JP3605215B2 - ビレットヒータ用測定装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱と熱間加工を連続して行う工程、例えばエンジンバルブの製造工程において、誘導加熱によるビレットヒータによりバルブ素材のビレットを連続的に加熱して鍛造加工する際に、規格外の材質や寸法のビレットが混入すると加熱装置や金型が破損することを防止するため、測定手段を備え規格外のビレットをライン外に事前に排除する誘導加熱または抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、素材の加熱と熱間加工を連続的に行う場合、例えばバルブ素材からエンジンバルブなどを熱間鍛造により量産成型する際に、誘導または抵抗加熱により素材を加熱するビレットヒータと鍛造機とが連結された装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように連続工程で加熱、鍛造加工を行う装置では、規格寸法より大きいバルブ素材が入ると鍛造の際に金型が破損し、素材が小さすぎると寸法不良のバルブができて無駄が生ずる。また、素材を切断する際に切断面にバリやだれが生じた素材が工程に入ると、ビレットヒータの加熱管や鍛造の金型を破損する危険性がある。さらに、エンジンバルブには磁性体のマルテンサイト系の材料と非磁性体のオーステナイト系の材料が使用されるが、磁性体は非磁性体より誘導加熱により温度が上がりやすいため、例えば非磁性体のオーステナイト系のバルブを加熱・鍛造工程中に磁性体のマルテンサイト系バルブ素材が異材として混入すると、温度が上がり過ぎてバルブ素材が溶融し、誘導加熱コイルの加熱管が破損する。また逆に、磁性体のマルテンサイト系のバルブを加熱・鍛造工程中に非磁性体のオーステナイト系バルブ素材が異材として混入すると、素材の温度が上がらないために鍛造金型が破損するという事故が生ずる。
【0004】
そこで本発明は、この様な事故を防止する誘導加熱または抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の誘導加熱又は抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置は、ビレットヒータに供給する定尺切断された被加工素材の測定装置において、被加工素材が自重により移動ラインを滑動移動するように角度を設けて配設された供給樋を備えた搬送装置と、該供給樋の途中に設けられた被加工素材の移動を抑止する第1ストッパと、該供給樋の第1ストッパの排出側に該第1ストッパから被加工素材の長さ以上の間隔をおいて設けられた第2ストッパと、前記第1ストッパの供給側に該第1ストッパから被加工素材の長さ以上の間隔をおいて設けられた被加工素材の移動を拘束するワーク押えと、該供給樋に沿って設けられた被加工素材の幅又は径を測定する径測定手段と、被加工素材の長さを測定する長さ測定手段と、被加工素材の材質を検出する材質検出手段とを備え、前記第1ストッパにより前記供給樋に供給される先の被加工素材の移動を抑止し、前記ワーク押えにより続く次の被加工素材の移動を拘束し、この位置で前記径測定手段により先の被加工素材の幅又は径を測定した後、前記第1ストッパによる先の被加工素材の抑止を解除して先の被加工素材を自重により第2ストッパの位置に移動し、該位置で前記長さ測定手段及び材質検出手段により先の被加工素材の長さ及び材質を測定、検出して先の被加工素材の検査を終了し、前記第2ストッパによる先の被加工素材の抑止を解除して先の被加工素材を自重により排出し、同時に並行して前記ワーク押えを解除して次の被加工素材を前記第1ストッパの位置に移動させて、次の被加工素材の前記測定と検出を行うことにより、連続して被加工素材の検査を行うように、前記径測定手段、長さ測定手段及び前記材質検出手段と、前記第1ストッパ、第2ストッパ及び前記ワーク押えとの駆動を制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
即ち、被加工素材が進行する搬送装置の進行路上に被加工素材の寸法を計測する径及び長さ測定手段を設けることにより事前に寸法不良の素材を測定し、材質を検出する材質検出手段を設けることにより材質の異材の混入を検出する。そして、制御手段がこの測定、検出手段の信号を受けて不良品を分級排出する排出装置を駆動して不良品を進行路外に排出するので、不良素材の混入によるビレットヒータの損傷や鍛造加工における金型破損が防止される。
【0007】
