60に送られ、ここで
不良品は排除される。
【0032】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1によるチ
ューブの端末部成形装置では、同装置の長手方向にさら
にチューブ搬送に要する長さが加わることがないので、
設備全体の長さが短くなり、またチャックは上下方向に
作動するのでチャックが占める面積が少なくてすみ、結
果的に、従来に比べて設備全体が小さい面積に収まるこ
とになる。また、チューブは互いに平行をなして隣接す
る状態で送られるので、搬送の制御が容易で、自動化に
適したものとなる。
【0033】請求項2によるチューブの端末部成形装置
では、複数工程からなる端末部成形に対処することがで
きる。
【0034】また、請求項3によるチューブの端末成形
装置では、チューブの端末成形部が所定の寸法、形状に
形成されたか否か、欠陥がないか否かを検査することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチューブの端末部成形装置の正面
図。
【図2】同、側面図。
【図3】図1のチューブ端末部成形装置を含む設備全体
のレイアウトを示す図。
【図4】図3に示される端末部検査装置の説明図。
【図5】ダブルフレア加工の開始前の状態を示す図。
【図6】第1のダイの断面図。
【図7】ダブルフレア加工の第1段階を示す図。
【図8】ダブルフレア加工の第2段階開始前の状態を示
す図。
【図9】ダブルフレア加工の第2段階を示す図。
【図10】従来のチューブ端末部成形装置を示す平面
図。
【符号の説明】
T チューブ T1、T2 チューブ端末部 31 チャック 31a 下チャック部材 31b 上チャック部材 34 フレーム 35 油圧シリンダ 36 ピストンロッド 37 スライダ 38 ガイド 40 ダイブロック(ダイ装置) 41 エアシリンダ D1 第1ダイ D2 第2ダイ 46 油圧シリンダ 47 スライダ 48 ガイド 51a、51b チューブ貯留部 52、52a チューブ端末そろえ装置 55 ナット 59 端末部検査装置 60 カメラ 63 コントローラ 65 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 53/86 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブを水平状態でその長手方向に直角
    をなす方向に順次送るチューブ送り装置と、 チューブ送り装置により送られてきたチューブを水平状
    態で所定位置に挟持固定するように作動するチャックで
    あって、上下方向に相対的に接近離隔自在な上チャック
    部材および下チャック部材とからなるチャックと、 チャックに挟持固定されたチューブの端末部に塑性成形
    加工を施すように、チューブの端末部に対しチューブの
    長手方向に同軸的に水平に進退可能に設けられた成形ダ
    イをもつダイ装置と、を備えることを特徴とするチュー
    ブの端末部成形装置。
  2. 【請求項2】前記ダイ装置が、チューブの長手方向に直
    交する水平方向に移動可能に設けられるとともに、水平
    方向に隣接する少なくとも2つの異なるダイを有し、チ
    ューブの長手方向に直交する方向でのダイ装置の移動に
    よって異なるダイが順次チューブに作用可能とされてい
    ることを特徴とするチューブの端末部成形装置。
  3. 【請求項3】前記ダイ装置により塑性成形加工を施され
    たチューブの端末部にチューブ長手方向に対向して設け
    られた端末部撮像用カメラと、 この撮像用カメラにより撮像された端末部の像を検査す
    る手段と、をさらに備えることを特徴とするチューブの
    端末部成形装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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