JPH06258062A - プレス入側材料測長方法並びに測長装置およびプレス入側材料供給装置 - Google Patents
プレス入側材料測長方法並びに測長装置およびプレス入側材料供給装置Info
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- JPH06258062A JPH06258062A JP7293393A JP7293393A JPH06258062A JP H06258062 A JPH06258062 A JP H06258062A JP 7293393 A JP7293393 A JP 7293393A JP 7293393 A JP7293393 A JP 7293393A JP H06258062 A JPH06258062 A JP H06258062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】プレス機への材料供給前に被プレス材料の長さ
測定を行い、材料長さのばらつきによるフィードバーの
ミスクランプをなくし、稼働率の向上を図る。 【構成】被プレス材料を押動してプレス機入側の材料装
填装置上へ供給するプッシャ装置と、この材料装填装置
上へ運ばれた被プレス材料の端部位置を規制するストッ
パとを有するプレス機入側設備において、プッシャ装置
のプッシャアームに取り付けられた超音波反射板と、こ
の超音波反射板に対向するようにストッパに連結された
超音波センサとを有し、このプッシャアームとストッパ
間に挟圧された被プレス材料の長さを前記超音波反射板
に対する前記超音波センサの検出信号から得るようにし
た。
測定を行い、材料長さのばらつきによるフィードバーの
ミスクランプをなくし、稼働率の向上を図る。 【構成】被プレス材料を押動してプレス機入側の材料装
填装置上へ供給するプッシャ装置と、この材料装填装置
上へ運ばれた被プレス材料の端部位置を規制するストッ
パとを有するプレス機入側設備において、プッシャ装置
のプッシャアームに取り付けられた超音波反射板と、こ
の超音波反射板に対向するようにストッパに連結された
超音波センサとを有し、このプッシャアームとストッパ
間に挟圧された被プレス材料の長さを前記超音波反射板
に対する前記超音波センサの検出信号から得るようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機に被プレス材
料である加熱されたビレットを供給するプレス機入側設
備、特にプレス機への材料供給前に材料長さを測定して
プレス機内のフィードバーのミスクランプをなくするよ
うにしたプレス入側材料測長方法並びにプレス入側材料
測長装置およびプレス入側材料供給装置に関する。
料である加熱されたビレットを供給するプレス機入側設
備、特にプレス機への材料供給前に材料長さを測定して
プレス機内のフィードバーのミスクランプをなくするよ
うにしたプレス入側材料測長方法並びにプレス入側材料
測長装置およびプレス入側材料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス機へビレットを供給するプレス機
入側設備においては従来から、予備成形後コンベヤで横
送りされてきたビレットをプッシャアームで軸方向へ押
動してプレス機前方の成形ライン(プレス機中心の前
方)上でビレット装填装置(ビレットチャージ装置)へ
載せ、このビレット装填装置から直接プレス機へビレッ
トを供給するようにしている。ビレットの長さ方向中心
とプレス機中心を合致させるためにビレット装填装置の
上側にビレット位置決め用ストッパを配置し、プッシャ
アームで押動されたビレットの先端を前記ストッパに接
当させてビレットの位置決めを行っている。加熱された
ビレットは前記コンベヤで搬送される前に、前工程とし
てフォージングロールで予備成形されるが、この予備成
形時にビレットの長さ寸法のばらつきが生じ易く、この
ままプレス機へ搬入するとプレス機本体側のトランスフ
ァフィーダのフィードバーがビレットをミスクランプ
し、またトランスファフィーダを破損する原因となる。
従来は、ビレットの長さ寸法のばらつきを少なくするた
め、フォージングロールのロール間隔調整を行っている
が、その調整操作が大変であった。またプレス機の入側
でばらつきの大きい不適合ビレットを選別して排除する
ことは行われておらず、フィードバーがビレットをミス