また、本発明のビレットヒータ用測定装置は、前記供給樋の第2ストッパの位置に可動樋を設け、前記径測定手段、長さ測定手段及び前記材質検出手段により測定検出された被加工素材の測定、検出値が規格値外を検出すると、該可動樋が作動して該被加工素材を前記移動ラインの外に排出する排出装置を備えることが望ましい。
また、前記供給樋に供給される素材の不足及び満杯を検出する減検出センサ及び満検出センサと、前記減検出センサの減信号により被加工素材を該供給樋に供給し、前記満検出センサの満信号により被加工素材の供給を停止するフィーダとを備えることが望ましい。
【0008】
また、前記径測定手段と長さ測定手段はレーザ変位センサから構成され、前記材質検出手段は渦電流式センサから構成することが精度良く規格外品をラインから排除するために望ましい。さらに、前記渦電流式センサが検出時に緩衝装置を介して被検出体に押圧される機構を備えることが、センサの破損を防止して精度の高い検出を行うために望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施形態について具体的に説明する。図1は本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の側面図、図2はその計測部及び排出装置の拡大詳細図、図3は材質検出センサを保持する緩衝装置の詳細図である。図4は制御手段の構成を示すブロック図、図5は本発明の測定装置の動作を示すフローチャートである。
【0010】
図1及び図2において、搬送装置11にはV字型断面をなす供給樋12が被加工素材であるバルブ素材(以下ワークという)Wがその断面内を自重で滑走して落ちるような角度で設けられている。本実施形態ではこの角度は水平に対して約45度とされている。ワークWはフィーダ1により供給樋12の上端12aから供給樋12に供給されるようになっており、供給樋12のほぼ中央部近傍にワークの不足を検出するワーク減検出センサ22が設けられ、上端近傍にはワークの満杯を検出するワーク満検出センサ23が設けられている。ワーク減検出センサ22及びワーク満検出センサ23は近接スイッチから構成されている。
【0011】
供給樋12の下端部12bにはシリンダ25により上下作動する第1ストッパ24が設けられ、図2に示すように第1ストッパ24を下に下ろすと供給樋12内を自重で降下したワークW1が供給樋12の下端部12bの位置で停止するようになっている。この下端部12bに停止した最初のワークW1の上部側の2番目のワークW2の位置にシリンダ27により上下作動するワーク押え26が設けられ、ワークW2を供給樋12に押し付けることによりワーク2の移動を拘束できるようになっている。これにより、図1に示すようにワーク押え26によってワークW2の移動を拘束した後、第1ストッパ24を上げると、最初のワークW1のみが自重で供給樋12の下部側に設けられた可動樋13内に移動するようになっている。
【0012】
可動樋13は、供給樋12と同様のV字型断面の樋をなし、シリンダ14により上下往復移動するようになっており、可動樋13が上部位置にあるとき供給樋12と同一の移動ラインになるようになっている。可動樋13の下端側にはシリンダ29により上下作動する第2ストッパ28が設けられており、第2ストッパ28が下位置に下がったとき、供給樋12から自重で滑走して可動樋13に移動したワークW1を制止して可動樋13内のW1´の位置に停止させるようになっている。この状態で第2ストッパ28が上がると、ワークW1´は可動樋13の下端側に設けられた曲樋61に自重で滑走しコンベア62に送られ、図示しない誘導加熱装置により連続的に加熱された後バルブに鍛造されるようになっている。
【0013】
ワークW1´が第2ストッパ28により制止されて可動樋13内にある状態で可動樋13がシリンダ14により下位置に下げられると、可動樋13のラインは前記移動ラインから下に外れ、ワークW1´は第2ストッパ28からも外れて自重でシュート50内に落下するようになっている。シュート50の下部に受箱51が設けられ、落下するワークW1´を受けるようになっている。
【0014】
