JP2570462Y2 - 圧造製品の二次加工機における工具寿命検出装置 - Google Patents

圧造製品の二次加工機における工具寿命検出装置

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JP2570462Y2
JP2570462Y2 JP742192U JP742192U JP2570462Y2 JP 2570462 Y2 JP2570462 Y2 JP 2570462Y2 JP 742192 U JP742192 U JP 742192U JP 742192 U JP742192 U JP 742192U JP 2570462 Y2 JP2570462 Y2 JP 2570462Y2
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JP
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祐二 伊藤
昭三 園原
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Asahi Sunac Corp
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Asahi Sunac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧造機で圧造された一
次製品を回転駆動される切削工具に押し付けて先端の面
取り等の二次加工を順次に施すようにした二次加工機に
おいて、使用中の切削工具が耐用寿命に到つたのを検出
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、圧造製品の二次加工機の一例であ
る、一次製品の先端の面取り機の概要を、本考案の一実
施例を示す図1を参照して説明する。
【0003】図において、本体フレーム1には、2個の
ガイド筒2が取付脚3により取り付けられ、そのガイド
筒2に摺動杆5が軸線方向の摺動自由に嵌装されてお
り、その摺動杆5に、圧造機により圧造された一次製品
aを順次に挟持するチヤツク6の本体部7が固着されて
いる。
【0004】この摺動杆5は、後端側に装着された圧縮
コイルばね9の弾拡力で前進付勢されて、その先端に取
り付けられたフオロワ10が、モータ11により軸13
の回りに回転駆動される板カム12の外周面に押し付け
られ、板カム12の一回転ごとに一次製品aを一定スト
ロークで進退駆動するようになつている。
【0005】また、チヤツク6に取り付けられた一次製
品aの前方には、先端に面取り用のバイト16を取り付
けてモータ17により回転駆動されるスピンドル15が
装置されており、一次製品aが前進して、回転している
バイト16に押し付けられることによつて、順次に先端
の面取り加工が行われるようになつている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
面取り機では、同一のバイト16による切削回数が一定
以上に達すると、バイト16の切れ味が悪くなつて不良
品を作るおそれがあるために、その前にバイト16を新
しいものに交換する必要がある。
【0007】従来、このようなバイト16の交換時期の
管理には、切削回数をカウントする方法が採られていた
が、一次製品aの種類により、その材質や切削量が異な
る等によつて、バイト16の耐用寿命も異なるのであつ
て、一次製品aの種類ごとに耐用寿命を把握する必要が
ある等管理がきわめて難しく、正確性も期し難い欠点が
あつた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の圧造製品の二次
加工機における工具寿命検出装置は、叙上の点に鑑み案
出されたものであつて、一次製品と一体的に進退する部
分に被検出部材を設けるとともに、その被検出部材の前
の本体フレームに、その被検出部材の前死点位置にお
けるその被検出部材までの距離を検出する検出器を固設
し、その検出器の検出値を予め定められた基準値と比較
して検出値が基準値を超えたときに警告信号を送出する
比較器を設けた構成とした。
【0009】
【作用】切削工具が耐用寿命内にあつて正常な切削加工
が行われているときには、一次製品並びにそれと一体的
に進退する被検出部材は一定のストロークで進退してそ
の前死点位置も一定となり、従つて、検出器から得られ
る検出値も一定となるはずであつて、その一定の値が比
較器における基準値として予め設定される。切削工具が
耐用寿命内にある場合は、検出値と基準値は当然に一致
するから、警告信号は出されない。
【0010】切削工具に耐用寿命が来てその切れ味が悪
くなると、切削工具の抵抗が増すことにより、ばね弾力
により前進付勢されているにも拘わらず一次製品が所定
位置まで前進できず、そのため被検出部材の前死点位置
が後方に下がる。そうすると、検出器から得られる検出
値が増大して基準値を超え、それにより比較器から警告
信号が出される。
【0011】
【考案の効果】このように本考案によれば、切削工具が
耐用寿命に到ると、比較器から警告信号が出されること
により直ちにそれが直接的に検出されるのであつて、複
雑な管理体制を一切必要とせず、切削工具を適正な時期