クランプしたときはプレス機の運転を停止して人力によ
り不良ビレットをプレス機外へ除去していた。
入側設備においては従来から、予備成形後コンベヤで横
送りされてきたビレットをプッシャアームで軸方向へ押
動してプレス機前方の成形ライン(プレス機中心の前
方)上でビレット装填装置(ビレットチャージ装置)へ
載せ、このビレット装填装置から直接プレス機へビレッ
トを供給するようにしている。ビレットの長さ方向中心
とプレス機中心を合致させるためにビレット装填装置の
上側にビレット位置決め用ストッパを配置し、プッシャ
アームで押動されたビレットの先端を前記ストッパに接
当させてビレットの位置決めを行っている。加熱された
ビレットは前記コンベヤで搬送される前に、前工程とし
てフォージングロールで予備成形されるが、この予備成
形時にビレットの長さ寸法のばらつきが生じ易く、この
ままプレス機へ搬入するとプレス機本体側のトランスフ
ァフィーダのフィードバーがビレットをミスクランプ
し、またトランスファフィーダを破損する原因となる。
従来は、ビレットの長さ寸法のばらつきを少なくするた
め、フォージングロールのロール間隔調整を行っている
が、その調整操作が大変であった。またプレス機の入側
でばらつきの大きい不適合ビレットを選別して排除する
ことは行われておらず、フィードバーがビレットをミス
クランプしたときはプレス機の運転を停止して人力によ
り不良ビレットをプレス機外へ除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
プレス機入側設備においては、プレス前加工からプレス
機に至るまでの間に被プレス材料の搬送装置があるのみ
で、プレス機に投入される材料の長さをチェックする機
能は備わっていない。材料長さのばらつきが大きいとプ
レス機本体内でフィードバーがミスクランプを起す危険
があり、ミスクランプを起した時はその都度プレス作業
を中止して作業者により不良材料を除去しなければなら
ず、稼働率の低下をきたしていた。
プレス機入側設備においては、プレス前加工からプレス
機に至るまでの間に被プレス材料の搬送装置があるのみ
で、プレス機に投入される材料の長さをチェックする機
能は備わっていない。材料長さのばらつきが大きいとプ
レス機本体内でフィードバーがミスクランプを起す危険
があり、ミスクランプを起した時はその都度プレス作業
を中止して作業者により不良材料を除去しなければなら
ず、稼働率の低下をきたしていた。
【0004】したがって本発明は、プレス機への材料供
給前に被プレス材料の長さ測定を行うことができるプレ
ス入側材料測長方法およびプレス入側材料測長装置を提
供することにある。
給前に被プレス材料の長さ測定を行うことができるプレ
ス入側材料測長方法およびプレス入側材料測長装置を提
供することにある。
【0005】本発明はまた、プレス機への材料供給前に
被プレス材料の長さ測定を行い、不適性な長さの材料を
自動的に選別して排除し、未然にトランスファフィーダ
のミスクランプを防止し、プレス作業の稼働率向上を図
ったプレス入側材料供給装置を提供することにある。
被プレス材料の長さ測定を行い、不適性な長さの材料を
自動的に選別して排除し、未然にトランスファフィーダ
のミスクランプを防止し、プレス作業の稼働率向上を図
ったプレス入側材料供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被プレ
ス材料をプッシャ装置のプッシャアームで押動してプレ
ス機入側の材料装填装置上でストッパにより該被プレス
材料の端部位置を規制し、そのときの前記プッシャアー
ムの移動量から前記被プレス材料の長さを得ることを特
徴とするプレス入側材料測長方法が提供される。
ス材料をプッシャ装置のプッシャアームで押動してプレ
ス機入側の材料装填装置上でストッパにより該被プレス
材料の端部位置を規制し、そのときの前記プッシャアー
ムの移動量から前記被プレス材料の長さを得ることを特
徴とするプレス入側材料測長方法が提供される。
【0007】また本発明によれば、被プレス材料を押動
してプレス機入側の材料装填装置上へ供給するプッシャ
装置と、前記材料装填装置上へ運ばれた被プレス材料の
端部位置を規制するストッパとを有するプレス機入側設
備において、前記プッシャ装置のプッシャアームに取り
付けられた超音波反射板と、前記超音波反射板に対向す