供給樋12の下端12bの近傍側面にワークWの径を計測する径測定変位センサ31が設けられ、可動樋13の側面にワークWの長さを計測する長さ測定変位センサ32が設けられている。径測定変位センサ31、長さ測定変位センサ32はキーエンス社製VG−035型変位センサを使用し、レーザビームによってワーク径または長さを測定しその信号をそれぞれ制御手段40に送るようになっている。可動樋13の上面側にはワークWの材質を検出する材質検出手段である材質検出センサ33が設けられている。材質検出センサ33はキーエンス社製EX−422型渦電流式センサを使用し、材質による渦電流の差を検出しその信号を制御手段40に送るようになっている。また、材質検出センサ33は図3に示すような緩衝装置34を介してシリンダ35のロッド36の先端に取り付けられている。この緩衝装置34は、シリンダ35のロッド36の先端に両端に2本のピン37を植設した板36aを固着し、ピン37に滑動自在に遊嵌した板39にセンサ33を固着し、前記板36aと板39の間を引き離す方向にコイルばね38により付勢したものである。これにより、材質検出するために材質検出センサ33をワークWに押しつける際に、センサ33がコイルばね38の付勢力によりワークWに柔らかく当たるので、センサの破損などを防止すると共に検出精度を向上することができる。本実施形態では緩衝装置をコイルばねで構成したが、他の構造でも、例えば板ばね、ゴム、空気ばねなどによっても良い。
【0015】
図4は制御手段40の構成を示すブロック図である。制御手段40は、制御部41、記憶部42及び駆動部43からなる。制御部41は、ワーク減センサ22及びワーク満センサ23から導入される信号を受けて駆動部43を介してフィーダ1の運転、停止を制御する。また、以下に詳述する装置の各運動にしたがって駆動部43を介してワーク押え26の駆動シリンダ27、第1ストッパ24のシリンダ25、第2ストッパ28のシリンダ29、材質検出センサ33の駆動シリンダ35を駆動する。記憶部42には、あらかじめ素材の寸法、材質の規格値が記憶され、この記憶値と制御部41を介して導入される径測定変位センサ31、長さ測定変位センサ32及び材質検出センサ33からの信号値とを比較し、測定する素材がすべて規格内のときは規格内信号を、いずれか1項目でも規格外のときは規格外信号を制御部41に送るようになっている。制御部41は、規格内信号を受けたときは駆動部43を介して第2ストッパ28を上げ駆動し、規格外信号を受けたときは、駆動部43を介して可動樋13のシリンダ14を下げ駆動する。これにより、規格内のワークW1は曲樋61を介してコンベア62に送られ、規格外のワークW1はシュート50に落下して受箱51に入るようになっている。
【0016】
以下、上記構成の測定装置の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。スタートの点では第1ストッパ24、第2ストッパ28はワークWの移動を制止する下がった下位置にある。まず、制御手段40の駆動部43の信号によりフィーダ1からワークWが供給樋12に供給される(ST1)。このとき、第1ストッパ24が下がっているのでワークWは供給樋12に蓄積していき減検出センサ22の位置まできても(ST2)なおワークWの供給が続けられる。ワークWが満検出センサ23の位置にきて満信号が制御手段40に送られると(ST3)、フィーダ1が停止してワークWの供給がストップする(ST4)。このとき最初のワークW1は、第1ストッパ24に制止されて供給樋12の先端12bの位置にある(ST5)(図2参照)
【0017】
この状態で最初のワークW1は、径測定変位センサ31により径が測定され、その信号が制御手段40の制御部41に送られる(ST6)。ワークW1の径の測定が終了するとシリンダ27により駆動されるワーク押え26が下りて2番目のワークW2を押えその移動を拘束した(ST7)後、シリンダ24により駆動される第1ストッパ24が上がり最初のワークW1の拘束を解除する(ST8)。そこで、ワークW1は自重で滑走し可動樋13に移動し、下がった位置の第2ストッパ28に制止されてW1´の位置に停止する(ST9)。ここで長さ測定変位センサ32によりワークW1の長さが測定され、その信号が制御部41に送られる(ST10)。同時にシリンダ35により駆動される材質検出センサ33が下がってワークW1に押しつけられ、ワークの材質が検出されてその信号が制御部41に送られる(ST11)。この際に、材質検出センサ33は緩衝装置36を介してロッド36に取り付けられているので押しつけられる際に過剰な力がかからずセンサの破損などが防止できる。また、センサ33をワークWに押しつけた状態で検出するので精度が向上し検出誤差が減少できる。検出が完了すると材質検出センサ33はシリンダ35により駆動されて上がりワークから離れる。
【0018】
前記の径測定変位センサ31、長さ測定変位センサ32、材質検出センサ33の信号は制御部41に送られ、この信号値がそれぞれ記憶部42に記憶された規格値と比較される(ST12)。これらの信号値が記憶部42に記憶された規格値の範囲内であると判断されると、駆動部43を介して第2ストッパ28が上位置に上げられ(ST13)、ワークW1は開放されて曲樋61を介してコンベア62に送られる(ST14)。ワークW1がコンベア62に送られると第2ストッパ28は再び下位置に下がる(ST15)。コンベア62に送られたワークW1は図示しない誘導加熱装置に送られ加熱されてバルブに鍛造される(ST16)。。