に確実に交換することができる効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説
明する。本実施例では、前記した摺動杆5に固着された
チヤツク6の本体部7の側面に被検出部材20が突設さ
れているとともに、その前方に対応するガイド筒2の取
付脚3に、距離センサ21が取り付けられている。
【0013】この距離センサ21は、板カム12の回転
軸13等に付設した制御器22から発せられるタイミン
グ信号により、上記の摺動杆5がストロークの前端位置
に達するタイミング、すなわち、被検出部材20が前死
点位置に達するタイミングに合わせてその被検出部材2
0までの距離を検出し、その検出値を順次に比較器23
に送出するようになつている。
【0014】ここで、バイト16が耐用寿命内にあつて
正常な切削加工が行われている間は、一次製品a並びに
それと一体的に進退する被検出部材20は一定のストロ
ークで進退してその前死点位置も一定となり、従つて、
距離センサ21から得られる検出値も一定となるはずで
あつて、その一定の値が比較器23における基準値とし
て設定される。そして、一次製品aの種類によつてその
切削量や切削形状が異なると、夫々に対応した異なつた
基準値を設定する必要がある。
【0015】本実施例では、比較器23に後記する選択
部25を介して設定部24が接続され、その設定部24
に、一次製品aの種類ごとに予め定められた基準値が、
一次製品aの種類を示す製品番号と互いに対応して記憶
されるようになつている。
【0016】選択部25は、製品番号を選択入力する
と、その製品番号に対応した基準値を設定部24から呼
び出して比較器23に送出するようになつている。
【0017】比較器23は、上記の距離センサ21から
の検出値を呼び出された基準値と比較し、検出値が基準
値を一定以上超えていると、警告信号を発するようにな
つている。
【0018】次に、本実施例の作動を説明する。まず、
加工する一次製品aの製品番号を選択部25により入力
して、比較器23においてその一次製品aの種類に対応
した基準値を設定する。
【0019】バイト16が耐用寿命内にある場合は、距
離センサ21からの検出値が基準値と一致するから、警
告信号は出されない。
【0020】バイト16に耐用寿命が来てその切れ味が
悪くなると、バイト16の抵抗が増すことにより、一次
製品a並びに摺動杆5が、圧縮コイルばね9の弾拡力で
前進付勢されているにも拘わらず、フオロワ10が板カ
ム12の外周面から離間した状態を取つて所定位置まで
前進できず、そのため被検出部材20の前死点位置も後
方に下がる。そうすると、距離センサ21から得られる
検出値が増大して基準値を超え、それにより比較器23
から警告信号が出される。
【0021】すなわち、本実施例によれば、初めに一次
製品aの製品番号を入力してその種類に対応した基準値
を設定しておけば、稼働中にバイト16が耐用寿命に到
ると、警告信号が出されることにより直ちにそれが直接
的に検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部切欠正面図及びブロツ
ク図である。
【符号の説明】
a:一次製品 1:本体フレーム 2:ガイド筒 3:
取付脚 5:摺動杆 6:チヤツク 7:本体部 9:圧縮コイルばね 1
0:フオロワ 12:板カム 15:スピンドル 1
6:バイト 20:被検出部材 21:距離センサ 22:制御器 23:比較器 24:設定部 25:選
択部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧造機により圧造された一次製品を順次
    に挟持するチヤツクを、本体フレームに取り付けたガイ
    ドに沿つて軸線方向の摺動自由に装置した摺動杆に取り
    付け、該摺動杆をばね弾力で前進付勢することによりそ
    の先端に設けたフオロワを回転駆動されるカムに押し付
    けて、該カムの回転により一次製品を進退駆動させ、該
    一次製品の前進時に該一次製品の被加工部分をその前方
    に設けたスピンドルに装着した切削工具に押し付けるこ
    とにより、順次に二次加工を施すようにした圧造製品の
    二次加工機における工具寿命検出装置であつて、前記一
    次製品と一体的に進退する部分に被検出部材を設けると
    ともに、該被検出部材の前方の前記本体フレームに、該
    被検出部材の前死点位置における該被検出部材までの距
    離を検出する検出器を固設し、該検出器の検出値を予め
    定められた基準値と比較して前記検出値が前記基準値を
    超えたときに警告信号を送出する比較器を設けたことを
    特徴とする圧造製品の二次加工機における工具寿命検出
    装置。
JP742192U 1992-01-24 1992-01-24 圧造製品の二次加工機における工具寿命検出装置 Expired - Lifetime JP2570462Y2 (ja)

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JPH0560755U JPH0560755U (ja) 1993-08-10
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