るように前記ストッパに連結された超音波センサとを有
し、前記材料装填装置上で前記プッシャアームと前記ス
トッパ間に挟圧された被プレス材料の長さを、前記超音
波反射板に対する前記超音波センサの検出信号から得る
ようにしたプレス入側材料測長装置が提供される。
してプレス機入側の材料装填装置上へ供給するプッシャ
装置と、前記材料装填装置上へ運ばれた被プレス材料の
端部位置を規制するストッパとを有するプレス機入側設
備において、前記プッシャ装置のプッシャアームに取り
付けられた超音波反射板と、前記超音波反射板に対向す
るように前記ストッパに連結された超音波センサとを有
し、前記材料装填装置上で前記プッシャアームと前記ス
トッパ間に挟圧された被プレス材料の長さを、前記超音
波反射板に対する前記超音波センサの検出信号から得る
ようにしたプレス入側材料測長装置が提供される。
【0008】さらに本発明によれば、被プレス材料を押
動してプレス機入側の材料装填装置上へ供給するプッシ
ャ装置と、前記材料装填装置上へ運ばれた被プレス材料
の端部位置を規制するストッパとを有するプレス機入側
設備において、前記プッシャ装置のプッシャアームに取
り付けられた超音波反射板と、前記超音波反射板に対向
するように前記ストッパに連結された超音波センサと、
前記超音波反射板と前記超音波センサ間の超音波経路を
囲包する伸縮筒と、前記伸縮筒内にエアを噴射するエア
供給装置と、基準被プレス材料長さに対する前記超音波
センサの基準信号が設定されておりかつ該超音波センサ
の検出信号に応じて被プレス材料の適合、不適合を判断
する判別装置と、該判別装置からのリジェクト信号を受
けてプレス機への材料装填前に前記材料装填装置上から
不適合材料を排除するリジェクタとを有するプレス入側
材料供給装置が提供される。
動してプレス機入側の材料装填装置上へ供給するプッシ
ャ装置と、前記材料装填装置上へ運ばれた被プレス材料
の端部位置を規制するストッパとを有するプレス機入側
設備において、前記プッシャ装置のプッシャアームに取
り付けられた超音波反射板と、前記超音波反射板に対向
するように前記ストッパに連結された超音波センサと、
前記超音波反射板と前記超音波センサ間の超音波経路を
囲包する伸縮筒と、前記伸縮筒内にエアを噴射するエア
供給装置と、基準被プレス材料長さに対する前記超音波
センサの基準信号が設定されておりかつ該超音波センサ
の検出信号に応じて被プレス材料の適合、不適合を判断
する判別装置と、該判別装置からのリジェクト信号を受
けてプレス機への材料装填前に前記材料装填装置上から
不適合材料を排除するリジェクタとを有するプレス入側
材料供給装置が提供される。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例について図面を参照し
て説明する。上述のように本発明による被プレス材料の
測長方法は、通常プレス機の入側に設置されているプッ
シャ装置のプッシャアームの材料押動動作時における移
動量から材料長さを得るものである。ここで実際のプレ
ス機への材料投入においては、プレス機の中心と材料の
長手方向中心が一致するようにして材料を供給する。図
1は本発明の方法を実施する場合の1例を示した概略図
である。ストッパ8のストッパ軸後部にウォームジャッ
キ27を連結し、このウォームジャッキ27を介して駆
動モータ28でストッパ8の端部位置を調整するように
してある。いま或る仕様の被プレス材料に対してプレス
機中心Cに対応した材料中間位置からストッパ8の端部
位置までの長さN1 を、ウォームジャッキ27に連結し
たエンコーダ29の回転から算出する。また、予めプレ
ス機中心位置Cからプッシャ装置4のプッシャアーム6
の最後退位置までの距離N2 をデータとして判別装置3
0にインプットしておく。投入された被プレス材料例え
ばビレット1の後端をプッシャアーム6で押動してその
先端をストッパ8に接当せしめ、そのときのプッシャア
ーム6の前記最後退位置からの移動量(アームストロー
ク)ST をプッシャ装置4に連結または内蔵したリニア
センサの出力あるいはラック及びピニオンを組み合せた
エンコーダの回転数等によって検出し、判別装置30へ
入力する。ここで、被プレス材料1の長さLは、L=N
2 −ST +N1 から算出される。判別装置30に設定さ
れている基準長さL0 とLとの差ΔLが許容範囲内か否