【0019】
記憶部42が前記径測定変位センサ31、長さ測定変位センサ32、材質検出センサ33の測定・検出値のいずれか1つの数値でも規格値の範囲外と判断した場合は制御部41に規格外信号が送られ、駆動部43を介して可動樋13がシリンダ14により下方に駆動され下位置に下がる(ST17)。これにより、ワークW1は第2ストッパ28から開放されてシュート50に落下し受け箱51に落とされる(ST18)。ワークW1がシュート50に落下すると、可動樋13は駆動されて元の上位置に復帰する(ST19)。これにより、寸法、材質が規格外の不良品のバルブ素材が誘導加熱装置に流れることが防止され、加熱管や鍛造金型の破損などが排除される。
【0020】
一方、ワークW1が供給樋12から可動樋13に移動すると、第1ストッパ24が再び下った後(ST20)、ワーク押え26が上がる(ST21)。これにより、2番目のワークW2が開放されてワークW2は自重で降下し先のW1の位置にくる(ST5)。そしてW1と同様に測定検出が継続的に行われる。前記の測定・検出が進行して供給樋12内のワークWが減少していき、最終のワークWが減検出センサ22の位置にくるとフィーダ1から新たにワークの供給が開始され(ST2)、ワークが満検出センサ23の位置にくると(ST3)供給がストップされる(ST4)。これにより、連続的に測定、検出が行われ量産が可能である。
【0021】
以上述べたように、本発明の実施形態の測定装置は、被加工素材が自重により移動するように角度を設けて配設された供給樋に、第1ストッパと第2ストッパとワーク押えと、被加工素材の径測定手段と長さを測定する長さ測定手段と、材質検出手段とを設けて、第1ストッパ24により先の被加工素材W1´の移動を抑止し、次の被加工素材Wの移動をワーク押え26により拘束して、先の被加工素材W1´の径を径測定手段により測定した後、第1ストッパ24の抑止を解除して先の被加工素材W1´を自重により第2ストッパ28の位置に移動し、先の被加工素材W1´の長さ測定と材質検出を行った後、第2ストッパ28の抑止を解除して先の被加工素材W1´を自重により排出する。同時に並行してワーク押え26を解除して次の被加工素材Wを第1ストッパの位置に進行させ、次の被加工素材Wの測定と検出を行うことにより連続して被加工素材の測定検出を行うので、迅速な検査ができる。
また、被加工素材が進行する搬送装置の進行路上に被加工素材の径及び長さを計測する測定手段を設けることにより事前に寸法不良の素材を測定し、材質を検出する材質検出手段を設けることにより異材の混入を検出する。制御手段がこの測定、検出手段の信号を受けて排出装置を駆動して不良品を進行路に排出するので、不良素材の混入によるビレットヒータの損傷や鍛造加工における金型破損が防止される。
【0022】
また、前記搬送装置は、V字型断面をなす供給樋を素材が自重により滑動移動するような角度をなして配設されているので特別の移送動力がなくても素材の移送ができ、またこの供給樋に素材の不足、満杯を検出する減及び満検出センサを設けて自動的に素材を供給するので連続操業が容易である。さらに、素材の径及び長さの測定手段及び材質検出手段の信号値が制御手段に送られ、この信号値と制御手段の記憶部にあらかじめ記憶した規格値とが比較されて素材の規格内または規格外が判断され、規格外の素材は排出装置により移動ラインの外に排出されるので、不良素材が誘導加熱、鍛造の連続工程に入ることがない。
【0023】
また、前記径、長さ測定手段はレーザ変位センサから構成され、材質検出手段は渦電流式センサから構成されているので、精度の高い測定検出ができる。さらに、渦電流式センサ緩衝装置を介して被検出体に押圧されるので、センサの破損が防止され、かつ精度の高い検出ができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明構成のビレットヒータ用測定装置によれば、素材の加熱と熱間加工を連続的の行う場合など、例えばビレットヒータと鍛造機とを連結してバルブ素材からエンジンバルブなどを連続工程で加熱、鍛造する装置などにおいて、これら工程に入る加工素材を自動的に連続して寸法、材質を測定検出して、不良品が排除されるので不良素材の混入によるビレットヒータの損傷や鍛造加工における金型破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の側面図である。