か(つまりM1 の範囲)によって投入材料の適合、不適
合を判定する。
て説明する。上述のように本発明による被プレス材料の
測長方法は、通常プレス機の入側に設置されているプッ
シャ装置のプッシャアームの材料押動動作時における移
動量から材料長さを得るものである。ここで実際のプレ
ス機への材料投入においては、プレス機の中心と材料の
長手方向中心が一致するようにして材料を供給する。図
1は本発明の方法を実施する場合の1例を示した概略図
である。ストッパ8のストッパ軸後部にウォームジャッ
キ27を連結し、このウォームジャッキ27を介して駆
動モータ28でストッパ8の端部位置を調整するように
してある。いま或る仕様の被プレス材料に対してプレス
機中心Cに対応した材料中間位置からストッパ8の端部
位置までの長さN1 を、ウォームジャッキ27に連結し
たエンコーダ29の回転から算出する。また、予めプレ
ス機中心位置Cからプッシャ装置4のプッシャアーム6
の最後退位置までの距離N2 をデータとして判別装置3
0にインプットしておく。投入された被プレス材料例え
ばビレット1の後端をプッシャアーム6で押動してその
先端をストッパ8に接当せしめ、そのときのプッシャア
ーム6の前記最後退位置からの移動量(アームストロー
ク)ST をプッシャ装置4に連結または内蔵したリニア
センサの出力あるいはラック及びピニオンを組み合せた
エンコーダの回転数等によって検出し、判別装置30へ
入力する。ここで、被プレス材料1の長さLは、L=N
2 −ST +N1 から算出される。判別装置30に設定さ
れている基準長さL0 とLとの差ΔLが許容範囲内か否
か(つまりM1 の範囲)によって投入材料の適合、不適
合を判定する。
【0010】図2は本発明の実施例によるプレス入側材
料長さ測定装置を有するプレス機入側設備の部分的な正
面図であり、図3は図2の上面図である。被プレス材料
であるビレット1は、図示しない前段の成形機のフォー
ジングロールで予備成形された後、無端コンベヤ2で横
送りされてきてコンベヤ端部のガイド部材3上に1本づ
つ載せられる(図4参照)。ガイド部材3の上方にはプ
ッシャ4がコンベヤ2を横切る方向に延在して設けられ
ている。プッシャ4は、長さ方向に伸長した一対のガイ
ド棒5を備え、このガイド棒5に軸方向に摺動可能なプ
ッシャアーム6が垂下して装着されている。図2,図3
においてCはプレス機(図示省略)の中心位置を表わ
し、プッシャアーム6はこのプレス機中心位置Cに近い
ビレット押付位置Aからその反対側のプッシャ端部4a
に近い待機位置Bまで図示しない駆動装置により往復移
動するようになっている。
料長さ測定装置を有するプレス機入側設備の部分的な正
面図であり、図3は図2の上面図である。被プレス材料
であるビレット1は、図示しない前段の成形機のフォー
ジングロールで予備成形された後、無端コンベヤ2で横
送りされてきてコンベヤ端部のガイド部材3上に1本づ
つ載せられる(図4参照)。ガイド部材3の上方にはプ
ッシャ4がコンベヤ2を横切る方向に延在して設けられ
ている。プッシャ4は、長さ方向に伸長した一対のガイ
ド棒5を備え、このガイド棒5に軸方向に摺動可能なプ
ッシャアーム6が垂下して装着されている。図2,図3
においてCはプレス機(図示省略)の中心位置を表わ
し、プッシャアーム6はこのプレス機中心位置Cに近い
ビレット押付位置Aからその反対側のプッシャ端部4a
に近い待機位置Bまで図示しない駆動装置により往復移
動するようになっている。
【0011】プレス機中心位置Cを挟んで前記ガイド部
材3と反対側に、かつ該ガイド部材3の端部3bに対向
するようにストッパ8が設置されている。ストッパ8の
外側部には上方へ伸長したセンサ取付金具7が固着さ
れ、その上端部に超音波センサ9がプッシャアーム6に
向って取り付けられている。またプッシャアーム6の上
端側部には超音波センサ9に対峙するように反射板取付
金具10およびシム11を介して超音波反射板12が取
り付けられている。超音波センサ9の超音波経路を囲包
するように外側筒体13が反射板12に取り付けられ、
この筒体13に挿抜可能に遊挿される内側筒体14が超
音波センサ9に対して或る隙間を有してセンサ取付金具
7に取り付けられている。超音波センサ9はその周囲に
空隙を有してセンサカバー15により覆われている。
材3と反対側に、かつ該ガイド部材3の端部3bに対向
するようにストッパ8が設置されている。ストッパ8の
外側部には上方へ伸長したセンサ取付金具7が固着さ
れ、その上端部に超音波センサ9がプッシャアーム6に
向って取り付けられている。またプッシャアーム6の上
端側部には超音波センサ9に対峙するように反射板取付
金具10およびシム11を介して超音波反射板12が取
り付けられている。超音波センサ9の超音波経路を囲包
するように外側筒体13が反射板12に取り付けられ、
この筒体13に挿抜可能に遊挿される内側筒体14が超
音波センサ9に対して或る隙間を有してセンサ取付金具
7に取り付けられている。超音波センサ9はその周囲に
空隙を有してセンサカバー15により覆われている。
【0012】図5および図6を参照すれば、超音波セン
サ9はカバー15内でセンサ取付金具7の外側部から延
在したブラケット16にシム17および取付座18を介
して載置されている。取付座18はその上面に横方向に
のびるクランプ溝19が形成され、超音波センサ9の上
方から該センサを押さえ付けるようにセンサクランパ2
0が取付座18上に取り付けられている。センサクラン
パ20を貫通して取付座18のクランプ溝19へクラン
プボルトを挿入し締め付けることで超音波センサ9は取
付座18に固定される。ここで超音波センサ9の上下方
向の位置調整は取付座18とブラケット16間のシム1
7で行われ、横方向の位置調整は前記クランプボルトを
緩めてセンサクランパ20を取付座18のクランプ溝1
9に沿って移動させることで可能である。カバー15に
はエア供給管21が取り付けられ、外部の供給源からこ
のエア供給管21を介して冷却エアがカバー15内に導
入される。なお超音波センサ9の冷却効果をより確実に
するためにセンサカバーには放熱板22が貼着されてい
る。
サ9はカバー15内でセンサ取付金具7の外側部から延
在したブラケット16にシム17および取付座18を介
して載置されている。取付座18はその上面に横方向に
のびるクランプ溝19が形成され、超音波センサ9の上
方から該センサを押さえ付けるようにセンサクランパ2
0が取付座18上に取り付けられている。センサクラン
パ20を貫通して取付座18のクランプ溝19へクラン
プボルトを挿入し締め付けることで超音波センサ9は取
付座18に固定される。ここで超音波センサ9の上下方
向の位置調整は取付座18とブラケット16間のシム1
7で行われ、横方向の位置調整は前記クランプボルトを
緩めてセンサクランパ20を取付座18のクランプ溝1
9に沿って移動させることで可能である。カバー15に
はエア供給管21が取り付けられ、外部の供給源からこ
のエア供給管21を介して冷却エアがカバー15内に導
入される。なお超音波センサ9の冷却効果をより確実に
するためにセンサカバーには放熱板22が貼着されてい
る。
【0013】図2に示されるように超音波センサ取付金
具7には近接スイッチ23が設けられている。ストッパ
8は、定置されたストッパ本体のストッパ軸32と、ス
トッパ軸32に対して一定量だけ移動可能に保持された
ストッパヘッド31と、ストッパヘッド31をプッシャ
アーム6側に付勢しているバネ26とで構成されてい
る。バネ26はストッパヘッド31の裏面とストッパ軸
32の大径段差部との間に配置され、そのバネ力によ
り、ストッパヘッド31がビレット1側から押圧されて
いない状態ではストッパヘッド31の裏面とストッパ軸
32先端との間に一定の隙間が形成されている。23a
はストッパヘッド31に取り付けられたストライカであ
って、後述するように近接スイッチ23を作動させるた
めに設けてある。
具7には近接スイッチ23が設けられている。ストッパ
8は、定置されたストッパ本体のストッパ軸32と、ス
トッパ軸32に対して一定量だけ移動可能に保持された
ストッパヘッド31と、ストッパヘッド31をプッシャ
アーム6側に付勢しているバネ26とで構成されてい
る。バネ26はストッパヘッド31の裏面とストッパ軸
32の大径段差部との間に配置され、そのバネ力によ
り、ストッパヘッド31がビレット1側から押圧されて
いない状態ではストッパヘッド31の裏面とストッパ軸
32先端との間に一定の隙間が形成されている。23a
はストッパヘッド31に取り付けられたストライカであ
って、後述するように近接スイッチ23を作動させるた
めに設けてある。
【0014】前工程の予備成形を経てガイド部材に係止
されたビレット1はプッシャアーム6により長手方向に