【図2】本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の測定部と排出部の拡大詳細図である。
【図3】本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の材質検出センサの緩衝装置の1例を示す図である。
【図4】本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の制御手段の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明実施形態のビレットヒータ用測定装置の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フィーダ
11 搬送装置
12 供給樋
13 可動樋
14 シリンダ
22 減検出センサ
23 満検出センサ
24 第1ストッパ
25 シリンダ
26 ワーク押え
27 シリンダ
28 第2ストッパ
29 シリンダ
31 径測定センサ
32 長さ測定センサ
33 材質検出センサ
34 緩衝装置
35 シリンダ
36 ロッド
37 ピン
38 コイルばね
39 板
40 制御手段
41 制御部
42 記憶部
43 駆動部
50 シュート
51 受箱
61 曲樋
62 コンベア
W ワーク(被加工素材)

Claims (4)

  1. ビレットヒータに供給する定尺切断された被加工素材の測定装置において、被加工素材が自重により移動ラインを滑動移動するように角度を設けて配設された供給樋を備えた搬送装置と、該供給樋の途中に設けられた被加工素材の移動を抑止する第1ストッパと、該供給樋の第1ストッパの排出側に該第1ストッパから被加工素材の長さ以上の間隔をおいて設けられた第2ストッパと、前記第1ストッパの供給側に該第1ストッパから被加工素材の長さ以上の間隔をおいて設けられた被加工素材の移動を拘束するワーク押えと、該供給樋に沿って設けられた被加工素材の幅又は径を測定する径測定手段と、被加工素材の長さを測定する長さ測定手段と、被加工素材の材質を検出する材質検出手段とを備え、前記第1ストッパにより前記供給樋に供給される先の被加工素材の移動を抑止し、前記ワーク押えにより続く次の被加工素材の移動を拘束し、この位置で前記径測定手段により先の被加工素材の幅又は径を測定した後、前記第1ストッパによる先の被加工素材の抑止を解除して先の被加工素材を自重により第2ストッパの位置に移動し、該位置で前記長さ測定手段及び材質検出手段により先の被加工素材の長さ及び材質を測定、検出して先の被加工素材の検査を終了し、前記第2ストッパによる先の被加工素材の抑止を解除して先の被加工素材を自重により排出し、同時に並行して前記ワーク押えを解除して次の被加工素材を前記第1ストッパの位置に移動させて、次の被加工素材の前記測定と検出を行うことにより、連続して被加工素材の検査を行うように、前記径測定手段、長さ測定手段及び前記材質検出手段と、前記第1ストッパ、第2ストッパ及び前記ワーク押えとの駆動を制御する制御手段を備えたことを特徴とする誘導加熱又は抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置。
  2. 前記供給樋の第2ストッパの位置に可動樋を設け、前記径測定手段、長さ測定手段及び前記材質検出手段により測定検出された被加工素材の測定、検出値が規格値外を検出すると、該可動樋が作動して該被加工素材を前記移動ラインの外に排出する排出装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱又は抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置。
  3. 前記供給樋に供給される素材の不足及び満杯を検出する減検出センサ及び満検出センサと、前記減検出センサの減信号により被加工素材を該供給樋に供給し、前記満検出センサの満信号により被加工素材の供給を停止するフィーダとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱又は抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置。
  4. 前記径測定手段と長さ測定手段はレーザ変位センサから構成され、前記材質検出手段は渦電流式センサから構成され、該渦電流式センサが検出時に緩衝装置を介して被検出体に押圧される機構を備えた請求項1から3のいずれかに記載の誘導加熱または抵抗加熱によるビレットヒータ用測定装置。
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