押動され、ビレット先端がストッパ8に突き当り、かつ
プッシャアーム6の押動力により前記バネ26を圧縮し
てストッパ軸32先端とストッパヘッド31が接当した
状態(図2の状態)でビレット1が位置決めされる。こ
の状態でビレット1は押付位置Aまで前進移動したプッ
シャアーム6とストッパ8により挟圧され、同時に反射
板取付金具10側の筒体(外側筒体)13と超音波セン
サ取付金具7側の筒体(内側筒体)14が入子状態に係
合する。常時エア供給源からカバー15内に送られてい
る冷却エアは前記内側筒体14から反射板12に当り、
内外の筒体14,13の間を経て流出するが、ストライ
カ32aがストッパヘッド31とともに移動して超音波
センサ取付金具7に固着された近接スイッチ23が作動
することで冷却エアの送風が停止され、超音波センサ9
によりそのセンサ面9aから反射板12の超音波反射面
12aまでの距離が測定される。ストッパ8とプッシャ
アーム6間に挟まれたビレット1の長さは上述のセンサ
面9aと超音波反射面12a間の距離に対応して検出さ
れる。ここで図2に示すように超音波センサ9のセンサ
面9aからストッパ面8aまでの距離D(ただしストッ
パヘッド31とストッパ軸32が接当状態)と、反射板
12の反射面12aからプッシャアーム6のビレット押
付面6aまでの距離Eを等しく設定することにより、ビ
レット長さは超音波センサ9による測定値に対して1対
1の関係で計測できる。なお、超音波センサ9の作動時
の冷却エアの停止を行う近接スイッチは、上述の如くビ
レットの押し付けによるストッパヘッドの変位で作動す
るようにしたので、ビレット長さのばらつきには影響な
く作動させ得る。
されたビレット1はプッシャアーム6により長手方向に
押動され、ビレット先端がストッパ8に突き当り、かつ
プッシャアーム6の押動力により前記バネ26を圧縮し
てストッパ軸32先端とストッパヘッド31が接当した
状態(図2の状態)でビレット1が位置決めされる。こ
の状態でビレット1は押付位置Aまで前進移動したプッ
シャアーム6とストッパ8により挟圧され、同時に反射
板取付金具10側の筒体(外側筒体)13と超音波セン
サ取付金具7側の筒体(内側筒体)14が入子状態に係
合する。常時エア供給源からカバー15内に送られてい
る冷却エアは前記内側筒体14から反射板12に当り、
内外の筒体14,13の間を経て流出するが、ストライ
カ32aがストッパヘッド31とともに移動して超音波
センサ取付金具7に固着された近接スイッチ23が作動
することで冷却エアの送風が停止され、超音波センサ9
によりそのセンサ面9aから反射板12の超音波反射面
12aまでの距離が測定される。ストッパ8とプッシャ
アーム6間に挟まれたビレット1の長さは上述のセンサ
面9aと超音波反射面12a間の距離に対応して検出さ
れる。ここで図2に示すように超音波センサ9のセンサ
面9aからストッパ面8aまでの距離D(ただしストッ
パヘッド31とストッパ軸32が接当状態)と、反射板
12の反射面12aからプッシャアーム6のビレット押
付面6aまでの距離Eを等しく設定することにより、ビ
レット長さは超音波センサ9による測定値に対して1対
1の関係で計測できる。なお、超音波センサ9の作動時
の冷却エアの停止を行う近接スイッチは、上述の如くビ
レットの押し付けによるストッパヘッドの変位で作動す
るようにしたので、ビレット長さのばらつきには影響な
く作動させ得る。
【0015】実際の測定に当っては、ビレットの基準寸
法をもつゲージ24を予めストッパ8とプッシャアーム
6間に挟さみ、このときのセンサ測定値をもって基準出
力信号とし、このデータを判別装置(図2〜図4には図
示せず)に入力しておき、ビレット1の長さ検出信号と
この基準信号を比較し、その差が許容範囲内であれば、
ビレット下方のチャージ装置25によりプレス機内へ搬
送してプレス工程を続行し、許容範囲外であれば、前記
判別装置がリジェクト信号を出し、チャージ装置25上
の不適合ビレットをリジェクタ(図示せず)により排除
する。測定終了と同時にプッシャアーム6は待機位置B
へ戻り、カバー15内への冷却エアの送風が開始され
る。
法をもつゲージ24を予めストッパ8とプッシャアーム
6間に挟さみ、このときのセンサ測定値をもって基準出
力信号とし、このデータを判別装置(図2〜図4には図
示せず)に入力しておき、ビレット1の長さ検出信号と
この基準信号を比較し、その差が許容範囲内であれば、
ビレット下方のチャージ装置25によりプレス機内へ搬
送してプレス工程を続行し、許容範囲外であれば、前記
判別装置がリジェクト信号を出し、チャージ装置25上
の不適合ビレットをリジェクタ(図示せず)により排除
する。測定終了と同時にプッシャアーム6は待機位置B
へ戻り、カバー15内への冷却エアの送風が開始され
る。
【0016】上記実施例の装置では、測長装置を構成す
る超音波反射板をプッシャアーム6に取り付けている
が、プッシャアーム6の移動部材にリニアセンサやエン
コーダを連動させてビレット長を計測するようにしても
よい。
る超音波反射板をプッシャアーム6に取り付けている
が、プッシャアーム6の移動部材にリニアセンサやエン
コーダを連動させてビレット長を計測するようにしても
よい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
プレス材料のビレットを押動するプッシャアームの押動
動作から、プレス機へ材料を投入する前に、チャージ装
置上で材料長さを測定し、ビレット長さ信号を得るよう
にしたので、測長値を用いて順次送られてくる被プレス
材料の適合、不適合の判別をプレス機へのビレット投入
前に行うことができ、許容範囲を外れた長さの不適合材
料を事前に排除してトランスファフィーダのミスクラン
プをなくすることができる。プッシャ装置をビレット測
長装置の1部材として利用できるので設備費が安価とな
る。さらにプレス機の異常停止も少なくなり、稼働率が
向上するとともに、不良材料を除く作業者の負担も軽減
される。
プレス材料のビレットを押動するプッシャアームの押動
動作から、プレス機へ材料を投入する前に、チャージ装
置上で材料長さを測定し、ビレット長さ信号を得るよう
にしたので、測長値を用いて順次送られてくる被プレス
材料の適合、不適合の判別をプレス機へのビレット投入
前に行うことができ、許容範囲を外れた長さの不適合材
料を事前に排除してトランスファフィーダのミスクラン
プをなくすることができる。プッシャ装置をビレット測
長装置の1部材として利用できるので設備費が安価とな
る。さらにプレス機の異常停止も少なくなり、稼働率が
向上するとともに、不良材料を除く作業者の負担も軽減
される。
【図1】本発明の1例に係る測長方法を実施する場合の
プッシャ装置とストッパの関係を示した概略図である。
プッシャ装置とストッパの関係を示した概略図である。
【図2】本発明の実施例によるプレス入側材料長さ測定
装置を有するプレス機入側設備の部分的な正面図であ
る。
装置を有するプレス機入側設備の部分的な正面図であ
る。
【図3】図2の上面図である。
【図4】図2の矢視Fからみた部分的な側面図である。
【図5】超音波センサの取付部分の拡大正面断面図であ
る。
る。
【図6】図5の上面断面図である。
3 ガイド部材 4 プッシャ 6 プッシャアーム 8 ストッパ 9 超音波センサ 12 超音波反射板 13 外側筒体 14 内側筒体 15 センサカバー 20 センサクランパ 21 エア供給管 23 近接スイッチ 24 ゲージ 25 チャージ装置 30 判別装置 C プレス機中心 L 被プレス材料長さ L0 基準長さ
Claims (4)
- 【請求項1】被プレス材料をプッシャ装置のプッシャア
ームで押動してプレス機入側の材料装填装置上でストッ
パにより該被プレス材料の端部位置を規制し、そのとき
の前記プッシャアームの移動量から前記被プレス材料の
長さを得ることを特徴とするプレス入側材料測長方法。 - 【請求項2】被プレス材料を押動してプレス機入側の材
料装填装置上へ供給するプッシャ装置と、前記材料装填
装置上へ運ばれた被プレス材料の端部位置を規制するス
トッパとを有するプレス機入側設備において、前記プッ
シャ装置のプッシャアームに取り付けられた超音波反射
板と、前記超音波反射板に対向するように前記ストッパ
に連結された超音波センサとを有し、前記材料装填装置
上で前記プッシャアームと前記ストッパ間に挟圧された
被プレス材料の長さを、前記超音波反射板に対する前記
超音波センサの検出信号から得ることを特徴とするプレ
ス入側材料測長装置。 - 【請求項3】前記超音波反射板と前記超音波センサ間の
超音波経路を囲包する伸縮筒と、前記伸縮筒内にエアを
噴射するエア供給装置と、前記被プレス材料の前記スト
ッパへの押圧を検知して前記エア供給装置のエア噴射を
停止する装置とを有することを特徴とする請求項第2項
に記載したプレス入側材料測長装置。 - 【請求項4】被プレス材料を押動してプレス機入側の材
料装填装置上へ供給するプッシャ装置と、前記材料装填
装置上へ運ばれた被プレス材料の端部位置を規制するス
トッパとを有するプレス機入側設備において、前記プッ
シャ装置のプッシャアームに取り付けられた超音波反射
板と、前記超音波反射板に対向するように前記ストッパ
に連結された超音波センサと、基準被プレス材料長さに
対する前記超音波センサの基準信号が設定されておりか
つ該超音波センサの検出信号に応じて被プレス材料の適
合、不適合を判断する判別装置と、該判別装置からのリ
ジェクト信号を受けて前記プレス機への材料装填前に前
記材料装填装置上から不適合材料を排除するリジェクタ
とを有することを特徴とするプレス入側材料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5072933A JP2984772B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | プレス入側材料測長方法並びに測長装置およびプレス入側材料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5072933A JP2984772B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | プレス入側材料測長方法並びに測長装置およびプレス入側材料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258062A true JPH06258062A (ja) | 1994-09-16 |
JP2984772B2 JP2984772B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13503667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5072933A Expired - Fee Related JP2984772B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | プレス入側材料測長方法並びに測長装置およびプレス入側材料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984772B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100330834B1 (ko) * | 1999-01-14 | 2002-04-03 | 문제규 | 수평형 신장측정기와 이를 이용한 유아용 체중 겸용 신장측정장치 |
CN107339962A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-11-10 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种管材长度测量方法及装置 |
CN108607927A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-10-02 | 阜阳盛东智能制造技术研发有限公司 | 一种冲压机械手的推料装置 |
JP2021079432A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 宇部興産機械株式会社 | ビレットプッシャー装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110843087B (zh) * | 2019-12-02 | 2020-08-11 | 美弗莱克斯控制系统(嘉兴)有限公司 | 一种压制件批量生产设备 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5072933A patent/JP2984772B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2984772B2 (ja) | 1999-11-29 |
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